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2006年11月の45件の記事

2006年11月30日 (木)

痴漢冤罪? 泣きじゃくる妻

11月30日(木) その4

 2件目の殺人と同じ高裁法廷で、小西秀宣裁判官が小川正明裁判官に交替し、強制わいせつの判決。
 えっ? 弁護人が5人?
 電車内での痴漢の、否認事件か?
 そのとおりだった。

 05年4月18日午前7時47分から同7時48分にかけて、16歳の女子高校生に対し、手指をパンツに差入れて臀部を触る等した、やってない、事実誤認だ、という事件。

 「パンツ」ねぇ。
 成人女性の下着を裁判所は「パンティ」と言う。
 「パンツ」と「パンティ」、その分け方に、裁判官という人種の、女性下着観ないし女性観を感じたよぅ。 

 いや~、これは、たまげた。
 主文は、本件控訴を棄却する。
 痴漢行為をしている、まさにその手を、女子高生に掴まれたのだ、という認定をもとに、他のさまざまなことをぜーんぶ切り捨てるのだが、そもそものその認定をした途端、弁護人が全員、のけぞった。
 傍聴席の私の左斜め後ろに、被告人の奥さんらしき小柄な女性がいて、判決理由が告げられる間、ずっと泣いていた。
 言渡しが終わりに近づくにつれ、泣きじゃくり、になった。
 言渡しが終わってからは、ほとんど声を出しそうに泣いていた。

 いちばん驚いたのは、さっきの殺人のときは淡々としていた河辺義正裁判長が、この強わい事件の判決では、もんのすごく力を入れて、声を張り上げんばかりだったことだ。
 東京簡裁、地裁、高裁の法廷では、じつにいろんな事件が審理されているが、あんなに叫ぶような判決を、少なくとも私は聴いたことがないよ。
 痴漢行為をしている、まさにその手を、女子高生に掴まれたのだ、という認定には、よっぽど無理があったんだろうか、ちらっと判決を傍聴しただけの私だけど、ドキドキしながらそう感じたよ。

 原判決は、懲役1年10月の実刑だそうだ。

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殺人の判決2件

11月30日(木) その3

 11時から東京高裁・第6刑事部(池田修・河村潤治・坂口裕俊裁判官)で、殺人の判決。

 被告人がいない。
 控訴審は被告人の出頭を要しないから、在宅事件では被告人がいないことはよくある。
 だが、殺人が在宅のわけがない。

 裁判長が言った。
「今朝本人から手紙がきて、公判に出ることができない、体調不良のため12月頃まで延ばしてください。座ることができないので…のです。まことにすみません…ですかね」
 どうも字が判読しにくいらしい。
「ま、不出頭のようですね。趣旨からすると、期日の延期を求めている。そのようにしましょうか、検察官、ご意見は?」
 検察官は言った。
「然るべく…」
 直ちに裁判長が言った。
「それでは延期申請は却下して、判決を言い渡します。主文。本件控訴を棄却する。未決勾留期間中90日を刑に算入する」

 被告人は、02年に脳梗塞で右半身麻痺などの後遺症が残った。
 住居の下の飲食店は、内妻(55歳)がきりもりし、被告人(原審求刑時66歳?)の世話もした。
 深夜、飲食店の仕事を終えて(酔って)2階へ上がってきた内妻と、2階で焼酎やビールを飲んでいた被告人とで、口論になった。
 内妻から「出て行け」と言われたことなどに腹を立てた被告人は、1階から刃渡り22cmの柳刃包丁を持ち出し、内妻を刺した。
 内妻の創傷は10カ所以上。
 右胸の創傷は2カ所。深さ12㎝。…という事件らしい。
 被告人は、止めようと1階へ逃げて包丁を持ち出したら、内妻が倒れかかってきて刺さったかもしれない、などと弁解するが、認められない。
 原判決は懲役12年…。

 11時30分から、東京高裁・第12刑事部(河辺義正・小西秀宣・片山隆夫裁判官)で、殺人の判決。
 被告人は身柄(拘置所)。
 前回(10月26日)、弁護人が倒れたとかで期日延期になった事件だ。
 期日は追って指定だったが、今日たまたま傍聴できたのだ。

 控訴棄却。未決100日算入。
 被告人は、妻の長年の不貞行為に悩まされ続け、離婚することになったが、「人生をめちゃくちゃにされた」と思い、05年12月28日、包丁を突きつけて「どういうつもりで浮気を」と問いつめたところ、包丁が妻のあごに当たって出血し、妻が「警察に言ってやる。あんたの人生なんか関係ない」と言われたことから腹を立て、午前1時29分頃、妻の背後から左上腕部を頸部に巻きつけて圧迫し、さらにタオルで締めつけて殺害したのだという
 犯行場所は、学齢期の3人の子どもが寝ている自宅…。

 タオルで締めてはいないと被告人は主張するが、死因は折り目が粗造な手ぬぐいかタオルによる締めつけであり、警察官がきたとき妻の首の下に綿タオルが線状にあったので、被告人の主張は認められない。
 原判決は懲役10年。

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捕まればアウトとわかってる違反をなぜ…

11月30日(木) その2

 東京地裁・第1刑事部、408号法廷(水野智幸裁判官)で、10時から道路交通法違反の新件。
 を10時20分から傍聴。
 被告人は身柄(拘置所)。

 情状証人(女性。母?)の尋問をやっているところだった。
 続いて被告人質問。
 50㎞/h超過のスピード違反や信号無視など、点数の累積で免許取消処分となったが、自宅は、交通の便がなく“辺境の地”で、通勤のため自分の車を運転し続け、無免許で捕まって今年9月に略式で罰金20万円の支払命令を受け、それを払うか払わないかのうちに本件無免許で捕まって(端緒は信号無視)現行犯逮捕された、という事件らしかった。

 通勤や仕事のためにどうしても車が必要なのに、なぜスピード違反や信号無視を重ねたのかと、検察官はしつこく尋ねた。
 被告人の答は、はっきりしなかった。
 捕まったらアウトの違反をして、捕まってからあわてる…。
 私のところへもそういうご相談はひっきりなしだ…。

 求刑は懲役6月。次回判決。
 執行猶予は間違いないだろうが、責任ある立場について頑張っていたらしい仕事は、すでにクビになったそうだ。これからどうしていくのだろう…。

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裁判やってもらえないと困るんです

11月30日(木) その1

 9時45分から、東京簡裁534号法廷(櫻井廣美裁判官)で、窃盗の判決。
 03年に窃盗で懲役2年執行猶予4年の判決を受け、「定職に就くよう努力していたが年齢のこともあり叶わず、生活費に窮して」06年、仕事の配送先の顧客宅などで、時価150万円相当の時計を窃取するなどしたと、懲役2年、未決30日算入。

 9時50分から、同法廷で、「検察庁の指定医師が人格障害と」の窃盗、の判決。
 やっぱ気になったので、3時間しか寝ずに傍聴に来たのだ。

 言渡しの前に弁護人が、弁論再開を求めた。
 被告人からの裁判所への手紙(?)を証拠請求。
検察官「不必要と思料します」
裁判官「採用します」
検察官「不同意です。不必要かつ不相当」
裁判官「弁護人、どうします?」
弁護人「撤回します」
裁判官「それではこれで結審し、判決を…」

 あら? いちおう再開したのに、内容なかったから、双方および被告人の最終意見を聞かずに結審するの?
 書記官がさっと立って、裁判官に何やら言った。
 で、裁判官は双方に、最終意見は従前通りでいいか、確認した。
 そして被告人に、最後に言いたいことはあるか尋ねた。
被告人「……やってない……」
裁判官「それではこれで結審します」

 判決は、懲役1年2月(求刑は1年6月)、未決30日算入。
 やはり、CDの防犯タグを外して紙袋に入れた(自己の占有下においた)ことが窃盗と認定されていた。
 精神状態うんぬんについては、
「発覚しないよう留意している。有利なことや、犯行に関係ないことは話すが、不都合なことは黙秘するなど、事柄の正確な判断をしている。行為の意味を十分理解したうえで行為に及んでいる…」
 と退けられた。

「型にはまった人生を送る必要はない。どう生きるかは自由です。しかし、法に触れたり他人に迷惑をかけたりすると、法的な、社会的な制裁を受けるのです…」
 この説示は、この被告人にはまったく通じないことのように思えた。

 続いて控訴の権利の告知…。
 の前に被告人が次々と言った。
「控訴はできるんですか?」
「どちらへ控訴を? 場所はどちらへ?」
「控訴の手続きをお願いしますと今日言えばいいんですか?」
「控訴の用紙を出した場合に、裁判やってもらえるんですか?」
 再び手錠・腰縄につながれながらも言い続けた。
「やってもらえないと困るんです」

 入れ替わりに次の被告人が入ってきて、窃盗の新件が始まった。 
 住所不定、無職。歩道に仮睡中の男性のポケットから、現金1万4000円、クレジットカード在中の財布を窃取したのだという…。

 この日、開廷表に新しい検察官の氏名があった。
 頂佳乃生さん。
 なっ、なんて読むの!?

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「それはないだろ!駐車監視員さんよ。」

 すんごいブログ記事を発見。
それはないだろ!駐車監視員さんよ。

 「通り沿いのコインパーキング」とは、パーキングチケットによる時間制限駐車区間のことらしい。
 パーキングメータ(パーメ)は、どういうわけか、300円なり200円なりの料金を払わずに駐車しても、60分なり40分なりの時間が経過するまでは「放置車両」とみなされず、確認事務の対象にならない。
 が、パーチケは、チケットを掲示せずに駐車すると、直ちに確認事務の対象になる。

 で、掲示せずに立ち去ろうとした運転者に、駐車監視員の1人が、
「あ!あそこにメーターがあるから、あそこでチケット買ってね!」
 と声をかけたんだという。
 ところが、相勤者が、
「なんだよ!なんでいちいち言うんだよ!ほっとけよ。くそっ。くそっ。馬鹿やろう」
 と言ったんだという。
 そうして、振り向いたブログ筆者の yuka さんに、その相勤者は、
「何見てやがるんだ!」
 と言ったんだという。
 ひえ~!

 駐車監視員は、2人以上(たいてい2人)1組で1ユニット。
 「馬鹿やろう」と言われたほうは、そんなのと組んで仕事するのがイヤになり、ストレスで辞めていったりする…。
 「馬鹿やろう」と言ったほうは、件数を稼ぎたさにムリな、不十分な確認をして、トラブルを招く。緑系の制服の駐車監視員全体に対する憎悪を集める…。

 きっと全国でそんなことが起こってるんだろう。
 この不幸はどこに根元があるのか。
 11月24日の記事「駐車監視員のストレス」に書いたとおりです。

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弁明理由の「大半」は「トイレ」じゃなかった!?

 最近ちょっとアクセス数が落ちてる。
 しめしめ。あんまり注目されてないブログで、こっそり意外な情報を。
 11月24日の記事「駐車監視員のストレス」にも関連するよ。

 9月20日の記事「放置違反金の弁明 東京は2000件」で引用した、読売新聞の9月19日の、
<<駐車違反弁明、大半「腹痛で」…ネットの誤指南も影響>>
 という記事、

 駐車違反の取り締まりを強化した改正道交法の施行に伴って、新たに導入された弁明手続きを巡り、今年6月以降、警視庁に提出された弁明書が約2000通に上り、その多くが「運転中に腹痛に見舞われた」などと、トイレを理由に違反の取り消しを求める内容だったことがわかった。

 「約2000通」というのは、6~8月の3カ月間のまとめ、と読める。
 約2000通の「大半」または「多く」が「腹痛で」「トイレを理由に」って、それ、ほんと?

070107610_1  私が先日、警視庁から開示を受けた文書(6~10月)によると、6~8月の弁明受理件数は2290件。
 そのうち「トイレ」は374件。16.33%。
 トップは「取締りに対する不満」で、792件。34.59%!

 なぜ、「約2300通」としなかったのか…。
 なぜ、トップの半分以下の「トイレ」に焦点を当てたのか、「ネットでアホなことを聞いて弁明してもムダだよん」という調子で…。
 ふむぅ、ま、今日はここまでにしとくです。

 駐車監視員の方々は、弁明理由のダントツトップが「取締りに対する不満」というのを見て、何を感じるんだろう…。

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2006年11月29日 (水)

鹿児島県警 話が違うんじゃない?

道交法改正5カ月 違法駐車摘発2.3倍/鹿県内
民間監視員確認が4割

 駐車違反取り締まりの民間委託などを柱とした今年6月の改正道路交通法施行後、10月末まで5カ月の鹿児島県内の違反摘発件数は4532件で、1-5月(1906件)の約2.3倍に上ったことが27日、分かった。うち民間の駐車監視員が鹿児島市内で違反確認したのは1775件で、全体の39.1%を占めた。
 県警交通指導課によると、監視員による違反取り締まりは1日平均11.6件、鹿児島市内3署の署員では同14件だった。6-10月の3署員による摘発は計2136件で、法施行前5カ月の1545件より591件増えた。
 同課は10月2-6日、同市内の繁華街や住宅街3区間(各5キロ)の平均所要時間を測定。城南町から小川町の区間では21分22秒と、前年同期の23分10秒に比べ1分48秒短縮。他2区間でもそれぞれ2分58秒、5分25秒短くなった。
 さらに同市新屋敷町など3地点で測定した、1時間当たりの通行台数も増加。同課は「取り締まり強化で違法駐車が減り、車の流れがスムーズになった」と分析している。

 と南日本新聞(11/28 07:46)。
 「3署」とあるのは、鹿児島県警の民間委託は3つの警察署の管内で行われているから。

 あれ~っ? て思わない?
「厳しい治安情勢のもと、駐車違反の取締りに投入できる警察力には限界がある。このような現状に照らせば…」
 というのが、民間委託の理由だったはず。
 だから国会では、駐禁取締りの8割は駐車監視員が行うとされていた。

 ところが…。
   4532件 - 1775件 = 2757件
   2757件 - 1906件 =   851件
 駐車監視員による取締りは8割に遠く届かず、警察官による駐禁取締りが851件も増えている。
 何のための民間委託だったの?

 そうまでして頑張ったのに、平均所要時間測定区間における平均所要時間でさえ、劇的というほどではないような。
 渋滞や所要時間の増大は、路上駐車によってのみ起こるわけではない。
 また、たとえば10台の路上駐車のために1車線ふさがれていたところを、2~3台にまで減らしても、結局1車線はふさがれたまま、ということもあるかもしれない…。

 何にしても、どうなってんの? という思いを禁じ得ない。
 ま、ご当地の個別特殊な事情は知らないけれどもさ。 

 27日(月)夜の、京王線の事故
 あの夜、最初に異変に気づいたのは、タクシー乗り場の異様な長蛇の列を見てだった。
 他の電車やバスやタクシーが、無料になる(京王線が負担する)のだ。
 あれらも含めての出費は、どれくらいになるのか。
 今回のはまだわからないが、4月の事故のときは8000万円ほどかかったらしい。
 今回は、前回より事故発生時刻が遅かったので、出費は前回より少なくなる可能性があるという…。

 あと、ウリセンバーのことね。
 翌火曜、一日中、心にひっかかってしまった。
 あれは、丹波哲郎さん風に言えば、良い守護霊についてほしい、低級な動物霊が近寄ってきちゃイヤよ、と思うなら、あんまり近寄らないほうがいい場所じゃないのか。
 『うしろの百太郎』のつのだじろうさんだったら、ウリセンバーのあの店内をどう描くか、見えるような気がして…。

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2006年11月28日 (火)

来年度の駐禁民間委託とウリセンバー

 行革110番で東京都議会議員の後藤雄一さんから教えてもらった。
 警視庁の、駐車監視員の予算。

 06年度(06年6月1日~07年3月31日)の予算は、26億2080万3000円。

 そして07年度(07年4月1日~08年3月31日)の要求額は、
  ・12区43署分 31億4600万円
  ・  5区  9署分  3億2541万3000円
  ・合計            34億7141万3000円

 06年度の、確認事務(要するに取締り)の民間委託の、入札結果の合計は、22億2356万3591円。
 予算より4億円ほど少ない。
 これは、落札額が予定より低かったためか。
 入札価格と価格点を、決定基準の計算式に当てはめて、計算すればわかる。
 のだが、私は計算が苦手なので(笑)、予算の積算根拠を調べてみよっと。

 昨夕、農林水産省1階の第3食堂で、六本木のまどまどのまどかママらと、mixi のオフ会?
 私は芋焼酎のお湯割り3~4杯と麦焼酎ストレート1杯。
 いずれも250円。やすっ!

