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2007年1月 7日 (日)

世に違反者の種は尽きまじ?

 司法統計年報(05年)の、第33表、
「通常第一審事件の有罪(懲役・禁錮)人員─罪名別刑期区分別─全地方裁判所」
 の、罪名「道路交通法」(有罪人員6868人)の項で、刑期を見ると、こうなってる。 

3年 実刑 1
執行猶予 4
2年以上 実刑 1
執行猶予 16
1年以上 実刑 100
執行猶予 503
6月以上 実刑 1026
執行猶予 2961
6月未満 実刑 797
執行猶予 1459

 6月以上1年未満で執行猶予付き、これがいちばん多い。
 2位の、6月未満で執行猶予付き、の2倍も多い。

 え…? という気がする。
 私が東京地裁へ通ってきた限りでは、懲役4月、5月で執行猶予3年がすごく多くて、6月以上はそんなにないんだけど。

 以前、被告人の生年月日(の月日つまり誕生日)が、犯行日または第1回公判期日の直前ないし少し前ということが多く、何か人間生理の法則みたいなものがあるのか? いやいや単なる偶然か? と思ったもんだが、懲役4~5月がすごく多いというのも、私がたまたまそんな事件ばかり傍聴した、単なる偶然、なのか?
 うーん。

 ちなみに「窃盗の罪」(有罪人員12266人)の最多は、1年以上で執行猶予付き(3204人)、2位は1年以上で実刑(2228人)。
 これは傍聴に通っての印象と合致する。

石川や 濱の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ
 と石川五右衛門は詠んだそうな。

 世に違反者の種も尽きまじ?
 いや、窃盗と交通違反では、ちょっと違うように思う。
 窃盗は、法律がどうこう以前に、悪いことだと誰もがわかってる。
 一方、交通違反は、つか道路交通法違反は、きわめつけのザル法だ。
 多くの運転者が日常的に当たり前に違反している。
 違反自体が悪いこと、やっちゃいけないこと、という認識は、かなり希薄というべきだろう。
 そんななかで、酒気帯び0.5mg、制限30㎞/hの道路で70㎞/h、同乗者と会話のため脇見運転といった、やっちゃけない違反へ踏み出してしまう者も出てくる。

 やっていいこと、いけないこと、の線引き、境界が、法律の線引きと乖離してる。
 大方の運転者は、常識的なところで自律的に線を引いてる。
 しかし、なかには、だいぶ外れたところに線を引く人もいれば、そのときどきの自分の都合や欲望のままに線を外す人、そもそも「俺がやりたいこと=やっていいこと」みたいな人もいて、その先に交通事故がある、という捉え方もできる。

 いや、でも、窃盗も、それ自体が悪いことという認識は、近ごろは希薄だったりして?
 「これくらいならいいだろう」「俺だけじゃない。みんなやってるじゃん」「盗れるのに盗らないのはバカ」とは法廷で被告人は言わないけれども、腹のなかにはそんなものが何グラムかある(少なくとも犯行時にはあった)ように、傍聴してて感じることがある。

 窃盗と公務執行妨害には、06年5月末(28日だっけ? そのへん)から、罰金刑の選択肢が設けられた。
 各どれくらいが罰金刑で処理されたのか、早く見たいよぅ。
 最高裁へ聞きに行こうかな。

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