職業に貴賤はないというけれど…
久しぶりに車で都心へ。
その帰り、せっかく出てきたのだからと、駐車監視員を探してちょと遠回り。
うまい具合に新宿区で、1ユニットに遭遇。
靖国通り富久町西交差点と、新宿通り(R20)四谷4丁目交差点とを結ぶ、あの広い道路の、リンク先の地図でいうと「大木戸坂下」交差点の少し南、「滝沢ビル」のさらに少し南側、に駐車したトヨタ・カローラに対し、確認事務をやってたよ。
休日だからか、道路はガラガラ。
大木戸坂下の信号が、赤から青に変わると、信号待ちしていた車がまとまって数台、四谷4丁目へ向けて通過するけれども、それ以外は、休日だからかガラガラ。
カローラは、いちおう法律上は違反だが、べつに誰の迷惑になるじゃなし。
携帯プリンタの調子が悪いのか、スーパーのレシートみたいにロールの最後のほうはそうなるのか(まさかねぇ)、確認標章に2本の黒い線が入っていた。
でも、文字は読みとれるからいいのか、カローラに貼りつけてた。
貼りつけて、貼りつけたカローラに対し、駐車監視員は最後の1枚をデジカメ撮影。
それから私は、自分のデジカメでその確認標章を撮影。
続いて「この車の使用者殿」という説明書きも撮影…しようとしたところへ、運転者氏が戻ってきた。
あーっ、あと1分ほど早く戻れば、セーフだったのに。
運転者氏は警備会社風の青い制服を着ており、車のフロントガラス内側には、「機械警備警報発生 点検中 下記場所に連絡してください ××ビルメンテナンス」と大きく書かれたプレートが掲示されていた。
「これ(この違反のカネ)、会社が払うんですか?」
と尋ねると、
「いや、自分の責任ですから、自分が払います」
とのことだった。
駐車監視員はとっくに去り、カローラも去ったので、私は再び車に乗り発進。
すると、すぐ先で、さっきのカローラが路上駐車し、青い制服のさっきの運転者氏が、緑系の制服の駐車監視員と何やら話していた。
私も路上駐車し、3人のそばへ。
話は終わったようで、カローラへ戻った運転者氏に、何を話していたのか尋ねた。
さっきのがなぜ違反かわからなかったので…ということのようだった。
運転者氏としては、誰にも迷惑のない場所に、駐車したつもりなのだろう。他にも路上駐車はあるし、なぜ自分だけ違反なのか、わからない…。
私はUターンして、富久町西交差点を左折。
6月1日以前の休日の靖国通りがどんなだったか、記憶は定かでないけれども、7月17日の違法駐車はえらく少なかった。
しかし、完全に消えたわけではなく、ぽつぽつとあった。
そして、駐車場の空き待ち停車(いや、あれは駐車というべき)の長蛇の列が、車道左側端を埋めている一角があった。列の最後尾は見えなかった。
運転しながら、思ったよ。
駐車監視員って、いったい何なのか。
ずばり、ニュー駐禁ビジネス(合法的な悪徳商法)の、カネ集めの兵隊…。
これは、やっぱりどうしても、恨みをかうだろう。
救いがあるとすれば、おそらく、カッとなって駐車監視員を殴ったり刺したりしやすい者ほど、
「100回路上駐車して1回捕まって1万5000円払っても、1回150円の駐車料金をまとめ払いするようなもの。公道は俺様の、便利な激安駐車場だぁ」
とすます可能性がある…かもしれないこと。
でも、そうだとすれば、逆にいえば、人の迷惑とは何か、悪いこととは何か、といったことを考える善良な運転者たちの恨みをかうってことでもあるんじゃないか。
善良に地道にやってきた人ほど、堪忍袋の緒が切れたとき、信じられない行動に出やすい、かも。
ヤバイなぁ…。そうつくづく思ったよ。
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なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 著者:今井 亮一 |
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