2009年11月16日 (月)

傍聴マニア 大忘年会 告知!

期日:2009年12月7日(月)17時30分~19時30分

場所:国土交通省 ニッコクトラストの食堂(中華)

 裁判所の正門の向かい側にあるのが、総務省や警察庁などが入った合同庁舎2号館。2号館へは、1階正面からも地下(地下鉄のほう)からも入れる。
 受付で住所・氏名等を入館票に書かされる。国土交通省の不動文字に丸を付け、「食堂」と記入。入館パスの貸与を受け、ICゲートを通過
 以下、1階から入館した場合について説明する。地下から入館した場合はまず1階へ。
 1階フロアを奥へ向かって(裁判所を背後にする位置関係)どんどん進む。途中、右手に喫煙所あり。
 間もなく正面に階段とエスカレータがある。その付近から、国土交通省が入る合同庁舎3号館になる。
 階段またはエスカレータを上がると、そこが国土交通省の食堂等のフロア。ゴールはもうすぐsign01 左手に守衛室がある。その前を通過してすぐ、右へ曲がった先に、目指す食堂がある。
 右へ曲がらず真っ直ぐ進み、突き当たってから右へ曲がると、その先にも大きな食堂があるが、そこは違うょ! 迷った場合、「担々麺とか酢豚とかある国交省の食堂はどこ?」と尋ねよう。ただし、合同庁舎2号館の地下(目指す食堂からは2フロア下)にも中華の食堂があるので、尋ねるのは合同庁舎3号館に入ってからにしよう。

参加資格:傍聴マニア等

 「傍聴マニア」の定義は現時点では曖昧。そのへんは各自の判断に任せる。東京高地簡裁・家裁の傍聴人に限定しない。
 被告人、裁判官、書記官その他裁判所の職員、検察官、警察官又は過去にそれらであった者も参加可とする。

予約:不要

 食堂の一角がパーティションでゆるく仕切られて当忘年会のエリアとなる(予定)。そこへ、何時に来るのも自由。19時30分より前に去るのも自由。

会計方法:自己の飲食分を各自が支払

 したがって、ラーメン(450円)を注文し、食べて、少しお茶(無料)など飲み、450円だけ支払ってさっさと帰ることもできる。そのへんは各自の自由。たくさん飲食したい人は、たくさん注文・飲食し、自分で支払う。どうです、こんな忘年会、ないでしょ。

メニュー:一部以下に

 ビール中びん500円、生ビール500円、サワー300円、紹興酒ボトル1200円、焼酎ボトル2500円、ソフトドリンク300円…。
 担々麺580円、焼きそば550円、炒飯500円、日替わり定食480円、550円、600円…。
 いかげそ唐揚げ380円、ポテト380円、餃子500円、からあげ500円、ニラレバ炒め600円、酢豚600円、麻婆豆腐600円、牛肉とピーマンの炒め650円、青菜と豚の角煮650円…。

プログラム(予定)

 17時45分とか適宜の時刻から、陳述拒否権を告知のうえ、各参加者に各自2~3分、最大5分程度で(時間は参加人数等にもよる)、以下のことを述べていただこうと思ってます。
 ①氏名(通称等可)、②生活手段(つまりどうやって食ってるか)、③裁判傍聴に通うようになったきっかけ、④どんな理由でどんな裁判をもっぱら傍聴しているか、⑤心に残る裁判を1つか2つ簡潔に(法廷外のエピソードも可)、⑥あなたが考える司法改革(マジメなものでなくても可)。
 司会は私(今井亮一)。司会指揮に対し異議を述べる権利が各参加者にあります。

二次会:なし

 私は遅くとも20時過ぎには帰途につかねばならない。

libra どうでしょう、こんな感じで考えております。今週中には、紙にプリントして裁判所内で適宜手渡そうと思ってます。ただし、「傍聴マニア」の定義自体が曖昧であるうえ、私は全傍聴人を把握しておらず、渡しきれないことは当然予測されます。そこは御勘弁を。
 懇親ということは、あまり考えてません。ま、司法史上初かもしれないことを、いっぺん試しにやってみるか、という趣旨なので、ま、いっぺん試しに覗いてみるか、ということでご参加ください。

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2009年11月15日 (日)

やってない犯罪の現場見取図をなぜ書けたのか

oneoneonefour日(土)

 14時から港勤労福祉会館で、「無実のゴビンダさんを支える会」主催の、「警察はなぜ私を犯人に仕立て上げたのか? 柳原浩さん(富山冤罪被害者・国賠原告)を迎えて 『なぜ国家賠償請求訴訟を闘うのか』」。

 原稿のゲラに、1行足りない項が3カ所アリ、急ぎ書き足し。14時を少し回って会場へ。また満員で座れなかったらどうしよぉ、とひやひやだったが、意外にも楽々座れた。なんでsign02 信じられない。都内で他に冤罪関係の大きな集会があったんだろうか…。

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 強姦と強姦未遂、被害者も被害現場もまったく知らない柳原さんが、どうやって警察官らを現場へ案内できたか、どうやって白紙に現場の見取図を書けたか、どうやって自白できたか等々、驚きや憤りなんてものを遙か通り越し、もう笑うしかない…みたいな。

