フォト
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »

2006年8月の33件の記事

2006年8月31日 (木)

検察官は“機械の記憶”を要求する

 8月30日(水)のつづき…。

 東京簡裁・刑事1室1係(松本弘裁判官)826号法廷への廊下は、さっきと同じく消灯されてたが、法廷では審理が行われていた。
 廊下の照明が消えてただけだったんだ!
 普通、消えてるときは、その廊下の左右にある法廷は閉まってる。だから私は、期日変更になったと思い込んでしまったんだ! ちっきしょおっ! でもまぁ、あの酒気帯び事件を傍聴できたから、よしとするか…。

【場   所】 首都高 3号線 下り 世田谷区駒沢1-5
【日  時】 2005年10月16日 午前8時10分頃
【装   置】 東京航空計器 オービスⅢ (LhかLj)
【測定値】 118㎞/h 制限速度60㎞/hを58㎞/h超過
【被告人】 30代 会社員  
【弁護人】 国選 (若めの女性)
【主   張】 「58㎞/hオーバーは絶対あり得ない。警察からハガキが届いたとき、超過20㎞/h未満か以上かどっちだろうと思った。当時の速度は80㎞/h前後で間違いない」

 私の傍聴ノートによれば、今回が第3回公判。
 第2回は6月21日。だいぶ間がある。途中見逃してるってことはあり得ないはずなんだが。

 法廷に入ると、被告人質問の最中。
 木村昇一検察官が被告人(珍しく起立のまま)に質問しているところだった。

 あ~あ、例によって例のとおり。
 被告人の無実の主張がウソまたは思い違いであるとするために、あらゆる角度からしつこくしつこく突っ込むのだ。

 人間の記憶というものは、裁判に必要となり得るあらゆることを時系列に沿ってすべて機械のように「記録・保存」する、という形をとっていない。
 そんなことしたら、人間の脳はパンクする。
 人間の脳ないし記憶は、見たもの感じたものの中から、印象に残ったことだけを、記憶の引出しに入れる。時間がたてば、細部をそぎ落とし、もっと小さな引出しに入れ替える…。

 しかし、検察官による被告人質問では、それは認められない。
 機械のようにすべて記録・保存されていなければ、ウソまたは思い違いであると断じられてしまう。
 それが法廷流のやり方と、しっかり心得ておくことが、まずは大事と私は思う。

「当時の速度は80㎞/hくらいだったというのは、結局あなたの感覚でしかないんでしょ」
 旨検察官がいうのが、可笑しかった。
 オービスの測定値が正しいという根拠は、結局メーカー社員が「我が社の商品は絶対大丈夫」と口で言うことでしかないくせに。
 ま、こういう装置(大槻義彦教授によれば、エセ計測器、オカルト装置)を長年にわたり全国で運用し続けている以上、バカらしい突っ込みや立証しかできないのは仕方ないわけだが。

 14時32分閉廷。
 次回は論告・弁論。

 1階ロビーでトコさんに会い、
「農林水産省の今日の展示は食品添加物。アンケートに答えると、ほら、こんな消しゴムをもらえますよ」
 と聞き、いそいそと農林水産省へ。消しゴムもらったyo。

 そして、『霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記』にしばしば出てくる、パスタ、を初めて食った。
 私はもうずいぶん農林水産省地下の食堂(ここ数年は、もっぱら第5食堂)へ通っているが、パスタがある第6食堂へは、一度も入ったことがなかった。
 いや~、びっくり。あのナポリタン(510円)、良いねえ。
 食堂自体も、昭和の臭いを濃く感じさせ、良い。

 警視庁へ寄り、1件補正、1件開示請求

 Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとね♪

事故さえ起こさなきゃ大丈夫だろう

 8月30日(水)のつづき…。

 廊下を走り、東京地裁・刑事12部(小林愛子裁判官)515号法廷へ。
 13時30分から、道路交通法違反の新件。

 息を切らせて法廷に入ると、傍聴席はほとんど満席。
 制服の女子中学生(高校生? 私にゃ区別つかんがな)が多数。
 私は最前列の女生徒の隣へ。

 被告人は在宅。35歳。黒髪で黒スーツ。薄く髭あり。
 7月9日朝6時に仕事を終え、車で帰宅途中、喉が渇き、コンビニで500ccの発泡酒2本、350ccのウーロン割り1本を買って飲み、車内で寝て、起きて今度は500ccの発泡酒1本、350ccのウーロン割り1本を買って飲み、車内で寝て、昼の12時15分頃、脇見で電柱に衝突、はずみで対向車線へはみ出して他車に衝突、物損事故を起こして現行犯逮捕されたのだという(3日間で釈放)。
 呼気1リットル中のアルコールは0.35mg。
 今年2月に酒気帯びで罰金前科1犯。
 そのとき会社では1カ月の謹慎処分を受け、本件で解雇されたそうだ。

 酒を飲んで、なぜ運転するのか
 今年2月の罰金前科の件(犯行は1月)についてと、本件についてと、どういうシチュエーションで、どういうつもりで飲んだのか、けっこう率直に被告人は語るのだった。
 要するに、こうだった。

   捕まらなきゃいいだろう。
   捕まらないだろう。
   事故さえ起こさなきゃ大丈夫だろう。
   バレるとは思っていなかった。
   こんな裁判になるとは思っていなかった。

 罰則強化も、悲惨な事故の報道も、なかなか酒気帯び運転・事故の歯止めにならないことが、よ~くわかる公判…と私は感じたが、女生徒たちはどう感じたんだろうか。

 弁護人(国選と思われる)は、えらく若く見えるのだが、弁論は簡潔で必要十分、声もよくとおり、すごく頭良さそうな感じだった。
 求刑は懲役5月。
 次回判決。執行猶予は間違いないだろう。

 13時57分閉廷。
 東京簡裁の刑事の事務室へ、826号法廷の13時30分からのオービス事件の、次回期日を聞きに行く。
 ところが、1室1係(地裁の第×刑事部のようなもの)はみんな法廷へ行ってますよ、と。
 ええ~っ!?
 また走って826号法廷へ…。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 25位までの枠から落っこち続けてる。このへんが定位置かしら。なーんて言ってると、もっと落ちるかも。31日3時55分現在、週間INが470で29位♪

2006年8月30日 (水)

懲役2年6月、執行猶予4年

 裁判所の1階ロビーで、ジャーナリスト・寺澤有さんにばったり。
 同氏が被告人のオービス事件・控訴審の第1回公判期日が決まったそうだ。おおぅ!
 それはあとでご報告しよう。

 13時20分から東京地裁・刑事12部(小林愛子裁判官)515号法廷で、詐欺未遂・詐欺・窃盗の判決。

裁判官「主文、被告人を懲役2年6月に処す…」

 求刑は懲役2年6月。求刑どおりの量定で実刑は普通あり得ない。

裁判官「…ただし確定の日から4年間その執行を猶予する」

 前回証言した社長(被告人の中学時代の同級生の父親で、被告人の父親代わり)とその妻らしき女性が、ひどく喜んでいた。
 弁護人もニコニコしていた。
 弁護人は2人、お爺ちゃんと、若い女性…と思ったがよく見たら、若い女性のほうは司法修習生だった。修習生のバッジをつけていた。

 執行猶予の4年は長めだが、複数件の犯行だから、ま、仕方ないか。
 未遂の件は、前日に同じ社の他店で怪しまれていたため発覚したんだそうだ。

 小林愛子裁判官が量刑の理由を述べ、ぜんぶ終わると、被告人が小さな声で言った。
被告人「ありがとうございました」

 次は13時30分から簡裁のほうでオービス事件。
 私は立ったが、他の傍聴人はほとんど残ってる…。
 廊下へ出ると、入ろうとしている人がいる。
 515号法廷の開廷表を見ると、次は道路交通法違反。
 え? なんか興味深い事件なの?

 しかし私は、簡裁のオービス事件優先だ。
 後ろ髪ひかれつつ、簡裁826号法廷へ急いだ。

 ところが…。
 霞が関の裁判所ビルは、南北に太い廊下が貫き、その太い廊下に直角に、枝のように何本かの細い廊下がつながり、その細い枝廊下に、果物がくっつくようにいくつもの法廷がある、そんな構造なのだが、826号法廷へ続く細い枝廊下が真っ暗。電灯が点いてない。
 あれ? 期日変更になったのか? やられた~!
 いや、私のメモ間違いかもしれない。
 急いで階段を駆け下り、728号法廷と534号法廷をチェック。
 ※ 東京簡裁は普段その3つの法廷を使うのだ。
 メモ間違いではない。
 やっぱり期日変更か。
 あとで簡裁の事務所で確認するとして、じゃあ、515号法廷のさっきの道路交通法違反へ…。
 私は廊下を走った…。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとね♪

2006年8月29日 (火)

酒気帯び運転の心理とは

 福岡の「海の中道大橋」で8月25日に起こった事故(または危険運転致死傷事件)、あまりに痛ましくて、言葉も見つからない。

 加害者は酒気帯び運転だったそうだ。
「酒を飲んで、なぜ運転するのか!!」 
 という怒りの声が全国に満ちている、のだろうと思う。
 だが…。

 酒気帯びは、普通は略式による罰金ですむ。
 普通車での相場は、初犯で20万円。2回目だと25万円…。
 3回目は公判請求されて正式な(通常の)ほうの裁判になり、懲役4月か5月で執行猶予3年。それがおおよその相場だ。

 私は道路交通法違反の裁判を傍聴しまくってる。
 最も多いのはオービス事件なのだが、酒気帯びも42件傍聴した。
 うち7件は、無免許でもあった事件だ。
 エクセルのファイルの備考欄から、少し拾ってみる。

「うつ病でアル中。泥酔してアクセルとブレーキ間違え追突」
「そば屋、ゲイバー、レストランで飲み女の子2名と4件目へ向かう途中衝突事故」
「アルコール性肝炎で家では飲めず、コンビニ数店でワンカップを買い路上で飲酒。7合」
「仕事が終われば酒が楽しみ。前夜ウィスキィの500mlペットボトルを7~8本。もう酒と煙草やめる」

 飲んでなぜ運転するのか。
 傍聴を重ねていると、こういうことだろうと思えてくる。

 酒を飲みたい。飲む事情があった…。
 車は便利。運転して帰りたい…。
 そうそう捕まるもんじゃない。大丈夫、捕まらないさ。実際いつも捕まらない…。
 事故を起こさないよう、注意して運転すればいいんだ…。

 そもそも交通ルールは、きわめつけのザル法だ。
 多くの運転者が日常的に違反している。捕まるのはごく一部(平沢勝栄さんの著書によると検挙率は0.005%)。
 こういう交通ルールのあり方は、元法制局長官もズバリ指摘してるように、遵法意識そのものを奪っている、というほかない。
 そのへんも、酒気帯び運転者の、そして同乗者の心理に、大いに関係するのだろう。飲食店も含めた、運転者に酒を提供する側の心理にも、多かれ少なかれ関係するのではないか。

 罰則を強化しても、「どうせ捕まらないだろう」「捕まらないように運転するさ」という者には、あまり影響がないわけだし、罰則の強化は、逃げる動機の強化でもあるようで、危険運転致死傷罪が設けられ、酒気帯びの罰則が強化された頃から、ひき逃げが激増している…。
 悪しき副作用なしに、酒気帯び運転を大幅に減らすには、よっぽど知恵を絞らなきゃ、そしてたぶん何かを捨てる覚悟をしなきゃいけないんじゃないか…。

 ところで、駐車監視員への公務執行妨害で、また逮捕者が出ましたね。

駐車監視員に暴行、男逮捕=松葉づえ振り回す-愛知
 愛知県警中署は28日、路上駐車を取り締まった男性監視員(59)に暴行を加えたとして、公務執行妨害の疑いで名古屋市熱田区の無職の男(29)を逮捕した。
 調べでは、男は同日午後0時35分ごろ、同市中区栄の路上に駐車していた自分の乗用車に、監視員が放置車両確認標章を付けたことに立腹。持っていた松葉づえを振り回し、監視員の足にぶつけるなどして取り締まりを妨害した疑い。 
(時事通信) - 8月28日19時1分更新

 これで14人目だ。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 1日1回ぽちっと押してくれると、週間INが10ポイント増えるらしいです♪

2006年8月28日 (月)

主文 原判決を棄却する…

 連載締切りの時期を控えて、せっせとご相談等に対応し、午後は霞が関へ。

 農林水産省地下、第1職員食堂で、塩辛いばかりのラーメン大盛り300円。
 を食って13時30分から東京高裁民事9部、809号法廷。
 住基ネット訴訟の、答弁書を陳述と言ってたから第1回弁論期日なのかな。
 私が原告の1人になってるやつかと思ったら(よく考えりゃ、んなこたないわね。こないだ地裁判決が出たばっかじゃん)、千葉地裁から上がってきたぶんだったらしい。千葉在住の、見知りの方が原告席にいたので。

 原告代理人のお1人が、裁判所に聞いてほしいことがあると、少し陳述。
 住基ネットのヤバさ、この裁判の重要性がよくわかる、ていねいな陳述だった。

 14時30分から、高裁刑事11部715号法廷で、8月14日に第1回を傍聴した道路交通法違反の判決。
 控訴棄却なら、被告人は仕事も生活も失い、路頭に迷うことになる。
 被告人は相当緊張しているようで、手にしたハンカチを何度も持ち替え、何度も額の汗を拭いていた。

 主文、原判決を棄却する。被告人を罰金10万円に処する…。
 おぉぅ!
 装置は、首都高湾岸線・東行き、羽田空港付近のオービスⅢLkだそうだ。
 なぜこんなことになってしまったのか、終わって被告人からお話をうかがうことができた。
 『ラジオライフ』で書くことにしよう。

 それから警視庁へ。開示を受けに。
 ついでに警察庁へ。資料をコピーしに。
 それらの解説は、また今度。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 8月28日17時55分現在、週間INが510で27位。また落っこちたよぅ♪

公安委の意思決定で駐禁規制解除!

