フォト
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 真犯人 出なきゃバレない 冤罪は | トップページ | 逃げずに救急車を呼んだことがせめてもの救い… »

2007年1月23日 (火)

こんな悲しい思いをするのは…

 ブログのタイトルを変更すると、URLが変わる…。
 アップした画像の在処もわからなくなる…。
 のかと説明書きを読んで躊躇し続けていた。
 のだが、
「えーい、めんどくせぃ。『今井亮一の交通違反相談センター2』(旧タイトル)は、いっくらなんでも不似合い、不適当。それは明らか。後がどうなろうと、知るか。変更しちゃえ!」
 と、1月22日(月)思いきって変更したよぅ。

 …が、URL等、べつに変わらないみたい。
 なーんだよぅ。
 早く変更すりゃ良かった。
 なお、いったん「交通違反バカ一代」に変更してから、これじゃあ、誰のブログかわからんじゃないの、と思い直し、「今井亮一の交通違反バカ一代」に変更しました。
 引き続きよろしくお願い申し上げます。

 Banner_02_2 人気blogランキング ← 23日(火)15時35分現在、「週間IN」が520で21位。また25位までの枠へ戻りました~♪

 同日、有酸素散歩約1時間。
 途中、某社の広い駐車場に、警察のワゴン車と白バイが各1台駐車してるのを発見。
 事故?
 いや、事故ならこんなとこに駐車しないはず。
 さらに少し歩いて行くと、あら~、警察官4人で、待伏せ取締りをやってるではないか。
 信号交差点を斜めにカットして通過できる、50mくらいの道路が、昼間だけ車両通行禁止になってて、たまーに待伏せ取締りをやってる。何百回か千何百回か通りかかって、見かけたのは、今日が3回目か4回目くらいか。

 4人もいるのは初めて見た。
 件数を稼ぐ必要が生じたんだろうか(※)。
 地元の交通安協会とか防犯協会のオヤジが、「たまには取り締まれよ」とネジ込んだんだろうか。

※ ニュー駐禁取締りにより、駐禁分の反則金は激減するはずなのに、反則金を原資とする「交通安全対策特別交付金」の今年度の予算は前年度より多い。つまり、今年度は駐禁以外の取締りに力を注ぐことが推察できるのだ。

※ 念のため、その駐車場の管理者に尋ねたところ、警察官たちは駐車の許可を得に来たとのこと。無断駐車ではなかった。管理棟からは遠くて、どうせがらがらの駐車場なのに、えらいね。

 その取締りを見て、風見しんごさんの娘さんの、なんとも無念な事故死が思い浮かんだ。
 某TV番組のスタッフ氏から聞いたところによると、あの事件は、小学校のそばのスクールゾーン(車両通行禁止)を、抜け道として走り抜けたトラックが、抜けてから信号交差点を右折するに当たり、横断歩道を(トラックから見て)左側のほうから青信号で横断しようとする娘さんを…というものだったらしい。

 だとすれば、普通に前を見ていれば起こり得ない事故ではないか。

 いや! その感想は、そもそものところが間違っている。
 ごく普通の注意を怠っての事故が、最も多いのだ。

 05年の「原付以上運転者(第1当事者)の事故類型別・法令違反別死亡事故件数」によれば、
  「漫然運転」
  「脇見運転」
  「動静不注視」
  「安全不確認」
 の4つが、法令違反の40.5%を占める。
 事故類型のうち「人対車両」の「横断中」に限れば、73.2%を占める。

 そんな、ついありがちな原因で、なぜ人が死ぬのか。
 私はもう口を酸っぱくして言ってるが、車は一瞬で凶器になり得るのだ。
 車のCMは快適さや便利さばかりを強調するけれども、1トンも2トンもの鉄の塊が、ある速度をもって進行すれば、人間の柔らかな肉体などひとたまりもないのだ。

