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2006年7月の31件の記事

2006年7月31日 (月)

国選弁護人の事務に関する契約約款?

 7月29日
国選の基準額も、知らないうちにするっと値上げされるかもね…」
 と書いた。
 これは、最高裁から新しい通達が発出される、ことを想像したものだった。

 でも、司法改革、司法改革と、なんだか制度をいじってるなかで、とっくに変わってる(または変えると発表されてる)んじゃないかと、ちょっと検索してみたら、こんなのに行き当たった。

 「日本司法支援センター 法テラス」の「国選弁護人の事務に関する契約約款」。
 なーんか、従来(または現在)と比べると、信じられないことになってるの!?
 さっそくプリントアウトした。
 じっくり読んでみよう、締切原稿3本が終わったら…。

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 ※ 週間INを10で割った数が、ここ1週間のうちにこのURLを(1日につき1回)クリックしてくれた方の数…と思われる。違うかもしれないが。

捜査は適切だったが無罪求刑

 都内某所で、某ニュース番組にコメント(VTR撮り)。

 警視庁で、警視庁から警察庁への「駐車規制の見直し実施状況の報告」の開示を受ける。
 「特別様式」なんてものをわざわざつくって、全国都道府県警から、こーんな面倒くさい報告書を上げさせるとは、やっぱりあの通達が重要だったってことかしら。

 14時すぎ、裁判所へ。

ひき逃げ誤認逮捕:名誉回復のため無罪求刑へ 東京地検
検察が無罪求刑 ひき逃げ事件で10カ月勾留の男性
検察側が無罪求める論告 誤認逮捕事件

 この事件の、傍聴券配布の準備が始まってた。
 締切りは14時30分。
 一般傍聴席が35席で、抽選に並んだのが40人くらいだったかな。
 私は外れる気がせず当たったが、阿曽山大噴火さんは外れて大ショックを受けてた。

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 15時から地裁刑事3部(柴田誠裁判官)531号法廷で、道路交通法違反、危険運転致傷の審理(何回目か不明)。
 2分間、カメラ撮影があった。
「撮影を開始してよろしいでしょうか」
「これより、撮影を開始します」
「30秒前です」
「撮影、終了します」
 といちいち言うんだよね。

 撮影が終わって、被告人が法廷に入ってきた。大柄な青年だった。
 傍聴席は、私から見えただけで3席ほど空いていた。
「みんなが並んでるから、並んでみよっと。あら、抽選に当たっちゃった。でも受付の開廷表を見たら、強制わいせつってのがあった。そっちが面白そう」
 とかいう人がいるんだろうか。阿曽山さん、かわいそ。

 検察側が、真犯人の供述調書などを証拠請求。
 取調べる予定だった証拠(証人尋問の請求)を撤回。
 そうして、検察官の「ご意見」(論告)。
「結論として、いずれについても犯人がほかにおり、被告人の無罪を求めます」
 と始まったのだが…。
 真犯人と、犯行時の同乗者の供述が、詳細で合致するものだったし、被告人のアリバイがはっきりしなかったりして、だから捜査は適切だったと、長々述べてるような。

 続いて弁護人の「ご意見」(最終弁論)。
 真犯人と同乗者の証言には不自然な点があったし、そこを弾劾すると「覚えてない」をくり返すばかりだった…。被告人のアリバイが当初はっきりしなかったのは、身に覚えのないことで2カ月前もたってからの取調べだったせいであり、じつは裏を取れるアリバイがあった…。05年7月の段階で、犯行車両であるサニー(?)が、やひつ(?)峠に放棄されていると情報があったのに、警察が発見したのは06年3月…。

 最後に、被告人は述べた。
「早く無実の判決を出してほしいですね」

 無実の者を一刻も早く被告人の立場から解放すべく、直ちに判決するんだろうかと私は思ったが、言渡しは8月23日になった。
 15時30分閉廷。

 阿曽山さんと、1階喫煙室で話してたら、さっきの被告人の友人らしき若い男性が2人きた。
 やひつ(?)峠に放棄されていた犯行車両のことについて、
「木が生い茂ってたなんて、あり得ない。よく言うよ!」
 という旨を、しきりに言っていた。
 このお2人、なんとしても傍聴券を取ろうと、朝5時半に裁判所へ来たらしい。
 持つべきは友、か。
 そのうち、被告人本人と、ご家族らしきご婦人たちも来た。
 みんなうれしそうだったねえ。 

 真犯人と同乗者は、危険運転致傷、証拠隠滅、偽証、犯人隠避などの罪で起訴(公判請求)されたという。
 これから毎週、地裁の開廷表をチェックするか。

 ところで、もしも真犯人が判明しなかったら?
 そりゃあ、被告人は有罪にされてた可能性が高いだろう。
 少なくとも、「被告人は無実だから無罪になるはず」とは到底言えない、言えません。

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警視庁機動救助隊?

 しばらく調子良かったのだが、まーたPCが固まり、立ち上がるまでの間、「広報けいしちょう」の5月7日号(第21号)を手にとってみた。

 1ページ目は、駐禁取締りの新制度についての記事。
 「放置違反金」を払わないと、車検の更新ができない、というのは大ざっぱな要旨説明であって、法律上は、「放置違反金」の「納付命令」を受けても払わなかった場合の、「督促」、これが大事なのだ。「督促」を受けた事実が、車検うんぬんへとつながるのだ。
 そのへんもさらっと明記するなど、短い文字数のわりに、「ほほぅ!」と思える記事だった。
 これを書いた人は、たぶんけっこう頭、切れるね。
 同じく切れる私(ぎょっ、初耳!)には、わかるよ、うふふ。

 そろそろPCは立ち上がるので、4ページ目をちらっと…。
 ええっ!? 
 けけっ、警視庁機動救助隊!?
 そんなのがあったんだ。知っとったけ?
 知らんかったんは、私だけ?

 警視庁機動隊では、「レスキュー110番」と呼ばれる機動救助隊を編成しています。
 この部隊は地震、台風などによる自然災害、列車の転覆、交通事故、火災、爆発事故の際に、いち早く現場に駆けつけ、特殊な装備と専門的な救助技術とを駆使して、人命救助活動に当たるスペシャリスト集団です。

 おお、なんか頼もしそうだ。
 おそらくはたいへんな訓練を積んで頑張ってるんだろう。
 そんな隊員の皆さんに、ケチをつける気は毛頭ない。

 …だけど、でも、なんで警視庁(警備部)なの? 
 そういうのって、消防庁の守備範囲じゃないの?
「治安悪化の情勢下、駐車違反の取締りに割ける人員には限りがあり…」
「民間委託で合理化できた人員は凶悪犯罪の捜査へ…」
 って話じゃなかったの?

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 川路利良・大警視の『警察手眼』に、こうあるという。
「一国は一家なり、政府は父母なり、人民は子なり、警察はその保傳なり」
 保傳(ほふ)
 小林道雄さんによると、「傳」は「守り・付き添いの意」だそうだ。

日本警察の現在 Book 日本警察の現在

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 警察よ、お前の明日はどっちだ

 …なんつって。締切原稿に戻るですぅ。

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2006年7月30日 (日)

新しい取締りの対象になるのは「放置車両」

 7月27日にご紹介した、警視庁のサイトの次の表…。

放置違反金の額(放置違反金は、反則金と同額です。)
大型自動車
大型特殊自動車
重被けん引車
普通自動車 大型自動二輪車
普通自動二輪車
小型特殊自動車
原動機付自転車
放置駐車違反 駐停車禁止場所等 25,000円 18,000円 10,000円
駐車禁止場所等 21,000円 15,000円 9,000円
駐停車違反 駐車禁止場所等 12,000円 10,000円 6,000円

 下欄は「時間制限駐車区間内における放置駐車違反」としたほうがいいのでは? と27日に書いた。そのほうが、誤解を招かないんじゃないか、とは思う。
 でも、ごめん、やはりそれはちょと違うんだねえ。

 この表の左欄は、「放置車両」という新しい概念の分類としては、このとおりでいいのだ。「駐車監視員資格者講習」でもそう習った!

 どうご説明しよう。
 「放置駐車違反」と「放置車両」とは、これは違うんだよね。
 「確認事務」(新しい駐禁取締り)の対象となるのは、「放置車両」であり、そのなかに「放置駐車違反」が含まれると、そんなふうに言えばいいんだろうか。

 運転者が車両を離れて直ちに運転できない状態の違法駐車。
 これが「放置駐車違反」。
 自転車もトロリーバスも「放置駐車違反」になる。

 ただし、「確認事務」の対象になる「放置車両」は、普通車、大型車、自二、原付、重被牽引車(つまりトレーラの荷台部分)だけ。自転車とトロリーバスは含まない。

 この表に補足とするとすれば、下欄はパーメ・パーチケ(時間制限駐車区間)における「放置車両」ってことかな。

 「放置車両」には、
1、駐停車禁止場所における「放置駐車違反」
2、駐車禁止場所における「放置駐車違反」
3、時間制限駐車区間における「駐停車違反」
 この3つがあると、そういうことなんだな、たしか。
 もう少し詳しくいえば、1と2の禁止場所には、それぞれ「指定禁止場所」と「法定禁止場所」とがある。

 とりあえずそんなことで。あ~ややこしい。

 木曜日前後の秋田魁新報で、秋田県警の検挙率が非常に高いことが報じられてたね。
 記事を保存するのを忘れてしまったが、ネット検索したら、あきた北新聞社の、5月16日のこんな記事がヒットした。
http://www.h3.dion.ne.jp/~akita/060516a.html

 秋田県警は、検挙率を高める(数字を上げる)ことに必死になってたんだ…だから…!
 と、記事を見た人の何割かは思ったんだろうねぇ…。

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2006年7月29日 (土)

泣き寝入りを誘う新たな制度

 さすが、自民党が突然言い出した「司法改革」!
 すっごいことを考えつきましたなぁ!
 以下、朝日新聞から引用。

国選弁護に制限、「預貯金50万円以上なら私選を」
2006年07月28日03時00分

 資力の乏しい容疑者に国が弁護人をつける「国選弁護」制度で、法務省は「資力」の基準額を50万円にする方針を固めた。現金や預貯金の合計が50万円以上になる場合、国選ではなく、まずは私選弁護人を弁護士会に選任してもらうよう申し出ることが本人に義務づけられる。関係者からは「基準額が低く、制度からこぼれ落ちる人が多くなる」と懸念する声もあがっている。

 容疑者国選弁護制度は、10月2日から施行される。殺人や強盗など重い罪にあたる事件の容疑者が対象で、3年後には窃盗、詐欺などにも拡大される。

 これまで国選弁護人がつくのは、起訴後の被告だけだった。本人が「貧困その他」にあたると申告すれば、保有資産などを問われずに、ほぼそのまま国選弁護を受けられた。「資産のあるものは私選弁護人を依頼すべきだ」との意見があったため、04年の刑事訴訟法改正で容疑者国選弁護制度が導入された際、資力を申告する制度も盛り込まれた。50万円の新基準は今後、容疑者、被告ともに適用される。

 新制度では、国選弁護を求める容疑者は、留置場や拘置所などで「資力申告書」に自分の資産を記載。申告書を受け取った裁判所は、日本司法支援センターに国選弁護人の指名を求め、選任する。資産が50万円を超えた場合は私選弁護人と契約交渉するが、それができないと、改めて国選弁護人の選任手続きに入る。

 資産の範囲について法務省は、手持ちの現金や預金のほか小切手、郵便貯金などに限り、不動産や貴金属などは含めない意向。虚偽申告すれば10万円以下の科料になる。

 基準額50万円の設定について、法務省は(1)平均世帯の1カ月の必要生計費は約25万円(2)刑事事件を受任した私選弁護人の平均着手金は約25万円――としたうえで、「50万円以上あれば、私選弁護人に着手金を払ったうえでひとまず生活できる」と説明している。

 04年に全国の地裁で刑事裁判が終わった被告のうち国選弁護人がついたのは約6万1000人。全体の約75%だった。これらの人がどれだけの資産を持っていたのか、法務省や日本司法支援センターには資料がなく、「50万円」の新基準が国選弁護の対象者の増減に、どう影響するのかは分からないという。

 国選弁護に詳しい関係者は「現行制度で国選弁護の対象になった人が新制度では救われない例も出るのではないか。格差社会が進み、なけなしの預貯金をはたいてしまえば後の生活にも困る。扉は広く開けるべきだ」と語る。

「捜査段階で警察は(検察も)自白を強要する。被疑者1人ではなかなか耐えられない。そして裁判官は、捜査段階での自白調書を妄信する。捜査段階での国選(公選)弁護人が必要だ」
 と、昔から言われていた。
 それを認めるかわりに、すでにある公判段階での国選弁護を制限し、被告人(現在の制度なら国選を選任していた被告人)の費用負担を、実質、現在の3倍くらいにしようという、これはそういう話ぢゃないか。

 罰則を伴う(したがって刑事裁判になり得る)交通違反の取締りは、年間800~900万件。
 この大量の取締りを可能にしているのは、早い話、ほとんどすべての運転者が泣き寝入りするからだといえる。

