フォト
2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »

2006年10月の40件の記事

2006年10月31日 (火)

Tシステムの不可思議入札

 TシステムもNシステムとして運用できるんで、「Nシステム」のカテゴリーに入れとこう。

 「大阪府警察本部が発注する建設工事等に係る入札結果情報 平成16年11月実施分」の、「旅行時間計測装置設置工事(AVI装置)(AVI蒲生4丁目西ほか)機器」の入札結果調書なんだけどさ、これ、どういうことなの?

 (株)京三製作所
 日本信号(株)
 小糸工業(株)
 松下電器産業(株)
 住友電気工業(株)

 この5社の入札金額が、予定価格である1916万円ぴったりで、

 オムロン(株)
 三菱電機(株)

 この2社の入札金額が、最低制限価格である1278万円ぴったりって…。

 こんな偶然が起こり得るの?
 うーん、何なんだろ、これは?
 何かの暗号? 秘められたSOS?

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 不可思議入札に南無し奉(たてまつ)るぅ~♪

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2006年10月30日 (月)

オービス無謬説=天動説

 10月29日の記事「オービス精度検査のテープスイッチは1回分3万2800円」に、肝心の画像を貼り忘れた。ので貼っておきました。ご覧ください。

 その記事の下のほうの画像を見ると、これが修理であるなら「ストロボリフレクタ」を交換したのかな? と思うよね。
 それはまぁいいとして、「2、労務費」「3、精度検査材料費」「4、一般管理費」「5、経費」だよ、興味深いのは。

 これを見ると、もちろんまだまだわからないことがあるとはいえ、精度検査ってどういうものなのか、ぼんやり見えてくる。
 精度検査とは、くり返しになるが、路面にテープスイッチを貼りつけ、その測定値とオービスの測定値を比較するもの。
 そのほかの検査は、×㎞/hと表示させる信号を送ったら×㎞/hと表示したとか、電圧や周波数は規定範囲だったとか、汚れを雑巾で拭いたとか、言ってみればラジオ本体の機能や外観が正常に見えるかどうか調べるようなものだ。
 精度検査は、放送局の放送がスピーカーからちゃんと聞こえてくるか確認するものといえ、肝心要(かんじんかなめ)の検査だ。

 ところが!! 誤測定が争われるオービス裁判では、たとえば、メーカー社員または点検を請け負った会社の社員が、
「15台の走行速度について検査したところ、15台ともオービスの測定値のほうが若干低かったです。精度試験の結果は良でした」
 と言ったらそれでオシマイ、それが法廷の常識なのだ。
 そんな社員の報告(伝聞)が信用できるのか、1日1万台の通行量がある道路で、半年に1回15台を検査するだけでいいのか、といったことはもちろん、「オービスの測定値」がじつは写真に焼き付けられた速度ではないことももちろん、開示文書にあるような事柄について突っ込まれることなど全くないのだ。

 しかし、東京簡裁では、浅見牧夫裁判官の法廷で、一度だけ、定期点検における「オービスの測定値」がじつは写真に焼き付けられた速度ではないことが、問題とされた。
 浅見さんは判決で、それはマズイだろという趣旨のことを書いた。
 だけれども、判決は有罪だった。
 オービス裁判は、まだまだそのレベルなのだ。

 カーラジオは、鉄道の踏切を通過するとき雑音が入ったりするでしょ。
 だが、オービス裁判の例にならえば、
「本件カーラジオは、出庫時および帰庫時の点検で、正常に作動していた。通常走行時にも正常に作動していたと認められる。よって、踏切通過時に雑音が入ったというのは、刑責を逃れるための虚偽の弁解である」
 となるのである。

 こういうの、どう表現すればいいのだろう。
 世界は巨大な象や亀に支えられた平らな盤の上にあるとか、地球の周りを太陽が回っているとか、オービス裁判はその段階と表現するのが適当かもしれない。

 浅見さんがコペルニクスで、仙台高裁秋田支部の裁判官らガリレイで、彼らの死後何十年かして、オービス無謬神話がじつは神話だったこと、つまり地球は丸くて…ということがわかるんだろうか。
 そんときゃ私も生きてないよぅ(笑)。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 20位まで落っこちました~♪

2006年10月29日 (日)

オービス精度検査のテープスイッチは1回分3万2800円

 金曜に警視庁で、文書2件の開示を受けてきた。

1、「自動速度取締機外1種の保守委託年間契約」の委託契約書

061029_  東京航空計器の電子式のオービス(ⅢLk)の点検の契約書で最新のものを、と請求したらこれが出てきた。
 「外1種」とは何なのか。
 「信号無視違反自動取締機」なんだねえ。
 これ、東京にもあったとは、スクープ?
 いや、前から知ってたような気もする。週プレで読んだ? うーん、わからん。 
 環状八号線の外回りにあるんだそうだ。
 どこだろ。
 次はその契約書(仕様書を含む)と取扱説明書を開示請求しよう。
 こうやってどんどん広がるから、きりがなく、カネもかかるのだ。

 契約金額は、ぜんぶで2646万円。
 端末装置と中央装置では、またオービスと信号無視オービスとでは違うだろうけれども、全16カ所で年2回点検だそうだから、ま、単純に割り算すると、1回の点検が82万6875円。
 高いのか、安いのか。
 「税金の使途に節約なし」との一般原則にしたがえば、高いんだろうけど。

2、「自動速度測定装置(オービスⅢL)修理」の請書

061029__1  東京航空計器のフィルム式のオービスの点検の契約書で最新のものを、と請求したらこれが出てきた。
 何かの修理のときに点検も行ったと、そういうことらしい。
 金額が低いときは「請書」という形になる、そういうことらしい。
 この契約金額は、77万7000円。
 これは中央自動車道の上りのオービスⅢ。LhかLjかは不明。

 「工種(品名)」の欄に、「精度検査材料費」とある。
 精度検査とは、路面にテープスイッチを貼りつけ、その測定値とオービスの測定値を比較するもの。
 ただし、写真に焼き付けられた測定値(とされる数字、記号)との比較ではない。
 オービスの唯一と言っていい証拠は、写真上のそれなのに。
 しかも、1日の通行台数が1万台の道路でも、2万台の道路でも、そういうことは一切かまわず、被試験車両(そこをたまたま通過する一般車両)の台数は、100台とか15台。
 信じられない! あり得ない「精度検査」だ…とは、警察も検察も裁判所も、ほとんどの被告人も弁護人も、気づくことさえないようだ。信じられない!

 んで、テープスイッチは1本1万6400円とある。
 2本貼りつけて、その間の通過時間から速度を計算するので、3万2800円。
 へえ、そうなんだ。
 15台で使い切りだったら、もったいないと思わない?

 その開示を受けてから、9月までのレッカー移動件数を開示請求してきた。
 その整理番号が、333番。
 おめでとうございます!
 ピーポ君人形をもらったよ。うそだけど。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← まったく役に立たないマニアな情報を読めて、このブログは良いなぁ、と思った方はぽちっとお願いしまーす。29日(日)10時45分現在、週間INが690で14位だよぅ♪

2006年10月28日 (土)

資格者講習 合格のコツ

 来週月曜(10月30日)と火曜、警視庁の、今年(今年度?)2回目の「駐車監視員資格者講習」があるね。
 3回目のお知らせも発表されている。

 1回目からそうなのかな、少なくとも2回目からは、抽選になったんだね。
 私が昨年申し込んだときは、先着順だった。
 昨年1回目の受付は、たちまち終了してしまい、2回目でようやく受講できた。
 あのとき、もしも抽選だったら、「警視庁は俺を密かに落とすのでは?」と、よけいな憶測による不安で、脱毛が促進されるとこだったよぅ(笑)。

 念のため言っとくと、入浴時頭皮に冷水をかけて血行を良くする、ということをもう何カ月も実行しており、確かに頭髪がごわごわしてきたっす。
 不毛地帯と思われた部分に、1本ちょろっと黒い毛が生えたし。うふふ。

 今年受講する人の(も)ほとんどは、来年度の契約拡大へ向けて、警備業者などから送り込まれる人なんだろうか。
 あんまり好ましい仕事とは思えないんだけど、ともあれ、もし良かったら私の体験記を読んでみてください。

 ワンポイントレッスン。
 標識により駐車が禁止された場所に、法律により禁止された態様の違反車両がある場合、確認事務は指定駐車禁止で行うんだよ。
 指定と法定と重なるときは、指定でトル!
 そんなの当たり前じゃん、と言えるようでないと、考査はヤバイぞ。

 私の受講経験からすると、考査に出そうなところは、3回くり返される。
① 1時間毎の講習の途中
② その講習の最後
③ 2日目の最後の1時間
 その3回ともテキストにしっかり線をひき、あとで何度も読んで暗記すれば、考査では100点間違いなしだよん。

 ひっかけ問題におびえてはいけない。
「水準に達していることを確認するための考査であり、落とすことが目的ではない。全員が水準に達していれば全員合格だ」
 と警察はどこかで言ってたし。

 ただ、わざとひっかけなくても、路側帯の設置場所における駐車や、無余地駐車など、なぜ違法になったり合法になったりするのか常識的には理解し難いところもある。
 法律解釈のための法律解釈、みたいな。
 そこを、テキストの略図を見てしっかり頭に入れておくことも、合格のコツですかね。

 今井の的確なアドバイスのおかげで合格できた!
 という方は、あとでいろいろ情報くださいね。
 とりあえず守秘義務に違反しない範囲でいいですから。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっと押してくれると、当ブログに10ポイント入りまーす♪

2006年10月27日 (金)

こぉーれは無罪の可能性、大いにアリか!?

 農林水産省地下の蕎麦食堂で、きつねそば大盛り240円。
 を食ってから東京簡裁・刑事1室3係(堀内信明裁判官)534号法廷で…。

  5月17日、第1回公判。「初めて遭遇、酒気帯び検査拒否!」。
 6月21日、第2回公判。「1交機の警察官2人を証人尋問」。
 8月9日、第3回公判。「酒気帯び検査拒否 仰天の展開!!」。
 9月20日、第4回公判。「論理矛盾で有罪の理由を拾わせる」。
 10月4日、第5回公判。「酒気帯び検査を拒否したのは警察官のほう?」。

 の第6回公判。今日は補充の弁論。
 少ししか飲まず、十分に休み、酒気はもうないと周囲の者も安心、という状況で運転したので、自分に不利な検査結果が出るはずがないと思っていた、けれども、寒い外気の中での呼気検査では、真実でない検査結果が出るおそれがあると、医学的な検査の経験があった被告人は思い、血液による検査を求めた。どうしても呼気検査でなければならないなら、その根拠が載った書面を見せてくれと求めた。
 警察官は、被告人は逃げようとした旨、当法廷で具体的に証言したが、そうした重要な具体的事実が捜査段階での調書には一切ない。被告人は免許証も車検証も警察官に預けたままであり(かつ、車両ナンバーが非常に覚えやすい数字であり)、逃げる意思があったとするには無理がある…。
 拒否の故意がない。

 非常にわかりやすい弁論だったと思う。
 こぉーれは無罪の可能性、大いにアリか!?
 もしも有罪なら、いったいどんな理由をつけるのか。非常に興味深い。
 少なくとも私が東京簡裁の公判を傍聴している限りでは、堀内さんは、くだらない判決は書かないと思う。だから楽しみだ。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとお願いしますよぅ♪

所持金なしの被告人に地下鉄の切符をカンパしたよ

10月26日(木)

 9時55分から、東京簡裁・刑事2室1係(櫻井廣美裁判官)534号法廷で、原付二種で酒気帯び0.15mgの判決。

 検挙当日の調書には「生ビール500cc中ジョッキを2杯飲んだ」とあり、25日後の調書には「ビールをロンググラスで2杯飲んだ」とあり、いずれも読み聞けの後、署名押印している。検査値を問題にしている被告人が飲酒量を聞き間違えるとは思えない…。
 と求刑どおり罰金15万円。
 ま、そりゃそうだわね。

 10時から東京地裁・第6刑事部(河田泰常裁判官。法服を袖まくりして、雀荘によくいるサラリーマン風)416号法廷で道路交通法違反等の新件…。

 のはずが、3分ほど遅れて入ったら被告人質問の最中。
 あれ? いくらなんでも3分で冒頭手続きや検察官による冒頭陳述が終わるはずがない。
 廊下の開廷表を見ると「審理」だった。
 私のメモミスか? でも、裁判所のほうが間違えることもたまにあるんだよね~。

 事件はどうも、自動二輪を運転中、検問やネズミ捕りで道路中央へ飛び出してきた警察官とぶつかったか何か…らしかった。
 「タケイシ(?)」「ミネ」「ゴトー」という警察官の名前が聴き取れた。弁護人の質問が細部にわたるところからして、どうも否認事件のような感じだが、彼らの尋問はもう終わったのだろうか。
 被告人は若く、弁護人寄りの傍聴席に、中年男女。父母だろうか。
 検察官寄りの席に、2人の男。しきりにメモを取っている。1人は杖。当時の警察官?
 私は次の事件があり途中で出る。

 10時40分から、東京簡裁刑事1室2係(横川保廣裁判官)826号法廷で、公務執行妨害の新件。
 今年5月末から、公妨に罰金刑が設けられた。
 罰金は通常、略式で科す。公判廷へは出てこない。
 出てくるってことは、否認なのか。
 あるいは、住所不定・無職ゆえ、勾留しておいて「満つるまで算入」にするケースなのか。
 もしも駐車監視員への公妨だったら、私にとっては大ヒット!
 …と傍聴したのだ。

 被告人は身柄(警察留置場)。背の高い、ジャニーズのタレントのような良い男。
 人定質問の答え方が、1つひとつの語を大きめの声で異様にはっきり言う…そうだ、これはあれだ、若い“金八先生”みたいな感じだ。
 罪状認否で、「(起訴状の内容に間違いは)ありません」と陳述し、被告人席に着いてすぐ、突然さっと右手を挙げた。
「すみません、簡易公判手続きというのは、できないんですかぁ?」
 横川さんは言った。
「有罪になってもいいんですね?」
 被告人は言った。
「それは有罪じゃないほうがいいですが」
 それで、通常どおりの簡易な手続きで審理することになった。

 この被告人、東京生れで大卒。サラリーマンを10年やり、1年間は遊ぶことにして退社したんだという。
 新宿3丁目で、子ども御輿(みこし)が出る祭りがあり、棒に刺したメロンなどを子どもに無料で配っていたところ、酒に酔った被告人がきてメロンを求め、「てめえにやるメロンはねえ」と言われて激昂、メロンを掴んで地面に叩きつけ、祭礼警戒の警察官がきて被告人は逃げ(去り)、追いついた警察官の胸を、左手と右手で1回ずつ押し、さらに両手で突いたのだという。

 略式に応じなかったのは、「量刑の判断材料がわからないために」だそうだ。
 被告人は、途中何度も右手を挙げて、わからないことを質問したり…。
 こう言ってはナンだが、非常に面白い被告人だった。詳細は『ラジオライフ』に書こうかな。

