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2006年2月の35件の記事

2006年2月28日 (火)

湾岸羽田オービスⅢLk 車間距離の謎

 朝、急に頭が痛くなる。「あ~頭痛い~」以外に何も考えられないくらいの痛さ。
 ここ数日、ときどき軽い目眩と吐き気があったので、なんか心配。ベッドに入り、病院へ行こうか、でもそしたら午後のオービス事件を傍聴できなくなるかも…とか思ってるうち眠る。だいぶ良くなる。

 なんとか裁判所へ。
 えりや鞄の隅っこに濃いピンクの何かをつけた人が目立つなぁ、と思ってよく見たら「霞っ子クラブ」の例のシールだった。へえ! というのはウソぴょん。いや、でも、そのうちそうなるかもよ。彼女らのあの“浮つきパワー”は侮れない。

 15時から東京簡裁1室2係826号法廷(浅見牧夫裁判官)でオービス事件の第2回公判(第1回は2月7日)。

【場   所】 首都高・湾岸線東行き・羽田空港3-3
【日  時】 2005年12月12日 午後5時3分頃
【装   置】 東京航空計器 オービスⅢLk (俗称・LHシステム)
【測定値】 134㎞/h 制限速度80㎞/hを53㎞/h超過
【被告人】 40代 会社員 
【弁護人】 国選
【主   張】 第2車線を、前後左右を他車に囲まれ(前車との車間は約10m、後車とは約10~15m)、115~120㎞/hくらいで走行。

 今日は論告・弁論。求刑は罰金8万円。
 「訴訟費用は被告人の負担とするのが相当」と検察官は付言。そういう付言はときどきある。

 ワタシ的には、この事件のポイントは、被告人がいう車間距離だろう。
 本当にずっと(つまり撮影時においても)そんな車間だったら、少なくとも後車は写真に入っていておかしくない。まあ、私は写真を見てないわけで、後車も写っているのかもしれないが、そういう話は聞こえてこなかった。
 また、オービスⅢは、ループコイル上に車両がない状態が0.5秒以上なければ次の撮影をしない、とメーカー社員は(本件では尋問されていないが尋問されればいつも)言う。前車との車間がずっと約10mなら、かつ、メーカー社員が言うとおりなら、前車のみ撮影され、被告人車両は撮影されてないはず。ただ、0.5秒のことは、書証にはなかったのか、検察官は触れなかった。

 本件では、オービスⅢの写真に焼き付けられた記号(測定値とされるもの)が間違いないことの立証は、「良」がずらっと並んだ定期点検成績書のみといえる。この「良」は、不具合があったら直しての「良」だから、そもそも大した立証にはならんだろ、と私は思うのだが。

 結局のところ、どの事件も、「無実だ!」という被告人の主張が、実際に本当なのか虚偽なのか、誰にもわからんのだ。
 わからんけれども、メーカー(または点検会社)が作成した定期点検の成績書にずらっと「良」」が並んでいれば、また、メーカー社員が何の根拠もなく「当社の商品はこれこれ優秀でございまして、プラス誤差は絶対出ません」と口で言いさえすれば、有罪とする、それがオービス裁判なのだが、しかし、、、という話は28日締切の『ラジオライフ』原稿で。

 社民党の「憲法学校」というビミョーなネーミングのイベントへ今日は行こうと決めてたのだが、まだ頭が痛く(ときどき顔をしかめるくらい)パス。次回、伊藤塾長の日は行けるか。
 どうも、頭を触ると左半分の表面に、やけに痛い部位がある。帰りの電車で、左耳の下、7時から8時30分のあたりに、押すとかなり痛い部分を発見。これはあれか? 長く散歩してないので、肩凝りの悪化とか? 凝った感じはあまりないのだが…。
 夜、さらに痛くなり…。

「霞っ子クラブ」デビュー!!

 2月27(月)19時30分から新宿のネイキッドロフトで、裁判傍聴のイベントの第2回目があった(1回目は昨年9月26日、ロフトプラスワンのほうで)。

 なんと満員御礼。立ち見多数。入れず帰った方も多数という、主催者も予期せぬ状態。テーブルは片付けられて椅子がぎっしり並べられ、お客さんは飲み物を足に挟んだり床に置いたり。うれしさと申し訳なさが入り交じって…。
 あとでアンケートを拝見したら、トイレへ行きにくくて困ったとの声が多数あった。それは私も同様。最後のじゃんけんプレゼントで人が動いたとき、ささっとトイレへ行ったが、もすこし遅かったら漏れるとこだった。オヤジがおしっこ漏らしたらシャレにならんがな。
 なので私のプレゼントがどなたに当たったか知らない。当たった方、おめでとう。「なんだこれ~」と驚いた? 拙著『なんでこれが交通違反なの!?』をつけるのを忘れたのよ。おしっこ漏れそうで。

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
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 ともあれ、これが「霞っ子クラブ」のデビューといえるのかな。たいへん良かった! トークの内容が濃くて鮮烈。あんなトークで会場をわかせる女の子のユニットは、世界で「霞っ子クラブ」だけじゃないの? 毒人参さんがメイド服にお色直ししたのには、たまげますた。

 彼女たちが準備してきた300円のシール(私も買って携帯電話に貼ったよ)のおまけ、「理由もなく袋とじ」の「かすみだより」も秀逸! 表紙が良いうえ、内容がまた笑えて。「裁判傍聴Q&A Q:法廷で気をつけることは? A:床に陰毛が落ちているので荷物は手に持った方がいいです」って、そうなんだよねえ、傍聴席の床は滅多に掃除しないのか、ほこりまみれの毛がよく落ちてるんだよねえ。

 お客さんのかなりの部分は、『』の篠田編集長の話を、この時期、聞きたかったんだろうか。新聞・テレビでは聞けない話だったよねえ。

夢のなか、いまも Book 夢のなか、いまも

著者:宮崎 勤
販売元:創出版
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 ワタシ的には、阿曽山大噴火さんの、大阪の裁判所の話もずいぶん面白かった。

裁判大噴火 Book 裁判大噴火

著者:阿曽山大噴火
販売元:河出書房新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 たーさんの鳥取の裁判所の話も。アフィリエイトで1億円儲かったら、地方の裁判所を巡りたい。でも、「東京簡裁の道路交通法違反事件を全部傍聴!」はまだまだ続けるつもりだし、欲張るときりがない。原稿を書くヒマがなくなる…のでネイキッドロフトではあまり飲まず、終電前に帰ったのでした。お疲れ様でした~。

2006年2月26日 (日)

国賠ネット交流集会

 ここでまた先送りしたらもうアウトだ!! と14時半頃までかかって単行本(共著)の原稿をようやく書き上げ、13時30分からの国賠ネット交流集会へ。途中で忘れ物に気づいて戻ったりしてたら、会場へ着いたのは閉会間近になってしまった。
 国賠ネットというのは、かなーり独特な集まりだと思う。なーんかみなさん明るくて、なかなか他に類のない暖かさ乃至ほのぼの感がある。
 帝京大学教授の藤原英夫さんも、井上薫判事等を相手に訴訟を起こしたりしながら、ニコニコ楽しい。
 月末までに締切が3本あるし(って無理だろそれ!!)、翌月曜はネイキッドロフトでイベントもあるので、二次会はパス。

 以下、「裁判&イベント情報」から少し。

2月28日(火)
午後6時30分から社会文化会館で「社民党・憲法学校」。「みんな集まれ!憲法勝負の年」。(1回千円、25歳未満半額)
午後6時40分から文京区民センターで公開シンポジウム「おかしいぞ!警察・検察・裁判所Ⅲ」

3月7日(火) 
午後3時から東京簡裁826号法廷で、首都高湾岸線東行き羽田空港3-3のオービスⅢLk事件。第4回公判。

3月8日(水) 
午後1時30分から東京高裁「痴漢冤罪・西武新宿線丸山事件」の判決。
午後6時から弁護士会館2Fクレオで、日本弁護士連合会第9回国選弁護プレシンポジウム「『人質』司法を打破しよう-保釈制度の改革を目指して-」。

3月9日(木) 
午後0時~1時30分、衆議院第二議員会館第1会議室で院内集会「共謀罪に反対する集い」。階段前で通行証配布。
午後1時30分から東京地裁で「東京・葛飾ビラ配布弾圧事件」。
午後3時10分から東京簡裁534号法廷で、首都高5号線上り高島平5-12のオービスⅢLj事件。第4回公判。論告・弁論。
午後6時30分から星陵会館(議員会館裏。永田町)で「共謀罪を廃案へ 大集会」。500円。

3月20日(月)
午後1時半から大阪地裁201号で、「大阪地裁所長 ・オヤジ狩り事件」(求刑は懲役8年)の判決。鳥越健治・大阪地裁所長を襲ったのは「年齢16~17歳くらいの高校生風の少年4人」だというが、被告人は、地裁所長の証言とも、検察が隠していた防犯カメラの映像とも、似ても似つかぬ人物!! 執行猶予の付かない否認事件にもかかわらず保釈が認められたという異例の展開。無罪を予想してマスコミ多数押しかけるかも。とにかく主文読み上げの直後、司法記者クラブの記者たちが飛び出して行く光景を見られるはずだよ。

2006年2月25日 (土)

アフィリエイト 767円!!

 前回のスクープ後、2月20日に117円、2月22日に155円が「報酬合計」欄に記載されていることが確認された。これで合計は767円である!!
 どこのどなたが何を購入されたのか存じませんが、ありがとございますっ!!

 この「報酬」は、内幸町だったかな、そのへんのどこかの銀行に口座を持ってると、手数料105円で引き出せるとか、まあ、そんなふうな話だったかな。違うかもしれない。
 そのうち詳しいことを報告するよぅ。

 私が自分のアフィリエイトから本を購入する計画は、アマゾンのパスワードとか諸々忘れたことにより暗礁に乗り上げている。てか単行本(共著)の原稿がまだで、それどころではないのだよぅ。

 「オービスⅢLk」(オービススリーエルケー。俗称・LHシステム)とは、東京航空計器の、電子式でループコイル式のオービス。所ジョージさんは首都高湾岸線・羽田空港付近のこのLkで捕まったようだ。
 その「オービスⅢLk」でグーグル検索すると、379件ヒットし、1番に当ブログが、次に自力HPのほうが出る。
 ところがヤフー検索すると、ヒットは2件のみ。自力HPの記事だけ。当ブログは出ない。
 どーゆーこと? 何が違うの?

 ほわほわ産毛のようだった頭髪が、ここ数日、ちょっとしっかりしてきたような気がする。頭皮の血行をよくするのを狙って、風呂で頭に冷水をかけるということを始めたのだが、それが効いてるんか?

 2週間ほど前から、インスタントコーヒーにココアパウダーを混ぜて飲み始めている。砂糖等の甘味料はナシ。けっこうイケますよ。

 「Pro Shop The Bike Man(プロショップ ザ・バイクマン)」の「バイクマン日記」、2月14日から、バイクの駐禁で争った体験記が始まってる。
 おぅ、それって私が八重洲出版の『モーターサイクリスト』95年6月号でレポートさせてもらった事件だね。懐かしいねぇ。

2006年2月24日 (金)

「汚名を着たまま墓へ行けない!」第8回公判

 15時30分から、東京簡裁刑事1室3係534号法廷(堀内信明裁判官)で、いわゆるオービス事件、「汚名を着たまま墓へ行けない!」事件の第8回公判。

【場   所】 甲州街道下り世田谷区給田
【日  時】 2004年2月23日 午後2時15分頃
【装   置】 三菱電機 RS-2000 (俗称・新Hシステム)
【測定値】 90㎞/h 制限速度50㎞/hを40㎞/h超過
【被告人】 78歳 白髪ポニーテール 東京府の大久保村生まれ
【弁護人】 国選 
【主   張】 道路右側のエッソのGSが混んでいたので入らず、第2通行帯から第1通行帯へ車線変更し、オービスの下を通って信号待ち、発進して間もなくのファミレス・ジョナサンに入った。90㎞/hなどまったく出していないし、出せない。昼間の甲州街道で90㎞/hなどきちがい沙汰。車線変更の途中なので、写真には車が切れて写っている。顔がだいぶ不鮮明。

050915r203

 この事件、第1回公判は05年6月17日。
 第2回は7月22日。被告人宅へ拡大写真を持って訪問した警部補(32歳。見た感じ切れ者風)を証人尋問。旅費日当と思われる茶封筒。この頃はまだ、警視庁警察官は茶封筒を当たり前に受け取っていた。その後、私がごちゃごちゃ動き始めたのを知ってか、受け取らない(つまり裁判所に対し請求しない)ようになった。
 第3回は9月14日。三菱電機鎌倉製作所の菅井宗一社員を証人尋問。三菱も東京航空計器も、全国の法廷を飛び回って何の根拠もない“セールストーク”をする専門の社員(これが裁判所にとっては測定機の専門家。おいおいっ!!)がいて、彼らは旅費日当を請求して受け取る。地方で証言した場合、受取額はかなり高額になる。
 三菱RS-2000と菅井証言についてはこの本が詳しい。関係者は必読!