 柳原さんが有罪になって服役を終えたのち、真犯人がいることが(他の県警の捜査により。←ここ大事sign01)判明し、富山県警は柳原さんに謝罪した…とされているが、柳原さんは語るのだった。富山中央警察署の会議室へ呼び出した2人の警察官は、「今回はちょっと悪かったな」と軽く会釈し、「ちょっと食事でもせんか」と言い、「うちにも非があるけど、(自白した)あんたにも非はあるぞ」という態度だった、と。
 そのうち1人の警察官は、退職し、若い警察官の指導に当たってるという。あら~、何を教えるのかな~。shock

 真犯人は、富山での強姦と強姦未遂について富山県警が、おそらくは無実と承知で(?)柳原さんを逮捕、送検したあとも、同様の犯行を続けていた。そうして、柳原さんが服役を終えてだいぶ経ってから、他の県警で逮捕されたのだ。

 国賠の被告は、答弁書と第1準備書面を提出した時点では、原告(柳原さん)が勝手に自白したのが悪いのだと、全面的に争ってるそうだ。
 こういう事件が国賠の裁判に発展した場合、彼らは必ず、どんな無理スジの詭弁を弄しててでも徹底的に争う。費用はどうせ税金だってこともあるし。

 本件の場合、被告のうち1者は国。代表者は法務大臣。
 その後、法務大臣が替わったんだょね。現在の法務大臣は、参議院議員の千葉景子さん。この人、なんと、提訴時の127人の代理人弁護士団の1人なのだそうだsign03 同一人物が原告代理人弁護士(の1人)であると同時に被告であることはできない。だから現在、弁護士団は126人なのだそうだ。ひぃ~、自民党時代はそんなことあり得なかったょね~。
 千葉大臣、警察の悪質なデッチ上げを認めて和解あるいは認諾すれば、ほんとに“革命”だょ。日本が日本でなくなってしまう。いったいどうなるんだろう。
 もしも千葉大臣が、「捜査に違法はなく原告が勝手に自白したのだ。国側に責任はない」という立場の「代表者」であり続けるなら、そのこと、自民党は国会で突っ込むのか、突っ込めるのか。どうなるんだろう。

第一条  国又は公共団体の公権力の行使に当る公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によつて違法に他人に損害を加えたときは、国又は公共団体が、これを賠償する責に任ずる。
○2  前項の場合において、公務員に故意又は重大な過失があつたときは、国又は公共団体は、その公務員に対して求償権を有する。

 富山地裁で行われてるこの国賠、次回期日は11月20日、その次は1月21日、その次は3月11日の予定だそうだ。
※ 富山冤罪国賠を支える会

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2009年11月14日 (土)

検察控訴の控訴審

 『冤罪File(ファイル)』2009年12月号、53ページの最後に出てくる「半田靖史裁判長」は、現在は東京地裁・刑事第21部の部総括判事だ…。

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oneoneonethree日(金)

clip 10時50分から東京高裁・第6刑事部(出田孝一、多和田隆史、兒島光夫裁判官)、傍聴券なしで102号法廷を使っての、被告人2人(1人は元暴力団組長)の、「電磁的公正証書原本不実記録、同供用、電磁的公正証書不実記録幇助、同供用幇助」と「電磁的公正証書原本不実記録、同供用」の控訴審第1回。検察控訴。報道されてる

 これ、宮崎学さんによれば、ビル所有権移転にからみ、とんでもないことをやった者がいて、そこに警視庁のある警察官が現れ、ムリムリ暴力団の刑事事件に仕立て、ムリムリぶりは明白だったので一審東京地裁は無罪とした事件だ。
 

上場企業が警察に抹殺された日 Book 上場企業が警察に抹殺された日

著者:宮崎 学
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 この本upは、ビル所有権移転なんてチンプンカンプンな私にも面白くイッキに読めたょ。本を読んで、高裁へ出てきたらぜひ傍聴しようと、待ってたわけ。

 今日の控訴審には、本に登場する企業名や人物名がばんばん出てきた。そりゃそうだょね。
 検察官は、3人の証人調べを請求。弁護人(ぜんぶで9人)は、まったく不必要と意見を述べたが、出田裁判長は2人を採用。
 検察官によると、採用された2人のうち1人は証人出廷の確約を得ているが、1人(珍しい姓の弁護士)は、検察官が4回電話したが事務員しか出ず、事務員を通して証人出廷するつもりはないと言われたんだそうだ。
 それでもその2人の尋問(予定)を決め、次回は12月4日(金)13時10分~17時。次々回は12月25日(金)10時~15時。宮崎さんの『上場企業が警察に抹殺された日』を読んでから傍聴すると、各別だと思うょ。
 どうです、危うく買いそうになっちゃうでしょ。買っちゃえ、読んぢゃえ、傍聴しちゃえ。happy02
※このように言うのは、賢明なる諸兄にはバレバレのとおり、傍聴席100席くらいなのに傍聴人はそれほどでもなかったから。ただし記者席は9席のうち8席まで埋まってた。

 弁護人があれだけ不要という証人調べを、なんでやるのか。無罪をひっくり返すのか。いや、一概にはそうは言えないと私は思う。控訴棄却(無罪維持)とした場合、検察は上告するかもしれない。そのとき、審理不尽だと言われないよう、審理を尽くした形にして控訴棄却、というのもアリなんじゃないか。←ナマイキなこと言ってごめんね~wobbly

 ところで、
「えっ、検察官が控訴とか上告とかできるの?」
 と、ときどき言われる。
 刑事裁判の役割・目的は、無罪の発見。←これは私だけが言ってるんじゃない。先日、ある現職裁判官も同じこと言ってた、「無辜の不処罰」という言葉を加えて。