 求刑は罰金50万円。
 え~? 50万円って、公妨の罰金の上限いっぱいじゃん。なんで?
 15分ほど休廷して判決。
 罰金35万円。未決勾留期間のうち15日間を、1日を金5000円に換算してその刑に算入する。訴訟費用は負担させない。
 つまり、払うのは20万円でいいってことだ。

 罰金刑で終わったから、被告人の身柄はもう自由。
 自力で警察署へ荷物を取りに戻ることになる。
 しかし電車賃がないという。
 弁護士とモメてるようで、弁護士からは借りたくないという。
 そんなこと言わないでさ、と留置係の警察官は言うが、被告人は聞かない。

 外(廊下)へ出ると、被告人も出てきたので、私は帰りのために買ってあった地下鉄の切符(160円相当)を1枚、被告人にあげた。
「必ず返しますから」
「いいよ、返しは、そのうち別の困ってる人にしてあげてください。そうやって世の中が回っていったらいいでしょ?」
 お~、俺って良いこと言うじゃん(笑)。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 10月27日12時50分現在、週間INが640で17位だよ~♪

 11時から、東京地裁・第15刑事部(三好幹夫裁判官)420号法廷で、道路交通法違反の新件。
 を11時32分から傍聴。

 無免許で保護観察付き執行猶予4年(たぶん懲役4月か5月なんだろう)の判決を受けてから2年ほどあとの、無免許&酒気帯び0.73mg。身柄(拘置所)。
 傍聴席には、茶髪の若い女が、2月に生まれたという赤ん坊を抱いていて、被告人はニコニコ見ていた。
 求刑は懲役6月。
 次回判決。実刑間違いなし…と思うけど。

 農林水産省地下・第5職員食堂で、さば生姜焼き停職もとえ定職(半食)380円。きんぴら牛蒡とワカメの酢の物と大根おろしがついて大満足。

 13時15分から、東京地裁・第1刑事部(渡邉康裁判官・白髪)408号法廷で、公務執行妨害の判決。

 これも駐車監視員は関係なかった。
 酒に酔い看板を倒しまくって道路に倒れ、110番で臨場した警察官に「なんだこの野郎、ぶっ殺してやる!」とわめいていた男を、警察官が泥酔者として保護しようとしたところ、被告人が「うちの問題だから警察はカンケーねえんだよ」と警察官の顔面を平手で殴るなどの暴行を加えたのだという。
 懲役1年、執行猶予3年、訴訟費用負担。
 渡邉さんが最後に言った。
「まあ、あなたが考えていることと、食い違いがあったと私は思っている。残念なことです」
 はれ? 否認だったの?
 そういえば判決の言渡しが23分間ほどかかった。
 じつは前夜3時間ほどしか寝てなかった私は、食後の満足感でだいぶ居眠りしてしまい、よく聴いてなかったのだ。

 被告人(在宅)と、その身内らしい女性4人と、同じエレベータに乗った。
「眼が開いてない人に、なに言ってもダメなのよね~」
 と女性の1人が言った。

 14時10分から、東京簡裁・刑事1室2係(横川保廣裁判官)826号法廷で、道路交通法違反
 早めに法廷へ行くと、廊下に開廷表が出てない。あれ?
 この事件、10月6日が第1回で、しかし被告人が来なくて流れたのだ。
 また流れたのか? 事務所で書記官で尋ねたところ、やっぱり流れたのだという。
 次回期日は、追って指定。今度こそ勾引になるのかな。

 あ~、どうしよう。スケジュールが狂ってしまった。
 1階で高裁の開廷表を見ると、13時55分から詐欺、窃盗、強制わいせつ、殺人の判決が続いて入ってた。たまにはそういうのも傍聴してみようか…。 

 13時55分から、東京高裁・第12刑事部(河辺義正・小西秀宣・片山隆夫裁判官)715号法廷で、詐欺の判決。

 レンタカーを借りてタクシーに追突する役、保険会社と交渉する役を決め(被告人はタクシーに乗車して傷害を負ったことにする役)、虚偽の事故報告をして205万7701円を保険会社から詐取したのだという。
 累犯前科を含め、服役前科4犯。
 控訴棄却。原審は懲役1年の実刑。
 当審における訴訟費用負担。被告人は在宅。

 14時から、同じ法廷で、窃盗の判決。
 弁護人は同じ。刑事の国選でよく見かける、帽子(ハット)のあの弁護士だ。
 DVD1枚を万引。同種態様の万引で懲役1年・執行猶予3年を受け、その猶予中の犯行。被告人は身柄(拘置所)。
 控訴棄却。訴訟費用は負担させない。
 再び手錠・腰縄をつけられ退廷していく被告人を、母親らしき女性がずっと立って見ていたよ。

 14時15分から、同じ法廷で、強制わいせつの判決。
 被告人は身柄(拘置所)。
 ところが、弁護人が来ない。
 壇上に3人の裁判官が現れ、河辺裁判長が言った。
「弁護人から連絡があって、出てこられないことになった。今日の期日は取り消す。言渡し等を含めて審理しない。次回期日は追って指定する」
 1分で閉廷。
 私の怪しい情報網によると(笑)、 どうやら弁護人はだいぶ年配で、病気で倒れたらしい。長引きそうな感じらしい。どうなるんだろ。

 14時30分から、同じ法廷で、殺人の判決。
 裁判官が壇上に現れ、同じことを殺人の被告人(身柄。拘置所)に言った。
 同じ弁護人が受任しているのだ。

 こういう事情による勾留期間は、だいぶ未決算入されるはず。
 刑務所より拘置所のほうが居心地は良いだろうから、被告人にとってはラッキーか。

 それから付近某所で、若干仮眠を取りつつ、某事件の記録を読む。
 今日はこれを持って出てきてたから鞄が重くて。

061026  桜丘法律事務所へ寄ってから、目黒の都立庭園美術館へ。
 福島瑞穂(みずほ)さんの出版記念パーティ。たまにはそういうのにも出てみようかと。
 ワインはすべて酸化防止剤不使用。料理はすべてオーガニックの(?)野菜と穀物。肉も魚もエビもなし。げー、そんなのあり? でも旨かったよ。

 途中で電話が入り、新宿へ移動。
 黒木昭雄さんと池内ひろ美さんと、飲む。
 面白くてたまらない、についても話す。
 池内さんは美人だな~。

神戸大学院生リンチ殺人事件―警察はなぜ凶行を止めなかったのか Book 神戸大学院生リンチ殺人事件―警察はなぜ凶行を止めなかったのか

著者:黒木 昭雄
販売元:草思社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


勝てる!?離婚調停―年金分割完全対応版 Book 勝てる!?離婚調停―年金分割完全対応版

著者:池内 ひろ美,町村 泰貴
販売元:日本評論社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2006年10月25日 (水)

DANCES with ORVIS

 10時から地裁510号法廷で道路交通法違反の新件。
 13時30分から地裁420号法廷で道路交通法違反の新件。
 その間に高裁の開廷表で、手帳に★3個付きでメモしてある強盗殺人、たぶん朝日新聞が<<「福島で女性絞殺」4人殺害被告、控訴審で5件目供述>>と報じた事件の時刻を調べておき、傍聴。

 という素敵なスケジュールを組んでいたのだが…。
 いやいや待て待て、と考え直し、中津川簡裁のオービス事件の判決も、山崎松三裁判官はどんな顔で有罪判決を言い渡したのか見たかったのだが、思いきってパス。
 なんもかも捨てて、ぽっかり空きの日をつくり、高尿酸血症の(つまり痛風の)薬が一昨日切れたので病院へ行き、久々の晴天の下、有酸素散歩約1時間。汗に濡れた衣類を洗濯。
 そしてせっせとご相談等に対応…。

 「寺澤オービス事件」の報道は、これ2件だけなのかな?
 埼玉新聞は<<オービス誤作動認めず 被告への罰金支持 富士見の速度違反>>。
 共同通信は<<オービス誤作動認めず 寺沢有被告への罰金支持>>。

 埼玉新聞のほうには、

 寺沢被告は交通行政の問題点や警察、検察などの不祥事を取材テーマにし、著書に「交通取り締まりのタブー!」(共著)「警察庁出入り禁止」などがある。
 判決後「オービスはこれまで内容が全く検証、公表されていない。誤作動しないとする判決には無理がある」と話した。

 とあり(太字は今井)、この事件の特殊性が少しは記されているが、共同通信のほうは、東京簡裁の道路交通法違反をぜんぶ傍聴している私からすれば、ありきたりな判決を報じただけ、何のニュース性もない。
 記者はもっとちゃんと書いたのに、配信の係が切っちゃったのかな。

 「寺澤オービス事件」のニュース性は、一審で、博士号を持つ学者が2人も証人出廷したこと(これはたぶん本邦初)、弁護側の学者証人は「オービスはエセ計測器」と断じ、検察側の証人でさえ「100%正しいとは神様でないと言えない」と述べたこと、そして、高裁判決後の記者会見で弁護側の学者証人(大槻義彦教授)が、「オービスは科学的検証が一切為されていない」旨、くり返し力説したこと、などだと私は思うのだが…。

 ネットでは、
「誤測定があったことは被告人側が立証しなければならない」
 と、まるでそれが決まり(文部省の教科書に書かれている社会の決まり事)であるかのように書かれていたりする。
 なんてこった。
 最高裁のホームページから、一部引用しとこう。

 刑事事件においては,「疑わしきは被告人の利益に」の原則が貫かれていますから,まず,検察官が,証拠によって公訴事実の存在を合理的な疑いを入れない程度にまで証明するための立証活動をしなければならないわけです。

 検察官側の立証に続いて,反対当事者である被告人側の立証が行われます。この立証は,裁判官に対して,公訴事実の存在につき,検察官の立証が合理的な疑いを入れない程度にまでは証明されていない,と考えさせるだけで十分であり,それ以上に,公訴事実が存在しないことまで証明する必要はありません。

 ところで、散歩しながら思った。
 大槻教授は、「オービスは科学的検証が一切為されていない」旨あれほど力説したけれども、警察・検察にとっては屁でもないのかもしれない。
 なぜなら…。
 オービスは計量器ではない。速さ計でも、時間計でもない。
 オービスは、犯罪の証拠を得る目的だけの特殊な装置なのだ。
 したがって、そもそもオービスに科学的検証など不要。オービスは科学とは無縁…。

 なーんてことを、毎日毎日考えている。
 私はオービス裁判を、百何十件か傍聴してきた。回数だと何百回にもなる。
 オービスについてのご相談は多く、「オービス」というタイトルのB5サイズ100枚収容の26穴ファイルが8冊、「オービスⅢLk」に限定したファイルが1冊、「高速走行抑止システム(三菱RS-2000)」のファイルが3冊(うち1冊は200枚収容)にもなる。

 『ダンス・ウィズ・ウルブス(DANCES with WOLVES)』という映画があったが、さしづめ私は「DANCES with ORVIS」か。
 まだまだ踊り足りないぜ。
 おお、なんか格好いいぞ。がはは。

 そういえば、『燃えよ!カンフー』(若い頃のチョー有名俳優がごろごろ出演してるよ)で、盲目の老師が、言ったっけ。
「ケインよ、ドラゴンと果てしなく闘う者は自らもまたドラゴンとなるのだ」

燃えよ ! カンフー 1stシーズン DVDコレクターズBOX 〈6枚組〉 DVD 燃えよ ! カンフー 1stシーズン DVDコレクターズBOX 〈6枚組〉

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2004/12/17
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「今井よ、オービスと果てしなく闘う者は、自らもまたオービスとなるのだ」
 意味わっかんねーよ。

第2話「手裏剣が誤測定の嵐をよんだ」
第3話「呪いのループに人が踊った」
第5話「風塵が因習の谷に無罪をよぶ」
第8話「司法の誉れは臆病風に舞った」
第11話「ガンマンはストロボに泣いた」
第15話「首都高に響く復讐の叫び」
第16話「絞首台をかざった偽りの測定」
第19話「面子は裁判官の心を縛った」
 『燃えよ!オービス』…と言ってみる。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 10月25日23時35分現在、週間INが690で、順位は19位だよ~♪

2006年10月24日 (火)

無実の証拠があるのは極めて例外的で特殊なケースだから…

 13時30分から、東京簡裁・刑事2室2係(関口政利裁判官)728号法廷で、首都高中央環状線内回り、足立1-29のオービスⅢLj事件、の第6回公判。

 まず、検察官による論告・求刑。
 メーカー社員によればオービスは絶対だ…。
 撮影ポイントで撮影されているから誤測定はないのだ…。
 被告人の主張を担保するものは全くないばかりか、信用性がない…。
 というのは、いつもと同じなのだが、今回、非常に面白いことを言ってた。

 平成4年(1992年)9月の、大阪高裁のオービス無罪判決(確定)について。
 あれは、オービスの正確性一般についてのものではなく、たまたま運行記録計(タコグラフ)というものがあったために、無罪となったのであって、極めて例外的、特殊な例だから、本件とは関係ない、というのである。

 うわーお!
 つまり、こういうことか。
 酒1合(180cc)400円の飲み屋がある。
 みな、1合というなら1合なのだろうと、なんとなく信じている。
 怪しいなと思っても、文句を言う者は滅多にいない。
 文句を言っても、「間違いない! 1合だ!」と店主が言い張るので、みなあきらめる。
 ある日、たまたまメスシリンダーを持った客が来た。
 メスシリンダーで測ったら、150ccしか入ってなかった。
 それで、その客は、代金を返してもらった。
 店主は苦い顔。
 しかーし! その事実は、店が唱う1合の信頼性、を左右するものではない。
 たまたま客がメスシリンダーを持っていたという、極めて例外的、特殊なケースにすぎない。
 店は、いつも間違いなく1合180ccの酒を売っている。
 今回売ったのも間違いなく1合だ。
 なぜなら店主がそう言い張るから…。

 今日はこれ1件だけ傍聴にわざわざ出てきたのだが、いや~、面白い論法を聞けて満足した。
 ※ 断っとくが、この検察官は私は好き。それはべつに揺らがない。不思議?

 求刑は罰金9万円。
 首都高での超過60㎞/h台の相場だ。

 弁護人による最終弁論に、こんなふうな部分があった。

 検察官の立証は不十分である。
 被告人が有罪というためには、公訴事実が合理的な疑いなく立証される必要があるところ、
①ループが正常に作動したか、
②ループからオービス本体への伝達に誤りはなかったか、
③伝達された情報により速度が間違いなく演算されたか、
④演算された速度が間違いなく写真に焼き付けられたか、
 以上①~④の立証が尽くされているとは到底いえない…。

 そうなのである。そのとおりなのである。
 しかし…。最初からそのことだけを争点にして、他のことは一切主張しなきゃよかったのに…と私は思うのだ。

 農林水産省地下で、大もり210円。
 これは、もりそばの大盛り、という意味ね。

 展示室は、今週は「木づかい運動」。
 今日は磁石のクリップをもらったよ。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 現在、「生活・文化」の「自動車」のジャンルに登録してるんだが、これでいいんだろうか、と悩んでる。当ブログは、そのジャンル内では、あまりに異質なような。だったらどのジャンルがふさわしいのか。「社会・経済」の、「法律・法学」は見当違いのようだし、「社会・経済ニュース」も違うようだし、「全般」がまあまあなじむかな、と思うんだがどうでしょう…。

スピード違反取締りも民営化へ?

