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2007年1月17日 (水)

腕組みで仁王立ちする被告人

1月16日(火)14時10分~

 東京簡裁・刑事1室2係(横川保廣裁判官)836号法廷で、道路交通法違反の新件。

 開廷表の被告人氏名に見覚えあり。
 06年10月3日13時20分10月26日14時10分、空振りさせられた事件だった。

 3回目なんだけど、第1回公判、新件になるんだね。

 弁護人とともに3分ほど遅れて入ってきた被告人は、態度悪い悪い。
 「俺は、ふてくされてるんだ。文句あっか」感が、ばりばり伝わってきた。
 証言台の前で、頭をかしげ、腕組みして仁王立ちする被告人の、ひざが曲がってる。
 なぜ?
 あとでエレベータのなかで1人マネてみた。
 無理にそっくり返ると、自然とひざが曲がるんだね。
 あなたもパソコンの前で立って、やってみてね。
 そうそう、そんな感じ。 

【場   所】 首都高5号線下り 豊島区南池袋2-41 5.95kp
【日  時】 2005年4月16(?)日 午後4時46分頃
【装   置】 三菱電機 RS-2000
【測定値】 127㎞/h 制限速度60㎞/hを67㎞/h超過
【被告人】 30代 会社員  
【弁護人】 あり
【主   張】 「(起訴状に間違ってるところは)いや、ないです。(起訴事実が)事実とは思ってないですけど、この先争うつもりはないんで、ま、認めます」

 オービス裁判の基本パターンの1つだ。
「絶対126㎞/hも出してないけど、どうせ勝てないから争わない」
「126㎞/h出した事情など、どうせ酌んでくれないだろうから言わない」
 のいずれかで、ムカついてたのかな。
 そりゃ、わからないじゃないけど。

 否認の理由、ないし略式に応じなかった理由が何か、捜査段階での調書にあるはずなのに、検察官は要旨告知しなかった。
 ただ、検面(検察官面前調書)だけ証拠請求され、員面(司法警察員面前調書)が請求されてないようなのが、気になった。なんで?

 被告人質問。
 被告人は、本件後に運転して無免許で罰金25万円となり、免許取消になったそうだ。
 弁護人からの質問は、この先免許を取るつもりはあるか、もし取ったとき二度と違反しないか、のみ。
 検察官は「弁護人からの質問で十分と思います」。
 裁判官は、勤務先の会社のことだけ質問。

 ふてくされてる被告人には、あんまり触らず、所定の手続きだけ踏んで早く終えよう、というものがときどき感じられる。
 まあね、争わないと言ってるのに、やたらつついても、結局、腹立ちを倍加させるだけなのかもしれない…。

 求刑は相場どおり罰金9万円。
※ これは超過60㎞/h台の首都高での相場。一般道だと10万円だよ。

 5分間休廷して判決。罰金9万円。
「全額納めることができないときは、その未納分を、金5000円を1日に換算して被告人を労役場に留置する」
 という言い方を裁判官がしたのが、マニア的には気になった。
 あたかも、全額一括払いでないことが当たり前のようじゃないの。
 くっそう、私が「駐禁の罰金1万5000円のうち1万円分だけ労役場に入れてくれ」と言ったとき、検察庁の徴収課は「罰金は分納できません!」と言い張り、5000円をどうしても受け取らず、1万5000円全額を銀行口座から差押えやがったのに。←あらら、ふてくされてますね。

 訴訟費用は不負担。
 14時37分閉廷。
 判決まで24分間か。

 14時15分からやってる地裁の道路交通法違反、新件をちょっと見に行ったら…!

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