 その夜、ある方の手引で、若い女性1名とともに、新宿2丁目のホストパブ(ウリセンバー?)を探検してきたよ。
 いや~、びっくりこいた。
 カウンターの中に、若い男性らが立っていて(面接があるそうで、みんなだいたい格好良い)、気に入った男性を指名して席へ呼び、さらに気に入ったら連れ出す、2時間、あるいは一晩、そういうシステムなんだそうだ。

 みんな同性愛者なのかと思ったら、そうではなくて、ノンケが多いんだそうだ。
 女性客が“買う”こともあり、ノンケの男性は喜ぶんだそうだ。
 ノンケの男性を“買う”のが楽しみな男性客もいるんだそうだ。

 私くらいの年齢でも“これ”をやれるのか、尋ねてみた。
 そういう店は上野とか浅草あたりにあるんだそうだ。
「オトコのチンコ、しゃぶれる覚悟、ある?」
 と言われてしまった。
「うぅ、いまんとこ、ないです…」 

 指名がないと、そこらのアルバイトと変わらないけれども、すごく稼げる場合もあるんだそうだ。
 だから、借金を返すために働く若者が多いんだそうだ。
 がびーん、そんな世界があったのか…。
 今後の裁判傍聴の参考になりそうだ…。

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 ※11月30日追記  後藤雄一さんは、冒頭のデータなどをすぐ調べてくれるから、ありがたい、のだが、おかげで風当たりはだいぶ強いようだ、ご存知だろうかこんな話を。

2006年11月27日 (月)

運転免許の行政処分とは

 11月27日付け朝日新聞の社会面トップに、
<<抜け穴で運転可能 免許取り消し処分 出頭拒めば 更新時まで「野放し」 NO飲酒運転 任意の「壁」 5年放置も>>
 という大見出し、小見出しの大きな記事が。
 ネットでは、 
<<免許取り消し、出頭拒めば「運転可能」 道交法に抜け穴>>
 として掲げられている。

 盗難車を飲酒運転してひき逃げした男(当時30歳)が、業務上過失致死(被害者は当時25歳。合掌)と、道路交通法の措置義務違反(ひき逃げ)と無免許で公判請求されたが、免許は有効だったと公判でわかり、検察は無免許について起訴を取り下げた。男は点数累積で免取り処分の基準に達しながら、処分を受けていないことがわかった…。
 という趣旨の事実関係が報じられている。

 こういう事件では、運転免許の照会結果が必ず書証として提出される。
 内容を確認せずに起訴したとすれば、あまりにずさん。
 …とはいえ、2ちゃんねるなどでは、
  ・点数が処分の基準に達した
  ・「意見の聴取」の手続きを経るなどして処分の量定が決まった
  ・処分が執行された
 この3つをまったく区別せず、「免取ケテーイ」とだけ騒ぐ傾向が見られる。
 「男」はその調子で「免取り食らいました」とか供述し、検察官もそれにのってしまったのだろうか。

 読者は、この記事を読んでどう感じるのだろう。
 私は、道路交通法違反を中心に500件以上の裁判を傍聴してきた。
 傍聴人の立場で偉そうに言わせてもらえば、「反社会性人格障害」とまではいかないまでも、犯罪に対するハードルが非常に低い人たちが、社会には間違いなく居るのだ、と痛感される。
 そういう人たちは、やったら必ず捕まるとは考えずに、ハードルを越える。
 どっちかといえば、「盗めるのに盗まないのは損だ」という意識のようにも思える。

 そして交通違反は、多くの善良な人々が日常的にハードルを越えているといえる。
 道路交通法は、きわめつけのザル法だ。
 元内閣法制局長官の言葉(←リンク先の下のほう)を、しみじみ味わってほしい。
 越えてもべつに何ともない、みんなが日常的に越えているハードルのなかに、越えてはならない、越えると非常にやばいハードルが、紛れている、そういう状況というべきだろう。

 そんななかで、運転免許の行政処分は、どう運用されているのか。
 以下は、2003年の暮れに『ドライバー』へ送信した原稿だ。若干、加除訂正した。  

 11月28日、桜田門の警視庁ビルへ「意見の聴取」を傍聴に行ってきた。
 「意見の聴取」とは、90日以上の免停および取り消し処分の基準に達した者(以下「処分者」という)に与えられる弁明の機会。かつて「聴聞」と呼ばれていたものだ。

 道路交通法104条では「公開」とされている。
 しかし傍聴する人は皆無ではないだろうか。
 私は10年ほど前、ある取り消し処分者といっしょに行ったことがあるが、
「傍聴はできない。補佐人としてなら入れてやる」
「何を言ってるんだ。法律には公開と明記されてるじゃないか」
 とさんざんモメたことがある。
 けれども最近、事故被害者・遺族が加害者への処罰・処分にまったくタッチできないことが社会問題となり、今回、ある遺族の方とその関係者が「意見の聴取」を傍聴することになったというので私も同行させてもらったのだ。

 聴取は30人ほどずつ3つの小部屋に分かれて行われた。
 私が入ったのは3番目の部屋。
 3~4人掛けの長イスが11脚、奥に向かって3列に並べられ、正面の長机に、こちらを向いて聴聞官(公安委員会から聴取を委任された警察官)が着席。横の別の長机にいる事務方が、
「平成×年×月×日、××付近道路において無免許で自動二輪車を運転。処分歴なし。本件19点」
 などと読み上げ、処分者は1人ずつ立って聴聞官の前の席(裁判の法廷でいえば証言席)に座り、いくつか簡単に質問されて弁明する、という手順だった。

 その日は金曜日。取り消し処分者ばかり集められ〝魔の金曜日〟と呼ばれる日だ。
 処分の前歴が0回だと15点、1回だと10点、2回なら5点で取り消しの基準に達する。
 前歴1回で酒気帯び0.25mg以上(13点)、前歴は0回だけども駐車違反などの点数が累積されて15点を超えた、という人が多かった。死亡事故でイッパツ15点の人もいた。

 ここでの弁明により180日免停に処分が軽減されることもある。講習を受ければ100日の停止ですむ。運転者にとっては取り消し処分とは大違いのはず。だが、
「何か弁明することはありますか」
「ありません……」
 という人が大半だった。
 1人が長イスから立って聴聞官の前に座り、元の席に戻るまで平均2分ほど。
「通知があったんでとりあえず来た」
「おとなしくしてれば懇切に情状を聞き出してくれ、処分を軽減してくれるのかな」
 という人がほとんどのように見えた。
 全員について終わると、聴聞官は退席。1時間ほどして各自に処分書が交付される(「意見の聴取」を経て決定された処分が執行される)ことになる。

 あとで、別の部屋で傍聴していた遺族の方から少し話を聞いた。
 加害者は取り消し処分を執行されたという。
 けれど、いったいどういうシステムなのかよくわからず、気持ちが晴れることは少しもなかったようだ。何より、処分執行まで加害者が運転できていたことに驚きを感じたようだった。

 私は「不起訴なのになぜ処分を強要されるんだ!?」といった人たちに向け、行政処分のことをずいぶん書いてきた。
 だが今回、そうじゃない一般の人、事故被害者・遺族の方々向けに、概要と問題点をわかりやすくまとめておく必要があるなと痛感した。「不起訴なのに…」という人たちにも、別の角度から改めてながめてみることは有意義だろう。

 行政処分は少なくとも4つの観点から見るべきと思う。

①処分の目的
 行政処分は、罰や制裁の類ではない。そっちは反則金や罰金などが担当する。
 行政処分とは、
「危険性の高い運転者を道路交通の場から排除することにより、将来における道路交通上の危険を防止することを目的とする」(警察庁交通局運転免許課長。東京法令『月刊交通』03年9月号)
 行政行為なのである。
 たとえば酒酔い運転は、事故を起こさなくても運転しただけで25点。
 死亡事故は運転者の過失が大きくても20点。事故点数は必ず違反点数に付されるので、一時不停止(2点)が原因なら22点ということになる。
 前歴0回なら22点は欠格期間1年の免許取り消し。
 25点は欠格期間2年だ。
 愛する家族を殺された者からすれば、
「人を殺して1年か。重く処罰されるべきはどっちなんだ!」
 と、到底納得できないだろう。
 しかし、人間にありがちな不注意(違反)が原因で事故を起こし、その結果が重大だったという人と、酒に酔った状態で故意にハンドルを握ってしまう人とでは、後者のほうが「将来の危険性」は高い。行政処分はそういう考え方に立つ制度なのである。

②全国一律の不公平
 同じ一時不停止でも、田んぼの真ん中の交差点で数百m先まで安全を確認して徐行で通過するのと、見通しが悪く通行量の多い交差点へかなりのスピードで突っ込むのとでは、危険性はまったく違う。
 ところが点数は違反名に付されるため、どっちも同じ2点だ。
 また、違反は日常的にあふれており、取り締まりを受けるのはそのごくごく一部でしかない。
 運よく、いやとくに運が悪くなくて捕まらなければ、どれだけ違反しても「無違反」の「優良運転者」とされる。
 さらには、無実の容疑で取締りを受け、晴れて不起訴になっても、警察は、
「取り締まりが行われた以上、違反は事実。検察の判断は関係ない」
 と行政処分を強要する。
 全国一律の点数をつけるのは「公平」だと警察は言うが、それは不公平・不公正を全国一律に押しつけるのが公平だということではないのか。

③処分執行までの期間
「不起訴になった。処分は撤回してくれ」
 と言う運転者を、警察はいつも、
「処分を受けてから裁判でも何でもやりなさい」
 と追い返す。
「危険性の高い運転者を排除するという目的からして、処分は迅速に執行されなければならない。処分が間違っていれば事後に救済するようになっている」
 と警察は言う。
 ところが、今回傍聴した「意見の聴取」では、大半の処分者の違反日が6月20日、21日、22日だった。
 免許を取り消さねばならないほど危険性が高い運転者への処分を、5カ月以上もたって行う?
 取り締まりから数日で点数は警察のコンピューターに入力され、処分の基準に達すればすぐにわかる。なのに「意見の聴取」の通知が運転者に届くのは早くても1カ月以上後になることが多い。
 「意見の聴取」の手続きがない30日、60日の免停処分も、早くても約20日後だ。
 事故の場合、過失の大きさや被害者の傷害の程度がわかるまで日数がかかることもあるだろうが、右の1カ月とか20日かとかいうのは違反についての話なのだ。
 「処分は迅速に」という警察の言い分は、不適切(かもしれない)処分を強要するための方便として出てくるだけ。処分は目的を見失っているというほかない。

④錬金術
 「危険性を改善する」ためにと、講習が用意され、受講すれば停止期間が大幅に短縮される。
 02年に30日免停を受けた人の87・45%(58万238人)、60日免停では70・46%(10万9337人)、90日以上では76・19%(9万4971人)が、その講習を受講している。
 講習料金はそれぞれ1万3800円、2万3000円、2万7600円。これに上記人数を掛けると、合計約131億円。
 この講習は、警察の天下り法人・交通安全協会に委託されている。
 実際の効果がどうだろうと、莫大なカネが確実に安協に流れ込む仕掛けになっているのだ。

 人間に不注意や不心得がつきものである以上、事故は必ず起こる。
 自らの行政行為が天下りの利益に直結している組織に、取り締まりや処分を行わせて違反・事故をなくそうとするのは、発想からして間違っているのではないかと私は思う。

 ほか、行政処分については『なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識』に詳しく書いた。
 結局のところ行政処分は、警察が取締りを行った事実をもとに、警察が点数をつけ、警察が処分を執行し、生じたカネを警察の天下り先が独占するシステム、警察の独断、独善、利益独占のシステムといえる。
「悪い奴らをやっつけろ!」
 で制度をいじくっても、独善、独断、利益独占が強まるだけ、簡単にハードルを越える者たちへの効果は薄い、と私には思えるのだが。

  

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2006年11月26日 (日)

酒気帯び検査の記録紙を毀棄すると…

飲酒測定記録紙を食べた男逮捕 公文書毀棄容疑
2006年11月25日11時04分
 飲酒運転をしたうえ、証拠隠滅のため検問で受けたアルコール濃度測定の記録紙を食べたとして、三重県警四日市南署は24日、同県四日市市万古町、配管業■■■■容疑者(28)を道路交通法違反(酒気帯び運転)と公文書毀棄(きき)の疑いで現行犯逮捕した。
 調べでは、■■容疑者は24日午後11時20分ごろ、同市本郷町の市道で酒を飲んで乗用車を運転し、検問でアルコール濃度測定の呼気検査を受けた際に、測定器から打ち出された記録紙を引きちぎって口に入れた疑い。
 飲み込み損ねて■■容疑者がはき出した記録紙には、呼気1リットル中0.15ミリグラム以上のアルコールを検出したとの結果が記されていた。

 と朝日新聞(■部分は記事では実名)。
 これは、刑法258条の紅葉もとえ公用文書等毀棄になる。

第二百五十八条  公務所の用に供する文書又は電磁的記録を毀棄した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。

 似たケースを2件、傍聴したことがある。
 酒気帯びで捕まり、かーっとなって調書を破いた青年(前科前歴なし)は、懲役1年、執行猶予3年だった。
 左折のみ禁止場所での待伏せ取締りに抗議しようと、交通事件原票(運転者がサインを求められる紙)を破った会社経営者(前科なし。違反歴7)も、懲役1年、執行猶予3年だった。

 たぶん報道の事件は、早ければ12月中、遅くとも1月中には地裁の公判廷へ出てくるはず。混んでると2月に初旬になるかも。
 裁判所は、津地裁の四日市支部になるのかな?
 どんな理由で記録紙を口に入れたのか、なぜ飲み込み損ねたのか。
 三重県の傍聴マニア諸氏よ、1週間分の開廷表を毎週チェックし、「公用文書毀棄等」か「公用文書毀棄・道路交通法違反」を、探してみよう。
 05年の「検察統計年報」によると、「公用文書毀棄」の公判請求は全国で48件。少ないから、ヒットするのはそう難しくないよ。

 チェックの際、「有印私文書偽造 同行使」「犯人隠避」「犯人隠避教唆」にも目を光らせてると、この報道の公判も傍聴できるかも(■部分は記事では実名)。

24時:飲酒運転隠しで2容疑者を逮捕 四日市南署、犯人隠避で2人書類送検 /三重
 四日市南署は24日、同市東日野、配管業、■■■■(29)と同市西日野町、自動車販売業、●●●●(29)の両容疑者を道交法違反(無免許、飲酒運転)や有印私文書偽造・同行使などの容疑で逮捕したと発表した。また、同市内の男性会社員(27)と津市内の女性会社員(32)を同日、犯人隠避の容疑で津地裁四日市支部に書類送検した。
 調べでは、■■容疑者は10月4日午後11時半ごろ、四日市市ときわで、無免許で軽乗用車を飲酒運転し、警官に停止するように求められた。その際に男性会社員の住所と氏名を申告し、●●容疑者に対して警官に同様の申告をするよう依頼した疑い。さらに、男性会社員に自分の身代わりに四日市簡裁に出頭するよう依頼した疑い。●●容疑者は■■容疑者の依頼通りに警官に虚偽の申告をし、女性会社員に男性会社員を■■容疑者だと申告するよう依頼した疑い。男性会社員と女性会社員はそれぞれ依頼通りに行動した疑い。  〔三重版〕  毎日新聞 2006年11月25日

 供述書の本人署名欄(交通事件原票のサイン欄もそれに当たる)に、ウソの署名をすると、有印私文書偽造になるのだ。

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2006年11月24日 (金)

駐車監視員のストレス

 警視庁の今年度の確認事務、つまり駐禁取締りの民間委託の契約は、14区(14契約)、43警察署の管轄で行われた。
 来年度の契約は、未確認の情報だが、5区(5契約)、9署、増えたらしい。

 日経新聞によると、愛知県では「豊橋市など県内数カ所に拡大される見通し」という。
 ただまぁ、警視庁の今年度の確認事務は07年3月末までだが、なぜか愛知県は07年9月末まで。したがって、愛知県の入札はまだ先になると思われる。

 ところで、駐車監視員個人の人格や資質、ある警察署に配属された集団の雰囲気ないし意欲、各統括責任者の人柄や方針、各署の担当警察官の人柄や方針…これらは、当然のことながら、さまざまらしい。

 とくに、新制度の末端といえる駐車監視員は、善良な運転者から誹(そし)られ恨まれる確認事務(ニュー駐禁ステッカーの取付け。要するに取締り)は、なるべくしたくない、という人もいれば、えげつなく数を稼ごうとする人もいるらしい。

 前者の人がストレスを感じて辞めてしまうようでは困る。
 かといって、駐車監視員が“善悪”を判断するのが当たり前になるのも如何なものか。
 後者のやり方がまかりとおるようになると、確認が不十分になる等して、トラブルが増える。後処理に手間がかかる。

 駐車監視員は、巡回計画にしたがって巡回し、放置車両を見つけたら、十分な確認をして粛々とステッカーを取付けていく、それでいいのだ。
 ただし、それで善良な運転者から誹られ恨まれることがないためには(=善良な駐車監視員がストレスを感じないためには)、そもそもの規制が、合理的かつ必要最小限でなければならない。
 これは当然のことであり、ゆえに警察庁は、

  04年1月15日発出「きめ細かな駐車規制の実施について
  06年1月24日発出「更なる駐車規制の見直しの実施について

 という2本の通達を出している。
 その「見直し」がほとんど行われていないことが、諸悪の根元なのだ。

 しかし、「見直し」がしっかり行われれば、違法駐車は激減してしまう。
 駐車してもとくに迷惑はなく、駐車需要がある場所、における短時間の駐車が、違法でなくなってしまうからだ。
 残る迷惑駐車をびしびし取り締まれば、違法駐車はほとんどなくなってしまうだろう。
 そうなってしまっては、ニュー駐禁ビジネスは成り立たない…。
 ジレンマである。ってこういうのをジレンマっていうのか?

 という結論へ、新制度について語れば、必ず行き着く。
 そのことを、当ブログにも雑誌にもさんざん書いてきたし、テレビのVTR撮りでもさんざん言ってきた。
 でも、どうも、なんつーか見向きもされないような…。
 世間は、
   違反かどうか、
   お目こぼししてよ、ダメだよ、
 そのあたりにしか興味がないような…。

 酒気帯び運転も、あれだけ厳罰化だのイッパツで懲戒免職・解雇だの(その善悪は別として)騒ぐのに、そもそもの呼気検査の信頼性については、だーれも見向きもしない。
「検査の手順を知らない運転者に対し、警察官が一方的に、1度だけしか検査しないのは、マズイんじゃないか。3回やって中間値、平均値をとるとかすべきじゃないのか」
 と言ってるのは、どうも私だけのような…。 
 ちぃとも寂しくないよーん、えーん。

  

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2006年11月23日 (木)

執行猶予つき罰金刑!