交通取り締まりのタブー!―反則金+放置駐車違反金で1千億円超え!お巡りさんウハウハのカラクリ Book 交通取り締まりのタブー!―反則金+放置駐車違反金で1千億円超え!お巡りさんウハウハのカラクリ

著者:寺沢 有,小谷 洋之
販売元:宝島社
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 第4回は10月19日。被告人質問。
 第5回は11月18日。被告人質問。
 第6回は06年1月11日。私は中津川簡裁のオービスⅢLj事件を傍聴に行き、パス。なんと、堀内さんが(?)上掲の本に出てくる大槻義彦教授の証人尋問調書と、それから検察側の澤谷邦男教授の証人尋問調書をさいたま地裁・川越支部から取り寄せたらしい。これはだいぶんに驚天動地の展開。
 第7回は2月8日。両教授の証言を検討するには、それら証言の前に川越支部の法廷に提出されていた書面を見る必要があるようだから…という話に。

 そして2月24日の第8回。
 その書面を弁護人は入手したのかしてないのか、よくわからないまま書記官室で打ち合わせ(非公開)をすることに…。せっかく良い展開になってるんだから、ポイントを押さえてぐいぐい押せばいいのに…。

 15時35分頃閉廷。私は単行本(共著)の原稿があり帰宅。ってまだ書いてないのかよっ!! せっかく原稿の依頼がきてるんだから、きりきり書けばいいのに…(泣)。

 今日は結局、13時30分と15時30分のオービス事件を傍聴に裁判所へきて、13時30分のは流れ(期日変更になり)、時間が空いたので他の事件を少し傍聴し、15時30分のは約5分で終了。この5分のために、電車での往復を含め4時間も仕事場を離れたことになる。めっちゃ忙しいのに。しかし、それでも「もったいない」という思いはぜんぜんないんだよなぁ。なぜ?

 ちなみに「ルーシー・ブラックマンさん殺害事件」をちらっと覗いてみようかと425号法廷へ行ったが、「もう一杯で傍聴券はない」と本当か嘘か言われ、ドアの小窓から中を覗こうとしたが小学生みたいに通せんぼされたっけ。

焼肉屋の看板を蹴り壊し「器物損壊」

 14時20分から東京簡裁刑事1室1係826号法廷(武内晃裁判官)で「器物損壊」(刑法261条。3年以下の懲役又は30万円以下の罰金)の新件。
 器物損壊の傍聴は初めてだ。つか器物損壊の公判はあんまりないんじゃないかな。

 被告人は家賃滞納により05年6月頃アパートを出て、住所不定・無職。身柄(拘置所)。背中にミッキーマウスのジャンパー。「ドランクドラゴン」の鈴木拓さんに8%くらい似てるか。業過の罰金前科1回。

 午前3時20分頃、板橋区内で、焼肉店の看板を足蹴にして壊し、消費税抜きで6万7050円相当の損害を与えたのだという。近所の商店主に目撃され、110番通報され、焼肉店(2階)にいるところを警察官から職質され、逮捕されたのだという。
 業過で買ったばかりの車を壊して200万円くらい、借金の返済でも200万円くらい、そして本件看板の修理代と慰謝料、遠くに住む母親に出してもらったのだという。
検察官「お母さんは何歳?」
被告人「70近いと思います」
 はっきり何歳と知らないとは、私といっしょだぁ。
裁判官「なぜ親元へ帰らないの?」
被告人「帰るときは、恩返しというか、何か残して帰りたいので…」
裁判官「これじゃ恩返しどころじゃない。迷惑かけるばかりだ」
被告人「はい…」

 求刑は罰金10万円。
 事案に鑑みて、直ちに判決。
 罰金10万円。勾留期間の1日を金5千円に換算して、刑に満つるまで算入。訴訟費用は負担させない。
 私は器物損壊の刑罰の相場は知らないけど、普通は略式で10万円のところ、住所不定・無職だったんで判決まで勾留し、満つるまで算入…というパターンなのだろう。

 最後に裁判官が「また法廷に立つことのないように」と言ったのに対し、被告人が言った「はい」は、この日たぶん20回以上言っただろう「はい」のなかでいちばん力が込められていたっけ。
 14時51分閉廷。

酒気帯び0.55mg 懲役5月の実刑は重すぎて不当か

 13時30分からの「湾岸・羽田のオービスⅢLk 第1車線が危ない!?」を傍聴に東京簡裁728号法廷へ。
 ところが期日変更。カンベンしてよぉ。忙しいとこ無理して出てきたのにぃ。
 ま、こうこうことはたまにある。しょーがない。

 ちょうど始まった窃盗(刑法235条。10年以下の懲役)の判決を傍聴。
 被告人はだいぶ年配で身柄(拘置所)。“囚人服”のようものを着ていた。あれが私服なら、ある意味けっこうおしゃれ。
 懲役1年、執行猶予2年。2年とはまた軽い。訴訟費用は負担させない。裁判官が「次はね、100円のものを万引しても刑務所へ行くことになるから」と言ったところをみると、本件は万引だったのか。

 14時から高裁刑事11部715号法廷(白木勇・傳田喜久・忠鉢孝史裁判官)で道路交通法違反の控訴審判決。
 被告人出廷せず。
 84年に酒気帯び追突事故(被害者は21歳男性、加療4カ月)で懲役8月、執行猶予5年の判決を受け、その後、また酒気帯び事故(右直? 被害者は20歳男性、死亡)で懲役1年4月、執行猶予5年、保護観察付きの判決受けたことのある、酒気帯び0.55mg。自宅で飲酒して少し眠り、さらに外で飲食するため車を運転したのだという。
 原審の懲役5月(実刑)は重すぎて不当である、刑の執行を猶予するか、刑期を軽くすべき、という控訴理由。
「もはや刑の執行を猶予することはできず…」
 と裁判長。控訴棄却。訴訟費用は負担させない。 
 

2006年2月23日 (木)

湾岸・羽田のオービスⅢLk これも第1車線!

 東京地検で2件の開示を受ける。1件は墨塗りだらけで、ちょーっと空振りだったが、まあ、こういうのを押さえておくのも必要だろうと。

 午後3時から東京簡裁1室2係826号法廷(浅見牧夫裁判官)で、オービス事件の第3回公判を傍聴。

【場   所】 首都高・湾岸線東行き・羽田空港3-3
【日  時】 2005年7月16日 午前(?) 3時57分頃
【装   置】 東京航空計器 オービスⅢLk (俗称・LHシステム。所ジョージさんが捕まったやつ)
【測定値】 140㎞/h 制限速度80㎞/hを60㎞/h超過
【被告人】 50歳くらい 会社役員 
【弁護人】 私選と思われる
【主   張】 3車線のうち一番左の車線を105~108㎞/hで走っていた。140㎞/hも出していないし、出せない!

 第1回公判は06年1月10日。17分ほどで終わった。
 第2回公判は06年2月2日。東京航空計器の森成昭治課長を尋問。いつもの森成ブシ。すなわち、何の根拠もなく自社製品の優秀性を言うばかり。重要なところは「…と聞いています」。半年に1回定期点検をし、各項目ずらっと「良」が並んだ「定期点検成績書」を作成するのだが、不具合を見つけて直し、チェックして直ったことがわかったら「良」にするんだそうだ。へ~。
 それが終わり、浅見さんが魚ぎょ仰天!!のことを言い出した(焼糞日記06年2月2日参照)。

 その件は、やはり書記官室での打ち合わせでどうもなくなったらしいが(いや、まだわかんないか)、この2月23日も仰天のことがあった。
 打ち合わせでどんな話になったのか、検察官が総務省の関東通信なんとか局に電波のことで何か問い合わせており、浅見さんのほうも、羽田空港や航空会社が出す電磁波のことで調査嘱託をしているという。
 私は長年オービス裁判を傍聴してきたが、これは驚天動地の展開なのだ!! 詳しくは雑誌で書こう。

 3時28分まで被告人質問。また書記官室で打ち合わせするという。
 1室3係、堀内信明裁判官の法廷でも、オービス(そちらは三菱電機のRS-2000)事件が、かつてない展開になっている。
 何かがゴゴゴと動いているようだ。今こそ被告人・弁護人が、良い矢を放たねばならぬのだが…。

2006年2月22日 (水)

甲州街道下り給田RS-2000「不公平だ!」

 朝の電車3本のうち1本の運転士(?)が、若そうな女性だった。そんな時代になったのだなあ、と思うたのさ。
 途中の電車内で、国賠ネットの方にばったり。11時30分からの「西山(沖縄密約)国賠」を傍聴にへ行くのだという。定年(の少し前)で退職し、ずっと通っているのだという。うらやましいっ!

 午前11時20分から、東京簡裁刑事2室3係728号法廷(北村幸次裁判官)で、道路交通法違反の新件。

【場   所】 甲州街道下り世田谷区給田
【日  時】 2005年9月6日 午前5時40分頃
【装   置】 三菱電機 RS-2000 (俗称・新Hシステム)
【測定値】 92㎞/h 制限速度50㎞/hを42㎞/h超過
【被告人】 50代 自営業 
【弁護人】 国選 (だいぶ年配。初めて見る弁護士)
【主   張】 測定値に争いはないが、セット速度(『なんでこれが交通違反なの!?』Q022参照)未満は捕まらないのは不公平だ。納得いかない。納得させてもらいたい。

 被告人はその時期、肉親の容態が悪化して(間もなく死去。合掌)帰宅を急いでいたという。10年前に東名高速で受けた取り締まり(車間距離不保持)に対し、納得いかないまま反則金を払ってしまった悔しさが相当に尾をひいるらしく、そんなこんなで怒りが噴出したように見えた。
 北村裁判官、田口照子検察官の、いつもとはちょっと違う対応が、まあ、なんというか、3年間ほど534、728、826号法廷へ通っている者からは、まあ、いろんなことがあるね、という感じだった。

 田口さんは冒陳(冒頭陳述)で「被告人に前科はなく、前歴もありません」と言ったが、弁護人(国選)による被告人質問で、上述の10年前の違反歴が語られた。反則行為の場合、点数(を付した理由として違反)が記録され、それは、免許更新時の講習や有効期限のための記録なので、5年(と40日)をすぎれば記録から外すのかな、いや、どうなのかな、と他人にはどうでもいいマニアックなことを一瞬考える俺だったのさ。

 2分ほど休廷して判決。
 求刑どおり罰金8万円。訴訟費用(本件では国選弁護人の費用)は負担させない。
 11時50分閉廷。
 簡裁は1コマ50分なのに、11時20分に新件を入れて大丈夫かいな、と思ったが、大丈夫だった。

 被告人が納得いったかどうか不明だけれど、まあ、法廷で言いたいことを言えて、それなりに落ち着くものはあったのではないか。略式に応じて、さらなる怒りをためて罰金を払うより、ずっとよかったのだろう、と思った。
 無理に泣き寝入りして、そんな自分への苛立ちも含めて警察を憎むのはよくないよね。

 拙著『なんでこれが交通違反なの!?』のQ003は、<<「みんな違反しているのになぜ自分だけ?」の理屈は通用するか?>>。Q010は<<警察はなぜ「待ち伏せ取り締まり」を公然と行っているのか?>>。
 もしもまだ納得いかなければ、そのあたりを読んでみては如何でしょうか、とは言わず、すぐに「西山国賠」の法廷へ行ったが、もう誰もおらず、その時間の農林水産省地下の第5食堂は押すな押すなだし…。うむぅと思案し、13時30分から地裁民事5部721号法廷で[原告:花田光司 被告:光文社]の証拠調べ(本人・証人)という興味をひく事件があったが霞ヶ関をあとに。新宿思い出横町の岐阜屋でラーメン350円。都内某所で某事件の関係者と面談。帰宅して某事件の書面を一通仕上げる。
 単行本(共著)の原稿が終わらないのに、連載の締切の時期が迫ってくる。嗚呼…。

2006年2月21日 (火)

アフィリエイト 495円っ!!

 当ブログの管理ページに「ココログアフィリエイト利用状況確認」というのがあった。
 クリックしてみた…。

 ぬわんと!!
 「報酬合計」というところに、2月12日186円、2月14日309円、合計495円とあるではないか!! うおおーっ!!
 どなたが何を買ってくれたのか、存じませぬが、ありがとございますぅ。

 その「報酬」をどうやって手にできるのか、まだよくわからないが、よしゃ! 今年中に「アフィリエイトで1億円!」が実現するよう、いやいや、おちゃらけてる場合ではない、700万円に届くよう(ってオイオイ)ガンバロー。とりあえず、いろんな本を紹介しよっか。
 なんか一般的にはマイナーな本ばかりになりそうだけど(笑)。

 その前に、単行本(共著)の原稿を終わらせねば。ってまだ書けてないのかよ!

ネイキッドロフトで傍聴マニアのイベント!