 最高速度100キロ超も 警察庁が調査研究へ  2006年10月21日11時58分

 警察庁は、40年以上前の63年に定められた国内道路の法定最高速度が現代の道路事情でも適切かどうか、検討に入ることを明らかにした。今月27日に有識者らの検討委員会を立ち上げ、3年かけて調査研究して方向性を出す。検討結果によっては近い将来、高速道路の最高速度が100キロ超となるかもしれない。

 と朝日新聞(上掲はその一部)。

車の制限速度見直し検討 警察庁 引き上げの可能性も

 60年代に比べ、車の安全性能はエアバッグやABS(アンチロックブレーキシステム)が普及するなど、格段に向上。道路も舗装や信号の整備などが進み、「速度引き上げを望む国民の声もある」(同庁)という。
 このため、警察庁は今月27日に交通工学の専門家や同庁、国土交通省の担当者らを委員とする検討委員会を設置。道路の構造や実勢速度、事故状況、海外の制度などに関し研究を始める。
 警察庁は「車の速度が増すと事故の危険性が増すという側面もあり、最高速度を引き上げるか否かは、現段階では白紙。国民アンケートも活用するなどし、慎重に判断したい」としている。

 と中日新聞(上掲はその一部)。
 はは~、ここから始めるのか、そろそろ動き出したな、と私は思う。
 「霞が関の思うつぼ」で書いた方向へ、警察庁の悲願、行政制裁金制度へ向けて、しっかり歩を進めているのだな、と。

 駐車規制と同様、速度規制もばっちり見直しました。
 この規制を守らないものは、びしびし取り締まります。
 そうして、その取り締まりを民間に委託します。
 「速度監視員資格者講習」に合格した「速度監視員」が、警察から貸与された測定機を用い、デジカメではなくデジタルビデオで現認(被測定車両の特定)を確実にし、もって速度違反の「確認事務」を行います。
 違反者が出頭しない場合、車の持ち主から「速度違反金」を徴収します…。

 そういう方向へ流れていくんじゃないかなぁ。
 オービスの設定速度を下げ、管理を民間委託する手もある。
 ま、べつに下げなくてもいいが。

 違反者の容貌を撮影するものとして、すでにオービスがあるわけで、そこから民間委託をスタートさせ、ネズミ捕りでも容貌を撮影するよう、段階的に(つまりなし崩しに)進めるほうがいいかもしれない。

 その前には、やっぱ、まず駐車違反について、現在のような「放置違反金」と「反則金」との二本立てではなく、「放置違反金」一本に、すなわち行政制裁金制度に、なんとかしておくのがベストだろうねぇ。
 違反が刑事罰の対象でもあるのは、民間委託をどうしても不自由なものにしてしまうから。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 24日3時40分現在、週間INが550で21位です~♪

2006年10月23日 (月)

オービス無謬神話の論法に大槻教授が仰天!

 11時から法務省。
 最新の、といっても6月発行の「検察統計年報」をチェック。秋頃発行じゃなかったのー?
 気を取り直して地下の食堂でラーメン350円。

 13時30分から、東京高裁・第7刑事部(植村立郎・荒川英明・村山浩明裁判官)717号法廷で、「寺澤オービス事件」の控訴審判決
 中央線で人身事故があったそうで、被告人(寺澤さん)が4分ほど遅刻。

「主文。本件控訴を棄却する。控訴棄却です」
 と植村さん。

 要旨のみ3分間ほど述べられたのだが、いやはや…。
 傍聴に来ていた大槻義彦・早稲田大学名誉教授は言うのだった。
「写真が撮影されたから有罪だ、写真が撮られているから誤作動はない。この論理に、私はたいへんびっくりしました! よくぞまかりとおるものだ。ファシズムの世界でもこれほどのことはない!」

 そぉうなのです。
   写真が撮影されているから、有罪である。
   有罪の証拠は、写真が撮影されていることである。
 この論理には、オービスは絶対であることが前提となる。
 ならば、オービスが絶対という根拠は?
 はい、それは、メーカー社員が、
「我が社の製品はこのような優秀な機能になっておりまして、したがって絶対大丈夫」
 と口先で言うことでぇーす。
 メーカー作成の資料に、オービスは優秀で絶対だと文字と図で書いてあることでぇーす。

 だから! 大槻教授は仰天するのである。

 しかしこれが、神国日本の検察庁にとっては、「確立された採証法則」なんだそうだ。
 オービス神話だもの。
 荒川英明裁判官は、心の中で何を思ったろう…。
 可哀想に…。と私は勝手に思うのであった。

 ま、ともあれ、この程度のことで絶望してるようでは、正義とかに目覚め始めた中一男子と変わらない。
 世のなかとは、多かれ少なかれこんなもの。
 完全に救いようがないわけじゃない。仙台高裁・秋田支部の裁判官らは、そんなものを「確立された採証法則」とは認めなかったのだ。当たり前の判決をしたのだ。検察側は上告し、上告趣意書でボロクソに誹謗してるけどさ。
 まったり、ねばねばと、さぁどうしてやろうか、楽しむ心意気が大切だよね。
 中年男子だもの(笑)。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 10月23日21時45分現在、週間INが650、順位は「UP!」で21位。どこまで落ちてたんだぁ~♪

  

パトカーから逃げる車に気をつけろぉ!

 警察庁に尋ねたところ、全国的な集計・統計はないそうで、ずっとこうだったのか、あるときから急増したのか、確かなことはわからないのだけれど、いつ頃からか、やけに目につく、パトカーに追われて大事故、という報道が。

 逃げる車は、どうしても警察から逃げたい理由があるのだろうから、捕まえてもらわねば困る。
 大事故の危険を冒してまで追跡しなくていい。
 意見が分かれるところだろう。

 ケースバイケースとはいえ、警察は基本的に、前者の立場のようだ。

 飲酒運転、ひき逃げについて、世は“厳罰化祭り”ともいえる様相を呈している。
 それが良いかどうか、これも意見の分かれるところだろう。

 世間の意見はどうであれ、危険運転致死傷罪(つまり厳罰化)の創設が求められた頃から、ひき逃げ人身が激増したことに照らせば、パトカーに追われて猛スピード、信号無視で逃げ切ろうとする車が、今後増えるだろうことが予想される。

 そういう車が、対人・対物無制限の任意保険に加入しているとか、運転者は大金持ちで十分に賠償できるとか、普通は期待できない。自賠責にさえ加入してないかもしれない。

 だから、とくに夜間、信号が青でも、よほど気をつけなきゃいけないよ、パトカーから逃げる車に激突されたら、ヤラレ損になるかも。気をつけろぉ!

 と、今のところ警察はアピールしてない。
 これは、けしからんことか。いや、そうとばかりは言えないだろう。
 てなことをずるずる考えている…。

 あと、2002年6月1日から、酒気帯び運転の罰則が大幅強化されたが、検査拒否の罰則はそのままだった。
 そのため、逮捕さえガマンするなら、拒否するほうがかなりお得、という状況になった。
 で、それはマズイということで、その年の内にだったっけか、検査拒否の罰則も、酒気帯びと同じにした。

 危険運転致死傷罪を設けたとき(正しくはそれから半年ほどして)、ひき逃げの罰則も強化したが、危険運転に比べればぐんと甘いものだった。当時のひき逃げの罰則強化のことなど知らない人が、圧倒的多数だろう。
 そして今、ひき逃げの罰則が軽すぎると言っている。

 こういう罰則強化、なぜ同時にやらないのか。
 なぜそんな、泥縄のような、鈍いことをするのか。

 いや、単にマヌケなのではなく、そうせざるを得ないというか、そのようにやっていくのが、東大法学部の地下深くにあるといわれる(マジ!?)国民善導学科、国民管理学科の教えではないのか。
 てなことも、ずるずる考えたりして…。

 日曜夜、雨の中、新宿へ。
 秘密の集まり(いひひ…っておいおい)で少し酒を飲む。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 23日1時10分現在、週間INが670で18位です~♪

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2006年10月21日 (土)

盗まなくても窃盗…?

10月20日(金)

 久しぶりに東京地検へ寄り、「うわ、それ早く知っときゃよかったぁ!」という話を聞いて、また裁判所へ。

 15時30分から東京地裁刑事11部(平木正洋裁判官)403号法廷で、常習累犯窃盗の続審。
 被告人氏名が「警視庁原宿警察署留置番号9号こと××××」という、まぁまぁ珍しいものだったので、前回なんとなく傍聴してみたところ、あらら、検察側の証人が来ない、前回も来なかった、というので、いったいどうなるんだろうかと傍聴してみたのだ。
 阿曽山大噴火さんも傍聴。
 途中、霞っ子クラブの毒人参さん、たーさんも来た(お2人は途中で帰ったが)。

 10分前に関係者控室(だっけ?)へ行くと、紺系のスーツのちょい太めのオジサンがいた。セカンドバッグを持って。
 その人が証人だった。今日は来たのだ。

 証人出廷について、1回断りの連絡を入れ、2回すっぽかしたのは、
「(事件後)お店(牛乳店)が変わって忙しく、暑くなると忙しくなる商売ですから」
 と検察官から問われて答えたまでは良かったのだが、
「証言するのに、不都合な点があった?」
 と弁護人から問われ、
「先ほどから説明してるように、商売が危機存亡でしたから、たいへん失礼な言い方かもしれないが、どちら優先かと言いますと、当然(証人出廷より)商売が優先ですから、ま、はっきり言ってめんどくさくなっちゃったのも…」
 と。
 証人は、同じことをまた問われると、さっきの説明では足りなかったのかと、言葉を重ねる。そうして相手を利する可能性があることを口走ってしまう…という法則のこれも一種かな。
 オービス事件だと、つまり利する相手が検察官だと、もう完全に、
「捜査段階での供述はウソだったので、ウソを維持するのが面倒になり、気が重くて出廷を拒んだのだ。よって証言も捜査段階での供述も信用できない」
 とされちゃうわけだ。

 それはまぁいいとして、今回の証言を聴いた限りでは、被告人は何も窃取してないんだね。
 牛乳を積んだ車の、カギがかかってなかった助手席に勝手に乗って座り、ダッシュボードに置かれていた“カードボックス”を探ってただけなんだね。
 なんでそれが窃盗なのか…。
 こないだの簡裁の窃盗も、CDを店外へ持ち出してない。
 裁判所で問題にされる窃盗って、一般に思い浮かぶ盗みとは、違う行為をいうのか。
 あー、専門外の罪種をうろうろ傍聴するから、またよけいな悩みが…。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 21日15時50分現在、週間INが640で20位だ~♪

Book 超監視社会と自由―共謀罪・顔認証システム・住基ネットを問う

販売元:花伝社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

事故で罰金90万円払って無免許運転

10月20日(金)

 14時から、東京地裁・第5刑事部(中尾佳久裁判官)532号法廷で、道路交通法違反の審理。
 今日はこれを傍聴に来たのだ。
 東京の場合、
   簡裁の道交法…略式で罰金のはずが、略式に応じなかった。
   地裁の道交法…自白。執行猶予付き懲役刑。
 非常に大ざっぱだがそういう原則がある。
 自白事件は、即日または次回判決。開廷表に「審理」とあるのは希有。
 もしや、否認か!? と傍聴に来たのだ。
 だが、どうも今回は開廷表が間違ってたようで、真っさらの新件だった。

 これも犯行日は9月28日。1カ月たってない。いわゆる交通裁判所での略式と、ほとんど変わらない。早い。
 認否のあとに中尾さんが言った。
「有罪の答弁をしたということで、よろしいですね?」
 これも即決裁判手続きによる裁判だった。

 被告人は身柄(留置場)。ちょっと良い男系の45歳。
 娘婿で、義母の会社で働いてるのに、妻子と別居中。
 03年に業過致傷で罰金40万円。
 05年に業過致傷と飲酒運転で罰金50万円。
 速度など違反歴3回、免許停止など3回。
 今回06年のは、無免許運転。
 義母が情状証人。

 求刑は懲役5月。
 直ちに判決。懲役5月、執行猶予2年。訴訟費用負担。
 中尾さんが述べる量刑理由に、留置係の警察官の1人がいちいち肯いていた。

 でも、なぜ2年?
 無免許は初犯だからか…。
 14時17分30秒くらいに閉廷。
 定時のちょい前に始まったとはいえ、私が傍聴したなかでは最短記録?

 ちなみに、この事件番号は「平成18年特(わ)30025号」。
 さっきの酒気帯びは「平成18年特(わ)30024号」。
 一般の事件は現在、3000か4000台、4桁。
 即決裁判手続きの事件には、5桁の特別の番号をふってる、そういうことらしいね。 

Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとお願いします~♪

2006年10月20日 (金)

初めて即決裁判手続を傍聴 前科9犯の酒気帯び0.4mg

 13時15分から、東京地裁・第10刑事部(鈴木秀行裁判官)412号法廷で、道路交通法違反の新件。

 被告人は身柄(警察留置場)。私と同じ52歳。誕生日も近い。
 犯行日は9月26日。えらく早いのでは?
 と思ったら検察官が、起訴状朗読のあとに言った。
「以上につき即決裁判手続きの申立をします」
 そして被告人が罪状認否で、
「(起訴状の内容に)間違いありません」
 と言ったのに対し、鈴木さんが言うのだった。
「即決裁判手続きの審理の申立があり、被告人から事前に同意書が出ているが、(被告人は)かまいませんか? 有罪と認めるということでよろしいですか?」

 は~! これが10月2日からスタートしたというアレかぁ!
 私はよく知らないが、同意された書証について、検察官は乙号証から要旨告知したよ。普通は甲号証からなのに。へえ。

 仕事を終えてコンビニで、弁当と缶ビール500ccとポケットサイズのウイスキィを買い、飲食。体をきれいにして疲れをとろうと銭湯へ1時間以上行き、少し仮眠して、「酔いが残ってる感じはなかった」が「アルコールが体内にあるかもしれないとの認識はあり」、次の日は栃木で仕事なので夜のうちに行って車内で寝ようと運転…。
 0.4mg。

 みんな早口でよく聴き取れなかったが、一般前科7犯(暴行、傷害など粗暴犯は5犯。ほか重過失失火、重過失致死)および交通前科(酒気帯び追突人身、酒気帯び)はすべて罰金ですんだそうだ。
 交通前科2回を含む9件の違反で、3度の免許停止処分となり、最後の処分は執行されずに手配中だったそうだ。

 求刑は懲役5月。
 直ちに判決。懲役5月、執行猶予3年、訴訟費用負担。
「事実誤認については不服を申し立てられないですが、量刑については申し立てられる。ないとは思うけれども、ある場合は、東京高裁への控訴申立書を当裁判所へ…」
 執行猶予についての説明はせず、13時44分閉廷。

