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2017年11月21日 (火)

前科者芸人に期待!

 以下は11月19日付けスポーツ報知、の一部。

無免許運転の元「ベイビーギャング」北見寛明、芸能活動再開を決意「もう一度ゼロからスタートさせて下さい」
 無免許運転をしたとし、道路交通法違反容疑で2016年9月に懲役4か月の実刑判決が確定した元お笑いコンビ「ベイビーギャング」の北見寛明(34)が19日、自身のブログを更新した。

 その事件、一審の第1回は2016年4月13日、第2回(判決)は4月28日、懲役4月(よんげつ、よげつ)。北見さんは控訴した。控訴審の判決は9月15日。控訴棄却だった。
 上告せず、9月末に懲役4月が確定したってことか。じつはあの控訴には重要な意味があった、上告する必要は全くなかった、という話は措いといて…。

171117 私は4月13日の期日をメルマガ第1680号「有名芸人、無免許で執行猶予中の無免許!」で、4月28日の期日を第1687号「ベイビーギャング、男前芸人の判決、詳報」でレポートした。控訴の「重要な意味」については第1687号に書いた。
 9月15日の期日も傍聴したが、レポートしてないかと。

 裁判を傍聴した者として、上掲ニュースには特別な感慨を覚える。芸能活動を再開した場合、あの事件をスルーはできないはず。逮捕、勾留、裁判、刑務所、そこらの芸人さんには語れない“ネタ”を手に入れたんだから、がっちり生かしてほしい。幸いなことに「道路交通法違反」は直接的には被害者のない犯罪なわけだし。私は大いに期待する。
 以下は第1680号の冒頭部分だ。あの裁判はこんなふうに始まったのだ。 ※若干加筆等する。

 13日(水)15時~16時、東京地裁512号法廷(20席、田中結花裁判官)で「道路交通法違反」の新件。

 被告人氏名をガラケーでネット検索したら、芸能系のヒットがあった。でも俺は知らない。そんな珍しい氏名でもない。別人でしょ。

 検察官は2人。新人と指導係かと思いきや、大柄なスキンヘッドの中堅と、小顔で外人顔でやたら長身のイケメン中堅。それぞれあとで「ミサワ」「マツオ」と名乗った。
 2人とも裁判員裁判とかやってるばりばり中堅なのに、なんで2人そろってたかが「道交法」の立会(りっかい)を?
 傍聴席には検察職員と思しき男女が3人。この“布陣”、おかしいぞ、何か特別なことがあるのか?

 対して傍聴席は和やかだった。小学3年くらいの男児2人と女児1人、そのお母さん風が2人がいて、お母さんがのど飴を舐めようとして書記官に注意され焦ったり。
 阿曽山大噴火さんが来るや、小学生3人はくっついて顔を見合わせ、体をよじってくすくすくすくす。可愛いね~(笑)。

 傍聴席が15席まで埋まったところで、弁護人(よく見る中堅)が来た、黒スーツで30代くらいでなんか存在感のある男たちを5人も連れて。
 1人はバーの中に入った。被告人なのだ。背が高い。
 4人は2人ずつに分かれ、傍聴席前列、検察官側の端っこと弁護人側の端っこに座った。なんだ? とにかくこれで19席まで埋まった。

 図書委員の女子高生みたいな田中裁判官が登壇し、開廷。
 まずは人定質問。被告人の年齢は、30代前半としとこう。職業は「飲食店従業員」と答えた。
 公訴事実は、今年1月某日午前0時30分頃、杉並区内で普通乗用車を無免許運転。認否は…。

被告人 「(公訴事実の内容に)間違いありません」

 なんだ、どうってことない、いつもの事件か。だが、検察官の冒頭陳述にこんな部分があった。

検察官 「被告人は専門学校を卒業し…芸人として活動するとともに…」

 なぬっ!