 ワタシ的にはスクープ!

 そろそろ仕事にかからなきゃいけない…となると、どうもぐずぐずして、ネットを見たりしちゃう。
 それでまた、「駐車監視員 公務執行妨害」で検索してみた。
<<違法駐車罰則強化 悲鳴を上げる運送業者に“スペシャルカード”>>
 という記事がヒットした。
 6月16日の、古い記事…。
<<…集配中の普通貨物車両に限り、20分間駐停車の緩和措置を実施>>
 ※ 軽貨物も含むという。
 ははぁ、そういうのは、ちらっと聞いたっけ。
 でも、待てよ、
<<実施地区の該当箇所(駐車禁止標識の補助板に記載)において…>>
 って? 補助標識のことをいうのか?

 私は前々から、
「駐車してもとくに危険や迷惑はなく、駐車需要があるとかで、短時間の駐車は認めてしかるべき場所は、駐禁の丸い標識の下に『20分まで可』といった補助標識をつければいいんだ」
 という旨を言い続けてきたわけだが、それに近いことが、貨物車に限ってのそのものズバリが、北海道ですでに行われているのか?

 さっそく札幌のトラック協会に電話してみた。
 が、どうも要領を得ない。
 法的なことは道警へ聞いてほしい、とのこと。ま、そりゃそうだ。

 北海道警察へ電話。
 おおむねこんなやり取りをした。
今井「20分間、規制から除外される、駐車違反でなくなる、ということなんですか」
職員「そうです」
今井「補助標識には何とあるんですか」
職員「今すぐにはわかりません」
今井「それは、公安委員会規則で定めたんですか」
職員「いいえ、公安委員会の意思決定です」

 そそっ、そうなんだぁっ!
 公安委員会の意思決定というのは、オービス裁判(指定速度違反)を傍聴しまくってる者には、なじみ深いといえる。
 検察の甲号証のなかに必ず、制限60㎞/hなら60㎞/hという、公安委の決定の抜粋がある。
 指定最高速度も、指定駐車禁止場所も、公安委が決定する(道路交通法4条)。
 その決定でもって、貨物車を除外したのか。
 そういうやり方なのか!
 禁止だけども規則で除外する、のより、そもそも禁止じゃなくする、のほうが妥当だよね。
 北海道警、この点に関しては、えらいじゃないかっ!

 さっそく、その決定の文書、起案文書とか、開示請求することに…。
 どんなのが出てくるか、楽しみ!

 街角に、その補助標識がついた光景を、見たいっす。
 でも、なかなか行けないので、北海道の方、写真を送ってくれると嬉しいっす。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとね♪

2006年8月27日 (日)

大阪の05年の二輪駐禁取締り件数は前年の6倍

 兵庫の二輪駐禁取締り激増、とのレスポンス記事を見て、なぜ“二輪レッカー激増”と勘違いしてしまったか。
 同じ8月4日のZAKZAKの記事に、

 急増するオートバイの違法駐車への取り締まりを強めるため、大阪府警はオートバイもレッカー移動することを決め、3日から撤去を始めた。以前から放置自転車やミニバイクを撤去している大阪市と連携し、繁華街の交通を妨げる二輪車を追放する。

 というのがあるんだねぇ(上掲は記事の一部)。
 どうも、これを見て、兵庫と大阪とごっちゃになったものと思われる。げ~。

0608270504  二輪の都道府県別の取締り件数は、すでに手元にある。
 大阪は、04年が554件。05年が3465件。
 6倍くらいに増えてる。

 大阪のレッカーは、毎年、東京(警視庁)に続いて2位だ。
 05年は、東京が11万6987件で、大阪が7万208件。
 ただしこれは、四輪も二輪もあわせた数。
 なんで二輪だけの都道府県別の件数を取ってないのか。
 そのデータはないと警察庁で言われたんだっけ。
 なるほど、兵庫は二輪だけのレッカー件数(月別・所属別)はないと言ってた。

 うーむ。とにかく大阪の、最低限月別の、二輪のレッカー件数を開示請求してみよう。

 ちなみに、“全国縦断情報公開の旅”に興味がある方へ。ってそんなやついないか?
 鹿児島県警はビックリだよ。
 開示文書の郵送について、切手を貼った(そこまではいいとして)返信用封筒を送れってゆーんだよ。
 封筒を送れっていう情報公開の係は、私は初めてだ。
 でもまぁ、封筒代と、封筒に宛名を書く手間を惜しむ、その節約主義は公務員として見上げたもの、といえるのかもしれない。

 私も節約して、法務省から私宛てに来てた封筒(定形外)に切手を貼り、6つ折りにして鹿児島県警へ送った。
 これだと、私の住所・氏名を書く手間が省ける。だって、それは法務省が書いてくれてるわけだから。
 するてぇと、いちばん損してるのは法務省か。
 みみっちぃ話だな~(笑)。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとね♪

兵庫県の駐禁レッカー 6、7月は半減

 26日(土)未明、またも早起きしてPCの前に座ったら、画面が真っ黒。
 あ~、寝てる間に固まっちゃったのかと、再起動。
 しかし変化なし。
 モニターのパイロットランプが点滅してる…。
 取説を見ると、「本機に使用している蛍光管には寿命があります」。

 はは~、数カ月前から画面の色が妙な具合になってたが、獣毛もとえ寿命だったのか~。
 ちょうど朝刊に、近所に新しくできたPC専門ショップのチラシ。
 画面の大きいやつが欲しかったところ。じゃ、買うか。

 2万6700円の17インチのを買い、27日(日)未明に、また早起きしてモニターを交換。
 うわ~、PCの画面って、こんなにカラフルで鮮明だったんだ~。びっくり!

06082706_1  …と、どうでもいい話はさておき、兵庫県警の所属別・月別のレッカー件数(04年1月以降)を開示してもらった。

 05年6月は991件で、06年6月は404件。
 東京都同様、大いに減ってる。
 7月も、05年は952件で、06年は458件。
 半減だ。
 …あれ? 激増だったはずでは?
 と、8月6日の記事を見たら、あれ? レスポンスの記事はレッカー移動のことには触れてないじゃん…。
 え………ええ~っ!?

 一瞬、レスポンスが記事を差し替えたか? と疑ったが、いや、そうじゃないだろう。
 私の頭が、なぜか勝手にレッカーのほうへイッてしまったんだろう。
 そう考えるのが、経験則上相当であると思料され…。

 ここまでをまとめると、私は、
  1、兵庫の二輪駐禁取締りが激増したとのレスポンス記事を見て
  2、なぜか二輪レッカーが激増したと思い込んで
  3、その旨記事に書いて
  4、確認のため兵庫県警へレッカー件数を開示請求した
 というわけだ。
 あ~あ、もぉうっ。8月6日の記事に、そのこと赤い字で書いとくです。

 ちなみに、兵庫の場合、二輪のみのレッカー件数のデータはないそうで、車種の区別のないデータが開示されたわけ。
 取締り件数が激増、については、それがおおむね裏付けられるデータがすでに手元にある。

 でもまぁ、ケガの功名というか、兵庫県のレッカー事情が少しわかった。
 東京のレッカーは、4月と9月が突出して多いんだが、兵庫にはそんな傾向は見られない。
 そして、生田署の管内がやたら多い。
 だからどーだってことはないんだけど、こういう細々したことが、あとで別の情報と結びついて、「そうだったのか!」となることがあるのね。

 ところで、<<省庁施設の45%、耐震基準満たさず 国交省が初公表>>という朝日新聞の記事に、<<農林水産省本庁舎は3棟とも0.5を下回った>>とある。
 同省の本館(櫻田通り沿いに大きな玄関のあるあの細長い建物)は、1954年完成だという。
 1954年といえば、朝鮮戦争停戦の翌年で、自衛隊が発足した年で、国家警察制度がスタートした年で…。
 『霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記 』の79ページでユキさんが、初めて入った農林水産省について、
「全体的に漂う戦後の雰囲気に…」
 と書いているが、まさにそういうことなのだ。
 そして1954年は、私が生まれた年でもある…。
 私の頭も耐震基準、満たしてません(泣)。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとね♪

2006年8月25日 (金)

駐車監視員への公務執行妨害で逮捕13人

 今週発売中の『FLASH』で、駐車監視員のマニュアルの想定問答集について書いた。
 これは面白いよ!

 その記事中、これまで駐車監視員への公妨で逮捕と報道されたのはもう9人、と書いた。
 私はレスポンスZAKZAKを基本に、ほか大手新聞のサイトを数日おきに、という感じで見ており、逮捕報道は9人だった。

 …が、書いて雑誌ができてから、「待てよ? ほんとに9人か?」と、「駐車 監視員 公務執行妨害 逮捕」などの文言で念入りに検索したら、締切り後も含め、あらま、あと4人が逮捕されてましたねぇ。
 すみません、だから、9人ではなく13人です、現時点で確認できてる報道は。
 それもあわせ、また表をつくっとくです。

- 犯行日 逮捕日 職業(年齢) 報道発表の内容 備考
①東京・六本木 6月5日午後4時半頃 6月6日 アルバイト(25) 路上にミニバイクを停めようとしたところ、監視員から「ここは停められません」と注意され、「うるさい」と言って監視員の右脚を左ひざで1回蹴った -
②岡山 6月13日午後4時すぎ 6月13日(現行犯逮捕) 自称行政書士(55)

「移動してください」と声を掛けた監視員に「おまえの車はええんか」と怒鳴り、監視員に携帯電話のカメラを向けた。監視員が顔の前に左手を上げると窓越しに引っ張ってかみついた。「注意されて腹が立った。母親を迎えに行くところで約束の時間に遅れイライラしていた」と供述しているという。(サンスポより)

公妨と傷害で公判請求
③東京・新宿 6月16日午後1時頃 6月16日 無職(46) 近くの店で文房具を買って車に戻ったところ、ステッカーが張られているのに腹を立て、「1分間しか止めていない。違反を取り消せ」と殴った。監視員が「痛い」と言うと「痛くないだろう。気合だ」と言い残して立ち去ったという。(毎日新聞より) 公妨で公判請求
④広島 6月9日午後3時頃 6月18日 電気工事業(45) 監視員2人が違反処理しようとしたところ、大谷容疑者が駆け寄り、「何しとるんや、痛めつけるぞ」などと脅して、取り締まりを妨害した疑い。(読売新聞) -
⑤神奈川・横浜 6月24日午後1時半頃 6月30日までに 会社員(36)

監視員から警告を受け立腹。車にあった長さ約1メートルの棒状の健康器具で監視員の巡回車をたたいた疑い。男は、車内で地図を見て駐車場を探していたところを警告されたと主張。「注意されたストレスを解消しようと健康器具を取り出した時に巡回車に当たったのではないか」と故意を否認している。(ZAKZAK)

-
⑥東京・日本橋 6月29日夕方 6月30日までに 会社社長(70) 内装工事用ワゴン車の男性運転手が取り締まりを受けたのを目撃して立腹。「勘弁してやれ」と怒鳴り、監視員の胸を突くなどした疑い。社長は「運転手と面識はなかったが、仕事なのに罰金を取られるのはかわいそうだと思った」と供述している。(ZAKZAK) -
⑦東京・新宿 - 6月30日 アルバイト(62) 自分の車に対する取り締まりを妨げるため、民間の駐車監視員の男性(40)の腕をたたいた(ZAKZAK) -
⑧大阪 6月30日午後1時35分頃 7月2日 貨物取扱業(41) 飲食のために止めた乗用車に駐車違反の標章を張られたことに立腹。近くにいた監視員に「どついたら公務執行妨害になるから」と、止めてあった自転車を投げたりけったりしたうえ、「邪魔や」と言って押しのけて車に乗り込み、逃げた疑い。(読売新聞) -
⑨埼玉 7月8日午後3時15分頃 7月8日 タクシー運転手(59) 自宅近くの三郷団地内の市道で取り締まり活動をしていた監視員に対し、「こんな場所での取り締まり活動は必要ないだろう」などと言いがかりをつけ、監視員の背中を手で突き飛ばした疑い。(毎日新聞) -
⑩千葉 8月6日午後8時30分頃 8月6日(現行犯) 職業不詳(36) 監視員が現場に止めてあった同容疑者の軽乗用車に駐車違反の手続きをしていたところ、監視員の胸ぐらをつかむなどの暴行を加えた。同容疑者は酒を飲んでいたという。(北陸中日新聞) -
⑪徳島 8月7日午後2時50分頃 8月7日 無職(26) 違法駐車した自分の乗用車が駐車違反取り締まりを受けたことに立腹。取り締まりを終えた直後の男性監視員(50)に、違法駐車の入力情報を取り消し、放置駐車違反のステッカー(確認標章)を外せなどと怒鳴りながら殴ったりけったりして、男性に二週間のけがを負わせた疑い。(徳島新聞) -
⑫大阪 8月8日午前10時30分頃 8月8日(現行犯) サンダル加工業(38) 区役所に立ち寄るため離れたワンボックス車に違反確認ステッカーを張られたことに腹を立て、駐車監視員の男性(55)の顔につばを吐き、胸を両手で突くなどの暴行を加えた疑い。(毎日新聞) -
⑬大阪 8月18日午後2時40分頃 8月18日 不明(29) 駐車違反の取り締まりをしていた監視員に対して、違反ステッカーを外すのを断られると、突然、足蹴りなどをしたうえ、監視活動用のカメラを取り上げ、地面に投げ捨てたなどの疑いが持たれています。監視員は、腕などに軽いけがをした。暴行を受けた監視員は、「頭を10回小突かれた」「足蹴り5回ですね、太ももを蹴られました」「相手が逃走する時に(ドアで)私の左手をはさまれた」と話している。調べに対して北村容疑者は、容疑を認めているということだ。(朝日放送) -
※神奈川(第51条の4第2項) 8月22日午後1時50分頃 8月22日 専門学校生(19) 警察官が見張っているとは知らず、盗難バイクから駐車違反ステッカーをはがした。学生は窃盗犯と疑われたが、約30メートル離れた所に自分のオートバイを止めていたことなどから、疑いが晴れたという。「警察を困らせたかった」などと供述したという。(朝日新聞) -

