公然わいせつ:ベランダの女性下着を見て手淫
10時50分から簡裁刑事2室3係(初めて見る裁判官)で「公然わいせつ」の新件。
、、、を6分ほど遅れて傍聴。公然わいせつは私は初めてだ。
被告人(身柄。警察留置場)は、上は紫でえりなどにピンクが混じった模様入りの、下はグレーの、ジャージ。髪ぼさぼさ。もみあげから髭が伸び放題。顔は細長く、ホームレス。まさに阿曽山大噴火さん似。
午後2時頃、マンションの2階ベランダに干してあった女性下着を見て劣情をもよおし、下着のほうへ体を向け、歩道上でズボンのチャックを開け陰茎を露出して手淫。目撃され注意されたので射精はしなかった…。
この被告人、1文字かせいぜい10文字足らずの言葉を弱く発するのみ、やたらうなづくところが特徴的だった。
いろんな人がいる。漫画家志望の諸君、裁判所はキャラクターの宝庫だぞ、と言いたい。
裁判官は「研さん(?)裁判官」といって、これから配属が決まるのだという。へえ。
求刑は罰金10万円。
払えっこなさそう。1カ月半ほど勾留されてるから、満つるまで算入となるのか。
※「満つるまで算入」:未決勾留期間の1日を金5千円に換算して、罰金額に満つるまで算入すること。
この事件、「平成18年(ろ)第15号」。
事件番号が「平成18年」の事件は私は今年初めてだ。
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2月17日(金)9時55分 第2回公判(判決)
被告人、きょうは髪がだいぶすっきりしていた。散髪したのか。髭も剃っていた。
傍聴席に2室3係を担当する北村幸次裁判官がグレーのスーツ姿で。
法服を脱いでスーツ姿の裁判官って、一瞬「え?」となるよね。
そういえば朝、霞ヶ関の改札を出たところで小島裕史さんとすれ違ったように思う。東京簡裁の法廷担当一覧にはお名前が見あたらないが、退官されたのだろうか。
前回と同じ研鑽(?)裁判官が判決を言い渡した。
主文。罰金10万円。満つるまで算入。訴訟費用は負担させない。
主文をくり返し、満つるまで算入の意味を説明し、
裁判官 「あなたはまだ36歳。健康状態も良い。なぜこんなことになったのか。路上生活を初めてから占有離脱物横領(放棄自転車の利用か?)などを重ねている。問題のおおもとは路上生活にある。福祉事務所ともう一度よく相談して…」
旨、説示。でも、慣れないのか、流れが悪く、何度もかんでいた。
ははあ、それを北村さんがチェックするのかな? そりゃ緊張するわぁ。
罰金刑で終わったので、被告人は自由の身。手錠・腰縄はもうかけられない。
「このカードを持ってね、保護観察所へ…」と田口照子検察官が被告人に説明。
北村さんは立ち上がり、弁護人の後ろを通って奥のドアへ。
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