 29分で終わった…。
 しかし、30分程度で判決まで終わることは、従来もあったのだ。22分てのも傍聴したことある。
 いったいどこが違うのか。
 こりゃ、ろくなことにはならんだろ、と思う。
 そのへん、詳しくはまた別の機会に。

Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとお願いします~♪

駐禁の弁明 7月8月で8856件

 警察庁で、「弁明書の提出状況(06年7月及び8月中)」の開示を受ける。
 弁明書の提出件数は、全国で合計8856件。

 上位3位は…。
   警視庁 2038件
   大阪府警 1538件
   北海道警 981件
 下から3位は…。
   秋田県警 3件
   新潟県警 2件
   山口県警 1件

22件の罰金を免除 駐車違反、弁明書提出124件
 駐車違反を摘発された際、警察に弁明することが可能となった改正道交法が施行されてから3カ月間(6~8月)の県警への弁明書提出件数が124件に上り、うち22件が認められて罰金が免除になったことが4日、県警交通指導課のまとめでわかった。

 と10月5日の産経新聞(上掲記事はその一部)。
 「県警」とは静夫官権系もとえ静岡県警のこと。

 ば…罰金?
 違反金とか言うなら、まだわかるけれども、よりによって罰金はないでしょ。 
 大手マスコミで、罰金、反則金、放置違反金の区別がついてる人はどれくらい、いるんだろうか。
 そこが区別つかないってことは、違反処理システムについて何も知らないのとほぼイコールで、つまりそれはシステムの問題点に気づくこともないってこと…。
 なーんて身の程知らずにも偉そうなこと言っちゃいました。えへへ(恐縮、赤面してる絵文字)。

 それはさておき、記事だと、6、7、8月で弁明は124件。
 開示文書では、7、8月の静岡は140件。
 開示文書は間違いなくズバリ「提出件数」だが、記事のは、こっちも「提出件数」とありながらじつは公安委(=警察)の判断が出た件数のことなんだろうか。それなら肯ける。

 毎日新聞の記事<<駐車違反:「腹痛でトイレ」も認めません 県警、「弁明」8割却下 /静岡>>には、こうもある(下掲はその一部)。

 却下された100人強の弁明には「体調が悪かった」「ごく短時間」「トイレに行っていた」など、一般的にはもっともと思える理由も各十数件あったが、どれも却下された。県警交通指導課は「トイレでも許さない。腹痛や体調が万全でないのは運転者の責任であり違法駐車の理由にならない」と突っぱねている。

 このことについては、9月20日に詳しく書きました。

 警察庁を出て、裁判所へ…。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 3歩下がって2歩上がり、という感じで順位が落っこちてます~♪

2006年10月19日 (木)

原付二種で酒気帯び0.15mg 否認…

 窃盗に続けて15時10分から、同じく東京簡裁・刑事2室1係(櫻井廣美裁判官)534号法廷で、道路交通法違反の新件。

 酒気帯び。0.15mg。原付二種。在宅。
 料理がおいしい居酒屋で、バイク乗りのオフ会。飲めない者が半数以上。
 20時00分から20時40分にかけて、ビール中ジョッキで2杯(1杯は黒ビール)を合計200ccほど飲み、あとは食事とウーロン茶。居眠りもして、リステリンでうがいをしてそれを飲み込み、バイクで出発。
 23時35分頃、信号待ち中、尾灯が切れていると警察官から声をかけられた。
 灯火類の整備不良などなく、すぐに話は酒気帯びのことになり、検査、0.15mg。

 『図解交通資料集』の「呼気アルコール濃度換算表」および被告人の体格からすると、被告人が言う飲酒量では0.15mgは出ないはず。

図解交通資料集 新版 Book 図解交通資料集 新版

販売元:立花書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 飲酒検査が正しく行われたのかどうか疑問は残る。
 しかし、2杯で合計800か900ccのビールを、わざわざ注文して200ccしか飲まなかった、というのも疑問。仲間が飲んだとか、勘定をどう精算したかとか、被告人は一切言ってないし。

 ま、結局、酒が出る場所へバイクで行ってはいけない、自分で醒ましたと思ってもダメだよ、という一般論へ話は落ちて、求刑罰金15万円。次回判決。

 ところで、この日は、たいへんなことがあった。
 10時50分から同じ法廷で、「自動車の保管場所の確保等に関する法律違反」の新件があったのだ!
 これ、全国で年間1件ないし数件しか公判請求されてない。
 もちろん、略式で罰金支払命令→被告人自ら正式裁判を請求、というルートで公判廷へ出てくるものもあるとはいえ、よほどラッキーでないと傍聴できない事件なのだ。
 阿曽山大噴火さんも、ライブドアか耐震偽装か、あっちの抽選に当たってなきゃ…と悔しがってた。
 今井なら必ず傍聴しただろうから、と言うのだが、あーっ、なんてこった、私が裁判所へ来たのは午後。かつ、私のチェック方法では、そういう希有な事件は事前に把握できないのだ。
 しかも、簡裁の事務所に聞いたところ、1回で判決まで終わったという。
 あーっ、希有な事件を逃がしてしまった、あーっ。 

 例の犯人隠避の判決は、懲役1年・執行猶予3年・訴訟費用負担なし、だったそうだ。
 火曜にその判決を傍聴に来れば、保管場所法のこと直にチェックできたのに。あーっ。
 って、いつまで言ってんだ。ま、しょうがない。こんなこともあるよね~。 

 阿曽山さんがレポートしてる「遺骨領得」も希有な事件だ。
 「検察統計年報」によると、04年の「墳墓発掘」の扱いは7件で、全件不起訴。うち6件は嫌疑不十分。
 これは私も開廷表で知ってたが、同時間帯に道路交通法があったんだっけ、傍聴できなかったのだ。残念。

Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとお願いします~♪

渋谷HMVでCDの防犯タグを外して…

 農林水産省地下の、今日は第1食堂で、ラーメン260円+半炒飯100円。
 半炒飯はあれは炊き込み炒飯とでもいうのか、もっちりして。

 1階の展示室は今日は冷凍食品。
 福引きやって末等の、下敷き風のまな板をもらう。

 14時10分から826号法廷で、業過&道路交通法違反。
 をまず傍聴に来たのだが、被告人の氏名に惹かれて14時20分から、窃盗、東京簡裁・刑事2室1係(櫻井廣美裁判官)534号法廷。
 ○○こと○○、という氏名はよくあるが、本件は両方ともアイドルかAV女優を思わせるもの。

 10分前に入ると、傍聴席に美女風と、母親風と、父親風。
 この美女風が被告人なんだろうか、と思ったら違った。
 被告人は身柄(警察留置場)。警察官2人のうち1人は女性だった。武蔵野の女子留置場らしい。
 黒くなりかけた、ざんばらの茶パツ。
 左側を耳の上でちょいアップにして、右側の先っちょ10cmほどが三つ編み…。
 どこかエキゾチックな美人系の顔立ちだが、なーんだか病的な感じ。
 ほとんど声を出さず、生年月日も本籍も現住所も聴き取れなかった。
 櫻井さんも鈴木健一検察官も、「大丈夫?」と声をかけてたよ。

 鈴木さん、前回見たときから坊主頭で、しかも黒系のだれたスーツ。髪は似合うけど、服装は、らしくない。なんであんなことにしたんだろう…。

 罪状認否では被告人は、裁判官の質問が聞こえてないかのようにしばらく黙ったのち、
「やってないです」
 否認である。ほぉう。

 渋谷に「HMV」って店があるのか。
 19時過ぎ、CDの防犯タグを外して手に持ったり紙袋に入れたり、しかしそれは盗むためではなく、別の棚に戻すつもりだった、車のカギを壊しても、車を盗む目的の人もいれば、嫌がらせの人もいる、人それぞれ…と。

 だんだんと、少しは声が聞こえるようになってきたが、待ち合わせして来なかった相手のこと、以前に望みと違うCDを買わされたこと、7万円入りの財布を持っていたのにないことなど、断片的に脈絡なく口走るので、さっぱりわからない…。
 弁護人(国選)からの被告人質問は、
「精神科の病院へ行ったことはありますか?」
「騙されて行ったことは何回かある…」
 で終わり、検察官からの質問は時間切れで次回へ持ち越し。

 防犯タグを外したCDを、紙袋に入れるか手に持つかして、同じ店内の別のフロアへ移動する…この行為は窃盗になるのかどうか、そういう判例はすでにあるんだろうか、どうなんでしょ。

 続いて15時10分から、道路交通法違反の新件…。

Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとお願いします~♪

2006年10月18日 (水)

20万円で身代わりを頼んだオーナー逮捕

 ぎょっ!?

社員に身代わり出頭させる 人気ブランドのオーナー逮捕
 人身事故を起こし、社員に身代わり出頭させたとして、警視庁渋谷署が犯人隠避教唆と道交法違反などの容疑で、人気ブランド「マウジー」を展開するアパレル会社「フェイクデリック」(東京都目黒区)を設立したオーナーの■■■■容疑者(34)を逮捕していたことが17日、分かった。
 身代わり出頭した元社員の男(25)も8月、犯人隠避容疑で逮捕、起訴され公判中。冒頭陳述によると、■■容疑者は六本木ヒルズの自宅に男を呼び出し身代わりを依頼。報酬は20万円だった。男は起訴事実を認め「オーナーの発言は絶対だった」と証言した。
 男の話が不自然だったことから、渋谷署が捜査して発覚した。
 同署などによると、事故を起こした車は会社名義で、同社は発生直後「誰が使っていたか分からない」と説明する一方で、オーナーが身代わり出頭を依頼したことを、幹部を含む複数の社員が知っていたという。
 調べでは、■■容疑者は2003年9月13日午前1時半過ぎ、渋谷区松濤1丁目の交差点を乗用車で走行中にタクシーと衝突して乗客に軽傷を負わせて逃走し、当時社員だった男に出頭を依頼した疑い。
 ■■容疑者は02年に大麻取締法違反容疑で逮捕され、その後有罪が確定。当時は執行猶予期間中だった。
 同社は「個人的な事故と認識している。公判中なのでコメントできない」としている。  (共同)  (2006年10月18日 02時00分)

 と毎日新聞。
 先週金曜、簡裁の無免許新件が終わってから、たまたまちょうど数分後の開廷だったので、何げに傍聴した「犯人隠避」、あの被告人の「稼働先のオーナー」のニュースじゃん。

 へえ!
「軽い事故なのにオーナーはなぜ逃げたのか不思議じゃなかったのか」
 旨を検察官はしきりに突っ込み、被告人は「さあ…」と答えていたが、オーナーは大麻で執行猶予中だったのか。
 いや、どうなんだろ…。
 事故は過失で起きるもの。だから「業務上過失致死傷」というのだ。
 軽い事故で執行猶予取消とは考えにくい。
 20万円は贖罪寄付へまわす等して(しなくても)、執行猶予の取消を免れることはできたろう。もしかしたら、不起訴にもなったかもしれない。
 オーナーは、そういうことを知らなかったのか。
 あるいは、そのときも大麻を所持していたり、酒を飲んでいたりしたのか。

 オーナーはたぶん今年中に、犯人隠避教唆・道路交通法違反(措置義務違反)で地裁のどこかの法廷へ出てくることになるのだろう。

 次号発売の『ラジオライフ』に、
<<傍聴席に着き、審理が始まってから「あっ、これはあの事件だ!」と気づくこともある>>
 と書いたが、傍聴してから数日後、「あーっ、これはあの事件に出てきたアレだ!」と気づくこともあるわけだ。
 ま、だからどうだってこともないんだが、傍聴はヤメられない止まらない。

 しかし…。
 この事件の判決、今日午前9時50分からだったのね。
 今日はえらく早起きして、仕事関係のメールをばりばり片付け、寝ちゃったのね。
 えーい、今日は裁判所へ行かず、資料の整理をしよう、と。
 失敗した~!

  

Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとお願いします~♪

2006年10月17日 (火)

裁判傍聴トークライブ超満員

10月16日(月)

 昼寝など到底できず、時計をにらみながら必死に原稿。
 17時40分頃に、奇跡的に指定行数ぴったりで書き上げ、眠いのを押して、急ぎ新宿へ。
 ロフトプラスワンで裁判傍聴のイベント、つかトークライブ。

 控え室の階段を上ると、なじみの方々、司会の阿曽山大噴火さん、霞っ子クラブ(のユキさんと毒人参さん)、礼田計さんが既に来ていた。しばし歓談。
 ふと気づくと、隣に見知らぬ小顔の美女が。
 あーっ、本日のゲストの小明(あかり)さんですか!?
 はっ、初めまして!

 今回のトークライブは凄かった。
 何がって、超満員。入れずに帰った方がたくさんいたそうな。
 私も昔、ロフプラが歌舞伎町じゃなくて、新富町だっけ、あっちにあったとき、宮台真司さんが出るトークライブだったか、超満員で入れず、帰ったことがある。ちぇっ、なんだよぉ~と。
 来てくれた方々、ありがとうございました。入れず帰った方々、すみませんでした。

 今回の超満員は、小明さんの人気によるものなのだろう、たぶん、きっと、絶対。
 小明さんは、タレントないしアイドルなんだそうだ。すごいよねぇ。
 「小明」と書いてなぜ「あかり」なのか、聞きたかったのに聞けなかった。生のアイドルを前に緊張したから? いや~ん。

 あと、ゲストは鈴木周弁護士。
 この人のお話は、つかキャラは、つか阿曽山さんとの掛け合いは、面白かったよねぇ。

 小林薫死刑囚(現在)からユキさんへ来た手紙、ユキさんは大した内容じゃないと言うけど、あのまったりとしたところがリアルで、私は震撼したよ。

 『ラジオライフ』次号は、裁判傍聴の特集。
 その原稿をだいぶたくさん書いたので、おかげで話しやすかった。
 今回は控え室でもステージでもあまり飲まず(あれでもぜんぜん飲まないほうなのね)、ちゃんと相づちやツッコミを入れるよう心がけた…つもりなんですけどぉ。

 ついでに、ここんとこ書いた原稿をお知らせしとこう。
 『ザッカー』次号は、「ひき逃げが問題になってるけど、殺人や窃盗で逃げたら厳罰とは言わない。どうなってるの?」と、「バイクの歩道駐輪はなぜ違反なの?」。
 『ラジオライフ』次号の連載ページは、9月28日に傍聴したオービス事件の詳細。
 『ドライバー』10月20日発売号は、飲酒や脇見で事故る者をいくら責めても事故被害はなくならない、じゃあどうすりゃいいのか、というショッキングな話。
 ロフプラへ出かける直前に奇跡的に仕上がった原稿は、何に載るのか実は知らない(汗)。聞いたけど忘れたのか?(さらに汗) これこれのネタでこの文字数でいつまでに書いてくれと、信頼できる編集人から頼まれ、書いたのだ。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 17日13時45分現在、週間INが640で16位だよ~♪

払いません。―ナンデ?モッタイナイ! Book 払いません。―ナンデ?モッタイナイ!

