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2006年11月11日 (土)

検挙率競争が「事故死」処理を後押ししたのか…

倉庫からジーンズ31本窃盗「犯罪証明ない」と無罪
 名古屋市の衣料品店の倉庫からジーンズ31本(65万円相当)を盗んだとして、窃盗などの罪に問われた同市中村区の男性(28)の判決で、名古屋簡裁の山本正名裁判官は9日「犯罪の証明がない」として、無罪(求刑懲役2年)を言い渡した。

 とZAKZAK(上掲記事はその一部)。
 「山本正名裁判官」って、先日私が名古屋簡裁でレーダ事件を傍聴したときの裁判官じゃないの。
 あのとき、
「だーいぶ変わった感じだね。テキパキ感がものすごい。進行というか、裁判官としての反応に、ものすごく気合いが入ってる」
 との印象を受けたが、へえ!
 「疑わしきは被告人の利益に」のエネルギーを、この事件で使い切っちゃった、ということがないように…。

 報道といえば、こんなのも。

死亡事故続発で県警が「準警報」 交通取り締まり強化へ
 県内で交通死亡事故が続発している事態を受け、県警は10日、杵淵智行本部長名による「準交通死亡事故多発警報」を発令した。
 県警は、10日間に7件以上の死亡事故が発生した場合に「警報」を発令する。今回は5—9日の5日間に5件の事故で9人が犠牲になったことを受けて「準警報」を出した。

 と秋田魁新報(上掲記事はその一部)。
 こういうものを見ると、思い出すのが、今年5月16日付けのあきた北新聞だ。

10件中、6件近く"お縄"に
県警の全刑法犯概況 検挙率、4月末現在で58.7%

 凶悪犯や粗暴犯、窃盗犯、知能犯、風俗犯などからなる県内の全刑法犯は、認知件数、検挙件数、同人員ともここ数年減少傾向をたどっていたが、今年は検挙件数が増加に転じている。県警本部が16日まとめた4月末現在の「全刑法犯の状況」(概況)で示されたもの。本県の検挙率は全国でもトップクラスにある中、今年は前年同期を10ポイント上回り、10件中6件近く"お縄"にした計算だ。
 全刑法犯の内訳は殺人、強盗、放火などの凶悪犯、暴行、傷害、脅迫などの粗暴犯、侵入盗、自動車盗などの窃盗犯、詐欺、横領、汚職などの知能犯、賭博、わいせつなどの風俗犯、そのいずれにも属さない「その他」で統計を集約。
 これらすべてをあわせた4月末現在の刑法犯総数は、認知件数が前年同期比249件、10.9%減の2,037件。一方、検挙件数は同81件、7.3%増の1,195件と、ここ数年の減少傾向に歯止めをかけている。この結果、検挙率(認知件数に対する検挙件数の割合を百分率で表したもの)は前年同期の48.7%から58.7%へと、一気に10ポイント上昇した。
 県警のここ数年の年間検挙率は13年37%、14年38.4%、15年45.9%、16年は48%、17年48.4%(暫定値)と高まっている中、60%近い今年は"途中経過"ながら群を抜いた高さといえそうだ。ちなみに、全国平均の昨年の検挙率は28.6%で、これを約20ポイント上回る本県は全国トップクラス。反面、本県の4月末現在の検挙人員は前年同期を115人、15.5%下回る629人となっている。

 秋田の児童連続殺人事件の展開に、こういう検挙率競争が影響したのではないか。

 犯人がわかっている事件を認知すれば、検挙率100%。
 犯人がわからない(捜査本部の設置で多額の費用がかかり、結局迷宮入りかもしれない事件)を認知すれば、検挙率0%となる可能性あり…。

 数字の競争はわかりやすく、真っ直ぐしゃかりきになることができ、達成感もあるんだろうが、一方で、いろんなものを見失わせる。「見失っちゃダメだぞ」と気づけば、数字の実績は落ちざるを得ない、競争は負ける…。
 競争とはそういうものである以上、競争した側とさせた側と、どっちが悪いのか。ま、そんな単純に分けられるものではないかもしれないけどさ。

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