2月27日(月)、ネイキッドロフトで「裁判傍聴のススメ2 ~事件の裏側、全て話します!~」。
全ての事件フリーク&裁判ファン必見! 
ほぼ毎日裁判所に通い、大きな事件からおバカな事件までを傍聴している裁判傍聴マニアたちが、あの事件の裏側に突っ込みを入れまくる!
抱腹絶倒!オンエアー不可能!
これを見ずして裁判の面白さは語れないぞ!!
【議長】 阿曽山大噴火(大川興業)、今井亮一、礼田計
【Guest】 霞っ子クラブ(女の子だけの傍聴人集団)、篠田博之(『創』編集長)
【入廷】 18:30     【開廷】 19:30
【入廷料】 ¥1,000(+1drinkから) <当日券のみ>

 噂の「霞っ子クラブ」のデビューライブだ!
 以下は、昨年『漫画実話ナックルズ』に書いた原稿から。

*******

 裁判なんて近寄りがたい? いやいや、こう言ってはナンだが、世の中にこれほど面白いものはないかも。
「パンティの上から臀部を撫でまわし」「膣および肛門に手指を挿入」「センズリのオカズ」「ポケットにブラジャー」「男児のオチンチンをもてあそび、足指をなめた」
 飲み屋でも大きな声では言えないそんなえげつない言葉が、黒い法服をまとった裁判官や、美人検察官(モデル並みの美女も)の口から、はっきり明瞭に聞けたりする。それも、「肛門に手指を挿入」したとされる被告人のナマの顔を見ながら聞けるのだ。
 面白いのは色情系だけではない。窃盗も覚せい剤も、みな味わいがある。身上経歴や犯行の動機などがリアルにわかるし、常習犯がどう反省の弁を述べ、検察官や裁判官からどう突っ込まれるか、非常に興味深い。大きなニュースになった事件の裁判もある。芸能人や宗教詐欺や政治家などの有名人を、ナマで間近に見られることもある。
 だから、裁判傍聴にハマってしまう人は多い。当日、裁判所へ行って開廷表(裁判のメニューのようなもの)を見て、次から次へと傍聴するのだ。東京地裁の場合、水曜の午後に翌週の開廷予定がわかる。それをせっせとメモする人もいる。今年、若い女性たちのグループ「霞っ子クラブ」ができた。「おめかしをして、午後に裁判所に現れては、パンチのきいた事件を傍聴し……そんな浮付いた女の子の傍聴人集団……の傍聴記で~す」と始まるブログは、法廷イラストもあり、なかなか読ませる。ちなみに、裁判所には授業で傍聴にきた女子大生も多く、もしかして意外なナンパの名所かもしれない。
 自分も行ってみたいけど、いまいち気後れする? 心配は無用だ。裁判は公開が原則。誰でもいつでもぶらり傍聴できる。入り口で氏名を書かされるなんてことはないし、入場料もない。遅刻も早退も自由。
 ただし、当事者にとって裁判は人生の重大事。執行猶予がつくかどうか、家族がハラハラしていたりする。被害者・遺族が傍聴席にいたりもする。そこんとこは配慮するほうがいいと思うよ。
 ところで、じつは傍聴には、密室裁判にならないよう監視するという意義がある。が、傍聴人ゼロの法廷は珍しくない。傍聴人がいるかいないかで、裁判官の訴訟指揮がだいぶ違ったりするという。最初は興味本位でも、とにかく傍聴席を1つでも埋める、それは国民として正しい行いなのだ。胸を張って、さあ、あなたも傍聴に行こうっ。

*******

 初めて裁判傍聴に行く方は、このページのいちばん下の枠囲みを。

2006年2月20日 (月)

『食品の裏側』『脳内汚染』

 風呂で『週刊ポスト』2006年2月10日号を読む。
 「ここまで進んでいる! 食卓の危機」という記事で、『食品の裏側』という本が取り上げられていた。

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物 Book 食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

著者:安部 司
販売元:東洋経済新報社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 著者の安部司さんは、「かつては食品添加物の専門商社で働いており、業界では〝添加物の神様〟の異名で知られたトップセールスマン」。「食品添加物は〝魔法の粉〟」。「業界内でも『困ったときの安部頼み』といわれた」んだそうだ。
 ぎょっ、「売値は1パックわずか100円。原価はたった20円ほどだから…」のミートボールって。先日駅前のスーパーで100円のミートボールをつい買って、今夜食べようと思ってたとこなんだけど。冷蔵庫には生活クラブ生協の高い豚の角煮もあるのに。うー、どうする!?

 同じ号の「著者に聞け!」は岡田尊司さんの『脳内汚染』。

脳内汚染 Book 脳内汚染

著者:岡田 尊司
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 先日読んだ『誇大自己症候群』の著者だ。

誇大自己症候群 Book 誇大自己症候群

著者:岡田 尊司
販売元:筑摩書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「従来の概念を横断して生じている現象に対して、的確に記述する用語の必要性を感じるようになった。そうして生まれたのが『誇大自己症候群』である。」
「誇大自己症候群の人は、誇大自己を膨らまさずにはバランスが保てないだけの、何らかの背景を抱えている。それは、多くの場合、愛情剥奪と溺愛が入り交じった、バランスの悪い親との関係に由来し、その親もまた一家のねじれた過去を背負っている。」
 シンプルでわかりやすい本だった。ただ分析して責めるのではなく、立ち直りの方法を提示しているところもよかった。

 よしゃ、『食品の裏側』と『脳内汚染』の2冊、自分のブログのアフィリエイトで買って、アフィリエイトがどんなもんなのか試してみる第1号、第2号にしようっ。

2006年2月19日 (日)

駐禁取締り民間委託の入札結果(警視庁)

2006年1月12日決定「放置車両確認事務委託入札結果」の順位1位。

契約番号62220<千代田>麹町、丸の内、神田、万世橋署
200,638,000円 ㈱コアズ

契約番号62221<中央>中央、久松、築地、月島署
※全社予定価格超過

契約番号62222<港>愛宕、三田、高輪、麻布、赤坂、東京水上署
403,620,000円 ㈱コアズ

契約番号62223<品川>品川、大井、大崎、荏原署
143,273,000円 ㈱セノン

契約番号62224<渋谷>渋谷、原宿、代々木署
199,292,000円 ㈱コアズ

契約番号62225<新宿>牛込、新宿、戸塚、四谷署
274,140,000円 ㈱ジェイ・エス・エス

契約番号62226<文京>富坂、大塚、本富士、駒込署
119,800,000円 日本不動産管理㈱

契約番号62227<豊島>巣鴨、池袋、目白署
138,780,000円 関東ビル管理連合(協)

契約番号62228<台東>上野、下谷、浅草、蔵前署
※予定価格超過

契約番号62229<深川>深川署
52,900,800円  ㈱セノン

契約番号62230<城東>城東署
48,411,000円 (財)東京都交通局協力会

契約番号62231<本所>本所署
76,952,381円 東洋興産㈱

契約番号62232<向島>向島署
29,300,000円 新生ビルテクノ㈱

契約番号62233<江戸川>小松川、葛西、小岩署
※予定価格超過

 この入札は「総合評価方式」といって、「価格点」50点と「評価点」50点の合計で決まる。したがって、価格点が低い(=委託費が高い)業者が1位をゲットすることがある。
 国会答弁等から推計すると、「放置違反金」の半分近くが業者の取り分となるらしいことがわかる。
 じつは東京交通安全協会も札を入れてるが、契約を取る気はないんじゃないかな…。
 そのへん、2月20日発売の『ドライバー』に書いたよ。

トラックバックを試してみた

ココログでつくるかんたんブログ&ホームページ ココログでつくるかんたんブログ&ホームページ

著者:ケイズプロダクション
販売元:九天社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 という本を某氏からもらい(ありがとう)、トラックバックが何だか、ようやくわかった(気がした)。
 まだわかってないバカなオヤジ諸君に、教えてあげよう。っていきなりふんぞり返っちゃったよオイ(笑)。

 ブログには「この記事のトラックバックURL」とかいうのがある。
 それが大事だったんだねえ。
 よそのブログにある「A記事」の「トラックバックURL」をコピーして、自分とこのブログの「B記事」の作成画面の然るべき窓に、そのURLを貼り付ける。そして然るべき操作をする。
 そうすると、あら不思議、たちまちよそのブログの然るべき場所で「B記事」が紹介されることになるのだ。

 さっそく試してみたくて、「共謀罪反対 THE INCIDENTS (Alternative Version) 」の【「RS-2000」(三菱電機)裁判が結審】という記事へトラックバックした…とは言わないのか? 言うのか?
 うまくいったのでうれしくなり、「大槻義彦のページ」のこの記事この記事へも…した。またまた成功。

 だけど、これって、自分のページへいきなり妙なヤツが乗り込んでくることにもなるわけだよね。2つのブログに対し、申し訳ないような気がしてしまった。そのうち慣れるんだろうか。
 こんなことを、誰が何のために考案したんだろう。

 金曜に裁判所で、トコさんに会い、「アフィリエイトはただリンクを貼ればいいってもんじゃない。本なら本の簡単な紹介文をつけるとかしなきゃ」旨アドバイスをいただいた。
 そこで、『なんでこれが交通違反なの!?』についてだけ、自力HPのほうに載せていた紹介文をこっちにも載せた。自力HPにある同書の画像をクリックすると、こっちの記事へ飛ぶようにもした。
 「アフィリエイトで1億円!」へ、着々と近づいている…かな。

 「私のブックマーク」への載せ方がわかった。簡単だった。何件か載せた。

 ほかご相談等に対応。単行本(共著)の原稿がまったく進まない。

2006年2月18日 (土)

詐欺:5歳で両親が蒸発、妹と2人施設へ引き取られ…

 2月17日(金)13時10分から簡裁刑事1室3係534号法廷(堀内信明裁判官)で、【煽られてオービス 新件2件】の最初のほうの事件の判決を傍聴。主文等はリンク先に。
 堀内さんは説明が丁寧でありがたいのだが、13時15分からの728号法廷の窃盗(第1回は2月10日。コンビニで食料品17点、2801円をリュックがぱんぱんになるまで万引)の判決と、13時20分からの412号法廷の【交通前科4犯の無免許】の判決を聴き逃すことに。

             ★

 13時30分から地裁刑事4部413号法廷(高麗邦彦裁判官。渋い赤のネクタイ)で「詐欺」の新件。
 被告人(30代半ば)は短い坊主刈り。頭の形が良い。ジャージ上下に革ジャン。けっこう整った顔立ち。身柄(警察留置場)。

 05年11月末から12月にかけて、少し前まで働いていた新聞販売店のエリアで高齢者宅を訪れ、「××新聞です。12月分をお願いします」と3950円、「3日後に必ず返すので」と1万円、「2カ月分の契約を前払いでお願いします」と7000円、「15日が給料日なので必ず持ってくるから」と2万7000円、「…足りなくて」と7000円、「5カ月分前払いしてもらえませんか」と1万9600円を騙し取ったのだという。
 04年12月には、知人の財布から7万円を取って逃げ、窃盗で懲役1年・執行猶予3年の判決を受けているのだという。

 被告人質問では、何を問われても、10秒から10数秒、答えを探すのか黙り、力のない小さな声でぽつりぽつりとしか答えない。何の起伏もない。感情らしきものが見えない…。
 じつはこの被告人、5歳ぐらいのときに両親が蒸発し、姉はよそへ引き取られ、本人は妹とともに施設で暮らすことになったのだという。施設から中学校へ通い、非行もなく卒業。内装関係の仕事を住み込みで6年間マジメに働いたのだという。04年12月の窃盗は、先輩といっしょに生活しながら、技術を生かした仕事を始めたが、先輩はちゃんと給料をくれず、思い余って飛び出すとき、財布からカネを抜いたのだという…。
  妹は、いつからか不明だが音信不通なのだという。

 裁判官は19分間も、なんとか被告人の感情を引き出そうとした。
「ふり返って、あそこをこうしとけばよかったなとか…いちばんはどんなこと?」
「(新聞販売店を辞める理由となった)人間関係とは、具体的にいうと?」
「きちんと生活を立て直して、という気持ちはわかるが、具体的にどうするのか、何か考えてるの?」
「(前科は)前の窃盗以外、何もない。ここんとこ急にこんなんになっちゃったのかなあと。どうして? 昔から詐欺や窃盗をしてる人もいる。あなたの場合、どうして急に? どうして?」
「気持ちの入れ方というか、なーんか伝わってこない気がする。こちらの理解の仕方が足りないのかなあ」
「大丈夫かい? わかってる? あなたの人生なんだよ。せっかく生まれてきたんだからさ、やっぱりきちんと生活して、そのなかで楽しいこともあるだろうと…」

 検察官は懲役2年6月を求刑。
 執行猶予判決から1年足らずの本件犯行では、実刑は免れないだろう。前の1年とあわせて服役することになる…。
 論告・弁論の間、被告人は被告人席で、力なくずっと目を伏せていた。途中一度だけ、前の壁を見上げた。気力のない、暗い目に見えた。その顔立ちからは、姉も妹も美人なのだろうと想像された。どこでどう暮らしているのだろう。この被告人に比べると、検察官も弁護人も、生きる世界の違う、いかにも「エリートお坊ちゃま」に見えるのだった。

 ものすごーく気になる被告人だった。なんだか涙が出そうになってしまった。
 傍聴席には、だいぶ年配の男女が10人ほどいて、うち1人の男性が、再び手錠・腰縄をつけられ奥のドアへ去る被告人を、じーっと見ていたっけ。

 私の後ろに「霞っ子クラブ」のユキさんがいた。途中から傍聴していたそうだ。

2006年2月17日 (金)

交通事件原票を破って懲役1年

 9時55分から【公然わいせつ:ベランダの女性下着を見て手淫】の判決を傍聴。主文等についてはリンク先に。

 10時から地裁刑事8部415号法廷(細田啓介裁判官。役者顔ではきはき良い声)で「公文書毀棄」の新件。

 もしや…と思ったら、やはりそうだった。交通取締りでモメて、交通事件原票(違反キップのうち被疑者のサイン欄がある1枚)を破った、という事件だった。
 それも、直進でも右折でも、かつ9~7時は左折でも入れるのに、7~9時の左折進入のみ禁止という道路での、おそらくは待伏せ取締りに腹を立てての犯行…。
 これまでどんな取締りを受け、どう頭にきていたか、被告人はとうとうと述べるのだった…。

 運転者に交付される交通反則告知書(いわゆる青キップ)なら、破ろうが食べようが勝手だが、交通事件原票は警察のものなので、公用文書毀棄という重い犯罪になってしまうのだ。
 取締りに腹が立ったら、私のHPを読んでほしい。

 5分休廷して判決。懲役1年、執行猶予3年。
 これは『ラジオライフ』の連載で書こうか。ネタがありすぎて…。

Book スピード取り締まり実用ハンドブック (2006年版)

著者:ラジオライフ
販売元:三才ブックス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 419号法廷で10時30分から「強制わいせつ」の新件あり。ちらっと覗く。
 電車内の痴漢行為で98年に5万円、05年に30万円の罰金前科あり。30万のほうから7カ月くらいあとに、電車内で女子高生の下着に手を入れて臀部を触り、性器までも触ろうとしたのだそうだ。それも、少し前に同じ女子高生を触ったら大丈夫だったので狙い打ちにしたのだという。

