シンプルな根幹だけを突くのがベストでは?
6月6日(火)
10時から、東京簡裁刑事1室2係(横川保廣裁判官)826号法廷で、道路交通法違反の新件。
10分ほど前に控え室で、被告人と弁護人が話してた。
「本件に固有の誤作動があったと立証できなければ無罪は出ない。そんな立証はできない。そもそもオービスは怪しいでは、裁判官は無罪判決を書かない。警察は何をやってるんだ、ということになるので」
という趣旨のことを弁護人が話してた。
【場 所】 首都高 5号線 上り 板橋区高島平5-12
【日 時】 2004年3月1日 午後8時48分頃
【装 置】 東京航空計器のオービスⅢ。
【測定値】 117㎞/h 制限速度60㎞/hを57㎞/h超過
【被告人】 約50歳
【弁護人】 国選 (つんつん髪。若い)
【主 張】 自白 (←否認)
公判廷で述べられた否認の理由は、要旨次のようなことだった。
「ストロボには気づかなかった。当時何㎞/hだったか、まったく覚えていない。普段はそこを80~90㎞/hで走る」
これはまさに、秋田の事件と同じだ。オービスの種類と超過速度は違うけれども。
やっぱり私は、
「測定値が正しいことの客観的な裏付けとなるデータが一切ない」
だけで押すのがベスト、ごちゃごちゃ言わずシンプルな根幹だけを突くのがベスト、との思いがどんどん強まるばかりだ。
検察官も弁護人も書面を用意しておらず、口頭で論告、弁論。
8分間休廷して判決。求刑どおり罰金8万円。
10時33分閉廷。
それから私は、いったん帰宅したのだ。
財布を忘れたし、『ザッカー』の原稿を仕上げてしまおうと。
ちなみに今月下旬発売の3誌の連載原稿は…。
『ザッカー』 新しい駐禁取締り、どういう場合なら助かる?
『ドライバー』 6月1日の“お祭り”レポート。
『ラジオライフ』 無免許の被告人は某有名政治団体のメンバー(けっこう幹部?)。
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