 泣き寝入りは、当人の心の問題だけはすまない。
 取締りの適切・妥当性を不問にしてしまう。
 つまり、
「スピード違反の測定機は、果たして信頼性があるのか?」
「こんなくだらない取締りをやってていいのか(違反・事故の抑止になるのか)?」
 といった問題が、不問にされてしまう。
 毎年800~900万件(シートベルト違反も含めれば1100~1200万件)もの取締りを行い続けても、違反はあふれ、事故はほぼ右肩上がりで増加(※)という狂った現実が、見過ごされてしまう。
 ※ 事故死者だけは近年、激減している。

 そこにはもちろん、泣き寝入りを誘う甘い水がある。
 反則金制度と、略式手続きだ。
 そして、反則金を納付せず、略式に応じず、
「違反してない」
「違反したのは事実だが、これこれの事情により、処罰は不要だ」
「違反したのは事実だが、これこれの事情を酌んで寛大なご処分を」
 と、当たり前のことを主張しようとする運転者は、ほぼ必ず、警察官、検察官からこう言われる。

「裁判(いわゆる正式な裁判)をしたいんだな。正式はカネがかかるぞぉ」

 言われなくても、そう思い込んでいる運転者も少なくない。
 そんななかで、
  月収25万円、預貯金25万円
  月収20万円、預貯金30万円
  月収30万円、預貯金20万円
 なら私選だよ、着手金だけで25万円吐き出してね、という制度にすれば、泣き寝入りはどどんと増えるだろう。
 もっと収入も預貯金もあっても、数千円や数万円の罰金の事件で25万円の出費を覚悟する、そんな運転者は希有だろう。

 国選の費用なら、万が一無罪なら当然不負担だし、有罪でも不負担は(少なくとも東京簡裁では)珍しくない。負担を命じられても、免除の申請ができる。
 だが、私選の費用だと、そうはいかない。

 こういう方向へ、ぐいぐい進んでいくんだなぁ…。
 国選の基準額も、知らないうちにするっと値上げされるかもね…。
 ま、とりあえず現在のところ、交通違反の裁判は弁護人なしでもできるけれども…。

 しっかし、上掲記事の「基準額50万円の設定について、法務省は…」という部分、
「容積▲ccの人間は、●立方メートルの箱に何人入りますか?」
 なーんて試験に勝ち上がってきたエリートの考えそうなこと、との印象を受けない?

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2006年7月28日 (金)

犯人隠避─逃走資金1人300万円?

 26日(水)に裁判所へ行ったとき、地裁の今週の開廷表から3件だけメモしてきた。

 1件は、27日(木)10時30分からの、名誉毀損の判決。
 これ、ずいぶん前に一度傍聴して、とんでもない事件だなと驚き、その後ときどき開廷表で見て、「まだ続いてんのか!?」と呆れていた事件なのだ。
 しかし、傍聴できず。

 あと2件は、28日10時からの道路交通法違反の新件と、11時からの犯人隠避の新件。
 犯人隠避。刑法103条。2年以下の懲役または20万円以下の罰金。
 この公判は、そうはない。
 中身は何だろう。
 交通違反の身代わり出頭だと…。

・身代わりを頼んだ者が、道路交通法違反&犯人隠避教唆で処罰される。
・身代わりになった者が、犯人隠避で処罰される。
・身代わりになった者が、道路交通法違反について、検察からの再審請求により無罪とされる。

 1番目と3番目の公判は、たまにある。
 28日の公判は、2番目なのだろうか。
 でも、そんなの普通は略式(罰金)で済ますんじゃないだろうか。
 いや、懲役求刑するような事案なんだろうか。
 傍聴しようか。でも、締切りの時期が近づいてきたしなぁ。どうしよう…。

 と悩み続け、やっぱヤメようと朝5時まで仕事してたのだが、ええい! 行ってしまえ! と思い立ち、眠くて朦朧としながら裁判所へ(10時からの道交法違反はパス)。

 長くなりそうなのでちょと休憩。
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 さて、10時48分、413号法廷。
 傍聴席には、すでに警察官らしき男が2人いて、どんどん増えて14人に(私を含む)。
 暴力団風でもあり警察官風でもある男が数人、記者らしき男が数人、ハデな男女が2人…等々。
 夏休みなのに、学生・生徒風はナシ。
 ま、今日の裁判所ビルは全体に、学生・生徒さんたちは少なかったが。

 弁護人がなんと3人。 
 てことは私選か。被告人は会社社長か?
 この3人の弁護士、いずれも見た感じ個性的で、ずばり、バロン吉元さんのマンガに登場しそう!

 10時56分、被告人が入廷。
 身柄だった。勾留場所は警察留置場だ。両脇の2人の階級章は警部補。

 高麗邦彦裁判官(刑事4部)が登壇し、審理開始。
 ちょっと若い女優風の検察官(誰かに似てる!)が、起訴状を朗読。
 交通違反とはまったく関係なかった。
 被告人は、大規模な振り込め詐欺団の「首領」「統括者」とされる男(33歳)で、板橋の自宅(?)に捜索差押えが入ったあと、05年1月26日から28日にかけて、横浜のなんとかタワー1903号室に仲間数人をかくまい、寝具等を与え、
「300万円ずつ渡すから、これを資金に逃げてくれ。ほとぼりがさめたら、また集まって何かやろう。逃げるなら北海道か仙台の繁華街へ逃げろ」
 と計900万円を供与したのだという。

 で、罪状認否。
「身に覚えがございません」
 なんとかタワーで会ったことも、900万円を渡したこともないのだという。

 検察官による書証の開示が遅かったとかで、一部同意したのみ。ほとんどの書証について同意・不同意は留保。
 検察官は追起訴を考えてるらしい。
 そんな感じで、以後の期日を5回分決めて20分ほどで終わってしまった。
 弁護人によると、振り込め詐欺の共謀共同正犯のほうは、何度も逮捕されたが、すべて不起訴で終わってるんだという。
 ハデな男女は被告人の知合いのようで、女性のほうが、手錠腰縄で奥のドアから出ていく被告人に手を振ったりしていた。

 世間的には注目の事件なんだろうけど、そして当事者・関係者には重大事件なんだろうけど、私は交通違反専門。無理せず、寝てればよかった。
 でも、そうとわかったのは、傍聴にきたから。しょーがない。

 次回は9月8日(金)15時から、30分間ほどの予定。
 興味のある方はどうぞ。

 遅れて傍聴にやってきた霞っ子クラブのたーさんと、1階ロビーで雑談。
 地下の書店(拙著『なんでこれが交通違反なの!?』があるよ)へ、『執務資料道路交通法解説』の最新版を念のため探しに行ったら、出てましたよ! 今年6月20日発行の、「13-2訂版」というのが。

 ちょうど昼時。
 農林水産省地下の食堂の行列に並ぶ余力はなく、電車に乗り、自宅近くの例のバス通り沿いの立ち食いそば店で、きつねそば大盛り360円。相変わらず旨いのぅ、ここは!
 帰宅したら3~4時間眠ってしまいそうなので、近くの公園のベンチで50分ほど寝て…。

 自宅に着き、中に入らず少し庭の草むしりを。
 立ち上がった拍子に、台所の窓の外の防犯格子(?)の下端にしたたかに頭をぶつけてしまった。
 痛いの何の! 血が出たよぅ!
 薄い頭に、10cm近い真っ赤な傷跡。ひゃぁ。

2006年7月27日 (木)

婦警の違反を指摘したら署へ呼ばれた…

 警視庁のサイトに、こんな表がある。
 左上の欄は、赤い×印になって、表示されない。なんでだろう。

放置違反金の額(放置違反金は、反則金と同額です。)
大型自動車
大型特殊自動車
重被けん引車
普通自動車 大型自動二輪車
普通自動二輪車
小型特殊自動車
原動機付自転車
放置駐車違反 駐停車禁止場所等 25,000円 18,000円 10,000円
駐車禁止場所等 21,000円 15,000円 9,000円
駐停車違反 駐車禁止場所等 12,000円 10,000円 6,000円

 下欄の「駐停車違反」は、こうしてみると「放置」ではないような。誤解を誘うんじゃないか。
 「時間制限駐車区間内における放置駐車違反」としたほうがいいのでは?
 そのほうが、なんのことかわからないおそれはあっても、誤解は誘わないはず。
 って、どっちもどっちかしら(笑)。

 ※ 補足の記事をご参照ください。

 ともあれ、下欄は、時間制限駐車区間内、つまりパーキングメータ・チケット枠内、の駐車についての金額だ。
 パーメ・パーチケ内でも、「放置車両」に当たれば、「確認事務」(新しい駐禁取締り)の対象になるのだ。

 パーメとパーチケとでは、「確認事務」のやり方がちょっと異なる。
 運転者からすれば、どっちもそれぞれ、「えっ、マジ?」という部分がじつはある。
 何が合法で、何が違法なのか、それとは別に、どんな駐車が「確認事務」の対象になるのか、ならないのか。改めて、『三段対照式交通実務六法 平成16年版 (2004)』と『執務資料道路交通法解説13訂版』読み込んでみた。

 そしたら、新たな疑問にぶち当たってしまった。

 困り果て、確認のため警視庁へ電話。
 6月1日以降、すぐに駐車対策課につないでくれ、ていねいに教えてくれるのだ。

 今回も、文句も言わずに対応してもらい、1時間ほどかかってようやく、結局「駐車監視員資格者講習」で習ったとおりで良かったのだとわかった。
 ふり返って考えてみれば、おバカな疑問だったかも。
 いや~お手数おかけして申し訳ない。

 ま、1を聞いて1を知る知識より、5も10も積み重ねて遠回りして知る知識のほうが、応用が利くというか、他の知識とも深く結びつきやすいってことで。交通違反に関する私の知識の多くは、20も50も積み重ねて遠回りして得たものといえる。えへん、っておいおい(笑)。

 それが終わってすぐ、自転車に乗り、女房殿の御用で、京王線つつじが丘駅前へ。
 あっ、ロータリーにミニパトが。
 そっか、ここは6月1日以降、けっこう取締りを見かけるようになってたんだ。
 デジカメを忘れたよ!

 とか思いつつ、どんな方法で「確認標章」(新しいステッカー)を貼るのか見届けようと、ミニパトのそばへ。
 そしたら、あらまあ、またですか、女性警察官は、ミニパトのエンジンキーを差しっぱなし、エンジンかけっぱなし、しかも左側端に沿わない駐車。

 携帯電話のカメラ(先日直してもらったので鮮明!)で証拠写真を撮影してたら、「何してるんですか!」と女性警察官が寄ってきた。
 私は、もったいぶらず、素直に違法を指摘。
 すると、事もあろうに、何ら悪びれることなく、「あなたの名前は?」ときた。
 お答えする必要、ございません。人の名前を聞くなら、自分から名乗りなさいよ。
 と応じると、これはスムーズに、調布署のSだと名乗り、これから署へ帰るから、どうぞ署へ来てください、という。

 うーん、調布署か。
 昼にちらっと見たニュースで、大学生らが大量に万引したDVD等を署で展示(?)してるシーンがあった。あれって一般人でも見られるのかな、とちらり思った。
 確かめがてら、ちょっと行ってみるか…。
 でも、なんで私を署へ呼ぶのだろう…。
 不審に感じつつ、女房殿の用事を片付け、自転車に乗って調布署へ…。

 そのへんの詳しいこと、そして調布署でのこと、本件エピソードを通して思ったこと、8月20日発売の『ドライバー』の連載コラムで書くよ。ちょうど、もうすぐ締切りなので。

 パーメにおいては、事実上「確認事務」を逃れる方法、というべき方法がある。
 それが上述の「『えっ、マジ?』という部分」だ。
 『駐車監視員資格者必携』(東京法令出版)なんかにも、はっきり書かれてる。
 だけど、ほとんどの運転者は知らないんじゃないか。
 無知はトラブルを呼ぶ(※)。
 その方法については、同コラムの「大盛り特区」の部分で書こうか。

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※ 警察憎しで凝り固まった生半可な知識は、もっとトラブルを呼びかねない。

2006年7月26日 (水)

駐車監視員に対する公務執行妨害の公判を偶然傍聴!

 ちょと頼まれて、朝7時前から近所のラジオ体操のお手伝いに。
  あんなに子どもたちが集まるとは思わなかった。
 10時15分から住基ネット差止め訴訟(東京地裁民事50部)の判決なので、寝直すわけにもいかず、少しご相談等に対応してから裁判所へ。

 ところが住基ネットのは11時から。がびーん。
 しょーがないので、地裁刑事の開廷表を丹念に見る。
 道路交通法違反は、9時50分から判決が1件、16時から新件が1件あるのみ。
 公務執行妨害が11時と15時30半からある。
 ふうん。もしかして、駐車監視員への暴行のやつだったらラッキー。
 んなわきゃないか…と思いつつ、いちおうメモ。

 11時から103号法廷で、住基ネット差止め訴訟の判決
 原告らの請求をいずれも棄却する。
 いちおう判決理由の要旨が朗読された。
 喩えて言えば…。
 カエルを茹でやすい者が、巨大鍋にカエルを入れて火を点け、いよいよ茹で始めた。ヤバイから止めさせてくれ。いや、茹でて殺すとは表明してないし、現在の温度は受忍すべき範囲内だから、止めさせる必要はないよと、ま、そういうことかな。

 6分で終わり(民事の判決言渡しが5分以上もかかるなど異例)、私は念のため、地裁刑事9部(村瀬均裁判官)411号法廷、公務執行妨害の新件へ。
 入ると、起訴状の朗読が終わりかけるところだった。
 「駐車…」という言葉が聞こえた。
 ええっ、もしや!
 そう、なんという偶然! 監視員への暴行として報道された事件の公判だったのだ!