 「反省した。被害者の気持ちがよくわかった。二度としない」と言う被告人を、漫才の「中川家」の弟のほうに似た検察官(よく見かける)が、「前回も前々回もそう思ったんだろ!?」とガンガン責めていた。「今回は勾留されて身にしみた」と言う被告人を、「前回も前々回も逮捕されて留置されたんでしょ!?」と裁判官が責めていた…。

 11時30分から別の法廷で「医師法違反」の新件…とメモしてあったのを見て途中で抜けたら、10時30分のメモミスだった。11時30分から新件があるわけないじゃん、ねえ。
 419号へは戻らず、農林水産省地下の第5職員食堂でカツ丼(小鉢2つ付き)450円。

2006年2月16日 (木)

首都高5号線上り高島平のオービス事件・第3回

 2月16日(木)午前10時20分から、東京簡裁・刑事2室1係・534号法廷(櫻井廣美裁判官)で、道路交通法違反の第3回公判を傍聴。

【場   所】 首都高5号線上り高島平
【日  時】 2005年7月29日 午後10時50分頃
【装   置】 東京航空計器 オービスⅢLj (ループコイル式でフィルム式)
【測定値】 117㎞/h 制限速度60㎞/hを57㎞/h超過
【被告人】 30代 会社員 スーツ 
【弁護人】 国選
【主   張】 約90㎞/hで走行していた

 オービスは年に2回、「定期点検」と称するものを行う。
 本件前は2005年7月5日。本件後は、2006年1月5日にオービスを取り外し、社内へ持ち帰って点検・整備し、1月11日に定期点検成績書を作成した、とのこと。その成績書を2月13日に入手したので証拠調べ請求すると検察官。

 それに関して、前回に続き東京航空計器の森成課長(在廷)を証人尋問。
 冒頭、櫻井さんが言った。
「前回の調書を見ると、証人はどうも質問趣旨を理解しないで答えているような……」
 そのとおり。メーカー社員は誰もが、問われたことから連想される自社製品の優秀な機能ばかり言うのだ。
「証人は問われたことにだけ、イエスかノーで答えなさいっ!」
 と、ぴしゃりやったら、オービス裁判はだいぶ雰囲気が違ってくるだろう。

 尋問は長引き、10時50分、次の事件(窃盗)を審理することに。
 11時42分、森成尋問を再開。
 被告人本人もほんの少しだが尋問に加わり、12時41分までかかってしまった。
 今日終わる予定だった論告・弁論は、次回に持ち越し。
 森成課長は、またもしっかり旅費日当の茶封筒を受け取った。小銭の音が聞こえたよ。
 こうした証言も業務に含まれてると言いながら、国からカネを受け取り続ける。どういう会社やねん。

 結局、
1、取り外す前のチェック時に異常があったかどうか、の記録はいい加減
2、そのチェック自体、適正に行われたのかどうか、一切不明
3、半年に1回のチェックで異常が発見され(たとメーカーが報告し)なければ、その間の百数十万~数百万回の測定は全部正常だったとする論法
4、写真に焼き付けられた記号(測定値)は、間違いなく被告人車両のものか、そのチェックは一切なし
5、メーカー社員があれこれ言うオービスの性能・機能が間違いないことの裏付けデータ等は一切なし(よって被告人側は検討できない)
 というオービス事件の特徴が存分に発揮された証人尋問だった。
 そんなんじゃ、無罪だろうって? いやいや、これで有罪にし続けてきたのが日本のオービス裁判なのだ。

 農林水産省地下、第5食堂で、酢豚定食(半食)420円。
 午後は傍聴せず、とっとと帰る。単行本(共著)の原稿が、、、。

2006年2月14日 (火)

アクセス トラックバック アフィリエイト

1、簡裁で窃盗の判決を傍聴
2、地裁でオービス84㎞/h超過を傍聴
3、地裁で交通罰金前科4犯の無免許を傍聴
4、警視庁で1件開示を受ける
5、法務省で1件開示を受ける
6、高裁で執行猶予中の無免許判決を傍聴
7、地裁で公務執行妨害等を傍聴
8、簡裁刑事の今週の開廷予定をチェック
9、皇居の玉砂利を歩き小学館へ
10、神保町で半炒飯ラーメン520円

 自力HPのほう、昨年10月に入り、ヤフーの「交通違反」検索の最初のページに表示されなくなり、アクセス数がぐっと減った。
 この日曜、やけにアクセスが多いなと思ったら、同ページの1番に自力HPが表示されていた。
 ところが火曜夜あたりか、また表示されなくなった。
 何なんだろう???
 ちなみに当ブログのアクセス数は、ブログ設置から火曜夜までで1500と数十。

 火曜21時9分、ココログからメールあり。
 「交通前科4犯の無免許」にトラックバックがつきました、と。
 あら、ほんとだ!

 当ブログは、コメントに対応してる余裕がないので、コメントを受付けない、を選択している。
 トラックバックについては、それが何なのかよくわからないので、様子をみてみようと、受付ける、にチェックマークを入れている。
 トラックバックって何なの。誰かが何かすると自動的につくのか、誰かが何かを故意に操作してつけるのか。
 現時点では、「トラックバックは私が何もしなくてもつく(ことがある)」ということが判明した、と言えるんだろうと思う。

 アフィリエイトもよくわかんない。
 たぶん、当ブログで紹介してる本をどなたか買ってくれると、私のほうへいくらか入る仕掛けなんだと思うんだが、まだ1円も儲からない(と思う)のでよくわかんない。「ブログのアフィリエイトで1億円!」と聞いて本気にしてるのに(笑)。
 1円でも儲かったら逐一報告するよ。
 だから、報告を見たさに何か買ってみよう、という探求心をもとうぢゃないか諸君!
 待て待て、私が自分で自分のブログを通じて買う、ってのはどうだ!

 ちなみに先週、農林水産省の地下の書店で、これを買おうと思った。

安心のファシズム―支配されたがる人びと Book 安心のファシズム―支配されたがる人びと

著者:斎藤 貴男
販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 しかし見あたらなかったので、目についたこれを買って電車で読んでる。あと1回裁判所へ往復すれば読み終わるはず。

ホラーハウス社会―法を犯した「少年」と「異常者」たち Book ホラーハウス社会―法を犯した「少年」と「異常者」たち

著者:芹沢 一也
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

公務執行妨害・器物損壊等

 13時30分から地裁刑事17部432号法廷(佐々木直人裁判官)で、「公務執行妨害・器物損壊等」の新件。
 以前、駐禁レッカー商法の女性警察官とモメたおばさんが、つい頬を手で叩いてしまい、女性警察官はしゃがんで泣きだしたという「公務執行妨害・傷害」を傍聴したことがあり、時間があれば(ほんとはないんだけど。泣)のぞいてみることにしているのだ。

 被告人(身柄。拘置所)は、ルー大柴さんから脂と毒を抜いた感じ。
 新宿歌舞伎町で、駐禁で(たぶんいわゆるワッカを取りつけられ)交番へ行ったところ、職務質問され(たぶん車内の捜索に任意で応じるよう求められ)、拒否。捜索差押許可状(令状?)の執行を受けそうになったところ、浮気相手の若い女性を乗せたまま、やにわにバックさせ、巡査(41歳)が運転するパトカー前部に衝突させて3万3642円の損害を与え、続いて前進させ、巡査(43歳)が運転するパトカー後部に衝突させて9万6642円の損害を与え、さらに逃走しようとしたがタクシーに衝突するなどして停止。現行犯逮捕。車から覚せい剤0.556gと、0.051gの水溶液入りの注射器が発見された。前日使用しており尿中から覚せい剤が…。という事件。「等」は覚せい剤だったのだ。

 覚せい剤の前科3犯(服役2回)から約3年後のことで、事件当日の少し前に、友人のパーティで若いギャング風の男から、覚せい剤ではないと「スプラッシュ」をもらい、使用して覚せい剤とわかったが、使用し続けたのだという。
「前科3犯で車内に覚せい剤があるのに、駐禁でのこのこ交番へ出頭するとは信じられないが」
 との問いに、
「覚せい剤の影響があったと思う。そこがまさに覚せい剤の怖いところだ」
 旨答えていた。
「過去の3回の裁判で『二度とやらない』と誓ってきたが、今まで反省とか後悔とかしたことがなかったように思う。運の悪さ、ツキのなさばかり思っていたように思う。これまではそうだった。しかし今回捕まって、幼い子供を残して刑務所へ行くことを思うと、苦しくて苦しくて。これが反省なんだと気づいた。子供(の存在)がこんなに大きいものとは」
 旨泣いていた。
 傍聴席で被告人の母親も泣いていた。
 傍聴席には黒スーツの若い男女が10人ほど。

 求刑は懲役4年、押収してある覚醒剤と注射器没収。
 14時26分閉廷。

別事件で執行猶予中の無免許運転(控訴審判決)

 東京簡裁の判決に不服だと、東京高裁に控訴する。
 東京地裁の判決に不服だと、東京高裁に控訴する。
 ※一般刑事事件の場合。

 控訴審の公判は少ない。
 もしかしたら、スピード違反の否認事件で、
「簡裁で傍聴した被告人名(控訴人名)があるんじゃないか」
「地裁の否認事件が上がってきてるんじゃないか」
 と、なるべく高裁の開廷表をチェックするようにしている。

 13時25分から高裁刑事8部717号法廷(安部文洋・高梨雅夫・原田保孝裁判官)で、道路交通法違反の判決。
 広い法廷に、傍聴人は、私と、紺のジャンパー(裏地は赤)の男のみ。
 と思ったらその男が被告人だった。
 主文。本件控訴を棄却する。訴訟費用は負担させない。

 04年に廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反で懲役1年・執行猶予4年(4年は長い!)、罰金80万円の併科の判決を受け、05年に無免許で罰金20万円あり、の本件無免許。懲役3月の実刑判決が重すぎて不当、再度の執行猶予を、という事件。
「罪質を異にすること。服役すると会社に影響を与えることを考慮しても、原審判決が重すぎるとはいえない」
 との判決理由。
 原審がどこかは聞きそびれた。

 13時27分閉廷。

交通前科4犯の無免許

 11時から地裁刑事10部412号法廷(入江猛裁判官)で道路交通法違反の新件。
 この入江さんて、登壇した感じは「猛」が似合わないけど、口調や訴訟指揮は「猛」だなぁと思わせる裁判官だよね。

 速度違反で罰金6万円、駐車違反で罰金1万5000円(反則金の納付を怠って略式になったのかな?)、無免許で罰金?万円(免停中の運転かな?)。これで免許取消になり、無免許で罰金20万円。を受けて約4カ月後の本件無免許。
 父親が情状証人。
 母親が傍聴席で泣いていた。

 なぜ無免許をくり返すのか、検察官、裁判官はどこに反省および更正の誓いを求めるのか、いつものパターン。
 「どう突っ込まれても完璧対応! 反省・悔悟の陳述集」を裁判所の前で路上販売しようか。1冊5千円で。
でも、あんまり完璧だとウソっぽいんだよね。
 拙著『なんでこれが交通違反なの!?』のQ125は、「酒気帯び3回目で起訴。どうしても執行猶予がほしい。反省はどう示す?」。

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 これを読んでもらうと、基本的なところはわかると思うよ。
 それを参考に、個々の状況に応じて真剣に考える、のがいちばん説得力があると思う。

 求刑は相場どおり懲役4月。
 11時50分閉廷。

首都高3号線下り駒沢のオービス 暴走車からパッシングされ84キロ超過

 9時50分から簡裁で、先週の窃盗の判決を傍聴したのち、、、。

 10時から地裁刑事2部528号法廷(大きい法廷)で、道路交通法違反の新件。毛利晴光裁判官。
 法廷に入ると、傍聴席に若い男女が10数名いて、それとは別らしい30代と思しき美人系の女性がきっと私を見上げた。華と迫力が混じった、どこか何か違う感じの女性だ。いわゆる女子アナか? なぜこんな事件に? と思った。

 事件は、首都高3号線下り駒沢のオービスⅢによる84㎞/h超過(測定値144㎞/h)。時刻は午前1時45分頃。
 ここのオービス事件を傍聴するのは2度めだ。前回はベンツ。今回はポルシェ。
 自白事件。
 検察官提出の書証中の、被告人の供述調書によれば、
「自宅へ帰る途中、周りと同じ速度、だいたい110㎞/hくらいで走っていると、渋谷を過ぎて、大型乗用車が後ろから急接近してきてパッシングしてきた。左側の車線は車が連なっていて入れず、加速。そのときオービスが光った。好きこのんで144㎞/h出したのではないことを、わかっていただきたいと思います」
 という主張。

 情状証人として被告人の妻を尋問、、、それがさっきの女性だった。
 白いしゃれたブラウスに、長めの黒いタイトスカート。髪は黒。姿勢よく、コッコッコッと靴音高く足早に証言台へ。こんな堂々とした証人は初めて見る。
 職業は、女子アナではなかったが、なるほどその職業かぁ、とうなづけた。オヤジ流のイメージかもしれんけど。 

 検察官の席には3人いて、裁判官寄りの席の若い女性が起訴状朗読等を担当。
 前髪が眉を隠し、関西弁。歯切れよい。
 だが、被告人の次にオービスに測定・撮影された車両は9分後であることを理由に、被告人が言うパッシングの車はなかった、刑責を逃れるための虚偽の弁解だ、と決めつけるのには呆れた。

 そもそもオービスⅢは、測定値がセット速度を超えていれば必ず撮影するわけではない。いくつもの撮影条件をクリアした場合に撮影するのだと、簡裁の法廷でメーカー社員がいつも言ってるぞ。
 それに、オービス設置場所の手前で異様な追い上げをして煽り、直前で自分だけ減速する、そんな車がいても全くわからないのが、オービスによる取り締まりなのだ。
 にもかかわらず「虚偽の弁解だ」と決めつけるのは、検察の無能をさらけ出してるようなもんじゃないか。
 だいたい、被告人が測定値を否認すれば、オービスの製造販売会社の社員を呼んで「我が社のキカイは絶対に大丈夫でございます」と言わせて立証とする、底抜けの無能、、、でなければ責任を逃れるための虚偽の有罪主張、、、。
 なーんて傍聴席で思ってるのは、私だけだよね(笑)。

 求刑は懲役3月。相場どおりだ。執行猶予が2年か3年かつくだろう。
 気になったのは、裁判官からの被告人質問。
 被告人は弁護人不要と回答したのに、裁判所が職権で国選をつけたそうだが、「弁護人をつけてもらってよかった」旨、裁判官は言わせたがっているように思えたこと。
弁護人の費用(報酬と日当)を被告人に負担させたいのだな、と見えた。
 執行猶予つきの懲役刑だと、再犯のおそれもなく普通に生活する被告人には、実質的に何の痛みもない。そこで、10万円足らずの弁護人費用を負担させて、「二次刑罰」(私の造語)とする、それがこうした事件の相場と思えるのだ。
 10時50分閉廷。

2006年2月13日 (月)

Pro Shop The Bike Man(プロショップ ザ・バイクマン)

 「Traffic Issues Now」(略称TIN)。
 懐かしい
TINの永久会長・大谷寛之くんから音信あり!!
 オートバイで異国の空の下を旅しまくった末、昨年秋、「Pro Shop The Bike Man(プロショップ ザ・バイクマン)」を開業したという。おおっ!!

