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2006年12月の35件の記事

2006年12月30日 (土)

業過致死の量刑と指印のデータ化

 ときどき、当ブログに対する感想や質問、情報などをメールや口頭でいただいてる。
 今回は、2つのご質問メールにお答えしよう。

(1) <<ピンクのハンカチの娘さんは刑務所へ>>について、酒気帯びでの業過致死の相場等と比べて、信号見落としによる巻き添え死亡事故で禁錮2年4月の実刑は少し重すぎないか。

 遺族からすれば、「うちの愛する家族はもう二度と還ってこないのに、そんなバカな運転で殺した奴は、たった2年ちょいで娑婆へ戻るのか」であろうとは思うのだけれども、他のもっとひどい事故に比べれば、重いんじゃないか…。それは私も感じた。
 しかし、業過致死傷の量刑の相場がどうなのか、たしかに重いといえるのか、まだまだ私にはよくわからない。
 禁錮刑と懲役刑と、どう違うのか重なるのか、たとえば「禁錮2年4月=懲役3年」といった換算のようなものはあるのかないのか、ぜんぜんわからない。
 速度違反、無免許、酒気帯びだけの(各単独の)事件なら、「相場はこれこれだから、こいつは重い(軽い)」と言えるんだが。
 来年は、強制わいせつとか迷惑防止条例違反(いずれもたいてい電車内での痴漢)などに気を散らさず、交通違反と関係の深い業過致死傷、危険運転致死傷のほうを、時間が空けば傍聴していきたいと思うです。

(2) <<スケボーの交通違反>>の記事に出てくる、違反キップへの署名押印について、その指印は警察にデータ登録されるのか。

 その記事にある報道は、「違反切符の指印と女の指紋が一致したため、犯行が発覚した」となっている。
 女が怪しい(かもしれない)と見て、保管してある事件原票を引っ張り出して指印を確認したら、ということと読みとれる。
 そうではなくて、すべての違反キップの指印をデータ登録しておくことは為されているのか、ということだね。

 為されているともいないとも、私は確証は得ていないけど、『なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識』のQ072に書いたとおり、登録されていてもおかしくないだろう、と想像する。
 現在どうか知らないが、ある時期、被疑者が印鑑を持っていても、できるだけ指印を採りなさい、全国民の指紋を集めたい、ということがあったように聞く。
 私も昔、高校生(それも進学校の非行歴のない生徒)の頃、ケンカの単なる(通りすがりの)目撃者として警察へ呼ばれ、調書の録取後、なぜか十指の指紋を採られたことがある。
 当時の私に危機感はほとんどなく、「うわ~、刑事ドラマみたい! へえ~、こうやるのか~」と、喜々として採られたもんだ。

 現在、つかだいぶ前から、運転免許証の顔写真は、警察庁の中央コンピュータに集積されている。
 顔認識システムと連動させ、Nシステムや街頭の監視カメラなどで得た画像をもとに、「おっ、この人物は×月×日×時×分、×町×番地を通過したぞ」と、いずれできるようになるかもしれない。すでにやってるかもしれない。
 キップや調書の押印(左手人差し指)も中央コンピュータに集積されているかもしれない。

 それが良いかどうか、意見が分かれるところだろう。
 私としては、秘密裏に、恣意的に行われる(だろう)ところに、ヤバさ、気色悪さ、不安を感じる。

 有罪に不要なもの、無罪になるおそれがあるものを警察、検察が隠すのは、まったく合法であるという制度のもとでは、誰しも、警察、検察から、
「こいつが犯人に違いない! 有罪にしてしまえ!」
「こいつのこの行為を犯罪として立件、有罪にしてしまおう!」
 と決められてしまったとき、警察が勝手に集めたデータ(証拠)は、有罪にするため恣意的に利用されるだけで、
「あのデータにより、アリバイが証明されるはずだ! 提示してくれ!」
 といくら言っても、提示されないだろうからだ。

 そうした制度を温存したまま、裁判員制度を持ち込もうとするのは、国民を冤罪づくりの仲間、共犯者に引き込むことにほかならないのではないか。

裁判員制度はいらない Book 裁判員制度はいらない

著者:高山 俊吉
販売元:講談社
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 というわけで、来年、第2次Nシステム訴訟が始まる予定だ。
 提訴の予定期日が延びてしまったので、原告になりたい方、まだ間に合うです。

 最近、以下の2冊を献本いただいた。
 いずれも私の苦手な分野だが、最初のほうを少し読んだところ、私のレベルでもわかりやすそうな本だよ。

グーグル八分とは何か Book グーグル八分とは何か

著者:吉本 敏洋
販売元:九天社
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徴税権力―国税庁の研究 Book 徴税権力―国税庁の研究

著者:落合 博実
販売元:文藝春秋
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 正月、温泉にでもつかってのんびり読めたら幸せ~。

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2006年12月29日 (金)

飲酒ひき逃げ厳罰化 それでいいのか…

 飲酒運転、同乗も懲役 ひき逃げ厳罰化 道交法改正試案(朝日新聞)
 道路交通法改正試案:飲酒運転、ひき逃げ厳罰化(毎日新聞)
 飲酒運転の罰則強化、酒の提供は同罪…道交法改正案(読売新聞)

 これまで、酒に甘い文化? そういうのがあったんだと思う。
 酒を飲み終え、
「違反だからな~、大丈夫かぁ? 気ぃつけて帰れよぉ」
「だぁーいじょぉぶ。素面(しらふ)のときより気ぃつけて帰っから」
 みたいな。
 参加者の多くが車を運転して来るのに、酒をふるまう伝統行事もあったような。
 気をつければ大丈夫。滅多に捕まらない。事故ることは、さらに滅多にない。
 そういうなかで、飲酒運転は蔓延していたというか、延々とあったのだ。
※ かく言う私も昔は(四半世紀以上前は)、しょっちゅう原付バイクで飲酒運転をしていた。

 道路交通法 第65条  
 第1項 何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない。
 第2項 何人も、前項の規定に違反して車両等を運転することとなるおそれがある者に対し、酒類を提供し、又は飲酒をすすめてはならない。

 2項には、これまで罰則がなかった。
 罰則を設ければ、周囲の者は無責任でいられなくなるわけで、飲酒運転抑止の効果はそれなりにあるんだろうと想像できる。
 しかし、なんだかなぁ、こんなことでいいのかなぁ…という思いを禁じ得ない。

 第一に、社会全体、国民全体が(たぶんマスコミにあおられて)、悪い奴はやっつけろ! ぶっ殺せ! 的なムードになってるなかで、警察が持ち出してくる厳罰化…。どうもそんなものを私は感じ取り、そのこと自体に、なんともいえない嫌~な感じを受けるってことがある…。

 上記朝日新聞の記事に、
「ひき逃げ事件は、01年の改正後も5年間で約2割増えた。こうした現状を受け…」
 とある。
 ええっ? と私は思う。
 5年間? なぜ10年間をふり返らない?
 10年間をふり返れば、00年、01年あたりを境に、ひき逃げは、「約2割」どころじゃなく、爆発的に増えたことがわかる。
 その頃、何があったのか。
 そのあたりから、飲酒運転、飲酒事故の厳罰化が叫ばれるようになったのだ。
 もひとつ、忘れてならないのが、99年秋頃以降の、警察犯罪・不祥事報道の続出だ。
 つまり、警察への信頼が大きく失われ、厳罰化の声が大きくなった頃から、ひき逃げは激増したのだ。3倍くらいになった、と言ってもいいんじゃないのかな。
 ひき逃げが増えた原因を考えず、「約2割増えた」とだけと言い、さらなる厳罰化を…。
 そんなんでいいのかと、言いたくもなるってもんでしょ。

 私は裁判所へ通いまくり、主に交通違反の裁判を傍聴しまくってきた。全部で500件を超える。
 交通違反のご相談対応は、新件だけで軽く4000件を超える。
「あんた、それやったらアウトじゃん。捕まってから、免許取消を食らったら仕事をクビになるとか、刑務所へ行きたくないとか、そんなこと言ったって遅いよ!」
 ということを、やってしまう人は、これはもうどうしようもなく、いるのだ。
 人間とは、そういうものなんだな、誰しも(私も)そういう面を抱えているんだなと、しみじみ思えてくる。

 そういう者への処罰をいくら厳しくしたって、マスコミが大騒ぎする酸鼻な事件は必ず起こる。
 究極の厳罰は死刑だが、死刑があるから殺人事件は起こらないか?

 あと、前々から私は言ってるけれども、そこまで厳罰化するにあたり、酒気帯び検査は、あれでいいのか。
 何も知らない運転者に、警察官が一方的に1回だけ行う酒気帯び検査。
「おかしい! そんなはずは絶対ない。もう1回やってくれ!」
 と運転者が言っても、警察官は絶対応じない。

 厳罰化するなら、3回検査して平均値、中間値を取るとか、可能な限り血液検査をし、残った血液は保存して、運転者(および同乗者、飲酒時同席者)に異議があれば医療機関などでさらに検査するとか、それくらいのことは、厳罰化するなら(しなくても)当然に必要ではないのか。
 でも、そんなことは(私以外)誰も言わない…。

          ★

 28日が御用納め、裁判所の開廷の最終日だった。
 でも行かなかった。
 昨年は、警視庁と警察庁の、開示請求の最終番号をゲットするんだとか言ってたように記憶するが、それも行かなかった。
 かわりにユニクロへ行き、軽くて薄くて暖かいシャツを3枚買ったよぅ。

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なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
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2006年12月28日 (木)

六本木で警察官の顔に唾を吐き

12月27日(水)11時30分~

 東京地裁・第8刑事部(山下博司裁判官)407号法廷で、公務執行妨害の審理。

 10分ちょい前に法廷に入ると、前の地方税法違反の論告をやっていた。
 壇上には大量の書類がいくつも山になってる。書記官のそば、キャスター付きのラックにも大量の書類。どわ~。あんなの全部読むのか~。

 密造軽油の事件らしかった。
 「ヌキ」とか、初めて聞く言葉が。
 被告人は、顔にしわの多い、ちょい小太りのオジサン。
 原料費、加工費を踏み倒すつもりで、1リットル43円で販売していた?
 多数の関係者が密造に関わっていたそうだ。
 求刑は、懲役2年、罰金1000万円。

 続く公務執行妨害のほうも論告だった。
 今年8月、六本木で、被告人はタクシーに対して大声を上げ、ちょうど清掃活動に付き添っていた警察官に、「なんでタクシーを捕まえないんだ。お前の名前はなんてんだ。バカ野郎、国家権力が」とか言い、「帰りな」となだめられたが、警察官を追いかけていき、前にまわって肩や胸をぶつけるなどし、三井住友六本木ビルのあたりで警察官の顔に唾(つば)を吐いた…というふうな事件(検察官のストーリィ)らしかった。

 01年4月、道を広がって歩いていた人の左手首(?)を蹴った。
 01年6月、公衆電話の受話器が外れていたと、工事の人(?)に文句を言い…暴行で罰金20万円。
 06年2月、麻布署に車の取り締まりを頼み、1時間待ったが何もしてくれないと、警察官の後頭部を平手で殴った。
 06年4月、その件で公務執行妨害で懲役1年、執行猶予3年の判決を受けた。
 06年8月、本件犯行。
 母親にも暴力をふるっている、とか。
 傍聴席に、だいぶお年寄りの婦人がぽつんと1人。母親らしい。

 被告人(身柄。拘置所)は、論告の間、終始体を動かし、口をとがらせ眉をつり上げ、ぎょろりと検察官をにらんだり、手に3冊ほど持った大学ノートに、刑務官から借りたボールペンで何やら熱心に書き込んだり、ぎゅっと目を閉じて集中したり、ぎょろりと天井を見上げたり…。

 被告人からの最終陳述は、8分間ほど。
 要するに、唾を吐くのは生理現象で、吐いた唾がたまたま警察官の顔にかかった、人間というのは相手から誤解されるもの、自分は警察官を誤解した、警察官も自分を誤解した…ということらしかった。
 途中、なんだか力が入ってきて、泣き出しそうにも見えた。
 ふとふり返ると、傍聴席の後ろに警備員がいた。

 求刑は懲役10月。
 判決期日は1月25日と聞いて、被告人はものすごーく困ったような、すごい顔をした。が、それだけだった。
 再び手錠・腰縄をつけられ、母親らしき婦人には一瞥もくれず、奥のドアへ去った。
 12時18分閉廷。

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報道された飲酒死亡事故の判決

12月27日(水)11時~

 10時から危険運転致死傷・道路交通法違反の新件。
 しかしなんとなくぐずぐずして、裁判所へは10時30分頃行く。
 開廷表で確認すると、そんな事件はなかった。
 手帳のこのメモは何なんだ…。

 11時から、東京地裁・第8刑事部(川本清巌裁判官)415号法廷(広いほうの法廷)で、業務上過失致死・道路交通法違反の判決。

 被告人は30代か、スーツの会社員風で、ひどくうなだれてるというか、他の被告人とはだいぶ違う感じ。
 傍聴席に、若い女性と、乳児ないし幼児がいる。奥さんか。
 すっごく可愛い子どもだ。奥さん似か。

 やがて、検察官に近いほうの傍聴席へ、4~5人の男女が入ってきた。遺族か。
 立会い検察官が書類を見せて何か話してる。やっぱり遺族なんだろう。

 どっちとも離れた席に、男が2人。
 検察庁の職員らしき雰囲気。なに?

