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2006年7月 9日 (日)

民間委託で黒字になるためには

 またまたマニアの試算タ~イム!(笑)

 警視庁渋谷、原宿、代々木警察署、の管内の「放置車両確認事務」(つまり新しい駐禁取締り)の委託費は、2億925万6600円。受託者は、株式会社コアズ東京事業本部。

 警視庁の「平成17年所属別交通違反取締状況一覧表」から、「駐・保」の件数を見ると、
   渋谷署 1万1611件
     原宿署    5034件
   代々木署   6022件
    合計  2万2667件

 「保」とは、保管場所法違反のこと。これはごくわずか。
 「駐」の大半は、普通車の放置駐車違反(反則金は1万5000円)と考えて、まあ、いいだろう。
 ということで、単純に、2005年の上記3つの警察署の管内における駐禁の反則金のアガリは、
   2万2667件 × 1万5000円 = 3億4000万円
 
としようよ。

 それで、だ。国会答弁では、取締りは2倍、放置違反金は7割(反則金は3割)と言われていたので…。
   3億4000万円 × 2倍 = 6億8000万円
   6億8000万円 × 7割 = 4億7600万円(放置違反金のみ)

 コアズへの委託費は、2億925万6600円
 だから、放置違反金収入の半分弱が、取締りの委託費になるのかな、とそういうことが言えるんでない?

 では、残りの2億6700万円くらいは、どこへ行くのか。
 放置違反金は都道府県の収入とする、とされている。
 3つの警察署の管内から生じた“新たな収入”となるのか。石原都知事、うほうほか?
 いや…。

 反則金は、使途が決まってる。要するに交通安全施設の設置・管理に使われる。そこにはすでに大きな市場ができあがっている。
 稼いだ反則金がそのままそっくり自治体の収入になるわけではないんだけども、ま、3つの警察署の管内のその市場は3億4000万円と考えてみようよ、とりあえず。

 取締りが2倍に増えて、集まるカネの3割が反則金とすれば…。
   3億4000万円 × 2倍 = 6億8000万円
   6億8000万円 × 3割 = 2億0400万円(反則金のみ)
   3億4000万円 - 2億0400万円 = 1億3600万円

 反則金は、1億3600万円の減少になるってことだね。
 その減少分は、やっぱ穴埋めしなきゃいけないでしょ。  
   2億6700万円 - 1億3600万円 = 1億3100万円

 この1億3100万円が、都の収入ってことになるのか。
 いや、まだ、もう少し引くものがある。
 放置違反金違反金関係事務の委託、データ化事務の委託、車検リンクに関する事務かな、そういう、つまり新たに生じた事務の委託費。
 それと、携帯端末やデジカメ等々の費用…。

 そのへん、ぜんぶは試算できてないが、まぁ、数千万円くらいは、新制度による増収、になるんじゃないか、どうだろ。
 新制度は警察がつくったわけだから、「警察予算を増やしてちょ」という要求は、とおりやすんじゃないかね、どうだろ。

 以上、前年の2倍の取締りが行われ、7割が放置違反金へ流れるという前提、での話。
 取締りが、前年をちょっと上回る程度だと、赤字になるし、放置違反金へ流れる割合が多くなれば、取締りが2倍にまで増えなくても赤字にならない(2倍になれば黒字幅は大きくなる)…。
 さあ、どうなるのか、楽しみだよぅ!

 …って、ごめんなさい。
 取締り件数を増やそうとすると、どうしても(今以上の)ムリをすることになり、駐車監視員のストレスは増え、殺傷事件も起こってきかねない。
 観客席から「楽しみだよぅ!」とわくわくする、みたいなのは不謹慎かも。

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