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2007年2月 7日 (水)

オービスⅢLk中央装置の操作方法

2月6日(火)15時10分~

 13時30分から横浜地裁で、レーダ否認事件の第2回公判。
 礼田計さんからのご報告等によると、測定現認係と現場責任者の証人尋問だったそうだ。
 交通事件で有名な高山俊吉弁護士も来ていたという。
 レーダ事件の歴史に残る争いになるか。
 次回は2月27日(火)15時から。

070207  私は断腸の思いでそっちはパスし、東京簡裁へ。
 15時10分から728号法廷で、12月19日に第1回公判があったオービス否認事件(首都高・湾岸線・東行き・羽田空港3-3。オービスⅢLk。57㎞/h超過)の、第2回公判。

 立会い検察官は、いつもおしゃれな田口照子さん。
 だから私も、ビロード(?)のスーツで出かけたよぅ。うふふ。

 警視庁・高速道路交通警察隊・事件係・ヨクシ(抑止?)担当の警察官2人を証人尋問。
 1人目は、アラキカオル(?)さん。階級は不明。
 2人目は、マナベフミオ(?)さん。階級は不明。

 ま、要するに、現場のオービス端末から高速隊(と略すらしい)の中央装置へ伝送され、光ディスク(磁気ディスクとも言ってたなぁ。言い間違い? 両方あるの?)に蓄えられたデータを、アラキさんが抽出、モニターに映った写真の顔部分と車両ナンバー部分にマウスを当て、それぞれの拡大写真を測定記録写真の右下部分に載せるようにする。かつ、別のコンピュータに車両ナンバーをキーボードで打ち込むと、直ちに車両の所有者・使用者が判明し、さらに操作すると、その情報も含めた速度違反認知カードがプリントアウトされる。データ等に間違い(記載ミス)がないことをマナベさんが確認し、呼出に応じて出頭した違反者をマナベさんが取調べる(交通切符処理を行う等する)、とまぁそんな感じかなと聴き取れた。

070207_1  画像は、東京航空計器の「速度違反自動取締装置 中央装置 取扱説明書」の目次と、本文の一部。

 いま気がついたんだけど、この文書に、「Lk,Lv」ってある…。
 本件オービスはLk。「Lv」って何さ!
 中央装置のことをいうのか?
 次々文書をゲットするばかりで、じっくり読み込むことをあんまりしてないのが、バレたよぅ。

 さて、弁護人は普通、装置や操作の詳細についてあれこれ尋ね、「写真を(とくにデータ部分の測定値を)改ざんして被告人を罪に陥れた可能性があるんじゃないか」という趣旨のことを尋ねがちなんだが、本件の若い弁護人は、ごちゃごちゃ言わず、簡潔だった。
 写真・データの抽出および測定記録写真・速度違反認知カードの作成が、しっかり為されていることには、べつに疑義を挟まず、こう尋ねた。

070207_2 弁護人 「現場のオービスで測定された速度と、中央装置のデータと、これが一致していることは、どのように検証、検査されているのですか?」
警察官 「あくまでも自動取締り装置ですので、送られてきたデータしか私たちは…。あくまで私たちは、この自動装置から写真を抽出するだけです」

 私としては、簡潔に核心を突いた、良い尋問だったと思う。

 次回は、東京航空計器の、点検を行った社員2人、ムトウケンイチロウさんとクボサトシさんの尋問だ。
 クボさんの尋問は何度か傍聴したことがある。ムトウさんは、私は初めてじゃないかな。楽しみ~。

 16時02分閉廷。
 今日の傍聴はこれ1件のみ。
 警察庁へ…。

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