 この続きは、ごめん、有料になる。初月は無料だが、バックナンバーは有料、108円なのだ。1号108円じゃない。1カ月分が108円。だから、北見さんの第1回公判と判決だけ読みたくても、以下の18号がどどどっと送信されてしまう。

第1689号 満員電車内で好奇心からチンコを出してみた
第1690号 クレプトマニア、まさかの逆転執行猶予!!
第1688号 視覚障害者の覚せい剤使用、どうやって?
第1687号 ベイビーギャング、男前芸人の判決、詳報
第1686号 15歳のアイドルとゴムなしセックス3回
第1685号 なんか俺チャリ投げちゃったんだよねと…
第1684号 超絶美女は自らに青汁と美容液を注射して
第1683号 イケメン結婚詐欺師、参謀役とともに実刑!
第1682号 ブラック保育園の虐待労働に保育士が壊れ
第1681号 ウソをついていいという権利はありません
第1680号 有名芸人、無免許で執行猶予中の無免許!
第1679号 万引き病、食べ吐きが心の支えだったと
第1678号 サタンが万引きをさせるのだと母は言い…
第1677号 クレプトマニアの過食嘔吐は脳内麻薬!?
第1676号 おかしな「目撃者」が事件をかきまわした?
第1675号 ネット的に「神」な男の強制わいせつ、無罪!
第1674号 愛人契約に吊られた女性らにも軽率な面が
第1673号 マンションの内覧案内、女性1人はヤバイ!

 こうしてふり返ると、よっくもこれだけ濃い事件、濃い裁判シーンを次々レポートしたもんだなと呆れるというか何というか。
171117_2 さて次号を書かねば。次号は、電車内で15歳女子の背後に密着して陰茎を露出し、自慰行為をして射精、精液をスカートにかけたという「器物損壊」だ。痴漢前科9犯。ろくでもないバカ野郎かと思いきや…!

 明日は9時50分から傍聴予定が詰まってる。帰りは北区滝野川の究極の居酒屋「昭和」へ寄る予定。
 画像は、先週金曜のだっけ「昭和」の酒肴。とんかつと豚バラ肉のステーキ。各チケット1枚(110円相当)なうえ、彩りの野菜が付く。大したもんだ。野菜等のサラダもチケット1枚。明日はどんな酒肴があるかな~。心は「昭和」へ飛んでます(笑)。

 ←11月21日21時00分現在、週間INが110で2位~。happy01

2017年11月20日 (月)

糖尿病で運転中に意識消失

 「糖尿病で運転中に意識失う、危険運転致死容疑で逮捕」と11月18日付けTBSニュース。
 事件数で約7500件の裁判を傍聴してくると、ニュースを見て「あぁ、その種の裁判を傍聴したことがあるょ」となることが多い。
 糖尿病で運転中に意識喪失の裁判については、メルマガ第1479号「無自覚性の低血糖症による危険運転致傷」で第1回と第2回公判を、第1549号「裁判官なんてどうせロボット、いなくていい?」でその判決をレポートした。

Img_1690 被告人は69歳。「1型糖尿病」で「無自覚性低血糖症」に陥るおそれあり。意識消失を2回経験しており、医師から車の運転は止められていた。しかし仕事のため運転を続けた末…。
 豊島区内の目白通りを運転中、どうも様子がおかしくなった。が、もう少し先で休もうと運転を続け、意識消失! 歩道へ突っ込み、信号待ちしていた21歳女性に衝突したという事件だ。女性のケガは加療約10日間。そこが救いだった。
 以下、第1479号から被告人質問の部分を拾ってみよう。少し加筆等する。

