約半年間で3回目の無免許
11月14日(火) その2
13時10分から東京高裁・第10刑事部(須田贒・井口修・溝國禎久裁判官)805号法廷で、住居侵入の判決。
被告人(身柄、拘置所)は、前髪が目にかかり、背が丸く、口が半開き。ちょっと異様な感じだ。
生活費に窮して、カネを借りようと思い、玄関のチャイムを鳴らしたが誰も出ず、勝手に庭へまわって網戸を開けたところ、家人がいて、とっさに「水を飲ませてください」と言った…というふうな事件らしい。
1、窃取の目的などなかった
2、心神耗弱だった
という控訴の趣旨らしい。精神科への通院歴があるそうだ。
控訴棄却。当審未決100日算入。訴訟費用は負担させない。須田さんはぜんぜんていねいじゃなく、原審の量刑も不明。
13時30分から、東京地裁・刑事16部(白石篤史裁判官)610号法廷で、道路交通法違反の新件。
被告人は30代。保釈中。
18歳のとき教習所へ通ったことがあるが、免許取得には至っていない。
テレビのアシスタントディレクターや、フリーのディレクターをやったこともあるという。7年ほど前に離婚し、現在は別の女性と同棲してるんだという。
今年3月、無免許で罰金20万円。今年9月、無免許で罰金25万円。
その25万円を払わないうちの同月、また無免許。信号無視をパトに見つかって発覚。
同棲中の女性が情状証人。
自分が言ったことに対し、すかさず「えぇ」とか「うん」とか肯定の相づちを打つ人がときどきいるが、まさにこの女性がそれだった。法廷では珍しいかも。
証人 「彼はほんっとに頑張りました。いっしょうけんめいやってくれてる。すごく支えてくれる」
としきりに言うのだが、被告人が仕事で使う車は女性のものだというし、罰金25万円を払ったのは女性だし、知人に頼んで保釈金を用意したのも女性…。
なーんか、「いっしょうけんめい支えてるのはどっち?」と思ってしまった。
被告人は、免許がないのに、運転せざるを得ないだろう仕事を始めて、どういうんだ? とも思えてしまった。
まぁね、これも、詳しいことを知らずに勝手に思ってるにすぎないのだが。しっかし、被告人はそれだけいっしょうけんめい働いて、月収は手取り25~26万円って、うーん、そんなものなのか?
求刑は懲役5月。直ちに判決。懲役5月、執行猶予3年、訴訟費用は負担させない。
白石裁判官の説示はていねいだった。でも、若くて髪が長くて、もろ学生のよう。
同じ法廷で、今度は合議で、偽造有印公文書偽造、有印私文書偽造同行使、詐欺未遂の判決。川口政明、白石篤史、廣瀬裕亮裁判官。
被告人(身柄、拘置所)は、坊主頭で口が半開き。
氏名不詳の仲間と共謀のうえ、偽造免許証を持って新橋のUFJ銀行へ行き、オールワン総合口座納税準備預金の申込書をどうこうし、免許証が偽造であることを見破られ…という事件。
2003年4月22日に徳島地裁で、同種で懲役2年6月の判決を受け、2005年7月4日に出所し、2006年8月の本件犯行だという。
求刑は懲役2年6月のところ、判決は懲役2年。未決50日算入。
川口さんは、時代劇の偉い武士役に、いるいる、あんな人! という感じ。
事件がどの裁判官に配点されるか(どの裁判官が判決を言い渡すか)によって、被告人が感じるものは、ずいぶん違うだろう。被告人の心に、どの部分がどう届くか、届いたことがいつまで残るか、わからないけれども…。
帰り際、ホリエモンこと堀江貴文氏の法廷を、覗き窓からちらっと覗く。
傍聴券抽選らしいのに、見た感じ5分の3ほどしか埋まってない。
ちなみに、これ、刑事裁判なんでしょ? そしたら、「堀江被告」と呼ぶのはカンベンしてほしい。
私はホリエモン方面はほとんど興味ない(興味を持つ時間がない)ので、「被告」と聞けば、「あ~、民事の裁判やってるのか」と思ってしまう。
刑事裁判だったら、ちゃんと「被告人」と呼んでくれ。って、いまやってるのは民事? ああもぅ、知らないっ。
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