 ホームページ、なかなか見やすいじゃん。
 「工賃表」というのがあって、タイヤ交換の工賃に「ホイール持ち込み」とあるのが泣かせる。
 昔、下半身がバイクだった頃、ホイールを外すまではすぐにでき、タイヤを外すのも、うんしょこらしょとなんとかできるが、新しいタイヤを装着するのが至難で、リムを傷だらけにしたり、タイヤレバーでチューブに穴を開けたり、そんなことあったよなあ…と。
 そういえば、どこかのおしゃれなバイク店で、外したチューブを持ち込んでパンク修理を頼んだら、タイヤを組み付けたままからの修理代数千円を「決まりですから」と要求されてたまげたこともあったなあ。

 今月一杯、ザ・バイクマンで「今井のブログを見てきた」と言えば1割引…の交渉を自力でする権利が与えられる。あはは…ってそういうの宮崎学さんのHPで以前よくあったね。

 ま、約10年前、大谷くんは、こういっちゃ何だが、義侠心、正義感、責任感といったものを持った、良いヤツだった。それが長期間の旅でどうなったか、会いたいよね。

 髪のふりかけ? 薄い頭にふりかけると黒々見える粉のようなもの、をふりかけ、写真たくさん撮った(笑)。

 リイド社の『鬼平犯科帳』25巻を買い、

Book 鬼平犯科帳 (25)

著者:池波 正太郎,久保田 千太郎,さいとう たかを
販売元:リイド社

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 ・ふと見つけて嶋中書店の『迎撃空域』を買う。この吉原昌宏さんってすっごいねえ。マニアックなところがたまらない。

Book 女戦士(ワルキューレ)の伝説―Only the brave

著者:吉原 昌宏
販売元:日本出版社
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 「とっておきのスクープを教えてあげる」と、某方面から驚きの話を聞く。アメリカでは報じられたことがあるというが、日本ではどうなんだろ。本当なら、いつまでも秘密にはできないだろう。どこがどう最初に報じることになるのか。いや、発表を待つことになるのかなあ。いろんなことがあるね。

2006年2月11日 (土)

ココアでダイエット?

 ここ10日ほどきつすぎたか、ややだらだらしてしまう。
 ご相談等に対応し、今年初めてプールへ。流れるプールの壁に、運動になる歩き方の絵が掲げられてるのを発見。試してみる。俺もプールで歩くオヤジになっちゃったかぁ(笑)。

 木曜、高尿酸血症の薬が切れたので病院へ。待合室で開いた雑誌に、ココアがダイエットにどうとかあり。さっそく帰りにスーパーでココアの粉を買い、テキトーに湯でとかして飲む。悪くないじゃん。

 ブログを少しいじってみた。副題もつけてみた。
 あれこれいじってようやく「私のブックマーク」を1つアップできたが、どうやってアップできたのかわからず…。
 デザインを変えてみた。しかし左右の無駄なスペースをどうにも無くせない。
 もう今夜はここまでだ。疲れた!

 これまで「焼糞日記」では1日分をがーっとまとめて書いていたが、ココログの金曜の日記を事件1件ずつに分けてみた。分けるほうが圧倒的に読みやすい。
 だが、こうなってくると、元のHPの日記はどうするのか。あっちは無くしてもいいんだけど、あの備忘録がなくなるとワタシ的には不都合が生じそう。うむぅ。

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
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2006年2月10日 (金)

湾岸・羽田のオービスⅢLk 第1車線が危ない!?

 15時10分から簡裁刑事2室3係(北村幸次裁判官)で道路交通法違反の第3回公判。
 首都高・湾岸線・東行き・羽田空港3-3のオービスⅢLk(所ジョージさんが捕まったやつだな)による52㎞/h超過。測定値132㎞/h。真っ向否認。
 第2回(1月11日。警察官と森成社員を証人尋問)は、「霞っ子クラブ」のたーさんに傍聴してもらった。その日は私は中津川簡裁へオービスⅢLj事件を傍聴に行っていたのだ。

 今日は被告人質問。
 感情の起伏があまりないというのか、淡々としていて、見事に終始一貫した陳述だった。
 裁判官からの質問が、なんと30分以上。これは異例な長さだ。
 なんとか齟齬や不合理な部分を見つけねば有罪判決が書きにくいということなのだろうか、と傍聴席からは思えた。
 ほか、「あー、やっぱりな!」と思うところがあった。

 しかも、である。この事件は、
「3車線のうち第1車線を80㎞/hで走っていた。そもそも土曜の13時17分に第1車線で132㎞/hも出せない」
 というものなのだが、1室2係、浅見牧夫裁判官の法廷でも、
「第1車線を100㎞/hくらいで走っていた。140㎞/hも出せない」
 という事件が現在進行中なのだ。
 測定・撮影日は、約2週間違い。

 うーむ、これは『ラジオライフ』で詳述しようか。

 ちなみに、東京航空計器のオービスⅢLk(俗称LHシステム)と、三菱電機のRS-2000(俗称新Hシステム)は、すべての通過車両の速度を測定し、記録している。少なくとも、1時間毎、10㎞/h毎に何台が通過したかの表がある。それを開示させれば、当時の状況についての裏付けになる。ウソを言っている場合は、かえってウソが暴かれることになるけれども。

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公然わいせつ:ベランダの女性下着を見て手淫

 10時50分から簡裁刑事2室3係(初めて見る裁判官)で「公然わいせつ」の新件。
 、、、を6分ほど遅れて傍聴。公然わいせつは私は初めて。
 被告人(身柄。警察留置場)は、上は紫でえりなどにピンクが混じった模様入りの、下はグレーの、ジャージ。髪ぼさぼさ。もみあげから髭が伸び放題。顔は細長く、ホームレス。まさに阿曽山大噴火さん似。

 午後2時頃、マンションの2階ベランダに干してあった女性下着を見て劣情をもよおし、下着のほうへ体を向け、歩道上でズボンのチャックを開け陰茎を露出して手淫。目撃され注意されたので射精はしなかった…。

 この被告人、1文字かせいぜい10文字足らずの言葉を弱く発するのみ、やたらうなづくところが特徴的だった。
いろんな人がいる。漫画家志望の諸君、裁判所はキャラクターの宝庫だぞ、と言いたい。

 裁判官は「研さん(?)裁判官」といって、これから配属が決まるのだという。へえ。

 求刑は罰金10万円。
 払えっこなさそう。1カ月半ほど勾留されてるから、満つるまで算入となるのか。
 ※「満つるまで算入」:未決勾留期間の1日を金5千円に換算して、罰金額に満つるまで算入すること。

 この事件、「平成18年(ろ)第15号」。
 事件番号が「平成18年」の事件は私は今年初めてだ。

****************

 2月17日(金)9時55分 第2回公判(判決)

 被告人、きょうは髪がだいぶすっきりしていた。散髪したのか。髭も剃っていた。
 傍聴席に2室3係を担当する北村幸次裁判官がグレーのスーツ姿で。
 法服を脱いでスーツ姿の裁判官って、一瞬「え?」となるよね。
 そういえば朝、霞ヶ関の改札を出たところで小島裕史さんとすれ違ったように思う。
東京簡裁の法廷担当一覧にはお名前が見あたらないが、退官されたのだろうか。

 前回と同じ研鑽(?)裁判官が判決を言い渡した。
 主文。罰金10万円。満つるまで算入。訴訟費用は負担させない。

 主文をくり返し、満つるまで算入の意味を説明し、
「あなたはまだ36歳。健康状態も良い。なぜこんなことになったのか。路上生活を初めてから占有離脱物横領(放棄自転車の利用か?)などを重ねている。問題のおおもとは路上生活にある。福祉事務所ともう一度よく相談して…」
 旨、説示。でも、慣れないのか、流れが悪く、何度もかんでいた。
 ははあ、それを北村さんがチェックするのかな? そりゃ緊張するわぁ。

 罰金刑で終わったので、被告人は自由の身。手錠・腰縄はもうかけられない。
「このカードを持ってね、保護観察所へ…」
 と田口照子さんが被告人に説明。
 北村さんは立ち上がり、弁護人の後ろを通って奥のドアへ。

無免許:同種体刑前科あり

 10時から地裁刑事3部520号法廷(大西達夫裁判官)で道路交通法違反の新件。
 、、、を10時18分から傍聴。
 情状証人(妻)の反対尋問をやっているところ。
 被告人は濃紺スーツの50代と思しきおじさん。在宅。
 同種体刑前科(懲役6月)で服役後にも、交通違反の罰金前科が3回ほどあるらしいが、服役は14年前。

 夢を実現するため進学しようとしている(進学した?)息子のことを言われ、泣いていた。
 生活は苦しく、贖罪寄付をする余裕がないので、公園等の清掃をしているそうだ。

 求刑は懲役4月。執行を猶予するなら保護観察に付するのが相当と検察官。

 「同種体刑前科あり」といっても14年も前のことだし、罰金前科3回もそれなりに期間を空けてのことらしい。「略式で罰金2回くらい→公判請求されて…」というパターンからそう外れない。執行猶予がつくと予想される。

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殺人未遂・銃砲刀剣類所持等取締法違反 判決

 10時から地裁刑事8部415号法廷(飯田重信・大川隆男・明日利佳裁判官)で、殺人未遂・銃砲刀剣類所持等取締法違反の判決。

 「霞っ子クラブ」の傍聴記に度々出てきて、私もつい誘われて一度傍聴したことのある事件。
 東京は世田谷区・八幡山2丁目先路上で、刃体の長さ11.5cmで両刃の「ブーツナイフ」で通行人を刺し、警察官から拳銃で撃たれた事件だ。詳しくは「霞っ子クラブ」を参照。

 判決主文は…。
 懲役9年、未決勾留期間のうち150日を算入。ブーツナイフを没収。訴訟費用は負担させない。

 以下、傍聴メモから(抜けている部分あり)。
 犯行日は2005年6月6日。前日の6月5日、自宅アパートの上の住人から……警察に通報され腹を立て、自宅天井をほうきで突いて壊したが、しばらくの間、愛着していたナイフをながめることで、気分が良くなった。
 6月6日、歩いて福祉事務所へ行く途中、容姿の良い男性が女性連れで歩いているのを見て、いじわるをしようと、2人の間を通って男性を肘で突いた。呼び止められて、ナイフで威嚇した。男性が携帯電話を取り出して警察に通報しようとしたのを見て、刺し殺してでも逃げるしかないと思い……。
 被害者の行為は、まことに正当。被告人の行為は、あまりに短絡で理不尽きわまりない。他人の生命を尊重する気持ちが希薄。犯行態様は非常に危険で悪質。被害者が一命を取り留めたのは、被害者に武道の心得があり咄嗟に……たまたま胆管と門脈の間をナイフが通った……。
 ……加えて被害者は、激しい復讐心と、そのような自分への嫌悪感で今も悩んでいる。しかし被告人は何らの慰謝の気持ちもなく……今後も……。しかしながら、犯行は突発的で計画性がない。1回限りの突き刺しで、執拗さも認められない。思考方法には特異なものがあり……分裂型人格障害(?)に起因する……が背景にあることは、ある程度酌まねばならない。前科はない。
 前回、被害者の意見陳述……人の命をなんだと思ってるんだという問いかけ。これは我々裁判官にとっても非常に重い問いかけと受け止めた。事件の審理をしていると……どうしても他人事ととらえがちだが、被害者本人の声を聞いて……まして被告人は重く受け止めなければならない。長い服役の……いつもその点を考えてください。この判決に不服があるときは……。

 被告人(ブルー系のセーター)は、開廷間もなくのとき、裁判長から「被告人は前へ」と呼ばれても、聞こえないふうだった。二度呼ばれて気がついた。
 判決言渡しの間、手を後ろに組んでいた。
 言渡しが終わると、カチャカチャと手錠をかけられ、腰縄をかけられ、(少なくとも傍聴席から見る限りでは)何事もなかったかのように出て行った。
 上記太字の部分は、被告人に対してではなく、被害者に対しての言葉のように傍聴席からは思えた。

 傍聴席、最前列、私の隣の隣に、ロン毛で細い若者がいた。被害者だろうか。
 もう1人、茶髪のロン毛でややぶかぶかのスーツ(それが流行?)の若者がいて、閉廷後、外で苦しんでるふうだった。

オービスで実刑

 9時55分から地裁刑事17部432号法廷(佐々木直人裁判官)。
 1月26日に第1回を傍聴した首都高・湾岸線・東行き・羽田空港3-3のオービスⅢLkによる84㎞/h超過の判決。被告人は今日もおしゃれだった。

裁判官 「主文。被告人を懲役3月に処する。以上が主文です」

 オービスで懲役の実刑を食らうケースもあるのだ。

 本件被告人は、傷害で懲役1年・執行猶予3年の判決受けたあとに、傷害と44㎞/h超過で罰金2回。そして84㎞/h超過では、実刑もやむやしか。
 どうしても刑務所行きが嫌なら、控訴して、控訴審第1回公判までに、、、という選択もないではないだろうが。

  

2006年2月 9日 (木)

「霞っ子クラブ」が被告人演歌でCDデビュー!?