 犯人を捕まえて処罰するのは、行政庁である警察・検察が行う。警察・検察はどんどん犯人を捕まえどんどん処罰する。社会秩序を守るために。
 でもって警察・検察は、被告人・弁護人に比べて強大極まる権限を持ってる。警察・検察はその被疑者・被告人を捕まえて処罰する専務的従事者だが、被告人・弁護人は違う。
 しかも、警察・検察は、さまざま証拠のうち被告人に不利な証拠だけを集めること、集めた証拠のうち被告人に有利な証拠を隠すことが許されている。
 かつ、やはり行政府、何十年も前に建設が計画されたダムの、その建設理由が失われても、なんだかんだと建設してしまおうとするのと同じで、無罪とわかっても有罪にしようとする。内側から止めることはできない。そういう傾向、性向、性癖がある。
 刑事裁判は、圧倒的に検察側が有利で強いのだ。

 そんななかで、一審の裁判官が、十分に調べて無罪とするのは、たいへんなことであって、一審が無罪なら、それで確定させればいいのだ。
 先進国といわれる国では、たいがい検察側は控訴できないと聞く。
 ところが日本では、検察側は、一審の無罪に対しても、二審の無罪に対しても、とことん争って有罪を勝ち取ることができる。三審制で有罪が確定したあと、新たな証拠があって再審開始が決定しても、まだ検察側は異議を申し立て再審を行わせないようにすることができる。すんごいょね。
 そういう事実に背を向け、現在すでに正しく行われている刑事裁判、への国民の理解と信頼を深めるために導入されたのが、裁判員制度なわけ。

cafe それが11時07分に終わり、私は弁護士会館へ。5階の会議室で、「裁判員制度はいらない!大運動」主菜もとえ主催の、座談会を聞きに。
 なんと、千葉地裁の裁判員裁判の候補者名簿に登載されたお1人、東京地裁と秋田地裁の候補者名補に登載されたうえ候補者に選ばれて出頭させられたお2人、が参加。
 こんな座談会は史上初なんじゃない? 面白かったよぅsign01
 大運動が創刊した、裁判員制度のすべてが刻々わかる『裁判員制度はいらない!全国情報』(1部100円)に掲載されるそうだ。
 それから、そのお3人も実名・顔出しで参加し、10階の会議室で記者会見。

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 結局、なんだかんだで裁判所へ戻ったのは14時過ぎ。13時30分からの、一審が東京簡裁の、エスカレータの盗撮の控訴審の審理は、もう終わったろう、と1階の開廷表をぱらぱらめくったら、簡裁で「道路交通法違反」の判決があった。しっ、信じられないっ、なんで手帳に書いてないのsign02

clip もう終わっちゃったよな~crying と泣きながら東京簡裁826号法廷の前へ行くと、「開廷中」の灯りが点いてた。入ると、まだ言渡しの途中だった。おおっ。
 これは、第1回が8月26日、第2回が9月11日、第3回が9月25日、第4回が10月30日だった、バイクの酒気帯びの否認(運転してない、またがって足で蹴って進んでた)だ。
 結局、被告人の供述は不自然で信用できない、とされた。
 裁判官は最後に主文をくり返してくれた。罰金35万円、訴費不負担。仮納付の必要は認められない。

 傍聴席にいる男女は被告人の身内? と思ったら違った。廊下へ出ると、女性が2人、826号法廷へ入っていった。1人は、かちっとしたお洒落な若い女性。なに?

clip 続けて、13時30分~14時10分のはずだった「窃盗」の新件の、弁護人からの被告人質問。そのお洒落な若い女性が被告人だった。
 さらにその前の裁判が押して、時間がなくなり、即決裁判手続きだもんだから今日中に終わらせようと、「道路交通法違反」の判決を挟んだんだろうか…。
 拒食症の、コンビニでの焼きそば入りお好み焼き2パックの万引だった。拒食症の若い女性による食料品の万引は過去にも傍聴してきたが、は~、そういうことなのか、と考えさせれられる被告人質問だった。
 求刑は懲役1年。
 傍聴席の男女は、その両親。少なくとも母親はだいぶ遠くから上京したそうで、即決裁判手続きでなくても直ちに判決か、と思ったら虎井寧夫裁判官は、2週間後とした。なんでsign02 もっ、もしかして…。判決、絶対傍聴しなければsign03

 長く傍聴してきての、まったくの無責任な印象で恐縮なんだけど、虎井裁判官は、それぞれの場でマジメにひたむきな人が好きなのかな、という気がする。というか多くの人がそうだよね?

