オービス裁判をハシゴ
11月10日(金)
昨日霞っ子クラブの毒人参さんに教わった、タクシーのトラブルで運転手が乗客をひき殺した(?)という事件(罪名は「殺人」。13時30分~)を、14時頃から東京地裁424号法廷で。
傍聴席はほぼ満席だった。
私は途中で出て、14時30分から東京簡裁・刑事1室1係(松本弘裁判官)826号法廷。
【場 所】 首都高 3号線 下り 世田谷区駒沢1-5
【日 時】 2005年10月16日 午前8時10分頃
【装 置】 東京航空計器 オービスⅢ (LhかLj)
【測定値】 118㎞/h 制限速度60㎞/hを58㎞/h超過
【被告人】 30代 会社員
【弁護人】 国選 (若めの女性)
【主 張】 「58㎞/hオーバーは絶対あり得ない。警察からハガキが届いたとき、超過20㎞/h未満か以上かどっちだろうと思った。当時の速度は80㎞/h前後で間違いない」
この事件の続き。
今日は警察官の証人尋問。
当時、警視庁・交通部・交通執行第3係の警部補。
横幅も胸板も分厚く、非常に低くて大きな声で、大迫力!
警察官の証人尋問なんて聞き飽きたよ~、とか思いつつ傍聴したのだが、いやはや勉強になりました~!
14時48分、途中で退廷して廊下を走り、非常階段を駆け下り、刑事1室3係(堀内信明裁判官)534号法廷へ。
15時から道路交通法違反の新件があるのだ。
【場 所】 首都高 7号線 上り 墨田区立川1-18
【日 時】 2004年12月16日 午前0時05分頃
【装 置】 東京航空計器 オービスⅢLj
【測定値】 116㎞/h 制限60㎞/hを56㎞/h超過
【被告人】 30代 タクシー運転手(業務中)
【弁護人】 なし
【主 張】 「自分のメーターではそれは超えてないので疑問に思った」
タコグラフの記録にも本件違反はないが、料金メータによれば測定・撮影時刻を挟む1時間の空車時間中の最高速度が126㎞/hになっているのだという。
堀内さんは、弁護人なしの被告人には、とくにていねいだ。
これもまた非常に面白い公判だった。
求刑は罰金8万円。
次回判決。
16時07分閉廷。
警視庁へ寄り、1件開示請求。
警視庁管内では、放置違反金の差押えと、使用制限命令は、まだ行われていないそうだ。
差押えはともかく、使用制限命令は、通達を見る限りでは初回は甘い。放置違反金さえ払ってれば、基準に達しても処分されない。それで助かってる違反常習者(いやこの場合は違反常習車というべきか)がずいぶんいたりして?
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ペンタックスの
http://voice.pentax.co.jp/pentaxtts/ttsdemoplay.asp
この画面に、
「被告人は前へ出なさい」
とか書いて「再生」ボタンを押してみよう。面白いぞ。
アクセスが集中してるそうだ。
エッチなセリフをしゃべらせて喜んでる男がたーくさんいるとみた(笑)。
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