 川本裁判官が登壇し、弁護人から弁論再開請求。
 保険会社のほうで保険金額の提示をしている、という書面を証拠請求。
 提示? 示談はできていないのか。
 検察官は(証拠とすることに)同意。

 再び結審し、裁判官は弁護人、検察官の意見が従前どおりであることを確認し、被告人に最終陳述の機会を与えた(それを忘れて書記官が裁判官に注意する場面も別の公判で以前見たっけ)。
 被告人はとくにつけ加えることがないようで、遺族に深く礼をした。

 そして判決。
「主文。被告人を懲役2年に処する。わかりましたか? 懲役2年の判決です」
 実刑である。

 これ、世間が飲酒運転、飲酒事故の糾弾で盛り上がっていた真っ最中の、飲酒(0.5mg)、猛スピードによる死亡事故の、その判決だった。
 無茶苦茶をやって人を死なせて(殺して)、懲役2年。
 いや、刑の重さの問題じゃないような気がする。
 「交通事故」って…と思う。

 驚いたのは、直ちに収監の手続きが取られ、被告人(在宅)は検察庁の職員らしき男2人に連れられ、奥のドアへ去ったこと。
 初めて見た。そんなやり方もあるんだ…。
 詳しいことは次の『ドライバー』原稿に書こう。

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2006年12月27日 (水)

紙の試験に勝ち上がってきただけのエリート坊ちゃん?

 風呂で週プレ12月25日号を読んだら、「事故って逃げて社員を身代わりにした事件の判決」の記事があった。
 判決は12月26日と書いてあった。
 はは~、そういうこともあって傍聴人が詰めかけたのか。
 つかそれ以前に法廷狭すぎ。傍聴席少なすぎっ。

 週プレの記事によると、田中節夫・元警察庁長官が、被告人のために裁判所へ上申書を出してたんだという。
 田中さんといえば、元交通局長じゃん。
 道路交通法改正法案の審議における国会答弁、傍聴したことあるっけ。

 記事によると、判決期日は元々は12月15日だったのが、11月29日に弁護人から変更の請求があり、それが12月5日に認められ、それで12月26日になったんだという。
 え? 判決を傍聴していた友人は、被告人の前刑(大麻)の執行猶予期間は、今回の判決の数日前に終わったようなことを言ってた。
 もしそうだとすると、弁護人は、それを狙って期日変更の請求をした?

 でもね、もしももしもそうだとしても、やっぱねぇ、だからおかげで執行猶予がついた、てことはないんじゃないのかねぇ。
 裁判所も、いくらなんでもそんなことはしないだろう。
 じゃあ、名張毒ぶどう酒事件で、検察官の異議を容れて再審退けたのは、なぜか?
 いくらなんでもの、そんなことを、裁判所はしたじゃないか?
 いや、あれとこれとは趣(おもむき)が異なるでしょ。
 日本の刑事裁判には、「自白は証拠の王」「(有罪・無罪の認定に関して)疑わしきは検察の利益に」という原則があるわけだし。
※ 再審で無罪になるのは、ラクダが針の穴をとおるようなもの。という喩えでいえば、再審でない場合の無罪は、猫が針の穴をとおるようなもの、実刑でもおかしくない被告人が執行猶予をとるのは、若干太めの糸が針の穴をとおるようなもの、じゃないのかな。

 今回の判決は、前刑の執行猶予期間が明ける前だったとしても、執行猶予だったんじゃないのか。
 開ける前でも、開ける寸前だし、前刑(大麻)とは罪種が違うし、他の多くの被告人と比べても「社会内での更生に期待できる」とする特別の事情がぎりぎりあると、少なくとも客観的なあれこれからは言うこともできるんじゃないか…。

 …と、ドアのところで判決理由をかすかに聞いただけで、そこまで言うかよ。
 言いたくなるのが、傍聴マニアの悪いくせ?(笑)

 で、13時30分から同じ法廷、同じ裁判官(神坂尚さん)で、公務執行妨害・傷害の審理。
 まさか駐車監視員への公妨のはずがないよね。
 と思いつつも、念のため、できるだけ傍聴してみる、という根性じゃないと、偶然たまたま駐車監視員への公妨を2件も傍聴できる、というラッキーには巡り会えないのだ。

 この日は論告・弁論だった。
 被告人は、若そうな女性(身柄。拘置所)。
 ハデな茶パツの、鼻梁の中程から上が真っ黒髪だった。
 だいぶ長く勾留されている(争ってる)のだ。
 それもそのはず、あとで開廷表を見たら、事件番号は「平成17年刑(わ)…」だった。
 そんじゃあ、駐車監視員への公妨であるはずないじゃん!

 検察官の論告と、弁護人の弁論から、わかってきた犯行態様は、ものすごく縮めて書くと、こんな感じらしい。
 被告人は、交際相手の男性(土木関係?)と、日当を払ってもらうため、ある家へ行った。
 そしたら警察を呼ばれた。
 日当を払ってくれない相手と話をさせてくれるというので、男性とともに車で警察署へ行った。
 被告人は警察署内をデジカメで撮影した。
 モメて警察官(179cm)の顔に唾(つば)を吐いた(被告人は157cm)。
 これが公務執行妨害。
 警視庁の留置場で、挨拶がないといった理由で、他の留置人の顔面を殴った。
 これが傷害。

 真実がどうだったか知らないけどさ、検察官の論告を聞いてて吹き出しそうになった。
「警察官が被告人に暴行した事実は全くない。それは3名の警察官の証言により認めることができる」
「(警察官証言は)間近に具体的に見ていたからこそできる迫真の証言である」
「きわめて具体的、詳細、かつ自然で合理的である」
「記憶にないことはないと述べ、正直さが認められる」
「安易に『逮捕するぞ』と言うなど、およそ考えられないことであって、被告人の供述は不自然、不合理きわまりない」
「(警察官が知らない人間を罪に陥れるために)わざわざ偽証罪の制裁をおかしてまで偽証するはずがない」
 そのくり返しを、延々41分間。長ぇ~。

 はりゃ~、バカですか? と申し訳ないけど思った。
 あんたら、証人テストで、さらに警察内での準備で、きわめて具体的、詳細に打ち合わせるんでしょ?
 その時間も職務のうち。給料出るんでしょ?
 警察官が偽証したって、証拠がある? 偽証罪に問われるなんて、あり得ないでしょ?
 知らない人間を罪に陥れるためじゃなくて、自らの(または同僚の)職務行為を正当化するためなら…。
 そういったことを全く、毛ほども念頭に置かない、正義ぶった強い口調に、紙の試験に勝ち上がってきただけのエリート坊ちゃんというか(若い検察官だった)、公判立会い検察官という仕事の卑しさというか、非常に悲しいものを感じたよぅ。

 でもね、弁護人のほうも一般に、バカ検察官にあわせるのか、なんでもかんでも無理くり被告人に有利にこじつけようとする、みたいなことがあって、裁判っちゃどういうゲームなの? と感じることも少なくないのだ。
 これ、傍聴人からの率直な感想。

 なんか愚痴っぽい話になった。すまんです。
 さぁ、27日は今年最後の傍聴だ。ってまだ行くのかよ。
 いい加減、私もバカだな(笑)。

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2006年12月26日 (火)

事故って逃げて社員を身代わりにした事件の判決

 東京は一日中、強めの冷たい雨風。最悪。
 カジュアルなほうの革靴に、雨がしみないようミンクオイルをたっぷり塗って、裁判所へ。

 13時15分から、東京地裁・第2刑事部(神坂尚裁判官)529号法廷で、業務上過失致傷・道路交通法違反・犯人隠避教唆の判決。

 これ、<<有名会社のオーナーから頼まれ犯人隠避 謝礼は20万円>>、<<20万円で身代わりを頼んだオーナー逮捕>>の事件の、そのオーナーの判決である。第1回公判は見逃したので、なんとか判決はと、冷たい雨風のなか出てきたのである。
 あぁ、それなのに…。

 13時15分に法廷の前へ行くと、もう満席。
 傍聴席20席の、狭い法廷だったのね。
 隠避のほうの(つまり身代わりになった)若者くんの法廷が、広いほう(40数席だっけ)だったもんだから、てっきりこっちも広い法廷かと思ったら。

 続々と傍聴希望者が来て、みんな閉め出された。
 オーナーの関係者らしき数名(ファッション系お金持ち風?)も傍聴できなかった。

 私はドアのそばにぴったり張り付いて、判決理由をかすかに聞いた。
 贖罪寄付をだいぶしたらしいが、それで量刑を決めることは、カネのあるなしで刑罰を変えることになるとか、そんな趣旨のことを神坂さんは言ってた。
 従業員の生活に対する責任が、再犯を抑止する可能性がある? そんなふうな趣旨のことも言っていた。
 かすかに聴いてると、実刑とも執行猶予とも取れる理由だった。
 でも執行猶予だった。
 大麻の執行猶予期間は、本件判決言渡し時においては、経過してるんだそうだ。
 それが理由の何割かを占めたんだろうか。

 言渡しが終わってすぐ法廷に入ると、オーナーは証言台の前に立ちつくしていた。
 しばらしくして、被告人席に座った。
 泣いてたようだった。
 早く来て傍聴していた友人によると、判決言渡しのとき泣いてたそうだ…。

 その友人に、主文を聞いた。
 懲役2年…2年6月だっけ? 忘れた、とにかく執行猶予は5年という。

刑法 第二十五条  次に掲げる者が三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金の言渡しを受けたときは、情状により、裁判が確定した日から一年以上五年以下の期間、その執行を猶予することができる。
一  前に禁錮以上の刑に処せられたことがない者
二  前に禁錮以上の刑に処せられたことがあっても、その執行を終わった日又はその執行の免除を得た日から五年以内に禁錮以上の刑に処せられたことがない者
2  前に禁錮以上の刑に処せられたことがあってもその執行を猶予された者が一年以下の懲役又は禁錮の言渡しを受け、情状に特に酌量すべきものがあるときも、前項と同様とする。ただし、次条第一項の規定により保護観察に付せられ、その期間内に更に罪を犯した者については、この限りでない。

 5年は長い。実刑ぎりぎりってことだ…。

 13時30分から同じ法廷で、公務執行妨害・傷害の審理を傍聴…。

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駐車監視員の目標は1日5枚? 3枚?

 あら~、東部ログもとえ当ブログ、連続3日も休んでしまった。
 忙しかったのだよぅ。
 途中、ブログ記事を2本続けてアップした夢をみた。
 それで気が済んだ…こともあるかもしれない。

 日曜午前だったか、 Banner_02_2 人気blogランキング ← この順位が、ななんと8位だった!
 ベストテン入りとは! いったいどうしたのか!
 順位は、他のブログとの相対関係のなかで決まるとはいえ、当ブログの週間INが多かったのも事実ではないか。ぽちっと押してくれた方、ありがとございました~。

 駐車監視員は、1日何件、確認標章(新しい駐禁ステッカー)を取り付ければ(つまり取り締まれば)いいのか。
 そんなことを、大ざっぱにちぃと考えてみるっちゃろたい。

061224 たとえば今年度の、愛宕、三田、高輪、麻布、赤坂、東京水上署の管内の委託契約は、「株式会社コアズ東京事業本部」との間で、4億2380万1000円で結ばれている。
 契約期間中の駐車監視員の活動は、

   日勤帯 5911ユニット×日
   夜間帯 2672ユニット×日
   深夜帯   748ユニット×日

 合計すると、9331ユニット×日。
 「ユニット×日」とは、2人以上1組の駐車監視員が1日に活動する単位だ。
 時間帯によって給料は違うようだが、強引に割り算しちゃう。

  4億2380万1000円 ÷ 9331ユニット×日 = 約4万5516円

 東京都は、1ユニットの駐車監視員の1日の活動に対し、4万5千余円を払うってこと。
 コアズのほうは、その日活動する駐車監視員にだけ給料を払えばいいってもんじゃなく、余分の駐車監視員を抱えたり、統括責任者やその代行者を雇ったり、駐車監視員が朝礼をしたり昼食をとったりする事務所を設けたり、いろいろ出費がある。
 が、そういうのもひっくるめて、東京都は1ユニットの駐車監視員の1日活動に対し、4万5千余円を払うって形なわけだ。

 4万5千円と聞いてピンとくる方は、違反常習者かマニアだ(笑)。
 最も一般的だろう普通車の放置駐車違反の放置違反金は、1万5000円。
 4万5千円は、1万5千円の3倍。
 だから、1日3枚のステッカーを貼って回ればいい?

 いや、そうはいかないはず。
 放置違反金は、ダイレクトに東京都の収入になる。
 業者(コアズ)への委託費は、東京都が支出する。
 1日3枚のステッカーを貼ったのでは、確認事務の委託の収支が釣り合うだけだ。

 東京都は、新しい駐禁取締りの制度を運用するために、他にも支出がある。
 放置違反金の徴収に関するいろんな事務を、民間(東京都の場合は「株式会社ミウラ東京支店」と「トッパンフォームズ株式会社」と「株式会社みずほ銀行」)に委託している。
 携帯端末などのリース費(これは「三菱電機クレジット株式会社」)もある。
 駐車監視員のワッペンや徽章などは、東京都のほうで用意する。
 これらは確認事務の委託費に比べれば、大した額ではないけれども。

 大きいのは、反則金の目減り分だ。
 駐車違反から生じるカネ(ペナルティ)の大半が、放置違反金になってしまうと、その分、反則金の収入が減る。
 反則金は、いったん国庫に入ってから、「交通安全対策特別交付金」として総務省から都道府県、市町村に交付され、信号や標識など交通安全施設の設置・管理に充てられる。

 都内で納付された反則金の額と、交付金になって都へ交付される額。
 これは同じじゃないけど、ま、同じとして考えよう。

 確認標章を貼られたあと、大ざっぱにいえば、
   運転者が反則金を払う
   使用者が放置違反金を払う
 どっちかになる。
 警察庁による6カ月間のまとめに、
   運転者責任 28.2%
   使用者責任 71.8%
 とある。
 つまり、反則金の収入が、72%も減るわけだ。
「減っちゃったので、交通安全施設の設置・管理の支出を72%減らします」
 とはできないだろう。
 減った分をどうする?
 そりゃあ、放置違反金の収入から充てるしかないだろう。

 警察庁がまとめたのは、全国の割合。
 東京都の6~8月の平均は、おおよそ、運転者責任が86%。
 この割合で計算してみると、1日3枚の確認標章を貼れば、

   4万5千円 × 86% = 3万8700円

 この金額は、放置違反金の収入であると同時に、反則金の目減り分でもある。

   3万8700円 + 3万8700円 = 7万7400円
   7万7400円 ÷ 1万5千円 = 5.16

 というわけで、コアズの駐車監視員は1日6枚くらいの確認標章を貼らないと困る…。
 いや、駐禁取締りは駐車監視員だけが行うわけではない。
 国会答弁によれば、駐車監視員の取締りは8割ほど、とされていた。

