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2006年11月23日 (木)

執行猶予つき罰金刑!

11月22日(水) 16:00~

 16時から、東京簡裁534号法廷(1室3係、堀内信明裁判官)で、

  5月17日、第1回公判。「初めて遭遇、酒気帯び検査拒否!」。
 6月21日、第2回公判。「1交機の警察官2人を証人尋問」。
 8月9日、第3回公判。「酒気帯び検査拒否 仰天の展開!!」。
 9月20日、第4回公判。「論理矛盾で有罪の理由を拾わせる」。
 10月4日、第5回公判。「酒気帯び検査を拒否したのは警察官のほう?」。
 10月26日、第6回公判。最終弁論の補充と最終陳述。

 のついに判決!
 もしかして無罪か。いやまさか。でもドキドキするよぅ。
 15時56分、全員そろった。
 普通はこれで、「ちょっと早いですが…」と始めておかしくないのだが、堀内さんは動かない。
 15時58分、トさんが傍聴席へ。さっき1階ロビーで私が、「もしかして無罪かもよ」とお教えしたのだ。
 いつも埃にまみれた毛(陰毛もあり)が散らばってる傍聴席の床が、今日は、おお、ぴかぴかだ。俺は何でそんなこと気にしてるんだ。落ち着かないんだな~。

 15時59分、判決の言渡しが始まった。

裁判官 「主文。被告人を…」

 ああ、有罪か。無罪なら「被告人は…」で始まるのだ。
 ところが、そのあとを聴いてぎょっとなった。

裁判官 「被告人を罰金15万円に処する」

 この事件は、逮捕された被告人が早く釈放されたくて略式に応じ、20万円の略式命令を受けたのち、被告人のほうから正式裁判を請求した事件であり、公判での求刑も20万円。
 5万円、減額したのだ! 非常に珍しい。
 そして、そのあとを聴いて私は、げえっ!! となった。

裁判官 「この判決が確定した日から2年間、その刑の執行を猶予する」

 罰金刑の執行猶予は、毎年数えるほどしかない。ほとんどすべて実刑だ。
 数えるほどしかない、執行猶予つきの罰金刑が、いま言い渡されたのである。おお~っ!!
 無罪判決は2件か3件傍聴したことがある。どれも、身代わりで罰金刑を受けた事件で、検察官のほうが再審請求したものだった。
 そういう再審無罪より、この執行猶予つき罰金刑のほうが、よっぽど感動的!

 しかも猶予期間は、たった2年! 有罪は有罪だけれども、無罪に近い有罪といえる。

 言渡しは16時31分までかかった。じつにていねいな判決理由だった。
 要するに、あらゆる要素を、事実と可能性、解釈の余地を、もちろん証拠(被告人の供述も含む)をもとになので限界はあるとはいえ、公平・客観的にじっくり検討して、「このことだけは確かにいえる」という結論の導き方だった。堀内さんはいつもそうだ。

 有罪は有罪なので、被告人としては納得いかないかもしれない。だが、日本の裁判所でこれ以上の判決は望めない、という判決だったのではないか。
 まぁね、言渡しと判決書きとは微妙に(ときに重要な部分が)違う場合があるようで、私は判決書き自体は読んでないけど、印象としては、被告人は納得いかなくても控訴はしないほうがいいんじゃないか、と思った。
 東京高裁は、堀内さんのように丁寧にはやらない可能性が高いんじゃないか。
 控訴すれば、ばっさり原判決破棄、実刑(罰金の実刑)とされるんじゃないか。
 検察側は、どうする…?


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 風邪気味のところに、次々といろんなことが入ってきて。
 いちどきにいろんなことが押し寄せてくる、いまはそういう波なんだろう。

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