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2009年11月13日 (金)

革命政権の「事業仕分け」を見てきたよ

 東京地裁の「道路交通法違反」を傍聴するため、大廊下から小廊下へ入ったら、小廊下の先の一般待合室の方角から、セーラー服の女子中学生が3人、あっsign01 小廊下右側に3つ並んだ20席の法廷のうちの真ん中、私が入ろうとしている法廷へ駆け込んだ。
 3人とも手ぶらだ。荷物を席に置いて、外へ出てたに違いない。てことは、クラスメートと引率の教員がすでに10数名、中にいる可能性が大。もう座れないかもっ、ちっきしょぉっsign01
 そんな悪夢で目が覚め、いったん起きたがまた寝て…。

oneoneonetwo日(木)

clip 13時10分から東京地裁715号法廷で「贈賄」の判決。
 これ、第1回は10月21日、「収賄」と「贈賄」と分離され、「収賄」の警察官(当時)は否認で続行、自白の「贈賄」だけ今日判決となったのだ。
 懲役10月、執行猶予3年。
 訴訟費用が不負担だったのが意外だったほかに何もないが、何もなくても見届けておこうと。
 傍聴人は、始まる直前で、記者らしきと警察官らしきと、私も含め7~8人か。
 通訳に時間がかかり、13時28分閉廷。

 13時30分から、1フロア上の南の端っこの地裁828号法廷で「道路交通法違反」の新件。1フロア上の大廊下を挟んだ東側の818号法廷で「脅迫」の新件。
 15~20秒の差で、818号法廷のほうが近い…。

 13時29分頃、東側の非常階段を駆け上がって818号法廷へ。
 ちょうど、もっぱら暗色スーツの男性たちがぞろぞろ出てくるところだった。何? 以前、どうしても傍聴したかった裁判で席を譲ってくれた(官舎剣劇、もとえ感謝感激!)傍聴マニアのおじさんに聞いたら、三菱UFJ銀行の…と。はは~、もしかして、10月15日に審理を傍聴した、三菱UFJ証券の顧客情報約5万人分を名簿業者に売却したって事件の、今日判決だったのか?

P1030571 clip 13時30分から地裁818号法廷(江見健一裁判官)で「脅迫」の新件。
 起訴状朗読の途中で、女子中学生か女子高生か、20人くらいかな、もっとかな、ぞろぞろ入ってきた。今朝みた夢を思い出した(笑)。
 被告人(身柄、拘置所)は、六代目山口組系の、いわゆる暴力団員。毎月15日に10万円のみかじめ料を取っていた店舗型性風俗店、の店長がオーナーになかなか連絡を取らせない(オーナーがなかなか連絡しない)のに腹を立て、「こっちは道具抱えて何度も修羅場くぐっとんじゃ」等々脅迫した、というふうなことで、和やかに進行したのだが、な~んか、真実は法廷へ出てきてないんじゃないかと思わせる事件だった。
 罪数的なこと、犯行の回数について裁判官が検察官に疑問を何度か言ったことが、マニア的には面白かった。というか、包括的一罪とかしっかり勉強しなきゃダメじゃん俺。
 求刑は懲役1年。前科はあるものの、判決から10年以上たっており、刑の執行終了からは7年9カ月ほどたってるんだという。
 14時26分閉廷。

 1階へ下りるエレベータで、その女子たちの一部といっしょになった。情状証人の女性の姓が被告人と違うことに驚く者あり、奥さんじゃないのでは? と言う者あり。
 あの人は、内縁の妻。奥さんだけども婚姻届けは出しておらず、戸籍は別なのだょ、そういう関係も大人にはあり、諸君のうち何人かは将来そうなるのだょ、イムジンガン天城峠もみんな越えてしまうのだょ、とはシカシ言わず、私は階数表示のランプを見ていた…。

天城越え/裏町夫婦草 Music 天城越え/裏町夫婦草

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著者:黒崎 裕一郎
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bud 某氏に教えてもらい、農林水産省のあそこへ。
 今週は落花生。昼飯代わりに落花生を7個ほど食べ、お土産をもらったよ~、うふふ。
 でも、かえってさらに腹がへり、裁判所へ戻って地下でかけそば大盛り290円。それから市ヶ谷へ。

P1030573 dollar 某氏から実況中継のメールを何度ももらい、そんなに面白いんなら私もちらっと見るだけ見てこようか、せっかく東京であるんだしと、行政刷新会議の「事業仕分け」を傍聴に。
 いや~、これはマジ面白かったsign01 いろいろ批判もあるんだろうけど、傍聴してみると、「革命政府」という言葉が思い浮かぶ。民主党の若い議員たち、たとえば泉ケンタさんとか、たいしたもんだ。自民党なんてもう、誰にも知られず雲散霧消していくしかないんじゃないか。
 どこがどう面白かったか、書くヒマがない。もう寝なきゃ。しかし、いや~、良いものを見せてもらった。あれは一見の価値がある。お礼に、いつもの飴玉を1個、某氏にあげた。そしたら缶コーヒーをゴチになってしまった。わらしべ長者か(笑)。

わらしべ長者
配信元:電子書店パピレス
提供:@niftyコンテンツ

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2009年11月11日 (水)

懲戒請求取下から7カ月後の懲戒処分

 今日は10時から東京地裁719号法廷で「道路交通法違反」の審理があった。その第1回の期日を、なぜか私は把握してない。もしや否認だったら…。
 11時30分からは東京高裁805号法廷で、10月28日に第1回を傍聴した、気になる「自動車運転過失致死」の判決があった。
 13時10分からは高裁622号法廷で、「業務妨害」(虚偽の110番通報)の判決。
 13時30分からは地裁813号法廷で、簡裁から移送になった「業務上過失致死」(エレベータ工事中の死亡、否認)の審理があった。
 そして15時から「道路交通法違反」の新件。

 これだけ揃ってて、裁判所へ行かないってアリかsign02
 と今ふり返れば驚いてしまうけど、行かなかったのだょぅ。
 朝、強い雨が降ってたし、何より、木曜と金曜はどうしても行かねばならず、土曜は「警察は、なぜ私を犯人に仕立て上げたのか? 柳原浩さん(富山冤罪被害者・国賠原告)を迎えて」があるところ、単行本の作業がぜんぜん進んでないので。ここらで丸一日、作業の時間を取らないと、間に合わなくなってしまうので。