2月9日(木)

 17時過ぎから裁判所地下の八千代食堂で、27日のネイキッドロフトのイベントの打ち合わせに加わる。
 「霞っ子クラブ」の、「たー」さんを除く3人、「ユキ」さん、「(・∀・)<毒人参」さん、「mi」さんに会う。
 「(・∀・)<毒人参」さん、「mi」さんと話すのは初めて。
 これはアレだ、

   風の便りにききました
   あなた きょうは 腰縄の色が変わったそうですね
   留置場から 拘置所に 移ったのですね
   面会 差し入れ 行けないわたしを 許してください
   執行猶予の判決を 祈って あなたの靴を磨いてます

 みたいな被告人演歌でぜひCDデビューしてほしい。と酔っぱらいオヤジに思わせるユニットだな。
 ヒットの可能性、かなりアリと見た!

※ 私がこれまで傍聴してきた限りでは、被告人の勾留場所が代用監獄(警察留置場)の場合、腰縄の色はブルー、拘置所の場合はグレーのようだ。
※ 身柄事件で執行猶予判決のとき、手錠・腰縄はもうかけられないけれども、被告人が拘置所に勾留されていた場合は、刑務官とともに拘置所へ荷物を取りに戻る。代用監獄(警察留置場)の場合は、その場でサンダル履きのまま解放され、留置場へ荷物を取りに行くのは自力になる。
 内縁の妻または夫が靴と電車賃を持って傍聴席にいてくれたら、おそらく相当うれしいだろう。
 なので、上掲の歌詞、「留置場から拘置所に移ったのですね」は、おかしいんだけどね。

 終わって私1人、農林水産省地下へ、よせばいいのにさらにちょっと飲食しに。
 ラストオーダー19時でダメだった。19時半のはずでは? いや、それは、飲み物のラストオーダーだったのだ。
 暴れず真っ直ぐ帰宅。仕事が…。

川越支部と東京簡裁で三菱RS-2000事件を傍聴

2月8日(水)

 いつもは車で行くさいたま地裁・川越支部へ、きょうは電車と徒歩で。ちょうど2時間だった。
 11時から「寺澤オービス事件」第23回公判。曽我大三郎裁判長。合議。
 三菱電機のRS-2000(高速走行抑止システム。俗称Hシステム)による37㎞/h超過。測定値97㎞/h。

 まずは弁護人が、今日発売の『週刊プレイボーイ』の記事を証拠申請。
 検察官は、いつものように不同意。
 弁護人は撤回し、被告人質問を30分ほど。
 RS-2000の写真には違反時刻が午後10時49分と焼き付けられているが、寺澤さんは午後10時54分に車を止めて携帯電話で話しており、当該道路へ出たのは午後11時をまわっているはずという。
 その点について興味深い陳述があったが、『ドライバー』で報告することにしよう。

 11時35分から論告。
 メーカーが言うRS-2000の機能を延々と述べた。
 でもそこには、なんの科学的・技術的・客観的根拠もない。メーカーの言い分を鵜呑みにしてるだけ。
 この検察官は低くて威厳のある声だけに、かえって無能さが際だって聞こえるのだった。
 こんな検察で、日本は大丈夫なのかと、心底不安になった。私って愛国者?

 驚いたのが求刑。相場は罰金7万円のところ、なんと10万円!!
 まあね、否認事件のとき、たまに、相場より1万円ほど高かったり、上限である10万円だったりすることはあるが、本件では、いかにも「寺澤憎し」というものが感じられ、なのに懲役は求刑できないところが滑稽だったりしたよ。
 有罪判決の場合、10万円ってことはない。7万円か、検察官の顔も少し立ててせいぜい8万円だろう。

 12時3分から弁護人(堀敏明弁護士)による最終弁論。
「立証責任は検察にある。本件ではそんな立証はない」
 等とツボを押さえた弁論。

 12時37分、寺澤さんが最終陳述。
 12時39分から次回期日を決め、12時42分閉廷。
 注目の判決は4月25日13時30分だ!

 私はすぐに、東京簡裁へ。
 15時から534号法廷(堀内信明裁判官)で、寺澤オービス事件の大槻・澤谷教授(両人とも博士)の尋問調書を取り寄せたオービス事件(甲州街道下り世田谷区給田のRS-2000)の第7回公判があるのだ。前回は中津川簡裁のオービス事件(東京航空計器オービスⅢLj)と期日が重なってパスしたので、今日はどうしても傍聴したく。
 駅まで35分の歩き(ミニ散歩)も含め、ちょうど2時間くらいだった。池袋の駅で迷わなかったらもうちょい早く着けたな(笑)。

 こっちのオービス事件(被告人は78歳。「汚名を着たまま墓へ行けない!」)は、弁護人が大槻教授を証人申請し、大槻教授はすでに川越支部で証言しているので、ではそれを取り寄せてみよう、という話になっているのだった。
 堀内さんは、いつもよく説明してくれるので、ほんと助かる。勉強にもなるし。初めて刑事裁判を傍聴する人には、東京簡裁刑事1室3係の堀内信明裁判官の法廷(534号を使用)がお勧めだよ。

 そして、大槻教授の証言は何かの書類を前提としているので、じゃあそれも取り寄せようか、検察官が今日申請した書証についての意見は次回にしようか、ということで15時21分閉廷。弁護人が5分遅れたので正味16分。

 農林水産省地下の書店で

  

 を買い、第5食堂でロースカツ定食(半食)420円。
 帰宅して生活クラブ生協の班長さん宅へ。マイコープの品も…。
 前夜は単行本(共著)の原稿で遅くまで起きてたし、疲れた~。久しぶりにプロポリスを。

2006年2月 7日 (火)

またも湾岸・羽田のオービスⅢLkで否認!

2月7日(火)

 10時40分、簡裁826号法廷へ。
 10時からの窃盗の新件の被告人質問をやっているところ。
 高島屋デパートの催事場で、空いているバッグから財布を窃取したんだという。
 被害金額は2万8千円か5万8千円かよく聴き取れず。
 現行犯逮捕され、釈放まで39日間、警察留置場に。
 同種前科は20年以上前。
 求刑は懲役2年。
 東京簡裁の事件のほとんどは窃盗で、目指す道路交通法違反の前後に窃盗を傍聴することは少なくない。その印象からすると懲役2年は重いほうに思えるが、相場がどうこういえるほど私は窃盗を研究してない。
 次回判決。
 なお、この公判は、たぶん初めて見る女性裁判官だった。2月2日の開廷表に見た今啓子裁判官か。

※ 2月14日(火)9時50分 第2回公判 判決
 主文。懲役2年 執行猶予3年 訴訟費用については言及なし。
 犯行現場は「高島屋デパート」ではなく、東京流通卸売りセンターかどこかそんなところの、高島屋の催事会場だった。現金5万7000円とクレジットカードほかが入った財布を抜き取り、別の催事会場(婦人下着)でさらに6511円とクレジットカードほかが入った財布を抜き取り、トイレで現金以外をトイレットペーパーにくるんで汚物入れに捨てるという手慣れた犯行だったのだそうだ。
「それから被告人は苦労の多い●●の仕事をされているが、こつこつ積み上げてきた信頼も崩れるのは一瞬ですから。(中略)もう後はありませんから」
 と今啓子裁判官(だと思う)が説示するのを聞いて、家族らしき傍聴人が泣いていた。
 途中で傍聴席にスーツ姿の浅見牧夫裁判官がきて、言渡しが終わると法廷中央を通って奥のドアへ入っていった。あれはなんだったの?   (以上2月14日傍聴分を後日書き足し)

 10分遅れて11時から、いつもの浅見牧夫裁判官(1室2係)に交代し、道路交通法違反の新件。
 またも首都高・湾岸線・東行き・羽田空港3-3のオービスⅢLk(俗称LHシステム)。
 測定値134㎞/hで54㎞/h超過。
 前後左右に他車がいる状態で115~120㎞/hで走行していたと、またも真っ向否認。ただし書証は全部同意。
 2月2日の「現場検証」の件もあってか、浅見さんは他車との位置関係をしつこく被告人に問うていた。
次回、論告・弁論。

 農林水産省地下の第5職員食堂でA定食(半食)420円。小さめのトンカツ1枚、肉だんご2個、キャベツ千切り、どじょうインゲン2本、ゆで卵半個、それにワカメの酢の物(酢が濃い!)と、薄いたくわん2切れと、味噌汁。
 私はやっぱりこの食堂がいいわ。浮気しちゃダメね。と思う。

 午後1時15分から地裁刑事1部408号法廷(渡邉康裁判官。白髪ふさふさ)で、道路交通法違反の新件。
 小学校高学年と思しき男子・女子、多数傍聴。
 無免許で罰金20万円の前科あり、違反歴多数、免許取消し(欠格期間2年)中の、無免許。物損事故を起こして相手と口論になり逃走。ナンバーを通報されて検挙。
 この被告人の違反現場および住所地が…!! そんなところの事件を、霞ヶ関の東京簡裁で審理するんだ。
 求刑は懲役5月。相場である。
 直ちに判決。懲役5月、執行猶予2年。2年は短い。同種罰金前科が1回しかないこともあるのか。
 それにしても、起訴事実に逃走(措置義務違反)が入ってないのはなぜだろ。

 控え室で、さっきの小学生たちが集まっていた。
「先生、あれ、ホンモノ?」(見学者に見せるための芝居と思ったのかな)」
「あの女の人の話し方が格好良かった」(検察官は関西弁でちょっと辻元清美さん風。ばりばり突っ込むのが格好良く見えたらしい)
「あの女の人、先生が寝てるから、にらんでたよ」(わはは。私も含め、居眠りはよくいるのさ。たまに裁判官、書記官、弁護人、検察官もこっくりしてるよ。でも「引率に来て寝てもたらダメやん」と思ったんだろうね)
  子供たちはいいねえ。
 しかし、自白事件ばかり見ないでほしい。オービス否認事件を見てほしいと思う。
 ※このページの下のほうの解説を参照。

 今日は地裁に道路交通法違反の新件がけっこうあったが、ご相談等対応と原稿がたまっており裁判所をあとに。
 電車で居眠りして乗り過ごす。けど昼間は戻る電車がいくらでもある。

 ご近所の方が亡くなり、そのお通夜へ。

  

数分の調べもののために裁判所へ

2006年2月6日(月)

 早起きして『ドライバー』の短い頼まれ原稿を送信。

 午前中、新宿で面白い(私のような者には驚異の!!)体験をしてきた。まだ秘密。うふふ。

 チキン亭のポークカツカレー550円を初めて食う。あのカレーはワタシ的にはちょっと…。
 カウンターに伏せて熟睡の男がいた。店員から起こされて顔を上げ、まだ寝てた。さすが新宿?

 新宿から霞ヶ関は丸ノ内線で13分。
 今週の簡裁刑事の開廷予定を調べるためだけに裁判所へ。
 なんだか疲れがでて1階ロビーのソファで40分ほど寝てしまう。お前もかよっ。

 13時15分から地裁民事で野村沙知代さんを被告とする「預託金返還等」の判決があり、ちらっと傍聴。原告敗訴だった。

 同時刻から地裁刑事で大神源太被告人の公判があり、東京地検に電話した後、30分頃に行ったらもう法廷は真っ暗だった。

 急ぎ帰宅してご相談等に対応。

 単行本(共著)の締切を忘れてた。
 先週(先々週?)直ちにやる予定だったアレも延び延びになってるし。やばいっ。

※ ってこんな日記をアップするためにブログを設けたんだろうか…。

2006年2月 5日 (日)

『なんでこれが交通違反なの!?』

2014年9月20日、追記

 通常、追記は本文末尾にくっつくのに、当記事では逆になってます、申し訳ない。
 おかげさまでロングセラーの拙著『なんでこれが交通違反なの!?』は、2014年9月17日、最新バージョンが発行となりました。

 実際にハンドルを握るドライバー、ライダーが考える交通安全と、取締りを行う警察が考える交通安全とは、ぜんぜん違うのである。「俺は安全運転だから大丈夫」なんて思ってると、さくっと取締りを受けて警察を恨むことになる。財布から無用なカネも出ていく。
 交通違反・交通取締りの世界において、知らない者は損をする、これは本当だ。損をする前に、ぜひ本書をお読みいただきたい。

 ドライバー、ライダー諸氏だけでなく、警察の交通課、高速隊の、上を目指す警察官諸氏も必読と思う。本書を読んでくれてれば、たとえば、栃木県警の4200件に及ぶ誤検挙、あんなことは起こり得なかったのだ。
 拙著が検察官の調べ室にあった、という話はよく聞く。俺自身、最高裁へ見学に行って裁判官図書室のコンピュータ検索を触ったら、拙著がヒットした。
 課や隊で1冊買って回し読みするんじゃなく、お1人1冊買ってね、きゃっ(笑)。

 前書き部分を、9月12日付けのブログ記事に載せた。試しに読んでみてください~。  

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2013年10月28日、追記

 拙著『最新版 なんでこれが交通違反なの!?』は、おかげさまで地道に売れ(つまりお買い上げいただきheart04)、最近、増刷されました。
 増刷は、改訂版などとは違い、単に増し刷りするだけなのですが、草思社にお願いし、データ等をぜんぶ最新のものに更新させてもらいました~。

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2010年7月4日、追記

 長く品切れ状態が続いてご迷惑をおかけしていましたが、2010年7月1日、最新版を発行することができました。

 本書は、初版が2005年6月、改訂新版が2007年3月、そしてこの最新版が2010年7月(予定は6月)の発行となります。
 法律の改定と、その運用の変化にあわせ、また最新のデータを盛り込み、多くの項目を大幅に書き直し、削除し、新たに書き加えました。

 若者の車離れがすすむとともに、オービスの取締りは激減し、死亡事故も激減しました。では交通取締りも激減したか。
 いいえ、逆に、若干ですが増えています。それも、軽微な違反に対する取締りが増えたことが、明らかに見てとれます。

 軽微な違反で「違反は違反だ」と取締りを受け、腹に不服をためたままカネ(反則金、放置違反金、罰金)を払い、警察を恨む、そういう構造だけは、昔と変わらないわけです。

 交通違反や取締りについての基礎知識がないと、しなくていい損をしたり、まさかの逮捕をされたり、ということが起こってきます。
 運転免許人口は、2010年2月末現在で約8079万人。1人でも多くの方が、さまざまな疑問や不安から解放されることの、本書が一助になれば幸いです。

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 以下は、以上の各追記を書く前、つまり2007年3月に出た『改訂新版 なんでこれが交通違反なの!?』の目次と、簡単な内容です。
 その後、データや法令はもちろん、目次も内容も少しずつ最新になってますが、いくらかご参考になれば。

第1章 交通違反の基礎知識 
■001■「違反は違反」だから処罰は仕方がない。それはホント? 

