懲役2年6月、執行猶予4年
裁判所の1階ロビーで、ジャーナリスト・寺澤有さんにばったり。
同氏が被告人のオービス事件・控訴審の第1回公判期日が決まったそうだ。おおぅ!
それはあとでご報告しよう。
13時20分から東京地裁・刑事12部(小林愛子裁判官)515号法廷で、詐欺未遂・詐欺・窃盗の判決。
裁判官「主文、被告人を懲役2年6月に処す…」
求刑は懲役2年6月。求刑どおりの量定で実刑は普通あり得ない。
裁判官「…ただし確定の日から4年間その執行を猶予する」
前回証言した社長(被告人の中学時代の同級生の父親で、被告人の父親代わり)とその妻らしき女性が、ひどく喜んでいた。
弁護人もニコニコしていた。
弁護人は2人、お爺ちゃんと、若い女性…と思ったがよく見たら、若い女性のほうは司法修習生だった。修習生のバッジをつけていた。
執行猶予の4年は長めだが、複数件の犯行だから、ま、仕方ないか。
未遂の件は、前日に同じ社の他店で怪しまれていたため発覚したんだそうだ。
小林愛子裁判官が量刑の理由を述べ、ぜんぶ終わると、被告人が小さな声で言った。
被告人「ありがとうございました」
次は13時30分から簡裁のほうでオービス事件。
私は立ったが、他の傍聴人はほとんど残ってる…。
廊下へ出ると、入ろうとしている人がいる。
515号法廷の開廷表を見ると、次は道路交通法違反。
え? なんか興味深い事件なの?
しかし私は、簡裁のオービス事件優先だ。
後ろ髪ひかれつつ、簡裁826号法廷へ急いだ。
ところが…。
霞が関の裁判所ビルは、南北に太い廊下が貫き、その太い廊下に直角に、枝のように何本かの細い廊下がつながり、その細い枝廊下に、果物がくっつくようにいくつもの法廷がある、そんな構造なのだが、826号法廷へ続く細い枝廊下が真っ暗。電灯が点いてない。
あれ? 期日変更になったのか? やられた~!
いや、私のメモ間違いかもしれない。
急いで階段を駆け下り、728号法廷と534号法廷をチェック。
※ 東京簡裁は普段その3つの法廷を使うのだ。
メモ間違いではない。
やっぱり期日変更か。
あとで簡裁の事務所で確認するとして、じゃあ、515号法廷のさっきの道路交通法違反へ…。
私は廊下を走った…。
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