弁護人 「1型の糖尿病、体が糖分を分解することができなくて、インシュリンを打たなければならない…食べた糖分に比べてインシュリンを打ち過ぎるとどうなりますか?」
被告人 「頭がぼけーっとなります」
弁護人 「低血糖になると」
被告人 「はい」
弁護人 「朝ご飯を食べる前にインシュリンを打って、奥さんはクリーニング屋(と聞こえた)の相手をしていて、ご飯が遅れた…それで意識を失ったことがあると…お酒に関連して意識を失ったことは?」
被告人 「サッカーで北朝鮮に勝って、喜び、酒飲みすぎて、インシュリン、2度打った…朝起きなかったので女房が救急車呼んで…」

 その後、インスリン注射は食事の後に打つようにし、医師に報告したところ…。

被告人 「それはいいですねって」

 本件当日、朝食後にインスリンを打ち、昼食は「きゅうりとレタスのサラダ、冷や奴」だったので、普段は「15単位」のところ「8単位」を打った。すると…。

弁護人 「今回、(事故現場の)200m手前に目白警察署が…そのとき…」
被告人 「なんか疲れてが出てるっていうか、昼は食事も少なかったし、休もう休もう…休むとこがなかった…その先にもう1軒、お客さんあるから、チトセバシのところで(路側に)寄せようと思って」

 昼食は糖分がほぼなかったので、インスリン(弁護人いわくインシュリン。どっちでもいいです)を打ち過ぎの状態になったわけだ。
 そうして突然、意識を失った!

 以下は「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」の第3条第2項。

自動車の運転に支障を及ぼすおそれがある病気として政令で定めるものの影響により、その走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で、自動車を運転し、よって、その病気の影響により正常な運転が困難な状態に陥り、人を死傷させた者も、前項と同様とする。

 第3条ってのは、従来の危険運転の適用範囲を広げたもので、“おそれあり危険運転”と言っていいかな。「制令」とは同法施行令第3条のことで、その第4号にこうある。

自動車の安全な運転に必要な認知、予測、判断又は操作のいずれかに係る能力を欠くこととなるおそれがある症状を呈する低血糖症

 低血糖の影響により「正常な運転に支障が生じるおそれがある状態」との認識が、意識を失う直前にあったかどうか、そこがこの裁判の争点なわけだ。
 被告人質問を聞く限り、被告人は血糖値を適宜調節しており、ヤバイとの認識はなかったように聞こえる。
 しかし…。
 要するに検面調書(検察官面前調書)に、目白署の前辺りで低血糖と認識した、という趣旨のことが録取されているのだった。裁判的にはこれでもうアウトだ。

被告人 「(取調べの検察官は)目白署の書類、見てたんです。検察のケの字も聞かない、私のことは…(聞き取れず)…ないっ! 何も言えません」

 意味がよくとれないのだが、とにかく、それまで気力なくぼそぼそと述べていた被告人が、そこだけ怒ったように力を込めるのだった。よっぽどムカつくことがあったのか。

 だがその後は、気を失う前の認識と、衝突後に警察官から言われて得た認識とがごっちゃになったり…。刑事裁判では通常、どの時点での認識か、時点を特定せずにどんどん質問をぶつけるのだ。
 やがて被告人は、疲れてめんどくさくなったのか、血糖値が下がって頭が働かなくなったのか、「分からない」「覚えてない」の連発になってしまった。

 裁判が必要とすることは、一般生活者の理解や常識とは違う。時点の特定のこともあるし、またたとえば、読んだ小説のあらすじではなく、文字は明朝体だったかゴシック体だったか執拗に問われる、みたいな。そんな被告人質問に長々さらされて、疲れたろうね~。

 求刑は懲役10月。判決は懲役10月、執行猶予3年だった。

 画像は警視庁本部(いわば東京都警察本部)の、皇居に面した正面玄関の外側。この細長い立派なやつは、いつ設けられたんだろ。公安委員会はパブリック・セイフティ・コミッションっていうんだ、へ~。

 ←11月20日0時00分現在、週間INが100で3位~。happy01

2017年11月19日 (日)

再度の執行猶予とすべき事情を言ってくれ!