 コメント欄でお教えいただいた報道に(ありがとねnote)、ここでちょとコメントしとこう。
 以下、11月9日付け読売新聞。 

高山俊吉弁護士に戒告処分…東京弁護士会
 東京弁護士会所属の高山俊吉弁護士(68)が、交通事故の調査業務を巡り、同会から戒告の懲戒処分を受けていたことが分かった。
 高山弁護士の代理人によると、処分は10月30日付。高山弁護士は2007年5月、広島県内で起きた自損事故で死亡した男性の妻から、保険金を請求できるかどうか調査するよう依頼を受けたが、調査の最終結果を伝えていなかったという。
 妻は同会に懲戒請求をしたが、高山弁護士が和解金を支払い、今年3月に請求が取り下げられたという。高山弁護士側は処分を不服として、日本弁護士連合会(日弁連)に処分取り消しの審査請求と処分の効力停止を申し立てた。
 高山弁護士は裁判員制度に反対する弁護士の中心メンバー。これまで日弁連会長選挙に5回連続で立候補し、落選している。日弁連によると、懲戒処分を受けた弁護士は、処分の効力が停止されるなどしない限り、処分から3年間、会長選挙に立候補できない。 

 この件について私はまだ当事者から話を聞いてないので、新聞記事を読んだだけでの感想になるけれども…。

 期日や書面の差し出し期限を絶対忘れないよう、弁護士はそうとう神経をつかってるという。しかしそれでも、たま~に忘れる(忘れそうになってあわてる)ことがあるんだという。「調査の最終結果を伝え」ることを失念する、怠ってしまうことも、ときにあるだろう。
 弁護士の場合、私なんかと違って「忘れちゃった、えへっcoldsweats01」では済まないことが多いはず。依頼者は怒る。当然だ。とくに、(記事の件はどうか知らないが)一般に「弁護士に依頼すれば何でもすべて自動的に100点満点の結果になる」みたいな思い込みがあるようで、そういう人の怒りは凄まじいだろう。
 だからミスは絶対に許されないのだが、弁護士とて人間だもの、ミスることがある。もしもミスったら、十二分にフォローしなければならない。損害を賠償して、許してもらわないといけない。たいへんだ。でも、やらきゃいけない。
「人間に失敗は付きもの。仕方ない。人間の価値を決めるのは、犯した失敗をどうつぐなうか、フォローするか、だ」
 といわれる。

 記事を見ると、「和解金を支払い…(懲戒)請求が取り下げられた」とある。高山弁護士は、損害を賠償して許してもらったんだね。
 ところがsign01 懲戒請求の取り下げから少なくとも7カ月経過して、取り下げられた懲戒請求をもとに、日弁連は懲戒処分をした。はぁ? どゆことsign02

 これはもう、アレしか考えられないっしょ。
 前にも書いたけど、高山弁護士は前回(2008年2月)の日弁連会長選挙で、裁判員制度に真っ向から反対して立候補し、負けたは負けたけど、惜しいとこまでいったのだ。
 次の選挙は2010年、つまり来年の、たぶん2月。
 2009年6月に法が施行され8月から始まった裁判員裁判、これまでは、争いのない、すぐ終わる事件ばっかりだったけど、12月、1月は、長い公判前整理手続き(いわば密室で主張や証拠を削り落とす作業)を経て、それでも3日や4日じゃ到底終わりっこない、求刑が死刑の事件、内心じゃなく事実を否認する事件、負担が重すぎて国民が嫌気をさす事件が、どんどん出てくるはず。新聞・テレビも、批判の側に回る可能性がある。
 というか、結局“裁判ショー”にほかならない裁判員裁判は、人もカネもふんだんに使える検察のほうが圧倒的に有利=弁護士に不利、という事情もあるし。
 そうすると、次回の日弁連の会長選に高山弁護士が立候補した場合、ついに当選しちゃう可能性が大いにあるsign01 国&日弁連(の推進派)にとっては、一大事sign01
 そこで、推進側はあの宇都宮健児弁護士を立てるそうな
 宇都宮弁護士には、私はむか~し、サラクレ(サラ金・クレジット)被害の関連でちょと取材に行ったことがある、事務所へ。地道に頑張ってる人、との印象を受けた。
 しかし、日弁連の会長選ってことになると、これはどうも“高山つぶしのタレント候補”…弁護士さんたちもそう感じてるようだ。
「日弁連執行部、あざといねぇ(笑)」
 となり、かえって“高山票”が増えるかも。絶対絶命のピンチだぞ国&日弁連(の推進派)よ。

 とか思ってたら、上掲の報道だったわけ。ま~、びっくりしましたがな。
 つまり、国&日弁連(の推進派)は「このままでは高山が当選してしまうっsign01」と相当の危機感を覚えてたんだな、と全国の弁護士のかなりの割合が思ったんじゃないか。
 そして私は、裁判員制度はヤバイ、との思いをますます強めたのでありました。

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交通事故事件弁護学入門 Book 交通事故事件弁護学入門

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 なんか腰が痛い。単行本の作業で座りっぱなしだから?
 と思ってたが、どうも妙な感じ。左側だけが重く痛い。まさか、腎臓に軽い結石があるとかsign02 そういえばここんとこ、あまり水を飲んでなかったかも。石が大きくなり、あるいは尿管へ下りてきて七転八倒の激痛になったら…。それも傍聴席で突然…sign03 そのときは、書記官、よろしくお願いしますね。happy02

