誤作動を誤作動として認識するシステムになってない…のだけれど
2月9日(金)13時10分~
13時10分から、東京簡裁・刑事1室3係(堀内信明裁判官)534号法廷。
06年10月6日が第1回公判だったオービス事件。
【場 所】 首都高5号線下り 豊島区南池袋2-41 5.95kp
【日 時】 2005年4月24日 午後0時17分頃
【装 置】 三菱電機 RS-2000
【測定値】 121㎞/h 制限速度60㎞/hを61㎞/h超過
【被告人】 60歳 身なりが良く、背筋が伸びた感じ
【弁護人】 あり
【主 張】 「121㎞/hで走行した事実はございません。ちょうど抜いてきた車のせいで生じた誤動作の類と確信しております。自分では、流れに乗っておりましたんで、70か80ぐらいじゃないかと推測しております」
の第5回公判。判決。
求刑通り罰金9万円。
訴訟費用のうち、三菱電機の菅井宗一社員が請求して支給を受けた分のみ被告人負担。6千円くらいだそうだ。
それにしても、堀内さんの今日の言渡しは、いつに増して聴き取りにくかった。
要するに、菅井社員自身、法廷で、オービス誤作動の可能性は絶無ではない、誤作動を誤作動として認識するシステムになっていない(!!!)と証言しているが、被告人が言うような誤作動が起こったと認めるに足るものはない、こうなると、然るべき法律を適用して主文の刑を言い渡すしかない、という趣旨か。
仙台高裁秋田支部の公訴棄却判決のことにも触れていた。
私が長く見てきたところによれば、堀内さんはオービスの怪しさをはっきり認識しており、しかし個々の事件では有罪判決を言い渡さざるを得ないことに、苦渋を感じているのではないかと思われる。
だから、他の自白事件のときに比べて、聴き取りにくいしゃべりになったのか。
はたまた私の耳が悪くなったのか。
ここんとこ寝不足が続き、有酸素散歩も3週間くらいサボってるしなぁ。
これ絶対、体に悪い。痛風発作の予感もある。
一方、被告人の着席姿勢は(後ろから見て)じつに堂々としていた。
かつてビッグコミック・スピリッツで約半年間連載させてもらった『交通被告人 前へ!!』(漫画はウヒョ助。現・塚脇永久。原作が私)の判決シーンを思い出させた。
13時35分閉廷。
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