弁護士 「弁護士は、ほかの弁護士が民事をどうやっているか、知っています。だって相手(=原告または被告の代理人)もたいてい弁護士なんですから(笑)。でも、刑事でほかの弁護士がどうやっているか、ほとんど知る機会がありません。今井さんのメルマガは参考になります」

171110 少々お世辞も混じっているのか、そう言われたことがある。
 なるほど、たとえば無免許運転の刑事裁判では、犯行車両である自家用車を売却等処分してその裏付けの書類を証拠として出す(=再犯可能性がないことの立証ひとつとする)のがお約束なのに、そこをスルーし、被告人が検察官から問われて売却したと述べ、裁判官は弁護人に裏付け書類を出せと言う、なんてシーンを私はリアルにレポートする。てか弁護人の不手際もお伝えするのがメルマガ「裁判傍聴バカ一代」の重要な役割、存在意義だと思っているので。

171110_2 先日、万引きで執行猶予中の万引き、の刑事裁判を傍聴した。
 それ自体はきわめてポピュラーで、普通は実刑となる。前刑の執行猶予は取り消され、ダブルで服役することになる。
 ただ、本件の被告人は87歳のお婆ちゃん。ダブルの服役は酷だ。「情状に特に酌量すべきもの」(刑法第25条第2項)としてお約束なことを裁判官が欲しがっていることが明らかだった。
 ところが! 証人(被告人の娘)も被告人も気にせず、逆のことばかり言い、新人らしい弁護人は全くスルーなのだった。私は傍聴ノートに書いたよ、「なんだこの裁判、うわ~」と。私よりも裁判官が困ったろうねぇ。

 そんな感じでメルマガ「裁判傍聴バカ一代」は、11月は以下の9号を発行した。第2010号は上記お婆ちゃんの事件だ。

第2010号 再度の執行猶予とすべき事情を言ってくれ!
 87歳のお婆ちゃんの、万引きで執行猶予中の万引き。普通は実刑とし、前刑の執行猶予は取消しでダブルの服役となる。だがそれは酷だ。裁判官は、再度の執行猶予とできる特別な事情を求めた。ところが被告人も証人(娘)も、なにより弁護人も…! こんな裁判ありか!

第2009号 加害者の動静に注意する義務はありません
 報道された除霊詐欺に続いて、報道されてない「過失運転致死」の控訴審判決。執行猶予判決を破棄して罰金刑にしてくれとの主張。被告人は国土交通省の職員なのだった。こういう事件を裁判所はどんな論法でどう裁くか、公務員諸氏は知っておくべきかと。

第2008号 シングルマザーの見栄が総額1億円被害を?
 お受験詐欺で1億円以上を騙し取ったとか大報道された事件。長期の実刑は間違いなし。ちょと個性的な女性弁護人が、被告人の生い立ち、どうしてこうなったか、「うわ~!」な内容を文学的美文調で長々と語るのだった…。

 以下の4号は11月13日にお知らせした

第2007号 これを温情判決と感謝したらアウトですぞ!
第2006号 足利の検察官も裁判官もどうなってんだ!?
第2005号 女子マラソン選手の万引き、足利支部へ!
第2004号 不倫で覚せい剤の警部補を逮捕したのは

 以下の2号については11月7日にお知らせした。

第2003号 少女買春のみが生きる喜び、実感なのか
第2002号 ヤバイ人物が来るらしい法廷へ行ってみた件

 いま購読登録すると、以上9号がどどっと送信される。そして月末まであと8号が順次送信される。そこまで無料。
171110_4 多彩な事件をレポートしているが、どうも万引き病の事件が多くなっている。司法自体が分かりやすく病的と思え、かつそこに日々注目しているのは私だけのようで、つい力が入ってしまうのだ。
 万引きをくり返してしまう方、またそのご家族には是非お読みいただきたいと思う。似たような癖(へき)を持つ女性(ときに男性)たちが、どう万引きし、司法はどう扱うのか、知ることはきっと役に立つと思う。