11月22日(水) 16:00~

 16時から東京簡裁534号法廷(1室3係、堀内信明裁判官)で、

  5月17日、第1回公判。「初めて遭遇、酒気帯び検査拒否!」。
 6月21日、第2回公判。「1交機の警察官2人を証人尋問」。
 8月9日、第3回公判。「酒気帯び検査拒否 仰天の展開!!」。
 9月20日、第4回公判。「論理矛盾で有罪の理由を拾わせる」。
 10月4日、第5回公判。「酒気帯び検査を拒否したのは警察官のほう?」。
 10月26日、第6回公判。最終弁論の補充と最終陳述。

 のついに判決。
 もしかして無罪か。いやまさか。でもドキドキするよぅ。
 15時56分、全員そろった。
 普通はこれで、「ちょっと早いですが…」と始めておかしくないのだが、堀内さんは動かない。
 15時58分、トさんが傍聴席へ。さっき1階ロビーで私が、「もしかして無罪かもよ」と教えたのだ。
 いつも埃にまみれた毛(陰毛もあり)が散らばってる傍聴席の床が、今日は、お~、ぴかぴかだ~。あ~、俺は何でそんなこと気にしてるんだ。落ち着かないんだな~。

 15時59分、判決の言渡しが始まった。
「主文。被告人を…」
 ああ、有罪か。無罪なら「被告人は…」で始まるのだ。
 ところが、そのあとを聴いてぎょっとなった。
「被告人を罰金15万円に処する」
 この事件は、逮捕された被告人が早く釈放されたくて略式に応じ、20万円の略式命令を受けたのち、被告人のほうから正式裁判を請求した事件であり、公判での求刑は20万円なのだ。
 5万円、減額したのだ。
 そして、そのあとを聴いて私は、げえっ!! となった。
「ただし、その刑の執行を2年間、猶予する」

 罰金刑の執行猶予は、毎年数えるほどしかない。ほとんどすべて実刑だ。
 数えるほどしかない、執行猶予つきの罰金刑が、いま言い渡されたのである。
 おお~っ!!
 無罪判決は2件か3件傍聴したことがある。
 どれも、身代わりで罰金刑を受けた事件で、検察官のほうが再審請求したものだった。
 そういう再審無罪より、この執行猶予つき罰金刑のほうが、よっぽど感動的!

 しかも猶予期間は、たった2年。
 有罪は有罪だけれども、無罪すれすれの有罪といえる。

 言渡しは16時31分までかかった。
 じつにていねいな判決理由だった。
 要するに、あらゆる要素を、事実と可能性、解釈の余地を、もちろん証拠(被告人の供述も含む)をもとになので限界はあるとはいえ、公平・客観的にじっくり検討して、「このことだけは確かにいえる」という結論の導き方だった。堀内さんはいつもそうだ。

 有罪は有罪なので、被告人としては納得いかないかもしれないが、日本の裁判所でこれ以上の判決は望めない、という判決だったのではないか。
 まぁね、言渡しと判決書きとは微妙に(ときに重要な部分が)違う場合があるようで、私は判決書き自体は読んでないが、印象としては、被告人は納得いかなくても控訴はしないほうがいいんじゃないか、と思った。
 東京高裁は、堀内さんのように丁寧にはやらない可能性が高いんじゃないか。
 控訴すれば、ばっさり原判決破棄、実刑とされるんじゃないか。
 検察側は、どうする…?

 詳しい内容は、『ラジオライフ』の次の締切り原稿に書くことにしよう。
 いま、めちゃめちゃ忙しいのだ。
 風邪気味のところに、次々といろんなことが入ってきて。
 いちどきにいろんなことが押し寄せてくる、いまはそういう波なんだろう。

 それにしても、あ~、びっくりした~。
 他の傍聴マニア諸君、羨ましいだろ、いひひ。

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オービス2件、窃盗、無免許

11月22日(水) 11:30~16:00

 11時30分から、東京簡裁534号法廷(堀内信明裁判官)で、11月10日の2件目のオービス事件の判決。
 求刑どおり罰金8万円。
 言渡しは15分間。
 堀内さんの判決は、ていねいだ。
 弁護人なし、証人もなしなので、訴訟費用は発生しない。

 法廷の向かって奥のほうに、オジサンが2人いて、だいぶ年配の修習生だなぁ、と思ったら「研さん裁判官」とあった。へえ。

 急ぎ警視庁へ。
 今年6月1日から10月末までの、「弁明受理及び処理状況」をゲット。
 これまであった報道とは、だいーぶ趣(おもむき)が違うよぅ。

 急ぎ農林水産省へ。第5職員食堂で鯖味噌煮定食(半食)380円。
 いちばん混む時間には、定食のトレイを持って席が空くのを待つ状態になるんだね。

 裁判所へ戻り、関係者控室で座ったまま30分ほど仮眠。
 こんなことしてるから、風邪が去らない。

 13時20分から、東京簡裁728号法廷(坂本昌弘裁判官)で、第1回(11月15日)を礼田計さんに傍聴してもらったオービス事件2件目 1件目)、の判決。
 首都高9号線・木場 湾岸線・東行き・羽田空港3丁目のオービスⅢLj Lkによる55 56㎞/h超過。
 求刑どおり罰金8万円。

 驚いたのは、訴訟費用(国選弁護人の費用)を被告人負担としたこと!
 被告人は会社役員 建築関係の職業だそうで、貧困ではないけれども、1回結審のケースで被告人負担は珍しい!

 途中、若くて相当かわいい女性が傍聴席へ。
 証人カードに記入。次の窃盗の情状証人なのだろう。
 でも、次の窃盗は、判決だ。
 弁論再開して証人尋問? そんなことをやるんだろうか…。
 オービス事件が終わってすぐ、身柄(警察留置場)の被告人(若い男)が奥のドアから入ってきた。
 被告人席につくまで、傍聴席のその女性をじっと見てる。恋人同士なのかな。
 興味がわいて、引き続き傍聴することに。

 裁判官が、開廷表に名前はないけれどもときどき見かける裁判官に交替した。「研さん」が終わりに近づいた裁判官?
 証人尋問はなかった。
 女性の持ち物を入手したいとの欲望から、明け方、蒲田のマンションで、29歳の女性を階段で押し倒し、現金7766円とキャッシュカード4枚等が入ったバッグをひったくった、という事件。初犯だという。
 判決は、懲役1年6月、保護観察付き執行猶予3年。

 被告人は去ったが、女性はまだ傍聴席に。
 その次の住居侵入の新件、の情状証人らしい。
 裁判官が、さらに別の、開廷表に名前はないけれどもときどき見かける裁判官に交替した。

 14時から地裁522号法廷(河合健司裁判官)で、道路交通法違反の新件。
 被告人は身柄(警察留置場)。
 上下グレーのスエット。水商売風の、パーマのおばさん。国籍は大韓民国。
 目力(めぢから)のある目で傍聴席を見ていた。

 点数累積により3月2日に免停60日を受け、その翌日、無免許運転、3月27日に罰金20万円の略式命令を受け、4月21日に免取処分。そして10月8日に本件犯行。現行犯逮捕。
 求刑は懲役4月。次回判決。間違いなく執行猶予だろう。
 しかし、無免許2回目で公判請求とは、相場より重い。
 前科はそれ以外になく、前歴は住居侵入等。
 重い。「点数累積」の内容のせいか。韓国籍であること、日本語をまくしたてるが何言ってるかよくわからないことが影響したか…。

 私はそれからまた某警察署へ。
 被疑者(留置人)は地検で取調べ中というので、文庫本3冊を差入れて裁判所へ戻る。
 そうして、驚きの判決を傍聴することになるのだった…。

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危険運転致傷 0.85mg

11月22日(水) 10:00~11:30

 どうも風邪気味。
 厚揚げを適当な大きさに切ってこんがり焼き、大量の刻みネギとおろし生姜をのせ、醤油をぶっかけて食う、以上すべて国産、俺は愛国者だぜ、ということはマメにやってるのだが、あれこれ忙しくて睡眠時間が短いためか、なかなか風邪が去らない。

 ムリやり起きて10時から、東京地裁520号法廷(平出喜一裁判官)で、危険運転致死傷の新件。
 被告人は在宅(保釈中)。35歳。
 濃紺のなぜかダブルのスーツ。手が大きく、左手薬指に銀のリング。
 前髪が眉にかかっている。

 事件は9月21日正午頃。9月20日に買った4リットルの焼酎ペットボトルが4分の3に減っている写真、が証拠に入っていた。
 つまりペットボトル分だけで1リットル飲んだってことか。
 朝、原付バイクを運転して出勤したが仕事にならず、原付バイクを運転して帰宅、また酒を飲み、買ったばかりの車で会社へ。
 その途中、20分間蛇行運転した挙げ句、信号待ちで寝てしまい、前車に追突。被害者のケガは全治2週間のむち打ち。
 正常に歩行できず「へろへろの状態」で、現行犯逮捕。
 呼気1リットル中のアルコール量は、0.85mg。
 という事件だった。
 危険運転致傷と聞けば、どんな大事故を起こしたのかと想像するが、これも危険運転致傷なのだ。
 ま、そこそこの速度で走行中に寝て、対向車線や歩道へ突っ込めば、とんでもない大事件になるわけだが。

刑法第208条の2、1項  アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で四輪以上の自動車を走行させ、よって、人を負傷させた者は十五年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は一年以上の有期懲役に処する。その進行を制御することが困難な高速度で、又はその進行を制御する技能を有しないで四輪以上の自動車を走行させ、よって人を死傷させた者も、同様とする。

 弁護人と検察官による被告人質問は、ありきたりだったが、平出さんは、いつもの調子で、こう突っ込んだ。
「なんでこんなに飲んだの? 4リットルを1週間で空けちゃうの? なんでそんなふうになっちゃったの? 何が原因なの。この何カ月で何が変わっちゃったの?」

 被告人は、
「…………やはり…………やはり…………ま…………仕事のことで…………」
 と、やたら沈黙が長く、自分の気持ちを表現できない感じ。
 こういうシーンはよくある。
 結局、仕事で不満があり、内にためるタイプで…ということらしい。

 平出さんはさらに言った。
「ちょっとね、尋常じゃないんだよな。病的な気がする。依存症の一歩手前だと思う。酒を断つのもそうだが、もとのところがあるから、奥さんとよく話さないと。ちょっとよくわかんないんで、酒やめても、違うところに出てくるからねえ」
 尋常じゃない飲み方をする。
 その理由があるはずだが、わからない。
 となれば、酒をやめれば別の方面で、尋常じゃないことをするんじゃないか…。
 そう心配したのだろう。

 求刑は懲役1年6月。次回判決。
 前科がないそうなので、執行猶予がつくだろう。

 11時から道路交通法違反の新件、の432号法廷へ11時05分に入ると、もう被告人質問の途中だった。早すぎ!
 被告人は在宅。見た感じ40~50歳の会社員で、独身だという。
 酒気帯びの常習。

 途中で出て、簡裁534号法廷へ…。

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2006年11月22日 (水)

来年度の駐禁取締り民間委託に大異変!

 お寄せいただいた情報の確認に、11月21日(火)警視庁へ行ってきた。
 情報は、マジもマジ!
 想像以上の、驚天動地の事実がわかった!

 なんと、コアズは、<千代田><中央><港><品川><渋谷><新宿><文京><豊島><台東><江戸川>の、10の区域の入札に札を入れ、2位が4区域、3位が5区域、予定価格超過が1区域と、全滅したのだ。

 今年度の入札では、コアズは<千代田><中央><港><渋谷><新宿>の5の区域に札を入れ、<千代田><港><渋谷>を落札している
 来年度、10の区域を取ろうとしたが、全滅。
 そんなことがあっていいのか!
 コアズの担当者は、驚愕どころの話じゃないはず。
 だけど、自殺なんかするな! こんなのたいしたことねーよ、と言っておきたい。

 それにしても、いったい何が起こったのか。
 今年度の確認事務をやってみて、「最低限これくらいの委託費じゃないとダメだ」という金額を提示したが、大赤字でもとにかく契約を取りたい業者が、もっと低い金額を提示して、コアズは負けたのか。
 はたまた、裏で警察官僚の暗闘があったのか…。

 ま、とりあず本年度と来年度の、各入札参加業者の価格点と評価点を比較して、うむむ~んと唸ってみよう。
 いや~、ぶったまげたですよ。
 こういうこともあり得るので、撤退と、新規参入との準備期間を考えて、早めに入札しちゃったんだろうか。うむむ~ん。

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オービスⅢ事件の判決2件

11月21日(火)

 13時15分から、東京簡裁・刑事2室2係(関口政利裁判官)728号法廷で、首都高中央環状線内回り、足立1-29のオービスⅢLj事件、の判決。

 求刑どおり罰金9万円。
 訴訟費用のうち、オオクボトモタダ、スギオサム、モリナリショウジ(森成昭治)に支給した分は被告人の負担とする。

 本件は、被告人が不要と言ってるのに裁判所が職権で国選弁護人をつけた事件。
 その弁護人の費用は、不負担だった。
 警察官証人が1人出廷したが、警察官は旅費日当を請求しなかったということだろう。最近、警視庁は請求しない方針に改めたようだ。

 オオクボ、スギ、モリナリ(森成)の3人は、オービスの製造販売メーカー・東京航空計器の社員。
 彼らは、業務で証人出廷(※)しながら、必ず旅費日当を請求して受領するのである。どんな会社やねん! と私はもう何年言い続けてきたのか。あ~。
 ※ その証言は、自社製品の優秀さを口先で語るだけ。営業マンのセールストークと何ら変わらない。

 判決理由は、いつものとおり、とくにどうということはなかった。
 ただ、判決の言渡しが9分強かかった。長い。
 東京簡裁の裁判官たちは、ていねいに判決しようとしている、という傾向がみられる。

 それから私は、都内の某警察署(に勾留されている被疑者)へ面会と差入れに。
 これまで3回、マンガ単行本を3冊ずつ差入れたので、今日は近くの古書店で活字本を買って…と思ったらそれは古書店じゃなかった。げえっ。新刊本を買うカネ持ってねーよ。
 しょーがないので、警察署受付にあったパンフレットを3冊差入れる。そういうのをしみじみ読むのも一興だろうと。

 被疑者は元気そうだった。
 前に接見した弁護士さんが、
「彼は若いのに偉いねぇ。普通、逮捕・勾留されると落ち着かなくなるものだが、彼はゆったり落ち着いてる。頭も良さそうだ」
 と言ってたが、まさにそのとおり。
 私ごときがごちゃごちゃ言わなくても、しっかりバランス良く考えてる。
 それでもやっぱり面会に行くほうが気が晴れるだろうと、行くわけだ。

 しっかし、小さな穴が互い違いに2重になったあのアクリルガラス越しに話してると、なーんかくらくら目眩(めまい)がしてくるのは、私だけ?

 霞ヶ関に戻り、農林水産省地下・職員第4食堂で、大もり210円。
 を食って警視庁へ。
 驚愕のスクープ情報をゲット!
 それは別記事に。

 16時50分から、東京簡裁・刑事2室1係(櫻井廣美裁判官)534号法廷で、11月9日に第1回を傍聴したオービス事件(59㎞/h超過)の判決。

 緊急避難とも誤想避難とも認められないと、求刑どおり罰金8万円。
 これも言渡しに10分ほどかかった。

 それから付近の飲食店で、某週刊誌の記者氏と面談。
 隣のテーブルのおじさんたちが珍しい酒を飲んでるので、じーっと見てたら、一杯ご馳走してくれたよ。
 40度だというが、芳醇でまろやかな焼酎。旨かったぁ!

 それから別の防臭監視もとえ某週刊誌の編集部へ。
 待望の資料の山とご対面…。

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2006年11月20日 (月)

『神戸大学生リンチ殺人事件』

首長への賠償請求権、議会が放棄 住民訴訟を骨抜きに
2006年11月20日15時04分
 汚職事件や不適正な支出で自治体に損害を与えたとして、住民が首長に賠償請求訴訟を起こした後に、議会が賠償請求権を放棄――。そんな事例が各地で起きている。「請求権は消滅した」と判断され、逆転敗訴した例も。「住民訴訟制度を骨抜きにしかねない」と関係者らは12月17日、東京・神保町の専修大学でシンポジウムを開く。

 と朝日新聞。上掲記事はその一部。
 画像は、上下とも警視庁(警視総監)から開示された文書。

061120  これねぇ、黒木昭雄さんの近著『神戸大学院生リンチ殺人事件―警察はなぜ凶行を止めなかったのか』の、とくに「第三部 裁判」とあわせて読むと、面白さというか問題性が10倍になる。

 自治体の首長や構成員の違法な行為により生じた損害、それを自治体に取り戻させる、という裁判を住民が起こすと(住民が勝ちそうになると)、自治体は損害を取り戻す権利を放棄しちゃう。
 ところが、警察の犯罪的ともいえる不作為によって生じた損害、それを賠償するよう警察に求める裁判を被害者・遺族が起こすと、警察(被告は自治体首長)は、謝罪をひるがえし、1円も払うまいと徹底的に争う。

 いま、「ところが」でつないだが、本当は「したがって当然」でつなぐべきなんだよね。
 両方とも、「責任を取りたくない」「身内を守りたい」というところが共通する。

061120_3  公務員がとんでもなくバカなことをやって、住民に損害を与えた(殺させてしまった)。
 役所としても謝罪せざるを得なかった。
 しかし、口では謝罪して頭を下げるものの、絶対に賠償しない。
 賠償を求められると、税金(裁判費用)をたっぷりかけて徹底的に争う。
 そんな争いができるのは、議会が機能していないから。
 いつものその構図を、実際の身の毛もよだつ事件をとおして、見せきった。
 それが、黒木さんの本だ。
 まぁ、読んでみてくださいよ。ぶったまげますよ。

神戸大学院生リンチ殺人事件―警察はなぜ凶行を止めなかったのか Book 神戸大学院生リンチ殺人事件―警察はなぜ凶行を止めなかったのか

著者:黒木 昭雄
販売元:草思社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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駐禁10回で使用制限命令150日間?

