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2006年4月11日 (火)

120㎞/hはあり得ないスピード! しかし…

 10時50分から、東京簡裁2室1係(櫻井廣美裁判官)で、道路交通法違反の新件。

 検察官の席に2人。
 若いほうは見習いか何かで(襟にバッヂが見えなかった)、手続きを進めた年配のほうが、開廷表に名前のあった草山哲郎検察官か。
 お初の検察官である。そうは早口でなく、言葉がはっきりして聞き取りやすい。

【場   所】 首都高5号線下り 豊島区南池袋2-41 5.95kp
【日  時】 2004年12月31日 午前3時11分頃
【装   置】 三菱電機 RS-2000
【測定値】 120㎞/h 制限速度60㎞/hを60㎞/h超過
【被告人】 40代 会社員 赤ジャンパー ジーンズ サンダル履き 
【弁護人】 若い国選
【主   張】 争わない 速度違反をしたことは事実

 かなり足が具合悪そう。
 10年ほど前に二輪で瀕死の重傷を負い、片足が(片目も片耳も)不自由となり、不自由ゆえに転落したか物を落としたか何かで、もう片方の足にひどいケガをした、ということらしい。
 そう聞くと、傍聴慣れしている者からすれば「電波系か?」とも思えるのだが、いやいや、電波の片鱗もなく、非常に誠実で地道な感じの人物と見えた。

 奥さんが情状証言ののち、被告人質問。
 捜査段階では「80~90㎞/hだった」と否認していたという。そのことについて…。

「古い車、昭和の車で、100㎞/hを超えると、かなり大きな警告音が鳴る。
 その音を鳴らさず、助手席の友人と息子(8歳。生き甲斐)のことなど話しながらの運転だった。
 夜だし、首都高5号線は延々直線が続く道路でもない。
 自分の能力(体が不自由)で、友人と話しながら120㎞/hも出せない。
 (目も不自由なので)夜はとくに注意している。
 (120㎞/hは)あり得ないスピードだ…」

 しかし、「争わない」と言う。「(120㎞/hを)認める」と言う。
 裁判官も検察官も弁護人も、だーれも何も言わない。
 だーれも何も言わず、11時38分、判決が言い渡された。
 求刑どおり罰金9万円。訴訟費用は負担させない。
   犯罪事実は起訴状記載のとおり。
   その事実は、取調べた証拠から明か。
   それに相当法条を適用のうえ主文のとおりとした。
   これは有罪判決なので控訴できる。
 形式的なこと以外なーんにも言わない判決だった。

 被告人の説明が本当かどうか、誰にもわからない。
 オービスが間違いないことの客観的な裏付けとなるデータは何ら存在しない…。

 警視庁に寄ってから、農林水産省地下第5職員食堂へ。
 やけに混雑。長蛇の列。なんで? とくに変わったメニューもないようなのに。
 第3食堂(裁判所の正面玄関から最も近い大きな食堂)へ行ってみると、改装のため休業だった。それでかぁ。あまり時間がないので、空腹のまま電車に…。 

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