著者:和合 秀典,今井 亮一,松谷 宏,本多 勝一,日向 咲嗣
販売元:三五館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2006年10月15日 (日)

オービス無謬神話のカラクリ

061015__2  これまでのオービス裁判(測定値を否認する裁判)は、無実の明白な証拠があるケース1件を除いて、なぜ全件負け続けてきたのか。

 ややこしいことを考え続けていると、そのうち頭がすっぽーんとなって真実が突然明瞭に見える、という定理があるように(あるのか?)、私も見えた…ような気がする!
 以下、ごくごく簡単に。

 ほとんどすべての被告人は、要するにこんな争い方をしてきたのだ。

 当時自分の速度は×キロだった(A)。
 オービスは○○などが原因で誤測定したのだろう(B)。

 Aをブチ崩すには、どうすればいいか。簡単だ。

 なぜ「×キロだった」と言えるのか、いつどこで速度計を見たのか見なかったのか、当時の自車の走行状況、周囲の車両の状況等々を、あらゆる角度から徹底的にしつこく何度も何度も問いつめるのだ。
 そうして、齟齬や矛盾を見出せたような形、をつくるのだ。
 それによって、まずAについて、「被告人の説明は信用できない」とするのだ。
 これはもう、確立された方法論かと思われる。

 次に、B。
 東京航空計器のオービスⅢの場合でいうと、ほとんどの被告人は、
「ループコイルの測定(車両感知)時に、何かあったのだろう。車両の通過速度を誤って検知したのだろう」
 と想定する。
 そうして、ああではないか、こうではないか、と言う。

061015__4  そんなの、
「オービス様、どうぞお勝ちください」
 と言ってるに等しいんじゃないか。

 画像上は、オービスⅢの「原理と取扱要領」の表紙。
 これ、よく法廷に出てくる「原理説明資料」の、もすこし詳しいものだ。
 画像下は、その1ページと2ページの一部。
 2ページの下、⑤を見てほしい。
 「原理説明資料」にも同じ記載がある。
 
 これにより、
「オービスⅢは、車両がストップループを通過した直後、タイマーを作動させ、その速度でちょうど撮影ポイントにさしかかったときに、シャッターを切る。ループが誤測定していれば、撮影ポイントでは撮影されない。たとえばループは150㎞/hと測定したのに、実際の速度が100㎞/hなら、車両は撮影ポイントのだいぶ手前で写ることになる。本件写真は、ちょうど撮影ポイント(付近)で撮影されている。ループは正しく測定したのだ」
 とされてしまうのだ。

 毎度毎度、裁判官も書記官も検察官も、そして傍聴人も同じ法廷へ、次から次へと見知らぬ新しい被告人がやってきて、みーんな同じように負けて去っていく…。
 と以前から私は言ってきたが、まさに、上記“ツボ”に嵌っていたのだ。

 じゃあ、どうすりゃいいのか。
 今年3月の、秋田の控訴棄却判決も関係する。
 …のだが、そこはまた別の機会に。
 16日(月)の夜は、新宿ロフトプラスワン裁判傍聴のイベントがあり、それまでに仕上げなきゃいけない原稿が2本あり…。

Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとお願いしますよぅ♪

2006年10月14日 (土)

雑誌で報じられた業過致傷

10月13日(金)13:30~

 13時30分から、東京高裁・第3刑事部(中川武隆・草野真人・後藤眞知子裁判官)718号法廷で、業務上過失致傷の判決。

(業務上過失致死傷等)
刑法 第二百十一条  業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、五年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする。
2  自動車を運転して前項前段の罪を犯した者は、傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる。

 被告人(在宅)は車椅子。
 検察官に近い傍聴席に、家族らしい女性たち数人。被害者?

 主文、本件控訴を棄却する。
 控訴の趣旨は事実誤認の主張だという。
 しかし、「被告人の主張は客観的事実に反しており信用できず、原判決の事実認定は正当」と。

 ※ 書き忘れ。原判決(千葉地裁)は、禁錮1年4月、執行猶予5年だったかな。

 よく知らない事件の、しかも交通事故で車の挙動がどうこういう判決理由は、食後の眠気を誘うに十分。つい、うとうとしてしまった。

 13時52分閉廷。
 下りのエレベータで、傍聴席にいた女性たちといっしょになり、「被害者の方ですか?」と声をかけてみた。
 やっぱりそうだった。
 感じの良いご一家だった。
 かなりの大事故だったらしい。発生は03年4月だとか。
 そして、この事件、かなりややこしいことになってるらしかった。
 うわあ…って感じ。
 加害者側の(つまり被告人の)言い分をもとに(?)、雑誌で報じられたことがあるのだという…。

 帰宅後、もう眠くて眠くて。
 でもベッドに倒れたら数時間眠りそう。まずい。
 自転車に乗り、近所の公園のベンチへ。
 ベンチなら、長年の経験上(笑)、最長1時間で起きられる。
 ところが陽が陰ってきて、寒くて20分ほどで目が覚め…。何やってんだか。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 14日(土)5時20分現在、週間INが640で、14位。ま、この付近が身の程、かな♪

無免許運転の幇助で無免許となり…

10月13日(金)13:15~

 13時15分から、東京地裁・第10刑事部(鈴木秀行裁判官)412号法廷で、道路交通法違反幇助・道路交通法違反の判決。

(幇助)
刑法 第六十二条  正犯を幇助した者は、従犯とする。
2  従犯を教唆した者には、従犯の刑を科する。

 被告人(身柄・拘置所)は、金髪アフロ(?)の若者くん。
 鈴木さんの言葉を借りると、「あんまり芳しい生活状況じゃなかった」とき、
1、ある女に対し無免許と知りながら車を貸与し
2、その女が捕まって発覚
3、これにより被告人は免許取消になり
4、被告人本人が22㎞/h超過で捕まって無免許で検挙
 という事件。

 3の部分について、ちょと解説しとこう。
 飲酒運転のFAQの「唆(そそのか)した者も免停」にあるように、「重大違反唆し等」による行政処分というのがあるのだ。
 これは、点数による処分とは違うが、唆されて違反した者の違反点数(による処分)と同じ重さの処分、の対象とされる。
 警視庁の「飲酒運転させないTokyoキャンペーン」の「こんな話、聞いたことありませんか?」の「その結果は?」に、「同乗者B君」は点数の記載がないのに「運転免許の取消し」とあるでしょ、あれがこれなのだ。

 上記1は従犯で減軽の対象とし、(速度違反も?)併合罪だから、いちばん重いものに1.5を掛けて、判決は、求刑どおり懲役4月、ただし執行猶予3年、訴訟費用は負担させない。

(併合罪)
刑法 第四十五条  確定裁判を経ていない二個以上の罪を併合罪とする。ある罪について禁錮以上の刑に処する確定裁判があったときは、その罪とその裁判が確定する前に犯した罪とに限り、併合罪とする。

(有期の懲役及び禁錮の加重)
刑法 第四十七条  併合罪のうちの二個以上の罪について有期の懲役又は禁錮に処するときは、その最も重い罪について定めた刑の長期にその二分の一を加えたものを長期とする。ただし、それぞれの罪について定めた刑の長期の合計を超えることはできない。

 無免許の常習でストレートに起訴されると、懲役4月か5月。
 それに比べると、だいぶ軽い気がする。
 被告人本人の無免許だけなら、略式による罰金ですむ事案であり、速度違反は些末であり、幇助が実質的な中心だから、そんなこんなでこうなのか…私はよくわかんないです。

「東京へ出てきて生活が乱れた…。まだまだ危ないんじゃないかと心配なんだけども、○○に帰って生活を立て直そうという心意気は良い。大丈夫? 僕も○○に勤務したこともある。あちらの人には思い入れがあるんでね」
 と鈴木さん。
 被告人の心に届いたろうか。

Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとお願いしま~す♪

有名会社のオーナーから頼まれ犯人隠避 謝礼は20万円

10月13日(金)11:00~

 11時00分から、東京地裁・第5刑事部(栃木力裁判官)531号法廷で、犯人隠避の新件。

(犯人蔵匿等)
第百三条  罰金以上の刑に当たる罪を犯した者又は拘禁中に逃走した者を蔵匿し、又は隠避させた者は、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。

 オービスなどで身代わりを立て、「道路交通法違反・犯人隠避教唆」というのはときどきある。だいぶ傍聴した。
 身代わりになった側のそれら違反を無罪とする公判も、2件くらい傍聴した。
 が、身代わりになった側を、犯人隠避で処罰する公判は、まだ傍聴してないような。したかな。

 被告人(身柄・留置場)は、傍聴席での印象からすれば、素直で真っ直ぐ、明朗な若者くん。
 22歳のとき、稼働先であるファッション関係の会社、のオーナーから頼まれ、交通人身事故の身代わりになったんだという。
 事故車は、2人乗りのベンツで、3人乗ってて1人は女だったという。
 被告人はオーナーから、あとで20万円もらったんだという。

 2人乗りだけど3人乗れるベンツって、運転席と助手席の後ろに、ものすごーく狭い、体を横にすれば何とか乗れるスペースがある、そんなベンツかな。それだったら私もその狭いところに昔、乗ったことがある。って関係ないけど。

 被告人の稼働先の会社、あとで検索したら、とくに渋谷方面では(かな?)かなーり有名な会社ではないか。オーナーは、有名女優と浮き名を流したとか流さないとか…。
 しかし、ちらっと私が検索した限りでは、事故のことは報じられてないような。秘密なんだろうか…。
 人身事故といっても、被害は大したことないらしい。
 被告人に謝らせ、示談も賠償もすぐ終わったらしい。
 オーナーは、なんで逃げたのか。
 酒を飲んでたのか、もしかして同乗の女は有名女優だったのか…。

 求刑は懲役1年。来週判決。
 12時00分、
「はいじゃあ! 今日はこれで!」
 と、いつもの調子で栃木さん。良いねぇ。

 忙しいから、もう帰ろうか。
 いや、午後は別の法廷で、「道路交通法違反幇助・道路交通法違反」の判決がある。
 近ごろ、飲酒運転の幇助が、わりと話題になってる。それかな…。

 念のため傍聴することにして、農林水産省地下第5食堂へ。
 たまねぎたっぷりのカツ丼。咳き込むほど酢がきついワカメの酢の物と、薄いたくあんが2切れついて、410円。満足~。

 1階の展示室でアンケートに応じ、今日は干し椎茸のパックをもらう。やっほー。
 うーん、これ、前にもらったレトルトカレーと、先日法務省でもらった景品とあわせ、16日(月)に新宿ロフトプラスワンでやる裁判傍聴のイベントの、じゃんけんプレゼントの景品にしようか…。

Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとお願いしま~す♪

2006年10月13日 (金)

無免許 故意を否認!?

 10時から、東京簡裁・刑事2室3係(坂本昌弘裁判官)428号728号法廷で、道路交通法違反の新件。

 開廷表に鈴木健一検察官の名。おおっ!
 しかし鈴木さん、前は1室2係826号法廷の立会いだったのに。
 今回、裁判官に近いほうの席に、よく顔を見る別の検察官。
 あの人を独り立ちさせる、鈴木さんはサポート役なのか?
 それはともかく、鈴木さん、坊主頭だった。
 何かミスったのか、私を見てマネたのか(すんません、つまんない冗談で)、似合うよぅ!

 事件は、現在63歳で体を悪くしている被告人(身柄、拘置所)が、建築業の仕事をしていたとき、どうしても資材が足りず、運転できる者がおらず、軽貨物を約3分間、500mくらい、無免許で運転したというもの。
 そんなの略式で罰金20万円のはず。
 なんで公判になったのか。

 罪状認否で、被告人が言った。
「無免許じゃないと思ってたんで…」
 無免許は、酒気帯びと同じく、過失犯の処罰規定がない。
 被告人は免許取消中だったという。
 取消期間が明けたから(再取得しなくても)もう運転していい、と勘違いしたのか?

 弁護人は自白事件と思っていたようで、しばし休廷して被告人と長々打ち合わせ。
 検察官は、冒頭陳述をせず、証拠調べ請求。
 異例の展開である。

 結局、被告人質問により、明らかとなったのは…。
 要するに、酒気帯びのときの取締りに納得いかず、だから免許取消にも納得いかず…ということらしかった。
 どうも、ちょっとあり得ないような取締りを受けた…ような、わかんないけど。

 捜査段階でカウンセリング的にちゃんと話を聞いてあげれば、わざわざ公判など開かなくてよかったろうに、という事件がときどきある…。

 求刑は罰金25万円。高い。
 酒気帯び(前科1犯)で取消中の無免許、だからか。
 直ちに判決。罰金25万円。

 ところで、この坂本裁判官、頭の中を忙しく駆け巡っているだろうことが、うまく外に言葉に出ないというか、大丈夫なのかな、という気がする。単なるキャラならいいんだけど。←ま、傍聴人は生意気にそんなこと言いたがる、つーことで、ね。

 10時54分、閉廷。
 11時から別の法廷で、犯人隠避の新件。

Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとお願いしま~す♪

2006年10月12日 (木)

暴行 ホームレス夫婦(内縁)の痴話喧嘩?