 最後の※は、公務執行妨害ではない。
 道路交通法51条の4(新制度についてのメインの条項)の2項、の違反だ。
 罰則は、2万円以下の罰金又は科料(121条1項9号)。
 この若者くんに対して、何らかの処分があるとすれば(あるとすれば、だよ)、家庭裁判所の審判を経てのごく軽い保護処分か、略式による罰金だろう。罰金額は、1万円か2万円か、推測できる情報がない。51条の4、2項違反の検挙は、全国第一号のようだしね。

 ところで、新しい駐禁ステッカーを、他人により勝手に取り外されてしまった場合、どうなるのか。
 どうなるも何も、「持ち主または違反者がステッカーを確認しなければ、その後の手続きは進行しない」なんて定めはない。
 ステッカー取付けから、早ければ4日ほどで、その車両の持ち主(車検証上の使用者)に対し、放置違反金の仮納付の納付書と、弁明通知書が郵送される。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 25日16時40分現在、週間INが590で24位。また25位までの枠内に戻りました~。忙しいですネどうも♪

 昨日、9時台からアクセス数がやたら増え、12時台には1時間で110アクセスと(当ブログにしては)すごいことになった。
 なんで? とアクセス元ランキングを見たら、2位に霞っ子クラブのブログがあった。
 たーさんの傍聴記で当ブログが紹介されていたのだ。
 霞っ子クラブ、人気沸騰!?

霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記 Book 霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記

著者:長谷川 雫,加賀美 はる子,高橋 ユキ,多岐川 美伎
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 この本、今少しずつ読んでるんだけど、確かに面白いわ。
 良い味が出てる。彼女らのイラストも良い。
 新潮社のほうも、売ろうと思って気合い入ってるみたいな、そんなものも感じられて。

2006年8月24日 (木)

地裁刑事3部で鈴木検察官に遭遇!

8月23日(水) その4

 1階ロビーでトコさんと会い、しばし歓談していたら、14時をまわった。
 14時20分から道路交通法違反がある。それだけ傍聴して今日は帰ろうか…。

 14時30分から(20分はメモ間違い)、東京地裁・刑事3部(河合健司裁判官)520号法廷で、道路交通法違反の新件。

 はりゃ? 関係人控室(待合室だっけ?)に、例の弁護士がいて、40歳代らしき背広の男性と話してる。
 例の弁護士とは、道路交通法の在宅事件の国選弁護人をよくやってる、だいぶ高齢(といっても60歳代くらいか)の弁護士だ。

 案の定、その2人が被告人と弁護人で、そしてなんと、立会い検察官は、あの鈴木健一さんだった!

「刑事3部(正確には第3刑事部)の開廷表に、鈴木健一さんという名があった。今井さんのブログに出てくる区検の鈴木さんと同姓同名だ。まさかご本人?」
 という旨のメールを、メールを見る限りでは知らない方からいただいており、「まさかねぇ」と思ってたんだが、まさにご本人だった!

 事件は、首都高5号線上り、高島平付近のオービスⅢによる86㎞/h超過。
 直ちに判決。
 相場どおり懲役3月執行猶予3年。

 それが終わって喫煙室へ行くと、ある元裁判官(最近弁護士登録)にばったり。
 今日は窃盗の国選弁護に来たのだという。

 区検の副検事が地裁の公判立会いをやることもある、鈴木さんは非常に優秀だ(同感!)、人間は人物だ、等々のお話を聞かせてもらった。
 東京区検が4月以降、道路交通法違反の公判請求を1件もしてないらしいことについても尋ねてみた。
 大きな事件があると、区検の検察官も駆り出され、通常の仕事の手が回らなくなることがあるんだよ、今年はライブドア事件とかあったから、そのせいではないか、オウム事件のときは…等々のお話を聞かせてもらった。
 やっぱ、“内部の人”の話は面白い!
 “内部の人”からすれば、ごく普通のことなのかもしれないが、外側から興味津々ウォッチングしてるマニアには、「へえ! ほぉう! うわぁ!」なのです。
 非常に勉強になりました。

 86㎞/h超過の事件自体も含め、このへんのこと、雑誌でもうちょい詳しく書くですよ!

 Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとお願いしまーす♪

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

無免許&なりすましで執行猶予中の無免許

8月23日(水) その3

 11時30分から日比谷公園内のレストランで、防臭監視もとえ某週刊誌と打ち合わせ。
 オムレツライスとコーヒーをゴチになりますた。

 13時30分から、東京高裁・刑事1部(田中康郎・石山容示・佐藤正信裁判官)720号法廷で、道路交通法違反の控訴審第1回。

 その前に、器物損壊の控訴審判決。
 被告人(身柄、拘置所)はホームレス。
 鼻下とあごの短い髭がもみ上げとつながった、痩せた老人。昔の軍人(戦犯?)を思わせる雰囲気。

 2月9日昼すぎ、台東区内の飲食店で朝から酒を飲み、置き忘れたセカンドバッグを取りに戻ったら、入れてあった11万円(裏付けなし)がなくなっており、店員に文句を言ったが相手にされず、腹が立ち、ガソリンスタンドへヤカンを持参してガソリン1リットルを買い、同飲食店の外にあった台車の車輪にかけて火をつけ、台車1台2万4800円相当を溶解させた…。
 一審判決は、懲役10月。未決30日算入。

 本件控訴を棄却する。控訴審における未決勾留日数中、50日を算入。訴訟費用(国選弁護人費用)は負担させない。
 裁判官が「この判決に不服があれば…」と上告手続きの告知をすると、被告人は細く言った。
「もういいです、これで…」

 こんなこと言っちゃなんだが、裁判所へ通ってると、この被告人は良心も規範意識も強いほうと思える。だって、ガソリンを、店や店員にではなく、外にあった台車の車輪に…なのだから。

 13時30分から、目指す道路交通法違反。
 被告人(36歳)は在宅。

 サラ金やヤミ金に多額の借金があり、外出の要が生じて交通費節約のため職場の車を勝手に持ち出して運転、その途中、携帯電話使用を見咎められ、無免許運転発覚の端緒になったのだという。
 04年4月に、無免許&有印私文書偽造・同行使(兄の名を騙った)で、懲役1年6月執行猶予3年の判決を受けているのだという。
 一審判決は懲役3月。
 実刑なら3月が相場と思われ。
 念のため言っておくと、前の執行猶予は取り消され、合計1年9カ月の刑期で、刑務所へ行くことになる、確定すれば。

 執行猶予がほしい、原審(一審)の記録に基づいて判断してほしい、という控訴の趣旨らしく、直ちに弁論を終結して判決。
 本件控訴を棄却する。訴訟費用(国選費用)は負担させない。
「3人の家族の生活を支える立場にあるとしても、再度猶予すべき事案とは認められず…」
 と田中さん。

 右陪席はずっと目を閉じてた。寝てるのかどうか不明。
 書記官は、ときどき目を(ムリヤリ半眼を)開けてたけど、あれは完全に一瞬ずつ寝てたんじゃないかなぁ。

 13時38分閉廷。

  Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとね♪

詐欺等 幼い頃から虐待されてきたイイ男

8月23日(水) その2

 10時30分から公務執行妨害…。
 が、たーさんから、詐欺等があると聞き、たまには違ったものをと、そっちを傍聴することに。

 10時30分から地裁刑事12部(小林愛子裁判官)515号法廷で、詐欺未遂・詐欺・窃盗の新件。

 身柄(拘置所)の被告人は、22歳。
 たーさんの傍聴記(その終わりのほう)に「フランス系のイイ男」とあるが、まさにそのとおり。
 フランスの映画に出てきそう。
 ただし、暗~く重い映画だ…。

 起訴状は2通。
 犯行を時系列で並べると、

(1)6月14日午後8時38分頃、氏名不詳の者と共謀のうえ、赤羽のアコムの自動契約コーナーで、××(実在の医師名義だという)の健康保険証の外観を有する書面を使用し、何とかカードの交付方を申込み、即時同所において交付を受けた。

(2)6月14日午後9時9分頃、氏名不詳の者と共謀のうえ、赤羽のアコムの自動返済機(?)を何とかカードにより作動させ、50万円を引き出して窃取した。

(3)6月14日午後9時30分頃、氏名不詳の者と共謀のうえ、赤羽のアイフルの自動契約コーナー(?)で、××の健康保険証の外観を有する書面(先のと同じもの)を使用し、アイフルカードを…。

 この3番目のとき、不審を抱かれ通報され、現行犯逮捕されたのだという。
 2番目の犯行時刻が起訴状では「午前9時9分頃」となっており、訂正するシーンがあった。

 被告人の親代わりだという社長が情状証人。
 その証言と被告人質問で語られたことは…。
 被告人は幼い頃より、顔や腹を「グーで殴られたり」「蹴られたり」という暴力(虐待)を父親から受け続けた。母親(口うるさい)は、かばってくれることもあったり、ただ見てるだけのときもあったり。高校1年のとき父親に、学校をやめてやりたいことを説明したら、取っ組み合いになって、言うことを聞けねぇんなら出ていけと。それで家を出て証人宅へ行った(証人の息子は中学の同級生)。
 その後、1度だけ両親の家へ。母親がいて、門の前で「警察呼ぶぞ」と。それっきり、親には連絡を取ってない。6年くらい。
 証人に紹介された仕事を5~6年続けていたが、自分が変わりたいのでやめた(人間関係に耐えられず、逃げた?)。見知らぬ男から、儲かる仕事があると言われ、本件犯行を…。

 自分の良くないところを分析するよう弁護人(この人、どこかで見たことある)から言われ、
「人に流されやすく…だらしない…」
 と答えていた。
 まぁ、法廷という特殊な環境下とはいえ、せっかく「フランス系のイイ男」なのに、表情も何もかも、全体から発するものが「だらしなく」、まったく気力というものが感じられない、そんな印象だった。

 弁護人は論告で、
「被告人の性格の弱点が…事件として顕在化しないままきた。そして本件で顕在化した。ある意味、今回は幸せなことだったと言えるかもしれない」
 というふうなことを述べていた。

 求刑は懲役2年6月。
 次回判決。
 前科前歴なしだから、執行猶予がつくんだろう…。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとね♪

主文、被告人は無罪

8月23日(水) その1

 9時半前に裁判所着。
 傍聴券は定員割れで先着配布。
 10時から地裁刑事3部(柴田誠裁判官)522号法廷で、道路交通法違反・危険運転致傷の判決。

 2分間、カメラ撮影(といってもテレビカメラ1台なんだよ)のあと、言渡し。
「主文、被告人は無罪。以上が主文です」
 詳しくは、霞っ子クラブたーさんの傍聴記を。
 以下は朝日新聞の記事。記事中の、柴田さんによる理由説明は、私の傍聴メモとほぼ同じ。

誤認逮捕の男性に無罪 裁判官「ご苦労おかけしました」
2006年08月23日12時08分
 東京都世田谷区で昨年6月に起きたひき逃げ事件で誤認逮捕され、約10カ月間勾留(こうりゅう)された神奈川県相模原市の塗装工、藤佐(とうさ)悦寛さん(28)の判決が23日、東京地裁であった。この事件は裁判中に誤認逮捕が判明し、検察側が7月31日、無罪求刑をする異例の展開となった。柴田誠裁判官は求刑に沿って無罪の判決を言い渡した。
 柴田裁判官は判決を言い渡した後、「この1年、大変なご苦労をおかけしました。これまで受けた仕打ちに対してはやりきれない思いがあると思います。裁判所としては、一日も早く、元の平穏な生活に戻れるよう祈っています」と藤佐さんに言葉をかけた。
 事故は昨年6月27日未明、東京都世田谷区内の国道交差点で起きた。パトカーに追跡された乗用車が赤信号を無視して交差点に入り、バイクの男性をはねて3カ月の重傷を負わせた。車はそのまま逃走した。
 警視庁は藤佐さんを運転者として逮捕。藤佐さんは否認したが、東京地検が同年9月に危険運転致傷などの罪で起訴した。車に乗っていた後輩2人が「運転していたのは藤佐さん」と供述したためだった。
 だが、今年3月、神奈川県内の山中での捜索で、事故を起こした車が見つかった。これを機に捜査が再開された結果、後輩2人が「車を運転していたのは自分たちで、藤佐さんは車に乗っていなかった」と供述を覆した。これによって藤佐さんは6月に釈放された。後輩2人は7月、危険運転致傷や偽証などの罪で起訴されている。
 東京地検の岩村修二・次席検事の話 無罪判決を真摯(しんし)に受け止め、今後一層適正妥当な捜査処理に努めてまいりたい。