   5.16 × 8割 = 4.13

 駐車監視員が貼ればいいのは、5枚くらい…かな。

 ただ、ここでひとつ重大な問題がある。
 それは、以上の導き方および計算が合ってるか、つーことですな(笑)。
 他にも入れるべき要素があるんだが、これ以上ややこしくなると私の脳から煙が出ちゃう。ま、大ざっぱに、ということでご理解ください。

 そんで、ここまでお読みいただいといて恐縮なんですが、今年度の交付金(全国)の予算は、放置違反金のせいでだいぶ減るかと思ったら、逆に増えてるのね。
 駐禁以外の違反をばしばし取り締まろう、てことなんだろう。
 目標どおりに取り締まれるか、わかんないけども。
 でもまぁ、だから、反則金の目減り分を気にする必要はあんまりなくて、駐車監視員は1日3枚ちょい貼ればいいのかもしれない。

 5枚くらい…。3枚ちょい…。
 この数字、駐車監視員の方々の日々の実感と照らし合わせて、どうでしょね。 

 3日も休んで、久しぶりに記事を書いたと思ったら、だらだら長い? バカ野郎?
 お、お怒りはごもっとも。

2006年12月22日 (金)

惑星直列ならぬ公判直列

 本日は、惑星直列ならぬ公判直列。
 傍聴したい公判が接近して並び、たいへんムダなく傍聴できた。

 13時20分から、東京(以下同)地裁719号法廷(園原敏彦裁判官)で、自動二輪の無免許の判決。
 懲役4月、執行猶予3年。
 それは相場どおりだが、訴訟費用不負担としたのには驚いた。
 なるほどね~、そうなのか~って感じ。

 13時30分から、地裁529号法廷(宮本聡裁判官。パレスチナへ行ってしまったHさんを思い出させる)で、道路交通法違反の新件。
 なんと原付の無免許。
 この事件、弁護人(職権による国選。女性)がなんとも妙~な感じで、被告人も非常に個性的。
 良かった。
 直ちに判決。
 懲役3月、執行猶予2年。
 訴訟費用には言及がなかった。不負担てことだ。

 14時30分から、地裁424号法廷(津田敬三裁判官。この人も相当男前でない?)で、道路交通法違反・道路整備特別措置法違反の新件。
 廊下でみななさんに会った。
 この罪名はあんまりないから、傍聴に来たんだという。
 暴走族の可能性95%、フリーウエイクラブの可能性1%…。
 やっぱ暴走族だった。
 自動二輪を16台だか連ねて首都高を蛇行運転し、料金所を突破したんだという。
 被告人は男前。
 情状証人の妻は、ばりばりのギャルっていうの? どう表現していいのか、目玉がまん丸くなるばかり、オジサンにはわかんないよぅ(泣)。
 でも、証人の服装ベストワンに輝くことは間違いないんじゃない? キマってたよ。
 被告人質問が始まったところで、私は時間切れ。あとは、みななさんに託して…。

 この公判の途中、ボールペンのインクが切れた。
 わりと最近買ったペンなのに、これで2芯目。
 書きやすいとそればっかり使うもんだから、減りが早い。
 予備のペンは3本あり。

 15時10分から、簡裁728号法廷(坂本昌弘裁判官)で、道路交通法違反の新件。
 首都高環状線(都心環状線)内回り、北の丸公園付近のオービスⅢによる56㎞/h超過(測定値106㎞/h)。
 これ、たしか、道端佇立タイプだけど電子式の、最新型じゃない? 第1車線だっていうし。
 弁護人は、後続車からパッシングを受けての緊急避難行為に当たり、無罪を主張する、と。
 そのあとが面白かったねえ。
 鈴木健一検察官、弁護人の請求を、必要性なし、関連性なしと、蹴る蹴る。
 坂本さんから調査を求められても、即座にきっぱり蹴る。
 さすが切れ者。
 公判立会い検察官の職務は、公判廷へ出てきた事件を、なにがなんでも必ず有罪にすること。
 有罪に不要なこと、被告人に有利になる可能性があることには、断固抵抗するのだ。
 鈴木さんはそのへん、きっぱりしていて、ある意味清々しい。
 弁護人は「非常に不思議だと思うんですけね~」と、驚きの態度を表明していたが。
 結局、「期日間調整の打ち合わせ」とかになり、30分ほどで閉廷。
 この、裁判員制度と同時に持ち出された、公判前とか期日間とかでごちゃごちゃやる手続き、おかしいと思う。

裁判員制度はいらない Book 裁判員制度はいらない

著者:高山 俊吉
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 16時10分から、地裁409号法廷で、道路交通法違反・教唆・傷害の判決。
 のはずが、ない…。私のメモミスか、期日変更か。
 冥王星もあったということで。

 1階でトさんに会う。

グーグル八分とは何か Book グーグル八分とは何か

著者:吉本 敏洋
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 この本が面白いんだそうだ。
 山岡俊介さんのブログは、大企業のスキャンダルやタブーを扱ったりするので、検索でヒットしにくくされてるとか、そんな話が書かれてる…のかな?

 帰りの電車で、某県の駐車監視員の携帯端末の仕様書を読み、びっくり。
 Nシステムと同様にナンバーの文字情報を切り出してデータ化できる?
 つまり、にっ人間Nシステムなわけ?

 以上、取り急ぎ。
 私は年末、めちゃめちゃ忙しいのだよぅ。
 顧問占い師(久しぶりの登場だね)によると、私は来年大儲けの星が輝いてるんだそうだ。

 自力HPのほうは、暮れは毎年アクセス数が激減する。
 当ブログも最近アクセス数が激減してるのは、そのせいだろう。
 なのに、 Banner_02_2 人気blogランキング ← この順位はぐんぐん上がって12位。
 どうしてか、わっかんないけど、ありがとございます~♪

刑罰運用のバリエーション

12月21日(木)14時30分~

 東京地裁・第16刑事部(白石篤史裁判官)610号法廷で、道路交通法違反の審理。
 白石さんて、他の裁判官に比べて劣るってことはぜんぜんないと思うんだけど、頭髪から何から、まったく若い学生風なのね。
 裁判所は、ほんとキャラの宝庫だ。

 この公判が、私の今日はメイン。
 前回、空振りを食らったので、東京地裁の道交法の否認を意地でも見てやろう、と出てきたのだ。

 だが、否認じゃなかった。
 どうも情状証人の関係らしい。
 情状証人は、第1回期日に在廷させといて、さらっと尋問すればいいわけで、そしたら第1回または2回目で判決となる(開廷表には「新」または「判」と記載される)のだが、本件証人は仕事が多忙で、第1回に間に合わず、続行としたが、その期日にも来られなくて、今回になったと、そういうことなんじゃないのかな。
 傍聴人ができる一般的な推理は、そこまでだ。

 考えればみれば傍聴人て、天井桟敷の人々、といえる。
 でも、芝居小屋から遠く離れてマスコミ報道しか見られない人々に比べれば、桟敷席にいられるだけ大したもんかも。
 遠く離れて? ←『遙か群衆を離れて』、劇場で観たよ私は昔。
 離れてるのはどっち?
 傍聴人のほうが、世間から遠く離れてる、と言うべきかも。
 戻れなくなっちゃうよ
 話が飛びました。えへっ。

 証人は「建築の設備工事」の会社の代表取締役。年配。
 被告人は建築関係のいろんな免許(地下で工事するときに必要な「酸欠の免許」とか)を取ってマジメに働いており、出所したらまた雇いたいと。

 そんな証人が被告人と知りあったのが「インターネットのチャット」だという。
 白井さんも興味を持ったようで、チャットとは何か、証人に尋ねた。
 証人いわく、ゲームの中にチャットの部屋があるんだという。へえ。

 01年に原付の無免許で罰金刑。
 03年に窃盗と普通貨物の無免許で、懲役1年6月、保護観察付き執行猶予4年(?)。
 05年10月に本件無免許(普通乗用車?)。
 求刑は懲役5月くらい、だったんだろう。
 直ちに判決。
「主文。懲役3月。主文は以上です」
 実刑である。
 前刑の1年6月とあわせ、服役することになる。が…。
「刑務所での行動次第では、仮釈放といって、早く出られることもあるので…」
 と白石さんは言っていた。
 訴訟費用は不負担。

 14時48分閉廷。
 終わってから検察官が、「説明しときます」と被告人(在宅)に。
 収監の手続きの説明の中で、
「裁判官も言ってたように、長くは入らないと思う」
 と言ってた。

 なるほどねえ。
 懲役1年6月のほとんどは、窃盗の刑だろう。
 無免許は窃盗とは罪種が違う。
 これで1年9月も服役させるのは、酷といえる。
 けれど執行猶予中では、実刑はやむを得ない。
 再度の執行猶予とするほどの特別の情状はない。
 なんたって前刑は、保護観察付きなんだから。
 そこで、刑務所へ送るけれども、早めの仮釈放とする…。
 そんな運用をしてるのかな。
 刑罰は、罰金か懲役か、執行猶予をつけるか、何年つけるか、以外にいろんなバリエーションがあるようだと、傍聴を長く続けると感じられてくるが、これもそのひとつかしら…。

 在宅の被告人が下獄するのは、来年になる。
 じゃあ、年内一杯働いてもらえるんですねと、多忙な社長氏(証人)は喜んでいた。
 年内に片付けるべき工事が山積みなんだろう。
 なんか人間臭くて微笑ましく感じた。 

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2006年12月21日 (木)

ピンクのハンカチの娘さんは刑務所へ

12月21日(木)14時~

 東京高裁・第12刑事部(河辺義正・小川正明・片山隆夫裁判官。この片山さんてのは宮崎学さんに20%くらい似てないか)715号法廷で、業務上過失致死傷の判決。

刑法第二百十一条  業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、五年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする。
 自動車を運転して前項前段の罪を犯した者は、傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる。

 13時56分。手錠・腰縄で入ってきた被告人(身柄。拘置所)は、若い若い女性だった。
 黒のパンツスーツらしき衣服に、フリースの暖かそうな白ジャケット。
 茶パツ、ポニーテールで目が大きく、ピンクのタオル地のハンカチを両手で持って…。
 地下鉄で見かけるリクルートスーツの娘さんと、どっこも変わらない感じ。

 13時57分。傍聴席へ傍聴人がぞろぞろ入ってきた。
 急に被告人がうなだれた。
 検察官の側(がわ)へ5人ほど。どうも被害者、遺族の方々らしい。
 弁護人の側へ3人ほど。こちらは被告人の家族らしい。
 業過の法廷は、こういうのがよくあって、胸が痛む。

裁判官「主文。原判決を破棄する…」
 おおっ!
裁判官「…被告人を禁錮2年4月に処する」
 原判決の執行猶予をナシにしたのか。いや、身柄ってことは、それはないだろ。じゃあ、量刑を変えたのか。

 埼玉県入間市内で、川越から八王子へ向かう途中、赤信号の交差点へ、赤信号を無視して漫然40㎞/hの速度で侵入、左方から青信号に従って進行してきた車の右側面に自車を衝突させ、××した(聴き取れなかった)その車により(かどうか、とにかく結果として)、ちょうど横断していた29歳の人物を転倒させ、脳挫傷で死亡させた。衝突された車両に乗っていた者は、頸椎捻挫、腰椎捻挫で加療2週間…。

 死亡被害者は車道を横断していたこと、対人賠償無制限の保険に入っていたこと、前科がないことなど、被告人に有利な事情があるとしても、禁錮2年8月は、原判決言渡しの時点においてはやむを得ない。
 しかしながらその後、保険とは別に300万円の見舞金を払い、宥恕があれば合計1000万円出すとしたこと、交通遺児の会に10万円を贖罪寄付したこと、勤務先などからの嘆願があること…などから、原判決は現時点においては重きに失するので…という判決理由。

 再び手錠・腰縄につながれながら、被告人は家族(と思われる数名)に目で会釈し、刑務官に腰縄を持たれて検察官の横のドアへと歩きながら、遺族(と思われる数名)にぺこりと1度、頭を下げた。
 しばらくは拘置所にいて、刑が確定すれば下獄するのだ。

 被告人が去り、遺族が出て行く間、家族は遺族に対し頭を下げていた…。 

 事故時、被告人というか、あの娘さんは、店を探してか、だいぶ脇見をしていたらしい。
 車は一瞬の油断でたちまち凶器になる、そのことを、車の快適さと便利さは、忘れさせてしまうのだ、いくら罰則を厳しくしても…。
 何千万支払われようと、誰が何年刑務所へ行こうと、殺された者は帰ってこない…。

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振り込め詐欺で追起訴

12月21日(木)13時30分~

 東京地裁・第6刑事部(白坂裕之裁判官)418号法廷で、犯人蔵匿等の審理。

刑法第百三条  罰金以上の刑に当たる罪を犯した者又は拘禁中に逃走した者を蔵匿し、又は隠避させた者は、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。

 もしかして道交法違反がらみだったら、と傍聴したのだがぜんぜん違った。
 てか、犯人蔵匿の話はぜんぜん出ず、追起訴状の関係でこの日は終わった。

 被告人は身柄(警察留置場)。
 坊主頭で、黒縁メガネ。なんだかニヤニヤした感じで入廷。
 検察官は、見るからに小生意気なエリート若造風。
 美川憲一さんと豊川悦司さんが合計約34%入ってる感じ。

 追起訴状によると…。
 04年9月21日午前10時10分頃、マンションの部屋から被害者宅に電話。
 1、娘(医師らしい)を装って、「ママごめんなさい。交通事故を起こして相手が死んじゃった。5歳の女の子なの。保険会社の弁護士さんを呼んだので…」と電話し、弁護士役が「保釈金300万円で大丈夫。すぐ銀行へ行ってください」と電話し、目黒区内のみずほ銀行から300万円を振り込ませ、
 2、同11時30分頃、また電話して「独身だと300万円じゃ足りない。あと200万円が必要。別の司法書士がいるのでその口座へ」と言い、都民銀行へ200万円を振り込ませ、
 もって人を欺いて金員を交付させた、という詐欺2件。

