「汚名を着たまま墓へ行けない!」第8回公判
15時30分から、東京簡裁刑事1室3係534号法廷(堀内信明裁判官)で、いわゆるオービス事件、「汚名を着たまま墓へ行けない!」事件の第8回公判。
【場 所】 甲州街道下り世田谷区給田
【日 時】 2004年2月23日 午後2時15分頃
【装 置】 三菱電機 RS-2000 (俗称・新Hシステム)
【測定値】 90㎞/h 制限速度50㎞/hを40㎞/h超過
【被告人】 78歳 白髪ポニーテール 東京府の大久保村生まれ
【弁護人】 国選
【主 張】 道路右側のエッソのGSが混んでいたので入らず、第2通行帯から第1通行帯へ車線変更し、オービスの下を通って信号待ち、発進して間もなくのファミレス・ジョナサンに入った。90㎞/hなどまったく出していないし、出せない。昼間の甲州街道で90㎞/hなどきちがい沙汰。車線変更の途中なので、写真には車が切れて写っている。顔がだいぶ不鮮明。
この事件、第1回公判は05年6月17日。
第2回は7月22日。被告人宅へ拡大写真を持って訪問した警部補(32歳。見た感じ切れ者風)を証人尋問。旅費日当と思われる茶封筒。この頃はまだ、警視庁警察官は茶封筒を当たり前に受け取っていた。その後、私がごちゃごちゃ動き始めたのを知ってか、受け取らない(つまり裁判所に対し請求しない)ようになった。
第3回は9月14日。三菱電機鎌倉製作所の菅井宗一社員を証人尋問。三菱も東京航空計器も、全国の法廷を飛び回って何の根拠もない“セールストーク”をする専門の社員(これが裁判所にとっては測定機の専門家。おいおいっ!!)がいて、彼らは旅費日当を請求して受け取る。地方で証言した場合、受取額はかなり高額になる。
第4回は10月19日。被告人質問。
第5回は11月18日。被告人質問。
第6回は06年1月11日。私は中津川簡裁のオービスⅢLj事件を傍聴に行き、パス。なんと、堀内さんが(?)上掲の本に出てくる大槻義彦教授の証人尋問調書と、それから検察側の澤谷邦男教授の証人尋問調書をさいたま地裁・川越支部から取り寄せたらしい。これはだいぶんに驚天動地の展開。
第7回は2月8日。両教授の証言を検討するには、それら証言の前に川越支部の法廷に提出されていた書面を見る必要があるようだから…という話に。
そして2月24日の第8回。
その書面を弁護人は入手したのかしてないのか、よくわからないまま書記官室で打ち合わせ(非公開)をすることに…。せっかく良い展開になってるんだから、ポイントを押さえてぐいぐい押せばいいのに…。
15時35分頃閉廷。私は単行本(共著)の原稿があり帰宅。ってまだ書いてないのかよっ!! せっかく原稿の依頼がきてるんだから、きりきり書けばいいのに…(泣)。
今日は結局、13時30分と15時30分のオービス事件を傍聴に裁判所へきて、13時30分のは流れ(期日変更になり)、時間が空いたので他の事件を少し傍聴し、15時30分のは約5分で終了。この5分のために、電車での往復を含め4時間も仕事場を離れたことになる。めっちゃ忙しいのに。しかし、それでも「もったいない」という思いはぜんぜんないんだよなぁ。なぜ?
ちなみに「ルーシー・ブラックマンさん殺害事件」をちらっと覗いてみようかと425号法廷へ行ったが、「もう一杯で傍聴券はない」と本当か嘘か言われ、ドアの小窓から中を覗こうとしたが小学生みたいに通せんぼされたっけ。
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