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2017年10月17日 (火)

車間距離オービス、車間距離不保持の取締り件数

 以下は10月16日付けTBSニュースの一部。

“あおり運転”など車間距離不保持、去年の摘発7625件
 前方の車に接近してあおるなど、道交法の「車間距離不保持」に該当する違反で摘発されたケースが、去年は全国で7625件にのぼっていたことが警察庁への取材でわかりました。
 今年6月、神奈川県の東名高速で追い越し車線にとめさせられた夫婦が死亡した事故で、過失運転致死傷などの疑いで逮捕された石橋和歩容疑者(25)は、事故の直前に夫婦の車に極端に接近するなど、“あおり運転”をしていた疑いが持たれています。
 警察庁によりますと、こうした“あおり運転”を含む道交法の「車間距離不保持」に該当する違反で摘発されたケースは、去年、全国で7625件あり、このうち高速道路での違反は9割近く(6690件)を占めていたということです。また、「車間距離不保持」が原因で起きた事故は去年は1229件で、このうち高速道路での事故は75件だったということです。

 主な交通違反の、違反別の取締り件数は、警察庁が毎年ネットで公開している分厚い文書の中にある。それは、全取締りと、高速道路のみの取締りとに分かれている。
 高速道路についてのみ、車間距離不保持の件数がある。その件数を少しあげてみる。「/」の右側は、高速道路における超過40キロ未満の取締り件数だ。

 2016年   6690件/36万3980件
 2015年   7571件/37万2886件
 2014年   9033件/36万8605件
 2013年 1万1973件/39万4143件
 2012年 1万4822件/38万7183件
 2011年 1万5753件/36万0190件
 2010年 1万5941件/37万8411件

 こうしてみると、速度取締りはあんまり変わらず、車間距離不保持は多いときの半分以下になってるんだね。

 車間距離不保持の取締り方法を私はよく知らないが、目視で現認し、「前者との車間約22メートルで約5秒間運転走行した」とかいった形で書類をつくるのかな。

 目視ではなく機械装置でやる方法もある。
 「車間距離不保持違反取締装置、商品名ホークアイ」。2003年に警視庁(つまり東京都警察)が初めて導入してから全国に拡がり、最後は2007年5月、沖縄県警が配備したそうだ。2007年5月24日付けの沖縄タイムスがこう報じている。

 同装置はレーザー距離計のほかにカメラや衛星利用測位システム(GPS)を内蔵しており、画像や正確な場所も記録される仕組み。パトカーで並走しながらレーザー距離計で車間距離を測る。

 そのホークアイの「取扱説明書」を開示請求してゲットしたことがある。
 レーザー測定機やプリンターなどを内蔵したお弁当箱を立て、上辺にCCDカメラを取りつけたような外観だ。助手席から測定する。
 画像は、「表示画面と表示項目」というページ。ホークアイのトリガーを引く(測定スイッチを押す)と、ピピッと電子音が鳴り、そこにあるような静止画像が保存されるんだという。 ※私のパソコンは画像の向きを変えられないのだ、ごめん。

Img_1580 測定距離が「車間25.3m」と表示されている。これは「測定器から先行車までの測定距離」。ホークアイは、トラックの前の乗用車と、パトカーの助手席との距離を測る。そして画像から、「トラックと乗用車の車間が25.3mより短いことは画像から明らか。間違いなく違反だ」とトラックを取り締まるわけだね。

 「参考遵守車間」が「<30m」となっている。
 これは、「測定時速度(m)×1.2÷3600(少数切り捨て)」という計算式によるんだそうだ。時速100キロなら「100,000×1.2÷3600」で33m。
 測定距離が参考遵守車間に満たない場合、測定距離が赤色で反転表示される。日時や道路名はもちろん、GPS機能によりキロポスト値まで表示され、高性能な「車間距離オービス」といえる。
 あおり運転者が「そんなに車間をつめてない。証拠はあんのか」とかゴネても、写真があるから一目瞭然。その意味でも優れた装置といえるかもしれない。

 ともあれこの文書から分かるのは、高速道路で時速100キロでの車間距離不保持は、だいたい30m以内まで前車に接近すれば取締りの対象になるらしい、ということだ。
 参考になった! という方は是非、私のメルマガのサンプル号のページをクリックしてください。 ←関係ねーだろっ(笑)。