被告人「間違いありません」
弁護人「実行犯ではないが、共謀共同正犯として認める」

 被告人は「トリプルエックス」(と聞こえたが?)と呼ばれる詐欺集団の一員だったんだそうだ。
 騙し役は特定されておらず、出し子は3人1組(カード持ち、現金持ち、引出し役)で分担してたんだそうだ。

 次の追起訴は1月中旬を予定しており、その後も3月頃まで追起訴を続け、4月頃から実質審理に入りたい、あと10件以上はある、何回かにまとめて、できるだけ早く追起訴を終えたい、と検察官。
 犯人蔵匿のことは、ぜんぜんわかんね~。

 次回は2月20日と決め、13時50分閉廷。

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罰金になる可能性がないなら

12月21日(木)13時15分~

 東京地裁・第19刑事部(津田敬三裁判官)424号法廷で、道路交通法違反の判決。

 被告人は身柄(拘置所)で、一見ヤクザ風。
※ 「ヤクザ」の定義、あいまいなまま言っとります。
 検察官は、背がひょろ高く、目つきや表情にアンガールズが約7%混入と見えた。

 判決までに、犯行車両の廃車証明書を出すことになっていたらしく、そのことで弁護人が…。
 どうやら、廃車の手続きをした人物が、その証明書を持って、18日(月)拘置所へ面会に来たのだが、被告人は労役場留置の立場だったので面会できず、かつ、証明書(廃車届け?)を衣類といっしょに差し入れしようとしたことも関係したのかしなかったのか、とにかく被告人の手に渡らず、なので今日は証拠として提出できない、ということのようだった。

 本件の前の、おそらくは道交法違反(やはり無免許運転、または免許取消処分の理由となった違反?)の罰金刑について、罰金を払っておらず、そこで、金5000円を1日換算で、拘置所にいる間に、労役場留置という形で執行されることになったんだろう。

裁判官「で? 判決を待ってほしいということなんですか?」
弁護人「裁判官の判断にゆだねたいと…」
 ええっ、そ、そんな…。
裁判官「(その証明書を)弁護人へ、ということもいくらでもできたのではないかと」
 廃車証明を入手するための期間をだいぶとっての、今日の期日だったらしい。

 被告人が、被告人席に座ったまま手を挙げ、口を出した。
被告人「それ(廃車証明書)、あるとないとで違うんですか?」
 おお~ぅ、そりゃそうだ。
 被告人にとってはそこが最大唯一の興味だ。

裁判官「重要だと僕は思いますが。無免許で車を手に入れて乗ったわけだから、また乗るんじゃないかと心配だと普通思うのでは?」
 再び裁判官と弁護人とでごちゃごちゃし、また被告人が言った。
被告人「ざっくばんに、ひとつだけいいですか? たとえば罰金になる可能性はありますか? それがないのなら、(その人物に?)煩わしいことはさせたくないので」
裁判官「罰金とも懲役とも、それは言えない。(証明書提出のために期日を延すか)それはあなたが決めることです」 
被告人「(証明書が)あっても実刑へ行くんなら…(早く終わらせたい)」
弁護人「僕は…1週間なり10日なりいただきたい…」
被告人「1週間じゃ難しいと思うんですよね」
弁護人「じゃ、正月明け…」
被告人「3週間くらい…」

 ということで、1月18日へ延期となった。
 説明のため両手を突き出す被告人、の両手小指がものすごく短く見えた…。

 この事件、私は前の公判を傍聴してないのだが、地裁に公判請求となるからには、罰金判決は普通あり得ない。
 廃車証明の有無が関係するとすれば、執行猶予をつけるかどうか、その期間をどれくらいにするか、刑は懲役何月にするか、未決算入をどれくらいにするか、だろう。
 1カ月近く延期されることになったのは、弁護人(たぶん国選)の不手際もあるだろうわけで、国選は裁判所が選任するのだから、実刑になっても、延期分はだいぶ刑に算入されるんじゃないか。
 でも、ある期間(前の罰金が20万円なら40日間)は、労役場留置に充てられてるわけだから…。

 ま、詳しいことは次回判決期日に期待しよう。
 今日は、被告人の「ざっくばらん」な話が聞けて収穫だった。
 13時22分閉廷。

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なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
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2006年12月20日 (水)

駐禁レッカー 前年同期比-65.3%!

 先週各紙で報じられた、ニュー駐禁取締り制度の半年間のまとめ、の文書「新たな駐車対策法制の施行状況について」(12月14日警察庁交通局作成)をコピーさせてもらった。
 記者クラブの人たちゃ、こんな文書をいつも普通にもらえるんだろうな、いいなぁ~。

 なのに、こんなショッキングなことは、報じられてないのでは?
 新制度施行後5カ月間のレッカー移動、全国で4万5037台。前年同期比 -65.3%。
 どえぇ~っ!! -65.3%ってアンタ!! ←この言い方、石川県風?

 あと、「全国で発生した駐車監視員に対する公務執行妨害事案 12月10日現在」のほうも、面白いねぇ。
 これも、面白い部分は報じられてないのでは?

 一部ここで出すと、全国で46件(人員はたぶん47人)検挙したうち、刑事処分の結果がわかってるのが27件。
 懲役(執行猶予付)……7件
 罰金……20件。
 へえ、そーなんだぁ。

 その7件の懲役のうち1件を、私はたまたま偶然、東京地裁で傍聴してる。
 文書作成後間もない12月14日に判決だった事件(傷害つきで懲役1年6月執行猶予3年)も、偶然たまたま傍聴した。
 被告人には申し訳ないが、すっごいラッキー。

 9月、10月、11月中の、確認標章(ニュー駐禁ステッカー)の都道府県別の取付件数も提供してもらった。
 こんなの1人で調べようと思ったらタイヘンだ。
 や~、警察庁さん、ありがとございますぅ。

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高速道路における追尾式速度取締り要領

 19日(火)、簡裁で道路交通法違反の新件を傍聴してから、警察庁の情報公開室へ。

061220_  「平成10年12月」付けの警察庁交通局作成の、「取扱注意」の、「高速道路における追尾式速度取締り要領」の開示を受けた。
 と言っても、表紙部分1枚だけ。
 残り100枚くらいは、どこを墨塗りするかチェックがあるそうで、来年の開示となる。
 埼玉県で02年に、たぶん同じ文書のある部分について、県警本部長が不開示とした判断は妥当ではない、との答申が出てるので、今回警察庁は慎重になってるのかな。

 ともあれ、その後、警察庁に開示請求したのは、私が最初なの? とうかがえる。
 すでに誰かに開示したなら、墨塗り部分はもう決まってるはずだから。

 ちなみに、この文書、なぜ警察庁と埼玉県警が持ってるのか。
 高速道路のことは警察庁が仕切る(場合がある)。
 高速道路交通警察隊が使う印字式のアルコール検知器を、警察庁が購入して配布したり。
 本件文書も、警察庁の職員がつくり、たぶん全国の警察本部の高速道路交通警察隊へまわしたってことなんだろう。

2006年12月19日 (火)

またも湾岸東行き羽田のオービス否認事件

 指定より40行ほど長めで仮の原稿を仕上げ、裁判所へ。
 15時10分から、東京簡裁・2室2係(関口政利裁判官)728号法廷で、道路交通法違反の新件。

【場   所】 首都高・湾岸線東行き・羽田空港3-3
【日  時】 2004年10月24日 10:13頃(午前か午後か記載漏れ)
【装   置】 東京航空計器 オービスⅢLk (俗称・LHシステム)
【測定値】 137㎞/h  制限速度80㎞/hを57㎞/h超過
【被告人】 50代 タクシー運転手
【弁護人】 学生風長髪の若者
【主   張】 「110㎞くらいで走行していました」

 私の傍聴データでは、ここのオービスの否認事件がいちばん多い。
 またキタ~、という感じ。

 なんで04年の事件が今頃公判なのか。
 被刻人は行政処分の前歴1回だそうで、本件で取消の基準に達する。
 免許を守りたくてゴネてるだけなのか?
 と見なせる外観を有してはいるのだが、だから有実とは限らない。
 確かなのは、いつも言ってるが、オービスという機械が絶対だと言うのは製造販売会社の社員だけであり、通常裁判官はその口先だけの証言を鵜呑みにするってことだけだ。

 弁護人は、甲1~10号証のうち1号と2号、5~8号を不同意とし、検察官(私の好きな田口照子さん)は警察官2人、メーカー社員2人を証人として呼ぶ段取りに。
 「証人テスト」の期間が必要だそうで、次回は2月6日。
 横浜地裁のレーダ事件の第2回公判とダブる。
 横浜のほうも、たぶん警察官尋問だろう。
 さーて、どっちを傍聴に行くか。

 ま、なんにしても、このオービス事件も、このままだと、他の多くの被告人と同じように負けて去って行っていくことになりそう。
 関口さんは、これまで見てきた感じでは、メーカー社員の口先だけの証言(セールストーク)に何の疑いも持たない人のようだし。
 でもまぁ、オービスのそもそもの機能を法廷でメーカー社員から聞こうとする(証言慣れしたメーカー社員に自社製品の不備・不全を言わせようと試みる)弁護人、被告人ばかりだから、それも仕方ないかという気はする。
 きつい言い方?
 私もねぇ、もう4年間くらいになるか、東京簡裁の道路交通法違反(ほとんどオービス事件)の公判へ通い詰め、みーんな同じことをやって同じように負けて去っていくことに、いい加減イライラしてきてさぁ。ごめんね。

 3時28分閉廷。
 警察庁へ…。

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仕事ができる男は変態が多い?

 18日(月)は、あのロン毛の、スタイル最高の被告人の判決。
 もしも、もしも執行猶予判決だとすれば、裁判官は理由をどう述べるのか。
 被告人はどんな顔をするのか…。

 傍聴したかったのだが、土日で原稿をほとんど進められず、仕事場に居残り。
 そんなわけだから当然、有酸素散歩の暇もなく。
 しかし今回の原稿は面白いぞ!

 近ごろ私は、漬け物に凝ってる。
 いまは白菜が旬。安くて大きい。
 それを、ぎゅうぎゅう圧縮できるプラスチックの容器に入れて、塩をふり、圧縮するのだ。
 生活クラブ生協から供給を受けた白菜と塩でその漬け物(塩漬け?)をつくってるんだが、1日半くらいおいて食べると、旨くて旨くて。
※ 注文するのは家人、私は班長さん宅へ行って取り、調理して食うだけなので、生活クラブの供給品の値段は知らない。分業だ(笑)。

 カブ(蕪)を漬けるのも良い。
 カブは、葉っぱの部分は炒飯か何かで消化して、丸い部分と茎だけ漬けるほうが良いんじゃない?
 旨さの決め手は、塩かもしれない。
 もちろん、白菜なりカブなり自体の健康さもあるだろう。

 あと、今日は自作のオムライスの旨さに感動した。
 ニンニクのみじん切りと挽き肉と、しいたけとピーマンと玉ねぎを、塩胡椒と、ほんの少々のガラムマサラで大量に炒め、同量か少ないくらいの冷や飯を清酒で崩し、醤油とウスターソースとケチャップで炒めあわせ、皿に盛り、溶き卵を半熟に焼いてふわりのせ、その上にケチャップを適量ぶっかける。
 これが旨いのなんの。
 ほんの少々のガラムマサラが、けっこう効いてるように思われる。

 そうやって気分転換し、原稿に励むわけ。
 トイレで読んだ『R25』の記事によると、脳の一部分だけ集中的に使うと疲れてしまい、脳の他の部分を使う気分転換が必要なんだそうだ。

 そういえば、六本木のおかまバー「まどまど」のママ(パパ?)さんが言ってたっけ。
「仕事ができる男は、遊びがね、はじけてる。ヘンタイ(変態)が多いのよ。遊びが中途半端な男は、仕事も中途半端ね」
 それも、脳の休養。脳の特定部分を、いや大部分をものすごーく使う人は、普通使わない部分をものすごーく使いたくなるってこと、なのかもしれない。
 そうしてみると、裁判官にはものすごーいヘンタイが多い、となるのか、ならないのか。
 私? 私は…ねぇ、どうなんでしょ、うふふ。
 生活ないし脳活動の中心が、気分転換? しっ失礼なこと言うなぁ~!
 気分転換が中心な人は、ヘンタイ以前に生活(家計)がタイヘン? 
 うっウマイこと言うじゃないか貴様…。

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2006年12月18日 (月)

高山俊吉弁護士『裁判員制度はいらない』(講談社)

 ある会議のため、高山俊吉弁護士の法律事務所へ。
 恥ずかしながら初めて知った、高山さんが『裁判員制度はいらない』(講談社)を出してたと。

裁判員制度はいらない Book 裁判員制度はいらない

著者:高山 俊吉
販売元:講談社
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 法務省とか最高裁とか、そっち方面がたぶん大金を投じて宣伝してる裁判員制度を、真っ向から全否定する本だそうだ。
 さっそく事務所で買った。

 裁判員制度はねぇ、いろんな面があるにしても、一言でいえば、ロクなことにはならないだろうと私は思う。
 刑事裁判を公平・公正なものにするには、たとえば、無罪ないし無実をうかがわせる証拠を検察官が巧みに隠すのは合法であるという、びっくりするような珍制度を壊すとか、過去の冤罪事件(※)を徹底検証するとか、いろいろあるはずなのに…。
 そもそも、いまの「司法改革」って、自民党が突然言い出して「官」が推し進めてるものだ。国民のための改革であると思うほうが、どうかしてるってもんじゃないのか。

※ ただ、日本国の見解としては、日本に冤罪はないのだそうだ。なぜなら、三審制および再審により、無実なら必ず無罪になるし、無罪にならなかったものは無実でない(有実である)から。