 坂道でサイドブレーキが甘くて車がゆるゆる動き出し、あるいは、サイドブレーキをかけずに駐車するのが習慣だったところ、ギアがドライブに入ったままだったためゆるゆる動き出し、止めようとして挟まれて死んだとか、車に乗らずにエンジンキーを回したらギアが入っていて車が動き出し、挟まれて死んだとか、報道される。そんなことでも、<<重い鉄の塊vs柔らかな肉体>>、あっけなく死んでしまうのだ。

 当たり前の注意を怠る、そんな事故をどう防げばいいのか。
「注意しましょう」
 と、いくら呼びかけても、ほとんど無意味だろう。
 注意を心がけていても、人間という生き物は、ときに注意を怠ることはあるし、もともと注意などしない者も、ある割合で確かにいるようだ。

 こういう話になると、世間はすぐに、
「厳罰化しろ。取締りを強化しろ」
 と騒ぐ。
 それは、応報感情を満たすことにはなるだろう。
 だが、事故の抑止力には、ほとんどならないだろう。

 もともと交通違反の検挙率は1%をはるかに割るのだ。
 0,01%の検挙率を10倍にしても、0.1%にすぎない。
 10倍もの取締りをできるはずがないし。
 いくら厳罰化したって、いつも注意してるつもりの者には効果がない。または極めて薄い。
 また、
「どうせ捕まらない。みんなやってる。いつもやってる」
 という者にも、効果がない、または極めて薄い。

 交通違反は、極めつけの「ザル法」だ。
 ザル法の存在ほど、人々の遵法精神を損なうものはないと、元内閣法制局長官の著書『法令作成の常識』(日本評論社)にも書かれている。
 酒気帯びや超過50㎞/h以上のスピード違反で捕まってから、
「これで免取りになる。会社は首になる。懲役刑を食らったらどうしよう」
 とおろおろする人は後を絶たない。

 じゃあ、どうしたらいいのか。
 2つの方法がある。

 1つは、注意を怠る者がいても、たちまち人が死傷しないようにすること。
 ガードレールを設けることが、まずそれに当たる。

 もう1つは、運転者が注意せざるを得ない状態をつくること。
 車に最徐行させたいなら、一時停止の標識を設けるなどしてヨシとするのではなく、ハンプや、道路幅を狭めるポールを設け、物理的に最徐行せざるを得ない環境をつくる、それが大事だと思う。
 『月刊交通』(東京法令出版)06年12月号の特集は、「生活道路対策」。
 路面のペイントにより、心理的に注意を強いる環境をつくる、という手もある。
 この2番目の方法には、規制を、合理的で最小限のもの、つまり、「この規制に違反するのは確かに悪いことだ。破る奴は文句なしに悪い」と、誰もが普通に納得できるものとすること、も含まれる。

 ところが、とにかく規制を設けて標識を立てる、たまに取り締まる、運転者に安全運転させる、というのがこれまでの発想といえる…。事故が起これば、もっと規制を、もっと取り締まれ、安全運転しない運転者をやっつけろ、という方向へばかり…。
 それじゃあ、どうにもならんだろ、と私は思う。

 風見さんの場合、有名なタレントだったので、事故がどんなに悲惨か、残された親はどれほど苦しいか、かなり報じられた。
 しかし、ベタ記事で終わる事故、1行も報じられない事故も、みな同様のはず。

 06年1月18日、風見さんは、目を真っ赤にして「うちの子のほかにこんな目に遭う子が2度と出てほしくない。お願いします」と訴えたそうだ。

 02年2月10日、東京地裁の傍聴席で私は、
こんなに悲しい思いをするのは、ほんとにもう私だけでたくさんです
 と聞いた。涙が止まらなかった。
 何人の親御さんが、そんな悲しい思いを強いられ続けるのか…。

« 真犯人 出なきゃバレない 冤罪は | トップページ | 逃げずに救急車を呼んだことがせめてもの救い… »

日記」カテゴリの記事