 6月16日午後1時頃、ジェイ・エス・エスの監視員2人の頭を、「頑張れよ」と言いながら平手で殴打し、のちに令状逮捕されたという事件だった。
 こんなもの略式による罰金ですますんだろうと思ったが、公判請求とは。
 公判請求なら、懲役求刑のはず。なんで?

 被告人(在宅)は起訴事実を認め、妻が情状証人。
 求刑は懲役1年。公務執行妨害の相場である。
 暫時休廷して判決。
 懲役1年、執行猶予3年。相場である。
 なんで公判請求だったのかも含め、詳しくは『ラジオライフ』で書くことにしよう。

 それから参議院の議員会館へ歩き、住基ネット差止め訴訟の報告集会へ。
 途中で抜けて、また裁判所へ歩く。

 13時30分から、東京簡裁・刑事1室1係(松本弘裁判官)で、オービス事件の第3回公判

 5分ほど前に入ると、窃盗の判決を言い渡しているところだった。
 被告人は20歳。「新宿エスパス」へ何か電子装置を隠し持って入店し、遊技用メダル6百十何枚、12万8千何百円を窃取したのだという。組織的犯行なのだという。少年時検挙歴があるのだという。
 懲役1年6月、執行猶予3年。
 被告人は小柄で、顔はちょっとタレント風、少年マンガのキャラクターのような髪型で、そしていかにもだぼだぼの大きすぎるスーツが…どんな20年を生きてきたのかと、裁判所を出てどこへ帰るのかと、なんともいえないものを感じさせるのだった。

 さてオービス事件。
 6月21日の第2回公判で、東京航空計器の森成課長を証人尋問した。
 その森成さんの部下である、スギオサム社員を今日は証人尋問。
 森成さんも傍聴席にいたよ。

 新しい事実がわかった。
 オービスの点検・保守・設置を行う産業事業部・品証サービス部(なんで「部」を重ねるの?)は、7月11日、生産品証部・交通サービスグループへと組織統合されたんだそうだ。おおっ!
 ってそんな情報に喜ぶのは、私と礼田計さんだけだな(笑)。

 主尋問は、定期点検成績書の項目ごとに「我が社の点検は完璧」と語らせるだけ。退屈~。
 反対尋問で弁護人は、1回の点検にかかる時間を尋ねた。
「場所によって違うが、5時間くらいはかかってると思う」
 とスギ社員。こういう尋問は初めてかな。

 それが14時38分に終わり、530号法廷へ。殺人の新件
 傍聴席は満席。端っこが1席空いてるようなので座ろうと入ったが、女性もののバッグが置かれてる。証言台のところに女性が1人。あーっ、さっきまで証人が座っていた席なのだな。私は退出。
 この事件、被告人氏名を見て、桶川ストーカー殺人事件の第1回公判が、なんで今頃? と思ったのだが、よくよく見ると、「武史」ではなく「武」。違うんだきっと。
 私みたいに勘違いして、首をひねりながら傍聴した人、いたよね?
 内容については、霞っ子クラブ阿曽山大噴火さんの傍聴記を待とう。

 警視庁で3件、開示を受ける。
 これは面白いっ。ニコニコ。

 警察庁で2件、開示を受ける。
 こんなのが1件200円? という印象だが、よく見れば興味深いじゃないか。

 裁判所へ戻り、15時30分からの公務執行妨害の新件へ(地裁刑事3部、533号法廷)。
 被告人は精神分裂病でアルコール依存症。
 無銭飲食の前科2件(1回目は猶予判決。2回目は実刑)。起訴されていない前歴は無銭飲食がほとんど。
 6月15日に無銭飲食で交番へ行き、巡査部長に右ストレート1発…。
 調書の録取を「調書をまく」と被告人が何度も言ったのが印象的だった…。

 途中で出て、民事記録の閲覧係へ。
 報道されたある事件の詳細を知りたくて。
 しかし事件番号がわからなくてはムリという。

 地裁の広報へ。
 判決期日と裁判官氏名と、報道の要旨しかわからなかったが、たちまち事件番号を特定してくれた。
 は~、ここの広報はほんっとに役に立つ。接遇態度も文句ナシ。萌え、である。気持ち悪い? はは。

 担当裁判官氏名のネット公開のことについても、教えてもらった。
 やはり私の探索能力不足だった。ごめんなさい。
 だいぶ深いところだけど、公開されてました
 東京簡裁のほうは、現時点ではまだ公開が追いついてないのかな?

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 今日は、梅雨が終わったかのような上天気。湿度も低いようで気持ちよかった。
 裁判所には、生徒・学生らしき若い男女がやたら多かった。夏休みなのだ。

2006年7月25日 (火)

ひき逃げ捜査も民間委託!?

 以下は、レスポンス(石田真一さん)の記事の一部。

熊本県警は19日、6月下旬に熊本県合志市内の県道で重傷ひき逃げ事件を起こした28歳の男を業務上過失傷害などの容疑で逮捕した。被害者が民間の信用調査会社に調査を依頼。この会社が修理工場に持ちこまれていた容疑車両を発見したという。

 これって、相当ショッキングな記事でない?

「治安悪化の情勢下、ひき逃げ捜査に割ける警察力には限界があり…」
 と、駐車違反の取締りと同様、「民間委託」しても…いや、マジな話、それもあり得るんじゃない?

 うーむ、次の『ドライバー』の連載コラムは、このネタでいこうかな。

 ちなみに7月20日発売号の同コラムは、
「自分の車を運転中、急に腹具合が悪くなった。困ったなと走っていくと、コンビニがあった。駐車場はなく、前の道路(片側1車線)は駐車禁止。だが、道幅は広く交通量は少ない。駐車してもとくに迷惑はない。
 やむなく駐車し、トイレを借りた。トイレから出たら、外に駐車監視員の姿が見えた。あっと思って外へ出たが、すでにステッカーを貼り終え、去るところだった…」
 という場合に、どうしたらどうなるのか、どうしても納得できないとき、どんな手があるか。

 じつは、ここんとこ、立て続けに、違反点数が抹消されたとかいうご報告が入っており、当事者のご承諾を得られればそのレポートも、とも思っているのだ。

 長年、交通違反専門に取材・執筆してきて、点数抹消について思うのは、マジメな安全運転者と、フェアな警察官とが、たまたま出会ったとき、当たり前の結果、になるのかなぁ、ということだ。
 ま、オヤジ流の味付けが混じった感想なのかもしれないが(笑)。

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2006年7月24日 (月)

担当裁判官氏名が消えた!?

 箱根の温泉宿(源泉掛け流し)に泊まり、小田原へ。

 横浜地裁・小田原支部へ寄ってみた。
 1階エレベータそばの開廷表によると、本日の刑事公判は2件。

 1件は、10時からの「強盗致傷、強盗未遂、事後強盗、強盗」。
 裁判官は、青木正良さん(地裁刑事部)。
 被告人氏名の欄に、「少年法第61条対象少年」とだけ。

第六十一条  家庭裁判所の審判に付された少年又は少年のとき犯した罪により公訴を提起された者については、氏名、年齢、職業、住居、容ぼう等によりその者が当該事件の本人であることを推知することができるような記事又は写真を新聞紙その他の出版物に掲載してはならない。

 事務所で、今週の小田原簡裁の刑事の開廷予定を尋ねてみた。
 簡裁刑事の開廷は水曜だけだそうだ。
 水曜、数件のうち1件が道路交通法違反だった。

 小田原支部といえば、荒川英明裁判官がいたところ(その前は千葉地裁)。
 荒川さんはその後、東京高裁の刑事へ移動した。
 最近、霞が関で荒川さん(今や私が好きな裁判官なのだ)を見ないが、今もいるのだろうか。
 ※ 「アイスクリームはおいしいから好きっ」といった単純な「好き」とは若干異なる。

 と、帰宅してお気に入りを開いたら、あれ? 東京高裁も地裁も簡裁もどこの裁判所も、出ない?
 裁判所のHPが新しくなったのは知ってたが、どの部の担当は誰と誰とか、一切消したのか?
 それとも、私のweb探索能力不足?

 もしも私がざっと見たまんまの裁判所HPなら、以前を知る者としては、ぜーんぶ最高裁の管理下に入っちゃった、みたいなものを感じるよぅ。

 ※ 東京地裁の広報に尋ね、やっぱり私の探索能力不足と判明しました(泣)。

 今週の東京簡裁、の道路交通法違反は、続審らしいのが1件あるきり。
 6月7日以降、新件が1件もない!
 これ、ちょぉーっと、おかしくない?
 たまたま、なのか、何か理由があるのか…。

 仙台高裁秋田支部の公訴棄却、検察側は上告したが、まともな上告趣意書を書けずに青ざめているうえ、東京簡裁の裁判官らはオービスが怪しいことに気づき始めている、ので区検は否認事件の公判請求を躊躇している…なーんてことだと、びっくりなんだけどねえ。んなわきゃなかなかないだろうけど、でもしかし、とマニアは期待するのでありました。

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2006年7月23日 (日)

5回捕まって初めて使用制限命令?

 「放置違反金」の納付命令。

 納付命令という通知が郵送される場合もあるし、「放置違反金」を「仮納付」したあとに公安委員会の掲示板への「公示」という形で納付命令が出される場合もある。
 要するに、大ざっぱに言えば、「確認標章」という新しい駐禁ステッカーをいったん取付けられたら、違反者が正直に出頭して反則金を払わない限り、「放置違反金」の納付命令は行われるのである。

060723  で、何回も納付命令を受けることになった車には、「使用制限命令」というのがある。
 その基準表が、この通達の3ページ目(右の画像)の上のほうにある。

 たとえば「3回」というのは、あるとき「確認標章」を取付けられた場合において、取付けられたその日を「基準日」として、「基準日前6月以内」に「放置違反金」の納付命令を受けた回数のことだ。
 納付命令を受けた日を、いつとするのか、そこもまたややこしいので、この際、捨象しとこう。

 ま、とにかく、普通車の場合だと、半年間(と1日間)に(確認標章を取付けられ、その標章に基づいて放置違反金の納付命令が行われることとなった場合において、その標章の取付日を「基準日」とし、その基準日の前6カ月に)納付命令を受けるのが4回目で3回あれば)、最初は20日間の使用制限だと、そういうことを示す、これは表だ。

 しかし、その続きがある。
 画像の、表の下、
「4 処分の加重、軽減又は免除」
 というところだ。
 上の表は途中で切れてるので、3ページと4ページをくっつけてアップしよう。

060723_2  そこの(3)、アとイを読んでみてください。
 以前に(これも基準となる期間があるのだが捨象)、使用制限命令を受けたことがなく、また使用制限命令を免除されたことなければ、あるいは、「放置違反金」の納付命令を受けるのが今回ちょうど4回目で、これまで「放置違反金」を滞納してなければ、「免除」されるように読めるよね。

 ただ、これで「免除」されても、5回目にはそうはいかなくなる、と読める。
 そして、さらにその続き、(4)がある。(4)は、運用次第のあいまいな規定とも読める。
 これは新制度なので、具体的な運用がどうなるか、わからないところがある。

 なので、これまで私は「基準は…」と言ってきた次第。
 ※ その基準、「4回目」ではなく「3回目」だと、わりと最近まで間違ってたが(謝)。

 結論として、
「使用制限命令の初回は、放置違反金を素直に払っていれば、放置違反金5回目だよ」
 ということなのかもしれない。
 つまり、
「公道は、料金まとめ払いの、ただしあんまり何回も1台で利用しちゃ(料金を払うことになっちゃ)いけない、有料駐車場のようなもんだ」
 という認識は、ますます正しいってことのような…。

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 ※ 22日の記事の下に、「webページが見つかりません」というお知らせが出てるでしょうか。私のパソコン上では、出てます。
 これ、この記事を更新して送信する途中に、なんだか妙なことになって、送信したものの更新できず、その後、出るようになったんですね。ココログの不具合か、私のパソコンの不具合か、たぶん後者だろうと思ってます。理由は、最近再び、しょっちゅうフリーズしたり、なんだか妙なことになってきてるからです。
 このパソコン、けっこう古いのです。何日も記事のアップがなくなったら、「あー、とうとう壊れたな」と哀れんでください~。

2006年7月22日 (土)

3件目の無罪判決を傍聴できるか

 在日ペルー人向けの雑誌(支援団体の機関誌的なもの?)の原稿を仕上げて送信。
 これで月末まで、締切りはない…はず。開放感。

 腹へったので炒飯をつくる。
 私のは旨いよ!
 コツは、挽肉のほかに、イカかタコか竹輪か薩摩揚げか何かそっち系も刻み、少量のニンニクで炒めることと、野菜も複数使うこと、冷や飯を酒で崩すこと、ですかね。

 そして、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の各県警へ、開示請求。
 これは時間を食う喰う。肩は凝るし。

 真犯人の偽証により、危険運転致傷等の犯人とされ公判請求されていた男性(28歳)に対し、東京地検は31日の公判で無罪を求めるという。 
 無実と判明した者をいつまでも被告人にしておくのは不適当だから、直ちに判決となるのだろう。

 無罪判決は、なかなか傍聴できない。
 礼田計さんは業過で傍聴したことがあるというが、私は、道路交通法違反の身代わりで罰金を払って決着したのち、身代わり(犯人隠避)が発覚して検察が再審請求し、もとの道交法違反について求刑無罪、判決無罪というのを東京簡裁で2件傍聴したのみ。それだってなかなか巡り会えるもんじゃない。

 ぜひ31日のを傍聴してみたいと、少し調べてみた。
 たぶんこの時刻のこの公判だろうと、あるところから教わることができた。
 あとで確認しとこう。

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2006年7月21日 (金)

『交通の教則』にちびまる子ちゃん出演とは!