 国民が裁判(審理や判決)に関与しないのは、いわゆる先進国では日本だけとか?
 それは格好悪いとか、アメリカから何か指示されたとかで、「裁判員制度」なるものを持ち込んだか、大掛かりな改悪の目くらましに持ち出したか、そんなとこじゃないのかと私はぼんやり思ってる。

 世はどうも、「やっつけろ! ぶっ殺してしまえ!」という風潮が強いような。
 マスコミが凶悪殺人犯と決めつけた有名事件で、裁判員が相場より軽い量刑にしたら、あるいは無罪にしたら、某巨大掲示板などでボロクソに叩かれ、「バカ裁判員の実名と顔をさらせ!」とか“祭り”になり、裁判員を擁護するブログは“炎上”させられる、あぁ、そんな時代が目に見えるような気が…。

 ま、読ませてもらいます、この本を。
 「高山俊吉の考え」という、これも面白そうだよ。

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2006年12月17日 (日)

交通取締りに対する苦情申出は0.002%

 ここんとこ、情報公開法・条例をだいぶ利用させてもらってる
 警視庁へは、週平均2回は行ってるんじゃない?
 専用のパスカードを交付してもらいたいよ、もう。
 いや、なんでも便利になればいいってもんじゃない。
 受付で住所氏名等書きながら、お姉さんと勾留もとえ交流するのも大事だ。
 目と目の、心と心の、ね。
 と書いて、「ひ~、キモイからあのオヤジにパスカードを交付してやって!」と言わせる作戦、どないや(笑)。

061216  画像は、「東京都公安委員会室 管理第二係」による「平成18年 苦情処理一覧簿(A)」の一部。
 受付番号1号(通知月日1/5)から100号(同11/30)に、「交通指導取締り」と「交通取締り」に関するものが29件。
 6月1日から増えた、という傾向は見られなかった。
 駐禁ステッカーをつけられた場合の、東京の出頭率は、6、7、8月は15%を割る。
 つまり、警察官に対する苦情が生じる可能性は、以前よりぐんと減ったのだ。

 受付番号87号(同10/31)に限ると、25件。
 警視庁の「平成18年所属別交通違反取締状況一覧表」を見ると、10月末までの取締りの合計は、106万8775件。
 つまり、苦情(警察法79条による苦情申出)は、約0.002%てことか。

 オービスの取締りについては、ちょっと異変が起きてることがわかった。
 へえ! って感じ。
 それは雑誌原稿に書こうかと。

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2006年12月16日 (土)

速度2件で免許取消→無免許酒気帯びで弟の名を騙り

12月15日(金)

 某週刊誌からの問い合わせ4件に急ぎメールで対応し(結局数時間かかった)、裁判所前で別の週刊誌(?)のための写真撮影をちらっと。
 それから一服する間もなく、地裁の総務課で来週の開廷表をチェックし、15時30分から東京地裁・第11刑事部(ナレーター調の平木正洋裁判官)403号法廷で、道路交通法違反・有印私文書偽造・同行使の新件。

 要するに、今年1月に九州へ帰省し、その帰り、山陽道だか中国道だかでスピード違反で2度捕まり(オービスに撮影され?)、身に覚えがなくて(ストロボに気づかなかった? あるいは誤測定?)、2件まとめて認めれば免取りを免れると言われたのに免取り処分となり、異議申立(行政不服審査法に基づく不服申立)をするため、免許証の記載事項をどう書けばいいか調べようと、弟の免許証をコピーし、しかし違反はいけないことだからと異議申立はせず、しかし免許証のコピーは鞄に入れて持ち歩き…。
 ①10月22日午前2時すぎ、酒気帯び運転(0.15mg)で捕まった。
 ②動転して「免許証は紛失した」と言い、弟の名を騙って「上申書」に署名押印した。
 ③そのとき「試験場で再交付を受けてから出頭せよ」と警察官から言われたことから、翌23日、試験場へ行き、弟の名を騙って再交付の申請書等に記入し、提出した。
 が、弟とは容貌も頭髪も明らかに違うので見破られ、現行犯逮捕された…というふうな事件。

 どうも、スピード違反2件のひっかかりが、本件犯行の無意識の動機になっているように思われた。
 早めに私にご相談いただけば、「意見の聴取」の前にできる限りのことをして、免取りになっても気持ちにケリがついただろうに…と思えた。

 交通違反についての無知が、それゆえに生じた恨みやひっかかりが、無用なトラブルを生んでいるように思える。
 「労役は1日5000円のアルバイト」との思い込みが、殺人のひとつの重要な動機になったケースもあったし。
 私の本を、免許更新時に配布してチョーダイ! ってそんな話かよっ。
 いやいや、マジでそう思うですよ。

なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 Book なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
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 被告人(零細製造業の社長)の妻(真っ当な勤め人)が情状証人。
 宣誓を読み上げるとき、声が震えていた。だんだんと泣きそうな声になった。
 被告人はメガネを外して目を拭った。
 妻は、最後に消え入るように言った。
「どうか…実刑にだけはならないよう…お願いします…」 

 被告人は地域で相当活動していたようだが、信頼も何もこれがバレたら吹き飛ぶんじゃないのか。
 1カ月ほどの勾留で、会社も相当のダメージを受けたらしい。

 求刑は懲役1年6月
 10分ほど休廷して判決。
 懲役1年6月、執行猶予4年。
 執行猶予は間違いなくつく事案だろうが、4年とは長い。

 訴訟費用についての言及はなかった。
 弁護人(2人)は私選のように思われた。
 「執行猶予を勝ち取った」ということで、50万円ほど払うのだろうか。
 16時46分閉廷。

          ★

061215_1 簡裁の訟廷事務室で来週の開廷表をチェックし、急ぎ警視庁へ。
 4件の開示を受ける。
 携帯電話で某新聞のインタビューに応え、取材のため銀座へ。
 東京宝塚劇場前の道路の両脇に、大量の女性。なんだ!?
 聞けば、宝塚のスターが通りかかる予定なんだそうだ。
 数寄屋橋そばの宝くじ売り場に、長蛇の列。歳末だぁ。

 取材は、なかなか連絡がつかず空振りかと思ったら、案の定空振り。
 そんなこともあるよね~。
 霞ヶ関へ再び歩いて戻り、農林水産庁地下・第1職員食堂で、酎ハイ250円とのんのこギヤマンお湯割り350円と久保田の百寿260円を独り飲みつつ、開示文書をチェック。
 つまみは、オーストラリア産の固いステーキ500円と、酢の物450円と、サバ文化干350円。
※ 写真は酢の物。サバ、コハダ、タコ、エビ、イカ、ワカメ。

 や~、こうやってじっくり文書をチェックすると、いろいろ発見があるね。
 来週の傍聴予定も念入りに組んだ。
 こういう時間を毎回取りたいのだが…。

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2006年12月15日 (金)

違法駐車はどこまで戻るか

違法駐車、減った?増えた? 大阪と東京で効果に差
2006年12月14日17時41分
 今年6月から民間委託された違法駐車の取り締まりで、警察庁は14日、導入から6カ月の実施状況をまとめた。当初は導入の効果が比較的小さかった大阪で、違法駐車の台数が導入前の約2割にまで減ってきたのに対し、導入直後は約3割に急減した東京では、取り締まりが厳しくなる中で増加傾向に転じ、効果に地域差が表れた。新しい法制度に、大阪人はいったん反発するものの順応性が高く、東京人は従順だが冷めやすい?

 と朝日新聞(上掲は記事の一部)。

路上駐車 じわり戻る/下関駅前の商店街
2006年12月07日
 民間の駐車監視員制度の導入など駐車違反の取り締まりを厳しくした改正道交法が6月に施行されてから半年余り。施行直後には、繁華街の商店街から姿を消していた路上駐車が、少しずつ戻り始めている。一方で、商店街の関係者からは「車で来る客が減り、売り上げが落ちた」と悲鳴があがる。市中心部のJR下関駅前に延びる商店街グリーンモールを歩いてみた。

 とも朝日新聞の、こっちは山口版(上掲は記事の一部)。

 各都道府県警の発表データは、警察庁から「施行前・施行後のデータを取れ」と指示され、「ははっ、承知!」と路線を決めて頑張った(血相変えて頑張らなくても然るべく配意した)結果だろうから、あんまりアテにはならない(それをもとに全体を論じるのは危なっかしい)だろうと思う…。

          ★

P1010217_4  国会答弁どおり取締りを2倍にするとしても、それは91年、92年頃だっけ、過去に体験したこと。
 そのときだって、「違法駐車が一掃」には程遠かった。
 検挙率はもともと1%をはるかに割る。
 2倍にしたって1%にさえ届かないのだ。
 5~6月あたりの怒濤のようなマスコミ報道、の強烈な印象が薄れ、現実が体感されてくれば、だんだんだともとに戻るのは必然だろう。
※ ってこれ、新制度の施行前から私ゃさんざん言い続けてきたよね。
※ 写真は、ある警察署の前。署の向かい側に、平気で何台も違法駐車してる。警察署の脇ではレッカー車が違法駐車して車内で昼寝してた。

 ならば、どこまで戻るか。
 違法駐車はどこまで戻って(減って)いいのか。

 確認事務(新しい駐禁取締り)の委託費、放置違反金(新しいペナルティ)の関係事務(を委託する場合はその)委託費、携帯端末や携帯プリンタなどのリース費、反則金の穴埋め分、等々、新制度ゆえに都道府県が支出することになる金額は、これは確実に稼がねばならない。
 プラス、余分に稼いで都道府県の収入を増やし、警察費を増額したい、なんてこともあるかも。
 団塊の世代の退職金に充てる、なんてこともあるかも。
※ 放置違反金はダイレクトに都道府県の収入になる。

          ★

  仮に、ある都道府県では、50万枚のステッカー(確認標章)を貼れば余裕でペイするとしよう。
 もっと小さく、ある道路で1日に10枚のステッカーを貼ればヨシとしよう。
 その場合において、もともと1日の(つか監視員の巡回時間における)違法駐車台数が、10台だとしたら、どうなる?
「うきゃ~っ! 駐車したら必ずヤラレちゃうよ!」
 となり、誰も違法駐車しなくなるだろう。

 それは絶対マズイ。
 そんなことをやってた日にゃ、都道府県は赤字になってしまう。
 5枚でも、相当マズイだろう。
 3枚なら? 2枚なら? やはり、1枚、または1枚貼るか貼らないか程度かなぁ。
 いや、待て待て、1日10枚が必要なわけだから、それじゃ話になんない。
 1日10枚コンスタントに貼り続けるためには、1日に入れ替わり立ち替わり、何台の違法駐車が必要か。
 100台? 200台? or more?

 というあたりから、どこまで減らしていいのか、どこまで戻らせていいのか、もちろん地域の実情にもあわせ、決まってくる、そういうもんだろう。
 そのこともあって、どの契約書にも(私が見てきた限り)、1日に活動できる駐車監視員のユニット数の上限が設けられてるんだろうと思う。

 ま、そういう制度のいちばん末端で、駐車監視員は日々歩いてるわけだ。
 足にあった靴を選ばないと、腰を痛めたり、そんなこともあるんだろうね。
 どうせならガラゴロと鉄下駄で歩き、鍛錬する? そりゃ無理か。
 なーんて、マニアはごちゃごちゃ考えるのでありました(笑)。

 「知ら猿」を見たら、「駐車規制及び駐車許可制度の運用の見直しに対する意見の募集」のことがあった。
 ぎょっ、最近、警察庁のHPを見てなかったよ。ダメじゃん、マニアなのに、ねえ。

          ★

 ところで、

東北道の速度違反取締装置壊される/白河
2006年12月13日 11時05分
白河市大信地域の東北自動車道に設置されている速度違反を自動で取り締まる装置が何者かに破壊されていたことが13日までに分かった。
白河署と県警高速交通隊は器物損壊容疑で捜査している。
同署などの調べでは、装置は内外部ともに壊されており、正常な測定が困難な状態となっていた。
機材を点検していた高速隊員らが見つけた。

 と福島放送。
 手元のオービスマップ(05~06年版)によると、東北道下り、阿武隈川の3㎞先、東北新幹線の1㎞先、道路左側にある、東京航空計器のオービスⅢLhまたはLj(いずれもフィルム式)のような。
 この際、電子式のオービスⅢLkに交換されるかもね。

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2006年12月14日 (木)

横浜地裁でレーダ事件スタート

12月13日(水)15時~

 13時40分頃に「汚名を着たまま墓へ行けない!」事件の判決が終わり、腹ぺこでたまらず農林水産省地下・第1食堂で、ざるそば大盛り230円を急いでたぐり、横浜地裁へ。
 もう絶対遅刻するかと思ったが、日比谷線→東横線(?)→みなとみらい線へとつながり、14時55分には裁判所ビルに入れた。
 昔は関内の駅から10分ちょい歩いたもんだ(つか電車は滅多に使わず、いつもバイクか車で行ってた)が、みなとみらい線というのができて、裁判所のすぐそばに出口があるんだね。便利! ただ、みなとみらい線が高くて、片道で計590円だかかかる。

          ★

 15時から横浜地裁・第2刑事部(竹下雄裁判官)405号法廷で、道路交通法違反の新件。
 横浜地裁は久しぶり。やけに明るく感じた。
 傍聴席にはすでに礼田計さんがいた。

 起訴事実は、06年3月15日15時30分頃の、制限速度50キロメートル毎時と指定された国道357号、磯子区新森町における、普通乗用自動車による31キロメートル毎時超過。
 測定機は、日本無線のレーダ式らしい。
 東京簡裁・地裁ではレーダ事件は見たことないが、横浜簡裁・地裁ではたまにある。

 弁護人は2人。
 罪状認否で、被告人が、「起訴状に対する被告人意見」という書面を読み上げた。
 制限速度は知らず、当時の速度については、正確なことはわからないという。
 そして要するに、
「道路および交通の状況からして、無謀運転でも危険運転でもなかった。人と争いたくない。裁判は経済的にもその負担は軽くない。しかし、技術者の性分か、黙って従えといわれると、本当にそうなのかと考えてしまう…」
 というふうなことだった。