※ 画像は、1964年11月9日に起こった鶴見事故の慰霊碑と五輪塔。2017年11月9日に某氏が慰霊に訪れ撮影したもの。その犠牲者氏名の中に、嗚呼、合掌。

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2017年11月16日 (木)

ドラレコはインチキ取締りの天敵か

 YouTube に以下の動画がアップされていると、マニア氏から教わった。

 ドライブレコーダーの映像かと思われる。踏切の手前で、せいぜい1秒程度とはいえ確かに停止している。ところが、「止まっていなかった」として交通取締りを受けようとしている、そのように解される映像だ。
 以下は道路交通法第33条の、第1項のみ。

(踏切の通過)
第三十三条
 車両等は、踏切を通過しようとするときは、踏切の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止し、かつ、安全であることを確認した後でなければ進行してはならない。ただし、信号機の表示する信号に従うときは、踏切の直前で停止しないで進行することができる。

 単に止まればいいってもんじゃない。止まるのは踏切の直前でなければならず、かつ安全を確認しなければならない。しかし本件でそこは問題にされておらず、不停止での取締りのようだ。

Img_1635 声等からして若い巡査らしいその警察官は、いったいどういうつもりなのか。
 ドラレコの録画を全く気にせず、先輩から教わった従来のやり方のまま、いい加減な現認で違反を押しつけようとしたのか。あるいは、「あの程度では停止したとはいえない」という意味なのか。

 どっちにしても、違反切符の裏書きとか報告書とかには、「被疑車両は直前で停止することなく漫然時速15~20キロメートルの速度で進行した」旨を記載するはず。それが交通取締りの、まぁ昔からの仕来りというか。

 しかし今どきは、ドラレコがそれなりに普及している。本件車両にも取り付けられている。
 ドラレコを全く気にしていないなら、あまりに間抜けというほかない。
 一方、ドラレコに気づいたが、「運転者なんぞどうせバカ。反則金を納付せずドラレコを証拠として争うはずがない。じゃんじゃん取り締まろう=実績を稼ごう」と考えたなら、ある意味、筋道が通っている。間抜けという評価は当たらない。

Img_1636_2 運転者が反則金を払わず争えば、たぶんドラレコ録画があってもなくても、刑事処分は不起訴だろう。だが違反点数は通常、登録されたままとなる。
 その登録により免許更新時の講習の種類や次の更新までの年数とかで不利益を受け、運転者が民事の訴訟を起こした場合、ドラレコ録画を証拠として取り調べることになる可能性がある。
 被告となる都道府県(実質は警察)は当然、「漫然時速15~20キロメートルの速度で」とか記載された報告書等および同旨の陳述書を出し、警察官に同旨の証言をさせるだろう。
 そのあとでドラレコ録画が取り調べられることになったら、大恥というか。警察官は組織内でぼろくそ叩かれ、もう昇進はなくなるかも。

 あまりに可愛そう。現場で上手に説諭、警告して、違反切符を切らせずに終えてあげるべきかどうか、ま、意見の分かれるところか。
 なんにしても、ドラレコの有用性、重要性がよぅく分かる録画映像といえる。車内およびリアガラスを通して後方の様子も撮影できるドラレコを取り付けようかな、と思わせる録画映像でもある。

 ドラレコはいろんなのが販売されており、値段もけっこう高い。どれにしようか悩んでしまう。
 私の場合、カー用品店でたまたま安い見切り品を見つけ、ソク買った。6千円くらいだったか。取付は簡単で、ちゃんとカラーで録画される。パソコンで再生できたし。
 ドラレコは必需品と思いますよ。

 画像は、裁判所から帝国劇場方面へ歩く途中の、日比谷交差点。「あっ、マリカーだ! せっかくだから撮影しよう」とあわてて鞄からデジカメを出し、電源を入れ、撮影したもの。