 <<都内で駐車違反10回、150日の使用制限命令 県警が改正道交法で県内初>>と11月17日付け産経新聞。
 「県警」とは神奈川県警のことだ。
 約3カ月半の間に計10回も捕まった(ニュー駐禁ステッカーを貼られた)とは、すごいね。

060723_3  だが、道路交通法72条の2、第2項による脂溶性もとえ「使用制限命令」は、通達(警察庁丁交指発第59号)によれば、普通車で最大2月(にげつ? ふたつき?)。
 ※ 右の画像は、その処分量定基準にある表部分。
 「150日」って何なの?

 同日付けの東京新聞、<< 『車1ミリも動かしちゃダメ』 駐車違反常習者に県内初>>には、こうある。

 同課によると、会社員所有の乗用車は六月六日から九月二十日までの間、東京都中央区の銀座周辺で十回にわたり違法駐車されていた。会社員は反則金一万五千円は毎回支払っていたという。
 使用制限処分は、半年間に三回以上の違反を繰り返した車の使用者に、二十日以上の使用禁止が出される。会社員は十回のうち六回が対象となり、使用制限二十日間が四件、三十日と四十日間が各一件で、計百五十日という長期間になった。

 「半年間に三回以上」とある。
 「3回目で使用制限命令が課されるのか」と受け止める人が多いだろう。
 でも、それは誤り
 基準日(ステッカーを取り付けられた日)の前6月(ぜんろくげつ? ぜんろくつき?)以内に、放置違反金の納付命令を受けた回数、これが3回以上だと、使用制限命令の対象になる…つまり、4回目なのだ。
※ 「4回目」=納付命令が3回と、ステッカー取付けが1回の、計4回。異なるものの回数を合計していることになるが、まぁ、とりあえず。

 で、この「会社員」のケースは、「使用制限二十日間が四件、三十日と四十日間が各一件で、計百五十日」だという。
 うーん、これがよくわからない。
 20日間というのは、使用制限命令を受けた前歴なしで、「基準日前6月以内に納付命令3回」ってこと。
 「十回」の違反を、どう分けて計算したら「計百五十日」になったのか、あ~、んなこと考えてると髪がどんどん抜けていくよぅ(笑)。
 あとで神奈川県警に聞いてみよっか。

 埼玉県でも、使用制限命令が出たという。以下は11月18日付け東京新聞。

懲りない7回駐車違反 80日間の車使用制限
 県公安委員会は十七日、駐車違反を繰り返したとして、川越市の建設会社所有の軽トラックと、三郷市の女性会社員(28)所有の乗用車の計二台を、道路交通法に基づき同日から八十日間、運転禁止にする使用制限処分を出した。駐車違反の罰則が強化された六月の同法改正後、県内初の処分。
 県警駐車対策課によると、建設会社と女性は六月から九月までの間、それぞれ計七回、駐車違反をして放置違反の反則金の納付命令を受けた。
 同法では一定期間に規定回数以上の駐車違反を繰り返し、反則金の納付命令を受けた場合、命令の回数などに応じた期間の使用制限を受ける。
 処分を受けると処分中を示すステッカーが車両にはられ、走行距離メーターが記録される。期間中にステッカーをはがしたり、車を動かすと、新たに罰則の対象となる。

 普通車の最大期間は2月で、この基準においては軽トラックも普通車(「普通自動車」)に分類される。
 だから、この「八十日間」も、合計80日ってことなんだろう。

 ちなみにこの記事は、「反則金」と「放置違反金」の区別がついてないようだね。
【反則金】 違反者が出頭して違反キップを切られ(違反点数を付され)、納付することができるカネ。納付は任意。納付を命令されることなどない。
【放置違反金】 違反者は知らん顔し、車の持ち主(車検証上の使用者)が納付するカネ。納付は強制。ただし誰にも違反点数は付されない。

 ともあれ、だ、9月に報じられた使用制限命令「第1号」も、制限の期間は40日間だった。
 40日間に、150日間に、80日間。
 普通車の最短の期間は20日間、原付だと10日間なのだが、そういう報道はまだない。

 免許停止処分は、最短でも30日間。
 使用制限命令は、最短20日間(普通車)。
 格好悪くて、「全国第1号」とか「県内初」とか報道しにくいんだろうか。
 でも、それは一時のことかもしれない。
 いずれ、制限がもっと重くなったり、「使用制限期間の短縮講習」なんてものが設けられたりするかもしれない。もしもそうなれば、「たった20日間でいいのか!」という報道が見られるようになるんじゃないかな。

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2006年11月19日 (日)

来年度の駐禁取締り民間委託、コアズが外した!?

 ここんとこ、めちゃ忙しくてどうにも散歩できなかった。
 土曜、久々にプールへ。
 がらがらじゃん。急に寒くなったせいか。
 プールの水面は、なんと鏡のよう。誰も泳いでないのだ。
 ヤホー!
 どぷんと水に入ったら、監視員のお兄さんから言われた。
「いま××時間なので、入らないでください」
 ××は何のか、もう記憶にないが、要するに10分ほどの休憩時間に当たっていたのだ。
 小学生たちから、じろぉーっと見られてしまった。いやん。

 ところで、げえっ!? マジ!? という話がどこからか聞こえてきた。
 警視庁の来年度の、確認事務の委託契約の入札、が既に終わり、コアズが外した、と。
 現在、コアズのHPには、「初民間委託 放置車両確認業務 駐車監視員大募集」として、こう掲げられている。

我々、警備会社コアズは、初民間依託〈放置車輌確認業務〉を実施します。この国家的事業を東京・名古屋・大阪・福岡・佐賀・松江においても使命感と責任感をもって、任務にあたって頂ける同士を募集します。我々コアズは、昨年の国家的事業であった万博の警備業務を代表幹事社として完遂することができました。今年も、社員一丸となり、社会的事業にあたっていく所存です。まだ資格を持っていなくても応募できます。やる気のある方をお待ちしています。

 「同士」より「同志」のほうが雰囲気的には…って話じゃなくてぇ、コアズは今年度、麹町・丸の内・神田・万世橋・ 愛宕・三田・高輪・麻布・赤坂・東京水上・渋谷・原宿・代々木の各署の管内の契約を取ってた。
 なのに来年度の入札をミスった!?
 にわかには信じられない話だ。
 つか、来年度の入札がもうあった、ということ自体、私は知らなかったス。ほんと?

 当ブログの「私のブックマーク」に勝手に入れさせてもらったブログ「知ら猿」を見ると、警視庁の来年度の入札は「10月下旬」にあったという。
 やっぱそうなの!?
 こぉれは急いで、入札結果を開示請求しなければ!

 もしも本当にコアズが外したとすれば、代わりにどこが契約を取ったのか。
 それは警視庁にとって想定外だったのか想定内だったのか。
 コアズの他の道府県警の契約(入札)はどうなったのか。
 お前がドキドキすんなよ、と言われそうだが(笑)。

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 つい最近まで、アクセス解析の「検索ワード/フレーズ」は、「霞っ子クラブ」がトップだった。
 どうも、日テレのある番組が、霞っ子クラブについて妙な取り上げ方をして、それを視聴して霞っ子クラブにメールを送った女性(じつは日テレのある番組に脅迫メールを送るとかして懲役刑を食らい、なぜか裁判所の事務官を目指してる女性)が、ユキさんからの返信メールを2ちゃんねるにさらし、それで例によって2ちゃんねるで“お祭り”になった…というふうな関係かと思われる。はぁ~。
 ともあれ、霞っ子クラブの傍聴記は秀逸と思う今日この頃、みなさん如何お過ごしですか

2006年11月18日 (土)

オービスの測定誤差って何よ!?

11月17日(金)

 某警察署へ被疑者の面会に行ったが、取調べが入ったとのことで面会できず、差入れだけして裁判所へ。

 15時30分から、東京簡裁534号法廷(堀内信明裁判官)で、

【場   所】 首都高5号線下り 豊島区南池袋2-41 5.95kp
【日  時】 2005年4月24日 午後0時17分頃
【装   置】 三菱電機 RS-2000
【測定値】 121㎞/h 制限速度60㎞/hを61㎞/h超過
【被告人】 60歳 身なりが良く、背筋が伸びた感じ  
【弁護人】 あり
【主   張】 「121㎞/hで走行した事実はございません。ちょうど抜いてきた車のせいで生じた誤動作の類と確信しております。自分では、流れに乗っておりましたんで、70か80ぐらいじゃないかと推測しております」

 この事件の第2回公判。
 三菱電機株式会社・鎌倉製作所・ITシステム部・品質管理課の菅井宗一課長補佐を証人尋問。

 濱田立検察官からの尋問は約12分間。
 じつに簡潔。イーネっ! 心のなかで拍手。

 弁護人(国選)からの尋問は、最初のうちは、まあまあよかった。
 しかし、だんだんと、ここ数カ月の間に急速に確信になりつつある私の考えがさらに強まる、そんな感じを覚えたのだよぅ。
 ものすごく簡単に言えばこうだ。

 誤差誤差言うけど、測定誤差って何?
 計量カップで水の量を測って、1cc多い少ない、そんなの関係ねーじゃん。
 測った量を、黒板に間違いなく書いたかどうか、最終的な問題はそこじゃん!
 そこを、警察も検察もメーカーもまったく意に介してないんだよ!
 だいたい、オービスの性能を、法廷でメーカー社員に聞くなよ!

裁判官も書記官も廷吏も検察官も傍聴人も、ときに国選弁護人も同じ法廷へ、次々と見知らぬ被告人がやってきて、みな同じように破れて去っていく
 という旨を常々書いてきたが、ほんっとにそのとおりだなと。
 いちばんがっかりしてたのは、壇上の堀内さんだったかもしれない。
 堀内さんは、日本でいちばん、オービスの怪しさに気づいてる裁判官かもしれない、と私は勝手に妄想してます…。

050915r203_1  具体的な証言内容、そのうち『ラジオライフ』に書こうかな。
 レーダ式のオービス(RS-2000。俗称「H」または「新Hシステム」)とは何なのか、どういう性能を有している(とメーカー社員は法廷でいつも言ってる)のか、いっぺん雑誌で詳しく書きたい、と思いつつ延び延びになってるので。

 裁判所から帰り際、大川興業総裁大川豊さんの姿を発見。
 阿蘇山大噴火さんと、ライブドアの事件を傍聴にきたのかな。
 ちょっとご挨拶。

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2006年11月17日 (金)

事の起こりはノルマ消化の取締り?

11月16日(木) その3

 14時10分から、東京簡裁826号法廷(横川保廣裁判官)で、道路交通法違反の新件。

 帝国もとえ定刻になっても、弁護人も被告人も来ない。
 3分遅れで来た弁護人によれば、待ち合わせていた被告人が来ず、連絡も取れないのだという。
 あら~。
 午前の事件は、事件番号が1333だったのに、本件は1183。だいぶ番号が若い。起訴状の受理から第1回公判までにだいぶかかったということだ。うむ~。

 まーた流れるのか、と思ったが、12分遅れで作業服姿の被告人(30代後半)が来た。
 謝罪も言い訳も聞かず、直ちに審理が始まった。

 これも、通常なら略式で罰金20万円で終わる無免許(普通貨物)。
 なぜ略式に応じなかったのか。

 大型二輪免許を取得、その初心運転者期間中に、2件の違反(反則行為)で捕まった。
 2件とも違反してないので、サインも何もしなかった。
 しかしその2件を理由に、初心運転者講習の対象になった。
 違反してないので、講習など受ける必要はないと思った。
 そしたら、免許更新のとき、大型二輪免許が初心取消処分になった。
 その後、大型二輪を無免許運転した。
 それで04年11月、欠格期間2年の免許取消処分(すべての免許の通常の取消処分)になった。
 ノルマ(ノルマ消化の取締り)の犠牲になったと思っている。
 罰金(取消の理由になった違反の罰金?)を払ったとき、もうこの件については終わりですねと、話がついたはずだ。
 …どうもそんなふうなことらしかった。 

 求刑は罰金25万円。やっぱり無免許は2回目ってことなのだろう。
 直ちに判決。
 罰金25万円、訴訟費用は負担させない。

「本件違反の以前に不満がいろいろあるようだが、それはそれで、そっちで解決すべき問題です」
 と横川さん。
 それはそうだ。
 でも、ノルマ消化の取締りと、警察の独善と独断のシステムである行政処分とは、解決できない場合が往々にしてあり、刑事裁判の法廷へ、想定外な形で噴出してくることもある…そういうことなんだろうか。

 警察庁へ寄り、インターネットで開示請求した手数料、1件200円の印紙を納める。
 紙で開示請求するより100円安いんだよね。
 ただ、「高速道路における追尾式速度取締り要領(警察庁交通局作成)」は、だいぶ微妙な文書らしく、最終的な開示等決定の期限が来年の2月1日になった。
 2月かよ!
 でも、すぐに、もう2月かよ! ってなるんだよねぇ。
 そうやって日々は過ぎ去っていくんだよねぇ。嗚呼。 

 弁護士会館で、ある弁護士さんと会見。

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ネットで殺し屋を雇い父(祖父)を殺害

11月16日(木) その2

 11時から、東京高裁718号法廷(池田修・吉井隆平・坂口裕俊裁判官)で、殺人の控訴審判決。
 さすが殺人。傍聴人多数。
 カメラ撮影あり。傍聴席最前列のほぼ中央に映ってたのが私の後頭部。 

 長野で、ネットの掲示板と電子メールで実行犯を雇い、父とその息子が共謀して、父の父(息子にとっては祖父)を殺害した、という事件
 父の原判決(懲役20年)を破棄、無期懲役、未決50日算入。
 息子(原判決は懲役13年)の控訴を棄却、未決90日算入。

 言渡しは40分間近くに及び、だーいぶ詳しいことがわかった。
 殺人に至るまでに、だーいぶややこしい経緯があったらしい。
 息子は祖父から以前、900万円をもらっており、その中から300万円を、実行犯への報酬として父に渡したが、父が実行犯へ渡したのは200万円だという。
 差額100万円のことは、判決書きからはわからなかった。私が聞き落としたのかもしれないが。
 父は40分間近く、ほとんど姿勢も表情も変えず、若干前かがみになって裁判長を見上げ続けていた…。

 農林水産省地下・第5職員食堂で、鯖生姜焼き定食(半食)380円。

 裁判所へ戻り、地下の郵便局から埼玉県警へ、Tシステムの開示手数料等を郵送。
 写しの交付の手数料10円は現金(または普通為替)で、郵送料80円は切手で、というのを、埼玉県警へ電話して、なんとか、定額為替50円+切手40円にしてもらった。
 普通為替の手数料は100円、定額為替の手数料は10円なのだ。
 って意味わかんない? すんません。

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2006年11月16日 (木)

身柄の被告人が白い革靴で出廷!

11月16日(木) その1

 10時から、東京簡裁728号法廷(関口政利裁判官)で、道路交通法違反の新件。

 被告人(身柄、警察留置場)は、40代後半、住所不定、無職。
 というか、空き缶を拾って売り、公園に住んでいるのだという。ホームレスである。
 自転車の窃盗や万引など前歴4件あるものの、前科はなし。

 今年7月の終わりに橋の下で会った男に誘われ、8月31日午前1時頃、軽貨物(起訴状的には普通貨物自動車)で空き缶を拾いに出かけるため運転し(公道での運転は初めてで「おっかなびっくり震えながら」運転し)、尾灯の整備不良でパトカーに止められ、無免許が発覚、現行犯逮捕されたのだという。

 弁護人が、こんな弁論を行った。
「被告人は資力がないので、罰金刑を避け、懲役刑を選択のうえ執行の猶予を…」
 ま、趣旨的にはわからないじゃないが、でも、この被告人、二度とやらないと誓ってはいても、今後また何かやるかもしれず、そのとき懲役前科があったらたいへんじゃないの。

 だいいち、これはもう典型的な、
「普通は略式で罰金20万円なんだけども、どうせ20万円も払えっこないので、公判まで勾留し、その勾留期間のうち必要な期間を1日5000円に換算、罰金を払ったことにして釈放する」
 というパターンの事件なのだ。

 パターンどおり、罰金20万円、満つるまで算入、訴訟費用は負担させない。

 そんなことより私が驚いたのは、被告人が靴を履いていたこと!
 身柄なのに、官品のサンダルじゃないのだ!
 見た目、革製の、汚れてはいるけれども、しゃれた白い靴だった。萌えない、もとえ燃えないゴミの日に拾ったんだろうか。
 私のそばをとおって出ていく被告人の足下を、顔を近づけてまじまじ見ちゃった。変態オヤジだ(笑)。

 誰に聞いたかは内緒にしとくが、今日判決(勾留場所が留置場の場合は判決後直ちに釈放)と分かってるので、私物の靴を履かせて裁判所へ連れてくる、そういう扱にすることがあるんだそうだ。
 へえ、そうなんだぁ!

