殺人被害者の元カレが出刃包丁で被告人に復讐を?
「ひき逃げ容疑でタクシー運転手逮捕、別人を誤認逮捕後」と朝日新聞。
「ひき逃げでタクシー運転手逮捕 別に逮捕した女性は釈放」と産経新聞。
「ひき逃げ、別のタクシー運転手を逮捕…女性運転手釈放」と読売新聞。
これ、気にならない?
女性のタクシーには、被害者のバイクの塗料が不着していたという。
朝日と読売の記事では「女性は容疑を否認した」とされているが、産経の記事によると、女性は「逮捕後、接触事故を認めていた」んだという。
産経がそう書くからには、いちおう自白調書は取ってたんじゃなかろうか。
否認したけれども、逮捕後、自白した(自白調書を取った)…と?
「女性運転手のタクシーに残された痕跡など十分な証拠があった」と警視庁は言ってるそうな。
これはもう、真犯人(とされる被疑者)が見つからなければ、その女性は楽々、犯人に仕立てあげられていただろう。
そういうことは読者に勝手に感じさせるにとどめ、新聞はとにかく記者クラブ発表そのままに報じる…。それが大手新聞報道の役割とすれば、オーマイニュースに取って代わられるのは時間の問題…。
と言いたいのだが、私がちらちら見る限りでは、オーマイニュースはあまりにもかけ離れてるような。
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「呼気検査拒否で高校生を逮捕」と新潟日報。
「高校生は酒臭く、飲酒して運転していたことは明らかだったため逮捕された」と記事にあるが、マニアックに言わせてもらえば、そのこと自体は、検査拒否の逮捕の理由にならない。道路交通法の規定は、というか論理構造は、ややこしいのだ。
詳しくは、今発売中の『ラジオライフ』の私の連載を。
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NEWSスポット:供述調書破った疑いで女性逮捕 /群馬
8日、岐阜市柳津町上佐波3、建設業手伝い、■■■容疑者(33)を公用文書き棄容疑で現行犯逮捕。同日午後5時ごろ、富岡市内匠の上信越道富岡インターチェンジで、シートベルト違反で取り締まりを受け、供述調書に署名押印を求められ、調書を破いた疑い。■容疑者は「シートベルトをしていた」と主張しており、取り締まりに抵抗したという。■容疑者は家族3人で同市内に観光に来ていた。(県警高速隊)
と毎日新聞(■部分は記事では実名)。
これも興味深い報道だよねぇ。
犯罪=刑事罰の対象となる行為、であれば、シートベルト違反は犯罪ではない。
ないのに、「供述調書」を取るのは、いちおう違法行為ではあるからか。どうなんだろ。
ともあれ、公用文書を毀棄したのであれば、それは刑法258条の「公用文書等毀棄」罪になる。
3月以上7年以下の懲役。
罰金ではすまない。不起訴にならなければ、必ず公判廷へ出てくる。
「シートベルトをしていた」については、真実は知らないが、そういうことはあり得る。
否認されてもシートベルト違反は刑事手続きの扱いにはならない(つまり警察官には面倒がない)こともあるのか、かなりいい加減な現認(というか違反の押しつけ)が横行しているようだ。
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「ダンプ運転手、全国初のスト 運送単価引き上げ求め」と朝日新聞。
関東ダンプ協議会栃木支部(栃木県佐野市、組合員数約800人)の、おぉ~、山内健人書記長!
山内さんは、過去の道路交通法違反事件の公判記録のデータ化(電子ファイル化)という、たいへんな作業をやってくれてるのだ。
1月中に、私の手元にある大量の公判記録を持って栃木へうかがいますぅ。
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ところで、1月20日、周防正行監督の最新作、「それボク」こと『それでもボクはやってない』が公開される。
すでに観た人によると、だいぶんに面白いらしい。
そのサイトから行ける、ブログ「映画宣伝マンによるそれボク的傍聴記」、面白いよ。
傍聴し始めた頃がリアルに思い出され、笑っちゃったよぅ。
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えーと、そんなことで、だいたい書き終えたかな。
あそうそう、『週刊朝日』1月19日号に、現役駐車監視員へのインタビュー記事(4ページ)が載ってます。
駐車監視員の本音を、ぜひ読んでみてください。
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その号の141~142ページに、「遺恨 被害者の元カレが法廷で復讐計画」という記事。
横浜地裁の殺人事件の法廷で06年9月、「元カノ」を殺害した被告人に対し、「ぶっ殺してやる!」「クソ!」と怒鳴った傍聴人がいたのだという。
刃渡り17cmの出刃包丁を隠し持って裁判所へ入ろうとし、同行した友人に取り上げられ、11月に銃刀法違反などの容疑で逮捕されたんだという。
「少しノイローゼ気味に見えた」との友人談あり。
短い記事なのでよくわからないが、もしかしたら、そっちの公判がこれからあるかもしれない。
記事には実名も載ってるので、横浜地裁へ通ってる方、ぜひチェックを。
殺人のほうは、毎日新聞の記事によると、12月27日に結審し、判決は1月30日だそうだ。
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9日(水)は吉祥寺のちょい西の税務署へ、自転車で行ってきた。
3日連続のいちおう運動だぁ。偉いっ。
井の頭公園で、「踊る顔面紙芝居」というのをやっていた。
お笑い系パフォーマンスとでもいうのか、私はちぃとも笑えなかったが、いちおう自分の世界(スタイル)をつくってるように見えた。そこは小気味よかった。「エンタの神様」とかに、あるいはもっと深夜の番組に、そのうち出る…かな?
そういえば、06年5月に日比谷公園で見た、狂言か謡いか密法の呪文か、唸るあのギターのおじさんは、どうしたんだろう…。
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