 昨日(7月20日)午後、新宿の「警視庁新宿運転免許更新センター」へ出かけた。
 いつも府中だが、たまには違うところを試してみようと。

 途中の電車で、だいぶ年配の男性が私のそばに座った。
 良さげなブレザーで、胸ポケットにハンカチーフ。ソフト帽。
 向かいのシートにはもっとスペースがあるのに。
 男性が話しかけてきた。
 職業は何かと。
 鞄(ちょっと高価そうなビジネス鞄)と身なり(ジーンズに下駄)、そして風貌(坊さん風だという)のアンバランスが興味を惹いたらしい。
 デパートを散歩するのが趣味の、遊び人(元社長。約80歳)だという。
 面白い人だった。
 新宿までずっと歓談。

 新宿の更新センターは、こぢんまりしてるんだねえ。
 更新者は少なく、いくつもの窓口で、待っても1人か2人。
 しかも流れ作業だから早い早い。
 ※ 「こんなにいくつもの窓口に小分けする必要があるのか」と思う人もいるだろう。
   ああいう形で安協に委託されてるわけだ。
   安協に委託事業を与えることが、免許更新の主たる意義かと思われる。

 ちょうど5分ほどで、更新時講習(5年も無違反であるはずないのに優良運転者講習。30分間)が始まった。
 キューピーのマヨネーズ工場で次々訪れる見学者を案内するお姉さん、よりさらに慣れた流暢な講習。

 それより何より、『交通の教則』(06年6月1日改訂)がずいぶん変わったねえ。
 なんと「ちびまる子ちゃん」が出演してる。
 情報がいっぱい詰まってる感、がある。

 駅への帰り道、290円のラーメン店あり。大盛り360円だってさ!
 それを食いながら、『交通の教則』を読む。
 ん? 2ページ下のチャートは、ちょと不適切じゃない?
 これ、「放置違反金」のことを説明してるのに、「運転者出頭→納付」とだけなってる。
 運転者が出頭して納付するのは、普通は「反則金」でしょ。

 まあね、警察に出頭して事情を説明して、警察官も「よくわかった。そういう事情なら今回はキップは切らない」と指導・警告ですんでも、「放置違反金」の納付命令はくる。
 また、キップは切られたけれども「反則金」を払わず争って不起訴になっても、「放置違反金」の納付命令はくる。
 ※ えー、ちょっと何言ってるかわかんない説明かもしれないが、事実それが新制度なのだ。
 だから「運転者出頭→納付」でも間違いではない、というか、まる子ちゃんにも、まる子のお爺ちゃんにも、「反則金」と「放置違反金」の違いなど、たぶんどーでもいいっちゃいいわけだが…。

 ラーメン店を出て、ヨドバシカメラでストップウォッチを買う。
 駐車監視員をウォッチングするとき使おうかと。

 ケータイ売り場のお姉さんに、相談。
 私の携帯電話、最近急に写真がボケボケになったのだが、どういうことかと。
 お姉さんはすぐに直してくれた。
 切り替えスイッチがマクロ撮影になってますよと。
 たちまち直り、私は絶句…。

 帰宅して大ショック!
 手元の最新の『交通の教則』は、03年4月1日改訂のだった。
 03年? うっそ!
 その後、04年4月1日と、04年11月1日と、05年4月1日に改訂されとるやん!
 私はその間、何をやってたんだ!
 裁判傍聴と情報公開に夢中だったのか…。
 全日本安協の事務所へ、バックナンバーを買いにいかねば。

 ああっ、そういえば、更新センターでゴミ箱を漁るのを忘れた!
 人が少なかったし、まる子ちゃんだし、『交通の教則』等テキストが袋ごとばさばさ捨てられてることは、なかったかもしれないとはいえ…。
 うむぅ、こうして人は、己の年齢を自覚するのか…。

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2006年7月20日 (木)

1分でも違反から12時間までOKへ

 7月12日、警察庁交通局から「新たな駐車対策法制の施行状況について」が発表されてる。
 7月5日発表のやつより、もう少し詳しい情報だ。

 6月中の「確認標章」の取付件数(つまり取締り件数)は、15万4125件(1日当たり5138件)。
 そのうち「告知件数」は、3万2503件。約21%。
 「告知」とは、反則告知のこと。つまり違反者に違反キップ(青キップ)を切った件数。
 国会では7割くらいと見込まれていた。
 もちろん、6月29日、30日に「確認標章」を取付けられて7月1日、2日に出頭、という人もいるんだろうけど、それを含めても、見込みより少ないような。
 けど、それでも、出頭しなきゃ違反点数がないことを思えば、だいぶ多いというべきじゃないのか。

 新制度のことをぜんぜん知らず、
「駐禁でステッカーつけられたよ。警察に出頭しなきゃ」
 となった運転者…。
 それと、レッカー移動されて、車を引き取りに行くのは違反者でなくていいことを知らずに、出頭して、
「あなたが違反したのかって? そうだよ、俺だよ」
 と自白した運転者…。
 そういう人がまだまだ多いんじゃないか。

 この「…施行状況について」の、都道府県別のデータを、現在開示請求中。
 これから毎月、取っていきたい。
 めんどくせー。でもまぁ、電子申請だと100円値引きなのは助かるよ。もちろん、「行政の情報は税金で集めたもの。国民に開示するのに手数料を取るとは、けしからん」という論はあるけどさ。

 「…施行状況について」の、「駐車規制の見直し状況」。
 10.8%。
 05年12月末までの数字は6.71%だったから、見直しは進んだことになる。

060720_1  ただ、05年12月末までのを見ると、山形県の44.17%、佐賀県の26.72%、秋田県の22.73%など、地方が平均を押し上げてる。
 東京都は1.07%だ。 

 見直しには「規制の解除」と「規制の緩和」がある。
 具体的に、どんな場所をどんな理由で「解除」「緩和」したのか。
 先日、警察庁で、「駐車規制の見直し具体的事例集」(06年2月、4月)をコピーしてきた。

 見直した現場のカラー写真つきで、たとえばこんな「解説」が載ってる。

 道路幅員が広く通過交通も少ないが、公園に駐車場の設置がなく、学校行事開催日や土日、休日の公園利用者の駐車需要があることから、終日駐車禁止規制を全面解除した。

 私は思うんだよ。
 新制度の話が出て突然、道路幅員が広くなったり、通過交通が少なくなったり、駐車需要が生じたりしたわけじゃないでしょ。
 もともと終日駐車禁止にしとく必要なんぞなかったわけでしょ。
 ところが禁止にしとくから、取締りのおいしい猟場(漁場)になる一方で、運転者たちの遵法意識は損なわれ、警察に恨みを抱く人も出てくる…てことになってたわけだ。

 加えて、「全面解除」ってことは、「1分でも違反」から、「12時間(日没から日出までにあっては8時間)未満なら駐車OK」へと変えたってこと。
 車で通禁して朝8時30分に駐車し、夜8時29分まで、置きっぱなしでもOKなわけだ。
 いかにも極端。 

 ともあれ、やっぱり、あの通達をまったく空文にしとくわけには、いかないんだろう。
 しかし、ほんとうに通達のとおりにしてしまっては、ニュー駐禁ビジネスは成り立たない。
 どこまで見直しできるのか。
「通過交通が増えたから」
 といった理由で、規制を戻すこともあり得るんじゃないか、場合によっては。
 そんなふうに私は見てます。

 ところで、警察庁へアドバイス。
 駐車監視員に対する恨みや憎しみ、怒りを軽減して、新制度をうまく運用していくためには、
「監視員、お手柄! コンビニ強盗犯にタックル!」
「監視員の通報で事件が早期解決!」
「監視員の“目”に市民感謝!」
 といったニュースがあるといいよね。
 って私が言うまでもないか。

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2006年7月19日 (水)

デジタルペンシステムの契約書

 今週も、ないそうだ。
 なにがって、東京簡裁の、道路交通法違反の新件の(続審も判決も)開廷がさ。
  月曜はもともと開廷がないから、てことは、7月24日まで1件もないことになる。

 えーっ、なーんか、おかしくない?
 以下は、第1回公判が何月に何回あったか、の表。

          04年 05年 06年
01月      2       2       2   
02月      3       3       4
03月      3       6       6
04月      0       4       7
05月      1     12       8
06月      1       6       2
07月      4       8
08月      1       3
09月      3       2
10月      3       4
11月      4       6
12月      2       4

 今年6月に第1回公判があった2件のうち、1件は3月29日付けの起訴。もう1件は不明。
 5月の新件の起訴日はまだ調べてないが、も、もしかして東京区検は、今年4月以降、1件も公判請求してない?

 東京簡裁の道交法の公判は、ほとんどがオービス事件なのだが、犯行日、犯行場所(つまりオービス設置場所)もあわせて、表にしてみたら、何も見えてこないかもしれないが、何か見えてくるかもしれない。うーん。

 夕方、警察庁へ。
 電子申請した2件の情報公開請求の印紙、200円2枚を納めに行く。

 警視庁へ。
 「放置駐車違反処理対応デジタルペンシステム装置の借入れ年間契約」の開示を受けに。
 ※ 先日買ったプリンタ(複合機)のスキャナで読みとった「明細表」を、アップしてみたよ。どう?

060719_gif  06年3月1日から同年3月31日までが、合計114所属に1953セット。654万450円。
 06年4月1日から07年3月31日までが、合計114所属に1953セット。7848万5400円。
 いずれも、大阪の「積水リース株式会社」との契約。

 この表だけで、警察官による駐禁取締りは八王子署の管内がいちばん多くなりそうだ、とはまだいえない。
 警察官はデジペンを使わない(普通のボールペンで確認標章を作成する)可能性を、否定する材料がまだないから。
 警視庁はみんなデジペンを使う、A県はデジペンを使わない、B県はデジペンを使ったり使わなかったり、という可能性もあるのだが。

 それから某出版社へ。
 昔からお世話になってた役員氏に、ひさしぶりにご挨拶。
 某誌編集長氏と編集者氏とで、ちょっと飲みに行く。
 1軒で終わらず、銀座のクラブへ。ひゃぁ。

 なので19日(水)は二日酔い。
 昼過ぎにもぞもぞ起きてメールを開いたら、別の某誌から20日締切の原稿依頼が。
 20日は別の雑誌の締切なのに。
 あー、気持ち悪。しばらく酒やめるです。

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2006年7月17日 (月)

職業に貴賤はないというけれど…

 久しぶりに車で都心へ。
 その帰り、せっかく出てきたのだからと、駐車監視員を探してちょと遠回り。

 うまい具合に新宿区で、1ユニットに遭遇。
 靖国通り富久町西交差点と、新宿通り(R20)四谷4丁目交差点とを結ぶ、あの広い道路の、リンク先の地図でいうと「大木戸坂下」交差点の少し南、「滝沢ビル」のさらに少し南側、に駐車したトヨタ・カローラに対し、確認事務をやってたよ。

 休日だからか、道路はガラガラ。
 大木戸坂下の信号が、赤から青に変わると、信号待ちしていた車がまとまって数台、四谷4丁目へ向けて通過するけれども、それ以外は、休日だからかガラガラ。
 カローラは、いちおう法律上は違反だが、べつに誰の迷惑になるじゃなし。

P1010009  携帯プリンタの調子が悪いのか、スーパーのレシートみたいにロールの最後のほうはそうなるのか(まさかねぇ)、確認標章に2本の黒い線が入っていた。
 でも、文字は読みとれるからいいのか、カローラに貼りつけてた。

 貼りつけて、貼りつけたカローラに対し、駐車監視員は最後の1枚をデジカメ撮影。
 それから私は、自分のデジカメでその確認標章を撮影。
 続いて「この車の使用者殿」という説明書きも撮影…しようとしたところへ、運転者氏が戻ってきた。
 あーっ、あと1分ほど早く戻れば、セーフだったのに。

 運転者氏は警備会社風の青い制服を着ており、車のフロントガラス内側には、「機械警備警報発生 点検中 下記場所に連絡してください ××ビルメンテナンス」と大きく書かれたプレートが掲示されていた。
「これ(この違反のカネ)、会社が払うんですか?」
 と尋ねると、
「いや、自分の責任ですから、自分が払います」
 とのことだった。

 駐車監視員はとっくに去り、カローラも去ったので、私は再び車に乗り発進。
 すると、すぐ先で、さっきのカローラが路上駐車し、青い制服のさっきの運転者氏が、緑系の制服の駐車監視員と何やら話していた。

 私も路上駐車し、3人のそばへ。
 話は終わったようで、カローラへ戻った運転者氏に、何を話していたのか尋ねた。
 さっきのがなぜ違反かわからなかったので…ということのようだった。
 運転者氏としては、誰にも迷惑のない場所に、駐車したつもりなのだろう。他にも路上駐車はあるし、なぜ自分だけ違反なのか、わからない…。

 私はUターンして、富久町西交差点を左折。
 6月1日以前の休日の靖国通りがどんなだったか、記憶は定かでないけれども、7月17日の違法駐車はえらく少なかった。
 しかし、完全に消えたわけではなく、ぽつぽつとあった。
 そして、駐車場の空き待ち停車(いや、あれは駐車というべき)の長蛇の列が、車道左側端を埋めている一角があった。列の最後尾は見えなかった。

 運転しながら、思ったよ。
 駐車監視員って、いったい何なのか。
 ずばり、ニュー駐禁ビジネス(合法的な悪徳商法)の、カネ集めの兵隊…。
 これは、やっぱりどうしても、恨みをかうだろう。

 救いがあるとすれば、おそらく、カッとなって駐車監視員を殴ったり刺したりしやすい者ほど、
「100回路上駐車して1回捕まって1万5000円払っても、1回150円の駐車料金をまとめ払いするようなもの。公道は俺様の、便利な激安駐車場だぁ」
 とすます可能性がある…かもしれないこと。

 でも、そうだとすれば、逆にいえば、人の迷惑とは何か、悪いこととは何か、といったことを考える善良な運転者たちの恨みをかうってことでもあるんじゃないか。
 善良に地道にやってきた人ほど、堪忍袋の緒が切れたとき、信じられない行動に出やすい、かも。
 ヤバイなぁ…。そうつくづく思ったよ。

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2006年7月16日 (日)

デジタルペンに初遭遇!

