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2006年3月16日 (木)

オービス公訴棄却判決を書いた3人の裁判官

 いろんな方から情報をお寄せいただき、感謝です。
 こんな報道もありました。

 今回の判決、各種報道を見ただけでも、たいへんな判決だと思うですよ。
 だぁって、同じ場所で、いや他の場所でも、反則・非反則ぎりぎりの超過速度で検挙された人たちもみんな公訴棄却になるか、あるいは、すでに略式で罰金を払った人たちが再審請求するとか、すでに受けた行政処分について損害賠償の訴訟を起こすとか、そういうことにもつながり得る判決じゃないの?

 仙台高裁秋田支部の裁判官らは、なんでそんな思い切った(しかし当たり前の)判決を書けてしまったのか。
 じつは、ここだけの話、3月末発売『ラジオライフ』の私の連載のシメは、こういう文章なのだ。

「絶対にプラス誤差はないと言い張るのはメーカー社員だけ。何ら裏付けがない。合理的な疑いがないまでに立証されたとは到底言えず、被告人は無罪」
 という当たり前の判決がいつか出るのか。ドキドキするよぉ。

 「当たり前の判決」が今に出るんじゃないかとドキドキするに足る理由を挙げて、そうシメた。
 そしたら、その号が発売される前に、今回の判決が出たわけだ。びっくりも一塩ってもんさ。←日本語表現、正しい?

 私は前々から、「そういう判決を書くのは、ガンで余命いくばくもないとわかって覚悟を決めた裁判官では?」と冗談半分、本気半分で言ってきた。
 畑中英明裁判長を、ネットで検索すると、仙台地裁にいた2005年3月、北陵クリニック事件で無期懲役の有罪判決を書いた人だそうだ。へえ。
 そんな裁判官だから警察・検察の顔を立てる判決ばかりするとは限らない。
 池上正太郎さんの『鬼平犯科帳』、長谷川平蔵宣以(のぶため)のセリフに、こんなのがある。
「人間というやつ…(中略)…善事をおこないつつ、知らぬうちに悪事をやってのける。悪事をはたらきつつ、知らず識らず善事をたのしむ、これが人間だわさ」(『谷中・いろは茶屋』)

Book 鬼平犯科帳の世界

販売元:文藝春秋
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 畑中さんは、北陵クリニック事件で、おそらくは無実の人を無期懲役の牢獄へ送り、相当に良心の呵責を感じていたのではないか。無意識の奥底で、自我が悲鳴をあげており、そのことが、今回の「当たり前の判決」につながったのではないか…。なーんて傍聴マニアは想像するのだよぅ。

 で…他の2人の裁判官は?
 秋田支部に電話して尋ねてみた。
 寺西和史さんと、西岡繁靖さんだという。
 寺西和史さん? え……………うぎょっ!

愉快な裁判官 Book 愉快な裁判官

著者:寺西 和史
販売元:河出書房新社
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 この本の寺西和史裁判官と、同姓同名の他人ってことはないよね!
 だいぶ前に読んだが、面白い本だったよぉ。たいへん勉強させられたっけ。
 へえ、寺西さん、秋田に…。

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