 弁護人の意見を聞いて驚いた。
「公訴は棄却されるべき。50㎞/h規制は違法。処罰根拠が存在しない。およそ取締りの必要性を欠く。公訴権の濫用である…。有罪の立証責任は検察にある。測定の正確性、危険性の存在を、明らかにしなければならない。しかしながら…」
 そこまでガッツリ対抗する意見は、初めて聞いたような気がする。

「今述べられたような意見があることを前提に、証拠調べをする」
 と竹下裁判官が言い、審理が始まった。

 ただ、同意があった甲4号証(規制標識がどこにいくつかあるかという報告書)のみ取調べただけで、裁判官、警察官、弁護人で協議することになり、審理は20分ほどで終わってしまった。
 次回は2月。取締りの警察官を証人尋問することになるらしい。

 多くの運転者たちの不満、「面倒だ」と投げ出していた争点について、真正面からガッツリ争う裁判が始まったようだ。
 同様のものとしては、広島の足立修一弁護士、北海道の今瞭美弁護士のケースがある。
 先人のケースを参考に、どこまで踏み込めるのか、ということになるんだろうか。

          ★

 1階の地裁の開廷表に、木口信之裁判官のお名前を発見。
 03年にオービス89㎞/h超過(自白)を1件、傍聴したことがある。懲役3月執行猶予2年だった。
 簡裁のほうの開廷表に、小島裕史裁判官のお名前を発見。
 小島さんの法廷は、03年から05年にかけて27件傍聴した。
 今日の事件は? ほう、三菱自動車のあれですか。
 と開廷表をみて、あとで今日は判決、それも無罪判決だったと知った…。

 それから、みなとみらい線→東横線(?)→日比谷線で都心へ戻り、某氏に取材。
 その帰りの電車が大混雑。
 「冬だから」という理由で暖房が入ってるのか、暑くて暑くて。
 この時期、朝の通勤時の電車もそうなんだよね。
 しかし他の乗客たちは、平然と暖かそうなコートを着てる。信じられない!
 これはあれですか? 毎朝毎夕(晩)の通勤により、こういうサウナ状態に肉体が適応するようになるの?
 人体の不思議!
「んなわきゃないだろ、コートの下は裸なんだよ(笑)」
 って? やめてよぅ、信じちゃうから~。

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「汚名を着たまま墓へ行けない!」事件 とうとう判決

050915r205_1 12月13日(水)13時10~

 13時10分から、東京簡裁・刑事1室3係534号法廷(堀内信明裁判官)で、いわゆるオービス事件、「汚名を着たまま墓へ行けない!」事件(第1回公判は05年6月17日)の、とうとう判決。

【場   所】 甲州街道下り世田谷区給田
【日  時】 2004年2月23日 午後2時15分頃
【装   置】 三菱電機 RS-2000 (俗称・新Hシステム)
【測定値】 90㎞/h 制限速度50㎞/hを40㎞/h超過
【被告人】 78歳 白髪ポニーテール 東京府の大久保村生まれ
【弁護人】 国選 
【主   張】 道路右側のエッソのGSが混んでいたので入らず、第2通行帯から第1通行帯へ車線変更し、オービスの下を通って信号待ち、発進して間もなくのファミレス・ジョナサンに入った。90㎞/hなどまったく出していないし、出せない。昼間の甲州街道で90㎞/hなどきちがい沙汰。車線変更の途中なので、写真には車が切れて写っている。顔がだいぶ不鮮明。

 もしかして無罪か!?
 とはこの事件は思えなかった。
 堀内さんは、だ~いぶていねいにやってくれたのだが、弁護人、被告人のほうが残念ながら迷走しすぎた、まとまりが悪すぎた、と思う。

 求刑どおり罰金8万円。
 訴訟費用中、警察官、三菱の菅井宗一社員、カナデン(点検会社)の社員に支給した部分は被告人の負担とする。合計1万3000円ほどだそうだ。
 国選弁護人の費用は不負担…。
 堀内さんは、半分は負担させようかと思ったそうだ。
 でも、これは全額負担させないほうが良いと私も思う。

 警察官の尋問が行われたのは05年7月22日。
 当時は警視庁の警察官は、私が見る限り、旅費・日当を請求・受領していた
 その後、「それは税金の二重取りじゃないか」という趣旨で私がごちゃごちゃ動き始め、たしか06年の夏頃からだったか、警察官証人が証言後に旅費・日当の茶封筒を受け取るシーンは見られなくなった。
 本件における警察官証人分、どういう扱いになるんだろうか。ま、被告人が払えば終わりとはいえ。

 言渡しは30分ほどかかった。
 被告人は淡々としているように見えたが、腹の中では何を思ったか、聞くのは後日とし、私は急ぎ横浜地裁へ…。

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2006年12月13日 (水)

適切な治療を受けなかったことには被害者自身の意思も働いている…

12月12日(火)15時~ 

 15時から、東京高裁・第10刑事部(須田贒・井口修・溝國禎久裁判官)805号法廷で、道路交通法違反・業務上過失致死の控訴審判決。
 検察官がなかなか来ず、6分ほど遅れてスタート。

 被告人(身柄。拘置所)は、表情や姿勢が、いわゆるカタギではない感じ。
 執行猶予がほしくて控訴し、あっさり公訴棄却、というパターンだろうか…。

 須田さん(この人ほど須田という名前が似合う人はいない?)が判決を読み上げた。
「主文。原判決を破棄する。被告人を懲役3年に処する。原審における未決勾留期間中180日をその刑に算入する」
 ええっ!? ど、どゆこと!?

 私の荒いメモから一部だけ拾うと、こういう事実認定だった。

 被告人は無免許で同乗者の車を運転し、対向車に衝突させた。
 同乗者は、肋骨を9カ所骨折、骨盤を4カ所骨折、下顎部に(かなりたいへんな)挫裂創を負った。
 気を失った同乗者を助手席に乗せたまま、被告人は400m移動。
 友人に電話し、同乗者を友人の車に乗せてY外科医院へ行った。
 事故ったとは言わず、ケンカでケガをしたと言った。
 Y外科は下顎部を14針縫っただけで、レントゲン写真は撮らなかった。
 それからマンションへ。
 同乗者とともに、菓子パンや弁当で食事した。
 翌日、同乗者は体を起こして嘔吐していた。
 被告人は408号室の住人に119番通報を依頼した。
 部屋へ戻ると、同乗者は息をしているようには思えなかった。
 被告人は407号室へ行き、119番通報を依頼した。
 部屋へ戻ると、同乗者の口中には、吐き出したものが詰まっていた。
 救急車が到着し、心肺蘇生を行った。
 病院へ運び、電気ショックを与えた。
 しかしバイタルサインは戻らず、死亡が確認された。
 司法解剖の結果、吐瀉物吸飲による窒息死と認められた。
 以上のような経過に照らせば、同乗者の死亡が本件事故によるものであることは明らか。
  ※ 弁護人(老人)寝てる?
  ※ 被告人は、顔をかしげて裁判官をしげしげ見上げている。
 しかし、適切な治療を受けなかったのは、同乗者自身の意思も働いている。
 被告人といっしょに飲酒し、自分の車を貸してもいる。
 被告人は、致死の責任を免れないとしても、原審の懲役3年6月は重きに失する結果となっている。

 20分近くにわたる早口のややこしい言渡しが終わり、須田さんが被告人に言った。
「被告人、聞いててわかった? 事実誤認は認めないけれども、職権で量刑を見直したら、重すぎた、ということです」
 被告人は、「原審の未決勾留期間中180日…」という点が気になったようで、そこを須田さんに尋ねた。つまり、当審における未決勾留期間はどうなるのかと。
 須田さんが言うには、原判決から今日までの勾留期間は全部、180日に足される? そうなの?
 よくわかんなかった。刑事法の基礎を勉強してないから、こういうことになるんだな。誰か教えて。

「あ、そうだ、不服があれば…あるかどうか、わかんないけど(ニヤリ)」
 と、須田さんが上告権の告知をし、15時25分閉廷。

 1階ロビーをうろうろしてたら、その控訴審の弁護人を見かけた。
 もこもこのベージュのダウンジャケットを着て、なんと手ぶらだった。
 そういうのって珍しくない?
 あのダウンジャケットの下に、ショルダーバッグを隠してるんだろうか…。

 警視庁へ寄り、3件開示を受ける。
 帰宅すると、あちこちからメールや電話。
 やっぱ12月は忙しくなりそうだ。
 顧問占い師によると、私は来年は大儲けするそうだ。
 うむ~、それ、当たってるかもしれない。
 じつは、当ブログのタイトル、「交通違反バカ一代!」という、勢いのあるものに変えることを、ようやく結審もとえ決心できたのだ。変えるといろんな不都合があるらしいが、それを覚悟で。 
 意味わかんない? うーん、私もよくわかんない(笑)。

 とにかくですね、タイトルを変えるとURLが全部変わっちゃうらしいです。
 近日中に変えますんで、よろしくお願い申し上げます。

 近日中といえば、第2次Nシステム訴訟の提訴、そっちは少し延びました。
 なので、原告になりたい方、まだ間に合うかもしれません。

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執行猶予中の無免許2件

12月12日(火)13時30分~

 元巡査長の痴漢、じつは無実だったのに、「もう助からない。前刑の強制わいせつとは違う迷惑防止条例だから、認めれば罰金、最悪執行猶予ですむ。親父さんらのダメージも小さくてすむ」と言われて自白した、という線はあり得るのかどうか…。

 などとあとを引きつつ13時30分から、東京地裁・第16刑事部(伊藤敏孝裁判官)521号法廷で、道路交通法違反の新件。
 傍聴席にお年寄りが9人。皆同じパンフを手にしてる。何かの団体らしい。

 被告人(身柄。拘置所。40歳)は、手錠・腰縄で、ニコニコした感じで入ってきた。
 茶パツ混じりのロン毛。顔が小さく首が長く、肩幅があり、背が高い。肘から下の腕が長くてたくましい。
 証言台の前に立った姿を見て驚いた。
 ロン毛もロン毛、腰の上近くまであるのだ。
 しかもお尻はきゅっと上がり、なんちゅうスタイルの良さ!
 見とれるほど格好いい。

 普通車の酒気帯びで罰金20万円 → 免停90日 → 普通車の酒気帯び・無免許で取消処分&懲役7月執行猶予3年 → その執行猶予期間中に寝坊して原付無免許運転 → 常習者として内定捜査していた警察により原付無免許で現行犯逮捕。
 原付の2件の無免許が公訴事実だった。

 ざっくばらんなというか、一風変わった被告人で、1カ月半ほど留置場と拘置所にいて、目つきとか考え方とかぜんぜん違う人にたくさんあってショックを受けたと、普通な感じで言っていた。 
「そういうことをしてると、あなたも、怖い目つきのそっちのほうへいっちゃうことになるからね」
 と伊藤さん。
 てことは、今回はいかずにすむ(原付だからということで再度の執行猶予がつく)んだろうか。いや~、でも、2件だからねぇ、うーん。
 被告人はもう実刑間違いなしと覚悟を決めてるようで、そこもいくらか考慮されるんだろうか。
 求刑は懲役5月。次回判決。
 14時10分閉廷。

 同時刻から第3刑事部(河合健司裁判官)520号法廷で、やはり無免許の新件。
 14時12分頃入ると、論告の最中だった。
 やはり傍聴席にお年寄りがたくさんいた。何なんだ?

 これも執行猶予中の無免許。
 酒気帯びで罰金刑を受け、それで免停か免取りになったのだろう、無免許で捕まり懲役4月執行猶予3年の判決を受け、その猶予期間中の本件無免許運転。
 ただ、前刑の確定(または言渡し)から現在までは、3年以上経過している。
 父親が情状証言したらしい。
 求刑は、懲役6月だったかな。次回判決。
 14時20分閉廷。

 思うんだけどさ、痴漢や強制わいせつの常習犯は、病気だとかいうでしょ、でも、無免許や酒気帯びも常習は多いのに、病気だとはいわない。なぜ?
 色情犯だって、規範意識がなくて単にそのときどきの欲望に負けてるだけじゃないのか。
 いや、無免許や酒気帯びは、犯行開始時はとりあえず被害者がいない、被害が生じてない…。
 待てよ、そしたら痴漢だって、「この女、ほんとは悦んでるのさ」と思ってるんだとか聞く。だとすれば、犯行者にとっては被害者はいないことになる…。む~ん。
「病気のせいにしてませんか!? あなたがやらないと決めればいいんですよ!」
 みたいなことを、痴漢の被告人に言ってた裁判官がいたっけ。誰だっけ。

 廊下で、お年寄りたちに声をかけてみた。
 なんとかの市民の会の人たちだという。
 メモしたはずなのに、メモが見あたらない。メモしてないのか?