 どぉーもプリンタの具合が悪い。
 と困ってるうち、トナー切れのパイロットランプが点灯。
 不具合はトナー切れ寸前ゆえだった可能性も否定しきれないが、でも、トナーのカートリッジを支える部分が弱ってきた可能性もある。

 トナーは1本1万6800円。
 新品のレーザプリンタは19800円からある。
 なのでこの際、スキャナ機能とコピー機能がついた新品を買ったよ。2万9800円で。
 自動給紙機能も欲しかったが、それはFAX機能とセットになって4万9800円。
 FAXはたぶん私には使い切れないだろうので、君子危うきに近寄らず、オヤジ複雑な機能に近寄らず(近寄ってもせいぜいスキャナまで)っつーことで。

 新しいプリンタは圧倒的に調子が良い。
 仕事がはかどる。
 これでようやく、石川県警と、三重、和歌山県警と、九州の福岡を除く各県警へ開示請求等できる。

 警視庁に31年間勤務した元警部補・犀川博正さん、と歓談。
 私1人で聞いてはもったいない、じつに面白い話をたくさん聞いた。
 たとえば、痴漢(強制わいせつ又は迷惑防止条例違反等)や万引(窃盗)などで現職警察官が捕まって送検された、といった報道には、たいてい「同日辞職した」とかあるでしょ。
 あの「辞職」のあと、どうなるのか、等々。

 一般犯罪をやった場合以外にも、辞職を迫られることはあり、現職警察官諸氏へ、犀川さんは言う。
「組織は平気でトカゲの尻尾切りをする。詰め腹を切らせる。そうならないよう、爆弾を持っとけ(組織の不正の証をコピー等しておけ)」
 同じようなことを、宮崎学さんもサラリーマン向けに言ってたよね。

 その犀川さんの助けを借りて、少しパソコンをいじる。
 なんかすごく調子が良くなった。
 しょっちゅう固まってたのに、固まらなくなった。
 ありがとございます!

 以上が土曜。
 日曜夕方、京王線つつじヶ丘駅前で、警察官2人が「確認事務」をやっているのを見かけた。
 携帯端末なし。
 1人が、「駐車監視員」が使うのとは違うデジカメを持っていた。
 もう1人が、見慣れないペンで何やら書いていた。
「え? そ、それって、デジタルペン…ですか?」
 そうだという。
 ほほぉう! これが例のデジペンか!
 若干ずんぐりしていて、キャップがヒモでぶら下がっていた。
 宇宙船エンタープライズ…を思い浮かべさせる筆記具だった。

060716_180701_1  車に貼られた「確認標章」は、仕様書にあったのとたぶん同じタイプ。
 携帯電話のカメラで撮影したが、ぼけぼけ。ひどすぎる。
 うむぅ、これはどーしたもんだか。そのうちショップで相談してみよう。

 ところで、これにより、重大な事実が判明した!

 じつはつい最近、ご相談者から、某県警作成の手書きの「確認標章」の現物を頂戴していた。
 それは、上記仕様書にあったのとは違う、携帯プリンタで印字するのと同じタイプのものだった。
 で、上記仕様書の「確認標章」には、デジカメの写真番号を記入する欄があった。

 そうすると、だよ。
 「確認標章」を手書きする場合、写真を撮ることと、撮らないことがあるんじゃないか、という仮説を立てることができるっ!

 どうでもいい話?
 いやー、こういうことが、あとで意外なところに効いてきたりするんだよぅ。

 なので、「確認標章」、その説明書きの紙、弁明通知書、仮納付の納付書等々、現物でもコピーでも画像でも、お送りいただけるとうれしい。

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2006年7月14日 (金)

郵便集配もダメにすりゃいいのか!

 木曜、有酸素散歩1時間。蒸し暑かった~!
 今年いちばんの暑さだったそうな。
 途中、少し雨が降ったが、ちっとも涼しくならず、熱されたアスファルトから、むわっと蒸気ないし湯気が立ち上がり、湿気の海を潜ってるようだった。

駐車違反、「ゆうパック」などの集配車も対象に
≪「不公平」批判受け警察庁≫

 駐車違反の取り締まりが強化された先月以降も対象外となっている郵便集配車両のうち「ゆうパック」などの小包の集配車について、警察庁は13日、規制対象とする方針を固めた。「民間の宅配業者が取り締まりを受けているのに不公平だ」との批判が相次いでいることを受けたもので、来年10月の郵政民営化を待たずに、1月からの実施を検討している。
 郵便物をめぐっては、郵便法で「全国くまなく、低料金での集配サービス」が義務付けられているため、駐車違反取り締まりが厳格化された6月1日以降も対象外とされた。また小包については来年10月の郵政民営化で郵便物の対象から外れ、規制対象になる予定だったが、不公平感を訴える声が警察庁などに多数寄せられたことから大幅に前倒しすることになった。
 日本郵政公社や国土交通省のまとめでは、平成16年度に同公社が取り扱った郵便物は約250億個(通)で、このうち約5.7%に当たる約14億3000個の小包の集配車が新たに規制対象となる。
 手紙を集配する車両については引き続き除外されるが、警察庁によると、小包と手紙を混載した車両は規制対象となるという。
 ■日本郵政公社郵便事業総本部の話「迷惑駐車をしないことは社会的責務。取り締まり対象から除外されているとはいえ、時間貸し駐車場を借りたり、台車で運ぶ方法に切り替えたりするなど準備中だ。変更の時期は警察庁の判断に従うが、一定の準備期間は設けてほしい」  (07/13 16:48)

 と産経新聞。

 各都道府県には、交通規則に関する公安委員会規則がある。
 たとえば東京都の場合、「東京都道路交通規則 昭和46年11月30日 公安委員会規則第9号」。

(交通規制の対象から除く車両)
第2条 法第4条第2項の規定により、交通規制の対象から除く車両は、道路標識により表示するもののほか、次に掲げるとおりとする。

 「法第4条」とは、道路交通法4条のこと。 
 で、「次に掲げる」もののうち、4番目がこうなっている。

(4) 駐車禁止及び時間制限駐車区間の規制の対象から除く車両(駐車禁止の場所が車両の通行を禁止している道路の区間にある場合には、当該通行禁止の区間を通行することが認められている車両に限る。)
ア 災害救助、人命救助、水防活動又は消防活動のため使用中の車両
イ 人の生命又は身体に危害の生ずるおそれがある緊急の事態における関係者に対する警告のため使用中の車両
ウ 交通の取締り、交通事故調査、被疑者の逮捕、犯罪の捜査、検証又は警備活動のため使用中の車両及び当該目的のため現に停止を求められている車両
エ 郵便物の集配又は電報の配達のため使用中の車両
オ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号)に基づく廃棄物の収集のため使用中の車両
カ 道路及び付属物並びに信号機、パーキング・メーター、パーキング・チケット発給設備及び道路標識等の維持管理のため使用中の車両
キ 公職選挙法に基づく選挙運動用又は政治活動用の自動車で、街頭演説又は街頭政談演説に使用中のもの
ク 次に掲げる車両で、別記様式第2の標章を掲出しているもの
(ア) 電気、ガス、水道、電話又は鉄道の各事業について緊急修復を要する工事のため使用中の車両
(イ) 報道機関の緊急取材のため使用中の車両
(ウ) 食品衛生法(昭和22年法律第233号)に基づく臨検検査のため使用中の車両
(エ) 環境基本法(平成5年法律第91号)第6条又は第7条の規定に基づき、国又は地方公共団体が公害調査のため使用中の車両
(オ) 裁判所法(昭和22年法律第59号)に定める執行官が民事執行法(昭和54年法律第4号)に基づく強制執行等を迅速に行う必要がある場合に、その執行のため現に使用中の車両
(カ) 区市町村の長と歯科医師会会長との歯科訪問診療に関する委託契約に基づき、歯科医師会から指定された歯科医師が往診に使用中の車両
(キ) 総務省設置法(平成11年法律第91号)第4条第70号の規定に基づき、電波の監視及び電波の質の是正並びに不法に開設された無線局及び不法に設置された高周波利用設備の探査のため使用中の車両
(ク) 急病者等に対する医師の緊急往診のため使用中の車両
ケ 次に掲げる者が現に使用中の車両で、別記様式第2の2の標章(道府県公安委員会の交付に係るものを含む。)を掲出しているもの
(ア) 身体障害者福祉法(昭和24年法律第283号)に基づく身体障害者手帳の交付を受けている者で、歩行の困難なもの
(イ) 戦傷病者特別援護法(昭和38年法律第168号)に基づく戦傷病者手帳の交付を受けている者で、歩行の困難なもの
(ウ) 東京都愛の手帳交付要綱(昭和42年民児精発第58号)に基づく愛の手帳の交付を受けている者で、看護者の付添いを必要とするもの
コ 色素性乾皮症患者が、昼間(日の出から日没までの時間をいう。)、現に使用中の車両で、別記様式第2の3の標章(道府県公安委員会の交付に係るものを含む。)を掲出しているもの

 これにより、郵便集配の車は、公安委による交通規制(指定禁止)の対象から除かれるわけだ。
 ただし、道路交通法の条文で定められた規制(法定禁止)の対象からは除かれない。
 要するに、標識で禁止された場所ならOKだけども、交差点内とか横断歩道の側端から5m以内とかはダメだよ、ってことね。

 それで、だ。冒頭の報道を見て、私は思うのだ。
 なーに言ってんだかなあ、と。
「俺らは急にダメんなって四苦八苦してんのに、あいつらだけなんで許される。不公平だ!」
 を受けて、
「そんじゃ、あいつらもダメにしちゃいましょ」
 って、バカじゃん?

 この2本の通達を、よく読んでくださいよ。
きめ細かな駐車規制の実施について
更なる駐車規制の見直しの実施について
 交通の安全・円滑はもちろん大事だが、駐車の必要性、駐車需要などにも配意して、必要最小限の規制にするんだと、そういう趣旨の通達だよ。

 何度でも言わせてもらうけどね、「形が違反なら直ちに取り締まる。取り締まったら必ずカネを徴収する!」という制度を持ち込むためには、そもそもの規制を、よほど合理的に、かつ最小限にしなきゃいけない。
 それは絶対不可欠の条件であり、だからこそ警察庁も、2度にわたり通達を出してるわけでしょ。

 宅配だろうが、郵便集配だろうが、迷惑な駐車は迷惑なんだよ。 
 そして、迷惑のない短時間の駐車を、禁止にしておく必要はないんだよ。
 車道の幅員、曜日、時間帯等々から、20分程度の駐車は認めるべき場所なら、たとえば駐禁の標識に、
「20分以内を除く」
「60分以内の自二・原付を除く」
 といった補助標識をつけりゃいいんだよ。

 そうすりゃ、「違法駐車」とされるものは、たちまち激減する。 
 宅配、郵便集配、買い物、お子さん・お年寄りの送迎等々、安心してできる。遵法精神、規範意識を麻痺、鈍麻させることなく、だ。
 残るのはだいたい「迷惑駐車」、という状態にしてから、「違反車はびしびし取り締まる。取り締まったら必ずカネを取る!」と、するほうがよければすればいいんだよ。

 だーが! そんなふうにしては、ニュー駐禁ビジネスが成り立たなくなる。
 予定の「放置違反金」を確実に集め続けていくためには、違反があふれている状態が不可欠…。

 でも、以上のような見方をする者は、どうもいないんだよねえ(※)。
「俺らはダメなのに、なんであいつらは許されるんだ」
 と文句を言ったり、
「うちらの業種だけ特別に許可してください。除外してください」
 と警察にヘコヘコしたり。
 そんなニュースばかりが聞こえてくる。
 どーなってんの?
 あー、暑い。たまらんね。パソコンは、またしょっちゅう固まるようになったし。

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※ …と思ったら、近いことを言う人がいたよ! 迷惑性と、規制見直しの通達には言及されてないが、しかし近いじゃないか! 中島みなみさんて誰?