 柴田さんはそのほかに、こういう旨のことも言っていた。
「検察官にお願いですが、検察におかれては、早急に上訴権放棄の手続きを取るように…。(被告人に対し)あなたは、国に対して補償を請求することができます。確定から3年以内でないとその権利を失う。請求は、東京地裁に手続きをしてください。弁護人と検討してください。では、本日はこれで閉廷します」

 10時8分閉廷。
 今日の傍聴予定はこれ1件のみ。
 11時30分から付近で某週刊誌と打ち合わせ…まで間がある。
 もう1件、何か傍聴しようか…。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 24日4時10分現在(今朝も早起き)、週間INが450で32位。また落っこちました~。忙しいですネどうも♪

2006年8月22日 (火)

定期点検時のオービス写真を出せと被告人

 『週刊東洋経済』の記事を徹夜で書いて送信し、へろへろの状態で裁判所へ。

 10時から、東京簡裁・刑事2室2係(関口政利裁判官)728号法廷。
 首都高中央環状線内回り、足立1-29のオービスⅢLj事件、の第4回公判。

 この事件、第1回は5月9日
 第2回は5月25日で、警察官を証人尋問。私はパーク21のセミナーを選択して傍聴はパス。
 第3回は6月29日で、東京航空計器の定期点検担当、オオクボトモタカ社員とスギオサム社員を証人尋問。
 今日、第4回は、前回「オービスに詳しい人」と言われた(失礼ながら、ええっ?)、森成昭治社員を証人尋問。

 森成さんの所属は、7月10日付けで、産業持病部もとえ産業事業部・品証サービス部から、産業事業部・生産品勝負もとえ生産品証部に変わったそうだ。
 部の仕事内容は変わらず、オービスⅢの設置、点検及び保守等の業務。

 11時18分まで、検察官による主尋問。
 こっちからすれば、もう聴き飽きた、わかりきった内容。
 会社にとってこうした証言も業務の一部だそうで、森成さんはもう50回ほど証言してるのに、その説明の仕方、なんとかならんかいな! えぇい、俺が代わりに証言したるわぃ!
 と何度思ったことか。

 まぁね、マニア的には、「へえ、それはたぶん初めて聞くなぁ」というところも一部あったわけだが、しかし全体的には決まり切ったセールストーク。自社製品の優秀さをアピールするパンフレットの内容を、社員が口頭で(つっかえつっかえ)説明してるようなもの。

 弁護人のほうは(良さそうな人なんだけども)、例によってオービスの基本的機能をほとんど知らず、判決で軽~く一蹴されそうな点ばかり突っ込もうとしてる…。
 どの事件もどの事件も、だいたいこのくり返し。やんなっちゃう。
 って、すんません、徹夜明けでへろへろだと文句が多くなるよぅ(笑)。

 ただ、被告人本人が、良い突っ込みをした。
 年2回の定期点検で、ループコイルと同じ6.9m感覚でテープスイッチを路面に貼りつけ、そのテープスイッチによる測定値(偶然そこを通過した任意の一般車両の測定値。台数は100台だったり15台だったり)と、オービスによる測定値とを比較し、オービスによる測定値のほうがマイナス2.5%の範囲内にあれば異常なしとする、という総合精度試験、これをやってるというんだが、
「そのときのオービスの測定値は、オービスのフィルムに写っているのか?」
「その写真はすべて会社にあるのか? 法廷に出せるか?」
 と被告人が問うたのである。
 ※ Lj までフィルム式。Lk から電子式。

 森成社員は、
「当然、フィルムに写っている。写真はすべて警察に提出している」
 と答えた。
 次回、検察官は、その写真があれば提出すると述べた。
 …だが、どうかな、そんなもの警察が出すとは思えない。
「写真は、定期点検成績書の総合精度試験という項目の、『良』という判定、これが正しいかどうか確認するための参考資料にすぎず、確認を終え次第、廃棄している」
 または、
「『良』という判定が正しいことを確認しているので、写真を提出する必要はない」
 とか言って、とにかくそんな写真は出てこないんじゃないかな。

 もしも出てきたら、オドロキだ。
 他の裁判へも影響する。

 証言を終えた森成社員は、またいつもように、書記官から茶封筒を受け取った。
 業務の一部として法廷へ証言にきて、その旅費日当を裁判所(国)に請求して受け取るのである。その旅費日当は、有罪になれば、多くの場合、被告人が国(検察庁)から徴収されるのである。
 東京航空計器、おそるべし。って三菱電機もそうなんだけど。

 11時58分閉廷。
 礼田計さんと1階ロビーへ降りると、霞っ子クラブのたーさん(多岐川美伎さん)がいた。

霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記 Book 霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記

著者:長谷川 雫,加賀美 はる子,高橋 ユキ,多岐川 美伎
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 農林水産省地下、第5職員食堂で、カツ煮定食(半食)380円。
 テーブルにトコさんがいた。
 1階の展示室でカレーのイベントをやっており、レトルトカレーをお土産にもらったとトコさん。
 えへへ~、それ、さっき私ももらってきたよ~ん。

 礼田計さん、たーさん、トコさんは、13時半からの放火・殺人・暴行の控訴審第1回を傍聴に行ったと思われるが、私はもう眠くて眠くて…。

  Banner_02_2 人気blogランキング ← おかげさまで25位までの枠に狂い咲き、もとえ返り咲きました~♪

 どうもおかしいな…と思って検索してみたら、ありましたねもっと、駐車監視員への公務執行妨害による逮捕が…。

2006年8月21日 (月)

オービスの取締りは兵庫がダントツ

060821_05  以前、『ドライバー』の連載コラムでちょっと書いた、オービスの取締り件数、こういう表だ。
 「速度違反自動監視装置等による取締り状況(平成17年中)」というのが、警察庁から開示を受けた、都道府県別の全国のデータ。
 画像右側の、半分ほど切れてるのは、警視庁から開示を受けた、月別・所属別の「自速機取締結果」(05年)。

 都道府県別では、兵庫が1万7024件でダントツ。断然突出。
 お隣の大阪は7946件。兵庫の半分以下だ。
 この差は、どこからくるの?

 通称「オービスマップ」。写真つきでオービスの場所を紹介した出版物。たいてい雑誌の別冊かな。
 毎年何点か出版されており、礼田計さんは全部コレクションしているようだが、私はそうでもない。

 オービスマップは、都道府県別のものと、高速道路別&都道府県別のものとがある。都道府県別のは、手元には、『OPTION速度取り締まりスペシャル 2004年版』(三栄書房)しかない。
 その後もオービスは少しずつ増えているはずだが、とりあえずこれを見る。
 兵庫県は、淡路島の3カ所も含めて46カ所。
 大阪府は、43カ所。
 あんまり違わない。

 だが、よく見ると、「一般道路」は、兵庫が29カ所。大阪が10カ所。
 このへんが、ひとつ関係するんだろうか。

 でも、東京は、60カ所(うち「一般道」25カ所)で、9040件。
 ま、設定速度(セット速度)を何㎞/hにするか、などによっても違うんだろうね。

 …そういえば、都道府県別の「超過速度別速度違反取締り状況」って表(89年、94年、99年、04年)も、うちにあるんだった。
 これで分析すると、兵庫はなぜダントツに多いか、少しは推測…できないかも(笑)。

 だけどこの表も、けっこう面白い。
 04年のを見ると、超過15㎞/h以上20㎞/h未満の取締りの、各都道府県における各割合は、関東圏が少なくて、九州が多い、なーんてことがわかる。ものすごーく細かい表だ。

06082105 超過速度別の全国の取締り件数は、「平成17年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締り状況について」という文書にある。
 これは毎年、警察庁のホームページで公開されてる。
 駐禁取締りのうち「放置駐車」は何件か、というデータもあるよ。
 開示請求すれば、都道府県別のもっと細かいデータも出てくる。

 細かな件数がわかるのは、私なんぞからすればありがたいが、しかし一方、現場の警察官は数字で管理されてるということでもあるわけだ…。

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 
  Banner_02_2 人気blogランキング ← 21日3時40分現在(今日も暑くて眠れず早起きだよぅ)、週間INが390で35位。おーぃ、どこまで落っこちるんだーぃ♪

   *******

 当ブログのトップの画面の、最新の記事の下に、「Ads by Google」というのがあるでしょ。
 私は何もしてないが、自動的につくらしい。
 アフィリエイトとは関係ないらしい。

 で、前々からそうなんだけど、最近とくに、“反則金保険”の広告(なのかな?)がよくつくみたい。
 金融庁がダメ出ししたので、もしかしたら駆け込み的に頑張ってるのか。

 私は、金融庁とはべつの理由で、反則金保険に批判的だ。
 というのはともあれ、それって補償するのは「反則金」であって、今年6月1日から導入された「放置違反金」じゃないってこと、どれぐらいの人がわかってるのかしら…。
 “反則金保険”は、なぜ「放置違反金」を補償しないのか、そのへんはまたべつの機会に。

2006年8月20日 (日)

スケボーの交通違反

 最近の報道から少し。

車道でスケートボード 道交法違反で摘発 
2006年8月14日
神奈川県警は9日、警官の制止を無視し、交通量が多い市道をスケートボードで走行したとして、36歳の男を道路交通法違反(禁止行為)容疑で摘発し、赤キップを交付した。道路でのスケートボードを理由とする摘発は珍しいという。

 とレスポンス。上掲記事はその一部。
「スケボーが交通違反って、どゆこと? 禁止行為って何?」
 と、全国で何十人か、思ったでしょ。

 これはですねえ、道路交通法76条4項が、
何人も、次の各号に掲げる行為は、してはならない
 として7号まで挙げているなかの3号に、
交通のひんぱんな道路において、球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること
 というのがありまして、たぶんこれで検挙したんじゃないかな。

 記事が「摘発は珍しい」としているように、普通はこんなので検挙はしないだろう。
 どんな状況でどんな走行をしたのか、「36歳の男」と警察官はそれぞれどんなキャラだったのか、とくに警察官は、こうしたことについて上司から何か指示を受けていたかいなかったか、検挙に至る前にどんなやり取りがあったのか、といったことが関係したのだろう。

 ちなみに、76条4項の、1号、2号はこうだ。
道路において、酒に酔つて交通の妨害となるような程度にふらつくこと
道路において、交通の妨害となるような方法で寝そべり、すわり、しやがみ、又は立ちどまつていること
 行政府に逆らう行為(無届けのデモ等)の人たちに対して機動隊が「道路交通法違反である!」と言うのは、この2号のことをいうのかしら。
 ※ 「っ」「ゃ」でなく「つ」「や」なのは誤記じゃない。法令はそういうふうに表記するのだ。

「忙しくて免許取れなかった」26歳無職女を逮捕…
 無免許運転が発覚しないよう、交通違反の反則切符を切られた際に知人の名前をかたったとして、警視庁丸の内署は16日までに、有印私文書偽造・同行使と道交法違反(無免許運転)容疑で東京都渋谷区の無職の女(26)を逮捕した。
 「自動車学校に通ったが、忙しくて免許を取れなかった」と供述しているという。
 調べでは、女は2004年8月と昨年4月、都内で交通取り締まりを受けた際、「免許証を忘れた」と言い、反則切符の氏名欄に以前働いていた飲食店で同僚だった女性(33)=京都市=の名前を書き、提出した疑い。
 元同僚が「身に覚えのない交通違反で呼び出された」と問い合わせ、違反切符の指印と女の指紋が一致したため、犯行が発覚した。

 とZAKZAK。
 東京地裁で、月~金の10:00~17:00、たくさんある公判のなかに、「道路交通法違反、有印私文書偽造同行使」というのがときどきあるが(私が傍聴してきた限り)みな上掲記事のような事件だ。
 記事の事件も、たぶん10月1日前後の時期、遅くても10月中頃には、東京地裁のどこかの法廷で、第1回公判が行われるのだろう。
 判決は、報道された以外に何もなければ、懲役2年プラスマイナス何月、執行猶予3年だろう、たぶん。

 「私文書」とは何か?
 違反キップ(のうち交通事件原票)のサイン欄、つまり供述書のサイン欄は、私文書に当たるらしい。
 で、そこにウソのサイン(署名・押印)をして違反処理させると、偽造した私文書を行使したってことになるわけだ。

060820  画像は、青キップ(交通反則切符)の交通事件原票の様式。
 現物はもっと縦長だ。
 そのいちばん下にある、「供述書(甲)」の欄、そこがサイン欄なのね。
「私が上記違反をしたことは相異ありません。事情は、次のとおりであります」
 との不動文字がある。

「俺の違反キップにはサイン欄がないぞ。俺はサインしてなかったのか?」
 という運転者がいるけど、「俺の違反キップ」、つまり交付されたキップは、「交通反則告知書」という。サイン欄があるのは「交通事件原票」で、これは運転者には交付されない。

 ところで、この事件、「違反切符の指印と女の指紋が一致したため」という。
 何と照合したら、一致したんだろう。
 私はなぜか(事情を話すとびっくりするよ!)十指の指紋を警察に保管されているが、この「女」もそうだったんだろうか。
 傍聴してみたい。
 9月半ばを過ぎたら毎週、1週間分の開廷表をチェックしようか。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 20日4時02分現在(暑くて眠れず早起きだよぅ)、週間INが430で28位♪

2006年8月19日 (土)

「汚名を着たまま墓へ行けない」事件 第9回公判

8月18日(金)

050915r205  15時30分から、東京簡裁刑事1室3係534号法廷(堀内信明裁判官)で、いわゆるオービス事件、「汚名を着たまま墓へ行けない!」事件の第9回公判。
 ※ 写真は05年9月に撮影。工事がなくても、この場所で月曜の昼間に90㎞/h出すなんて可能か?