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 北海道裁判員制度を考える会

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2009年11月10日 (火)

最後のチャンスを与えてください

oneoneonezero日(火)

clip 9時50分から東京地裁813号法廷で、10月27日に第1回を傍聴した道路交通法違反」(酒気帯び0.26mg)の判決。
 懲役5月、執行猶予2年。訴訟費用負担。

run 急ぎ東京簡裁728号法廷へ。10時から「道路交通法違反」の新件。
 法廷に入ると、前の「窃盗」の判決をやっていた。まだ若く見える被告人は、今年4月に同種猶予判決を受け、その後焼肉店に就職、店主がまた雇用すると言ってるほどうまくいってたらしいのに(更生へ向けうまく動き出していたのに)、試聴したCDが欲しくなり万引。本件判決は懲役1年。前のと併せて服役することになる…というふうな内容かと聞き取れた。

 それが終わり、書記官も検察官も仕舞い支度を始めた。次の弁護人も被告人も来ない。あれ?
書記官 「(法廷を)閉めますので…」
 えっ、取り下げ? そうじゃなかった、次は10時30分からなのだった。はら~、よくあるこったよね~。happy02

 10時を若干回ってる。もう、他の法廷の10時からの新件へ行っても間に合わない。どうせ10時20分頃には出ることになるし。
 1階で民事の開廷表をチェックすると、38部に「射撃教習資格不認定処分取消」という事件名があった…。

 10時15分を回り、エレベータへ。
 7階への各階停止が遅いので、1階→8階のエレベータに乗ると、「あっ…えっ…」と、8階までノンストップと気づかず乗り込んだおじさんがいた。私は8階で降り、おじさんも8階で降り…迷ってるので「どちらの法廷へ?」と声を掛けてみた。728号法廷だという。ええ~っ。

clip 10時30分から簡裁728号法廷(岡野清二裁判官)で、「道路交通法違反」の新件。
 そのおじさん(60歳)が被告人。明け方、タクシー(個タク)を運転中、世田谷区内の環七内回りで、日本無線の測定機を使用したネズミ捕りにより、33キロ超過(測定値73キロ)。
 取締りは8月19日。9月8日に略式命令を受けた、と検察官が冒陳で言ってたから、本人が正式裁判請求したわけだ。
 主張は、いつも走る場所ではなく標識が見えなかった、どうして制限40キロなのか認められない、33キロ(超過)も出してない…。

 検察官請求の書証に当然、公安委員会による制限速度の決定の抜粋がある。それを、弁護人は不同意。
 その決定はつまり、確かに制限速度はこうですよ、というものであり、それを不同意としても意味はないと思える。書類をつくった人を証人として呼び、「制限速度はこうです」という主旨のことを証言させて終わるだけ。
 やり取りを一部抜き出すと…。
裁判官 「紙(決定の抜粋)がダメってなると、人(証人)呼んで…」
被告人 「あぁ、じゃぜひ呼んでいただいて、どういう方が来られるのか面白いですから」
裁判官 「いや、(規制があることの)確認ですからね。なんでこうなってるかじゃなくて…」
被告人 「私もこの道路は不思議で不思議で」
裁判官 「(弁護人に)先生、どうですか」
弁護人 「事前に私のほうで説明したんですが、まぁご覧のとおりで、もう明示の意思が明らかだと思いますんで」
 こんな展開、初めて! 私はもう…。
 とりあえず、その証拠に対する意見は留保として、取締りの警察官3人と、日本無線のヨシナガアキオさんを尋問する予定とし、4回ぶんの期日を決めて11時01分閉廷。
 もう2月の予定が入ってしまった。来年の手帳を買わねば。てゆっか、お前はいつまで続けるんだ、裁判所通いを。crying

 傍聴人は見事に私1人。5~6年前は毎回こうだったょね。

clip 早めに東京簡裁534号法廷(武内晃裁判官)に入ると、10時45分からの「窃盗」の審理の途中だった。
 被告人質問を普通にやってたし、事件番号に「等」があったので、今日は追起訴からだったんだろう、という推測は正しいのか。
 住み込みの麻雀店に就職し、1日も働かないうちに現金を盗んだ…らしい。被害者が2人だというのは、同僚なんだろうかお客なんだろうか。
 名古屋での「窃盗」で罰金20万円を受けてるんだという。若い被告人(身柄、留置場)は、もう絶対しない、最後のチャンスを与えてくださいと、一部泣きながら言うのだった。
 求刑は懲役2年

clip 続いて、3分ほど遅れて、11時30分からの「窃盗」の新件(即決裁判手続き)。
 被告人(身柄、留置場)は、洒落た茶パツの女性、57歳。ドラッグストアの前を自転車で通過してから、その店先に陳列されていた青色のトリートメント、紫色のヘアウォーター、合計1848円相当を万引したんだという。
 うつ病(躁鬱?)を患い、2002年頃から急に、万引の前歴4件、窃盗等の罰金前科3犯。
 なんと、数日後に娘が結婚するのだという。被告人は泣いて更生を誓ったが…。
裁判官 「今は拘置所(留置場)入って、たいへんなことした、もうしたくない、それは裁判官も疑ってるわけじゃない。だけどね、1カ月、1年たてば…」
 そうなんだよねぇ。とくに精神的に不安定とあっては…。
 直ちに判決。懲役1年、執行猶予3年、訴費不負担。
 12時12分閉廷。