 ←11月16日17時40分現在、週間INが140で2位~。happy01

2017年11月14日 (火)

微罪処分とは

 警察が捕まえて検察へ送る → 検察が起訴する → 裁判所が有罪とする。

 その流れの中で、刑事訴訟法の第246条ただし書、及び第193条第1項の規定により検察へ送らないことを微罪処分という。
 要するに、被害が軽微で被疑者がまぁ善良で、被害者が処罰を望まない等々の事情のあるものが微罪処分とされ、検察へ送致されず、つまり警察止まりで終わるわけだ。警察は検察へ報告はするけれども。

 以下、第193条は第4項まであるうちの第1項のみ。太字は私。

第百九十三条 検察官は、その管轄区域により、司法警察職員に対し、その捜査に関し、必要な一般的指示をすることができる。この場合における指示は、捜査を適正にし、その他公訴の遂行を全うするために必要な事項に関する一般的な準則を定めることによつて行うものとする。

第二百四十六条 司法警察員は、犯罪の捜査をしたときは、この法律に特別の定のある場合を除いては、速やかに書類及び証拠物とともに事件を検察官に送致しなければならない但し、検察官が指定した事件については、この限りでない

 10月にだっけ警察庁で、「平成28年の犯罪」という分厚いやつをたっぷりコピーしてきた。その中に微罪処分のデータがあった。
Img_1682 「罪種別 身柄措置別 送致別 検挙人員」という表で、「現行犯逮捕」「緊急逮捕」「通常逮捕」「身柄不拘束」に分かれている。
 「現行犯逮捕」と「身柄不拘束」についてだけ微罪処分の数字がある。たとえば広島県の通達を見ると、「緊急逮捕」と「通常逮捕」では微罪処分を行わないんだそうだ。 ※画像はその通達にある書式。

 メルマガ第2006号の編集後記では「現行犯逮捕」の分も載せたが、ここではそれよりずっと数の多い「身柄不拘束」だけを一部紹介する。

 「刑法犯」の「身柄不拘束」の検挙人員は14万9528人。うち微罪処分は6万7200人、約44.9%
Img_1684 だからつまり、逮捕なしで検挙された人のうち半分近くは微罪処分で終わっているわけだね。

 罪種別に見ると、「刑法犯」の「身柄不拘束」で微罪処分がもっとも多いのは「非侵入盗」。7万5734人のうち4万0428人、約53.4%だ。
 「非侵入盗」の中でも「万引き」は、5万6769人のうち3万0773人、54.2%となっている。

 次に多いのは「暴行」で、1万8747人のうち1万2148人、約64.8%。
 3番目に多いのは「占有離脱物横領」で1万8447人9428人、約51.1%。

 万引きで執行猶予中に万引きをやったお爺ちゃんがいた。普通は起訴されて実刑判決を食らい、前刑の執行猶予を取り消されてダブルで服役することになる。が、かなりの高齢で病的万引きだったせいもあるのか、警察は微罪処分で終わらせようとした。助かったね~。
 ところがそのお爺ちゃん、微罪処分が何だか知らなかったんだろう、微罪処分手続書に他人の氏名等を書いてしまった。成りすましがバレて「窃盗、有印私文書偽造・同行使」で起訴された、という事件を最近傍聴した。
 当然さくさく実刑判決かと思いきや、なんとあの吉田勝栄裁判官は…! 今月中にメルマガでレポートしようと思う。

 ちなみに、微罪処分についてこういうデータをネットに書いてるのは、もしかして私だけ? よし、他人が興味を示さない奥深いところへ、私はどんどん踏み込んでいこう、うむ。
 ただ、ある種のお店等では、微罪処分の話はお姉ちゃんの興味をひくかも。昔々の私の少ない経験によれば、彼氏または元彼が勾留中だとか服役中だとかいうことがままあるので。

 この2冊も是非読みたい!

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