【場   所】 甲州街道下り世田谷区給田
【日  時】 2004年2月23日(月) 午後2時15分頃
【装   置】 三菱電機 RS-2000 (俗称・新Hシステム)
【測定値】 90㎞/h 制限速度50㎞/hを40㎞/h超過
【被告人】 78歳 白髪ポニーテール 東京府の大久保村生まれ
【弁護人】 国選 
【主   張】 道路右側のエッソのGSが混んでいたので入らず、第2通行帯から第1通行帯へ車線変更し、オービスの下を通って信号待ち、発進して間もなくのファミレス・ジョナサンに入った。90㎞/hなどまったく出していないし、出せない。昼間の甲州街道で90㎞/hなどきちがい沙汰。車線変更の途中なので、写真には車が切れて写っている。顔がだいぶ不鮮明。

 前回(第8回)は2月24日
 この間、期日外で打ち合わせを重ねていたようだ。

 今回は、現場付近での走行経路について、被告人が精密な図面をつくったので、それに関して被告人質問を小一時間。
 「しんぼく」という言葉が何度も出てきて、いったい何のことかわからなかったところ、堀内さんが「どう書くんですか」と尋ねた。
 「真北(まきた)」だと被告人。
 真北かよ! 真北が「しんぼく」かよ!
 私は、おかしくなってしまった。
 被告人は、ずっと建築・設計に携わってきたそうで、真北を「しんぼく」と読むのは当たり前なわけだ。

 終わって警視庁へ。
 7月分のレッカー移動件数がわかる文書と、渋谷署の確認事務のマニュアルを開示請求。
 じつは、次の月曜発売の『FLASH』(光文社)で、石川県警から公開してもらったマニュアルの、違反者と駐車監視員との想定問答集について、記事を書くことになっている。つか、もう徹夜で書いた。
 そのとき、ジャーナリスト・小谷洋之さんから、警視庁の同じマニュアルを一部見せてもらった。
 石川県警のと警視庁のとは、マニュアル自体は、文字詰めと、そしてなぜか「違反者等」と「運転者等」という表現が1カ所違う以外は、まったく同じだった。
 んが、石川県警から公開された想定問答集の部分は、警視庁が小谷さんに開示したマニュアルでは、全部墨塗りだった(他にも警視庁だけ墨塗りの部分あり)。
 そんなわけで、全体を確認しておこうと、私も開示請求したわけ、遅れ馳せながら。
 ※ 「公開」と「開示」とあるのは誤記ではないよ。ま、どっちも同じようなものだが。

 それから、来週の東京簡裁刑事の開廷予定(金曜17時すぎでないと見られないのだ)を確認しようと、裁判所へ。
 途中、某裁判官とばったり。
「下駄…ですかぁ」
「ええ、夏ですから」
「裁判所、入れる?」
「昔はスリッパに履き替えさせられたんですが、最近はそうでも…」
「ほう…」
 などと。
 ちなみに私は、カラコロ音をたてないよう、だいぶ気を遣ってる。
 足もとを見なければ、私が下駄履きとは誰も気づかないはずだ。

 簡裁刑事の訟廷庶務へ行く途中、さっきのオービス事件の被告人、弁護人とばったり。
 閉廷後、また堀内さんと打ち合わせしていたようだ。
 車で来ている被告人(私とは帰る方向が同じ)に、思い切って同乗をお願いしてみる。

 驚いた。78歳とは到底思えない、安心感のある、スムーズで着実な運転だった。しかも、道をよく知ってる…。

 兵庫、京都、滋賀、福井、富山、長野、静岡の各府県警へ、駐禁取り締まりの民間委託関係と、Tシステムの設置場所について開示請求、の文書をつくり封筒詰め。今回はシステマチクに進行した。切手代は計560円。
 だけど、このあとにかかるカネと時間が、たいへんなんだよなぁ…。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 19日5時55分現在(今日は徹夜じゃなく早起き)、週間INが410で29位。25位台の枠からまた落っこちたよぅ♪ 

 来週の簡裁は、継続のオービス事件が1件あるのみ。
 これで8月28日まで、東京区検が今年4月以降に起訴(公判請求)して期日が入った道路交通法違反は0件(または1件のみ)ってことになる。
 東京簡裁の道路交通法違反は、ほとんどがオービス。まさか、堀内さんがオービスの信頼性に疑問を持ってる(または、慎重な審理をやろうとしている)せいで、区検は起訴を躊躇してる!?
 それを言うのはまだ早すぎるかとは思うが、でも、もしも本当にそうだったら…!!
 もしも、そうだとして、堀内さんがこの「汚名を着たまま墓へ行けない」事件を有罪にしたら、区検は大いに安堵し、「どんなケースでも、起訴さえすれば有罪は決まりだ!」と、じゃんじゃん起訴するんじゃないか。
 もしもそうなら、って「もしも」ばかり積み重ねるけども、たぶん元名古屋高裁の堀内さんは、そのへんのことも頭に入れてるんだろうか…。ああ、なんかどきどきするよぅっ!!

 こんなことばっかり考えてるから、皇室のどなたかが近々出産という話をぜんぜん知らなくて、バカにされたとです(泣)。

2006年8月18日 (金)

駐車監視員心得五則

060818  屋根のアンテナは、屋根に悪い。台風のとき危ない。
 という理由で、うちはケーブルテレビだ。
 1から15までのリモコンのボタン、どれを押してもだいたい何か番組が出る。
 13チャンネルで、『隠密同心 大江戸捜査網』らしき時代劇をやってる。

 隠密同心、心得
 ご下命いかにても果たすべし…。
 死して屍拾う者なし…。

 隠密同心が同心なら、さしずめ駐車監視員は岡っ引きか。
 なーんて、そのへんの身分制度、よくわかってないんだけども。

 先日開示を受けた石川県警のマニュアル(「放置車両確認等実施要領」)には、「駐車監視員心得五則」がある。
 ここだけ縦書きの、どこか刑事裁判における証人の宣誓書を思わせる1枚だ。

 「身体及び服装を清潔かつ端正にし」って…。
 身体を端正にするのは、私らオヤジには、ねぇ…(笑)。

 「死して屍拾う者なし」とは書いてないが、やっかいなトラブルがあれば、監視員個人の責任だとして切り捨てられるに違いない。とブラックなことを言ってみたりして。

060818_1  ところで、「ハローワーク・インターネットサービス(求人情報検索)」を見ると、8月に入っても監視員の募集をしてるねぇ。
 社員の募集が16件。81人。
 やっぱり福井県のがいちばん安くて、14万7000円。

 ふと思いついて、「パート、時給600円、21歳」という条件で検索してみたら、4件も出た。
 これも福井県のが、800円でいちばん安い。
 ま、ハローワークのネット検索でわかる限りにおいて、ではあるが。

 福井県の委託契約書も開示請求しなければ。
 って、ほんとに全国やるつもりなのか? あ~、カネと時間が…。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 18日5時20分現在、週間INが430で24位♪

 ※ 下のほうの画像、宣誓書は、昔ある方面から入手したもの。昔のものなので、B5サイズなのね。交通違反一筋でいろいろやってると、たまに妙なものが手に入ったりするのですぅ。
 ※ 宣誓の文面は、地方によって(裁判所によって?)違うことありますから。

2006年8月17日 (木)

酒酔い・酒気帯び鑑識カード

 外はそうでもないかもしれんが、仕事場は暑い暑い。
 汗をふきふき、ちらっとアクセス解析を見てみた。
 17日は、やたらアクセス数が多い。
 なぜ?
 リンク元ランキングを見てみたら、ライブドアニュースからのアクセスがやたら多いのだった。
ほぼ泥酔チャリ逮捕…全国で自転車摘発強化中
 という記事に、「関連Blog」として、なぜか当ブログが載ってるのだった。
 ありがとうございます。

060816_  サービスに、「酒酔い・酒気帯び鑑識カード」をご紹介しましょう。
 この書式、ちょっと古いし、全国完全に同一ではないかもしれないが、ま、こういうものを、岩手県で自転車の女性に交通切符(つまり赤キップ)を切ったという警察官は、作成したはず。
 これ、プリントアウトして、合コンに持参するのも一興かも。

 自転車の酒酔い運転はねぇ、車はヤバイからわざわざ自転車をこいで飲みに行ったんだ、ということもあったりして、なかなかどうにも、なくすってことは困難ないし不可能だろう。
 日が暮れたら、酔っ払い・無灯火の自転車が、道端から交差点から、ひょいと突っ込んでくる、かもしれないことを前提に、車は運転したほうがいいと思うよ。
 そうでなくても、後ろのことなどまったく考えず、道端から道路中央へひょいっと進出する自転車は珍しくないしね。
 あと、缶ビールや缶チューハイを飲みながら運転してる車も、たまに見かける。
「悪質だ。バカ野郎だ。厳重処罰しろ」
 といくら言ってもダメだってことは、地裁で道路交通法違反を傍聴してると、しみじみわかるので…。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 17日15時35分現在、週間INが440で23位♪

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

悪質な違反のみを取り締まり…

 相変わらず、PCがときどき固まる。PCとはこんなものか、と思ってる。だめ?
 強制再起動して立ち上がるまでの暇つぶしに、先日ふと書棚から引っ張り出した『講座 日本の警察 第三巻 交通警察』(立花書房・92年10月20日初版1刷)をぱらぱらめくってる。

 編者は、
  河上和雄  弁護士、前最高検察庁公判部長
  国松孝次  警察庁刑事局長
  香城敏麿  大分地方裁判長
  田宮 裕   立教大学教授
 という分厚くて高価な、しかしわかりやすい本だ。
 ※ 肩書きは91年8月現在のものだという。

 そのなかの、「交通指導取締りに関する法律上の諸問題」という章。
 執筆者は、八代隆義・警察庁都市交通対策課長(91年8月当時)。
 その「第三 実質的違法性をめぐる問題」の、「三 可罰的違法性」という項の2つの段落を、長いけど引用しよう。
 文中に出てくる「②」とは、つまり、「最高速度違反(又は駐車違反)を抽象的危険犯又は形式犯としながらも、当該行為の違法性の微少な点をとらえ、いわゆる可罰的違法性なしとする主張」のことだ。
 太字は私。

 次に②の主張のように、道路交通法の各条は、わずかな違反でも処罰の対象となるのかという問題は、確かに頭の痛い問題である。紋切り型にいえば、「速度超過分が毎時一キロ・メートル毎時であっても速度違反であり、わずか一分間の駐車でも駐車違反であることに間違いはない」ということになるが、これではあまりにも現実離れした結果を招くこととなり、可罰的違法性の問題を持ち出して弁解するのも無理からぬものがある。しかしながら、道路交通法のような大量処理の行政法規において、その違反事実が構成要件に該当しながら、実質的違法性の判断において違法性の微少性ゆえに違法性の推定が破れるとすることは、画一的処理を損い、不適切である。これは、結局のところ違反の成否の問題としてではなく、当該違反行為を取り締まることの相当性、社会的妥当性の問題として処理せざるを得ないものと考えられる。

 なるほどぉ、である。
 なんで「大量」なのか、という点で引っかからずに読めば、なるほどぉ、である。
 違法性、つまり悪質性が微少な違反を、「違反は違反だ!」として取り締まるのは、「相当性、社会的妥当性」を欠くのである。
 だから…八代氏は続ける。

 現実の問題としては、交通違反の取締り現場では、悪質な違反のみを取り締まり、軽微な違反は指導に止めているのが実情である。なぜならば、道路交通法違反は一〇〇パーセントこれを検挙できるわけではないので、軽微な違反については、取締りの公平性の観点からみても指導に止めるのが妥当であるし、また、軽微な違反は、仮にこれを検挙、送致しても、起訴段階において起訴便宜主義により起訴猶予処分となるであろうから、あえてこれを反則切符処理するのは妥当性を欠くと考えられるからである。このような事情から、軽微な違反はある程度まではこれを無視し、又は指導に止めており、これが緩衝帯の作用を果たし、現実の問題として、実際に検挙される事案では可罰的違法性を検討しなければならないようなケースは生じない。ただ、理論上のものとして、可罰的違法性ないし実質的違法性の問題を考えるならば、道路交通法違反の罪質の多くが形式犯ないし抽象的危険犯であることと併せ考えると、違法性自体を否定するような結論を導くことは避けるべきものと考える。

 「ただ…」以降は、現在のところ私のアタマではちょっと理解できない。
 んが、そこを除くと、すんごいこと言ってると思わない!?

 つまり、こういうことでしょ。
 悪質性が微少でも、法律上は違反。
 でもそれじゃマズイので、悪質性が微少なものは検挙しない。
 形は違反でも検挙しない、ということが「緩衝帯」になって、マズさをカバーしている。現在の制度は妥当なものとして成り立っている。
 悪質な違反のみを取り締まってるので、「悪質性は微少だ」と争うケースは現実には生じない…。

 やっぱ、そうなんだよねえ。
 反則金は、取締りに不服がない(「悪質性は微少だ」といった主張もない)人だけが払える、任意の特別なペナルティ。
 その納付率が毎年ほぼ100%ってことは、イコール、悪質な違反のみを取り締まってるのだ、ということになるんだよねえ。 
「泣き寝入りが、ノルマ消化の取締り、取締りのための取締りを、交通商法を支えてるんだ」
 という趣旨を、もう20年ほどになるのか、私は言い続けてきたわけだが、こういうのを改めて読むと、いやはや、なんとも感慨深いですぅ。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 17日1時53分現在、週間INが390。このポイントだと25位台から転落しそうなのに、あらま23位。お盆休みで、他のブログのポイントも減ってるからなんだろうね♪

 ぁさて、ここにおいて、新しい駐禁取締りはどう位置づけられるか。
 ずばり、「緩衝帯」をなくしちゃったわけだわねぇ。
 そして、「悪質性は微少だ」と主張して「起訴猶予処分」になっても、なんと(現在警察庁が言ってるところによれば)車の持ち主が「放置違反金」を徴収をされてしまうことになったのだ!