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restaurant 地下で久しぶりに、かけそば大盛り290円。もう仮眠のヒマはなく。

clip 13時10分から東京高裁506号法廷で、10月20日の判決期日は弁護人が不出廷で流れた強姦、児童福祉法違反」の判決。
 被告人は身柄(拘置所)。グレーのスーツにワイシャツ、背中がやけにがっちりした中年男性だった。
 内妻の連れ子(12歳)に対し、内妻が迎合的な態度をとっているのをいいことに、暴力で抵抗を封じ、日常的に性的行為をくり返し、児童が妊娠したと知るや、見知らぬ男に強姦されたと虚偽の被害を児童に申告させ、堕胎手術を受けさせ…。
 控訴趣意の論旨は、懲役6年は重すぎて不当。
 控訴棄却、当審における未決100日算入

clip 13時30分から東京地裁816号法廷(前田巌裁判官)で、10月20日に第1回公判を傍聴した「自動車運転過失致死、道路交通法違反」の判決。
 弁護人が再開請求。2000万円で示談が成立し、うち200万円を支払い、宥恕を得たのだという。
 前科なし。被害者(76歳)にも横断禁止の道路を横断したという落ち度がある。どうするのか。
 5分弱、休廷。そして判決。
裁判官 「主文。被告人を懲役2年6月に処する。以上が主文です」
 タクシーを運転中、右前方約75mの地点に、右方から左方へ横断してくる被害者を認めたのに、前方を注視せず漫然60キロ(50キロ?)で進行、17.5mの地点で再び認めたが急制動は間に合わず、ボンネットの上にハネ上げ、路上に転倒させ、多発頭蓋骨骨折などで死亡させ、救護、報告の措置をとらず、減速すらしないまま逃走、数時間にわたり平然とタクシー業務を続け、言い訳をあれこれ考え発覚を免れようとした…。

 2007年9月19日、人身事故の措置義務違反の罰則が、5年・50万円から10年・100万円になってから、その罰則強化の反映を感じた判決は、現在の記憶としては、これが初めてかも。
 ただ、これは、完全に逃げ切ろうとしていた、と認められたわけで、間もなく現場へ戻っていたら、あるいは執行猶予だったんじゃないか。
 傍聴席から検察庁の職員が2人、バーの中に入った。保釈が取消になるようだ。13時47分閉廷。

 16時から高裁622号法廷で、10月13日に傍聴した検事控訴の「傷害」の判決があるのだが、それまで居られない。それは傍聴マニア諸氏にお願いし、たまたま別の事件で裁判所へきた知人というか友人というか、殺人についてはまったく無実の「殺人等」で確か10何年か勾留&服役した青年と話し…。

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 他の記事のコメント欄でお教えいただいた報道に、コメントしたいのだが、どうにもヒマがなく…。
 「重過失送致罪」「重過失起訴罪」「重過失判決罪」、さらに、過失と認められないケースは「危険判決致死傷罪」…そのことも、いずれ書かねばと思いつつ。
 ネタがあり過ぎ、時間がなさ過ぎ、どっちの“過ぎ”も、裁判傍聴に通い過ぎから生じてるわけで、これを人は「ジレンマ」というのか。「パンク」乃至「破綻」のほうが適当か。な~んて分かった風なこと言ってる場合じゃないょ。pout

 あそうそう、傍聴マニアの大忘年会(司法結社「憂国傍聴団」の結社式。うっそだよんbleah)は12月7日(月)にしようかと思うんですが、どうでしょう。

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2009年11月 9日 (月)

ヤジも飛び 和やか審理 千葉地裁

 酒井法子さんの「覚せい剤取締法違反」の判決は、傍聴席42席の東京地裁425号法廷(村山浩昭裁判官)で、11時30分~11時40分。“女のシャブ”を定点観測してきた傍聴マニア諸氏は傍聴できたんだろうか。
 私は千葉地裁へ。
 新宿から国鉄総武線の各駅停車で、72分もかかるんだねぇ。電車を降りてから、なんだかんだで30分近く歩いたろうか。
 しかも、13時30分からと思って13時頃着いたら、目指す公判は15時からだった(手帳にもそう書かれてた)。ひぃ~。

 長く工事してた千葉地裁、新しい庁舎が開かれたのは2009年4月らしい。私は初めて。ものすごく簡潔に立派で、びっくり。
 千葉地裁で時間に余裕があってぶらり傍聴するのも、初めて。ただ、食堂がある棟は、まだ仮設のプレハブ庁舎なのね。プラス、新庁舎の法廷前の廊下は狭く、ベンチがないんだね。これは違和感がある。

oneonenine日(月)

clip 13時から千葉地裁・刑事4部、713号法廷)向井宣人裁判官。若めの人)で、「公務執行妨害、傷害」の判決。
 原付バイクで走行中、不審と認められてパトカーから停止を命じられ、シンナー所持の発覚を恐れて逃走、警察官により組み伏せられた際、腹立ち紛れに、警察官の大腿部にシンナーをふりかけ、皮膚をどうこうしたんだという。
 同種前科6犯。うち本件と累犯の関係になる前科2犯。前刑の執行終了から1月足らずで「公然わいせつ」で罰金刑を受け、それから2年で本件犯行なのだという。
 途中から入ったので、懲役1年6月、シンナー没収、としかわからなかった。未決算入日数は不明。