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岐阜県へ日帰り旅行

11月15日(水)

 朝8時台のラッシュの電車に乗り、東京駅から東海道新幹線に乗り、岐阜県へ。
 岐阜県地方自治大学校の、「若者の政策提案促進事業の実施団体と県関係各課等との意見交換会」というのへ、「専門家等」としてお招きを受けて。

 学生さんたちが、交通事故について研究して、政策提案する、というふうな企画らしい。
 それはなかなか良いことなんじゃない?
 提言によって、あるいは研究がきっかけになって、事故が減ったら素晴らしいじゃないか。
 仮にそうならなくても、研究に関わった学生さんたちは、交通者としての意識が確実に高くなるだろう。

 岐阜県警のHPは、交通事故の統計がだいぶ充実しているようだ。
死亡事故を起こした飲酒運転当事者(平成13年~18年9月末)の、飲酒の動機・場所
 なんてのもある。
 動機のトップは「飲みたくて」。
 当たり前っちゃ当たり前だけど、こうやってデータで確認できると、感じ方が違うよね。
 交通部の管理監から、この本が面白いよと教えてもらった。

知の休日―退屈な時間をどう遊ぶか Book 知の休日―退屈な時間をどう遊ぶか

著者:五木 寛之
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 五木寛之さんは、だいぶんに車好きなんだそうだ。
 純喫茶ローレンスへは高校の頃に何度か行ったが、五木さんの本は私はまだ読んでないような。

 じつはこの日、東京簡裁で道路交通法違反の新件が2件あったのだ。
 礼田計さんが傍聴。報告をいただいた。

 1件は、種痘公もとえ首都高・湾岸線・羽田のオービスⅢLk(電子式)、56㎞/h超過。
 写真がボケぎみだと被告人は言い、検察官は、免許証の写真と比較しての鑑定書(?)まで出したという。
 ええっ? 別の事件で警察官証人が、ボケた写真を見たことなど一度もないと、きっぱり証言していたが…?

 もう1件は、首都高・9号線・木場のオービスⅢLj、55㎞/h超過。
 警察、検察による機械の説明が不十分で、公判になってしまった、という事件らしい。
 結局、説明しようとすれば最終的には、
「機械が絶対に信頼できる根拠は?」
「メーカー社員が絶対だと言ってるから」
 ということにならざるを得ず、それじゃあ誰だって納得しないので、最初から説明せず、
「文句があるなら裁判だ」
 と警察、検察は言い、多くの被告人は、あきらめて略式に応じてしまい、一部、略式に応じなかったケースについては、裁判所は要するに、
「メーカー社員が絶対だと言ってるので有罪」
 とやり、運転者はもうあきらめざるを得ない…。
 そういうシステムになってると、大ざっぱに言えるんじゃないかな。
 いつまで続けるのか、そんなことを。

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2006年11月14日 (火)

約半年間で3回目の無免許

11月14日(火) その2

 13時10分から東京高裁・第10刑事部(須田贒・井口修・溝國禎久裁判官)805号法廷で、住居侵入の判決。

 被告人(身柄、拘置所)は、前髪が目にかかり、背が丸く、口が半開き。ちょっと異様な感じ。
 生活費に窮して、カネを借りようと思い、玄関のチャイムを鳴らしたが誰も出ず、勝手に庭へまわって網戸を開けたところ、家人がいて、とっさに「水を飲ませてください」と言った…というふうな事件らしい。
 1、窃取の目的などなかった
 2、心神耗弱だった
 という控訴の趣旨らしい。精神科への通院歴があるそうだ。

 控訴棄却。未決100日算入。訴訟費用は負担させない。
 須田さんはぜんぜんていねいじゃなく、原審の量刑も不明。

 13時30分から、東京地裁・刑事16部(白石篤史裁判官)610号法廷で、道路交通法違反の新件。

 被告人は30代。保釈中。
 18歳のとき教習所へ通ったことがあるが、免許取得には至っていない。
 アシスタントディレクターや、フリーのディレクターをやったこともあるんだという。
 7年ほど前に離婚し、現在は別の女性と同棲してるんだという。

 今年3月、無免許で罰金20万円。
 今年9月、無免許で罰金25万円。
 その25万円を払わないうちの同月、また無免許。信号無視をパトに見つかって発覚。

 同棲中の女性が情状証人。
 自分が言ったことに対し、すかさず「ええ~」とか「うん」とか肯定の相づちを打つ人がときどきいるが、まさにこの女性がそれだった。法廷では珍しいかも。
「彼はほんっとに頑張りました。いっしょうけんめいやってくれてる。すごく支えてくれる」
 としきりに言うのだが、被告人が仕事で使う車は女性のものだというし、罰金25万円を払ったのは女性だし、知人(?)に頼んで保釈金を用意したのも女性…。
 まぁね、3回目の無免許で逮捕されていたのだから、カネは女性が用意せざるを得なかったんだろうけれども、なーんか、「いっしょうけんめい支えてるのはどっち?」と思ってしまった。

 被告人は、免許がないのに、運転せざるを得ないだろう仕事を始めて、どういうんだ? とも思えてしまった。
 まぁね、これも、詳しいことを知らずに勝手に思ってるにすぎないのだが。
 しっかし、被告人はそれだけいっしょうけんめい働いて、月収は手取り25~26万円って、うーん、そんなものなのか?

 求刑は懲役5月。
 直ちに判決。
 懲役5月、執行猶予3年、訴訟費用は負担させない。

 白石裁判官の説示はていねいだった。
 でも、若くて髪が長くて、もろ学生のよう。

 同じ法廷で、今度は合議で、偽造有印公文書偽造・有印私文書偽造同行使・詐欺未遂の判決。
 川口政明、白石篤史、廣瀬裕亮裁判官。

 被告人(身柄、拘置所)は、坊主頭で口が半開き。
 氏名不詳の仲間と共謀のうえ、偽造免許証を持って新橋のUFJ銀行へ行き、オールワン総合口座納税準備預金の申込書をどうこうし、免許証が偽造であることを見破られ…という事件。
 03年4月22日に徳島地裁で、同種犯罪で懲役2年6月の判決を受け、05年7月4日に出所し、06年8月の本件犯行だという。
 求刑は懲役2年6月のところ、判決は懲役2年。未決50日算入。
 未決勾留期間のうち50日を、2年から引くってことね。

 川口さんは、時代劇の偉い武士役に、いるいる、あんな人! という感じ。
 事件がどの裁判官に配点されるか(どの裁判官が判決を言い渡すか)によって、被告人が感じるものは、ずいぶん違うのだろう。
 被告人の心に、どの部分がどう届くか、届いたことがいつまで残るか、わからないけれども…。

 帰り際、ホリエモンこと堀江貴文さんの公判を、覗き窓からちらっと覗く。
 傍聴券抽選らしいのに、見た感じ5分の3ほどしか埋まってない。

 ちなみに、これ、刑事裁判なんでしょ?
 そしたら、「堀江被告」と呼ぶのはカンベンしてほしい。
 私はそっち方面はほとんど興味ない(興味を持つ時間がない)ので、「被告」と聞けば、「あ~、民事の裁判やってるのか」と思ってしまう。
 刑事裁判だったら、ちゃんと「被告人」と呼んでくれ。
 って、いまやってるのは民事? ああもぅ、知らないっ。

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罰金25万円 満つるまで算入

11月14日(火) その1

 11時40分から、東京簡裁・刑事2室1係・534号法廷で、11月9日(木)の2件目の酒気帯びの判決。

 10分ほど前に法廷に入ると、前の窃盗(?)の被告人質問を、まだやってた。
 検察官の質問は次回まわしになった。
 そんなこと珍しい。否認なの?

 その事件の検察官は2人。
 裁判官に近いほうが、開廷表に名前が出ない人。
 見習いつーことなのかな。ずいぶん前からお顔は見ている。
 ま、仮に“研鑽検察官”と呼んでおこう。 

 もう1人は、濱田立さん。
 この人は開廷表に名前が出る人。
 ただし今年は1室3係が担当のはず。今日は付き添いで2室1係へ来てる、つーこと?

 その窃盗(?)が終わり、研鑽検察官と濱田さんは傍聴席へ。
 そして、空いた検察官席へ、これも前からお顔はよく見てる、もう1人の“研鑽検察官”が。
 付き添い役は、いない。
 はりゃ?
 廊下の開廷表を見たら、なんと、新しい検察官の氏名が。
 三浦隆之さん。
 うーむ、どっちの人が三浦さんなのか、たぶんいま席に着いた人なのかな、とは思うがわからない。ま、そのうちわかってくるだろう。

 と、東京簡裁へ通い詰めてる者以外には全くどうでもいい話。

 さて、酒気帯びの判決。
 罰金25万円、満つるまで算入。訴訟費用は負担させない。
 つまり、罰金25万円の刑に処すけれども、未決勾留期間のうち1日を5000円に換算して、25万円に満つるまで算入する…。罰金はもう払わなくていいよ、払えない場合の労役場留置(体刑での罰金刑執行)を未決のうちにやっちゃったのと同じだよ、ということだ。

 ところで、前回(第1回公判)はあわただしかったので、あまり気にならなかったが、この国選弁護人、独特のおしゃれ。
 ワイシャツのえりが立って、先っちょだけ外側へ折り返されてる、そういうのがあるでしょ。あれに、ネクタイをしめてるのだ。
 そして、ちょっと丸みを帯びたソフト帽。渋い金縁のメガネ。
 顔立ちが、昔の文士、って感じ。
 ずばり、大正ロマン!
 これ読んで、「あ~、あいつのことか」と思った弁護士さん、いるよね、きっと。

 被告人の身柄は警察留置場だったので、もう手錠・腰縄をかけられることはなく、傍聴席のほうから外へ。
 廊下で被告人と、大正ロマンの弁護士さんが話しているのが聞こえた。

 弁護士は、「こんな判決は初めて」と言っていた。
 私は密かに思った。ふふふ~、東京簡裁ではよくあるんですよ、私ゃこの3~4年、東京簡裁の道路交通法違反を(たぶん)全件傍聴してますから。

被告人「今日はまるっきり1銭も持ってない。係官の方に370円借りて(留置場へ)帰らないといけない」
弁護士「えーっ? 係官て誰?」

 そんな2人を廊下に残し、私は急ぎ警視庁へ向かったのであった。

 警視庁で、8月、9月の所属別違反別取締り件数の一覧表、の開示を受ける。
 そして12時ちょい過ぎ、満席直前の農林水産省地下・第5職員食堂で、きょうは豚生姜焼き定食(半食)410円。

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2006年11月13日 (月)

否認されて処理が長引いてはノルマ消化に支障が…

 何年か前、交通違反のもみ消しのことで、ある元警察官氏と東京駅構内で密会し、
「もみ消してやった相手が、今度は覚醒剤とかで捕まりそうになり、もみ消しをネタに、覚醒剤の検挙から逃れようとする、そんなことがあるんだよ」
 という旨の話を聞いたが…。

交通違反切符、その場で警察官に頼んだら軽くなった
 交通違反で摘発したドライバーから現場で頼まれ、違反切符を反則金額の低い違反をしたように偽造したとして、警視庁は10日、玉川署地域課の巡査部長(53)と、蒲田署地域課の巡査部長(49)の2人を虚偽有印公文書作成などの疑いで書類送検した。
 同庁はそれぞれ減給3か月(10分の1)と同1か月(同)の懲戒処分にするとともに、玉川署の地域課長(55)ら上司3人を所属長注意などとした。玉川署の巡査部長は同日付で依願退職した。
 調べによると、玉川署の巡査部長は今年7月26日、東京都世田谷区で、トラックを道交法違反(一時不停止)で摘発した際、運転者の男性(56)から頼まれ、免許証不携帯の違反切符を作成して渡した疑い。一時不停止の反則金は7000円で、減点は2点だが、免許不携帯の場合、減点ゼロで反則金は3000円になる。
 男性が反則金を金融機関で納付しようとしたところ、必要書類の一部がなかったことから、男性が玉川署に苦情を訴えて発覚した。
 その後の調べで、この巡査部長は蒲田署勤務当時の一昨年12月にも、同僚の巡査部長と踏切通過違反でトラックを摘発した際、免許証不携帯の違反切符を作っていたことがわかった。
 玉川署の巡査部長は「違反者から強く頼まれ、このままでは違反の事実を否認されて処理が長引くと思った」と供述しているという。  (2006年11月11日0時2分  読売新聞)

 この記事、免許不携帯のほうが反則金額が低いことが最初にきているが、4000円の差などどうでもよくて、重要な違いは、免許不携帯には違反点数が付されないことだ。
「点数が付されずにすんだ。よかった。しめしめ」
 と運転者は思うだろう、と思ったら大まちがい。
 引っ込まない運転者もいるわけだ。

 「必要書類の一部」って何だろう。
 たしか3枚くらいで1セットの反則金納付書の、1枚が欠けていた?
 そんなことは考えにくい…。
 反則金納付書を交付し忘れたのだろうか。そういうことはたまにあるらしいが…。

 ともあれ、
「違反者から強く頼まれ、このままでは違反の事実を否認されて処理が長引くと思った」
 これだよ。
 なんと正直なことを…と思う。
 交通取締りなんて、ま、全部が全部とは言わないまでも、現場にとってはノルマ消化でしかないわけで、たかが1件に手間をかけていられない。
 運転者は、どんなにムカついても、とっとと違反キップ(の供述欄に)署名・押印してくれ、とっとと反則金を払ってくれる、そうでなければノルマ消化は成り立たないのだ。
 これもまた数字競争、実績競争の…だよね。

 それにしても、なんでまた「虚偽有印公文書作成などの疑いで書類送検」にまで発展したのか。
「一時不停止は現認が完全とまで言えなかったが、免許不携帯の事実はあると認められた。運転者は現場で、免許証は忘れたと言い、事実、免許証を提示しなかった」
 と、丸くおさめることもできたろうに。
 そこまでやらなくても、
「違反者から強く頼まれ、可哀想に思ってしまった」
 というだけの弁解でもいいのに。
 そういう報道は、警視庁神田署でも、富山県警牛久署でもあるのに。

 その運転者が、そうはさせない人物だったのか。
 あるいは、そんなこと、上司の指示でみんなが日常的にやっていて、その巡査部長だけが尻尾切りされたのか。
 交通違反以外の何かが、裏にあったのか。
 その巡査部長が、警察がもうイヤになっていたのか…。

 高速道路では、スピード違反の容疑で停車させ、運転者の様子(「善良な運転者のようだ」とか「スピードだと否認しそうだ」とか)をみて、通行帯違反(追越しのためでないのに追越車線を走り続けた)で青キップを切る、ということが、たいへんよくあるようだ。で、
「走行車線は車が連なっており、安全な車間を空けて走行車線へ入ることができなかった。それでも違反になるのか」
 と、運転者から私のほうへご相談が寄せられる。
 そんなのは違反にならない。構成要件に該当しない。
 だけど、「虚偽有印公文書作成などの疑いで書類送検」にまで発展することは、ちょっとあり得ない…。
 それを思うと、読売新聞の上掲報道は、ますます不可解な事件だ。

 ついでに、もすこし報道を紹介しとこう。

 「過料を課すだけ課し、徴収できない韓国政府」と朝鮮日報。
「違反者が罰金を払わなくても、加算金が課せられない過料に変わるだけで」
 とあるが、「過料」(俗称あやまちりょう」とは、「科料」(俗称とがりょう)と違って、行政上のペナルティでしょ。
 つまり、韓国は、刑事罰から行政罰へ変わるわけ?
 日本は、反則金(行政上のペナルティ)を払わずにいて、結局ペナルティを受けることになる場合、罰金(刑事罰)になる。逆じゃん。
 へんなにょ。

 「わがまま運転手に対し、強情警備員がとった驚きの行動とは…?―北京市」とRecord China。
 一瞬、駐車監視員がとんでもないことをやったのか!? と思ったらそうじゃなかった。
 このサイト、写真を販売するんだねぇ。へえ、そんなやり方もあるんだ。

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窃盗 ─ 不法領得の意思

 窃盗について、元警視庁警部補・犀川博正さんから助言をいただいた。

 一部だけ要旨をお伝えするなら、刑法がいう「窃取」とは、「不法に奪って自分のものにする」という意味だそうで、見かけ上は盗んだように見えても、「不法領得の意思」がなければ窃盗は成立しない、と。 

第二百三十五条  他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

 逆にいえば、見かけ上は、盗んでないように見えても、「不法領得の意思」があると認められれば、窃盗は成立することになる。
 だから、防犯タグを外したCDを紙袋に入れ、店内を3階へ移動する行為、これを窃盗で起訴するのはオッケーなのか。ふむふむ、なるほど、これで謎が解けた。

 そうすると、他人の車の助手席に勝手に入り込み、ダッシュボードのカードボックスを手で探った(被告人いわく、煙草を吸うためライターを探した)という行為についても、警察、検察は、「不法領得の意思」があったと認めたのか。
 いや、もしかして無罪? うーん、どうなんだろ。
 ま、この事件は私はあんまり真剣に傍聴してないからねぇ。上記以上の何かがあったのかもしれない。阿曽山大噴火さんがレポートしてくれるだろう。

 秋田県警の杵淵智行本部長について、ある公務員氏からお便りをいただいた。

 一部だけ要旨をお伝えするなら、あの人は、たしか司法試験に合格してる警察庁キャリアで、昔、あの人の司試合格体験記を読んだ記憶がある、と。

 お便りでは、杵淵本部長は46歳とあったが、新聞記事を見ると、他に実名で登場する4人については全員年齢があるが、あれれ? 杵淵本部長だけ年齢がないっ。ものすご~く異様!
 警察本部長は人間ではない、ということだろうか…。
 人間は関係ない、本部長は本部長なのだ、ということだろうか…。

 過去記事ふり返り特集、をもひとつ。
 10日(金)に簡裁で傍聴した2件目のオービス事件、あの被告人を見て、どうしようもなく思い出したものがある。それは、堀江淳さんの『メモリーグラス』。
 この意味、当日公判に立ち会った人以外には、まったくわかんないことだよね、すんません(笑)。
 なんにせよ、あれは名曲中の名曲だと思わない?

