被告人が傍聴人を法廷で脅迫!?
6月7日(水)
15時10分から、東京簡裁・刑事1室1係(松本弘裁判官)826号法廷で、道路交通法違反の新件。
【場 所】 練馬区旭町1-22 笹目通り内回り
【日 時】 2005年10月16日 午後10時27分頃
【装 置】 東京航空計器のオービスⅢLk (伝送式)
【測定値】 95㎞/h 制限速度50㎞/hを45㎞/h超過
【被告人】 20代
【弁護人】 国選
【主 張】 自白 (←否認)
数分前に法廷に入った私は、珍しいというか、普通信じられない光景を目にした。
被告人が被告人席で足を組み、携帯電話を耳に当てて、車雑誌のグラビアをめくっていたのだ。
ええっ!? 先に傍聴席にいた礼田計さんと、私は顔を見合わせた。
やがて被告人は携帯電話で話しだし、弁護人にたしなめられて外へ出た。
15時10分になっても戻らず、弁護人が呼びに行った。
3月29日付けの起訴状が、届いてない(受け取ってない)という。
「俺、家に帰ってないんで、ほとんど」
さあ、どうするのか。
このあと、傍聴慣れしてる者にとっては、なのかもしれないとはいえ、信じられないことが次々と起こり、どこからどこまで仰天の公判だった。
あまりのことに、くすりと笑った礼田計さんの、その音を被告人は聞き逃さず、礼田計さんに言うのだった。
「なに笑ってんだよ」
「誰だよ」
「いい加減にしないと、殴るからな」
法廷で脅迫?
検察官は被告人質問を放棄…。
この公判ないし被告人のことは、裁判所、検察官で話題になるのかな。
ちなみ、礼田計さんを殴ると、あとが非常にやっかいなことになるかと思います。
せめて、判決は別期日とするとか、訴訟費用を負担させるとか、あるのかとちらり思ったが、さすがに本件でそれはあまりに恣意的ということなのか、10分ほど休廷して判決。求刑どおり罰金8万円。訴訟費用は負担させず。
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