 「悪質性は微少だ」と主張するためには(たぶん)出頭して違反キップを切られなければならず、違反キップを切られれば違反歴となり、違反数がつく。
 そんな主張はせずに、ステッカーをつけられても知らん顔してれば、「放置違反金」(不起訴になってもどうせ取られるカネ)を払うだけですむ。

 「悪質性は微少だ」と主張する人(しかも実際微少なのでばっちり不起訴になる人)は、踏んだり蹴ったり、いちばん損をするのである。
 争うケースは、限りなく皆無に近づくだろう。

 なぜ、限りなく皆無なのか。
 はい、お答えします。
 それは、ガイドラインを策定する等して、悪質な違反のみを取り締まっておるからでございます。

 こういう制度がスタートしたわけだが、
「許せない! 俺は正義のために“微少性”を主張して争う!」
 という方、悲壮感を漂わせて決意しそうな方に、言っておきたい。
 正義は関係ないのだ。
 不服があれば争わせ、公正・妥当な法律運用をしていこうとする、そういう法制度に(いちおうタテマエとしては)日本はなってるわけで、当たり前のことを当たり前に、普通のことを普通に、粛々とやっていけばいいのだと、私は思いますよ。
 正義がどうとか言って突っ張らかる人ほど、ぽっきり折れやすいってこともあるし。
 普通がいちばん!

 『なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識』の最終項、Question126 もお読み頂ければ。

2006年8月16日 (水)

アフィリエイト1万円突破!

 2001年8月14日、初めて自分のPCから発信した、最初は滑稽なほどショボすぎたホームページ、「今井亮一の交通違反相談センター」、おかげさまでどうにか5年を経過した。
 2006年8月14日早朝のアクセスカウンタは83万4千弱だったか。

 こっちのブログを始めたのが2006年2月。
 こっちの「アクセス解析」によると、「累計アクセス数」は8月16日午前4時頃現在で9万7982。「1日あたりの平均」は507.68だそうだ。

 日替わりの記事はこっちに書くことにしたため、あっちはたちまち廃れるかなぁ、と思ったが、交通違反でお困りの方への情報提供は、やはりあっちが適当で、なんとかときどき更新している。
 今年いただいたご相談等は、新規・継続あわせて、8月15日までに約500件。

 あそうそう、こっちのアフィリエイトについてご報告しとこう。
 知らなかったが、たとえば記事でご紹介した本をクリックしてもらい、アマゾンなりへ入ってもらい、その本でなくてもとにかく何かを買ってくれると、私に対し報酬が発生する、そういうシステムらしい。
 各月の「報酬合計」は、こうなっている。

  2月   845円
  3月 1094円
  4月 3019円
  5月 2702円
  6月 1494円
  7月  982円
  8月  341円 (8月16日の出力)

 足すと、1万477円。
 おぉう、1万円超えたよ。ありがとございます。
 これは、全国都道府県警への開示請求の手数料、郵送料に充当させていただきます。
 って、その金員をどう入手できるのか、まだよくわかってないんだけども。

 黒木昭雄さんが、渾身の小説を出したそうだ。

臨界点 Book 臨界点

著者:黒木 昭雄,さくら事務所
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


 霞っ子クラブの傍聴記が本になったそうだ。

霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記 Book 霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記

著者:長谷川 雫,加賀美 はる子,高橋 ユキ,多岐川 美伎
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 私の本は?
 本多勝一さん、斉藤貴男さんら8人との共著なんだけども、『払いません。』(三五館)というのが、たぶん9月に出る予定だ。今その校正刷りのチェックをやってる。

060816  ところで、警視庁の駐禁レッカーの2005年度の契約書は、私はぜんぶ開示請求していたようだ。一覧表を見ると、2005年7月6日に開示決定を受けてる。
 ただ、その文書をとこへやったのか…。
 このカバンか?
 と開けたら、パーメとパーチケ発給機の更新等工事の契約書がどさっと出てきた。
 こんなのまで開示請求してたのかぁ。

 見れば、「パーキング・チケット発給設備・紙幣処理部交換」「紙幣処理部基盤交換」の契約書がいくつもある。
 関西には、旧千円札、旧500円玉しか使えない発給機がまだまだたくさんあると、大阪のテレビの方から聞いたが、あのときこれを見せてあげれば…って今さら言ってもなぁ。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 「自動車」のジャンルで、交通違反専門のブログって希有みたい。ジャンル違いだったか…。いや、でも、じゃあどこのジャンルなら適当なのか…。 

2006年8月14日 (月)

公判請求されからでは遅いのだ

 14時から東京高裁・刑事11部(白木勇・傳田喜久・金子大作裁判官)で、道路交通法違反の控訴審第1回。

 被告人(39歳)は、不動産関係の自営業。
 スピード違反で懲役3月・執行猶予2年の判決を言い渡されたあと、猶予でも懲役刑の前科があると宅地建物なんとかの免許が取り消されることを知って(宅地建物取引業法5条1項3号か)、目の前が真っ暗になり、罰金刑への軽減を求めて控訴…という事件。

 一審の時点では、懲役前科と不動産の免許の関係について、まったく知らなかったそうだ。
 弁護人は、上申書、嘆願書、贖罪寄付50万円 20万円の領収証書などを証拠申請…。
 証人尋問と被告人質問を行い、次回判決。

 スピード違反で懲役3月猶予2年というのは、東京地裁の判決なら、おそらく、首都高で80㎞/h台の超過、他に前科はなく、社会人として真っ当に生活しており、反省の情も著しい、というものだろう。

 だが、スピード違反で公判請求(つまり正式な裁判への起訴)をするのは、否認の場合を除いて、懲役求刑するためだ。
 懲役求刑されて、(控訴審はともかく一審の)判決は罰金なんてことは、普通はない。
 ※ 私は1度、傍聴したことあるが、それは警察・検察のメンツからムリクリ公判請求した(せざるを得なかった、ともいえる)事件だった。

 交通違反でも、刑罰を受ければ前科になること。
 前科は、職業によってはその資格に影響する場合があること。
 どうしても罰金ですませたいなら、公判請求されてからでは遅いこと、つまり嘆願書や贖罪寄付は、どうせやるなら検察調べの段階でやらなきゃいけないこと。
 『なんでこれが交通違反なの!?』を読んでいてくれたら…。

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 さぁ帰ろうかと思ったら、若い男たちがぞろぞろ傍聴席に入ってきた。
 暴力団にしては若いな? という感じ。
 被告人(身柄、拘置所)は、黒の礼服らしきスーツに、襟の大きな白ワイシャツ。ちょっとヤクザ風な感じ。ま、若い人たちに対するオヤジのこういう印象は、あんまりあてにならないかもしれないが。
 傍聴席の親玉格らしき男たちと、いかにも嬉しそうにニヤニヤ目線を交わし…。

 何かと思ったら、詐欺の判決だった。
 少年を含む仲間と共謀のうえ、警察官や弁護士などを装い役割分担して電話をかけ、組織的かつ計画的に、もっぱら高齢者から合計2000万円を詐取した、という振り込め詐欺の事件だった。
 被告人は、傷害などで中等少年院に2度入り、出て数カ月後の本件犯行で、暴力団組織にも加入していたらしい。

 ちなみにウチの女房殿は、「ご主人が痴漢で捕まった」というオレオレ詐欺の魔手から友人を救ったことがある。といっても、そんな単純に「救った」といえる内容ではなく、ハラハラドキドキの展開だったそうだ。

 控訴の趣意は、量刑不当。
 原判決は懲役7年。
 判決は、控訴棄却、未決70日算入。

 1階喫煙所で、昔千葉地裁で傍聴したオービス事件(『交通違反ウォーズ!』に収載したのとは別の事件)の被告人(当時)にばったり。
 民事のことで裁判所へ来たのだという。
 当時と同じ会社(大企業)で、だいぶ出世したらしい。ま~、立派にならはって。と、なぜか嬉しいものを感じる私なのだった。

交通違反ウォーズ! Book 交通違反ウォーズ!

著者:今井 亮一
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

 それから警察庁へ寄り、総務省へ寄り、皇居経由で靖国神社へ歩く。
 足首と足の裏が鍛えられたよぅ。下駄だったので…。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとお願いしますばい♪

6月のレッカー移動は前代未聞の激減!!

 べつに今日でなくてもいいや…。
 とは思ったが、情報公開の夢(自分で開示請求しまくった文書のファイリング、どうすりゃいいんだぁ!?)でうなされて起きたこともあり(あぁ夢でよかった~)、早め早めに片付けようと霞が関へ。
 早朝、大規模な停電があり、電車の運行にも影響したようだね。

 農林水産省地下第5職員食堂で、豚生姜焼き定食(半食)410円を食って満足してから警視庁へ。

 今年6月までの、所属別・月別の、レッカー移動件数と、二輪については車種別のレッカー移動件数の開示を受ける。
 先日、6月以降はレッカーが激増するんじゃないかと推理したが、大外れ!
 激減どころの話じゃない激減!
 先日の抜粋の表に6月分を加えると、こうだ。

        麻布署 渋谷署 新宿署
  05年4月   929     895     981
  06年4月   541     700     911

  05年5月   590     635     466
  06年5月   235     347     203

    05年6月   642     554     361  
    06年6月    79       53      63

 この激々減の原因としては、6月1日から取締りが強化されると大きく報道されたため、運転者たちが警戒したってことが、やっぱ大きくあるんだろうか。どうなんだろう。
 なんにしても、レッカー業者は大丈夫なのか、マジで心配。

 ところで、ここんとこ駐禁取締りにばかり夢中になってたが、他の取締りはどうなってるのか。
 今年3月から7月末までの「所属別交通違反取締状況一覧表」と、今年1月から6月末までの「自速機取締結果」を開示請求。

 せっかく出てきたので、念のため裁判所へ寄ってみる…。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 14日21時25分現在、週間INが570で、23位♪

2006年8月12日 (土)

6月中の駐車取締り状況

 警察庁の公文書開示請求の電子申請
 おかげさまで、なんとか申請でき、開示決定の連絡もメールで受け取ることができた。
 ところが、開示文書を電子的に受領することが、どうしてもできない。
 警察庁に電話したら、例のCD-ROMでもう1回アレしてみてはどうかという。
 CD-ROM? それ、探すのに数日かかりそう(泣)。
 新たにまたCD-ROMをもらう(焼いてもらう)ほうが早いかも…。
 とかなんとかごちゃごちゃして、警察庁の担当者氏にはたいへんお世話になりました。

 そうして、6月1日から5日間の、各1日ずつの「新駐車対策法施行後における駐車取締状況」と、6月中の「確認標章取付状況」という文書を先日ゲットしたよぅ。

06081161  いずれも、単純なのと詳しいのと2枚でワンセットになってる。
 右は、6月1日の、単純なほうだ。
  あのお祭りの日、あなたのお住まいの都道府県はどんな具合だったか、拡大してご覧ください。

 各都道府県にそれぞれ警察署がいくつあり、確認事務(新しい取締り)を委託したのはそのうち何署か、わかる。

 岩手と宮城は、1ユニット3人?
 奈良は3ユニットのうち1ユニットだけ3人?
 しかし、詳しいほうの表を見ると、こうなっとるんですわ。

      委託人員 活動ユニット数 活動人員
  岩手   2       1         3
  宮城   8       4         12
  奈良   6       3         7
    和歌山 12             6                13
  熊本   8       6         12 

 何なんだろ、これは。

 6月1日は、全都道府県で一斉に全駐車監視員を活動させたことがわかる。
 が、岩手、静岡、島根、沖縄は、確認標章(新しい駐禁ステッカー)を1枚も貼りつけてない。
 携帯端末の操作がうまくいかなかったのかしらねぇ。
 警視庁(東京)は、265ユニットを出して確認標章181枚なのに対し、大阪は129ユニットで168枚…。

 もっと面白いのは、6月中の、詳しいほうのデータだ。
 そこには、6月中に取付けた確認標章のうち、駐車監視員が取付けた割合が載っている(ま、単純なほうから計算してもいいんだけど)。

 これ、ものすごーく、ばらつきがある。
 トップは山形で81,5%。
 最下位は静岡で3.3%。
 静岡は、携帯端末の不具合が長引いたんだろうか。

 「告知件数」の割合も、かなりばらつきがある。
 「告知」とは、原則として、道路交通法126条の、反則告知、いわゆる青キップを切ること(赤キップも含まれ得るが、ごくごくわずかだろう)。

 確認標章を取付けられたあと、違反者は、知らん顔しててもいい(後日「放置違反金」さえ払えば法的には終了する)のだが、正直に出頭するなどして違反キップを切られると、この「告知件数」の中に入ることになる。

 「告知件数」の割合がいちばん多いのは、青森の48,9%。
 いちばん少ないのは、滋賀県で5,0%。

 こうしたデータが各月どう推移していくのか、私としては興味津々。
 でも、毎月は集計しないかもしれない、3カ月、6カ月、という形の集計になるかもしれない、とのこと。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 8月12日3時40分現在、週間INが630で、なんと19位♪

 ところで、レッカー移動の件数。
 4月と、とくに5月が激減してる、6月以降、激増するんじゃないか、という話をした。

 先日、さっそく6月と7月の所属別・月別・二輪については車種別の、開示請求書をつくって、警視庁へ行った。7月中のはまだ集計できてない可能性があるので、そこはぼかして。
 惜しくも17時15分をすぎてしまい、いつもの副玄関の受付は終了してしまった。
 帰宅して80円切手を使って郵送するのもバカらしい、せっかく出てきたのだから、受付で請求書を受け取るだけ受け取ってもらえれば…。

 と正面玄関で粘ったら、情報公開の担当の方々が出てきてくれた。
 私の開示請求書を見るなり、担当者は言った。
「今井さん、それ、もう請求したでしょ」
 は?
 別の担当者が言った。
「昼間、電話したの、それだったんですよ」
 ぎょっ!!
 昼間、開示決定が出たから、開示日をいつにするか、じゃあ来週にしましょ、と電話で話したのは、6月中のレッカー移動のその文書の件だったのだ!

