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2006年5月 9日 (火)

「データを出せ」だけで押すほうが良いのでは?

 締切りがいよいよ切羽詰まってきた。
 9時50分の判決を傍聴して契約書の開示を受けてすぐ帰ろうと思ってた。
 ところが、念のため開廷表を確認したら、13時30分から簡裁で新件があった。
 えーっ? カンベンしてよ。でも、見逃して帰ることはできん。
 それで、契約書を読んだり昼食を取ったり、霞が関でうろうろしてたわけ。

 13時30分から、東京簡裁・刑事2室2係(関口政利裁判官)で、道路交通法違反の新件。

【場   所】 首都高中央環状線内回り 足立1-29
【日  時】 2005年7月2日 午前0時52分頃
【装   置】 東京航空計器のオービスⅢLj (フィルム式)
【測定値】 120㎞/h 制限速度60㎞/hを60㎞/h超過
【車  両】 普通乗用車
【被告人】 40代 会社員
【弁護人】 国選 (裁判所が職権により選任)
【前  科】 前歴5回 免停3回
【主  張】 「トラックを何台か追い越しているとき赤い光を浴びた。メータは100㎞/hくらい。おかしいなと思った」

 罪状認否のとき、被告人はこうも言った。
「私は弁護士は必要ないと言ったのに…」
 関口さんは、
「職権でつけました。費用の問題は、あなたが負けたときに、裁判所が判断するんです。あなたは否認してるんでしょ。今はその話は必要ないでしょ。せっかく選んだ(選任した)ので、協力して、やってください」
 旨答えた。
 うーむ、そうか。被告人は無実だと否認しており、そのとおりなら当然無罪になるので…というわけか。たしかにそれはそうだ。でも、なんだかすごく新鮮な話に聞えた。

 例によって、次回と次々回で警察官とメーカー社員を尋問することになり、13時50分閉廷。

 そんなことをしてもムダ。仙台高裁秋田支部のあの事件のように、「客観的な裏付けとなるデータ等を出せ」の1本だけで押すほうが、なんぼか良いのではないか。だってそれが、最高裁がいう刑事裁判の基本でもあるのだし。という考えに、最近私はどんどん傾きつつある…。

 14時から東京高裁刑事2部(安廣文夫、山田敏彦、前澤久美子裁判官)720号法廷で、道路交通法違反の控訴審第1回。
 これ、真っ向争って昨年12月20日に判決(罰金9万円)だった、オービスⅢLjの62㎞/h超過の事件だ。開廷表に偶然見つけたのだ。

 少しやり取りがあったあと、「じゃ、書類に基づいて判断させていただきます」と裁判長。
 13分間で結審。次回判決。

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 5月9日19時45分現在、「日記・雑談(その他)」のジャンルで43位、「日記・雑談」のジャンルで153位。

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