 ※ トさん、至急連絡乞う。

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2006年11月11日 (土)

検挙率競争が「事故死」処理を後押ししたのか…

倉庫からジーンズ31本窃盗「犯罪証明ない」と無罪
 名古屋市の衣料品店の倉庫からジーンズ31本(65万円相当)を盗んだとして、窃盗などの罪に問われた同市中村区の男性(28)の判決で、名古屋簡裁の山本正名裁判官は9日「犯罪の証明がない」として、無罪(求刑懲役2年)を言い渡した。

 とZAKZAK(上掲記事はその一部)。
 「山本正名裁判官」って、先日私が名古屋簡裁でレーダ事件を傍聴したときの裁判官じゃないの。
 あのとき、
「だーいぶ変わった感じだね。テキパキ感がものすごい。進行というか、裁判官としての反応に、ものすごく気合いが入ってる」
 との印象を受けたが、へえ!
 「疑わしきは被告人の利益に」のエネルギーを、この事件で使い切っちゃった、ということがないように…。

 報道といえば、こんなのも。

死亡事故続発で県警が「準警報」 交通取り締まり強化へ
 県内で交通死亡事故が続発している事態を受け、県警は10日、杵淵智行本部長名による「準交通死亡事故多発警報」を発令した。
 県警は、10日間に7件以上の死亡事故が発生した場合に「警報」を発令する。今回は5—9日の5日間に5件の事故で9人が犠牲になったことを受けて「準警報」を出した。

 と秋田魁新報(上掲記事はその一部)。
 こういうものを見ると、思い出すのが、今年5月16日付けのあきた北新聞だ。

10件中、6件近く"お縄"に
県警の全刑法犯概況 検挙率、4月末現在で58.7%

 凶悪犯や粗暴犯、窃盗犯、知能犯、風俗犯などからなる県内の全刑法犯は、認知件数、検挙件数、同人員ともここ数年減少傾向をたどっていたが、今年は検挙件数が増加に転じている。県警本部が16日まとめた4月末現在の「全刑法犯の状況」(概況)で示されたもの。本県の検挙率は全国でもトップクラスにある中、今年は前年同期を10ポイント上回り、10件中6件近く"お縄"にした計算だ。
 全刑法犯の内訳は殺人、強盗、放火などの凶悪犯、暴行、傷害、脅迫などの粗暴犯、侵入盗、自動車盗などの窃盗犯、詐欺、横領、汚職などの知能犯、賭博、わいせつなどの風俗犯、そのいずれにも属さない「その他」で統計を集約。
 これらすべてをあわせた4月末現在の刑法犯総数は、認知件数が前年同期比249件、10.9%減の2,037件。一方、検挙件数は同81件、7.3%増の1,195件と、ここ数年の減少傾向に歯止めをかけている。この結果、検挙率(認知件数に対する検挙件数の割合を百分率で表したもの)は前年同期の48.7%から58.7%へと、一気に10ポイント上昇した。
 県警のここ数年の年間検挙率は13年37%、14年38.4%、15年45.9%、16年は48%、17年48.4%(暫定値)と高まっている中、60%近い今年は"途中経過"ながら群を抜いた高さといえそうだ。ちなみに、全国平均の昨年の検挙率は28.6%で、これを約20ポイント上回る本県は全国トップクラス。反面、本県の4月末現在の検挙人員は前年同期を115人、15.5%下回る629人となっている。

 秋田の児童連続殺人事件の展開に、こういう検挙率競争が影響したのではないか。

 犯人がわかっている事件を認知すれば、検挙率100%。
 犯人がわからない(捜査本部の設置で多額の費用がかかり、結局迷宮入りかもしれない事件)を認知すれば、検挙率0%となる可能性あり…。

 数字の競争はわかりやすく、真っ直ぐしゃかりきになることができ、達成感もあるんだろうが、一方で、いろんなものを見失わせる。「見失っちゃダメだぞ」と気づけば、数字の実績は落ちざるを得ない、競争は負ける…。
 競争とはそういうものである以上、競争した側とさせた側と、どっちが悪いのか。ま、そんな単純に分けられるものではないかもしれないけどさ。

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オービス裁判をハシゴ

11月10日(金)

 昨日霞っ子クラブの毒人参さんに教わった、タクシーのトラブルで運転手が乗客をひき殺した(?)という事件(罪名は「殺人」。13時30分~)を、14時頃から東京地裁424号法廷で。
 傍聴席はほぼ満席だった。

 私は途中で出て、14時30分から東京簡裁・刑事1室1係(松本弘裁判官)826号法廷。

【場   所】 首都高 3号線 下り 世田谷区駒沢1-5
【日  時】 2005年10月16日 午前8時10分頃
【装   置】 東京航空計器 オービスⅢ (LhかLj)
【測定値】 118㎞/h 制限速度60㎞/hを58㎞/h超過
【被告人】 30代 会社員  
【弁護人】 国選 (若めの女性)
【主   張】 「58㎞/hオーバーは絶対あり得ない。警察からハガキが届いたとき、超過20㎞/h未満か以上かどっちだろうと思った。当時の速度は80㎞/h前後で間違いない」

 この事件の続き。
 今日は警察官の証人尋問。
 当時、警視庁・交通部・交通執行第3係の警部補。
 横幅も胸板も分厚く、非常に低くて大きな声で、大迫力!
 警察官の証人尋問なんて聞き飽きたよ~、とか思いつつ傍聴したのだが、いやはや勉強になりました~!

 14時48分、途中で退廷して廊下を走り、非常階段を駆け下り、刑事1室3係(堀内信明裁判官)534号法廷へ。
 15時から道路交通法違反の新件があるのだ。

【場   所】 首都高 7号線 上り 墨田区立川1-18
【日  時】 2004年12月16日 午前0時05分頃
【装   置】 東京航空計器 オービスⅢLj
【測定値】 116㎞/h 制限60㎞/hを56㎞/h超過
【被告人】 30代 タクシー運転手(業務中)  
【弁護人】 なし
【主   張】 「自分のメーターではそれは超えてないので疑問に思った」

 タコグラフの記録にも本件違反はないが、料金メータによれば測定・撮影時刻を挟む1時間の空車時間中の最高速度が126㎞/hになっているのだという。
 堀内さんは、弁護人なしの被告人には、とくにていねいだ。
 これもまた非常に面白い公判だった。
 求刑は罰金8万円。
 次回判決。
 16時07分閉廷。
 警視庁へ寄り、1件開示請求。

 警視庁管内では、放置違反金の差押えと、使用制限命令は、まだ行われていないそうだ。
 差押えはともかく、使用制限命令は、通達を見る限りでは初回は甘い。放置違反金さえ払ってれば、基準に達しても処分されない。それで助かってる違反常習者(いやこの場合は違反常習車というべきか)がずいぶんいたりして?

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 ペンタックスの
  http://voice.pentax.co.jp/pentaxtts/ttsdemoplay.asp
 この画面に、
「被告人は前へ出なさい」
 とか書いて「再生」ボタンを押してみよう。面白いぞ。
 アクセスが集中してるそうだ。
 エッチなセリフをしゃべらせて喜んでる男がたーくさんいるとみた(笑)。
 

2006年11月10日 (金)

警察署の脇でレッカー車が堂々違法駐車

P1010225 「誰か1人にだけ連絡していい」
 そう言われた友人は、私の電話番号を警察に伝えたらしい。
 某警察署へ面会に。
 途中、警察署ビルの横っ腹の路上(一方通行)に、レッカー車が駐車し、作業員が中で寝ていた。
 指定駐車禁止場所である。
 「駐車監視員資格者証」を持つ私は、車を念入りに見たが、除外標章の掲示は全くなかった。
 あまりの堂々とした違法駐車ぶりに、つい撮影。

 交通量は少ないし、誰の迷惑になるわけじゃない。
 それはわかる。よくわかる。
P1010215  だけど、とくに迷惑でもない駐車車両を、違法だからという理由だけで(本当はそれは違法といえる!)レッカー移動してカネ稼ぐ者が、それじゃあマズイと、と気づきもしないなら、完全に異常でしょ、ねえ。

 友人は不在。ま、その可能性があることは電話で聞いてたので、べつにいいのだ。
 今日はその時間帯しか私はムリだったので、仕方ない。
 いつ戻るかわからないそうで、分厚いマンガ雑誌3冊を差し入れてきた。
 留置場係の若い巡査長は、非常に感じが良かった。
 市民応接、公衆接遇がどうこうじゃなく、あれはきっと彼の人間性なんだろう、と思えた。

P1010217  外へ出て、公園でしばし求刑もとえ休憩。
 1時30分、署の玄関から駐車監視員がぞろぞろ出てきた。
 おおぅ! あの緑の制服。久しぶりだ
 あれからずっと、裁判所ビルへ往復するか、近所を散歩するか、そんな日々だった…。
 レッカー車は引き続き違法駐車していたが、そこは巡回計画に入ってないらしく、駐車監視員たちは他の方向へ散って行った。
 というか、レッカー車は人が乗っているから「放置車両」に当たらず、違反ではあるが確認事務(要するに新しい駐禁取締り)の対象にはならないんだけどね。

 久々に見ると、あの駐車監視員の制服のデザインって、なかなかイケてると思わない?
 着る者の体刑もとえ体型等によって、格好悪く見えたりするけど、デザイン自体は良いんじゃない?

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無免許が処罰される理由 それは違反だから

11月9日(木) その3

 午前の4件の傍聴を終え、農林水産省地下・第5職員食堂で、牛丼350円に初挑戦。
 おおぅ! 松屋、吉野屋のゆうに2倍の牛バラ肉に、つゆだくだく。
 酢が濃いワカメの酢の物と、薄いたくあん2切れと、具だくさんの味噌汁。満足だぶう。

 警視庁へ寄り、駐禁レッカー移動の月別・所属別の一覧表、の開示を受ける。
 9月はだいぶ盛り返したが、5月6月の激減をカバーするには到底及ばない。
 レッカー業者、どうするの!?
 年度末へ向け、駐禁レッカーは激増するのか。
 一部業者に痛みを与えて、交通利権の構造改革なのか。

 さて、今日は13時30分から、興味深い事件がいくつかあった。
 私の手帳にあるのは、原宿9号の被告人質問。
 ばったり会った霞っ子クラブの毒人参さんから、「力士が捕まえた強制わいせつ」の情報。
 傍聴券事件の掲示板を見ると、高裁で治安維持法違反の第1回。これって横浜事件!?

 だがしかし、「力士…」のほうは毒さんが、原宿9号のほうは阿曽山大噴火さんがレポートしてくれるだろう、横浜事件は専門の方々がいるだろう、てことで私は自分の持ち場へ、礼田計さんとともに…。

 13時30分から、東京地裁・第2刑事部(神坂尚裁判官)529号法廷(毒さんが入った法廷の隣)で、道路交通法違反の新件。

 被告人は50代、身柄(拘置所)。
 眉毛がやたら濃くて、ものすごーく独特の髪型。
 05年に、無免許等で、罰金20万7000円。
 06年2月に、無免許、無車検、無保険で、懲役6月執行猶予3年。
 06年9月に、本件無免許。
 残念ながらもう実刑は到底免れないと思われ、被告人本人も覚悟してるらしいのに、弁護人も検察官も裁判官もだいぶ時間をかけた。
 なぜ刑務所へ行くのか、よく噛みしめてほしい、ということなのだろうか。

 ただ、面白いやりとりがあった。

裁判官「無免許が処罰される理由を、もう1回ちょっと言ってもらえますか」
被告人「えー…………それですね、えー…………各都道府県の公安委員会で認定されてる免許を持たない者が……」
裁判官「だから、なんで処罰されるの」
被告人「日本の法律でそう定められてる……」
裁判官「なんで定められてるの……」
被告人「えー…………」

 これは普通、法律がどうこうじゃなくて、実質的な危険性うんぬんを言わせよう、考えさせようとする質問であり、「法律で決まってるから」としか言えない被告人は反省が足りないとされる、はずなのだが…。

裁判官「ぼくは免許持ってるが、あなたのほうが運転はうまいかもしれない。どっちが技量があるか、見てもわからない。だから免許を持つって定めている。決まってることをちゃんと守る気があるかどうか。結局あなた、制度を守る気がない。そういう制度がある以上、理由なんか関係ない」
被告人「おっしゃるとおりです」

 うーむ。
 こういう被告人は、なんだかんだと理由をつけて、ずるずる犯罪を犯す。理由に関係なくビシッと規則を守れ!! やるな(やれ)と命じられたら、理由など関係なくやらない(やる)、そういう根性を身につけろ!! という趣旨なのかな。
 とすれば、そういうのは初めて聞いた気がする。

 求刑は懲役5月。
 14時37分閉廷。

 14時30分から地裁402号法廷(バンデラス似の細野敦裁判官)で公務執行妨害の新件。
 もしや駐車監視員への公妨では? 
 と覗いてみたが、違った。そうそうラッキーが続くはずもない。

 途中からだったし、私はだいぶ居眠りしてしまったので、よくはわからなかったが、アル中で子供を虐待し(長女に対しては性的虐待をし!)、子供は児童相談所(?)に引き取られたところ、そこへ乗り込み、職員を殴った、というふうな事件らしかった。
 近ごろ、そういう公的機関はマスコミから叩かれるばかりだが、苦労もあるようだ。
 マンガかTVドラマの、格好のネタだろうに。もうやってるのかな。

 終わって出ようとすると、次の事件の傍聴人がぞろぞろぞろぞろ入ってきた。
 次は、強制わいせつ・傷害。
 強わいは人気だぁ。
 あるいは、報道された有名な被告人なんだろうか。
 私はもう、眠くて眠くて、帰る。

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2006年11月 9日 (木)

検察庁の指定医師が人格障害と

11月9日(木) その2

 続いて始まった窃盗の審理。
 第1回は10月19日
 第2回は10月26日だったが、この日は高裁の連続判決でくらくらしてて、すっかり忘れた。
 だから今日は第3回公判になるのかも。

 検察官(鈴木健一さん。今日はピンクのネクタイ。やっぱりそれが似合うよぅ)が、甲21号証「せいしんえんせいしんだんしょ」なるものを証拠請求。
 精神衛生診断書か?
 古茶大樹作成だという。
 この人、検察庁の診断室の指定医師? よく聴き取れなかった。

 被告人は「人格障害圏の範囲であり、責任能力は問える」とのこと。
 続いて行われた論告では、
「F60の2は、反社会性人格障害、F60の3は情緒不安定性人格障害…パーソナル障害ともいう…他人の権利を無視し侵害する…攻撃的…対人関係は…統合失調症の症状は見られない…前刑の裁判では更正を誓う陳述をしていない…更正の意欲も認められない…人格障害が病気かどうか議論はあるが、いちおう精神疾患といえる…医師の治療を受ければ…しかし被告人は…他人の指導を受ける性格でないことは明白…およそ他人の言葉を聞きいれず…もはや被告人には自律(自立?)更正の望みはない…執行猶予を付する事案ではない…」
 といった言葉が聴き取れた。
 13分にわたる長い論告だった。
 傍聴席のご家族(と思われる方々)は、どんな気持ちだったろう。
 たぶん、かなりの苦労をされてきたのでは。
 私は否応もなく、“例の人物”を思い出したよ。ま、ちょっとタイプは違うと思うけど。
 求刑は、懲役1年6月の実刑。

 弁護人は無罪を主張。
 CD8枚を窃取というが、手にしたのは13枚、うち5枚を別の陳列棚に戻し(そのへんは目撃証言や防犯カメラの記録から明らか)、残り8枚をさらに別の陳列棚に戻すべく、防犯タグを爪で剥がしてだが、紙袋に入れ、店内3階へ向かったところを窃盗とされた。被告人は「ときとして無意味な行動をすることがある。紙袋に入れたからといって盗むつもりはない。目的は人それぞれだ」と述べてもおり、窃盗の意思はなかった。といふうな趣旨かな。

 その点について検察官は、
「他人の支配内のものを自己の支配内に移したとき、窃盗は成立する。紙袋に入れた時点で自己の占有に移したことになり、窃盗は成立する」
 というふうな趣旨のことを論告で言っていた。

 ※ いずれも、無知な私の傍聴メモより。法律的なポイントを外すか誤解するかしている可能性あり。

 次回判決。
 被告人は、傍聴席のほうへ一度も顔を向けず、再び手錠・腰縄をつけられ去って行った。

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東京簡裁で道路交通法違反の新件3件連続傍聴

11月9日(木) その1

 今日は東京簡裁に道路交通法違反の新件が3本!

 まずは10時から、刑事2室2係(関口政利裁判官)728号法廷。
 酒気帯び(0.25mg)だった。
 被告人は20代、勤め人、在宅。

 たぶん日暮れ前に、泡盛3合を飲み、その後残業し、もう醒めたと思って、普通自二を運転して帰宅途中、23時ちょい前に検問で捕まった、という事件。
 パトカーの後部座席で、0.25mgより下と言われ、違反キップに数値(検査値)が書かれてなかったので(マジ!?)、あぁそうかと思い、後日、墨田のいわゆる交通裁判所へ行ったら、1階の警察官から、
「アナログの検知管であなたは来た。デジタルならはっきり出るが、アナログだと0.25か0.24かわからない」
 と言われ、2階の検察官から、
「納得いかないんなら、じゃあ…」
 と言われて、公判請求された、そんな経過らしかった。

 この種の説明不足、というかなんというか、何やってんの? と思う。
 行政処分の点数は、0.15以上0.25未満は6点、0.25以上は13点と、重大な差だが、刑事事件としては、0.15mg以上ならもう十分なのである。0.20でも0.30でも、十分に酒気帯び運転であり、罰金の額も変わらないのである。
 そこんとこ、ちゃんと説明して、
「刑事と行政は違うんだから、0.25か0.24かは、行政処分のほうで調べてもらいなさい」
 と、略式に応じるよう説得すべきじゃないの?