 もう、赤面。穴があったら入りたい、とはこのことだ。
 A県警への開示請求書をB県警へ、B県警のをA県警へ郵送したり…。
 全国都道府県警の担当者諸氏よ、子ども叱るな来た道ぢゃもの、年寄り叱るな往く道じゃもの、今井を叱るな泣いちゃうよ。きゃ~。す、すみません…。

2006年8月11日 (金)

[3] 酒気帯び検査拒否 仰天の展開!!

 あ~~~やっちゃったよぉ。
 水曜午後に傍聴した、酒気帯び検査拒否の第3回公判、じつは警察官も被告人も、法に定められた検査を拒否してるとは認識してなかったんじゃないか!? と思える展開になったのね。
 なので、道路交通法の条文を引用しつつ、興奮とともに長いレポートを書いたわけ。
 ところが、あらまぁなんと、ぜんぶ書き上げて「確認」のボタンを押したら、すっきり消えてしまいますた(泣)。せめて、「確認」ボタンを押す前に「すべて選択→コピー」でもしとけばよかったのに、と後悔しても空しいばかり。

 もぉう、書き直す気力はないです。
 ま、これは仰天の公判だったので、『ラジオライフ』か『ドライバー』に書くです。

 被告人の方、もしくはその関係者の方、このブログをご覧になってたら、ぜひご連絡を。
 被告人が求めた「条文」、前回の証人尋問と今回の被告人質問を聴く限り警察官らも全く知らなかったと思われる「条文」、じつはあるのです。何度も出てきた67条2項なんかじゃないですよ。
 最終弁論までにそれを知ってると知ってないとでは…いや、すでにご存知ならいいのですが。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← おかげさまで、現在のところ25位までの枠内に入っておりますぅ♪

 資料の整理、途中でストップ。
 あんなに買っておいた見出しが、なくなってしまった。
 また100円ショップへ買い出しに行かねば。

 しっかし、新しい駐禁取締りに関する、あらゆる資料がウチにはあるね…。
 というのは錯覚、乃至、思い上がり。
 まだまだ足りない。
 資料も、資料と資料の間を埋める情報も、資料を読み解く知識も、まだまだ足りない。
 知れば知るほど、知らないことが増える…。
 愛すれば愛するほど、人は…。
 おっ、今なにか、オヤジっぽい教訓話を言おうとしただろ(笑)。バカだね~(笑)。

2006年8月10日 (木)

[2] 駐車監視員のマニュアルをゲット!

 引き続き水曜の話。
 石川県警からも、確認事務関係の文書がどっさり届く。
 これ、確認事務の委託契約書を見て、「ははぁ、こんな文書を委託業者は作成することになるのか」と思い、公開申出したもの。ども、お手数おかけしました。

 いや~、面白いっ!
 「面白い」という言葉は適当じゃないな。
 楽しい、わくわく、興味津々、へえ、ほう、うわぁ…そんな感じ。

060810  「放置車両確認月間報告書」なんて、どきどきするじゃん、ねえ。
 「確認件数」が31件とあるけど、警察庁で開示を受けた文書では30件となってる。ミスるとは(今井じゃないんだから)考えにくい。文書の作成時期の問題なんだろうか。
 ま、こういう齟齬はときどきある。あのデータとこのデータとで件数が違うじゃん、てことがね。

 これは「委託事業実績報告書」についてる文書。
 これをもとに、委託業者である株式会社アイビックス北陸は、石川県知事に対し、請求書を出すわけ。
 石川県警のは単価契約だから。

 数量22ユニット、単価2万6250円で、請求額は57万7500円。
 この請求書によると、「口座種類」は「普」ではなく「当」。
 当座預金の口座なのか。ふうん。私は会社経営のことはぜんぜん知らないので。
 …と、公開された文書を読んでいくわけ。楽しいでしょ(笑)。

 そして、「放置車両確認等実施要領(放置車両確認機関用マニュアル)」、こぉれが面白いんだわ。
 「第5 確認標章取付け基準等」ってとこは10ページ、すっかり墨塗りだけども、「第6 確認標章の作成・取付け要領」は墨塗りなし。「第7 巡回中のトラブル防止策及びトラブル発生時等の対処方法」なんてのもある。具体的な問答が載ってる。

「私の車に何をしているのか。」
「私はこの後どうすればよいのか。」
「すぐに切符を切ってくれ。」
「この違反を取り消してくれ。」
「こんなところで取締りせず、もっと取締りするところがあるだろう。」
「駐車禁止と知らなかった。許してくれ。」
「お前らの名前を教えろ。」
「金をやるから見逃してくれ。」
「…こんな取締りは無効だ。」

 などと言われた場合に、どう対処するか。
 運転者はこういうこと、言いそうだよねぇ。すっごくよくわかる。
 いや~、駐車監視員資格者証を持つ身には、非常にひっじょぉに面白い。
 同時に、なんか悲しくもあるのだが…。
 あ~、資格者講習を受けといて良かったなぁ、と思う今日この頃、皆さん如何お過ごしですか?

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 週間INには、1人1日1回のクリックしか反映されないらしいでーす♪

[1] 熊本にTシステム50カ所って多くない?

 水曜日(途中から木曜と勘違いしたが水曜)、盛りだくさんだった。
 [1]、[2]、[3]…と番号をふってご報告しよう。

 熊本県警と宮崎県から、確認事務(新しい駐禁取締り)の入札結果と委託契約書と、それからTシステム(旅行時間計測装置)の撮影端末の設置場所一覧表、が届いた。ありがとございます!

 熊本53カ所。
 宮崎20カ所。
 私は両県とも行ったことないはずだが、なんか多くない?
 とくに熊本、警察が監視したい重要施設等あるの? 「オウム真理教」の関係?

 ともあれ、熊本の一覧表は、私が見てきた限り、全国で一番詳しい。
 「種別(カメラ)」という項があって、「F型」「N型」「4桁」とある。
 「電球種別」という項があって、「LED」「ハロゲン」「ストロボ」とある。
 「設置年度」も「メーカー」もある。
 「メーカー」は「三菱」と「オムロン」だ。
 へえ!
 こういう情報を一番喜んでくれる方へ直ちにFAX。

警察がひた隠す 電子検問システムを暴く Book 警察がひた隠す 電子検問システムを暴く

著者:浜島 望
販売元:技術と人間
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ちなみに、Nシステム(浜島さんの踏査によれば全国8百数十カ所)は国民監視システムとしてわりと広く知られるようになっているが、TシステムもまたNと同様に運用するんだというオドロキの通達が、しっかりあるのね。
 愛媛県警(の警察官のパソコン)から流出したものと思われるNデータに、Tの設置場所の通過車両情報もばっちり載ってるのは、そういうことなのね。
 その通達、プリントアウトしたんだが、どっかいっちゃった。見つけたら、あとで書くね。ってウチの資料の山から何か探すのはたーいへんだぞぅ。

 Nの設置場所数は、浜島さんは上下線で分けてない。
 上下線を分ければ、全国1700~1800カ所になる。
 これにTをあわせると、全国2千数百カ所。

 Nシステム訴訟(平成10年[ワ]5272)は原告側敗訴だったが、東京地裁判決にこうあった。

 しかし、他方、このような車両を用いた移動に関する情報が大量かつ緊密に集積されると、車両の運転者である個人の行動等を一定程度推認する手がかりとなり得ることは否定できない。また、仮に、Nシステムの端末が道路上の至る所に張りめぐらされ、そこから得られる大量の情報が集積、保存されるような事態が生じれば、運転者の行動や私生活の内容を相当程度詳細に推測し得る情報となり、原告らの主張するような国民の行動に対する監視の問題すら生じ得るという点で、Nシステムによって得られる情報が、目的や方法の如何を問わず収集の許される情報といえないことも明らかである。

 その判決は、Nが全国約400カ所であることを前提としていた…。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 10日3時35分現在、週間INが530で、23位ですぅ♪

2006年8月 9日 (水)

愛知の運転者たちよ、8月に気をつけろぉっ!!

 愛知県の方に、ちょっと、スクープ的な情報を。

 愛知県警の確認事務(新しい駐禁取締り)の委託契約書
 8つの契約に分かれてるんだけども、そのうち一番契約金額が大きいのは、中署の管内の、コアズ名古屋事業本部がとった契約で、1億8793万9080円(税込)。契約期間は、06年4月1日から07年9月30日までという、私が知る限り珍しいやり方をしている。

 仕様書を見てみる。

 06年4月1日から同年5月31日までの期間は、「確認事務を行うための準備期間とする」んだそうだ。

 で、「1日に活動を実施する最大のユニット数」が、この契約にもある。
 中署の管内は「17ユニット」。
 なんで上限を設けるのか、どうもよくわからない。

 そのくせ、「委託期間中、常に…1日に活動をする最大ユニット数の2倍以上の駐車監視員を選任しなければならない」としている。
 1ユニット2人1組とすれば、常に68人の駐車監視員を雇っておきなさい、ただし1日に34人までしか働かせちゃいけないよ、ってことじゃん?
 うーむ。各監視員に十分な休業日を間違いなく与えなさい、ということは1つあるのかな。

060809  ま、それはいいとして、気になるのは、8つの契約書のどれにもついてる、「別表 放置車両確認事務等委託月別委託数量及び契約金額」である。
 画像の右下に一部あるのは、千種署と昭和署の管内の契約(株式会社クラウン。1億1570万9101円)にある、同じ「別表」だ。中署の別表は空欄が多いので、別のも重ねてみたのね。

 ご覧のように、どういうわけだか、8月の「最低稼働日数」「延ユニット数」が一番多い。
 8月といえば、お盆、夏休み、高校野球、蝉、西瓜、ホッピー…。
 それらが確認事務とどう関係するのか、なーぜ8月が一番多いのか、どぉーもわからない。

 とにかく、愛知の運転者たちよ、8月に気をつけろぉっ!! by 長井秀和、なーんてね。

 私が知る限り(って現段階では大して知ってるわけじゃないんだが)、「月別委託数量」の表があるのは、愛知県警の契約書のみ。
 この表、次年度の契約書から消えるかもね。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 全国の委託契約書をすべて見てみたいと思う方はクリックお願いしま~す♪ と「きっこのブログ」を少しマネてみたつもり。あっちではボクシングの試合のことでだいぶ盛り上がっていたが、私はそういうの、ぜんぜん興味ないんだよねぇ。委託契約書・仕様書のほうが、ずっとわくわくするよぅ(笑)。

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

2006年8月 8日 (火)

駐禁レッカー激減から激増へ?

06080705  唐突で恐縮だが、諸君は甘エビの頭をどうしてる?
 もしも捨ててるなら、なんともったいない。
 鍋に酒(酒といえば清酒、日本酒に決まっとる!)をじゃぶじゃぶ適量入れ、砂糖と醤油と、あればみりん少々を入れ、沸騰したら甘エビの頭を放り込む。十分に煮てから冷ます。そうして、頭の先っちょをつまんで、煮汁とエビ味噌を噛みしごいて食すのだ。旨いぞぅ。

 昨日に続いて有酸素散歩約1時間。
 引き続き、資料の整理。

 駐禁レッカーが激減して業者が困ってる、という話をちらっと聞いたが、どうも事実だったようだ。
 画像は、05年の警視庁の所属別・月別の、普通車と二輪車をあわせたレッカー件数と、06年5月までの同件数の、一部だ。

        麻布署 渋谷署 新宿署
  05年4月   929     895     981
  06年4月   541     700     911

  05年5月   590     635     466
  06年5月   235     347     203

060807065  他の所属も、06年度は(といっても5月までなんだけれども)だいたい激減している。
 ちなみに、警視庁のレッカー移動は4月と9月が異様なほど突出。

 今年6月1日以降、駐禁取締りは、時間の長短を問わず直ちに行うようになり、駐禁レッカーも同様になったようだ。
 しかも、ミニパトがクルーズして獲物を探すだけでなく、6月1日からは監視員が、レッカー移動すべき車両を通報するようにもなったのだから、かなりがんがん引っ張れるはず。

 今年度の4月、とくに5月は、駐車対策課への移行や、新制度の準備で、交通執行の係は忙しく、だからレッカーは激減したが、これから「取扱概数(予定台数)」改め「発注限度額」に相当する台数を目指して、がんがん引く…というのがまぁ、常識的な推測だろうか。

 二輪の車種別・所属別・月別のレッカー件数(01年1月~06年5月)なーんてデータもあるよ。こんなの開示請求して、どうしようってのか。ほんと、マニアは困ったもんだ(笑)。

 いやしかし、こういうデータは、06年6月以降と比較してなら、何か見えてくるものもあるかもしれない。ないかもしれない。さっそく開示請求書をつくってカバンに入れとこう。すーぐ忘れるんだから。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 8日0時15分現在、週間INが490で、25位。大きい文字で文字数多く紹介される枠から、落っこちそうだよぅ♪

2006年8月 7日 (月)

駐禁レッカー移動──発注限度額

 日曜、有酸素散歩約1時間。
 途中、100円ショップでカラー見出し、10山のを4冊買う。
 締切り原稿を終えてすぐ、汗をふきふき、資料の整理に取りかかっているのだ。

 これまで、いろんな見出しを買って、そのときどきで、とにかく資料間に見出しが入ってりゃいいや、みたいな感じで保存してたが、資料が増えてくると、そんなんじゃもう、何がなんだか、わからなくなる。

 原則として、KING JIM の両開きのファイルに、KING JIM の5山の見出しで大分類とし、100円ショップの10山の見出しで中分類、で統一することにした。
 事務系の人以外には、なんだかわかんねー話だな(笑)。

 しっかし資料整理ってのは、時間と文房具代を食うねえ。
 その資料を得るための、開示請求・公開申出も、時間とカネを食うし。
 よし、このデータはこれから毎月ゲットしていこう、とか思ったり。
 マニアだから、しょーがないか(苦笑)。

060806  整理中の資料から、比較的面白くない文書を(笑)1つ載っけてみよう。
 表は、いずれも、東京都内のレッカー移動(署長移動)の契約書から。
 上の単価は二輪車、下の単価は普通車。
 レッカー1台につき、この金額が、業者の取り分になる。
 駐禁レッカー移動は、こういう単価契約をしているわけだ。

 じゃあ、ばかすか移動しまくれば業者は儲かるのかというと、そうではない。
 「発注限度額」というのがある。

 たとえば下の単価表は、06年4月1日から1年間の、小岩、荏原、池上、巣鴨警察署の管内における、警視総監と今井商事株式会社との契約書にあるもので、「発注限度額」は、5774万1075円。
 1台1万円とすれば、「サイコーに引っ張っても年間5774台までだよ」ってことになるのか。

 04年の駐禁レッカーの契約書を見ると、「発注限度額」のかわりに「取扱概数」というのがある。単価表には、各作業毎の「予定台数」もある。
 そこからすると、この「発注限度額」は、「年間5774台くらい引っ張る予定だよ」ってことかな。
 ただ、作業毎の「予定台数」がわからないので、「5774台」という数字は、だいぶいい加減だ。
 ま、04年のデータから推計することはできるけれども、いまはそんなことやってる暇ないよ。

 つーか、05年の契約書を、私はゲットしてないのかな。埋もれてるのかな。だめじゃーん。

 暑さをしのぐ方法。
 手を洗い、手首の内側によく水をかける、これは効くね。
 洗濯機のすすぎの水に、肘まで突っ込むのも、かなり極楽~だ。

 最近、新しい方法を発見した。
 タオルを手元におき、顔、首、腕、どんどん汗を拭くのである。
 これで扇風機でも回しておけば、まぁまぁ耐えられる。
 …って、そうだよ、座ってるだけで汗が噴き出してくる環境で仕事してるんだよぅ。

 8月は裁判所も暇だから、次の連載締切り時期まで、資料整理に取り組むです。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 7日1時25分現在、週間INが510で、23位♪

2006年8月 6日 (日)

兵庫で駐禁取締り&二輪レッカーが激増!?

 ここ数日、続々と届く開示等決定に対応しつつ、締切り原稿に四苦八苦しとりまして…。

 『ドライバー』は、先日の「婦警の違反を指摘したら署へ呼ばれた…」の続き。

 『ザッカー』は、「駐禁でステッカーを貼られ、放置違反金ですませば点数はナシとは分かっているが、使用制限命令を食らうのも困る。どうすりゃいい?」と、「監視員から駐禁ステッカーを貼られても、警察に出頭してお巡りさんにカンベンしてもらえればいいわけだ。どういう理由だとカンベンしてもらえやすい?」。

 『ラジオライフ』は、先日の「駐車監視員への公務執行妨害の公判を偶然傍聴!」の詳細。

 5日(土)は、カブトムシの雌を拾ったり、プールで泳いだり、盆踊りへ出かけたり…。
 土曜の読売新聞の夕刊第一面に、霞っ子クラブが出てるとの噂。おぉっ!

060805_  <<駐禁取締り、昨年の2倍に増加…兵庫県警>>とレスポンス。

 06年5月末までは、
   標章取付 ≠ 取締り
   標章取付 × 0.7~0.8 =取締り
 06年6月1日からは、
   標章取付 = 取締り
 と言っていいので、約3倍だ、とも言える。
 これはすごい。
 もともとの検挙率が0.1%なら、約0.3%になったにすぎないわけだが、それにしてもすごいよ。
 なんでそこまで。
 何か特殊な契約をしてるのか。
 んなこたないだろうと思うのだけど、念のため開示請求してみるです。

 <<バイクの駐禁取締り、1カ月で従来の1年分以上…兵庫県警>>ともレスポンス。
 これはねえ、二輪用のレッカー車を多数用意した業者と、委託契約したってことじゃないのかな。

 【8月27日追記(赤い字の部分、挿入)】 ↑この展開、おかしくない? なんでレッカーの話になるの? そう、私、なぜか勝手に勘違いしちゃってるんですねぇ。気づかないまま、“兵庫におけるレッカー激増”の裏を取ろうと、わざわざ兵庫県警に開示請求しちゃいました。アホです>自分。兵庫のレッカーは、6月、7月、半減してました。
 レッカーじゃなくて取締り件数については、以下の文書のデータと、レスポンスの記事にある今年の件数を比べればわかるように、確かに今年6月は激増といえます。

 警視庁の以前のレッカー(安協移動ではなく署長移動)の契約書には、「予定台数」があった。兵庫が、ぜんぶ署長移動で、その契約書に「予定台数」があれば、今年何台ぐらいの二輪をレッカー移動するつもりか、わかる。
 が、警視庁の今年度の契約書からは「予定台数」は消えたし、安協移動だとそもそも契約書は開示されない。

P1000580   「署長移動」──警察がレッカー業者と直に契約する。車の使用者等はレッカー料金を、都道府県に払う。
   「安協移動」──道路交通法51条の3により交通安全協会(安協)が「指定車両移動保管機関」に指定され、レッカー業者との契約は安協が行う。車の使用者等はレッカー料金を、安協に払う。

  画像(表)は警察庁から開示を受けたデータ。
   「駐車取締りの件数」は、意外にも(?)沖縄がけっこう多い。最下位は佐賀。はなわさんがすでに歌ってる?
   「二輪車の駐停車違反検挙件数」は、ばらつきが大きいでしょ。0件は、まぁわかるとして、1件、2件てのは、いったい誰がどういうのを取り締まったのかな、と好奇心がわいてくる。

  画像(写真)は、新宿・甲州街道での二輪レッカー移動。左側のオレンジのお兄ちゃんの上に、Tシステムの端末が見えてるね。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 6日3時55分現在、週間INが520で、24位♪

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 総務省のサイトの道路交通法、ようやく最近更新されたね。

2006年8月 3日 (木)

駐車監視員への公務執行妨害で逮捕は8件

 いつの間にか梅雨が明けたようですのぅ。夏だぁ。
 今年もクーラーを入れずに(設置せずに)乗り切れるのか…。

 朝、暑くて起きてちらっとテレビをつけたら、テレビ朝日の「スーパーモーニング」で駐車監視員のことをやってた。
 兵庫県には、女性監視員が半数以上(だっけ?)を占める委託業者があるとか。へえ。

 汗をかきかき、駐車監視員への公務執行妨害で逮捕というこれまでの報道を拾ってみた。

犯行日 逮捕日 職業(年齢) 報道発表の内容 備考
①東京・六本木 6月5日午後4時半頃 6月6日 アルバイト(25) 路上にミニバイクを停めようとしたところ、監視員から「ここは停められません」と注意され、「うるさい」と言って監視員の左足を右ひざで1回蹴った。 -
②岡山 6月13日午後4時すぎ 6月13日(現行犯逮捕) 自称行政書士(55)

「移動してください」と声を掛けた監視員に「おまえの車はええんか」と怒鳴り、監視員に携帯電話のカメラを向けた。監視員が顔の前に左手を上げると窓越しに引っ張ってかみついた。「注意されて腹が立った。母親を迎えに行くところで約束の時間に遅れイライラしていた」と供述しているという。(サンスポより)

公妨と傷害で公判請求
③東京・新宿 6月16日午後1時頃 6月16日 無職(46) 近くの店で文房具を買って車に戻ったところ、ステッカーが張られているのに腹を立て、「1分間しか止めていない。違反を取り消せ」と殴った。監視員が「痛い」と言うと「痛くないだろう。気合だ」と言い残して立ち去ったという。(毎日新聞より) 公妨で公判請求
④広島 6月9日午後3時頃 6月18日 電気工事業(45) 監視員2人が違反処理しようとしたところ、大谷容疑者が駆け寄り、「何しとるんや、痛めつけるぞ」などと脅して、取り締まりを妨害した疑い。(読売新聞) -
⑤神奈川・横浜 6月24日午後1時半頃 6月30日までに 会社員(36)

監視員から警告を受け立腹。車にあった長さ約1メートルの棒状の健康器具で監視員の巡回車をたたいた疑い。男は、車内で地図を見て駐車場を探していたところを警告されたと主張。「注意されたストレスを解消しようと健康器具を取り出した時に巡回車に当たったのではないか」と故意を否認している。(ZAKZAK)

-
⑥東京・日本橋 6月29日夕方 6月30日までに 会社社長(70) 内装工事用ワゴン車の男性運転手が取り締まりを受けたのを目撃して立腹。「勘弁してやれ」と怒鳴り、監視員の胸を突くなどした疑い。社長は「運転手と面識はなかったが、仕事なのに罰金を取られるのはかわいそうだと思った」と供述している。(ZAKZAK) -
⑦東京・新宿 - 6月30日 アルバイト(62) 自分の車に対する取り締まりを妨げるため、民間の駐車監視員の男性(40)の腕をたたいた。(ZAKZAK) -
⑧大阪 6月30日午後1時35分頃 7月2日 貨物取扱業(41) 飲食のために止めた乗用車に駐車違反の標章を張られたことに立腹。近くにいた監視員に「どついたら公務執行妨害になるから」と、止めてあった自転車を投げたりけったりしたうえ、「邪魔や」と言って押しのけて車に乗り込み、逃げた疑い。(読売新聞) -
⑨埼玉 7月8日午後3時15分頃 7月8日 タクシー運転手(59) 自宅近くの三郷団地内の市道で取り締まり活動をしていた監視員に対し、「こんな場所での取り締まり活動は必要ないだろう」などと言いがかりをつけ、監視員の背中を手で突き飛ばした疑い。(毎日新聞) -

 ⑥の会社社長。70歳。『昭和残侠伝・駐禁仁義』…。

 これから年度末へ向けて、委託業者は予定件数ないし見込み件数を目指さないといけないはず。
 国会でいわれた「2倍程度」は無理としても、できるだけそこへ近づけたいはず。
 件数を狙えば、どうしても無理がでる。
 公務執行妨害は、これからが本番かも。

 石川、佐賀、熊本県警から続々と開示等の決定通知が届く。
 そういえば三重県警からも届いてたんだ。いけねっ。
 今日中にぜんぶ、写しの交付の手数料等、送付しとくです。
 締切り原稿は、遅くとも明日午前中ということでひとつ…。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 3日13時58分現在、週間INが600で、19位。ずっと19位ってわけじゃなく、時間により変動があるようです♪

2006年8月 1日 (火)

約4カ月後に「十分な弁解の機会」をもらっても…

 15時から(正確には14時57分ちょいから)、東京簡裁・刑事1室2係(横川保廣裁判官)で、7月4日に傍聴したオービス事件(63㎞/h超過)の判決。
 なぜかトコさんと傍聴。

 求刑どおり罰金9万円。訴訟費用は負担させない。
 1日5千円換算で労役場留置について横川さんは(いや、他の裁判官もそうだったかもしれないが、今回しみじみ気づいた)、「完納できないときは、その未納分を…」というふうに言ってたね。

 私が昔、「罰金1万5千円のうち5千円を現金で払う。残り1万円を労役場留置で執行せよ」と求めたとき、検察庁は「完納とは全納の意である。分納はあり得ない」と突っぱねた。
 それが真っ赤なウソであることは、法務省の統計からも明らかなのだが、判決でも「未納分」という言い方をするんだぁ! とマニアな感想(笑)。

 肖像権侵害等の憲法違反の論旨については、「昭和61年2月14日、最高裁第2小法廷」の判例のとおりだと、横川さんは退けた。
 まぁ、わからないではない。

 「約4カ月経過してから呼び出すのは防御権の侵害である」旨の主張については、横川さんは、こう退けた。
「しかしその後の取調べで、十分な弁解の機会が与えられているのだから…」
 うぅーむ…。

 15時5分閉廷。
 私は急ぎ、9階の広報で1件調べものをし、警察庁でコピーを1枚とり、帰宅。し、締切りが…。
 ところでトコさん、簡裁の道路交通法違反の公判へ来るなんて、何か私に用事があったの?

 夜、いよいよ腹が減ってきたので、つぶれそうな(しかし旨い!)鶏肉店で土曜に買った鳥皮200gを、にんにく3粒みじん切りと塩胡椒と、少々の清酒とで、鉄のフライパンでがんがん炒め、仕上げに醤油をかけまわし、皿にとって七味をふりかけたやつで、頂き物の芋焼酎「寶永」。
 どうです、ヨダレが出るでしょ、え? いや実際サイコーに旨い! しやわせ~。
 原稿、あともう少し!

Banner_02_2 人気blogランキング ← 1日23時10分現在、週間INが630で、19位♪

« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »