速度2件で免許取消→無免許酒気帯びで弟の名を騙り
12月15日(金)
某週刊誌からの問い合わせ4件に急ぎメールで対応し(結局数時間かかった)、裁判所前で別の週刊誌(?)のための写真撮影をちらっと。
それから一服する間もなく、地裁の総務課で来週の開廷表をチェックし、15時30分から東京地裁・第11刑事部(ナレーター調の平木正洋裁判官)403号法廷で、道路交通法違反・有印私文書偽造・同行使の新件。
要するに、今年1月に九州へ帰省し、その帰り、山陽道だか中国道だかでスピード違反で2度捕まり(オービスに撮影され?)、身に覚えがなくて(ストロボに気づかなかった? あるいは誤測定?)、2件まとめて認めれば免取りを免れると言われたのに免取り処分となり、異議申立(行政不服審査法に基づく不服申立)をするため、免許証の記載事項をどう書けばいいか調べようと、弟の免許証をコピーし、しかし違反はいけないことだからと異議申立はせず、しかし免許証のコピーは鞄に入れて持ち歩き…。
①10月22日午前2時すぎ、酒気帯び運転(0.15mg)で捕まった。
②動転して「免許証は紛失した」と言い、弟の名を騙って「上申書」に署名押印した。
③そのとき「試験場で再交付を受けてから出頭せよ」と警察官から言われたことから、翌23日、試験場へ行き、弟の名を騙って再交付の申請書等に記入し、提出した。
が、弟とは容貌も頭髪も明らかに違うので見破られ、現行犯逮捕された…というふうな事件。
どうも、スピード違反2件のひっかかりが、本件犯行の無意識の動機になっているように思われた。
早めに私にご相談いただけば、「意見の聴取」の前にできる限りのことをして、免取りになっても気持ちにケリがついただろうに…と思えた。
交通違反についての無知が、それゆえに生じた恨みやひっかかりが、無用なトラブルを生んでいるように思える。
「労役は1日5000円のアルバイト」との思い込みが、殺人のひとつの重要な動機になったケースもあったし。
私の本を、免許更新時に配布してチョーダイ! ってそんな話かよっ。
いやいや、マジでそう思うですよ。
なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識 著者:今井 亮一 |
被告人(零細製造業の社長)の妻(真っ当な勤め人)が情状証人。
宣誓を読み上げるとき、声が震えていた。だんだんと泣きそうな声になった。
被告人はメガネを外して目を拭った。
妻は、最後に消え入るように言った。
「どうか…実刑にだけはならないよう…お願いします…」
被告人は地域で相当活動していたようだが、信頼も何もこれがバレたら吹き飛ぶんじゃないのか。
1カ月ほどの勾留で、会社も相当のダメージを受けたらしい。
求刑は懲役1年6月
10分ほど休廷して判決。
懲役1年6月、執行猶予4年。
執行猶予は間違いなくつく事案だろうが、4年とは長い。
訴訟費用についての言及はなかった。
弁護人(2人)は私選のように思われた。
「執行猶予を勝ち取った」ということで、50万円ほど払うのだろうか。
16時46分閉廷。
★
簡裁の訟廷事務室で来週の開廷表をチェックし、急ぎ警視庁へ。
4件の開示を受ける。
携帯電話で某新聞のインタビューに応え、取材のため銀座へ。
東京宝塚劇場前の道路の両脇に、大量の女性。なんだ!?
聞けば、宝塚のスターが通りかかる予定なんだそうだ。
数寄屋橋そばの宝くじ売り場に、長蛇の列。歳末だぁ。
取材は、なかなか連絡がつかず空振りかと思ったら、案の定空振り。
そんなこともあるよね~。
霞ヶ関へ再び歩いて戻り、農林水産庁地下・第1職員食堂で、酎ハイ250円とのんのこギヤマンお湯割り350円と久保田の百寿260円を独り飲みつつ、開示文書をチェック。
つまみは、オーストラリア産の固いステーキ500円と、酢の物450円と、サバ文化干350円。
※ 写真は酢の物。サバ、コハダ、タコ、エビ、イカ、ワカメ。
や~、こうやってじっくり文書をチェックすると、いろいろ発見があるね。
来週の傍聴予定も念入りに組んだ。
こういう時間を毎回取りたいのだが…。
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