『交通取り締まりのタブー!』『警察の盗撮・監視術』
オービスの製造販売会社には、全国の裁判所を飛び回る専門の社員がいて、
「我が社のオービスはこれこれ優秀な機能になっておりまして、プラス誤差は絶対に出ません」
と言い張る。
その証言には、客観的な裏付けとなるデータは何ら存在しない。
そして、被告人、弁護人は、オービスの機能のことも、メーカー社員がいつも何を言うかも、ぜんぜん知らない。無知なまま、メーカー社員に手もなくひねられる。あるいは煙に巻かれる。
『交通取り締まりのタブー』という本(ムック)の第1部「オービス(RS-2000)裁判闘争記!」には、三菱電機の社員がどんなことを言うのかが、ばっちり書かれている。
しかも!! その裁判には、なんと早稲田大学の大槻義彦教授が証人と出廷しており、「オービスはエセ計測器だ。あんなものだけで有罪にしてきたことが、私は信じられない」旨、証言している。
『警察の盗撮・監視術』(技術と人間)は、ちょっと古いが、オービスの機能や歴史を詳しく解き明かした本だ。
著者の浜島望さんは、1980年前後のオービス裁判に深く関わっている。
1992年の無罪判決のことも詳しく乗っている。
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