 9階の地裁総務課(みな明るくテキパキ。私が知る限りサイコーの広報)で、フェイクデリックのオーナーの判決期日を聞く。
 今年の手帳もどんどん埋まっていく。早く来年のを買わねば。
 時計を見ると14時55分。あともう1件、いってみるか…。

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2006年12月12日 (火)

元巡査長 執行猶予中の痴漢で実刑

 裁判所ビルで、山下幸夫弁護士にばったり。
 お久しぶり。しかしあわただしく別れ、エレベータへ。

 13時15分から東京地裁・第5刑事部(河本雅也裁判官)532号法廷で、「強制わいせつで執行猶予中の元巡査長が電車内で痴漢」の第2回公判(判決)。

 被告人は、あのひさしのようなカッパのような髪を坊主にし、あの小型のおしゃれ系のメガネを変えれば、もう少し心証良いだろうに…そんなことは関係ないのかな…と思ううちに河本さんが登壇した。

 証言台の前に立つ被告人の、左肩が相変わらず下がっている。背骨が曲がっているのか。
「主文。被告人を懲役4月に処す。以上が主文です」
 実刑である。未決算入もなかった。
 前刑は懲役2年。その執行猶予は取り消され、2年4月を服役することになる。

 再度の執行猶予を付さなかった理由について、以下は私の荒いメモからの拾い書き。
「同種の前刑のとき、警察を解雇(ママ)され、妻とも離婚され、人生における重大事を経験したにもかかわらず…その無反省な態度は…被害女性の恐怖感は察するに余りある。被告人の父が今後監督すると誓うが、その実は、実刑をひたすら避けようとする態度に終始している。示談、宥恕(ゆうじょ)の…があるとしても、情状とくに酌量すべきものがあるとはいえない」

刑法 第二十五条  次に掲げる者が三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金の言渡しを受けたときは、情状により、裁判が確定した日から一年以上五年以下の期間、その執行を猶予することができる。
 前に禁錮以上の刑に処せられたことがない者
 前に禁錮以上の刑に処せられたことがあっても、その執行を終わった日又はその執行の免除を得た日から五年以内に禁錮以上の刑に処せられたことがない者
 前に禁錮以上の刑に処せられたことがあってもその執行を猶予された者が一年以下の懲役又は禁錮の言渡しを受け、情状に特に酌量すべきものがあるときも、前項と同様とする。ただし、次条第一項の規定により保護観察に付せられ、その期間内に更に罪を犯した者については、この限りでない。

 被告人は裁判官にぺこりと頭を下げ、再び手錠・腰縄をつけられ、傍聴席の父親に背を向けたまま奥のドアへ去った。
 その後ろ姿を、父親がずっと見ていた。悲しそうに見えた…。

 「その実は、実刑をひたすら避けようとする態度に終始している」、それは私も傍聴していて感じた。
 もちろん、被告人も情状証人も弁護人も、こういう事件で実刑をひたすら避けようとするのは当たり前、地裁の裁判はほとんどみんなそうだともいえるのだが、裁判官がそんなことを言うのは異例だ。

 まあ、本当にどうしても執行猶予がほしいなら、控訴して、性犯罪者処遇プログラムなりカウンセリングなりを、控訴審までに両親も本気で取り組むなりして、父親は警察を息子の犯罪ゆえに退職し、保護観察付き執行猶予5年を…狙ってもダメな可能性は高いが死んだ気で狙う…という道もあるのかもしれないが。
 なんとも言い難い事件だった…。

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△△を提示する法的義務はないが

 運転免許証の提示義務は、酒気帯びなど特定の違反があると認められる場合に限られている(道交法67条1項)。しかもそれは〝提示〟の義務であり〝手渡し〟の義務はどんな場合にもない。

 しかし警察官は、どんな場合でも手渡しを求め、「見せろ」「見せない」でモメると逮捕しちゃうことがある。昔から問題になっているのだが、なかなかどうにもならない。『なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識』のQ007に詳しく書いたとおりだ。
 ところが! 交通警察官向けの雑誌『月刊交通』(東京法令)に、こんなふうなことが書かれていた!

 △△を提示する法的義務はないが、「見せろ」「見せない」でトラブルになった場合、頑なに提示を拒むことによって事態の悪化を招くと予想され、提示すれば容易にトラブルが解消すると判断されるときは△△を提示しても差し支えない。ただし、決して手渡すことなく、提示するのみとしてください。

 △△に入るのは、駐車監視員の資格者証である。
 監視員にはそんなことを指示しといて、ドライバーの「提示するのみ」は許さないって、ナンなんだよぉっ!

 以上、『ドライバー』の11月20日号に書いたコラムに若干加筆。

 月曜、有酸素散歩1時間以上。
 久々なんで疲れた~。
 四捨五入すれば100kgの肉塊を、休まず5kmも移動させるわけだから。

 ココログのメンテナンス(による不具合)も終わったようなので、背景を戻す、つか変えてみる。
 各記事が枠囲みになってるほうが良かろうと、現在のにしてみる。

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2006年12月11日 (月)

“正義気取りッ子”や“高尚ぶりっ子”は嫌だよ

P1010244_1  土曜夜、秋葉原の駅そばの真新しいビルの、高級そうな中華店で、某週刊誌の対談。
 紹興酒を私だけで1本飲んだ?

 帰り道、冥土もとえメイド服とかセーラー服とか? 窓際にずらっと並んだビルを見た。
 は~、これが噂のアレか~、と見上げて記念にデジカメで1枚。

 帰りの電車を逆方向に乗り、正方向に乗って寝てしまい、乗換駅を大いに乗り過ごす。降りて乗り換え、また乗り過ごしそうに。
 これで痴漢の容疑をかけられたら、責められるんだろうな、「そんな電車になぜわざわざ乗ったのか」と。

 日曜は、終日ご相談対応。
「やっぱね~、みんなそういうところに疑問や不安や不服を感じるんだな~」
 というのが圧倒的多数で、なかに、
「へ~、そんなことがあるんだ~」
 というのがぽつぽつ混じる感じか、大ざっぱにいえば。
 どっちもありがたいことです。

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 フリーウエイクラブについて、こんな記事が。
 私の認識と共通する部分が多い。
 直当たりしてじっくり話を聞く、ということをしてみれば、そういう認識になるんだろうなと。
 何事も、直当たりするとしないじゃ、どえらい違いであることが多い。
 そのこと、新聞・テレビやネットを見るとき、心に留めておこう。

 少し前に、裁判官が自殺したという報道があった。
 傍聴マニアとしては、なんとも残念、悲しく悔しい。
 出した判決にからめて、圧力説とか飛び交ったようだが、その前にこいういう記事を読んでみてはどうかと。

 刑事で民事でも一般に、行政側(刑事では検察)を勝たせる判決は、ずさんでいい…。
 が、負けさせる判決は、かなーり緻密でなければならない…。
 そう言えるんじゃないかと思う。
 後者の判決を書ける裁判官は、マジメで熱心で責任感がある可能性が高い、そう言えるんじゃないかと思う。どうだろう。

 名古屋簡裁で先日、公訴棄却判決が出たレーダ事件、「名古屋地方裁判所やじうま傍聴記」というブログで取り上げられてるね。
 プロフィールに書かれていること、たいへんうなづける。
 各裁判所に1名ないし数名の傍聴マニアがいて、各自ブログを持ったら、素晴らしいよね。
 でも、ブリッコならぬ“正義気取りっ子”や“高尚ぶりっ子”は嫌だよ。
 「──やじうま傍聴記」や霞っ子クラブのようなセンスがいいよ。
 私? 私は、酔っ払いオヤジぶりっ子だよぅ、どわははは! ←勝谷誠彦さん(の『週刊アサヒ芸能』の連載コラム)風。

北京の監視カメラ26万台 プライバシー侵害懸念も
2006年12月07日18時32分
 08年に五輪開催を控えた北京で、犯罪防止などのためにこれまでに26万台を超える監視カメラが設置されたことが分かった。カメラは今後も増える予定。オリンピック期間中のテロの阻止が大きな目的だが、市民のプライバシーの侵害を懸念する声も出ている。
 市共産党委機関紙・北京日報によると、設置された監視カメラは市全体で約26万3000台。党・政府機関や国家機関、スポーツ競技場、娯楽施設、ホテルなどの公共の場所に加え、交通・道路施設や発電所など重要インフラ施設も対象となった。
 近く公布される市の規定で、さらに設置を進める。一方で、プライバシー保護を理由として、撮影された映像を監視目的以外に利用した機関には最高3万元(約45万円)の罰金が科されることになる。
 これに対し、一部の中国紙は「撮影映像の流出が心配だ」などとの市民の心配を紹介している。

 と朝日新聞。
 驚くのは、「プライバシー保護を理由として……罰金が」という部分。
 監視カメラを運用する側をも監視する、ということだ。
 日本はどうなの? 少なくともNシステムではあり得ない発想じゃん!?
 第2次Nシステム訴訟、ちょっと遅れたけれども、近日訴状を出す予定。

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2006年12月 8日 (金)

ネコババさせて脅し強制わいせつ!

 11時から、東京地裁・刑事2部(毛利晴光裁判官。淡々としてる)528号法廷で、強制わいせつの新件。

 単独審だけど、広い合議の法廷。
 傍聴人はほとんどぎっしり。
 あとでネット検索してみたが、この事件、実名報道はないみたい。
 てことは、「強制わいせつ」という罪名に惹かれて人が集まったのか。
 でも、2~3年前も、こうまでぎっしりだっけ?
 やっぱ最近、傍聴人が増えてるんじゃないかと思う…。

 被告人は身柄(警察留置場)。26歳。
 海外留学したことのある、音響技術者。
 人定質問で、何十人もの傍聴人の食い入るような視線を意識してか、声が震えている、ように聞こえた。

 起訴状と追起訴状の朗読を聞いて、たまげた。
 要するに、女子中高生が自転車で来て図書館などに入るのを見届けて狙いをつけ、その自転車のそばに現金を置いたり、自分の自転車の前カゴに財布を入れて置いたりし、女子中高生が戻ってきて現金や財布をネコババしたと見るや、そのあとをつけ、
「これから警察へ行くか。学校は停学(退学?)だな。俺とエッチするか、警察へ行くか。イヤなことをやってもらうしかないな。君には裸になってもらうしかないな」
 などと脅し、16歳の女子高生に対しては神社の境内で、乳房や陰部を弄(もてあそ)び、性玩具を用い(そう聞こえたが、マジ?)、口淫させ、13歳の女子中学生に対しては公園の身障者用トイレで、デジタルカメラで裸体を撮影し、陰部を手指で触れるなどした、というのである。
 女子生徒の自転車のサドルに唾液を垂らすこともしたらしい。
 デジカメ画像や、被害者に書かせた氏名、住所、電話番号、学校名などは、自宅パソコンに保存してあったという。

 は~、なんちゅう手口!
 私は昔、長野県の上田駅前だっけか、横断歩道上にテレホンカード(じつは盗難被害品)が大量に散乱している場面に遭遇、ちょうど居合わせた女子中高生らとざくざく拾ったところ、彼女らは当たり前にネコババする風だったので、「君ら、それどうするの。そこの交番へ届けようよ」旨、申し向けたが、彼女らは微妙な笑みを浮かべて去った。そんなことがあった。

 この手口なら、強制わいせつも強姦もやり放題かも…。
 と思ったら検察官(小柄な若めの女性)が言った。
「12月11日頃、追起訴を予定しています。その後も、余罪が何件あっていつ終了するか、明らかになっていない…」
 わーお!
 年明けに第2回公判をやることにして、11時17分閉廷。

 女子中高生諸君よ!
 今どきの世相は、落ちてるものを拾ったらネコババが当たり前、ごく普通の生徒でも何の罪の意識もなく軽くやるのかもしれないが、そういう行為には、丹波哲郎さん風にいえば、低級な動物霊が寄ってくるぞ。強わい犯の餌食にもなるぞ。
 低級な動物霊が喜ぶ行為、うようよしてる場所には、近づくなぁ! ←長井秀和さん風に力を込めて。

お話しさせていただきます。 Music お話しさせていただきます。

アーティスト:長井秀和
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フリーウェイクラブよりも“暴走している”滋賀県警」
 との記事が、週刊金曜日に載ってるそうだ。

ネットで6万5千円で買ったバイクで無免許運転

 10時から、東京地裁・第19刑事部(園原敏彦裁判官)719号法廷で、道路交通法違反の新件。

 園原さんは、新宿思い出横町の、線路沿いの「きくや」(オリジナル酎ハイが旨い!)のオヤジさんに30%くらい似てる。
 んでもって、声が良いねえ。ふくらみ、表情がある。声優も真っ青じゃない?

 被告人は在宅(保釈中。35歳)。
 6月19日に普通車の無免許運転で略式20万円。
 自二免許もないのに、9月に普通二輪を6万5000円で購入。
※ 免許があっても前の無免許で取消処分だし、なくて取得しようとすれば拒否処分となる。
 10月13日に友人を後ろに乗せて運転中、飲酒検問に遭遇。
 手前で逃げようとし、転倒してタクシーに衝突、現行犯逮捕。
 11月21日、家族が日本保釈支援協会で150万円を借りて保釈…という事件。

 留置場と拘置所の面会は、会社の上司2名、同期、後輩、母、兄、内妻、友人などが来たという。
 これだけ面会がある被告人も珍しいのでは?
 バイクはインターネットで買ったのだという。
 9月に買って、10月に逮捕され、公判前に廃車手続きをしたという。
 6万5000円のバイク、もしかして、それくらいで廃車にして良かったのか?

 求刑は懲役4月。次回判決。
 10時52分閉廷。
 警視庁へ行くまで時間があるので、528号法廷で強制わいせつを傍聴してみたら、なんと…!!

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2006年12月 7日 (木)

霞っ子クラブ騒動 興味のない事件を傍聴させて「興味がない」と言わせる…

 現在、当ブログの背景が「きっこのブログ」と同じになってるでしょ。
 それはねぇ…。
 何十時間か前から、当ブログの画面が表示されるのが、ものすご~く遅くなった。
 原因は、ココログのメンテナンスのせいらしい。
 アクセス解析を見ると、アクセス数が激減してる。
 多くの方が、重い画面が開くまで待たなかったのかな。そりゃそだよね~。

 なんとか締切り3本を終えたので、ココログのお知らせを見てみた。
 「ラブリング」というのを外せば軽くなるらしい。
 ラブリング? そんなの設定した覚え、ないよ。
 それらしいものをいじっても変わらない。うーん。
 同じココログを利用してる「きっこのブログ」を開いてみた。
 ひらひらっと軽く開くじゃないか。
 ラブリングとは、画面の背景に関係あるのか? ほんとか?
 試しに、「きっこのブログ」と同じ背景にしてみた。
 すると、当ブログもひらひらっと軽く開くようになった。そういうわけ。

 12月20日か25日か、そのあたりに発売となる3誌の、私の連載の内容をお知らせしとくです。

 『ザッカー
「酒気帯びの検査結果(0.15mgぴたり)に納得いかない。検査は正しく行われたのか?」
「免取りを食らうと仕事はクビ、一家は路頭に迷う。なんとか免取りだけは避けられないか?」
 の2本。
 前者の回答について、北川式アルコール検知管SE型の使用方法を、SD型にも言及しつつ解説した。こういうのが雑誌に載るのは本邦初?