 傍聴席は、2×2+5×2+2×2=18席。両端の2×2席は壁にくっつき、バーへ向かう通路は2つ。

clip 続いて13時10分から「窃盗」の判決。
 現金6000円を持っているのに、他に買い物したい、風俗店へ行くカネを貯めたいと、持ち金が減るのを惜しみ、コンビニで雑誌4冊、2650円相当を万引。換金目的でない雑誌の万引を傍聴するのは、久しぶり。
 同種執行猶予中で、懲役10月、未決30日算入。
裁判官 「何度か同じことをして、警察限りで許してもらったり、起訴猶予、執行猶予、これまでさんざんチャンスがあったのに、やはりここは一度、刑務所へ行ってきっちり…」

clip 続いて13時15分から「詐欺」の…判決かと思ったら審理だった。
 こういう時間の取り方は、東京地裁では珍しいよね。今日の千葉地裁の開廷表を見る限り、東京地裁のような、13時30分から1コマ、14時30分から1コマ…という原則は千葉地裁にはないみたい…。
 被告人は女性。今日は追起訴から。虚偽の書類等で住宅ローン約2500万円をみずほ銀行から振り込ませたんだそうだ。
 そういう「詐欺」も初めて傍聴する。つか私は「詐欺」はあんまり傍聴しないんだけど。
 途中で出て非常階段を上り…。

clip 13時25分から813号法廷(角谷比呂美裁判官。はつらつとした若い女性)のほうで、「道路交通法違反」の判決。
 主文は懲役3月…。あぁ、超過80キロ台のスピード違反か、いや、それは東京地裁の相場、千葉は違うかも…。
 …未決20日算入。
 恐喝未遂で執行猶予猶予判決を受け、おそらく酒気帯びで罰金刑を受けての、本件酒気帯び0.55mg(普通自二)なのだった。

clip 続いて13時30分から「詐欺」の審理(~14時10分)。
 被告人は26歳、身柄(警察留置場)。警察官は短い上着で、腰に手錠と警棒が見えてる。2人、異なる警棒。ふぅん。
 今日は追起訴5件。義父と折り合いが悪かったのか高校を3年で中退、働かずゲームばかりして、「もうお前うち出ろ、世の中見てこい」と追い出され、ガマンが効かず職を転々、本件犯行時は無職、カラオケ店で無銭飲食しては逃走をくり返し…。
 義父が情状証人、14時03分から被告人質問をやり、求刑は懲役2年。14時17分閉廷。

 ここも傍聴席は18席。

 食堂を覗いたら準備中。腹へった~! まだあんまりヤニ臭くない喫煙室で一服。中央に灰皿の台がぽつんと1つ。壁際に椅子なし。この新庁舎は、だらんと座る人間を見せないことで洗練感を打ち出す、みたいな設計思想なんだろうか。

clip そうして15時から804号法廷(彦坂孝孔裁判長。合議。開廷表等見た限りでは、左右陪席裁判官は名無し)で、「名誉毀損」の審理。
 携帯電話と手荷物を預けさせたのち、感度の良い携帯金属探知機で全身を調べる、という警備だった。職員は20人くらい、いたんじゃないかな。法廷の外の廊下の狭さが、ものものしさを煽る。

 被告人は3人。1人は「裁判所前の男」氏。もう1人は、東京地裁の正門前の歩道のあの場所で、ときどきいっしょに居た男性。以上2人は保釈中。あと1人は女性。
 今日は弁護人の冒頭陳述と、被害者である金融機関の審査管理部部長代理の証人尋問。
 尋問の内容はほとんど、その金融機関の融資(被告人らによれば迂回融資)に関するもので、被告人からの発言もあり、刑事裁判というよりは民事の証拠調べの期日を傍聴してるような感じだった。
 証人は、同じ土地取引についての契約書が契約日を違えて3通あることを認めていたが、土地取引ってそういうもんなの?
 証人自身は事情をよく知らず、事情を知っているMという元行員とは連絡を取りようがないのだと、証人は度々言ってた。
 次回、そのM元行員を調べるかも、と16時32分閉廷。

 この法廷の傍聴席は、(4×4-1)+4×4+(4×4-1)=46席。裁判員裁判用の法廷だった。東京地裁の42席の425号法廷と比べると、だいぶこぢんまりしてる。
 傍聴席からヤジ的発言もしばしば飛び、だからってケンカごしになることもなく、見た感じ、被告人側に有利に進み、和やかな公判だった。ヤジや被告人の手続き外発言に対する裁判長の訴訟指揮は、落ち着いた良いものだったと私は見たょ。
 「裁判所前の男」氏は終始、証人を哀れむようにニコニコしてた。
 終わって、「裁判所前の男」氏に尋ねると、そのうちまた東京地裁前へ戻ってくるそうだ。おじさんが居ない間、寂しかった方もおいでだろうか。

裁判中毒―傍聴歴25年の驚愕秘録 (角川oneテーマ21) Book 裁判中毒―傍聴歴25年の驚愕秘録 (角川oneテーマ21)

著者:今井 亮一
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train 新宿までのキップ(780円)を買い、新宿へ行かない電車に乗ってしまった! 途中で幸運にも気づいたが、危うく逗子へ行ってしまうところ。おかげで合計4本の電車を乗り継ぐことに。通勤ラッシュと重なり、疲れた~。

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