フォト
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 飲酒ひき逃げ厳罰化 それでいいのか… | トップページ | 新春のご挨拶を »

2006年12月30日 (土)

業過致死の量刑と指印のデータ化

 ときどき、当ブログに対する感想や質問、情報などをメールや口頭でいただいてる。
 今回は、2つのご質問メールにお答えしよう。

(1) <<ピンクのハンカチの娘さんは刑務所へ>>について、酒気帯びでの業過致死の相場等と比べて、信号見落としによる巻き添え死亡事故で禁錮2年4月の実刑は少し重すぎないか。

 遺族からすれば、「うちの愛する家族はもう二度と還ってこないのに、そんなバカな運転で殺した奴は、たった2年ちょいで娑婆へ戻るのか」であろうとは思うのだけれども、他のもっとひどい事故に比べれば、重いんじゃないか…。それは私も感じた。
 しかし、業過致死傷の量刑の相場がどうなのか、たしかに重いといえるのか、まだまだ私にはよくわからない。
 禁錮刑と懲役刑と、どう違うのか重なるのか、たとえば「禁錮2年4月=懲役3年」といった換算のようなものはあるのかないのか、ぜんぜんわからない。
 速度違反、無免許、酒気帯びだけの(各単独の)事件なら、「相場はこれこれだから、こいつは重い(軽い)」と言えるんだが。
 来年は、強制わいせつとか迷惑防止条例違反(いずれもたいてい電車内での痴漢)などに気を散らさず、交通違反と関係の深い業過致死傷、危険運転致死傷のほうを、時間が空けば傍聴していきたいと思うです。

(2) <<スケボーの交通違反>>の記事に出てくる、違反キップへの署名押印について、その指印は警察にデータ登録されるのか。

 その記事にある報道は、「違反切符の指印と女の指紋が一致したため、犯行が発覚した」となっている。
 女が怪しい(かもしれない)と見て、保管してある事件原票を引っ張り出して指印を確認したら、ということと読みとれる。
 そうではなくて、すべての違反キップの指印をデータ登録しておくことは為されているのか、ということだね。

 為されているともいないとも、私は確証は得ていないけど、『なんでこれが交通違反なの!?―警察は教えない126の基礎知識』のQ072に書いたとおり、登録されていてもおかしくないだろう、と想像する。
 現在どうか知らないが、ある時期、被疑者が印鑑を持っていても、できるだけ指印を採りなさい、全国民の指紋を集めたい、ということがあったように聞く。
 私も昔、高校生(それも進学校の非行歴のない生徒)の頃、ケンカの単なる(通りすがりの)目撃者として警察へ呼ばれ、調書の録取後、なぜか十指の指紋を採られたことがある。
 当時の私に危機感はほとんどなく、「うわ~、刑事ドラマみたい! へえ~、こうやるのか~」と、喜々として採られたもんだ。

 現在、つかだいぶ前から、運転免許証の顔写真は、警察庁の中央コンピュータに集積されている。
 顔認識システムと連動させ、Nシステムや街頭の監視カメラなどで得た画像をもとに、「おっ、この人物は×月×日×時×分、×町×番地を通過したぞ」と、いずれできるようになるかもしれない。すでにやってるかもしれない。
 キップや調書の押印(左手人差し指)も中央コンピュータに集積されているかもしれない。

 それが良いかどうか、意見が分かれるところだろう。
 私としては、秘密裏に、恣意的に行われる(だろう)ところに、ヤバさ、気色悪さ、不安を感じる。

 有罪に不要なもの、無罪になるおそれがあるものを警察、検察が隠すのは、まったく合法であるという制度のもとでは、誰しも、警察、検察から、
「こいつが犯人に違いない! 有罪にしてしまえ!」
「こいつのこの行為を犯罪として立件、有罪にしてしまおう!」
 と決められてしまったとき、警察が勝手に集めたデータ(証拠)は、有罪にするため恣意的に利用されるだけで、
「あのデータにより、アリバイが証明されるはずだ! 提示してくれ!」
 といくら言っても、提示されないだろうからだ。

 そうした制度を温存したまま、裁判員制度を持ち込もうとするのは、国民を冤罪づくりの仲間、共犯者に引き込むことにほかならないのではないか。

裁判員制度はいらない Book 裁判員制度はいらない

著者:高山 俊吉
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 というわけで、来年、第2次Nシステム訴訟が始まる予定だ。
 提訴の予定期日が延びてしまったので、原告になりたい方、まだ間に合うです。

 最近、以下の2冊を献本いただいた。
 いずれも私の苦手な分野だが、最初のほうを少し読んだところ、私のレベルでもわかりやすそうな本だよ。

グーグル八分とは何か Book グーグル八分とは何か

著者:吉本 敏洋
販売元:九天社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

徴税権力―国税庁の研究 Book 徴税権力―国税庁の研究

著者:落合 博実
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 正月、温泉にでもつかってのんびり読めたら幸せ~。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← このページに当ブログが載ってますぅ♪

« 飲酒ひき逃げ厳罰化 それでいいのか… | トップページ | 新春のご挨拶を »

交通事故」カテゴリの記事

Nシステム」カテゴリの記事