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« DANCES with ORVIS | トップページ | こぉーれは無罪の可能性、大いにアリか!? »

2006年10月27日 (金)

所持金なしの被告人に地下鉄の切符をカンパしたよ

10月26日(木)

 9時55分から、東京簡裁・刑事2室1係(櫻井廣美裁判官)534号法廷で、原付二種で酒気帯び0.15mgの判決。

 検挙当日の調書には「生ビール500cc中ジョッキを2杯飲んだ」とあり、25日後の調書には「ビールをロンググラスで2杯飲んだ」とあり、いずれも読み聞けの後、署名押印している。検査値を問題にしている被告人が飲酒量を聞き間違えるとは思えない…。
 と求刑どおり罰金15万円。
 ま、そりゃそうだわね。

 10時から東京地裁・第6刑事部(河田泰常裁判官。法服を袖まくりして、雀荘によくいるサラリーマン風)416号法廷で道路交通法違反等の新件…。

 のはずが、3分ほど遅れて入ったら被告人質問の最中。
 あれ? いくらなんでも3分で冒頭手続きや検察官による冒頭陳述が終わるはずがない。
 廊下の開廷表を見ると「審理」だった。
 私のメモミスか? でも、裁判所のほうが間違えることもたまにあるんだよね~。

 事件はどうも、自動二輪を運転中、検問やネズミ捕りで道路中央へ飛び出してきた警察官とぶつかったか何か…らしかった。
 「タケイシ(?)」「ミネ」「ゴトー」という警察官の名前が聴き取れた。弁護人の質問が細部にわたるところからして、どうも否認事件のような感じだが、彼らの尋問はもう終わったのだろうか。
 被告人は若く、弁護人寄りの傍聴席に、中年男女。父母だろうか。
 検察官寄りの席に、2人の男。しきりにメモを取っている。1人は杖。当時の警察官?
 私は次の事件があり途中で出る。

 10時40分から、東京簡裁刑事1室2係(横川保廣裁判官)826号法廷で、公務執行妨害の新件。
 今年5月末から、公妨に罰金刑が設けられた。
 罰金は通常、略式で科す。公判廷へは出てこない。
 出てくるってことは、否認なのか。
 あるいは、住所不定・無職ゆえ、勾留しておいて「満つるまで算入」にするケースなのか。
 もしも駐車監視員への公妨だったら、私にとっては大ヒット!
 …と傍聴したのだ。

 被告人は身柄(警察留置場)。背の高い、ジャニーズのタレントのような良い男。
 人定質問の答え方が、1つひとつの語を大きめの声で異様にはっきり言う…そうだ、これはあれだ、若い“金八先生”みたいな感じだ。
 罪状認否で、「(起訴状の内容に間違いは)ありません」と陳述し、被告人席に着いてすぐ、突然さっと右手を挙げた。
「すみません、簡易公判手続きというのは、できないんですかぁ?」
 横川さんは言った。
「有罪になってもいいんですね?」
 被告人は言った。
「それは有罪じゃないほうがいいですが」
 それで、通常どおりの簡易な手続きで審理することになった。

 この被告人、東京生れで大卒。サラリーマンを10年やり、1年間は遊ぶことにして退社したんだという。
 新宿3丁目で、子ども御輿(みこし)が出る祭りがあり、棒に刺したメロンなどを子どもに無料で配っていたところ、酒に酔った被告人がきてメロンを求め、「てめえにやるメロンはねえ」と言われて激昂、メロンを掴んで地面に叩きつけ、祭礼警戒の警察官がきて被告人は逃げ(去り)、追いついた警察官の胸を、左手と右手で1回ずつ押し、さらに両手で突いたのだという。

 略式に応じなかったのは、「量刑の判断材料がわからないために」だそうだ。
 被告人は、途中何度も右手を挙げて、わからないことを質問したり…。
 こう言ってはナンだが、非常に面白い被告人だった。詳細は『ラジオライフ』に書こうかな。

 求刑は罰金50万円。
 え~? 50万円って、公妨の罰金の上限いっぱいじゃん。なんで?
 15分ほど休廷して判決。
 罰金35万円。未決勾留期間のうち15日間を、1日を金5000円に換算してその刑に算入する。訴訟費用は負担させない。
 つまり、払うのは20万円でいいってことだ。

 罰金刑で終わったから、被告人の身柄はもう自由。
 自力で警察署へ荷物を取りに戻ることになる。
 しかし電車賃がないという。
 弁護士とモメてるようで、弁護士からは借りたくないという。
 そんなこと言わないでさ、と留置係の警察官は言うが、被告人は聞かない。

 外(廊下)へ出ると、被告人も出てきたので、私は帰りのために買ってあった地下鉄の切符(160円相当)を1枚、被告人にあげた。
「必ず返しますから」
「いいよ、返しは、そのうち別の困ってる人にしてあげてください。そうやって世の中が回っていったらいいでしょ?」
 お~、俺って良いこと言うじゃん(笑)。

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 11時から、東京地裁・第15刑事部(三好幹夫裁判官)420号法廷で、道路交通法違反の新件。
 を11時32分から傍聴。