 引き続き、14時20分の予定が25分頃から、東京簡裁2室2係(関口政利裁判官)728号法廷で、暴行の新件。
 を霞っ子クラブのユキさんと傍聴。

「今井のやつ、道路交通法違反以外をなんで傍聴するの? しかも若い女性連れで?」
 と思ったでしょ。
 ユキさんも私も、ちょうど他に傍聴すべき事件がなくて、「簡裁の暴行ってどんなかな」と傍聴に行ったのです。

 今年8月のお盆の頃、現場は上野の、都立上野恩賜公園。
 被告人(住所不定、無職。身柄。警察留置場)はテント内で前日午後4時頃から日本酒や焼酎を飲み始め、同居の女性、I子がテント内を片付けないことから口論になった。I子は出て行った。

 「I子」という名前、私が18歳か19歳のとき、石川県金沢市で、ホンダのダックスというやたら小さな原付バイク(当然2人乗り禁止)の後ろに1度だけ乗せた女性と同じ名前だ~。あのとき、お尻に固くてしかし柔らかく暖かいものが当たり、「ち、恥骨? あ~」となった…遠くて青い記憶だ…。

 翌朝、被告人が賞味期限切れの弁当数個をもらってテントへ戻ると、I子が座っていた。
 弁当目当てに戻ってきたか、懲らしめてやろうと思い、被告人はI子の首を絞めた。
 I子は逃れて110番通報。
 110番入電を受けて駆けつけた警察官は、被告人が「頭にきてやってしまった」と言い、I子の首が赤くなっていたことから、被告人を暴行の容疑で現行犯逮捕…。
 という事件だった。

 弁1号証は、I子からの嘆願書。
 被告人は普段は良い人。刑務所へ行ってほしくない。110番通報したことを後悔している、と。

「酒はヤメられますか」
 と弁護人から問われ、
「やめるよう…努力します」
 と答えていた。正直な人だぁ。

 求刑は罰金20万円。
 関口さんは、直ちに判決していいかと弁護人に尋ねた。
 すると、なぜか、弁護人と検察官が関口さんのそばへ行き、3人でひそひそ話し始めた。
 そして、翌週判決となった。
 なんで?
 被告人に20万円を払えるはずがなく、したがって「金5000円を1日に換算して、刑に満つるまで算入」とするほかなく、しかし未決勾留期間が40日に足りない…のかな。

 日比谷公園内のカフェで、ユキさん、ハンドルネーム・裁判長さん、偶然会った某週刊誌記者氏と、しばし歓談。

Ccf20061012_00000  警察庁で、7月と8月の「確認標章取付状況」の開示を受け、「秋の交通安全運動期間中における無灯火自転車運転一斉指導日の実施結果」(10月4日交通指導課)をゲット。

 警視庁で、オービスⅢのフィルム式と電子式の点検の委託契約書・仕様書を開示請求。

Banner_02_2 人気blogランキング ← どうも17位あたりまで落ちてたようだが、12日(木)23時50分現在、週間INが700で、14位。おおぅ。皆様の、いや貴殿のおかげです。今後ともぽちっとお願いしますぅ♪

酔って記憶のない傷害 罰金50万円

 地方も概ねそうなんだろうけど、東京簡裁の場合、事件はほとんど窃盗。住居侵入や占有離脱物横領、そして私が追っかけてる道路交通法違反、たまに公然わいせつが混じる…概ねそんな感じだ。
 窃盗だって、万引が多い。
 地裁に比べると、ある意味平和な裁判ばかりといえる。

 そんななか、今日は2室2係(関口政利裁判官)728号法廷で、傷害と暴行の新件が続いた。
 傷害は間に合わなかったので、暴行を傍聴すべく、早めに法廷に入った。
 すると、まだ傷害の被告人質問をやっているところだった。

刑法第二百四条  人の身体を傷害した者は、十五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

 途中からの聞きかじりなので、いい加減かもしれないが、だいたいこんなふう。
 夜中、騒いだ。シャッターに肘を突き、お経を10分間ほど唸った。
 うるさいと出てきた、足の悪い住民を、路上に倒して一方的に殴った。
 疲れているところに、いつもと違う酒を、いつもと違う量飲んでおり、犯行時の記憶がない。
 現行犯逮捕されてパトカーに乗せられた記憶もない。
 何も覚えていない。
 警察に着き、泥酔で保護されたにしちゃ扱いが荒いなと悪態をつき、そこで初めて、逮捕されていることを知った。
 微罪処分を除き、前科・前歴なし。
 示談は、被害者がけっこう高額を言っており、成立してない…。

 求刑は罰金50万円。
 直ちに判決。
 罰金50万円。未決勾留期間のうち70日を、金5000円を1日に換算して、その刑に算入する。
 訴訟費用は被告人に負担させない。
 つまり、35万円は払ったことにし、現金での罰金は15万円とする、ということだ。

「仮に罰金額に相当する額を納付することを命じる」
 とかそんなことを関口さんは言ってた。
 刑が確定する前に、とっとと払いなさいよ、ってことなんだろうか。
 そういうのは初めて聞く。何なんだろ。
 それにしても、未決勾留が70日以上とは、だーいぶ長いね。何があったんだろう。

 途中、霞っ子クラブのユキさんが傍聴席に。
 そして、次の暴行事件へ…。

Banner_02_2 人気blogランキング ← ぽちっとお願いしまーす♪

酒気帯び運転は過失犯を処罰しない

田川市議酒気帯び摘発 議会撲滅決議提案者の1人
 福岡県田川市の50代の男性市議=4期目=が道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで田川署に摘発されていたことが、11日分かった。飲酒運転による福岡市の3児死亡事故を受け、田川市議会は9月22日に飲酒運転撲滅決議を可決したばかり。この市議も提案者の1人で「酔いはさめたと思っていたが、軽率だった」と話している。
 調べでは、市議は4日午前4時ごろ、同市内で酒に酔った状態で軽乗用車を運転した疑い。前照灯が暗かったためパトカーに停車を求められ、呼気1リットルから0.15ミリグラム以上のアルコール分が検出されたという。市議は「前夜、自宅で焼酎を1合半(270ミリリットル)ほど飲み、午後9時ごろ寝た」と説明。外出したのは、車が故障した知人に呼び出されたためという。
 同市議会の田丸雅美議長は「何の報告もない。飲酒運転撲滅を決議した本人が飲酒運転をし、市民にどう説明したらいいのか」と憤った。市議は「所属する党に進退伺を出す」としている。

061011  と06年10月12日付け西日本新聞朝刊。
 世間的、世論的、マスコミ的には、
「フザケんな! クビだぁっ!」
 なのかもしれないが…。

 どうもわからない。
 飲酒運転がこれだけ社会問題になってるけど、酒気帯び運転(制令値酒気帯び)には過失犯の処罰規定がないこと、どれだけの人がわかってるんだろう。

 酒気帯び運転つーのは、酔ってる必要はない。
 体内に制令値(施行令44条の3)以上のアルコールを保有してること、それ自体を違反とするのだ。
「前夜(つか前夕)、晩酌を少しやり、風呂に入って布団でたっぷり寝た。朝起きて、酒が残ってる感覚はまったくない。すっきり爽やか。酒気帯び運転になるとは露思わなかった」
 だけども、なぜか、体内に政令値以上のアルコールを保有している、ということもあり得る。

刑法第三十八条  罪を犯す意思がない行為は、罰しない。ただし、法律に特別の規定がある場合は、この限りでない。

 「特別の規定」とは、過失犯でも処罰する規定だ。
 酒気帯び運転には、その規定がない。
 『執務資料道路交通法解説13-2訂版』には、こんな判例が紹介されている。太字は今井。

 酒気帯び運転の罪の故意が成立するためには、行為者において、アルコールを自己の身体に保有しながら車両等の運転をすることの認識があれば足り、同法施行令第44条の3所定のアルコール保有量の数値まで認識している必要はないとした原判断は、相当である。(昭和52年9月19日 最高裁)

 運転するに当たって、アルコールを自己の身体に保有しているとの認識がなければ、酒気帯び運転の罪の故意は成立せず、したがって犯罪とはされないのだ。
 これは当然だろう。
 もちろん、大酒を飲んでおいて、「認識がなかった」と言っても通用しない。
「関係証拠上、また社会通念上、認識がなかったというのは刑責を逃れるための虚偽の弁解と認められる」
 とか断罪されるだろう。

 そうしてみると、冒頭記事の市議の場合、

・1合半というのは本当なのか
・焼酎といっても20度なのか35度なのか
・何時から何時にかけて飲んだのか(寝際にストレートでイッキ飲みしていないか)
・肝臓など体調はどうだったか
・0.15mg以上とは何mgなのか
・そしてそもそも、酒気帯び検査は適切に行われたのか、機器の保管状態はどうだったのか
・現場で市議が「こんな数値はおかしい」と言ったためさらに2~3回検査してそれでも0.15mg以上ということはあったのかなかったのか

 という疑問がわいてくる。
 そんなことを考える者はなく、あるいは、考えようとすれば、
「世間がこれだけ飲酒運転の撲滅に必死になってるのに、貴様は水を差すのか!」
 と誹られ、福岡、飲酒、飲酒運転撲滅を決議した本人、という要素だけで盛り上がってる、ような臭いが感じられてならない。

 そういったあり方で、
「0.15でも出たらソク懲戒免職」
 と早々決める自治体は、相当危ういというか、もともとヤバイ自治体なんじゃないか。

 さて、11日(水)16時、今月末頃発売の雑誌のための7本目の原稿を送信。
 寝るか原稿書くかどっちか、の日々は苦しく、曇天だったが直ちに有酸素散歩1時間以上。
 その勢いで、久々に当ブログの背景を変えてみた。どうでしょ。ダメ?

 これから数日、溜めてたご相談対応をイッキにこなし、裁判所へ通い、すぐに次の締切り。
 16日(月)は新宿ロフトプラスワンで、裁判傍聴のイベントがあるんだった。

 ※ 画像は「北川式呼気中アルコール感知器(PAC-400S9」の取扱説明書の一部。香川県警が「光明理化学工業株式会社大阪支店」から購入したもの。契約書によると1本当たり1万8375円。これ、欲しいよねぇ。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 12日(木)9時10分現在、週間INが590で、15位。イッキに落ちたねぇ。なんか悲しいので、ぽちっとお願いしますぅ♪

2006年10月11日 (水)

第2次Nシステム訴訟 お知らせ

 以下、「Nシステムニュース」2006年9月20日号より。

第2次Nシステム訴訟に向けて――原告団を募集します

弁護士 桜井光政

許せぬ情報漏洩

 愛媛県警でNシステム情報の漏洩が明らかになったことは既に何度もお知らせしたとおりです。愛媛県警は、ある事件の捜査に関連して、特定の日に特定のエリアを通過した車両のうち「なにわ」ナンバーの車両をピックアップしたデータを、あろうことか、捜査官の個人のパソコンにコピーさせていたのです。ところがそのパソコンには、情報流出で悪名高い「ウィニー」ソフトがインストールされていたのです。「ウィニー」はせっせと車両情報を「ネット配信」し始め、大々的な情報流出がなされたのでした。

 私たちはかねてよりNシステムによる野放図な情報収集に反対していましたが、その根拠のひとつが、Nシステムによって収集された情報の管理が全く明らかにされていないということでした。また、1998年に提起したNシステム訴訟(以後第一次訴訟と呼ぶことにします)では、Nシステム情報が警察の職場の管理に使用されていることなどを明らかにし、管理がずさんであることの結果として使用の目的が恣意的になることなどを指摘しました。

 これに対して国は「限られた職員しか情報にアクセスできない」とか「厳格に管理されている」などと主張していましたが、今回の事件ではそれらが全くのでまかせであることが明らかになりました。仮に「限られた職員しかアクセスできない」というのが本当であれば、今回の事態は「限られた職員が誰彼かまわず情報をばら撒いた」ということになりますし、そのような事態を生じさせるような管理を「厳格な管理」とは言えません。裁判所までも平然と騙した国・警察庁をそのまま許すわけには行きません。

第2次Nシステム訴訟の原告

 今回最も被害を受けた人は、何と言っても情報を漏洩された当の車両の使用者でしょう。そこで、私たちは当初は現実に情報を漏洩された方々を中心に訴訟提起する戦術を検討しました。そして、1万件以上のNシステム情報のなかから100件を無作為抽出して、当該車両の平成〇年当時の使用者を割り出して、それらの人に第2次Nシステム訴訟への参加を呼びかけました。しかしながら、既に10年近い年月が経過しているため、当時の住所から転居して所在が分からなくなっている人も多く、また、届いた人でも突然の手紙に警戒してか、連絡をくれる人は現れませんでした。もっと多くの、それこそ1000人、1万人もの人に通知を出せばあるいは応じてくれる人も出るかもしれませんが、調査費用と郵便代の実費のみで1件当たり1000円かかる実情なので、1000人ならば100万円、1万人なら1000万円の費用がかかり、現在の一矢の会の財政では到底負担できません。そこで、現実に撮影された方々を中心に据えての訴訟提起は断念せざるを得ないと判断しました。

 翻って考えれば、漏洩がなされようとなされまいと、日々情報を取られ、且つ、いつ漏洩するかもわからないようなずさんな管理がなされていること自体がプライバシー被害だというべきです。原点に立ち返れば、Nシステムで撮影されている誰もが原告になれるし、なるべきなのです。

プライバシーは21世紀の人権

 近代以降、世界の人々は徐々に人権に目覚め、その権利を発展させて来ました。当初横暴な王権を制約する理論であった「人権」思想は、市民の「言論の自由」や「身体の自由」、「財産権の保障」などを中核にしていました。当時、権力によって最も抑圧されがちな行動が「侵してはならぬ自由」として確立されて行ったわけです。これらは19世紀的人権とでもいうべきものです。「人権」思想は個々の人間の尊厳をその根拠とします。そして個人の尊厳を普遍的な善ないし正義と考えると、新たな人権が展望されるようになります。例えば男女の平等です。

 今日わが国では、男女の平等は、少なくとも法律上は当然のことだという認識が支配的になっているでしょう。しかし60余年前までは女性の法的地位は明らかに男性よりも劣るものとされていました。日本ばかりではありません。西ヨーロッパ諸国においても女性の法的地位が男性と同等とされるに至ったのは第一次大戦から第二次大戦終戦までの間のことです。つまり、男女の平等は20世紀になって「人権」であると認識されるようになったわけです。勿論、こうした新しい人権は、自然発生的に生まれるわけではありません。先覚者たちが発見し、世論に訴え、次第に支持を獲得して行った結果、人権として確立されて行ったものです。

 今から四半世紀以上前、私が司法修習生だった頃、当時の国鉄を相手に「嫌煙権訴訟」を起こした人たちがいました。このニュースに接した修習生のほとんどは、「そんな権利は聞いたことがない」と言って冷淡な反応を示しました。けれども今日ではどうでしょう。「嫌煙権」は立派な自由ないし権利として確立されていると言って良いでしょう。修習生は間違っていたわけです。「聞いたことがない」から権利がないというのであれば、新しい権利の発見は望むべくもないでしょう。そうではなく、個人の尊厳から物を見たときに、人が本来どのように扱われるべきかが見えてくるのです。そうして初めて「新しい人権」を発見することができるのです。

 プライバシーの権利は変容を遂げつつあります。その萌芽は20世紀の初中期からみられましたが、その中心は干渉されない権利とか、不利益な情報を流されない権利という程度のものでした。しかし、20世紀末、コンピューター等の情報機器の発達により、情報の管理やコントロールがより重要な問題となって来ました。しかし、国の権力機構のごく一部が広範な国民の情報を収集、管理することの危険性についてはまだなかなか市民に浸透していません。もしかしたら、20世紀を長く生きた国民や法律家にはなかなか理解しづらい問題なのかもしれません。ならばこの問題は21世紀を生きる国民と法律家に残された課題と言えるでしょう。個人の情報が一元的に管理され、恣意的に利用されることの不気味さ、利用の仕方によっては個人に対する国民の評価を180度転換させることも可能な恐ろしさに思いを致さなければならないでしょう。人権のカタログに新たなページを書き加えることが、21世紀に生きる私たちの使命だと思います。
 
多数の参加を呼びかけます

 Nシステムは国民を網羅的に監視するシステムの走りともいうべきものですが、今日もなおその監視力を軽視することはできません。一方で画像認識のシステムはますます高度化していますし、他の監視機器とのリンクも進んでいるものと思われます。歯止めなき監視社会の到来を防ぐためにも第二次Nシステム訴訟の提起は重大な意義を持つと言えるでしょう。
 多くの皆さんの参加を呼びかけます。
 参加の要領は下記をご覧下さい。

原告応募要領

◆応募者の資格
 自動車を運転して使用している人。使用頻度は問いません。そのほか一切の制約はありません。
◆応募者の負担
 参加費として1万円をお支払下さい。印紙、切手等の実費に充てます。
 匿名での参加はできません。住所氏名は訴状に表示されます。但しプレス発表の際は個人の住所氏名は伏せます。
 毎回の口頭弁論期日や原告団会議等に出席していただけるとありがたいですが、無理をしていただく必要はありません。
◆応募方法
 一矢の会宛お電話又はFAXを下さい。折り返し訴訟委任状をお送りします。
 電話03-3780-0993 FAX03-3780-0992
◆締め切り
 2006年10月31日(当日消印有効)

2006年10月10日 (火)

「道路交通政策史概観」

 セロリを大量に、女房殿が入手してきた。
 こんなの、どーすんだよ。
 茎の部分は斜めに刻み、葉の部分は適当な大きさにちぎり、豚挽肉と、大目のごま油に、塩、胡椒、オイスターソース適量と、唐辛子のペースト少々としょう油少々とでザッと炒めてみた。いける!