 酒気を帯びているとの認識があったかどうか(過失かどうか)については弁護人も被告人も争わず、直ちに判決。
 求刑どおり罰金15万円。
 10時31分閉廷。
 ちなみにこの弁護人、私より若いんじゃないかと思うのだが、脳卒中をやったようで、言葉が不自由だった。私、まめに有酸素散歩しよう…と思いました。

 急ぎ、刑事2室1係(櫻井廣美裁判官)534号法廷へ。
 10時から始まってるもう1件の新件のほうへ。

 こっちも酒気帯びだった。
 被告人は60代、身柄(警察留置場)。
 個人タクシーをやっていたが、今年6月、右腕を骨折して営業できなくなり、年金収入だけでは家賃を払えず、アパートを出て、車内で寝泊まり。昼間酒を飲み、甥が出てくると連絡を受けて会うため運転し、パトカーに追突、自ら酒気帯びを告げ(?)、現行犯逮捕という事件。
 罰金前科はあるが17年以上前のこと。
 0.45mg。
 追突、物損が効いてか、求刑は相場より5万円増しの罰金25万円。
 次回判決。
 普通は略式ですむのだが、住所不定だし、たぶんカネもない(だから1日5000円換算でだいぶ未決算入する)んだろうか。

 同じ法廷で10時45分から、3件目の新件。
 これはオービス事件だった。

 ※ あーっ!! いまちょっと事件がありまして、日記は後回し!!
 ※ と中断したが、明日でないと接見できないし、下着等は本人が持参してるというし、弁護士も選任されてるらしいので、とりあえず今夜はお出かけしないことに。

 さてオービス事件。

【場   所】 首都高・9号線下り・木場6-3
【日  時】 2005年5月13日 7時40分頃
【装   置】 東京航空計器 オービスⅢLj
【測定値】 119㎞/h  制限速度60㎞/hを59㎞/h超過
【被告人】 50代 芸能プロダクションの代表だという 
【弁護人】 国選?
【認  否】 「間違って乗り入れた、たぶん初めての道路。高速では(って首都高は自動車専用道路だが)いつも走行車線を走る。80㎞/hくらいで走行中、前車がオービスを発見してか急ブレーキをかけた。車間はたぶん50mくらい。あわてて追い越し車線へ。ミラーを見ると、さっきは見えなかったが後続車が迫っていたので、やむを得ず加速。そのときストロボが光った。緊急避難、または過剰避難が適用されるべき」という旨の主張。

 珍しく、被告人の説明はかなり詳細で整合性があるように思えた。
 現場のリアルな状況を私は知らないし、本当に過剰避難だったのかもしれないが、私だったら、加速してもせいぜい100㎞/hだろう。
 イッキに119㎞/h(オービスが正しく測定値を表示していればおそらく120㎞/h以上)も出てしまう車(トヨタ・クラウン)のほうに問題があるのでは? と私は思うけど。
 次回判決。

 予定をオーバーして、11時35分をまわった。
 あたふたと、次の被告人(身柄、警察留置場)が入ってきた。
 あれ!? この被告人、見覚えがある…。

 つづく。 

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2006年11月 8日 (水)

自主取締指標設定要領等と交通取締推進管理表

 ふぅ、やっと締切り原稿4本終わった。
 終わり頃、疲れてだるくてしょーがなくなり、昨日と今日、有酸素散歩約1時間。
 結局、時間を割いてもこれをやるほうが、原稿は捗(はかど)るのか。
 キーボードと資料の前で煮詰まってりゃいいってもんじゃない。
 諸君も、やろう、散歩を!   年寄りくさい? うぅ…。

 連載の3本についてだけ、お知らせしとこう。

061108_  11月20日発売の『ドライバー』は、9月14日に中津川簡裁で傍聴したオービスⅢの事件と、同15日に傍聴した名古屋簡裁のレーダ事件のレポート、というか傍聴旅日記。
 ブログに書いてないことを、もちろんブログより面白く書いてるですよ(笑)。

 11月末頃発売の『ザッカー』は、「誰に車を貸したかわからない場合の放置違反金は?」と、「酒気帯び運転の報道はなぜ“0.15mg以上”なの?」。

 11月末頃発売の『ラジオライフ』は、超有名アパレル会社の元オーナーから教唆されたという、例の犯人隠避の詳細だ。

061108__1  ピンポロリーン。今週のお宝画像。
 いずれも、某県警の、05年中の交通取締りの目標設定に関する文書の一部だ。

 これ、開示を受けたのは去年の夏。
 私ってば、こんな興味深い文書を書斎に眠らせてたんだねぇ。もったいない。

 このほか、実績を管理するための文書がたくさんある。
 こんなのでガチガチに管理されたんじゃ、現場の警察官は、たーいへんだぁ、可哀想に…と思うですよ、いや、皮肉じゃなしに。
 私だったら、ストレスでとっくにツルッパゲですよ。
 ストレスがなくても、もうすぐだ? ほっといてくださいっ。

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2006年11月 7日 (火)

刑事事件等証人出廷事前報告書

061106  ちょーっとここんとこ忙しくてねぇ、ブログを書いてるヒマがない。
 それでも月曜のアクセス数は、おかげさまで1000を超えますた。
 申し訳ないので、お宝文書を少しアップするです。

 兵庫県警からだいぶ前に開示を受けた「刑事事件等証人出廷事前報告書」。
 「高速走行抑止システム」とは、三菱電機のRS-2000、俗称「新Hシステム」だ。
 47㎞/h超過。
 この事件、逮捕されてる。
 運転者(58歳のタクシー運転手)が、あくまで出頭を拒んだんだろうか。

 警察官が証人出廷。
 下のほうの画像を見ると、書証はすべて同意のようなのに。
 争点的にも、べつに証人は必要ないように思えるのに。
 うーん、被告人があんまり頑強だし、逮捕したこともあるしで、えぇい、証人尋問やっちゃえと、そんな展開だったんだろうか、ぜんぜん見当違いの妄想かもしれないけどさ。

 2月6日に「検察官等」と打ち合わせて、2月16日に証人出廷。
 16日の出廷の前後にも、警察内部で準備や報告書づくりがあったかもしれない。つか報告書(事後報告書?)づくりは必ずあったはずだ。
 それも私は開示を受けてる? え、そだっけ?

061106_1  下のほうの画像のいちばん上、「争点(問題点)」。
 こんなことは、警察のほうでFAQをつくるなりして対処すればいいことであって、刑事裁判の法廷に出すべきことではないように思う。
 ところが、警察官から、
「文句があるなら裁判だ。いいんだな?」
 とか言われ、
「よぉし、受けて立ってやらぁ!」
 となって運転者は略式に応じず、検察官は不起訴にもできず、公判に、というケースがしばしばあるように思われる。この報告書のケースがどうかは知らないけれども。

 しかし、たとえそうであっても、公開の法廷で決着をつけるのは、当たり前のこと。べつにいいんだと思う。
 いちいちそれをやってられないほど毎年大量に取り締まること、イコール抑止効果のない取り締まりを延々やり続けていることのほうが、よっぽど異常なんだと思う。

 もちろん、特効薬を望むのは危険であり、人の社会はもともと賽の河原で石を積むようなものとはいえ、交通違反・取締りのあり方は、いくらなんでも異常だと思うです。

 今週の『週刊アサヒ芸能』、黒木昭雄さん原作、たなか憲さん画の、マンガ『くずキャリ』が連載スタートした!
 第1回で主要人物のキャラを存分に見せ、隠された秘密を臭わせ、つづく…。
 やー、これからの展開が楽しみだ。

 同じ号の、霞っ子クラブの連載第12回。今回はmiさん。笑っちゃったよ。
 どんな裁判をレポートするのかと思ったら、結局被告人が来なくて2分で閉廷という話。でも、これが面白いんだなぁ。あるある、そーゆーこと、って感じ。

 さて、あと締切り1本。

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2006年11月 5日 (日)

妙に公平ぶった正義ぶった感想文は…

 10月29日の<<北海道はこれでいいのか!「道政・道警・裏金報道」を考える集い>>。
 宮崎学さんのサイトにも報告があるが、オーマイニュースでずいぶん詳しく報じられてたんだねぇ。
 北海道新聞でさえ30行の扱いだそうで、こういう記事を読めるところにオーマイニュースの真価の1つはあるんだろうねぇ。

 パブリックジャーナリストとか市民記者とか、そういうのがこれからどんどん流行るんだろうか、どうなんだろう。
 あるジャンルにずっぽし関わってる人が、その内部のこと、またそこから見える世間の事象について書くんなら、あるいはそういう人に直に取材して書くんなら、どんなことでもたいがい「へえ!」と思えるのだが、私がちらほら見る限りでは、既成の報道を見ての、なんか妙に公平ぶった正義ぶった感想文、みたいな感じが失礼ながら目立つような気がして…。

 じゃあ、私のこのブログは何なのか。何でしょね(笑)。

 10月25日の、手帳に★3個付きでメモしたのに傍聴に行かなかった強盗殺人を、阿曽山大噴火さんがレポートしてる。
 すごい話や! 
 阿曽山さん、傍聴券の抽選に当たってくれてありがとう!
「私が当たっても、傍聴券、あげませんからね」
「こっちだって、ですよぉ」
 と(別の抽選のときだけど)笑い合った者としては、そう言いたくなる。

 司法記者クラブの人たちは、抽選なしで傍聴席を取れるのに、第1回公判のときは冒陳(冒頭陳述)を聞いただけで飛び出したり、判決のときは主文を聞いただけで飛び出したり。
 一般の傍聴席が満席なのに、白いカバーをかけた記者席は空席だらけ、なんてこともよくある。
 暴騰もとえ傍聴マニアからすれば、もったいないったらありゃしない(笑)。
 阿曽山さんをこそ、司法記者クラブに入れるべきだと思うですよ。
 …そう考えると、司法記者クラブの記者諸氏が、日々裁判所で何をしているのか、誰かレポートしてよ。

 霞っ子クラブの、ユキさんの「傷害致死、殺人、死体遺棄、逮捕監禁致傷、逮捕監禁、監禁、傷害」の傍聴レポート、これもすごい話や。
 「(好きな事件は)難しいですが、基本的に殺人・死体遺棄・強盗 長引いている事件が好きです」というユキさんならではのリアルなレポートだ。
 気が弱い私なんか、気分が悪くなってくる…。

 さぁ、締切り原稿を書かねば!

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2006年11月 3日 (金)

国際警備の監視員 1ユニット1勤務日3万6645円

061103_

 まーた画像を載っけるのを忘れたよぅ。
 「駐車OKの場所で駐車監視員が取締り」という記事(以下、前の記事)に、契約書の画像を。

 前の記事のアップから数時間後にそのことに気づき、前の記事の途中にもぞもぞ書き加えたのだが、しかし、書き加える前に読んじゃった人は、画像とその説明を目にすることなく終わってしまう。申し訳ない。アクセス解析によると、どうも、1回だけ閲覧の人が圧倒的多数のようだから。

 やっぱ、手間を惜しんぢゃいけない。
 前の記事に書き加えた部分を切り取って、ついでに若干書き加えて、新しい記事(すなわちこの記事)をアップするよぅ。

 さて、、、。
 横浜市南区は、神奈川県警・南警察署の管轄かな?
 画像は、南署を含む駐禁民間委託の契約書、の1枚め。
 文書、汚い? それはねぇ、もとから汚かったのよ。開示のためのコピーする際、裏面も写ったんじゃないかな。よーく見ると、薄い字が逆向きになってるでしょ。

 この契約は、国際警備株式会社が取ってる。
 単価契約で、1ユニット1勤務日、3万6645円(日勤帯)。
「1ユニットは原則2人。だから、まぁまぁそんなもんか」
 と思ったら甘い。

 契約書によると、「通常の状態において1日に活動するユニットの1.5倍のユニットを構成できる人数以上の駐車監視員資格者証保有者を確保しておかなければならない」のだ。画像の文書にはその部分は書かれてないけど。

 この契約では、「1日最大ユニット数」は「11」。
 そのうえ、統括責任者と代行者も選任しておかねばならない。
 3万6645円から2人分の給料を出せばいい…というものではないのだ。 

 ということで、ひとつよろしくお願い申し上げます♪ → 人気blogランキング Banner_02_2

 本日、当ブログにもアクセスカウンタを設置できることがわかりまして、試してみたところ、めでたく設置に成功しました。数字は、カウンタ設置時点でのアクセス数からスタートしてまーす。
 自力HPのほうのアクセスカウンタは、本日89万を超えました。
 ぼやぼやしてるうちに90万を超え、そしてすぐ年越しですなぁ…。

駐車OKの場所で駐車監視員が取締り

駐車取り締まりミス:民間監視員が禁止場所勘違い 神奈川
 神奈川県警は2日、民間駐車監視員が横浜市内の駐車禁止ではない道路で取り締まりをするミスが12件あったと発表した。県警は違反ステッカーを張られた人に陳謝し、反則金や放置違反金の返還手続きを進めている。県警によると、6月の監視員制度導入後、同様のミスは全国で初めて。 

 と毎日新聞11月2日(上掲記事はその一部)。
 朝日新聞11月2日はこう報じている(下掲記事はその一部)。

 駐車対策課によると、男性(44)と女性(52)の監視員2人が10月4日から17日にかけて、横浜市南区別所中里台の市道で、誤ってステッカーを張りつけたという。監視員は別の市道の駐車禁止を示す標識を見て、取り締まり活動ができると誤解したという。
 3回張られた人もいるといい、対象は9人。車の運転手や持ち主のうち3人は、反則金や放置違反金合わせて4万5000円を既に払っており、県警が返還手続きを進めている。違反点数も元に戻すという。
 ステッカーをはられた女性が10月27日に「駐車禁止区域外ではないか」と南署に申し出て、発覚したという。

 で、私はまだ現場を見てないが、たとえば直線道路の、ある交差点から手前(A部分)は駐車禁止で、その交差点の先(B部分)は規制なし、という場所があり、A部分に設置された禁止標識を見て、B部分も禁止と思い込んだ、という可能性も考えられる。

 B部分へ、交差点から右左折して入ってきて、駐禁の標識がないのを見て駐車し、捕まった、なんでだ!! というトラブルはときどきある。
 これはねえ、2つの観点があるのだ。

(1) 公安委員会による規制の決定は、A、B両部分に及んでいるのだが、B部分に標識がない場合。
 この場合、少なくとも交差点から右左折して入ってきた車にとっては明らかに、有効な標識がないので、規制ないし取締りを無効とすべき瑕疵が公安委員会側にある。

(2) そもそも公安委員会による規制は、B部分に及んでいない場合。
 今回報道されたのは、記事を読む限り、こっちの場合のようだ。

 というか、交差点を境にA部分とB部分と分かれる、なんて場所じゃないのかもしれない。

 公安委員会は規制してないのに、警察のほうで誤って規制標識を設置し、その標識をもとに取り締まった、なーんてケースも過去にいくつか報道されている。

 ま、それはいいとして、私が気になるのは、駐車監視員は警察署長が承認した「巡回計画書」に基づいて巡回活動(つまり取締り)を行うところ、

1、今回取り締まった場所は、巡回計画書に入っていたのか?
2、巡回計画書には入ってなかったが、駐車監視員が勝手に遊撃隊のように取り締まったのか?
3、巡回計画書の、巡回区域・路線の特定はもともとあいまいなのか?

 しかし、そんな疑問を持てるのは、今年度限り、あるいはしばらくのことだろうと思う。
 やがて、巡回計画書などなしに、どこでも自由に取り締まるようになるんだろうと思う。

 そのとき、駐車違反が刑事罰の対象から完全に外されて「放置違反金」1本に(つまり「行政制裁金」制度)にしようという動きと、そうした制度をスピード違反など他の違反へも広げようという動きとは、どんな形で発表されるんだろうか…。

 ところで、駐車監視員は、要するに迷惑駐車を取り締まるのがタテマエだ。
 駐車監視員が取り締まったということは、そこそこ迷惑な駐車だったのだ。
 だから、駐車禁止の規制があると思い込んでしまったのだ。
 …という論法で、「横浜市南区別所中里台の市道」は、今後駐禁になることも考えられないじゃない。

 さぁ、がしがし締切り原稿を書かねば!

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2006年11月 2日 (木)

罪の重さの認識不足に、行政処分システムも一役かった?