 無免許で保護観察付き執行猶予4年(たぶん懲役4月か5月なんだろう)の判決を受けてから2年ほどあとの、無免許&酒気帯び0.73mg。身柄(拘置所)。
 傍聴席には、茶髪の若い女が、2月に生まれたという赤ん坊を抱いていて、被告人はニコニコ見ていた。
 求刑は懲役6月。
 次回判決。実刑間違いなし…と思うけど。

 農林水産省地下・第5職員食堂で、さば生姜焼き停職もとえ定職(半食)380円。きんぴら牛蒡とワカメの酢の物と大根おろしがついて大満足。

 13時15分から、東京地裁・第1刑事部(渡邉康裁判官・白髪)408号法廷で、公務執行妨害の判決。

 これも駐車監視員は関係なかった。
 酒に酔い看板を倒しまくって道路に倒れ、110番で臨場した警察官に「なんだこの野郎、ぶっ殺してやる!」とわめいていた男を、警察官が泥酔者として保護しようとしたところ、被告人が「うちの問題だから警察はカンケーねえんだよ」と警察官の顔面を平手で殴るなどの暴行を加えたのだという。
 懲役1年、執行猶予3年、訴訟費用負担。
 渡邉さんが最後に言った。
「まあ、あなたが考えていることと、食い違いがあったと私は思っている。残念なことです」
 はれ? 否認だったの?
 そういえば判決の言渡しが23分間ほどかかった。
 じつは前夜3時間ほどしか寝てなかった私は、食後の満足感でだいぶ居眠りしてしまい、よく聴いてなかったのだ。

 被告人(在宅)と、その身内らしい女性4人と、同じエレベータに乗った。
「眼が開いてない人に、なに言ってもダメなのよね~」
 と女性の1人が言った。

 14時10分から、東京簡裁・刑事1室2係(横川保廣裁判官)826号法廷で、道路交通法違反
 早めに法廷へ行くと、廊下に開廷表が出てない。あれ?
 この事件、10月6日が第1回で、しかし被告人が来なくて流れたのだ。
 また流れたのか? 事務所で書記官で尋ねたところ、やっぱり流れたのだという。
 次回期日は、追って指定。今度こそ勾引になるのかな。

 あ~、どうしよう。スケジュールが狂ってしまった。
 1階で高裁の開廷表を見ると、13時55分から詐欺、窃盗、強制わいせつ、殺人の判決が続いて入ってた。たまにはそういうのも傍聴してみようか…。 

 13時55分から、東京高裁・第12刑事部(河辺義正・小西秀宣・片山隆夫裁判官)715号法廷で、詐欺の判決。

 レンタカーを借りてタクシーに追突する役、保険会社と交渉する役を決め(被告人はタクシーに乗車して傷害を負ったことにする役)、虚偽の事故報告をして205万7701円を保険会社から詐取したのだという。
 累犯前科を含め、服役前科4犯。
 控訴棄却。原審は懲役1年の実刑。
 当審における訴訟費用負担。被告人は在宅。

 14時から、同じ法廷で、窃盗の判決。
 弁護人は同じ。刑事の国選でよく見かける、帽子(ハット)のあの弁護士だ。
 DVD1枚を万引。同種態様の万引で懲役1年・執行猶予3年を受け、その猶予中の犯行。被告人は身柄(拘置所)。
 控訴棄却。訴訟費用は負担させない。
 再び手錠・腰縄をつけられ退廷していく被告人を、母親らしき女性がずっと立って見ていたよ。

 14時15分から、同じ法廷で、強制わいせつの判決。
 被告人は身柄(拘置所)。
 ところが、弁護人が来ない。
 壇上に3人の裁判官が現れ、河辺裁判長が言った。
「弁護人から連絡があって、出てこられないことになった。今日の期日は取り消す。言渡し等を含めて審理しない。次回期日は追って指定する」
 1分で閉廷。
 私の怪しい情報網によると(笑)、 どうやら弁護人はだいぶ年配で、病気で倒れたらしい。長引きそうな感じらしい。どうなるんだろ。

 14時30分から、同じ法廷で、殺人の判決。
 裁判官が壇上に現れ、同じことを殺人の被告人(身柄。拘置所)に言った。
 同じ弁護人が受任しているのだ。

 こういう事情による勾留期間は、だいぶ未決算入されるはず。
 刑務所より拘置所のほうが居心地は良いだろうから、被告人にとってはラッキーか。

 それから付近某所で、若干仮眠を取りつつ、某事件の記録を読む。
 今日はこれを持って出てきてたから鞄が重くて。

061026  桜丘法律事務所へ寄ってから、目黒の都立庭園美術館へ。
 福島瑞穂(みずほ)さんの出版記念パーティ。たまにはそういうのにも出てみようかと。
 ワインはすべて酸化防止剤不使用。料理はすべてオーガニックの(?)野菜と穀物。肉も魚もエビもなし。げー、そんなのあり? でも旨かったよ。

 途中で電話が入り、新宿へ移動。
 黒木昭雄さんと池内ひろ美さんと、飲む。
 面白くてたまらない、についても話す。
 池内さんは美人だな~。

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