不適切な取り締まりと泣き寝入りを正当化するだけの大ウソ。日本の法律はそんなふうになっていない。
■002■そもそも交通違反とは「犯罪」なのか?
交通違反もいちおうは犯罪。しかし現実には…。交通違反の前科は…。時効は…。 
■003■「みんな違反しているのになぜ自分だけ? 不公平だ!」の理屈は通用するか? 

交通違反の検挙率は1%をはるかに割る。「不公平だ!」と文句を言う運転者に、警察官はどう応じるか。
■004■違反と知らなかった! それでもやっぱり違反になるのか? 

指導警告ですんだ件数のデータ。警察官が指導警告ですます条件とは…。
■005■標識が木の陰になって見えなかった。それでもやっぱり違反か?

違反は成立しない。しかし取り締まられることはある。どう対応すべきか。 
■006■この取り締まりには絶対に納得できない! どうすればいいのか?

取り締まりは行われたが、果たして本当に処罰すべきなのか。しっかり判断する手続きが用意されている。
■007■免許証の提示を求められた。かならず見せなければいけないもの なのか?
法律上、5つの違反の場合を除いて、提示する義務はない。どんな場合でも提出の義務はない。だが…。 
■008■警察をふりきって逃げてしまった。どうなってしまうのか?
「交通違反は現行犯でないと捕まえられない」はウソ。ただし取り締まりは効率が第一なので…。 
■009■警察官におどされたり、ひどいことをいわれた。これは許せない!
警察官の言動にやたら怒る人の心にあるものは…。公安委員会の苦情申出制度とは…。 
■010■警察はなぜ「待ち伏せ取り締まり」を公然と行っているのか?
「警察=正義」という幻想を捨て、素直に客観的に取り締まりを見るなら…。 
■011■違反でつかまったことが会社に知らされることがあるのか? 
原則としてないけれども、会社をネタに運転者の不安をあおることはあり得る。 

第2章 スピード違反  
■012■標識のない道路の場合、何キロ以上で走るとスピード違反になるのか? 

制限速度(道路交通法22条)には、指定最高速度と法定最高速度とがあり…。
■013■警察はどのようにスピードオーバーを見つけ、取り締まるのか?
いくつかの測定方法がある。それぞれの特徴を知らずに文句を言うと、話が混乱しやすい。 
■014■50キロ超過でつかまった。測定値に1キロぐらいの誤差はないのか? 
たった1㎞/hの差で行政処分には大きな違いが。速度違反における“3つのスピード”とは。
■015■「ネズミ捕り」と呼ばれるのはどういう取り締まり方法なのか?
警察官の配置と取り締まりの手順。速度記録紙への割り印の意味は。
■016■「光電式」の測定機はどうやってスピードを測るのか?
3mまたは7m間隔で細い赤外線レーザーの光路を張っておき…。
■017■「光電式」には誤測定がつきものと聞いたが、ほんとうか? 
送受光器の設置にミスがあり、測定された全員の処分が取り消されたことも。
■018■電波を使う「レーダ式」でも測定値に誤差がでるというが、ほんとうか?
レーダ式の測定原理。コサインエラーとは。
■019■坂道でのスピード測定値はじっさいよりも高くでると聞いた。数値は信頼できるか? 
製造販売メーカーの不可解な回答。坂道に関する運転者の主張と、警察・検察の対応。
■020■無人式の自動速度取り締まり機、通称「オービス」とはどういう測定機なのか?
ループコイル式とレーダ式。それぞれの測定原理。予告看板がある理由。
■021■クルマに積んだ「移動オービス」は普通のオービスとどうちがう? 
製造販売会社のカタログから、仕組みと性能。移動オービスには予告看板がない理由。
■022■制限速度を何キロオーバーするとオービスに撮影されるのか? 
セット速度は赤キップ以上。青キップの違反を撮影しない理由。各種オービスの測定可能速度。
■023■白いフラッシュを浴びた、チカッと赤い光が見えた、あれもオービス?
「何か光った! オービスに撮られた?」とおびえる運転者が多い。「白い光」は何か。「チカッと赤い光」は何か。 
■024オービスの一種と思っている人も多い「Nシステム」「Tシステム」とは? 
Nはオービスよりずっと多く、05年4月末現在で全国843カ所。Tは東京だけで362カ所。それぞれの目的は…。
■025■前のクルマと同じ速度だったのに、自分だけ撮影された !
なぜそういうことが起こり得るのか。3つの理由。怖いのは誤測定。
■026■オービスに撮影されてから呼び出されるまではどのくらいの期間?
撮影後、違反者を呼び出すまでの手順。違反者が住所変更をしてない場合は…。
■027■撮影されたのにいつまでも呼び出しがこない。どうして? 
そういうことはときどきある。考えられる理由は…。
■028■呼び出しがきたが撮影されたおぼえがない。なにかのまちがいでは?
ほとんどは、ストロボ発光に気づかなかっただけだろう。しかし…。
■029■呼び出しの通知を無視して出頭しないでいるとどうなる? 
そのまま音沙汰ナシになるケースもあれば、逮捕されるケースも。そしてその中間には…。
■030■運転者がべつの人でも、クルマの持ち主が呼び出され罰せられる? 
処罰されるのは、あくまで運転した人。しかし、運転していなければ何をしてもいいわけではない。
■031■同乗者が女性だとオービスに映っても呼び出されないってホント? 
ウソ。呼び出されて「不倫がバレたらどうしよう」とあわてる人は珍しくない。けれど…。
■032■サングラスや覆面をつけてこれは自分ではないと言い張ったらどうなる? 
警察はかえって意欲を燃やし、「覆面ドライバー逮捕!」と実名報道させるかも。
■033■遠い旅先でオービスに撮られたらそこの警察へ出頭?
住所地ですべて処理できる。ただしそれは違反者の便宜を図ってのことではないため…。
■034■暴走車にあおられ怖くてスピードをだした。それでも違反 になる? 
運転トラブルによる殺傷事件が続発するなかで、警察、検察、裁判所の対応は…。
■035■「追尾式」の場合はどうやってスピードを測定する?
測定機といえるようなものは用いない。ビデオ録画もしない。なぜなら…。 
■036■何メートルぐらい追尾されると違反としてつかまるのか?
パトの助手席で追尾測定を行った警察官の、生々しい法廷証言によれば…。 
■037■覆面パトカーにあおられてスピードをだした。 それでも違反になる? 
運転者に恐怖を感じさせる“あおり行為”を、追尾の警察官はなぜ行うか。
■038■赤灯もサイレンもなしで制限速度を超えたらパトカーも違反では?
違反になる場合と、ならない場合がある。その法的根拠は…。  

第3章 駐車違反 
■039■「駐車」とはどういう状態か? どんな場合に「放置駐車違反」となるのか? 

ただの駐車違反と放置駐車違反との違い。標章、車輪止めの取付件数、レッカー移動件数は…。
■040■駐車禁止の標識がないのに駐車違反でつかまった。どうして?
路地から出て左折し、駐車するまで、見えるところに標識がない場合、規制は効力を生じない。
■041■急な腹痛でトイレへ。やむなく駐禁場所に駐車。これも違反になるのか?
本当かウソか、そんなことを言う運転者が多い。聞き慣れた弁解に、警察官はどう対応するか。 
■042■駐車OKの場所なのに、赤キップを切られた。どういうこと?
それは道路交通法とはべつの法律で捕まったのだ。反則金ですませず前科になる。罰金の相場は…。 
■043■路上駐車の途中でクルマを動かした場合はどうなる?
数十cm動かしただけの場合は…。途中で1時間ほど買い物などして戻ってきた場合は…。
■044■道ばたに駐車しているパトカーは駐車違反にならないのか?
違反になる場合と、ならない場合がある。パトカーの警察官が駐禁でキップを切られたこともある。 
■045■自転車は数日して撤去。原付は即時に取り締まり。こんなに差があるのはなぜ?
大きな違いは、自転車の違反から警察の天下りへカネが流れ込む仕組みがつくられていないこと。 
■046■住民から通報があったから取り締まったといわれたが、それはよくあること? 
ウソかもしれない。「通報があった」は、取り締まりの効率の観点からはたいへん便利なセリフなのだ。
■047■駐車違反のステッカーやワッカを勝手にはずすとどうなる?
勝手に外しても大丈夫。そもそもステッカーには「運転するときは取り除いてください」と書いてある。そして、出頭しなさい」とはどこにも書かれていない…。
■048■新しいステッカーを付けられたまま出頭しないとどうなる? 
その車の持ち主(車検証上の使用者)の立場で、新しいペナルティ「放置違反金」を徴収される。
■049■レッカー料金を払わないとクルマを返してもらえない? 
真っ赤なウソ。警察官や交通安全協会の職員は、なぜウソを言うのか。
■050■あくまでレッカー料金を払わずにいるとどうなる? 
法律上、警察は差し押さえ(通常は銀行預金からの自動引き落とし)ができるのだが…。
■051■移動されたクルマはかならず違反者本人が取りに行かねばならない? 
引き取るよう告知されるのは「所有者等」。料金の支払いを求められるのは「運転者等又は所有者等」。
■052■レッカー料金に対する「審査請求」とは? どんな手続きをするのか? 
「行政不服審査法」にもとづく法律手続き。やり方はじつに簡単。しかも無料。
■053■レッカー料金の不服申し立てに対してはどんな裁決がくだされているのか? 
全件「棄却」または「却下」。申し立てる人は0.1%に満たないので、やり放題になってしまうのだろう。
■054■反則金を払ってしまうと、レッカー代も払わないといけない? 
両者はまったく性質が異なる。どちらか一方だけ争うこともできる。
■055■通行妨害でもなく危険な場所でもない駐車までレッカー移動する理由は? 
ずばり、駐禁レッカーは警察の商法。違法なレッカーが大手を振ってまかり通る現実…。
■056■駐禁「民間委託」と「放置違反金」制度の導入で、なにがどう変わったのか?  
新しい時代の巨大な警察利権。ニュー駐禁ビジネス。違反者は、出頭と違反点数の累積を合法的に逃れられる(びっくり!!)。取締りに不服がある場合はどうすればいいのか。今後この制度はどうなっていくのか。

第4章 酒気帯び運転 
■057■アルコールは基準値以下で違反ではなかったのに警告された。なぜ? 
1滴でも飲んでいれば違反だから。「酒酔い・酒気帯び鑑識カード」のチェック項目は…。
■058■検問で酒気帯びの検査を求められた。断ったらどうなる? 
運転の途中だと、断ること自体が違反になる。罰則は1年以下の懲役または30万円以下の罰金。
■059■酒気帯びの検査結果にどうしても納得できない。やりなおし はできない? 
運転者の不服に応じてやり直すことはない。運転者のほうで、あらかじめ知識を持っておく必要がある。「北川式飲酒検知器SE型」の使用方法は…。
■060■飲んでから車内でたっぷり寝たのに酒気帯びでつかまった ! 
飲酒後すぐに狭い車内でごろ寝したのではアルコールの代謝がよくないのかも。しかし…。
■061■07年の道路交通法改定で同乗者も厳罰に! 酒酔い車への同乗は罰金50万円。 
それは完全なデマ。同乗しただけの者を罰する法律はない。ただし…。
■062■酒気帯びの基準値が0.25mgから0.15mgに引き下げられた理由は? 
40年以上前の実験結果によるのだという。昔は酒気帯びに罰則はなかったが…。
■063■取り締まり強化で飲酒運転による死亡事故はほんとうに減ったのか?
たしかに統計上は減った。だが、それ以上に、ひき逃げが激増して…。  

第5章 信号無視、一時停止、その他 
■064■黄色信号で通過したのに赤信号無視でつかまった。どうして? 