 『ラジオライフ
 06年5月から始まって11月22日、求刑の罰金額より5万円減額のうえ、なんと執行猶予2年というチョー珍しい判決が言い渡されたの事件(酒気帯び検査拒否)のレポート。

 『ドライバー
 2006年の、私から見た7大ニュース。
 当ブログに出したのとは別の情報も入ってますよ。
 フリーウエイクラブの和合秀典会長ほかが続々逮捕されたことも、7大ニュースの1つに入れた。
 霞っ子クラブが見当違いの非難を浴びる大きな理由となったテレビ番組(での扱いのこと)は、「大盛り特区」のほうに書いた。
 ここでちょっと付言しとこう。

 霞っ子は、つか傍聴マニアは誰でもそうだけど、個々人の興味で罪名や裁判官を追う。
 霞っ子は、姉歯事件など傍聴するつもりはなかった。興味なかった。
 ところが番組スタッフは、どうせ霞っ子を取り上げるなら姉歯事件と重ねるほうが訴求力があると思ったんだろう、傍聴券を手配してまで霞っ子に傍聴させた。
 霞っ子は当然、事件の内容には興味がなく、退屈して終わった。
 それを番組は、
「彼女たちは事件の内容には興味がない!」
 とし、ちゃらちゃらした女どもが、との印象を視聴者に与えるようなツクリで全国に放送したわけだ。
 彼女らが興味がないのは姉歯事件だ。
 被告人の容姿にしか興味がなくて、あれだけ傍聴できるもんか。
 事件の内容に興味がなくて、あれだけの傍聴記を書き続けられるはずがねーだろ。
 しかし世間(何かにつけ正義気取りで異質なものを攻撃したがるお茶の間の人々)は、テレビから「ちゃらちゃらした女ども」との印象を焼き付けられると…そういう構図か。

 じつはあの番組のロケの日、私は彼女らと偶然会って話していた。
 そのときの会話を、『ドライバー』に書いたよ。

 ちなみに植草さんの第1回公判、「天に誓ってそのようなことはしていません」と言ったんだと思ってたら、ほんとはそんなセリフはなかったんだそうだ。マジっすか?

 ところで、駐禁ステッカーを貼りつけられたお友だちに、
「じゃあね、出頭しないでいると、いろんな郵便が送られてくるから、どうせ放置違反金を払うんなら、そういうのゲットしてから払い、そんでその郵便(封筒および中身)を私にチョーダイ!」
 とお願いしてあったところ、納付命令書までの現物を先日もらった。
 書式は契約書の仕様書などにあるけど、やっぱ現物はいいよねぇ!
 うれしくてたまんねっす。

 さぁ、ためてた護送団もとえご相談等に対応しなければ。

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2006年12月 6日 (水)

名古屋簡裁レーダ事件 公訴棄却!

 中津川簡裁と名古屋地裁・簡裁 1泊2日傍聴の旅。 ← この記事のいちばん下にある、レーダ事件、きょう判決だった。
 こここっ公訴棄却!!!!!
 つまり測定値が否定されたのである。
 山本正名裁判官、あんたって人は!
 毎日新聞でとくに大きく、報道されるんじゃないかと思う。

 じつは福岡でも、レーダ事件で驚愕の判決が出てるんだねえ!
 その一審、二審の判決書きを、今日ようやく読み終えた。
 ま~、一審、二審ともびっくりの判決だ。

 12月20日発売の『ドライバー』の私の連載記事の、冒頭部分のとおり、ほんとにドカンと弾けるのかもしれない…。

 どうもココログのメンテナンスのためか、調子が悪い。
 今日はここまでしとくです。
 締切り原稿もあと少しだし。

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2006年12月 5日 (火)

強制わいせつで執行猶予中の元巡査長が電車内で痴漢

 前回の記事が2日(土)17時すぎ。
 原稿が進まなくて、さすがにブログは書いてられなくて。
 なのに、 Banner_02_2 人気blogランキング ← これはなぜか15位くらいまでイッてたようだ。すげっ! みなさん、ありがとございます。

 5日(火)、10時から東京地裁で道路交通法違反の審理があってねえ。
 地裁の道交法に否認なし。よって新件か判決のみ。のはずが審理! 否認か?
 それで、眠さと疲れを押して、地裁へ行ったのね。

 そしたら、あらまあ、期日変更だわ。
 な~にぃ~っ!!

 しょーがなくて1階の開廷表をぱらぱらめくってたら、10時から迷惑防止条例違反の新件があった。
 時計は10時3分頃。
 色情系は私の専門外。
 「どうしてもこれ!」という事件じゃないのに途中から傍聴してもつまらない。
※ 迷惑防止条例が色情系とは限らないが、現実にはだいたい電車内の痴漢なのだ。

 にもかかわらず、なぜそれを傍聴したのか、わからない。
 色情系なら、他の法廷で同じ時刻から、強制わいせつがいくつものあるのに。

 しかしなぜか傍聴した。
 そしてたまげた。
 http://blog.kansai.com/lily1yuri/12
 ここに「機動隊巡査長・強制わいせつ:巡査長を懲戒免職 地検は起訴--警視庁 /東京」とアップされてる元巡査長の、執行猶予中の再犯だったのだ!

 それが11時すぎに終わり、また1階の開廷表を見ると、11時30分と11時50分に、高裁のほうで常習累犯窃盗の第1回と、公務執行妨害・傷害の判決があった。
 公妨は、もしかしたら駐車監視員がらみかもしれない。
 ヒットの可能性は非常に低いが、念のため…。

 常累窃盗は、どうということもなかった。
 つか、控訴審の第1回は、内容がほとんどわからない。

 で、公妨・傷害。
 駐車監視員がらみではなかったが、なんと、地裁(簡裁ではなく地裁)で罰金刑となり、検察が控訴した事件だった。
 控訴審判決は、原判決破棄、懲役1年2月、執行猶予3年、原審の訴訟費用負担。
 ぎょぎょっ!
 公妨に罰金刑が設けられたのが今年5月末だったか。
 非常に珍しい裁判を傍聴したよ。

 以上いずれも、詳細は別の機会に。
 締切りが…。
 明日の植草さんの第1回公判、傍聴券に並ぶなんてとてもできねっす。

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2006年12月 2日 (土)

来年度の民間委託 入札結果

 連載原稿3本とも、1本3~4時間ほどで書けてしまいそうなほど煮詰まってるのに。
 どうも進まない、軽い目眩がして。
 気分を反映してか、PCがしょっちゅう固まるし。
 こういうときはあれだ! と有酸素散歩1時間以上。
 快晴のうえ、陽差しのあるところは暖かだったねぇ。

 スーパーの文房具2割引セールで、これから続々と開示される行政文書を綴じるためのファイルを大量に買ったり、さて、気合い十分になったところで、昨日の報告を簡単にしておこう。  

061202  12月1日(金)10時から判決、11月22日に傍聴した「危険運転致傷 0.85mg」の。
 これはパスしてご相談等に対応し、正午過ぎにフジテレビへ。
 某早朝番組のVTR撮りをしてから、警視庁へ。
 来年度の確認事務の入札結果の開示を受ける。470円。
 当記事にある画像は、コアズが今年度落札した契約の、来年度の入札結果。
 価格点と評価点、今年度と来年度の違いは、来年度の評価基準を入手してからチェックしよっかなと。

 農林水産省地下の、第1職員食堂のカレーうどん大盛りに初挑戦。
 味は、第4食堂のカレーそばのほうが何倍か良いと私は思ったよぅ。

 14時15分から、同じく11月22日に傍聴した、韓国籍のおばさんの無免許の判決。

 これはもう、相場どおり懲役4月(求刑4月)執行猶予3年。
 ただ、
「訴訟費用中、国選弁護人に関する部分は被告人の負担とする」
 と裁判官(第3刑事部、河合健司さん)が言ったのにぎょっとした。
 この事件は、証人なし。
 訴訟費用は国選弁護人支給分だけのはず。
 なぜわざわざ「国選弁護人に関する部分は…」と、限定することを言ったのか。
 謎だ~。

 時間が近かったので、東京高裁・刑事第1部(田中康郎・石丸容示・佐藤正信裁判官)720号法廷の、強制わいせつの控訴審第1回(14時30分~)を傍聴。

 さすが色情系は大人気
 若い学生らしい男女が多数傍聴席に。
 被告人(在宅)は、スーツで、カキッとリーゼント(てゆーのかな)。

 弁護人が、書証と人証を取調べ請求。
 事実誤認の主張をしており、被害状況について立証したいことがあるらしい。
 検察官の意見は、「すべて不必要」。
 そりゃそうだ。検察官は、有罪判決に必要なこと以外は不必要なのだ。

 裁判長が、右陪席とちらっと言葉を交わして、言った。
「えー、合議の結果、改めて取調べることはしないという判断を…。それでは終結します」
 14時35分閉廷。次回判決。

 エレベータで、被告人と弁護人、学生たちといっしょになった。
 男子学生が仲間に対し、あごで被告人をさしてくつくつ嘲笑する、と見える素振りをした、被告人の視野に入る位置で…。

 1階で阿曽山大噴火さんに会った。
 周防正行監督作品『それでもボクはやってない』の試写会を、もう2回観たという。
 周防監督もスタッフも、東京地裁へ何度も来ていたという。
 2時間半もあるが、あきないという。
 開廷シーンのとき、「起立!」の声に傍聴マニアは思わず客席で立ちそうになるという。

 村上なんとかいう人の公判の傍聴券、もう阿曽山さんは傍聴席へ戻らないのでくれるとのお申出をいただき、世間で有名な事件をちらっと見てこようか、とは思ったが、いやいや、私は経済事件は興味ないというか、世間は世間、やっぱ帰ることに。

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2006年12月 1日 (金)

コアズの駐車監視員への公妨&傷害

11月30日(木) その6

 13時30分から、本日のメイン、東京地裁・第6刑事部(大柄でちょとオカマっぽい河田泰常裁判官)で、公務執行妨害等の審理。
 11月2日に、たまたまラッキーで傍聴できた、コアズの駐車監視員への公妨。全国第1号と大きく報道された事件だ。

 10分ほど前に法廷に入ろうとしたら、某テレビ番組スタッフからケータイに電話あり。
 廊下で話してたら、エレベータのほうから10人以上の男たちが、ざかざかやってきた。
 ぎょっ! 警察官かコアズ社員? 傍聴席を埋められたら困る。
 あわてて電話を切って、法廷へ。
 20席の傍聴席は、若いカップルも含めて17席ほど埋まったよ。

 本日は論告・弁論。
 この事件、被害者とされるコアズの駐車監視員が証人出廷していたのだった。
 ひゃー、傍聴したかったよ~!

 求刑は懲役1年6月。重い!
 と思ったら「等」は傷害だったのだ。公妨だけなら1年が相場だ。
 駐車監視員は右ひざ打撲で加療約1週間の傷害を負い、痛みは10日から2週間続いたんだという。ええっ…?

 警察は、マスコミ大注目のなか新制度をスタートさせるに当たり、早い段階で「駐車監視員をナメたらアカンど」と全国民にアピールしたく、そこから、ひざとひざが触れたかぶつかった程度の本件を逮捕し、公妨&傷害に仕立て上げたんじゃなかろうか。
 そんなふうに感じたよぅ。
 次回判決。

 しっかし、そうまでして貢献したコアズなのに、来年度の警視庁管内の契約を、ぜんぶ外したんだよねぇ。何があったのか…。

 これで本日の傍聴は打ち止め。
 農林水産省地下・第4職員食堂で、きつねそば大盛り240円。
 裁判所を出るときまで、最近また太ったから非大盛りで行こうと決意してたのに、食券自販機の前で、つい大盛り券40円を買ってしまった…。

 警視庁へ寄り、警視総監あて6件、東京都公安委員会あて1件、開示請求。
 副玄関で、来年度の確認事務(駐禁取締り)の入札結果を再チェック。

 今年度は「<新宿>牛込、新宿、戸塚、四谷署」の契約を取っていたジェイ・エス・エスが、来年度は「<渋谷>渋谷、原宿、代々木署」を、コアズに替わって取ったね。
 その落札額は、2億3914万円。
 今年度のコアズの落札額は、1億9929万2000円
 この差は何?
 駐車監視員の人数が増えるから?
 早く契約書・仕様書を比較したいよぅ。

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植草一秀さんの期日がようやく入った

11月30日(木) その5

 昼休み、来週の地裁の開廷表をチェックする。
 植草一秀さんの迷惑防止条例の期日がようやく入った。傍聴券あり。
 6日(水)10時から第2刑事部・429号法廷だよ。

 ある弁護士さんと同姓同名の被告人の道路交通法違反、「予約」とあった。
 来週水曜の第13刑事部423号法廷の事件はぜんぶ「予約」で、各30分。
 これはあれか、即決裁判手続きの公判か。
 なんで「予約」なんだろ。

 道路交通法違反の「審理」を発見!
 東京地裁の道路交通法違反は、どれもこれも自白ばっかり。第1回か第2回で判決になる。
 「審理」ってことは、否認なのか? 否認ならチョー珍しい。

 占有離脱物横領の新件もあった。
 地裁で占脱って、これもチョー珍しいんじゃない?
 占脱は普通、放置自転車のチョイ乗りで、簡裁で審理されるから。

 早いとこ締切り原稿を仕上げて、朝から夕方まで傍聴三昧したい~。

 13時10分から、東京高裁・第10刑事部((須田贒・波床昌則・溝國禎久裁判官)805号法廷で、道路交通法違反の控訴審判決。
 被告人(在宅)は不出頭。
 控訴棄却。
 犯行場所からして、原審は東京地裁・八王子支部らしい。
 被告人が運転するのを、警察官がどこかの駐車場から待ちかまえていたらしい。
 被告人は一貫して無免許運転を否認しているらしい。

 須田裁判長は、上告の権利を告知をせずに閉廷した。
 被告人がいない場合は、いいのか? 

 さあ、次は、私にとって本日のメイン。
 コアズの駐車監視員への公務執行妨害だ!

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