 ←10月17日10時10分現在、週間INが190で1位~。happy01

2017年10月16日 (月)

元女子マラソン選手の万引きと中村海山裁判官

 メルマガ第1973号の編集後記に書いたこと、これも裁判傍聴ジャーナリストとしてここにコメントしとこう。
 以下は9月6日付け産経新聞の一部。伏せ字は私。

「ストレスがあった」 万引のマラソン元日本代表、原裕美子容疑者を起訴 化粧品など約2600円相当窃盗の罪
 陸上の世界選手権女子マラソンの元代表で契約社員、原■■子容疑者(35)=栃木県■■市=がコンビニエンスストアで化粧品など計約2600円相当の商品を万引したとされる事件で、宇都宮地検足利支部は6日、原容疑者を窃盗の罪で起訴した。被害額は少ないが悪質と判断したとみられる。

 マスコミがいう「起訴」はイコール公判請求、つまり正式な裁判への起訴のことだ。したがって原さんは、正式な裁判の法廷に被告人として立たされることになったのだ。

 「被害額は少ないが悪質と判断」って、どんだけ悪質な犯行だったんだ?
 いいえ、犯行自体の悪質性は関係ありません。
 公判請求するかどうかは、前科による。犯行自体の悪質性とかぜんぜんなくても、同種罰金前科が2犯程度あったりすれば、量刑相場の階段を普通にのぼらせて公判請求、そういうことになっているのだ、万引き処理システムは。
 てか罰金前科なしでいきなり公判請求するはずがない!

 公判請求されるのが初めてなら、判決は鉄板で執行猶予付き懲役刑だ。
 もしも原さんが万引き病なら、執行猶予中にまたやる。やって量刑相場の階段をさらにのぼらされ、刑務所へ落とされる。そういう女性はほんとによくいる。続々と法廷へ出てくる。

 こういう有名人の万引きが出てきたとき、各局のワイドショーが、あるいは新聞各紙が、万引き病およびそれに対する検察、裁判所の愚かさを、がつんと、そしてしつこく報じてくれれば、救われる人がたくさんいるだろうに、と強く思う。
 NHKのいわゆる朝ドラが万引き病を扱えば、オレオレ等特殊詐欺を扱えば、社会はどかんと変わるだろうに、と私はいつも夢想している。

 ところで、足利支部の裁判官は誰だ? 裁判所のサイトで調べてみた。中村海山裁判官、私は聞いたことないよっ。
 e法規の裁判官検索を見てみた。中村海山裁判官は、第58期、大阪地裁スタートで、小倉支部を経て名古屋地裁へ。それから検事になってる。訟務検事(国家賠償請求訴訟における国側の代理人)をやったのかどうか、とにかく“国家の側の者”として認めてもらったんだろう、と私は想像する。

 ところがその後、名古屋の、地裁ではなく家裁へ行ってる!
 いや私は裁判官の人事の妙については、漏れ聞く程度のことしか知らないが、なんで家裁へ? とは一般的には言えるんじゃないか。
 検事のときに、国家に逆らうことをしちゃったのかなぁ、って完全に当方の妄想ですけど。

 さぁ、そうなると、原さんを被告人とするその「窃盗」の裁判を、中村裁判官はどう裁く(捌く)のか、傍聴したいっ!
 ただ、足利支部は遠いし、行って傍聴券抽選で外れたらがっくり、立ち上がれない。どぉしよう…。
 と言いつつ、第1回公判の期日を調べてしまった。11月かぁ、マジどぉしよう。と言いつつ、東京からだと東北自動車道のあのインターで降りるのがいいかなと調べ、紛失していたETCカードを再発行してもらい…。

 これ、売春女性ばかり注目されるなか、買春おじさんに注目した本なのだという。ほ~。
 週プレの書評ページで、鈴木涼美さんがこう言っている。
「おじさんたちに共通するのは、コミュニケーション能力が高くないという点ですね。この本にも登場した、つい名言を連発してしまうおじさんや、付き合ってもいないのに『お互いのために別れよう』とロマンチックに別れを切り出してくるおじさんもその典型ですが、おじさんたちのなかには『カッコいい自分』が主人公の壮大なストーリーが出来上がっているんだと思います。でもそのストーリーは…」
 読みたいっ。
 ちなみに私は、申し訳ないけど──ってなんでそこで謝るねん(笑)──買春をしたことがない。しそうになったことはある。その日は客入りが悪かったのか、金沢市内の2人きりのスナックで、「5千円でいいから、ねぇ、サービスするから」と熱く言われ…。そういえば雪がしんしんと降り積もる弘前駅の近くでも…。真っ白な雪の中に黒いショールをまとってぽつんと立ち「安くしとくから」と言ったあの売春婦は、メーテルのように見えなくも、なくもなかったような…。

 ←10月16日00時10分現在、週間INが170で2位~。happy01

2017年10月15日 (日)

芸能人の薬物事件、裁判傍聴ジャーナリストがコメントすれば

 「清水アキラさん三男、覚醒剤使用で逮捕」と、たとえば日テレニュース。
 裁判傍聴ジャーナリストとしてコメントさせてもらえば…。

171013 違法薬物の裁判とか多数傍聴してて思うのは、違法カジノ店のこととか、悪い奴らが周辺にいて、親しくしてたのかなぁっこと。
 有名芸能人と親しくしているところを見せて見栄を張り、かつ金を引っ張りたい者が、ニコニコちやほやと近寄ってくるはず。
 「三男」氏が、違法カジノ店と知らず賭博をやらなかったとしても、誘った者はいずれ大金を落とさせようと企んだんじゃないか。

 清水アキラさんは「育て方が厳しすぎたか」旨を述べたという。絶対に逆らえない形で厳しく育てるのは良くない可能性があるように思う。
 少年院や刑務所へ出たり入ったりしている者は、犯行の動機等については口が重いのに、裁判官が満足して結審しやすくなる反省の言葉、再犯しないことの誓いの言葉だけはすらすら上手に出てくる、そういう傾向がある。

 法務省の統計から、「覚せい剤取締法違反」の2016年の既済人員を一部拾えば…。

 公判請求 1万3479人
 略式命令請求 0人
 不起訴 3394人
   内数 起訴猶予 1118人
   内数 嫌疑不十分 1981人

 略式命令請求が0人なのは、覚せい剤の使用、所持には罰金刑の選択肢がないから。
 統計上、「三男」氏は公判請求され、東京地裁の法廷へ出てくる可能性が高い。時期的には、通常の進行だと12月中だろう。傍聴券抽選で、主に“並び屋さん”が数百人並ぶことになるのか。
 現在報道されている限りでは、1回結審、なんとか年内に判決、相場どおり「イチロクサンネン」(メルマガ第1986号)ってことになるはず。

 そうした裁判には情状証人が付きもの。奥さんが証人出廷し、「何度も面会に行った。本人の反省は著しい。離婚せず、見守り監督していく。万が一怪しいことがあったら警察に相談、通報する」と誓う、そんなシーンが展開される可能性は高いかと思う。

171013_2 清水アキラさんは情状証人として出廷するか。
 どうなんだろ、どうせイチロクサンネンの裁判に証人が2人も出廷する必要はない。奥さんだって出廷せず誓約書とか提出するだけでも、イチロクサンネンは変わらないはず。
 とはいえしかし、奥さんをマスコミの好奇の目にさらさず、清水アキラさん1人が証人出廷するのもありかと。

 息子の薬物事件で証人出廷した芸能人としては、音楽家の竹内享さんがいる。法廷の居住まい、証言も、そのあとのマスコミ対応も、すごかった。私は感動した。メルマガ第1609号「息子の大麻事件、証人は元チェッカーズの!」でレポートした。

 ほか芸能関係の薬物事件といえば、爆笑問題さんの元マネージャー氏の「覚せい剤取締法違反」も傍聴した。
 あのとき、事務所の社長、太田光代さんは、所属タレントと社員全員に病院で薬物検査を受けさせる、まず自分から、とツイッターに書いた。そんなことをする芸能事務所がかつてあった?

 元マネージャー氏はじつは「自動車運転過失傷害」で執行猶予中だった。その「自動車運転過失傷害」も私は傍聴した。その裁判で、太田光代さんが被害者に対し普通考えられない手厚いことをした、という話が出てきた。
 薬物検査の話といい、すっごい女や! と私は胸が熱くなった。

 薬物検査といえば、「週1回、市販のキットで検査します」と家族等が証言するのを、私はまだ聞いたことがない。そんなキットは市販されてないのか? と検索してみたらあった!

 へ~、知らなかった!
 ま、こういうので定期的に検査すると証言してもしなくても、裁判的にはイチロクサンネンはイチロクサンネンなのだが。

 どうですかね、日々の事件についてこんなコメントをする裁判傍聴ジャーナリスト、ありかなと思うんですけど。

 画像は本文とは関係ない。マニア氏の撮影による、四国のどこかの鉄道車両。四国の普通列車には車内トイレがあまりなく、駅のトイレは汲み取り式で紙なしだったりするんだそうだ。
 汲み取り式といえば、私が昔、オートバイ旅行で泊まったユースホステルは汲み取り式で、臭気が目にしみて目を開けられなかった。あそこに数分間いたら死ぬんじゃないかと。遠い夏の思い出だ(笑)。

 ←10月15日18時00分現在、週間INが180で3位~。happy01

2017年10月14日 (土)

東名夫婦死亡、無理やり止めた男の賠償責任

171013 「世田谷暴走事故 危険運転は否定」と10月11日付けNHKニュース。 ←私の禿げ頭を探さないでね。sweat01
 この「道路交通法違反、危険運転致死傷、詐欺」を傍聴するため3日連続朝から裁判所へ通ってたうえ、東名高速でのあの重大事件のことで複数のテレビ、新聞から電話やメールをもらったりしてたもんだから、どうにもこうにもブログ更新の時間を取れなかった。朝から夕方まで裁判所にいると、帰宅後のデータ整理にもだいぶ時間を食うのだ。

 「危険運転は否定」について。
171013_2 「赤信号をことさらに無視」は、信号灯火を意に介さず突っ込んだものも含むと、解説書、国会答弁、判例等から明らかなのに、本件弁護人は、赤色灯火を認識して無視するもののみがことさら無視であり、よって被告人は無罪だと熱弁した。
 どうしてああいう熱弁をするのか、かなり興味深い。あとでメルマガで。ちなみに被告人の兄弟と思しき人物の「窃盗、恐喝」の判決が9月下旬に言い渡されており…。

 12日(木)は14時から、東京高裁のほうで「殺人ベビーシッター控訴審でも嘘泣き?小児性愛の話が出ると星柄ハンカチで…」(10月13日付け東京スポーツ)も傍聴した。検察官、弁護人の双方控訴。一審判決は懲役26年で、検察官は無期懲役を求めている。
 同日16時10分、同じ東京高裁第6刑事部(大熊一之裁判長)は、オイルマッサージ店の「準強制わいせつ」で、一審の無罪をガツンと破棄して懲役3年を言い渡し…。

 メルマガ「裁判傍聴バカ一代」は、10月は以下の6号を発行した。

第1989号 東名夫婦死亡、無理やり止めた男の賠償責任
 いま大報道されている事件とよく似た裁判を私は傍聴していた。大型バスの車線変更に「抗議」するため、前方に回り込んで徐々に減速、バスを行車線上に停止させ、バス運転手に対し降りてくるよう執拗に求め、そこへトラックが突っ込み…! その裁判で「納得いかねぇ!」という話が出てきた。今回の大報道の事件もそうなるのか。

第1988号 万引き女子、入籍記念日は懲役判決記念日
 前号からの続き。今回の万引き女子(セクシー美人)には5年前に罰金20万円の前科があるのみ。検察官は懲役刑を求刑。弁護人は段階的処罰の観点から罰金30万円が適当と主張した。そのせいで、あらら…という展開に。こういうシーンをレポートするのが当メルマガの社会的役割かと。

 以下の4号は10月8日にお知らせした

第1987号 低級動物霊が憑依したかの如き万引き女子! 
第1986号 プロデューサーも写真家もイチロクサンネン
第1985号 食べると体が汚れた気持ちになり吐く、吐く

第1984号 鼻毛が鼻の穴をとおるより簡単な再審無罪

 いま購読登録すると、以上6号がどどっと送信される。そして月末まであと12号が順次送信される。そこまで無料。
 じつは12日(木)と13日(金)の号をまだ発行してないのです。申し訳ない、急がねば!

※画像はいずれもマニア氏より。愛媛県松山市のかな、路面電車(streetcar)。画像上のお年寄り、どこを歩いてんのっ。画像下はダイヤモンドクロスというんだそうだ。

 ←10月14日4時050分現在、週間INが180で2位~。happy01

2017年10月 9日 (月)

訴訟費用は被告人の負担とする、とは

裁判官 「主文、被告人を禁錮1年2月に処する。この裁判官が確定した日から3年間その刑の執行を猶予する。訴訟費用は被告人の負担とする」

 たとえばそんなふうに刑事裁判の判決は言い渡される。
 訴訟費用とは何か。

P1020354b 刑事裁判を受けること自体は1円もかからない。
 かかるのは、圧倒的多くのシンプルな裁判では、国選弁護人が付いた場合のその費用、証人尋問があった場合のその費用だ。

 国選弁護人は、被告人が「国選で」と裁判所に申し出た場合に、裁判所が法テラス(法務省の下部機関)に派遣を要請するというか、そういう形だ。
 その費用は、簡裁の簡単な事件で7万円くらい、地裁で8万円台、おおむねそんな感じだっけ。長く争うと、国選だってけっこう高くなる。裁判員裁判はぐんと高いんだそうだ。

 ちなみに、昔は国選弁護人といえばお年寄りが多かった。昔は弁護士の仕事が多く、しかし国選は安く、多くの弁護士が敬遠したのだ。
 ところが、司法改革だとかいって国家が弁護士の数をどかんと増やしたのち、仕事がなくてあぶれる弁護士が増え、国選は取り合いになったとか聞く。実際、近年の国選弁護人は若い人が多い。そんな面もあるという、余談でした。sweat01

 証人は、ほとんどの刑事裁判において、被告人の父母、妻、子ども、仕事の上司のうち誰か1人だ。「今後、見放すことなくしっかり監督していく。具体的には…」などと証言する。そういうのを情状証人という。

P1010717 証人は、証言の前に「証人カード」に住所氏名等を記入する。カードには、旅費日当を請求するかしないか、丸印を付ける欄がある。
 請求して証言すると、あとで書記官または事務官から、旅費日当を交付される。父母などは請求しないのが普通だ。
 旅費は実費相当。日当は通常、4千円か4千5百円くらいだっけ、そんなもんだ。
 画像は、複数の証人から見せてもらったもの。

 国選弁護人の費用と、証人の旅費日当は、まず国が支払い、判決で「訴訟費用は被告人の負担とする」となった場合に、被告人に請求がいく。
 以下は刑事訴訟法第181条の第1項のみ。

第百八十一条 刑の言渡をしたときは、被告人に訴訟費用の全部又は一部を負担させなければならない。但し、被告人が貧困のため訴訟費用を納付することのできないことが明らかであるときは、この限りでない。

 判決の確定から20日以内に免除の申請ができる。以下は同法第500条。「○2」は第2項を意味する。

第五百条 訴訟費用の負担を命ぜられた者は、貧困のためこれを完納することができないときは、裁判所の規則の定めるところにより、訴訟費用の全部又は一部について、その裁判の執行の免除の申立をすることができる。
○2 前項の申立は、訴訟費用の負担を命ずる裁判が確定した後二十日以内にこれをしなければならない。

 私は昔、この免除の申立をして認められたことがある。うれしかったね~(笑)。

 判決で「訴訟費用は被告人に負担させない」とされることもある。
 判決で、訴訟費用に一切言及しないこともある。
 弁護人が私選で、証人が旅費日当を請求してない場合、そもそも訴訟費用は発生しない。
 弁護人が国選で、訴訟費用に言及しないこともある。その場合は不負担だ。
 負担と不負担とどっちが普通か、一概には言えない。ケースによる。貧困が絶対条件とは言えないようだ。

 以上、メルマガ「裁判傍聴バカ一代」をスムーズにお読みいただくための用語解説でした。
 訴訟費用、訴費のことはマスコミ報道はノータッチだが、負担か不負担かで「お~、そうきましたか!」ということもあり、私はけっこう重視している。

 ←10月9日17時40分現在、週間INが210で1位~。happy01

«万引き病の裁判に異変が?