黄色では違反にならない場合もある。それでも赤信号無視で取り締まる理由は…。
■065■完全には停止しなかったが十分に安全を確認した。これでも一時停止違反? 
タイヤが止まらなければ違反は違反。しかし警察官は、そんな報告書は作成しない…。
■066■追い越し車線をしばらく走り続けたら通行帯違反になる? 
違反にならない場合もある。それでも取り締まるとき、警察官はどんな報告書を作成するか…。
■067■横断歩道に歩行者はいたが、妨害していない。それでも「横断歩行者等妨害」? 
違反に当たらなくても取り締まってしまうことがある。その理由は…。
■068■たしかにシートベルトを装着していた 。つかまったのは、どうして? 
取り締まりのダントツトップはシートベルト違反。重いノルマがあり、デッチ上げさえ行われる。
■069■シートベルトをしなくても罰せられないのは、どういう場合? 
根拠となる法令を紹介。しかし法令は法令。着用するに越したことはない。
■070■携帯電話はほんの一瞬使うだけでもやっぱり違反になる? 
04年11月から、使用するだけで違反とされた。メールの注視(2秒間)も違反。
■071■免許証をうっかり失効させてしまった。どうすればいい?
6カ月以内なら試験免除で再取得できる。無免許運転には過失犯の処罰規定がないので…。  

第6章 違反キップ 
■072■違反キップへのサインと押印・拇印は義務なのか? 

すべて任意。そもそもサインの意味は…。
■073■違反キップにサインをするかしないかでその後の扱いは変わるのか? 
手続きの流れは変わらない。ただし警察官は面倒な書類の作成を強いられるため…。
■074■つかまったのにキップを切られなかった。無罪放免か? 
キップを作成されなかったのか、それとも、作成されたが交付されなかったのか。
■075■サインをこばんだら、青キップをくれなかった。そのままでいいのか? 
運転者がサインをこばんだからと青キップを交付しないのは、明白に違法。ところが…。
■076■違反でつかまったとき赤キップをくれなかった。そのままでいいのか? 
取り締まりが他県で行われたとき、また、違反者が否認したとき、交付されないことがよくある。
■077■赤キップを渡されて免許証をとりあげられた。それでも運転できる? 
赤キップが免許証のかわりになる。運転しても免許不携帯にはならない。
■078■違反キップに誤記があった。無効ではないのか? 
誤記は多い。こうやって是正される。些細な誤記にケチをつけるより…。
■079■サインをこばんだら、調書をとるといわれた。どうすればいい? 
調書とは何か。調書を取られるときの注意点は何か。
■080■調書の内容を何日かたってから訂正できるのか?
訂正はできない。新たにまた調書を取ることになるが…。  

第7章 反則金と罰金 
■081■「反則金」と「罰金」と新しい「放置違反金」はどうちがうのか? 
基本中の基本。これを混同しているとデマにだまされやすく、損をする。
■082■反則金はどのように支払えばいい? 
現場で渡されるのは、仮納付のための納付書。本納付の仕方は…。
■083■反則金を払わずにいると青キップが赤キップに! こんなことがあり得る? 
あり得ない。本納付についてを説明する「通告書」は色が赤いので、勘違いする人が多い。
■084■反則金をいつまでも払わないでいると逮捕されてしまう? 
反則金の納付は任意。任意のものを納付しないからと、逮捕などできない。
■085■「罰金」となった場合、その金額はどのくらいか?どうやって支払うのか? 
罰金納付までの期間と、納付の仕方。金額の相場。
■086■罰金を払ったら生活していけない! 減額はしてもらえるのか? 
半額くらいになることはない。0円になるか、相場どおりになるか、不思議なシステム。
■087■反則金、罰金はどこに行くのか? なにに使われるのか? 
それぞれの納付額と、その使い道。06年6月までに導入される「放置違反金」についても。

第8章 点数と処分 
■088■「刑事処分」と「行政処分」はどうちがうのか? 
混同している人があまりに多い。しっかり区別しておこう。
■089■違反の点数は減点なのか、加点なのか?持ち点はあるのか? 
点数は「累積」される。減点でもべつに問題ない。「持ち点」は混乱のもと。
■090■点数による免停や免取などの「行政処分」とは、どんな仕組みなのか? 
捕まってから「私は免停? 免取り?」とひたすらおびえる人が非常に多い。しっかり頭に入れておこう。
■091■自分の累積がいま何点なのか知りたい。どうすればいい? 
警察の天下り法人「自動車安全運転センター」に700円払って教えてもらうことになっている。
■092■サインしなかったのに点数が累積されている。どうして? 
キップへのサインや違反事実の有無は、点数累積には関係ない。
■093■12点でつかまってすぐ6点でつかまったら、免許停止か、免許取消か? 
累積18点は免許取消のはずだが、警察庁の通達によれば、取消にならない場合もある。
■094■いま免許停止になると困る。出頭を先に延ばすことはできないか? 
指定日に出頭しなければ、処分は先延ばしになる。ただし…。
■095■出頭を延ばせば免許停止をのがれられるか? 
「もうすぐ1年間が無事故・無違反で経過し、累積0点になる。それまでオービスの出頭を延ばそう」という考えは…。
■096■刑事手続きの結果がでるまで行政処分を待ってもらえるか? 
国会答弁では待つことになっている。実際には、待つ場合も、待たない場合もあり…。
■097■免許停止は困る。うまくのがれる方法はないか? 
行政処分は警察利権に直結している。なにかちょこっとやりさえすれば逃れられるというものではない。
■098■免取だと会社をクビになる。なんとか軽減してもらう方法はないか? 
そういう必死の訴えに対し、警察はこう応じる。あらかじめよく考えておこう。
■099■講習の呼び出し状がきた。かならず行かなければならないのか? 
受けなくてもべつにかまわない講習もあれば、受けないと困ったことになる講習もある。各種講習の金額と内容。
■100■どうすれば点数と前歴がゼロになる? 
累積点数や処分の前歴がゼロになる、3種類の特例とは。
■101■免許を失効させたら処分なくなるってホント? 
ある条件を満たして失効させれば、なんと処分の前歴が0回になる。実例をもとに解説。
■102■刑事手続きでモメている間に無事故・無違反で1年 が経過。点数や処分はどうなる? 
危険性の高い運転者を排除して交通安全を守るのが、行政処分の目的なのだが…。
■103■免許を返納して処分を帳消しにし、新しく 免許取得はできる? 
処分の基準に達している運転者は、返納できない。返納したあとでバレたときは…。
■104■免許取消や免許停止90日の際の「意見の聴取」とは? 
「意見の聴取」(かつて「聴聞」と呼ばれていた)の趣旨と内容。通知がくるまでの期間。
■105■「意見の聴取」でなにをどのようにいえば処分が軽減されるのか? 
軽減の2つのパターン。言いたいことはあるとか問われて多くの運転者が言うセリフは「べつに…」。
■106■刑事手続きで争っている。「意見の聴取」を待ってもらえるか? 
どうなるか、5つのパターンがある。免取を逃れたくて刑事で争うのは、かえって逆効果。
■107■不起訴になったのに点数が抹消されない。どうして? 
点数と処分は、警察の独善と独断のもとにあるため。「不起訴=点数抹消」という考え方は捨てよう。
■108■起訴猶予になると行政処分はどうなる? 
交通違反の不起訴の95%は起訴猶予。警察は「起訴猶予=違反は事実」とムチャを言うことが多い。
■109■処分でも処分撤回でもない「処分猶予」とはなに? 
点数は残し(いずれ消える)処分は執行しない、という決着。処分猶予の基準を定めた通達もある。
■110■点数加算は納得できない。点数抹消の裁判は起こせるか? 
提訴の費用と手順。「処分取消請求」より「損倍賠償請求」のほうが面倒もなく印紙の額も低い。
■111■行政処分後の不服申し立てや裁判に、勝ち目はあるのか? 
「裁判でも何でもやれ」と警察が言うのは、どうせ運転者は勝てないと踏んでいるから。
■112■行政処分が不服なので争いたい。弁護士にどう依頼すればいい? 
弁護士の探し方。依頼の仕方。体験者の話。弁護士なしで裁判する人もいる。
■113■どうせ点数が消えないなら、刑事処分を争ってもムダか? 
過去7年間の起訴と不起訴のデータ。違反処理システムはパンク寸前。争う人が減るのは大歓迎。
■114■免許取消になったが、海外で国際免許を取れば日本で運転できる?
ダメ。しかも02年6月から制度が変わった。女優の島田陽子さんが捕まったのも…。 

第9章 裁判 
■115■取り締まりに納得できない。裁判で争いたい。どうすれば勝てる? 

「決着は裁判でつく。勝利は裁判で得られる」という考えがそもそも誤っている。実質的な救済は…。
■116■不起訴を狙っていたら起訴されてしまった。 その時点での略式は可能? 
無理。しかし正式な裁判のほうが略式より早く終わることもある。
■117■違反は事実だが、交通規制に文句がある。そんな不服で争ってもいい? 
刑事裁判は処罰について判断する場。規制が違法(違憲)だと無罪を求めることはできるが…。
■118■検察庁から呼び出しがきた。なにをされる? こっちの言い分を聞いてくれる? 
検察官は、警察官よりずっとよく話を聞いてくれる。その意図は…。
■119■検察庁への出頭は義務? 行きたくなければ行かなくてすむ方法はある? 
行かずにすむこともあるし、逮捕されることもある。逮捕するとき、その前に警察は…。
■120■裁判に向けてあらかじめ準備しておくべきものは? 
取り締まりの直後に、すべてを詳細に書き出しておくこと。そのコツは…。写真の使い方は…。
■121■交通裁判所でも検察庁でも略式手続きを拒否。本裁判はどのように始まる? 
裁判所から郵便が来て、起訴されたとわかる。出張などで日程を調整したいときは…。
■122■日本の裁判は長引く。交通裁判は何年くらいかかる? 
1週間から1カ月おきに、長くても5回前後。早ければ第1回(30分)で判決まで終わることも。
■123■公判を争うとなると弁護士が必要だ。どうやって探せばいい? 
私選弁護人と国選弁護人。国選の金額。費用がどうなったか、53の裁判例から…。
■124■同乗者に証人になってもらいたい。そのときの注意点は? 
当初は快諾していても、いざ裁判になるとおびえる同乗者も。まずは陳述書を。偽証罪とは…。
■125■酒気帯び3回目で起訴。どうしても執行猶予がほしい。反省はどう しめす? 
違反処理システムは、運転者の反省や情状をどのへんに見出そうとするのか。行政処分の参考にも…。
■126■裁判なんて初めて。不安でたまらない。あきらめてしまおうか。
へんに気負わず、当たり前のことを淡々とやっていく姿勢で。「やっぱり私の不服はスジが通らない」とあきらめることになっても、どうしようか真剣に考えたことは、今後の安全運転にきっとつながるはず。

煽られてオービス 新件2件

 昨年から始めよう始めようと思っていたブログ、画面の指示のとおり入力、クリックしてたら簡単にできたよ。
  ただ、有料のコースにするつもりだったのに、できたのは無料のコース。うーん。
 とりあえず金曜の日記を書いてみる。

        ★

 2006年2月3日(金)

 午前中、新宿でちょいと1件、用を済ませ、霞ヶ関へ。
 警察庁で1件、開示請求。
 ついでに国土交通省の地下(?)でラーメン+ミニ酢豚丼、570円。
 ラーメンは、霞ヶ関界隈でこれまで食ったなかで一番イケたかな。でもミニ丼は私にはよけいだった。

 午後1時20分から東京簡裁534号法廷(堀内信明裁判官)で道路交通法違反の新件。
【場   所】 環七・足立区中川4丁目
【日  時】 2005年6月6日 午前0時57分
【装   置】 三菱電機RS-2000(高速走行抑止システム。俗称Hシステム)
【測定値】 100㎞/h 制限速度50㎞/hを50㎞/h超過
【被告人】 25歳 会社員 黒っぽいスーツ 
【弁護人】 なし
【主   張】 異様な追い上げをする車から逃れようとした
【求   刑】 罰金9万円
 1月18日から期日変更になった事件。被告人の仕事の都合で変更したらしい。
 若い被告人の“普通感”が印象的だった。普通のことを普通にしている感じ。
 略式命令を受けてから、被告人自ら正式裁判を請求したケース。検察官は「事件原票記載の公訴事実は…」と読んだ。そういうのは初めて聴く。

※2月17日(金)午後1時10分、判決。罰金9万円。
 「当時の状況について、まるでいい加減なことを言っているとは思わないが、危険が現在している状態とまではいえない。だから緊急避難とはいえない。誤想避難なら軽減することもあり得るが、本件はそこまでとはいえない…」旨、堀内さん。他にも興味深い説示をしていた。堀内さんの法廷はほんと勉強になる。

         ★

 午後2時20分から簡裁728号法廷(北村幸次裁判官)で、道路交通法違反の新件。
【場   所】 首都高・湾岸線東行き・羽田空港3丁目
【日  時】 2005年2月20日 午後9時55分
【装   置】 東京航空計器オービスⅢLk(俗称LHシステム)
【測定値】 135㎞/h 制限速度80㎞/hを55㎞/h超過
【被告人】 38歳 演奏業 緑のブレザーに緑系のズボン 
【弁護人】 国選 ちょっと淀川長治さん似
【主   張】 異様な追い上げをする車から逃れようとした
【求   刑】 罰金8万円
【判   決】 罰金8万円 訴訟費用は負担させない
 珍しく被告人夫妻の子供(1歳くらい?)がいて、起訴状朗読の前に「あぶー、ぶー、あわー」と発言し裁判官から(優しくだけど)退廷を命じられる。なごやか。
 奥さんが情状証人。絶対「女優の誰かに似てる」と言われてると思う。もしかして本当に女優?

        ★

 桜丘法律事務所へ。
 引っ越したばかりの新しい事務所は、前の事務所よりだいぶ広いのだが、レイアウトが前とよく似ていて、なんかくらくらするような妙な感じ。
 浜島望さんから10年前の驚きの話を聞く。

 、、、と初めてこのブログへ記事をアップするのだが、さてどうなるんだろう。so-netのホームページとの関係もこれからどうしよう。

 

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