11月2日(木) その3

 駐車監視員への公務執行妨害が11時20分で終わり、11時30分から高裁で道路交通法違反の控訴審第1回があったので、ちらっとそっちへ。

 東京高裁・第6刑事部(池田修・吉井隆平・坂口裕俊裁判官)718号法廷。
 被告人は在宅。細い感じの会社員風。ハンカチを握りしめ、被告人席でぎゅっと目を閉じてた。

 無免許運転。原審は懲役4月の実刑。控訴の趣旨は量刑不当らしい。
 短い被告人質問で、こう述べていた。
「自覚が足りなかった。取消のあと何ヶ月か、免許を持って運転していた記憶があり、罪の重さが認識不足になっていた」

 これは、あれだろうか。
 検挙後、「意見の聴取」までだいぶ長いことがある。半年以上とか。
 行政処分の目的は、危険性の高い運転者を道路から排除すること、とされているのだが、危険性の高さは検挙された時点でわかり、運転者のほうも「あーっ、しまった!」となってるのに、何カ月も平気で運転できてしまう。
「行政処分なんて、その程度のもんか…」
 と、とくに「ハードルを跳び越えやすい人」がなるのは自然だろう。
 そういうことなのかな。

 免許取消の理由を聞いて、驚いた。
 04年7月に、業務上過失致死傷と飲酒運転と報告義務違反(つまりひき逃げか?)で、懲役10月執行猶予3年となり(判決確定時期は不明)、その執行猶予中の06年1月、知人女性の買物につきあい、当時所有していた車を運転し、転回禁止場所で転回して捕まり、無免許が発覚したのだという。
 ちなみに、取消処分の執行は05年1月だという。やっぱ半年ほどかかっていたのだ。

 飲酒ひき逃げ事故(かな?)の執行猶予中の、その事故による取消処分を無視しての無免許が、許されるはずもなく、2分ほど休廷しての判決は、控訴棄却。
 11時44分、閉廷。

 …しかし、飲酒ひき逃げの判決確定が、04年9月か10月なら、今日の判決言渡し時においては、執行猶予期間が終わっていることになる。
 その話はぜんぜん出てこなかった。
 飲酒ひき逃げの判決確定は、もっと遅くて、まだ執行猶予期間が終わってない(だから前刑もあわせて服役することになる)のか。
 あるいは、終わっており、服役は今回の懲役4月だけですむのか。

 急ぎ警視庁へ。1件開示請求。
 農林水産省地下の、今日は第1食堂でラーメン大盛り300円。失敗。
 1階の展示室は、今日は野菜のなんとか。アンケートの景品は、大きなタマネギ1個。ロフトプラスワンで今度イベントがあるときの、じゃんけんプレゼント用に保存しとくか?

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【追記】

 無免許で飲酒運転したとして、道交法違反(無免許、酒気帯び運転)罪に問われた湯浅町湯浅、元同町住民環境課主査、谷本和弥被告(44)=懲戒免職=の初公判が31日、和歌山地裁であり、成川洋司裁判官は懲役8月、執行猶予3年(求刑・懲役8月)を言い渡した。成川裁判官は「(免許を)再取得するなら、模範的なドライバーに」と諭した。

 と毎日新聞11月1日
 成川洋司さんて、東京地裁・第3刑事部にいたよね!
 私は03年と04年に何件も傍聴してる。
 そっか~、和歌山ですか~。いいな~。
 ちなみに記事の量刑、「役人同士だから甘い」と言いつのる向きもあるんだろうが、私の傍聴データからすると、ごく普通の範囲と思われる。重めとは言えても、軽めとは言えないんじゃないか、そんな感じ。

駐車監視員への公務執行妨害で逮捕第1号を偶然傍聴!

11月2日(木) その2

 締切りが押してる。もう帰ろう。
 いやしかし、10時から公務執行妨害が、地裁の2つの法廷である。
 万々が一、駐車監視員への公妨だったら…。
 んなわけあるはずないけど、念のためちらっと確認して帰ろう。
 2件の公妨、どっちにする?
 1件は、被告人が2人。うーん、1人のほうにしとこうか…。

 東京地裁・第6刑事部(河田泰常裁判官。体は大きめだが、なーんとなくオカマみたいで萌え!)416号法廷へ、10時40分頃に入ると、弁護人からの被告人質問の最中だった。
 被告人は、だいぶ若い男性(在宅)だった。
「バイクが…」
 と聞こえてきた。
 車両がからむってことは、駐車監視員への公妨?
 いやいや、そんな都合のいい偶然はなかろう。
 ネズミ捕りか何かで、警察官とモメたんだろうか。
 だが…。
「コアズのツカモトさん…」
 と聞こえてきた。
 コアズ!?
 それっちゃ、警視庁管内の契約をいくつも取った警備業者じゃん!
 当ブログで、契約書の分析モドキをやった業者じゃん!

 そうなのだ。
 駐車監視員への公務執行妨害で逮捕、全国第1号と報じられた事件だったのだ!
 ななっ、なんという偶然! 途中からとはいえ、たまたま傍聴できるとは!

 06年6月5日、事件。
 6月6日、逮捕。
 6月7日、弁護士をつける(当番弁護士だろうか)。
 6月8日、勾留するかどうかの裁判があり、釈放。

 サンケイスポーツの報道だと、

5日午後4時半ごろ、東京・六本木の都道にミニバイクを停車しようとしたところ、男性監視員(36)に「この場所は駐車できませんよ」と注意を受けた。これに腹を立て、「うるさい」と言いながら左ひざで右脚を1回蹴り、公務を妨害した疑い。監視員にけがはなかった。

 となっているのだが、「左ひざで右脚を1回蹴り、公務を妨害した疑い」の部分、公判では、「コアズのツカモトさん」のほうが被告人の通行を妨害し、ま、被告人のほうもカッとなってるところがあって、歩み出した被告人の左ひざが当たったの? とも聴き取れた。
 警察はもう、おそらく全国発表する予定で逮捕し、暴行の事実があったという自白調書を取っちゃってるんで、裁判所としては、「自白は証拠の王」という日本の刑事司法の大鉄則に従い、警察の見解どおり認めざるを得ないんだろうか…。
 そんなことを、ちらっと思ったよ。

 次回、検察官は、まだ出してない弁解録取書を出し(※)、論告・弁論までやる予定だそうだ。
 あ~、最初から傍聴してればよかった。
 いや、でも、この公妨があの事件とは露思わないし、私の目標は「東京簡裁の道路交通法違反を全件傍聴!」だし、ねぇ。

 ※ 日本では、検察官は法廷に出す証拠を選べる。検察の仕事は、起訴した事件を必ず有罪にすること。有罪にできる範囲で、証拠を選んで出すのだ。本件ではどうか知らないが、無罪を示す証拠を隠すのは、まったく合法。検察が隠していた証拠が、再審で明らかになり、死刑を免れた人も複数いるという。

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こそこそせず、胸を張って生きるんですよ!

11月2日(木) その1

 東京簡裁・刑事1室2係(横川保廣裁判官)826号法廷。

 9時55分から、窃盗の判決。
 被告人は身柄(警察留置場)。太って背の低い女性。若そう。
 傍聴席に母親らしき女性。

 歌舞伎町の某ホテル505号室で明け方3時45分頃、ソファにあった男性のズボンのポケットの財布から現金13万円を窃取したというもの。
 示談が成立し、両親が監督を誓い、前科・前歴なし。
 ホストクラブ通いは、もうヤメるのだという。ええっ、ホ、ホストクラブ…!?
 懲役1年4月、執行猶予3年。訴訟費用は負担させない。

 そして10時00分から、道路交通法違反の新件。

 被告人は身柄(警察留置場)。33歳。元塗装工。住所不定・無職。
 容疑は無免許。自白。
 窃盗前科2犯、建造物侵入前科1犯、住居侵入前歴1回。

 18歳のとき運転免許を取得したが、更新しないま失効。
 前の勤務先の会社(新宿区内?)のトラックが、盗まれて国立市内(?)にエンジンキーをつけたまま駐車しているのを見つけ、ドライブしてから返そうと運転。
 パトカーから停止を命じられて無免許が発覚。

 母親と姉がいるが、母とは10年以上会っていない。
 母親を情状証人に呼ぶか、弁護人から問われたが、断った。
 今後、母親と接触するつもりはない…。

 新江正治検察官が、こう問うた。
「大切なもの、あるか。守らなきゃいけないものが、ありますか?」
「そういうのはないんですけど」
「お金に困ったら、また窃盗やっちゃうとか、ないか」
「そういうことは、したくないんで、はい」
「支えになってくれる人がいないと、風来坊になっちゃう」
「絶対しません」
「最も大切なものが、あるんですよ!」
「……自分自身…」
「そうです! 無免許なんて、こんなものは、免許とればいいんです! ちょっと苦労して免許を取れば。ちょっとは努力しなさいよ!」
「…………」
「私なら、人の車に乗ってドライブ行きたいなーなんて、とてもできない! あんた、なんでできるの?」
「…………」
「そこが、規範意識が弱いというんですよ!」
「…………」
「なんで他人の車を!」
「…………」
「ハードルがあるでしょ、そこには! あなた、簡単に飛び越えてる! なんでかと訊いてる!」
「……会社の車で……」
「もう辞めた会社でしょ! 堂々と生きるんだよ! 胸張って生きるんですよ! こそこそしてるんじゃないんだよ!」

 なかなか聞き応えがあった。
 こういうの、地検の若造検察官が言っても、「エリート坊ちゃんが何言ってやがる」と聞こえがちだが、新江さんくらいだと似合う。
 被告人質問の枠を飛び越えちゃってると思うが、刑事司法の目的に照らせば、その程度は良かろうと思う。
 ただ、オービス事件がねぇ…。
 バカげたオービス無謬神話を維持し続けてることが、非常にわかりやすく、検察の威信、威厳をぐずぐずにしてると思うんだけど…。

 直ちに判決。
 求刑どおり罰金20万円。
 未決勾留期間の1日を金5000円に換算し、その刑に満つるまで算入する。
 訴訟費用は負担させない。

 前の窃盗に続き、この被告人も勾留場所が警察留置場だから、その場で解放され、自力で警察署へ荷物を取りに行くことになる。
 ジャージ姿でビニールのスリッパを履き、裁判所から出て行く者が、1日にたぶん何十人かいるわけだ…。

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私は、なんとしても90㎞/hは出していません!

11月1日(水) その3

 16時から、東京簡裁・刑事1室3係(堀内信明裁判官)534号法廷で、「汚名を着たまま墓へ行けない」事件の、第12回(かな?)公判。

 「寺澤オービス事件」における大槻教授と澤谷教授の証人尋問調書が、川越支部と東京高裁の判決書きといっしょに、のようだが、採用になった。

 そして、05年6月17日から始まったこの事件、よぉ~やく終わりを迎えた。
 検察官の論告は、まぁいつも通り。それは仕方ない。

 ただ、1つ面白いところがあった。
「誤測定が起こる可能性は極めて低いと認められる」
 という澤谷教授の証言を拾ったことだ。

 現場は甲州街道(国道20号)下り、世田谷区給田。
 1日の通行台数は、1万台はラクにあるだろう。
 1万台でも、1年間で365万台。
 澤谷教授は、誤測定の確率については、最後まで「わからない」と言い続けた。
 仮に0.0001%としても、365台。
 月に約30台を誤測定することになる。
 プラス誤差が半分として、月に約15台を無実の容疑で検挙することになる。
 だから無罪…ならわかるのだが、だから有罪って…。

 求刑は、相場どおり罰金8万円。

 弁論は、なかなかしっかりしていたように思う。
 しかし、私からすると、「誤測定」の意味を、もっぱら測定の誤りと捉えているところが…。
 そのへん、また別の機会に詳述しよう。

 最後に、被告人の陳述。
「私は、90㎞/hであそこを走っていません。
   (中略)
 私は、なんとしても90㎞/hは出していません。
 誰かが証人として認めてくれるか、誰もいない。
 しかし、私は出していません! (後略)」

 あそこまできっぱり無実を述べた被告人は、いなかったんじゃないかな。
 堀内さんは、ずいぶんあっさり、不機嫌そうに、興味なさそうに、判決の期日を決めて下がった。
 私が堀内さんの裁判を初めて傍聴したのは、04年7月。
 あの態度は、いつもの堀内さんと、違う。
 なぜ?
 胸中に去来するものがあるんじゃないか、私はそう思った。

 悩んだときは、シンプルな基本原則に立ちかえりましょうっ。
「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される」(日本国憲法第76条3項)
 ここに立ちかえるなら、天国はあなたのものです。
 普通のことを普通に、明るくさらっとできる者に、天使は(冥土のご先祖も)微笑むのです。
 あ~、なんだか神がかりになってきた。
 お馬鹿なことを言ってる?
 いや、私としてはじつは万感の思いを込めて…。
 あ~、もう寝ます。

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2006年11月 1日 (水)

拉致事件被害者等認定請求事件の抽選に当たった…

11月1日(水) その2

 次の道路交通法違反は、16時から。
 それまでどうしよう。
 傍聴券の事件の掲示板を見ると、15時から東京地裁民事2部(大門匡・関口剛弘・倉知康弘裁判官)606号法廷で、「拉致事件被害者等認定請求事件」というのがあった。
 抽選の締切りは2時40分。
 ちょうど時間が良いので、たまにはそういうのも…。

 交付所には、青いリボンのようなバッヂをつけた人が多かった。
 32席の傍聴券に、74人が並び、私(整理券70番)はすんなり当たってしまった。

 法廷には、2分間の撮影が入った。
 壇上に向かって右手、国側の代理人たちのすぐそばの島の端に座ってたのが私でーす。

 書証提出を終えてから、証人尋問。
 ハングル語の通訳が、証言台の向かって左側に。そんな位置に座るのは初めて見たっす。
 証人は、朝鮮労働党直属政治学校で、スパイ養成工作員教育を受けたという男性だった。
 尋問で出てくる図のコピーを、多くの傍聴人が持っていた。支援者なのだろう。

 途中、誰かの携帯電話のバイブ音らしき音が2回、1回につき1分以上鳴った。うるさかった。
 裁判長は何も言わなかった。

 裁判所は、秋になると、法廷内の気温には関係なく暖房を入れるらしい。
 暑くて暑くて。次の道路交通法違反が近づいてきたし、私は途中で退廷…。

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捜査段階で否認、公判請求されて自白のパターン

11月1日(水) その1

 農林水産省地下・第5食堂で、鯖味噌煮定食(半食)380円。
 380円だからってナメちゃいけない。
 具たっぷりの味噌汁、酢がきついワカメの酢の物と、大根おろしの小鉢、きんぴら牛蒡に薄いたくあん2切れが付いてるんだから。750円の定食だってこうはいかねーよ。

 を食って裁判所へ。
「キチガイ裁判官、泥棒裁判官、人殺し裁判官!」
 と、ほとんど毎日のように正門前で拡声器でわめいてるオジサン、今日はひときわ声が大きいみたいな…。
 テレビカメラが2社、撮影していた。
 あら? とうとう逮捕されることになり、それでカメラが来てるんだろうか。
 いや、別の事件で取材に来たカメラが、後々の素材になればと少し撮影してるのか。
 最近、何度か、丸の内署かな、警察官がオジサンと話してるのを見かけたっけ。
 そろそろ警察は、何らかの手を打つんだろうか。
 その場合、オジサンは最高裁まで争うんだろうから、警察のほうは、どういう形で勝つか勝てるか、検察庁や裁判所と協議してるんだろうか…。

 まぁ、ワタシ的には、ほとんど毎日のようにあれを聞かされてると、
「裁判所って、言論の自由を大切にしてるのかな。けっこう偉いのかな~」
 という気に、オジサンには気の毒だが、正直なってくる。
 生理的にそんな気分になってくるのだ。一種の洗脳のような…。

 裁判所内へ入ると、あらまぁびっくり、1階ロビーがとんでもないことに。
 耐震なんとかで天井の改築をしてるんだそうだ。
 この月曜から始まったのかな。
 全部終わるまで半年かかるんだそうだ。
 駐車場に工事事務所のプレハブを建ててたのは、そういうわけだったのか。

 さて、13時30分から、東京簡裁・1室1係(松本弘裁判官)826号法廷で、道路交通法違反の新件。

【場   所】 首都高・湾岸線東行き・羽田空港3-3
【日  時】 2005年5月12日 6時06分頃
【装   置】 東京航空計器 オービスⅢLk (俗称・LHシステム)
【測定値】 135㎞/h  制限速度80㎞/hを55㎞/h超過
【被告人】 41歳 ちょっと腕力ありそうな会社員風 
【弁護人】 国選
【認  否】 捜査段階で否認→公判廷で自白

 赤いストロボが光ったとき車のメータは130㎞/hくらいだった(捜査段階では120㎞/hくらいだったと主張していた)が、公判請求されて、検察官が提出予定の書証を閲覧したら、当時自分を追い越した車には反応しないことがわかり、自分の言い分に自信が持てなくなったので認める、との趣旨。
 「オービス裁判の基本パターン」の、ズバリ「(1)否認→自白」のパターンである。

 誤測定・誤表示は、大幅なプラス表示だけ、とは限らない。
 小幅なプラス表示もあるだろうし、マイナス表示(メーカーの想定範囲を超えたマイナス表示)もあるだろう。
 実際、「本当の速度はもっと高かった。オービスの表示値は低すぎる」と主張し続けて公判請求された、という事件もあった。

 弁護人(国選)は、非常にマジメで固そうな弁護士(私は、そのうちぽっきり折れるんじゃないかと心配になったよ)。
「もしも執行猶予がついたら…」
 と被告人質問をしていたところからすると、「公判請求されたからには懲役求刑だろう」と予想し、
「無実の証拠がない以上どうせ勝てないし、否認すると反省がないとみなされて実刑かも」
 と被告人に説明したのかもしれない。
 もちろん、被告人が車のメータを見たというのは、無意識のうちに減速してからのことだったのかもしれない。超過50㎞/h以上だと違反点数は12点、免停は90日なので、ゴネて49㎞/h超過になれば、と思ったのかもしれない(そういうこと思ってる人は、拙著『なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識』を読んでくださいね)。

 何が真実かは、誰にもわかりようがない。
 オービス事件における真実は、ただ1つ。
 オービスの写真に焼き付けられた測定値(とされる記号)が、被告人車両の速度と同じ(またはほぼ同じ)かどうか、客観的な裏付けは一切ない、ということだけなのだ。

 しかし、被告人が自白した以上、判決は有罪しかない。
 ま、否認しても、オービスの製造販売メーカーの社員が「我が社の商品は高性能。絶対大丈夫」と言いさえすれば有罪、というのが通例ではあるのだが。

 直ちに判決。
 求刑どおり罰金8万円。訴訟費用は負担させない。
 14時14分閉廷。

 次の道路交通法違反は、16時から。
 それまでどうしよう…。

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