 原稿は、たぶん順調。
 火曜水曜早朝には全部あがるはず。

 あれはどこにあったんだっけ。
 と自分のサイトを検索してみたはずが、たぶん高知県警の昭和28年昭和29年の表がヒットした。
 昔は全国でこういうデータをとってた。
 すなわち、交通違反で処罰するためには検察官と裁判官の判断が必要だった時代…には、「警告書交付」「免許証記入」「交通違反カード交付」「説諭注意」が統計にあったのだ。

 ところが1968年7月1日から、「交通反則通告制度」、つまり警察官が取り締まった事実だけで、検察官や裁判官にタッチさせずにカネを徴収できる制度、これが施行された途端、そうした統計は(少なくとも警察庁の犯罪統計からは)消えたのだ。

 そして2006年6月1日から、駐車違反(放置駐車)については、その徴収は強制となった。
 違反は完全に、捕まるかどうか、カネを取られるかどうか、の問題になったのだ。

 ついでに、すっごいものを発見した。
 「道路交通政策史概観」。

Book 道路交通政策史概観

販売元:プロコムジャパン
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 こんなの知ってた?
 アマゾンでも売ってるんだね。
 無人島へ持っていくならこの一冊!
 とか言ってないで読もうよこれ。
 来年度、駐禁取締りの民間委託がどんと拡大されるはず。
 警察庁の悲願だった「非犯罪化」も持ち出されるかもしれない。
 そのときまでに、交通政策史の概観をふり返っておこうよ、ねぇ。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 10日(火)0時5分現在、週間INが840で、11位。12位との差は3ポイントだ。きゃー♪

2006年10月 9日 (月)

傍聴人は見た! 強殺、詐欺、常累窃盗、オービス事件をつなぐ糸!

 いくらなんでも天気が良すぎて、かつ、いくらなんでもサボりすぎててマズイので、昨日は有酸素散歩約1時間。
 早めの歩きで酸素を多く取り入れ、筋肉ポンプで血液を全身にめぐらせる、それが有酸素散歩である(と思う)。

 今日も天気がよすぎるのだが、さすがに原稿3本の締切りが今日中とあっては…。

 裁判傍聴についての原稿を書きながら、唐突に思いついた。
 霞っ子クラブが被告人演歌でCDデビュー!?
 という戯れ言を半分マジで以前書いたが、2時間ドラマがあってもいいんじゃないか。

「凶悪強盗殺人犯、虚偽の弁解を弄して無実の訴え。反省の色なく、死刑で当然!」
 とマスコミで有名な事件を、霞っ子のユキ、mi(敬称略)の2人が傍聴(細野敦裁判長、陪席は井上豊、大村るい裁判官。この構成は架空)。
 それまでの傍聴経験から、どうも無実の臭いがする…。でも、まさかねぇ…。

 毒人参は、別の法廷(栃木力裁判官)で、オレオレ詐欺の事件を傍聴。これは執行猶予になりそうだ。
 たーは、さらに別の法廷(合田悦三裁判官)で、地味に常習累犯窃盗(被告人は暗いおばさん)を傍聴。前刑からだいぶ間があるが、生活状況からして、てか常累窃盗ゆえに執行猶予はムリだ。

 4人は、裁判所地下の八千代食堂の、飲み放題(女性は800円だっけ?)で飲みながら、昼間傍聴した事件の話で盛り上がる。
 強殺犯が言っていた、真犯人、そういえば詐欺の被告人になんか似てない?
 詳しい傍聴メモで照合すると…もしかして、あいつが真犯人だったりして?

 シャキーン! 4人はレッサーパンダの頭巾とメイド服に変身。
 犯行現場や被告人の生家などを旅してまわる。
 せっかくだからと地方の裁判所も、きゃらきゃらと浮ついて巡りながら。

 地方の裁判所で、今井(東京の裁判所でなじみのオヤジ)と偶然ばったり。
 道路交通法違反専門の今井は、オービス事件をわざわざ傍聴にきていたのだ。
 その被告人は、暴走車から狂気じみた煽りを受け、やむなくスピードを上げたところをオービスに撮影されたのだという。暴走車の存在を、検察官も裁判官も認めてくれないのだという。

 だが、その撮影日時、暴走車の様子が、強殺犯の弁解に出てくる車(そんな車の存在は検察官も裁判官も、弁護人さえも信じていない)と一致することがわかる!

 さらに、たーは、強殺犯の生家が、常累犯の実家と近いことに気づく。
 付近を聞き込みすると、驚くべきことがわかる。
 常累犯は、若い頃、強殺犯を生み、しかし男に騙されて失踪。
 強殺犯は親戚の家に生まれた子として、育てられたのだという。
 東京地裁の別の法廷で裁かれているあの2人は、母子だったのだ! そんなのアリ?

 霞っ子たちはさらに調査し、強殺事件を企んだオレオレ詐欺の首謀者にたどり着く。
 さあ、大立ち回り。
 白馬に乗って今井が推参するも、あえなくぼこぼこに(笑)。

 こうして、いつものように扱われようとしていた4つの事件の、4つの糸がつながり…。
 アントニオ・バンデラス似の細野敦裁判長は、強殺犯に無罪を言い渡した。
 その傍聴席には、ついさっき執行猶予判決を受けた母親が、霞っ子クラブに付き添われて居た。
「母さん…、母さん、なのか!?」
 がっしと抱き合う2人。涙と鼻水。2人ともサンダル履き。
 細野裁判長は、壇上から霞っ子クラブにウィンク。きゃー。
「あれはあたしにしたのよ!」
「ちがーうよ! あたしよ!」
 と霞っ子クラブは仲間割れを始めるのであった。

 裁判所ビルの屋上で、細野裁判官が黒い法服をはためかせて(その脇の下には、銃身を切り詰めた水平2連散弾銃があったりして)ギターをかき鳴らし、フラメンコ調のテーマ曲を歌うのであった…。 

 『霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記』のノリで、そういう軽快かつ新鮮な傍聴人ドラマがあったら、面白いんじゃない? どないや。

 おおっと、もうこんな時刻! 原稿に戻らねば!

Banner_02_2 人気blogランキング ← 9日(月)14時25分現在、週間INが810で、やっぱ11位に落っこちまったよぅ♪

  

2006年10月 7日 (土)

久々のオービス新件 しかも否認!

10月6日(金)その2

 14時10分から、東京簡裁・刑事1室3係(堀内信明裁判官)534号法廷で、2件続けての道路交通法違反の新件。長い空白期間が明けての、5件目。
 最後の男女各1名のうち男性のほうが被告人席へ。
 傍聴席に残った女性は妻らしく、しかし証人尋問は先になる、という趣旨のことを弁護人が書記官に言った。第1回で情状証人までいく、のでないということは、否認なのだな。

【場   所】 首都高5号線下り 豊島区南池袋2-41 5.95kp
【日  時】 2005年4月24日 午後0時17分頃
【装   置】 三菱電機 RS-2000
【測定値】 121㎞/h 制限速度60㎞/hを61㎞/h超過
【被告人】 60歳 身なりが良く、背筋が伸びた感じ  
【弁護人】 あり
【主   張】 「121㎞/hで走行した事実はございません。ちょうど抜いてきた車のせいで生じた誤動作の類と確信しております。自分では、流れに乗っておりましたんで、70か80ぐらいじゃないかと推測しております」

 おお~っ!!
 ようやくオービスの否認事件がきた。
 それも、よりによって、「汚名を着たまま墓へ行けない」事件(やはり三菱RS-2000)を長く審理中の、堀内さんの1室3係へ!!

 堀内さんは、秋田の事件のこと、「寺澤オービス事件」のこと、わかってる。
 被告人、弁護人はわかってるんだろうか。どうも、見た感じでは、わかってないような。
 このままだと、
「抜いてきた車の速度を測定したなら、写真に必ずその車が写る。本件では被告人車両しか写っていない(または被告人車両が写真中央にある)ので、抜いてきた車が仮に存在したとしても、測定値は被告人車両のものである」
「被告人車両は撮影ポイント付近で撮影されているので、測定は正常に行われた」
「被告人が121㎞/hを否認するのは、何の裏付けもない推測にすぎない。しかも(被告人質問でまたくだらない突っ込みを重ねたうえで)被告人の状況説明には矛盾と変遷が見られ、信用できない」
「三菱電機の菅井宗一社員の証言によれば、オービスは撮影が行われた以上は絶対無謬である」
 として、ごくごく普通に有罪(罰金9万円)で終わるのは目に見えている
 もしそうなるとして、いちばん残念に思うのは、堀内さんじゃなかろうか…。

 次回は三菱電機鎌倉製作所の菅井宗一社員を証人尋問と決め、14時32分閉廷。
 菅井さん、相変わらず元気で全国の法廷を飛び回っているようだ。
 この事件でも、やっぱ国に対し旅費・日当を請求・受領するんだろうね。

 ところで、本件は8月末頃の起訴だという。
 前の無免許は8月中頃の起訴だということだった。
 他の3件の起訴日は不明だが、4カ月半ほど、東京区検は道路交通法違反を公判請求しなかったことになるのか…。ふうむ。

 即決裁判手続きが始まっており、簡裁は午前中を空けておくとか、なにかそんなふうなことになってるらしい。
 今度傍聴してみよう。

 交通違反一筋23年の立場から言わせてもらうと、「扱う事件の量が多いから、処理手続きを簡略化しよう」というやり方は、世の中をどんどんダメにすると思う。ま、そのことはまた別の機会に。

 土曜、突然良い天気になったねえ。
 40分ほど有酸素散歩。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 8日(日)7時10分現在、週間INが840で、なんとか10位にとどまっている。9位との差は60ポイント。11位との差は12ポイント。危ねっ♪

2006年10月 6日 (金)

原付は壊れて電車賃もなく しかし彼女に会いに…

 台風なのか? 雨と風。
 万が一にも遅れては困るので、1本早めの電車で霞が関へ。
 遅れなかったので、まずは農林水産庁地下第5食堂で、さば味噌煮定食(半食)380円。
 旨いし栄養のバランスも良い。これで380円。信じられる?
 第4食堂のカレーそば大盛り290円だって、バカ安でしょ。
 残ったカレーの汁にそば湯を入れて飲むと、もうサイコー。
 こんなんばっか食って裁判所通いしてるから、だんだん浮き世から離れてくるんだぞぃ。としみじみ思うよ(笑)。

 さて、13時20分から、東京簡裁・刑事1室3係(堀内信明裁判官)534号法廷で、道路交通法違反の新件。長い空白期間が明けての、4件目。

 無免許だった。
 被告人(在宅)は、中卒でアルバイトを転々としてきて昨年11月から無職という。
 彼女(?)に会いに行くにあたり、原付免許しかなく、原付は転んで「バッキバキ」に壊れ、ライトが点かないので帰りが心配になり、かといって電車賃もなく、そこで友人から自動二輪(125cc)を借りて運転、会って2人乗りしてるところを警ら中の警察官に止められ、赤キップを切られたのだという。

「原付の免許は持ってて、ある程度ルールは知ってる。事故らないよう、スピードには十分注意した。何も免許がない人と同じに扱われたくない」
 との主張。

 だらっとした格好で、何か言われるとほとんど必ず「あぁ、はい…」と言うのが、オジサン的には「何だかなぁ」ではあるのだが、全体に素直な感じの、好印象な若者だった。
 若者らしい主張で、何がなんだかわかんないけど、不服を言ってたら公判請求された、って感じ。若いうちはそういうのも良いんじゃないか。私が父親なら、「頑張れよ」と肩を叩いてやりたい。

 求刑は罰金15万円。
 被告人は当然、カネがない。
 裁判所までの電車賃はどうしたのか…。

 という状態で、さてどうするのか。
 直ちに判決、罰金15万円、それが一般的というべきだろう。
 ところが堀内さんは、次回期日を指定した。
 被告人に電車賃の出費を強いたのだ。
 何か考えがあるのだろうか。←マニアはついそんなこと想像しちゃう。
 次回、どんな主文にせよ、堀内さんは量刑の理由をわかりやすく説明してくれるだろう。楽しみだ。

 その公判の途中、一般人風の男女各1名が。
 そんなカップルが簡裁へ傍聴にくることは珍しい。
 次の公判も道路交通法違反の新件。
 男女のどちらかが被告人か?
 さらに男女各1名が。こちらは男は弁護士。女は弁護士の関係者(たとえば事務所の人)らしかった。
 さらに、年配のしっかりした感じの男女各1名。
 被告人の両親? はたまたこっちのどちらかが被告人?
 なんにせよ、傍聴席に6人(私も含めて7人)とは、それも、警察官やオービスのメーカー社員が詰めかけてるんじゃなしに6(7)人とは、そのうち1人は弁護士だとしても、かなーり珍しい。

 そして次の、道路交通法違反の新件は…!!
 つづく。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 6日(金)17時15分現在、ぎょっ!! 週間INが1000で、きゅきゅ9位!! びっくりですぅ♪

2006年10月 5日 (木)

香川県警 1件200円取るかねしかし

 9月12日付けの四国新聞が、
「器材の老朽化などを踏まえ、今年五月に呼気一リットル当たり〇・〇一ミリグラムのアルコールも検出できる最新型の感知器を五十個導入した」
 そして最近になって、
「わずかな酒のにおいも検出できる高精度のアルコール感知器を新たに百個導入、香川県内各署や交番に配備した」
 と報じている。
 その「感知器」の、それぞれの契約書(仕様書を含む)及び取扱説明書は、これはさっそく開示請求してみよっかな。

 と9月18日に書いた
 その「公開回答書」が、え? 先週だっけ? 香川県警から届いた。

 写しの交付の手数料は…660円。
 警視庁は1枚30円だが、地方は10円。
 660円とはけっこうな枚数だな…。
 で、送付の切手代は?
 は、80円?
 66枚を80円で郵送できるわけないじゃん。
 はは~、香川県警、どっかの今井みたいなボケをかましてるな?

 …と思ったら、なんとびっくり!
「公開請求のあった行政文書の件数(1件につき200円)」
 というのが、3件合計600円あり、写し自体は6枚(60円)なのだった!