2006年7月13日 (木)

愛知県警の確認事務の入札──『昭和残侠伝・駐禁仁義』

 愛知県警の「確認事務」(つまり新しい駐禁取締り)の委託契約は、面白いよ!
 もぉう、こういうの読むと私は楽しくてしょーがない。ある意味 hentai だな(笑)。

 ①中、②千種・昭和、③中村・西、④港・熱田・中川、⑤北・東、⑥名東・森山、⑦南・瑞穂・緑、⑧天白、の各警察署の管内における、だから計8つの契約が結ばれてる。

 入札は2006年1月10日(火)に行われ、2月6日(月)午後1時から2時間、愛知県警本部の北館304会議室で、「第2回総合評価一般競争入札審査委員会」なるものが行われたようだ。
 議題は「総合評価方式による放置車両確認事務等委託契約落札者の決定」。
 審査委員長は、「被害者サポートセンターあいち(幹事)」で税理士。
 委員は、私立名城大学の教授と、生活相談室特別相談員の弁護士と、交通部の免許参事官。

 「落札決定業者」は、上記①③④が、「(株)コアズ名古屋事業本部」。業種は「警備業」。
 コアズは全国的にすごいようだね。
 そのうち“民間警察”みたいなものになっちゃったりして。
 なーんか近未来SFのストーリィが思い浮かんぢゃうよね。

 すみません、続けます。
 上記②は、「(株)クラウント」。業種は「歯科医・不動産」。し、歯科医って…。

 ⑤は、「セクダム(株)」。業種は「警備業」。
 しっかし、あちこちの「確認事務」の入札とか委託契約とか見るようになって、日本にはこんなに警備業者があるのかと、ちょっと驚いた。警察を辞めた人が、現職時代の経験とか人脈とか生かして、そしてまた外世界の人脈や資金と結びついて、会社を興すんだろうか。うーん。しのぎを削る敵対警備業者間のトラブルに、ロミオとジュリエット的ロマンスを重ねて、2時間ドラマつくってよ。

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 ⑥は、「中部土木(株)」。業種は「土木建設業」。
 うーん、土建業といえば、オヤジにとっては健さんだ。
 『昭和残侠伝・駐禁仁義』。
 悪徳警察官僚と結託した悪徳警備業者に、人徳ある親分を殺され、子分たちは「もう我慢ならねえっ、殴り込みだ!」と息巻く。健さんは子分たちを押しとどめ、腰抜けと罵られ、藤純子さんとの恋に決別。そしてその夜、雪の降りしきるなか、片手に長ドス、番傘さして、単身殴り込みに出かけるのだ。すると、橋のたもとに池部良さんが、これまた着流しで長ドスを手に佇んでいるのだ。「ここであんさん1人を行かせたんじゃぁ、あっしが笑いものになっちまいます」。2人は、降りしきる雪の中、並んで歩きだす。そこに、チャララララーン、「唐獅子牡丹」が流れてくるのだ。義理と人情を秤にかけりゃ、義理が重たい男の世界…。死んでもらいます!
 嗚呼、泣けてくるよぅ。高校生の頃、一連のシャシンを、石川県金沢市の、兼六園から小立野へ向かう道路左側の、「スター座」といったっけ、間違ってたらごめん、当時3本立て170円か180円の、ドブネズミが這い回る汚い映画館で観たのだよぅ。
 「ヒロシです…」でおなじみのあのBGMをテーマ曲とする映画『ガラスの部屋』も、その頃何度も観たのだよぅ。

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 ⑦は、「中京綜合警備保障(株)」。業種は「警備業」。

 ⑧は、「新生ビルテクノ(株)名古屋支店」。業種は「ビル管理」。
 なんか、聞いたことあると思ったら、「新生ビルテクノ(株)」が警視庁向島署管内の委託契約を取ってた。その入札、2~6位の業者のほうが「価格点」は良い(金額が低い)のだが、「評価点」は「新生ビルテクノ(株)」がダントツに良くて、「総合点」で1位ゲットしたのだ。
 ところが、「新生ビルテクノ(株)名古屋支店」の「入札書記載金額」は、ダントツに低い。1551万4400円。
 この契約は、なんと17社が応札しており、2番目に低いのは「東警(株)」の2348万4800円。最高額は「名東電気工事(株)」の6048万3200円。
 「新生ビルテクノ(株)名古屋支店」、1551万4400円で大丈夫なのか?
 次年度、次々年度から儲けを出していく腹なのか?

 8つの「入札執行調書」を見ると、「カナヤマ運輸(株)」が4つの入札に札を入れ、全部落っこちてる。残念っ。次年度、巻き返しなるか! 頑張れ! って私が応援するのも妙な話か。

 どう、面白いでしょ。 
 ちっとも面白くない? えー? うそぉ。

 たぶん、みなさん楽しんでくれてると思うので、次は確認事務の各委託契約の内容を紹介しよっかな。これがまた面白いんだよぅ。

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 業務連絡 : 「京都府交通安全規則」はこれです。私がしきりに言う通達とは、これのことです。

2006年7月12日 (水)

自転車を買ったよ

 前後のタイヤが同時につるつる坊主になってきた。
 タイヤ交換は、何度か自分でやったことあるが、ベアリングを紛失したり、分解の順序を忘れて組み上げられなくなったり。
 やっぱ工賃払ってもプロに頼むが吉、と痛感している…。

 前後とも交換を頼むと、工賃とも6000円前後だったか。
 しかし…タイヤは新品になっても、サドルがぶっ壊れてるし、カゴはぼろぼろだし。
 どうする?

 でもなぁ、前照灯は新しいのを買って取付けたばかり。
 チェーンも前後ブレーキ・ワイヤーも取り替えてからまだ1年たってないはず。
 けれども、ここらでひとつ、自転車本体を買い換えてよろしいでしょうか。
 もう10年くらい乗ったし…。

 とお願いしたら、女房殿のお許しが出た。
 ので、チラシ広告を手に、1台買ってきましたよ。
 26インチ、内装3段。9980円。
 激安というほどではないが、まぁそこそこ安いでしょ。

 変速器付きだから、さぁ、これで霞が関へ行くか?
 途中でギブアップして電車に乗り、盗まれるのがオチか?

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著者:今井 亮一
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ガイアの夜明け ママさん監視員の1カ月

「次のCMで風呂へ行こう。湯がぬるくなっちゃう」
 と思いつつ結局、テレビ東京の「日経スペシャル ガイアの夜明け」、通しで見ちゃいましたよ。

 私としては、
「酔っ払いのスジ違いの愚痴に、駐車監視員は本来、耳を貸す必要はないのだ」
 とか、
「駐車監視員は可哀想。こういう制度を持ち込むからには不可欠の前提である、あの通達を皆が知れば、怒りの矛先を駐車監視員へ向けるのは見当違いだと、わかるだろ」
 とか、思うのだけれども、しかしそれはそれとして、「ガイアの夜明け」の切り口というか描き方は、面白かったよ。

 何さんといったっけ、あの「ママさん監視員」、もともとアネシスの社員だったそうな。
 てことは、たぶん私と同じく、東京ビッグサイトで「駐車監視員資格者講習」を受け、修了考査に合格したわけだ。警備業者から、受講料会社持ちで、100人、200人の団体で受講してる、とか会場で聞いたが、そのお1人だったのかも。なーんか親近感を覚えるよぅ。

 あと、駐車場ビジネスのほう、番組を見て思い出したよ、以前東京地裁で傍聴した、たしか無免許の事件、被告人はコインパーキングの設営に関係する仕事で大忙しのため、人がいなくて(雇用人が急にさぼって?)自分で運転してしまったんだっけ。

 法律とか正義とか正論とか、私がしばしばやってるマニアな試算とか、では到底はかれない人間の心の動き、流れ、でもって社会は動いていく。なーんて、汗にまみれて焼酎飲みながら、しばしナマイキにほざかせておくれ。

 火曜、有酸素散歩1時間弱。
 愛知県警と神奈川県警から、確認事務の委託契約書等がどさっと届き、また「CON CAFE」で読む(だぁって、仕事場は暑くてたまらないんだもの。今年こそクーラー入れるか?)。
 各県警、微妙に違うところは違うんだねえ。面白くてたまらない!

 今週は、東京簡裁の道路交通法違反事件は1件もないので、どこがどう微妙に違うか、アップしていきたい。
 嗚呼、ますます一般の興味から遠ざかる(笑)。
 って、いやいや、当ブログ、「人気blogランキング」の順位がどんどん下降してることからもわかるように、1日のアクセス数がどんどん減ってきた。土日なんか1日400アクセスに届かないことさえある。身の丈に戻ってきたのだと思う。
 だから、マニアな物好きなご訪問者のために、他では読めない情報を提供していきたい。または普通は読みたくもない情報を(笑)。

2006年7月11日 (火)

宅配業者の選択肢

「うちのドライバーも捕まっちゃいましたよ」
 と、ある大手宅配業者のドライバー氏から聞いた。

 新制度では、ドライバーが「反則金」を払ってもいいし、会社が「放置違反金」を払ってもいい。
 両者は同額。

 反則金だと、ドライバーの違反歴となり、違反点数がつく。
 点数から、いろいろ不都合が生じる。

 放置違反金だと、ドライバーは無傷ですむ。
 ただし、半年に4回放置違反金を払うことになったトラックに対し、20日間の「使用制限命令」がある。
 ※ それは基準であって、初回は大目に見られるかも。実際の運用はまだわかっていない。
 ※ 公安委員会による従来の「指示」や命令(旧法75条の2)は廃止された。

 捕まっちゃったドライバーは、会社は、いったいどうするのか。
 後日、「会社が払った」と聞いた。

 会社としては、
「点数の累積でドライバーが免停になれば、業務に支障がでるし、ドライバーに酷なことはしにくい。会社がカネさえ払えばすむなら、それに越したことはない。使用制限命令については、2回なり3回なり放置違反金を払うことになったトラックは、捕まりにくいエリアの営業にまわし、ほとぼりをさまそう。それでもステッカー(確認標章)を貼られ、いよいよ使用制限の基準に達しそうになったら、そのときはドライバーに頼んで反則金を払ってもらおう」
 という考え方があるだろう。

 そうやってしのいでいくほうが、「2人乗車」のために人をやりくりしたり新たに雇ったり、あるいは駐車場を新たに借りたりするより、安上がり、またはどっちもどっち、という判断もあるだろう…。

 「日経スペシャル ガイアの夜明け」、東京では今夜22時放送。
 「迷惑駐車は消えたか ~ ママさん監視員の1カ月」ってタイトル、面白そうじゃん。
 「違法駐車」ではなく「迷惑駐車」としているところが、ワタシ的には目を引く。珍しい。
 だぁって、「迷惑駐車は悪い。取り締まって当然」を理由に、迷惑でない違法駐車(警察庁の通達によれば違法でないはずの駐車)をびしびし取り締まってカネを稼ぐ、という構図のことを言う者は(たぶん私以外には)これまでいなかったように思われるから。
 って、テレビあんまり見てないくせに。すみません。

 上記構図は、「凶悪犯をやっつけろ」を理由に、国民生活全体に網を掛けて身動きできなくする、というのと同じだ。
 一部事象の一般化。すり替え。
 これに大衆はひっかかりやすく、そしてこれを巧みにできることが為政者としての大事な資質だ、という趣旨のことがくり返しくり返し書かれているのは、この本だっけ。

群衆心理 Book 群衆心理

著者:ギュスターヴ ル・ボン
販売元:講談社
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2006年7月 9日 (日)

民間委託で黒字になるためには

 またまたマニアの試算タ~イム!(笑)

 警視庁渋谷、原宿、代々木警察署、の管内の「放置車両確認事務」(つまり新しい駐禁取締り)の委託費は、2億925万6600円。受託者は、株式会社コアズ東京事業本部。

 警視庁の「平成17年所属別交通違反取締状況一覧表」から、「駐・保」の件数を見ると、
   渋谷署 1万1611件
     原宿署    5034件
   代々木署   6022件
    合計  2万2667件

 「保」とは、保管場所法違反のこと。これはごくわずか。
 「駐」の大半は、普通車の放置駐車違反(反則金は1万5000円)と考えて、まあ、いいだろう。
 ということで、単純に、2005年の上記3つの警察署の管内における駐禁の反則金のアガリは、
   2万2667件 × 1万5000円 = 3億4000万円
 
としようよ。

 それで、だ。国会答弁では、取締りは2倍、放置違反金は7割(反則金は3割)と言われていたので…。
   3億4000万円 × 2倍 = 6億8000万円
   6億8000万円 × 7割 = 4億7600万円(放置違反金のみ)

 コアズへの委託費は、2億925万6600円
 だから、放置違反金収入の半分弱が、取締りの委託費になるのかな、とそういうことが言えるんでない?

 では、残りの2億6700万円くらいは、どこへ行くのか。
 放置違反金は都道府県の収入とする、とされている。
 3つの警察署の管内から生じた“新たな収入”となるのか。石原都知事、うほうほか?
 いや…。

 反則金は、使途が決まってる。要するに交通安全施設の設置・管理に使われる。そこにはすでに大きな市場ができあがっている。
 稼いだ反則金がそのままそっくり自治体の収入になるわけではないんだけども、ま、3つの警察署の管内のその市場は3億4000万円と考えてみようよ、とりあえず。

 取締りが2倍に増えて、集まるカネの3割が反則金とすれば…。
   3億4000万円 × 2倍 = 6億8000万円
   6億8000万円 × 3割 = 2億0400万円(反則金のみ)
   3億4000万円 - 2億0400万円 = 1億3600万円

 反則金は、1億3600万円の減少になるってことだね。
 その減少分は、やっぱ穴埋めしなきゃいけないでしょ。  
   2億6700万円 - 1億3600万円 = 1億3100万円

 この1億3100万円が、都の収入ってことになるのか。
 いや、まだ、もう少し引くものがある。
 放置違反金違反金関係事務の委託、データ化事務の委託、車検リンクに関する事務かな、そういう、つまり新たに生じた事務の委託費。
 それと、携帯端末やデジカメ等々の費用…。

 そのへん、ぜんぶは試算できてないが、まぁ、数千万円くらいは、新制度による増収、になるんじゃないか、どうだろ。
 新制度は警察がつくったわけだから、「警察予算を増やしてちょ」という要求は、とおりやすんじゃないかね、どうだろ。

 以上、前年の2倍の取締りが行われ、7割が放置違反金へ流れるという前提、での話。
 取締りが、前年をちょっと上回る程度だと、赤字になるし、放置違反金へ流れる割合が多くなれば、取締りが2倍にまで増えなくても赤字にならない(2倍になれば黒字幅は大きくなる)…。
 さあ、どうなるのか、楽しみだよぅ!

 …って、ごめんなさい。
 取締り件数を増やそうとすると、どうしても(今以上の)ムリをすることになり、駐車監視員のストレスは増え、殺傷事件も起こってきかねない。
 観客席から「楽しみだよぅ!」とわくわくする、みたいなのは不謹慎かも。

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2006年7月 8日 (土)

警察庁の電子申請に挑戦!

 火曜日に、警察庁へ空のCDRを持っていき、何か焼いてもらった。
 金曜日に、それをダウンロード。
 行政文書開示請求の電子申請、つーのに挑戦したよぅ。

 …ところが、ダウンロードした何とかが開けない。赤い×印の小さな画面が出る。
 困り果てて警察庁の担当者氏に電話。
 ジャバがどうとかだそうで、あれこれやって何度も再起動したり、もうつきっきりでご指導いただき、なんとかOKに。

 …ところが、どこから申請していいか、どうにもわからない。
 月曜に情報公開室へ電話して、教わるしかないのか。
 しかし、奇跡的に、入り口を発見。
 その後も、だいぶ時間がかかったものの、なんと、2件開示請求しちゃったよぅ!
 俺って、日本でいちばん進んでる開示請求マニアじゃん? ぶひひ。とか思わず興奮。

 2件てのは、平たく言うと…。
→ 駐車監視員資格者証をゲットするための、早い話、一般人の試験と、警察OBの試験と、その都道府県別の合格者数の表
→ 6月1日から5日間の各日と、6月全体の、駐車違反の取締り(確認標章の取付)を、駐車監視員は何件、警察官は何件やったかという、都道府県別の表

 どう、見たいでしょ。
 金曜はそのほか、警視庁に対し、
→ 確認標章に使うデジタルペンの取扱がわかる文書。
→ 98年から06年5月までの、月別、所属別の、駐禁レッカー移動の件数。
→ 01年から06年5月までの、月別、所属別、車種別の、二輪の駐禁レッカー移動の件数。
 を、郵送で開示請求した。

 そのほか、神奈川県警へ、文書の写しの交付の手数料と郵送料とで1500円分の定額小為替(手数料20円)を郵送し、愛知県警へ郵送するための普通為替2560円を買った。
 それから石川県警へ電話して、6件の開示請求、じゃなくて「公開申出」を1枚の紙でやっていいかどうか尋ねた。

 ここんとこ、やたら石川県警へ公開申出してるけど、とくに石川県警の不正を暴こうとか、そんなことではぜんぜんないのね。
 駐車監視員がたった1ユニットの県が10と少しあって、東京や大阪と比較してみたいところ、私ゃ高校まで石川県に(小学校低学年のときは柿の木畠に!)住んでたので、他の県よりは情景が目に浮びやすいから、なのです。
 嗚呼、近江町市場で、いろいろ刺身とかドジョウの蒲焼きとか買って、酒飲みたいよぅ。黒いハラワタ入りの、イカの丸干しだっけ、あの塩っ辛いやつ。あれを焼いて酒飲んだらサイコーだよな。

 って話がそれたが、石川県警は、開示請求、公開申出をFAXでできるのだ。
 他の県警の費用等の払い方もあわせ、情報公開の運用、どんどん進んで(変わって)きてるね。

 それた話以外、興味のない方にはまったくどーでもいいことばかり。
 こんなだから、キャバクラへ行っても、おねーちゃんたちと話すことがないのだよぅ(泣)。

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2006年7月 7日 (金)

石川県の委託契約 1ユニット日2万6250円

 石川県の駐車監視員は、金沢中(なか)署管内の1ユニットのみ。
 その委託契約書を、木曜、有酸素散歩約1時間のあと、読んだよ。久々に京王線つつじが丘駅付近の「CON CAFE」で。

 甲は、へえ、警察本部長ではなく、谷本正憲・石川県知事。
 乙は、株式会社アイビックス北陸。
 午前5時から午後10時までの間で駐車監視員1ユニットを運用して8時間確認事務を実施する場合において支払うべき基本委託日額は、税込2万6250円、という単価契約。
 1カ月ごとに、乙は甲に請求するんだそうだ。

 契約数量は、210ユニット×日。
 残業等あるにしても、えらく少ないよね。
 かけ算すると、551万1250円。

 そういえば、お隣の福井県で、月給14万7000円の駐車監視員の募集があった。
 東京なんかに比べると、ずいぶん安いが、試しにこの月給に、年度末までの10カ月をかけると、147万円。
 駐車監視員は2人以上1組で1ユニットなのだから、2人1組としても294万円。
 そのほかに、「統括責任者」と「代行者」を選任しとかなきゃいけないし、「確実に所用の駐車監視員を巡回に従事させることができるように、契約業務開始までの間に4名以上の駐車監視員資格者証保有者を確保しておかねばならない」ともある
 しかも、駐車監視員1名について、少なくとも、夏服上衣2着、冬服上衣1着、防寒服1着、雨衣1着、ズボン2着、白色ワイシャツ必要数、紺色無地ネクタイ1本、黒色靴1足、黒色ベルト1本、を用意しなければならない。
 駐車監視員に対し、費用(人件費を含む)は受託者持ちの、20時間以上の研修も行わねばならない。

 アイビックス北陸、だいじょびなのか?
 赤字覚悟で契約を取り、実績を積んで、来年度以降どかんと契約が広がる(委託ユニットが増える)とき、儲けを得ようと思ってるのか? 「警察のお仕事もやってます」ということで、他の事業を有利に運ぶことができれば、たかが1ユニットを動かすための赤字など、屁でもないのか?
 うーん、わしゃ事業のことは、ようわからんです。
 だいたい、募集に月給14万7000円とあるとき、会社の支出は月14万7000円ぴたりなのかどうか、そこからして、ようわかりません。

 とまれ、こういう契約書をしみじみ読んでると、さらに開示請求したいことが出てくる。
 警察庁と警視庁に電話して文書を特定し、郵便とネットで開示請求することにしたし(ネットのほう、できるのか?)、山形県警にも聞きたいことがあるし、そういえば神奈川県警に手数料と郵送料を送るのを忘れてるし、ご相談等の未対応もたまってるし、自力HPの駐車関係のFAQをそろそろ更新しなきゃいけないし、あぁ忙しい忙しい。って、そんなこと言って走り回る奴が「不思議の国のアリス」に出てきたっけ?

 あ、そうそう、イギリス滞在が長かったご近所の方から、聞いたよ。
 イギリスの駐車違反の取締りをする人たちを「traffic warden」というらしい。
 「warden」なんて語、初めて知ったです。
 「traffic warden」で検索すると、顔に銃(じつはtoy gun?)を突きつけられたとか、あちらの事情がいろいろわかるよ。

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2006年7月 6日 (木)

新制度の差止め請求訴訟!?

 えーっ!? いま初めて発見したよぅっ!!

改正道交法差し止め求める 「理解得ていない」と提訴
 短時間の放置駐車違反取り締まりや、業務の民間委託などを柱として1日に施行された改正道交法は国民の十分な理解を得られていないとして、千葉県市川市の「道路交通問題を考える会」代表谷川寿光さん(67)が15日、警察庁長官を相手取り、改正法の施行差し止めを求める訴えを千葉地裁に起こした。
 今回の改正で違反の取り締まりは、放置後一定時間の経過後にステッカー(確認標章)を取り付ける方式から、駐車時間にかかわらず取り締まる方式に変更された。
 訴えによると、1990年の法改正で「放置駐車」とは、路上を車庫代わりにする“青空駐車”と規定しており、配達などで一時的に車両を離れた場合も放置車両とされる今回の改正は国民の理解を得られていない、としている。  (6月15日16時58分)

 上掲は山陽新聞。多くの地方紙に、一字一句まで確認してないが、たぶん同じ記事がある。共同か時事の配信なのかな。知らんかった!

 だけど、放置駐車は、運転者が車両を離れて直ちに運転できない場合の違法駐車、のこと。「路上を車庫代わり」とは違う。
 「配達などで一時的に車両を離れた場合も放置車両とされる」のは、前々からだ。
 訴状が間違ってるのか、その要約ないし伝え方が間違ったのか、配信記事の間違いなのか…。

 形が違反なら見境なく取り締まり、取り締まったら必ずカネを取る!
 こういう制度にするために、必要不可欠な前提。
 それは、そもそもの規制を、合理的で必要最小限なものとすること。
 警察庁も当然承知だから、こんな通達をわざわざ2本も発出してる。
  「きめ細かな駐車規制の実施について
  「更なる駐車規制の見直しの実施について
 その見直しをほとんど行わないまま新制度をスタートさせたのがマズイから差し止めろ、というなら、理はあるように思えるのだが…。どんな訴状なんだろう…。

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著者:今井 亮一
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駐車監視員1人1日確認標章1枚

 警察庁交通局から、今度は施行後1カ月間の状況が発表になった。

 「確認標章」(新しいステッカー)の取付けは、全国で、15万4125件(1日当たり約5,138件)。
 昨年中の1日当たりの「放置駐車違反標章」(車両の移動等を命じる旧ステッカー)の取付け件数は、約5,700件、とあるので──しつこく同じことを書く──取締りは減ったように見えるけれども、それは勘違い。

 新しいステッカー=取締り、といえるが、旧ステッカー=取締り、ではない。
 昨年中の放置違反の取締りは約151万件で、365日で割れば1日当たり約4127件
 この1カ月間の取締りは、だから昨年の約1.24倍なのだ。

 今回の発表によると、駐車監視員によるステッカーの取付けは、4万8681件(31.6%)だという。
 1日当たり約1623件
 ん? なんか、それに近い数字があったような?
 そうだ、全国の駐車監視員は約1600人、1ユニットを2人と換算したときの人数は1580人と、4月27日に発表されとったやん。
 そうすると、1人1日ほぼ1件を取り締まった(ステッカーを貼り付けた)のか。
 少なすぎ…。

 だが、しかし、である。
 6月28日の発表では、駐車監視員による15日間の取付けは、2万2405件。1日当たり約1494件だったのだ。
 駐車監視員諸氏は、少しずつ頑張ってる。数字を上げてきている。

 って、でも、そりゃそうだよぉ。
 ステッカー取付けの8割は、駐車監視員によるはずなのだ。
 取締り(またはステッカー取付け)の件数は、「2倍程度」が予定されているのだ…。

P1000991  ところで、現在発売中の『週刊アサヒ芸能』に、黒木昭雄さんの記事あり!
 現職警察官と、現役駐車監視員の、ヒッジョーに興味深いコメントがたっぷり紹介されている。
 面白いっ!
 こういう記事、つか報道は、本邦初では?
 ※ 写真は、記事にでてくる「デジペン」の、その契約書についてる仕様書から、デジペン用の確認標章の一部。

 ちなみに、その記事冒頭の、仰天のエピソードは、当ブログ6月23日の記事に、<<じつは、6月21日の夜、有楽町で、「あり得なーい!!!」ってことがあったのだが>>と書いたそれなのだ。

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2006年7月 5日 (水)

初めて裁判傍聴、裁判ウォッチングをする方へ

 自力HPのほうに「裁判傍聴&イベント」というコンテンツを設け、各種集会や公判・弁論の期日を紹介していたが、もう、手が回らなくなった。というか、やりたいことのほうへ集中したくなったのかな。
 それで、当該コンテンツは閉じることにした。
 そこの末尾に掲げていた、私なりの、傍聴の手引というか心得を、以下に。

 民事事件は、証人尋問、本人尋問以外は、ほとんど書面のやり取りだけで終わります。
 判決は、主文(たとえば「本件請求を棄却する」)を数秒間読み上げるだけで終わったりします。
 傍聴席からは、なにがなんだかわかりません。
 国を相手に賠償を求める事件(国賠訴訟)では、終わってから近くの弁護士会館などで報告集会がもたれることがあります。そこへ飛び込み参加してみるのも一興でしょう。

 一方、刑事事件は、 検察官による起訴状の朗読、冒頭陳述、被告人質問、論告・弁論などで、だいたいの内容が傍聴席からもわかります。
 判決は裁判官が全文を朗読します。

 刑事事件の開廷表に、「新」「続(または審)」「判」とあるのは、新件続審判決かです。
 どうせなら新件を傍聴するのがよいでしょう。
 続審や判決だけより、ずっとよくわかります。
 1回目で判決まで終わることもあり、「ははあ、こういう事件はこうやってこういう刑を言い渡されるのか」と 、お手軽にわかります。

 ところで、刑事事件には「自白事件」と「否認事件」とがあります。
 ほとんどは自白事件です。
 自白事件では、犯行をすべて認め「深く反省した。二度としない」と頭を下げる被告人に対し、裁判官が優しく厳しく説教するのが見られます。司法の威信、厳粛さみたいなものを味わえるでしょう。

 しかし、否認事件ではガラッと変わります。
 とくにスピード違反の否認事件では、科学的な検証は一切抜きに、なんと測定機の製造販売会社の社員の証言(要するに「我が社の商品は絶対に大丈夫でございます」)を鵜呑みにして「よって測定値は信頼できる」と判決してしまうのです。
 民事事件だって、「vs」の事件と「vs」の事件とでは、かなり違います。
 刑事裁判は「被告人()vs検察官()」なのです。

 洋風の結婚式では、「汝は病めるときも貧しきときも妻(夫)を愛しますか?」と言うでしょ。
 健康でカネのあるときだけ「愛してるぅ」ではダメだよってことです。
 健康でカネがあるときの相手、被告人が頭を下げてる事件、そんなのだけ見ていると本質を見誤る、そのことはしっかり心にとどめておいてほしいと思います。

 ちなみに、事件番号、在宅か身柄か、事件名、前科、犯行日、求刑、判決等々等々、を傍聴のたびに入力していたエクセルのデータは、426件になったよ。

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防御権の侵害、プライバシー権の侵害、囮捜査

7月4日(火)

 30日(火)午後1時20分からの東京簡裁の道路交通法違反事件は、4月25日に「寺澤オービス事件」で川越支部へ行ったため見逃した事件だった。
 犯行時、警視庁交通部交通執行課でオービス担当だった警察官を証人尋問。この人、たしか前にも別の事件で証言したような。
 でも今回は、被告人の主張には関係のない、無意味な証言でしたね。書証の作成の真正を立証するという法律的な意味はあるとしても。

 と5月31日に書いた事件の、だからたぶん第3回公判を、13時20分から東京簡裁・刑事1室2係(横川保廣裁判官)826号法廷で傍聴。

【場   所】 首都高 中央環状線 内回り 足立区足立1-29
【日  時】 2005年3月15日 
【装   置】 東京航空計器 オービスⅢLj
【測定値】 123㎞/h 制限速度60㎞/hを63㎞/h超過
【被告人】 20代か  
【弁護人】 国選 (若めの女性)
【主   張】 「数カ月後に呼び出して事情を聴くのは防御権の侵害。断りなく撮影するのはプライバシー権の侵害。そして囮捜査。憲法違反。違法に収集された証拠しかないので無罪とすべき」

 今日は論告、弁論。
 防御権の侵害は、まあ、ある程度わかるとしても、そのほかは、私もちょっとうなづけない。
 求刑は罰金9万円。次回判決。

 前回の警察官証人は、ヤナギサワさんとわかった。
 ヤナさん(って馴れ馴れしいぞ!)の名は覚えてる。そうだったのか。

060704_135601  終わって、礼田計さんとトコさんとで、農林水産省へ。
 例のあの展示室で、各種ブルーベリーを遠慮なく試食してから、地下の第3食堂へ。
 さば生姜焼き定食(半食)380円。10円上がったか!?
 左上の白っぽい小鉢は、大根おろし。その下の小鉢は、私のお気に入りの、酢のきつい酢の物。サバのそばにあるのは、濃い味のキンピラごぼう。
 どや、これが380円て、最高やろ。
 写真がボケてるのは、カメラのレンズが汗と脂で汚れてたから、かも。やだ~。

          ★

 今週の東京簡裁の道路交通法違反の公判は、これ1件のみ。
 先週も1件のみ。
 そういえば6月中に、1件もない週があった。
 うむぅ! 東京区検は道交法の公判請求を手控えてるのか!?

 と思ってエクセルのデータを調べてみたら、なんだよぅ、とくにそんな傾向は認められなかった。
 6月の新件は2件のみ。それで少なく感じたんだろうか。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← この「週間IN」、一時期1900なんてこともあったが、そろそろ身の程のレベルに落ち着いてきたようですね♪

2006年7月 4日 (火)

15日間の駐禁取締り  じつは3割増

 ふう。ようやく3本の連載原稿をすべて送信した。
 『ザッカー』は、「結局何分で違反になるのか。ステッカーを貼りつけ始めた瞬間に車へ戻ったらセーフか。ステッカーを貼ったあとデジカメで撮影した時点でアウトなのか?」と「6月1日から駐禁レッカーはどうなるのか」。
 『ラジオライフ』は、被告人が礼田計さんを脅迫したオービス事件。
 『ドライバー』は、新しい駐禁取締りに納得できないときどうしたらいいのか。
 以下は、その『ドライバー』原稿の、行数が足りなくて、かつ本筋から外れるので、省いた部分…に少し加筆。

 6月1日から15日間の、「放置車両確認標章」(つまり新しいステッカー)の取り付け件数が発表された

 全国で「80,681件(1日当たり約5,379件)」。
 「昨年中の1日当たり放置駐車違反標章取付け件数 約5,700件
 だそうだ。

 なーんだ、昨年より少ないのか。
 という印象を与える。
 だが、そうじゃない。

 5月末以前のステッカー、「放置駐車違反標章」は、
「違法駐車だから移動せよ。移動したら警察に申告せよ」
 と命じるためのもの。
 大半の人は勘違いして、
「すみません、私が違反しました」
 と出頭し、違反キップを切られていたわけだが、<<ステッカーの取付け=取締り>>ではなかった。

 一方、6月1日からの新しいステッカー(「放置車両確認標章」)は違う。
 これを取り付けられると、翌日から30日以内に、違反者が違反キップを切られて、
①反則金を払う
②公訴を提起される(起訴される)
③家庭裁判所の審判に付される
 この3つのどれかにならない限り、車の持ち主(車検証上の使用者)に対し、「放置違反金」という新しいペナルティの納付命令がいく。
 したがって、<<ステッカーの取付け=取締り>>、といえる。

 05年の放置駐車の取締りは、警察庁のホームページでも公表されているとおり、駐停禁、駐禁あわせて約151万件。
 1日当たり約4127件

 つまり、6月1日から15日間の取り締まりは、じつは昨年より3割ほど多いのである。

 同じ警察庁発表に、
「うち駐車監視員 22,405件(27.8%)」
 ともある。

 これはぜーんぜん少ない。
 国会(04年4月8日衆院内閣委員会)の答弁では、いちおう「仮に」ではあるが、
「全体の標章の八割は民間委託された駐車監視員が取り付けると。二割ほど一一〇番対応のことがございますので警察官が取り付けることもあろうと思います」
 という見込みが出てきている。

 なのに、駐車監視員が27.8%って、少なすぎ。
 結局、警察官が頑張っているわけで、あんまり人員の合理化になってないじゃん。

 これから、予定件数(国会答弁によれば「2倍程度」)へと近づけるには、駐車監視員がもうしゃかりきにステッカーを貼りまくらないといけない。
 だが、いちばん大事な施策、規制の見直しがほとんど行われてない状態でそれをやれば、「拳で腕を押した」「叩いた」どころのトラブルじゃ済まなくなるはず。
 駐車監視員の良心も、そうとうの痛みを覚えるはず。
 痛みを覚える人は続々と辞めていき、もともと良心などない者が駐車監視員として活動するようになれば…。
 ってそんな単純なもんでもないだろうと思うけどもさ。

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2006年7月 2日 (日)

国策逮捕 7人目→8人目

 監視員の警告受け「ストレス解消」に出した器具で…
 神奈川県警港北署は30日までに、公務執行妨害の疑いで埼玉県川口市の会社員の男(36)を逮捕した。
 調べでは、男は24日午後1時半ごろ、横浜市港北区新横浜3丁目の市道に乗用車を止めていて、駐車監視員の男性(63)ら2人から警告を受け立腹。車にあった長さ約1メートルの棒状の健康器具で監視員の巡回車をたたいた疑い。
 男は、車内で地図を見て駐車場を探していたところを警告されたと主張。「注意されたストレスを解消しようと健康器具を取り出した時に巡回車に当たったのではないか」と故意を否認している。
ZAKZAK 2006/07/01

 棒状の健康器具で巡回車を叩いた…。
 一瞬、「虚構新聞社」のネタかと思った人、多いんじゃないか。

通りがかりの社長、取り締まりに立腹…監視員どつく
 駐車違反の取り締まりを受けた運転手をかばい、民間の駐車監視員の男性(26)に暴行したとして、警視庁久松署は30日までに、公務執行妨害の現行犯で東京都港区の会社社長の男(70)を逮捕した。
 社長は「運転手と面識はなかったが、仕事なのに罰金を取られるのはかわいそうだと思った」と供述している。
 調べでは、社長は29日夕、東京都中央区日本橋人形町の路上で、内装工事用ワゴン車の男性運転手(48)が取り締まりを受けたのを目撃して立腹。「勘弁してやれ」と怒鳴り、監視員の胸を突くなどした疑い。
 一方、新宿署は30日、自分の車に対する取り締まりを妨げるため、民間の駐車監視員の男性(40)の腕をたたいたとして、公務執行妨害の現行犯で東京都新宿区のアルバイトの男(62)を逮捕した。
ZAKZAK 2006/07/01

 胸を突くなどした(70歳男性から胸を突かれるなどした)…。
 腕を叩いた…。
 これで、駐車監視員の公務執行妨害での逮捕報道は、全国で7人目か。

公務執行妨害:駐車監視員に暴行、容疑男の行方追う--大阪で初 /大阪
 30日午後1時35分ごろ、大阪市住之江区新北島1の府道で、民間の駐車監視員2人が路上駐車をしているワゴン車に違反確認ステッカーを張り付けたところ、近くのビル内から男が現れ、「おまえらをどついたら公務執行妨害になるんやろ」などと怒鳴り、近くの自転車をけるなどしたうえ、「どけ、じゃまだ」と言いながら、男性監視員(25)の腕に拳を押しつけるなどして、車で走り去ったという。
 住之江署が公務執行妨害に当たるとみて男の行方を追っている。調べでは、男は年齢30~40歳、身長約170センチ。監視員への公務執行妨害事件は、大阪では制度が6月1日に始まって以来初めて。
 同署がナンバーなどから割り出した所有者は「車は知人に貸していた」と説明しているという。
2006年07月01日16時10分

 腕に拳を押しつけるなどした…。
 逮捕状をとったとは報じられてないが、もしも逮捕されたら8人目か。
 ※ この件はその後逮捕されたという。当記事のタイトルに「→8人目」を加えておきます。7月3日午前0時10分付記。

 どれもこれも、報道を見る限り、公務執行妨害に罰金刑がなければどうせ不起訴、逮捕しない、というケースばかりのように思える。
 第一種国策逮捕か。
 ※ 第一種国策逮捕:ある制度を国民に慣れさせ定着させるための逮捕。 第二種国策逮捕:特定の人物乃至勢力にダメージを与えるための逮捕。 なーんてね(笑)。

 山形区検は30日、電器店からドライヤー1個を盗んだとして窃盗容疑で逮捕された男性会社員(57)を山形簡裁に略式起訴し、会社員は罰金30万円の略式命令を受けた。
 5月から施行された改正刑法で、窃盗罪に罰金刑が新設されて以来、略式起訴で罰金刑を受けたことが明らかになったのは初めて。

 とZAKZAK(上掲は記事の一部)。
 この「改正刑法」に、公務執行妨害にも罰金刑を新設、が盛り込まれたのだ。
 施行は、たしか5月末。
 公妨の罰金刑第1号は、もう報道されたんだろうか。

 土曜の夜、バーミヤンで、辛いほうの麻婆豆腐を食った。
 驚いた。
 唐辛子を大量に入れた激辛があるんだから、胡椒を大量に入れた激辛があっていいじゃないか。新しい食文化を! と発想したんだろうか。
 ほとんど胡椒の味しかせず、舌が溶けるような感じ。驚いたよ。

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