ワイシャツのえりから悪魔の触手が這い上がり
2月5日(月)13時15分~
午前1時すぎに起きて原稿書き。
9時頃仕上げたってことは、すでに8時間労働したわけだ。
少し仮眠して裁判所へ。
13時15分から東京地裁・第6刑事部(白坂裕之裁判官)415号法廷(のはずがその近くの別の法廷)で、道路交通法違反の判決。
被告人は在宅。ダブルの黒スーツに白ワイシャツ、濃紺のネクタイ。若い。
眉がきりり。少し剃ってる?
鼻がすかっと高く、プロ野球のダルビッシュ選手を若干連想させる面立ち。
俳優のようなイイ男。
傍聴席に、やはり鼻が高い若い女性。妹か姉なのだろうか。
それと、母親らしき女性。
2人とも、見た感じなんとなくお金持ちそう。
13時13分、裁判官が登壇。
「被告人、前へ」
被告人席から立ち上がった被告人は、えらく背が高かった。
そして、寝不足の私は一瞬ぎょっとなった。
何かの映画のシーンが思い浮かび、ぞくっとなった。
ワイシャツの襟元から、悪魔の黒い触手が這い上がってる!?
いや、あれは、い…刺青!?
「主文。被告人を懲役6月に処する。ただし、この裁判が確定した日から3年間、その執行を猶予する。訴訟費用は被告人の負担とする」
昨年秋の、遠方の友人の結婚式に参加するための、無免許・無車検・無保険と、その約1カ月後の、交際相手の女性に会いに行くための、無免許・無車検・無保険。
無免許の罰金前科1犯。
「犯情は良くなく、刑責を軽くみることはできない。しかしながら一方、当法廷で反省を述べていること、犯行車両は廃車したこと、親族が監督を誓っていること、公判請求されるのは初めてであることなど、被告人に有利な事情も認められるので、これらを総合勘案して主文のとおりの刑にしました。執行猶予の意味について説明しておきます…」
402号法廷へ走る。
13時20分から公務執行妨害の判決だ。もしかしたら駐車監視員への公妨かも。
違った。
公園の管理者の顔面を殴ったとかで、懲役1年執行猶予3年。
414号法廷へ走…ったような気もするのだが、もう忘れた。
「交通違反バカ一代」の私が傍聴すべき事件は、次は14時30分から。
それまでどうしよう。
1階の高裁の開廷表に、13時30分から717号法廷で公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反の判決とあった。
ま、たぶん電車内の痴漢だろ。
あと2分か。
なんとなく周防正行監督の『それでもボクはやってない』を思い出し、エレベータで7階へ…。
そしたらなんと、まーさーに、それボクと同じシーンがくり広げられていたのだった!
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