 私ゃほとんど全国の都道府県警から開示・公開を受けてるが、「1件につき200円」てのは初めてだ!
 香川県警、おそるべし!
 いや、県警は手数料の額を決められないはず。
 とすれば、香川県議会(または知事部局?)、おそるべし!
 いや、議会って、役人が出した条例案等を追認するだけとすれば、香川県の役人、すげっ!
 つか、国の情報公開は、1件300円というやり方をしている。
 香川のこの手数料を決めたのは、国好きの役人で、「国が300円なら地方は200円でよかっちゃろたい」(方言、違うと思いますけど)となったとか、あるいは国からの、なんつーの出向みたいな役人だったとか。
 200円でここまでごちゃごちゃ言えるとは、私もすげっ(笑)。

 ともあれ、新型の感知器、どんななのか楽しみっす。うふふ。
 文書をゲットしたら、当ブログに少しアップするね。

Banner_02_2 人気blogランキング ← ここの「週間IN」てのは、1週間のうちに1日1回クリックしてくれた人数掛ける10、のようだ。5日(木)4時40分現在、910に下がったけれども、順位はなんと10位。大きな文字で紹介されるようになった!! うわぁ♪

2006年10月 4日 (水)

酒気帯び検査を拒否したのは警察官のほう?

 ぎりぎりまで原稿を書いて、裁判所へ。

  5月17日、第1回公判。「初めて遭遇、酒気帯び検査拒否!」。
 6月21日、第2回公判。「1交機の警察官2人を証人尋問」。
 8月9日、第3回公判。「酒気帯び検査拒否 仰天の展開!!」。
 9月20日、第4回公判。「論理矛盾で有罪の理由を拾わせる」。

 の15時30分から第5回公判。論告、弁論。

 注目の求刑は、罰金20万円。
 普通車での酒気帯びの相場は20万円だから、その検査拒否も20万円なのかな。

「訴訟費用を全額負担させるのが相当と思料します」
 と検察官。堀内信明裁判官が言った。
「この事件は訴訟費用は発生していないですよ」
 弁護人は私選だし、警察官証人は2人とも旅費・日当を請求していないのだ。
 たいした間違いじゃないので、その部分だけ訂正することになった。

 今年のだいたい春頃か初夏頃まで、警視庁の警察官らは、旅費・日当または旅費のみを、当たり前に請求・受領していた。
 オービスの製造販売会社の社員は、法廷証言も業務のうちと言いながら、当たり前に旅費・日当を請求・受領し続けている。どんな会社じゃい。

 で、本来、論告(つまり検察官の最終意見)と弁論(つまり弁護人の最終意見)とを同じ期日にやっちゃうのは、いかがなものか、とくにこういう否認事件では、といえることもあり、もう1期日設けて、補充の弁論を行うことになった。

 締切りが押してるので、他の事件には脇目もふらず、早々帰る。

 この事件、被告人が酒気帯び検査を拒否したのではなく、警察官が拒否したと、客観的にはそう解するほかないように思うんだけど、詳細はまたあとで。締切り、押してるので…。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 4日(水)18時40分現在、順位が11位のままなのもさることながら、げえっ、週間INが1000の大台に!! みなさん、ありがとございますぅ(泣)♪

2006年10月 3日 (火)

被告人が来ないっ!

 早朝の人身事故の影響だと聞いたが、いったい何があったんだろう…。
 とにかく電車がめっちゃ遅れた。
 しかーし、こういうこともあろうかと余裕を持っていつも出ていたので、遠回りしてなんとか開廷5分前に裁判所着。
 1日15~20分、10日で150~200分ムダにしても、目指す公判に1分でも遅れるよりはマシだ。

 との覚悟で出かけた、13時20分からの東京簡裁・刑事1室2係(横川保廣裁判官)826号法廷、道路交通交通法違反の、長い空白期間が明けて3件目の新件。
 被告人が来ないっ!

 呼出の特別送達を2回出したが、2回とも被告人は受け取っておらず、3回目はまだわからないのだという。
 弁護人(私選?)も連絡が取れないのだという。
 次回期日を決めて、3分で閉廷。きゃほー。

 長い空白が明けての3件、他の2件は、普通なら略式で罰金20万円なのに住所不定・無職なので勾留のまま公判請求と思われる事件と、取下
 オービス事件は、いつ出てくるんだ! …被告人には申し訳ないけれども。

 礼田計さんが、そういえば地裁412号法廷で、道路交通法違反・公務執行妨害の新件をやってるという。
 もしや! 駐車監視員とのトラブルか!
 と急ぎ行ってみると、原付の酒気帯び(0.33mg)で、「アルコールを飲んで強気になってたのと、強気に出ればどうにかなんないかなと思っ」て(鈴木秀行裁判官による確認)、「やっちまうぞ」とか「お前ら終わりにしてやるぞ」とか暴言を吐き、警察官の胸ぐらをつかんだ、という事件だった。
 前科・前歴一切なし。

 求刑は懲役1年。
 直ちに判決。懲役1年、執行猶予3年。

 東京高裁の総務で、10時20分からあった原付の酒酔い(0.6mg)の判決を聞く。
 午前中は、締切り原稿が詰まってて、どうしても出てこられなかったのだ。
 懲役実刑の原判決を破棄、懲役10月、執行猶予3年だったという。
 ま、妥当なところだろう。って偉そう? 傍聴マニアはそゆこと言いたがるんだよぅ。

 農林水産省地下第4食堂(そば食堂)で、カレー南蛮大盛り290円。
 を食って急ぎ帰宅。

 『ドライバー』の原稿の、念のための取材で、三鷹警察署へ。
 なんとかネバったが結局、記者クラブ以外は警視庁の広報を通すように、とのこと。
 帰る途中、現場付近の住民の方に取材。
 ものすごい話が聞けた。
 交通事故って、なくそうと思えば、けっこう簡単になくせるのかも!
 なぜそれができないのか、何がジャマするのか…。
 『ドライバー』に私の考えを書こう。

 ついでに、現場の管轄は三鷹署ではなく調布署だと聞いた。
 げっ、マジ!? 三鷹署の方々、ごめんなさーいっ!

Banner_02_2 人気blogランキング ← 10月3日(火)23時35分現在、ぎょっ、週間INが990で、11位っ! こんなに上がるとは! もう、ありがとございますぅ(泣)♪

反則金と放置違反金の違い わかる?

 警視庁のwebサイトの、トピックスの、「道路交通法一部改正(違法駐車対策)」に、「反則告知を受けた方へ」というページが10月2日、設けられた。

「交通反則告知書(反則切符)を交付された場合は、反則金を納めるようにして下さい」
 本当はそんなお願いをしちゃいけない。する権限はない。
 反則金の納付は、運転者のまったく任意だもの。
 んだけど、ま、運転者が唯々諾々とカネを払わないと違反処理システムは成り立たないので、立場上仕方ないわねと、暖かく見守ってあげよう。

 それはともかく、同ページの説明全体、わかる?
 「交通反則告知書」と「交通反則通告書」って出てくるけど、違いがわかる?
 わからない方は、私のwebサイトの「交通違反Yes Noチャート」をご覧ください。
 もっと詳しく知りたい方は、手続きの流れについてのFAQをご覧ください。

 警視庁の同ページには、
「※違反者に行政処分点数が付されます」
「※1 納入することで違反者に付与された行政処分点数の取消しはありません」
 と、わざわざ2回、出頭して違反キップを切られたら点数がつき、その点数はもう消えない、という趣旨のことが書かれている。

 そのことを知らず、「ステッカーを貼られたら警察に出頭するのだ」と勘違いで思い込んでる人、また、思い込んでまではいないけれども、取締りに不服があって警察官に言ったら違反キップを切られてしまう人、がまだまだいるようだ。
 出頭したら損。
 ステッカー(確認標章)を取り付けられても、知らん顔して放置違反金ですますのが、お徳。
 そのことをわざわざ強調しているのだとすれば、警視庁は親切?

 ものすごーく深読みすると、制度施行当初、警察官のノルマは従来どおり“キップを切ってナンボ”だったため、勘違いでも何でも違反者に出頭してほしかったが、そろそろ、キップを切らなくても確認標章を取り付けるだけで実績になることにしたので…。
 それは深読みしすぎ、妄想に近いかな? わはは。

 反則金放置違反金との違いについては、やっぱ私のFAQ(の「『確認標章』を取り付けられたら」以降)のほうがわかりやすいんじゃないかと思う。
 だからさ、広報も民間委託してよん。
 で、随意契約で私が独占! 
 うーむ、メルマガに続いて、景気のいい話ばっかですな(笑)。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 10月3日(火)0時15分現在、まだ12位をキープ! ありがとうございますぅ♪

2006年10月 2日 (月)

メルマガ「日刊交通違反」で月収500万円!?

P1010145  昨夜、某月刊誌と新宿で打ち合わせして(つまり酒飲んで)電車に乗ったら、ありゃ? 吊革にネクタイが…。
 よく見ると、すべての吊革にネクタイがかかり、「モビット」と書かれていた。
 広告かぁ。
 中吊りに、竹中直人さんのネクタイが徐々に巨大化していく連続写真。
 借金はどんどん膨らむ! ヤバイぞ! 
 というメッセージなんだろう。
 と100人中100人が思うんじゃないのかな。

 ところで、かつてのミニコミ紙「月刊交通違反」の、原則日刊バージョンというか、有料のメールマガジンを始めようかと思うんだけど、どうだろう。
 内容は、
1、オービス裁判、ほか刑事・民事裁判の傍聴レポート
2、情報公開等で得た面白文書のアップと解説
3、交通違反関連報道に対する、交通違反一筋23年の立場からの解説
 が中心になるか。
 カネを取るんだから、現在のこのブログより力を入れて書く。
 ネタはありすぎるほどある。尽きない。

 購読料は、1カ月100円。
 100部で1万円、1000部で10万円、3000部で30万円。
 月に30万円入れば、思う存分に開示請求できるし、整理のための文房具も良いのを買える。文献も存分に買える。って文書や文献が果てしなくたまっても困るんだけど。

 え…? 1万部で、ひゃ100万円?
 5万部で、ごごっ500万円?
 月に500万円!? 飲みきれないよぉ!!

 なーんて、どうしよっかな、ぼんやり考え中。
 ただ、有料のメルマガってどう始めるのか。画像も載せられるのか。まったくわかってない。これを日本語ではズバリ「捕らぬ狸の皮算用」というんだな(笑)。

 ここんとこ、ご相談等がやたら多い。
 エロまたは詐欺のサイトへ誘導するんだろうと思われる、なんとか返信させようとあの手この手でくるメール、あれと一見区別がつきにくいけれども、たぶんこれはご相談等なんだろう、というメールも最近ぽつぽつある。
 うーん、これはどっちなんだぁ? とモニターの前でしばし腕組みしたり…。
 エロ詐欺メールと間違えて、さくっと削除してるものもあるかもしれない…。

 今週中に締切り6本。東京簡裁に道路交通法違反の新件が3件、審理が2件。あ~。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 10月2日(月)20時5分現在、おおっ、週間INが940で12位! ありがとうございますぅ♪

払いません。―ナンデ?モッタイナイ! Book 払いません。―ナンデ?モッタイナイ!

著者:和合 秀典,今井 亮一,松谷 宏,本多 勝一,日向 咲嗣
販売元:三五館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

2006年10月 1日 (日)

グローバル フェスタ 2006

9月30日(土)

P1010140  第47回「法の日」関連イベント、「赤れんが秋まつり」という、タイトルだけでは何だかわかんないイベントへ、小学生を2人連れて行くことに。

 磁石つきボールペンとか、何ていうんだっけ、赤とオレンジのあのマスコット人形とか、いろいろくれるもんだから、子どもたちは全部3セットずつくらい、大喜びでもらってたよ。
 刑務所の模擬雑居房があって、
「布団がふかふか。ここで泊まりたーい」
 と子どもたちは言ってたよ。

 私が印象に残ったのは、そうだなぁ、申し訳ないけど、大量のパンフレットか。
 ああいうの、委託されて高額で作成する業者(天下り業者?)がいて、上質紙でカラーのパンフを大量に受注・作成するんだろうなぁ…と思いますた。
 裁判員制度が始まるまでに、いったいどれだけのパンフや冊子が…。

P1010122 「プールへ行きたい」
「デパートの屋上でゲームやりたい」
 と子どもたち。
 しかし私は二日酔いぎみ。
「日比谷公園で何か面白いイベントやってるかも」
 と騙してぶらぶら歩いて行ったら、なんと、本当に面白いイベントをやってた!

 グローバル フェスタ 2006
 子どもたちはスタンプラリーにはまり、聞いたこともない小さな国々の地理や生活等々について、勉強というのではなく、肌で感じたようだった。
 よくできたお祭りだった。
 お父さん、お母さん方、あれはお勧めですよ。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 10月1日(日)6時25分現在、週間INが850で13位! しかも「DOWN」で13位って、どこまで上がってたの? ありがとございますぅ♪

払いません。―ナンデ?モッタイナイ! Book 払いません。―ナンデ?モッタイナイ!

著者:和合 秀典,今井 亮一,松谷 宏,本多 勝一,日向 咲嗣
販売元:三五館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

オービス裁判 空回り…

9月29日(金)

 16時から、東京簡裁・刑事1室3係(堀内信明裁判官)534号法廷で、「汚名を着たまま墓へ行けない」事件の、第11回公判。
 9月13日の第10回は、中津川簡裁へ行ってたため傍聴できなかった。

 今日は、被告人が写真撮影してまとめた現場報告書のようなもの、についての被告人質問。
 いつ誰がどこで何を、何のために撮影し、まとめたのか、どこがポイントなのか、文書として付けときゃ良さそうなものなのに、なんで口頭でやり取りするのか。
 手続き上の問題もあるのかもしれないが、まったく要領を得ない展開。
 堀内さんがいちばんガックリきてたんじゃないかな。

 次回は論告・弁論。
 この事件、他の事件に比べて良い要素がいろいろあるように思えるんだが、どうも迷走というか空回りというか、真っ直ぐ進まない印象を受ける。非常に残念。
 これまでの審理をふり返り、争点および主張・立証を明解に総まとめした、最終弁論、最終陳述を、なんとかやってくれるといいのだが…。

 いったん帰宅して夜、新宿の某キャバクラへ、お仕事で。
 どんな関係の仕事か、現在発売中の『ドライバー』の私の連載記事にヒントがあるよ。
「へえ! そんなことがあったのか! サイコー!」
 という話を聞いたのだが、それはまだ書かないほうがいいんだろう。うふふ。

 終電で帰宅。
 トさんよりビッグニュース。
 なんと、来週、東京簡裁に道路交通法違反の新件が3件も入っているというではないか!

キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!

 このときを待ってたんだよぅ!
 しかも、うち2件は1室3係。つまり堀内信明さんだ。うれぴー! ←おじさん、はしゃぎすぎだってば(笑)
 審理も2件あるし、来週もまた傍聴三昧か。
 締切りどうする?

傷害:前科前歴なしで執行猶予4年

9月29日(金)

 15時から、東京地裁・第4刑事部(高山光明裁判官。メガネの度がきつい)414号法廷で、傷害の判決。

 求刑は懲役2年のところ、判決は懲役1年10月、執行猶予4年。
 前科前歴なしで4年は長い。
 またやるんじゃないか、心配だったのかも。
「記録を読んでも、なぜここまでのことをやったのか、はっきりしないところもあるが…」
 と高山さんは言っていた。

« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »