科料と罰金、裁判官はなぜ間違えた?
7月10日(金)の午後、東京は霞が関の裁判所ビル内の廊下で、マニア氏から聞いた、その日の午前、最高裁で珍しい事件の判決を傍聴したと。
「「法定刑にない科料は違法」 最高裁が簡裁の略式命令を一部破棄」と毎日新聞が報じてる。最高裁のサイトに判決書きがアップされてる。
「性的姿態等撮影」の法定刑に科料(かりょう。過料と区別するため「とがりょう」と読むことも)はない。ないのに科料の判決を言い渡したのは違法。
また、換刑処分(労役場留置)を1日5千円としたが、40万円なら80日であり、しかし刑法第18条が科料の労役場留置は1日以上30日以下と定めているので、そのことも違法。
なんでそんなポカミスが起こったのか。
キーボードを打つ際、科料と間違えて罰金と入力した? 指が自動的に動いちゃった?
どうだろ、略式命令はテンプレートに罪名、日付、被告人氏名、金額等を入力するようになっていて、科料と間違え罰金のテンプレートをクリックしちゃったんでは?
気になるのは、判決書きの、換刑処分のところに「端数が生じたときは、それを1日に換算する。」という部分だ。
罰金は通常、万円単位であり、端数は生じない。端数についてのカッコ書きは入れないはず。
罰金で端数のカッコ書きがあるのは、たとえば無免許と信号無視と別々に捕まり、罰金30万9千円に処されるような場合とか、換刑1日20万円で罰金額に1桁万円があるような場合とか、そうそうないはず。
法務省の統計によれば、2024年度(それが最新)の、科料刑の執行の既済件数、人員は、1200件、1041万4千円だ。1件平均約8678円。件数としては非常に少ない。
略式命令のテンプレート集は、道路交通法違反と過失運転致傷が冒頭にあり、そのほか主な罪名があり、罪名がないとか普段あまり使わないものが下のほうにごじゃごじゃっとあり、間違ってクリックした、とはマニアの妄想的深読み(笑)。
ミスといえば、私のほうも大変なミスをやってしまった。
1954年生まれの私は、6月20日で72歳だよっ! 73歳のご生誕記念日とか書いて阿呆ぶりをさらしてしまった。
なぜこんなミスが起こったのか。
もうすぐ72歳だ、72歳かあ、と思っているうち、誕生日を迎え、73歳になったよん、と思っちゃったんだねえ。
だいたい、年齢は毎年変わる。特に誕生日の前後において正確に把握することは、一般に困難というべき、でしょでしょ。
あっ、そんなことより! 最高裁のその判決を傍聴したマニア氏によれば、開廷表にこうあったそうだ。
申立人 検事総長 畝本直美
畝本直己、史上初の女性検事総長。袴田事件の再審無罪が迫り、激しい批判、非難が予想され、男系男子の連中はみんな嫌がり、「女性のほうがダメージを軽減できる。女にやらせとけ」となったんでは。
これはマニアの深読みでも何でもなくて、普通みんなそう考えるよね。

