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2007年3月24日 (土)

前科16犯 生活保護を切られて逆戻り

3月23日(金)13時30分~

 東京地裁・刑事19部(園原敏彦裁判官)719号法廷で、脅迫の新件。
 13時31分頃、法廷に入ると、起訴状朗読が終わるところだった。
 被告人(身柄、拘置所)は、小柄だけれどもガッチリしたオジサン。
 傷害や強盗未遂など前科16犯、ほか前歴が8回あるんだそうだ。
 アルコール依存症で措置入院させられたことがあるんだそうだ。

 冒頭陳述と被告人質問などによると、事件の概要はだいたいこんなふうだった…。

 生活保護を受けながら1年半、治療のため病院へ通った。
 断酒会にも入り、何かの証明を、絶縁状態にある親元へ送ったら、喜んでくれた。
 前科前歴はすべて酒を飲んでのことだったと気づき、やり直そうと思った。
 しかし生活保護を切られて働かざるを得なくなり…。

 トラックターミナルの荷受け作業員(20:00~7:00)として働いていたところ、人間関係のストレスで、つい酒を飲むようになってしまった。
 その日(今年2月4日)、前日から飲み続けて仕事は無理そうだったが、馬力をつけ、酒の力で行こう、そのほうが休むよりマシだろうと、江戸川区内のロイヤルホストでラーメンとビールを飲食した。
 ラーメンの麺の名前のことで、若い女性従業員に尋ねたところ、わからないからと店長を呼ばれた。
「なんでこれ、責任者が出てくるような問題か! ラーメンのことで聞いとるんや。なんでアタマが出てくるんや。お前、ナメとるんか。俺は13年も刑務所に入ってたヤクザだ!」
 などと、20時頃のほぼ満席の店内で大声を出し、立ち上がって詰め寄り、30cmほどに顔を近づけ、「ほら」と刺青を見せた。

※ これらの場面説明は、ほとんど検察のストーリィによる。本人は詳しいことは覚えていないそうだ。警察や検察は、都合の良いように話をつくることがある。以上の、また以下の場面説明がどこまで信用できるか、疑問は残る。が、被告人は一切争わなかった。

 いったん勘定を払って店を出て職場へ行くが、帰っていいと言われ、帰る途中の23時半頃、またさっきのロイヤルホストへ立ち寄った。
「ラーメン屋に知合いがいて(また酒を飲もうと)屋台へ行ったが閉まっとったので、歩いて行ったら、ロイヤルホストしかなくて…」
 と被告人。
 ビールなどを注文し、カネが3000円しかなかったので、万が一足らんかったらツケてくれんかと頼んだがダメと言われ、
「指ツメるか。殺すぞ」
 と3回ほどわめいた。
 店長は「帰ってください」と言ったが、男は帰らず飲食を続けた。
 店長がレジ近くの電話から110通報。現行犯逮捕。

 弁護人は、書証3点を請求、提出。
 今後二度とロイホへは近づかないという謝罪文、示談書(金額は未払いだった料金1089円)、寛大な処分を求めるという店側の上申書。

 求刑は懲役2年。
 1年何月かの実刑となり、刑務所で断酒することになるのだろうか…。
 14時17分閉廷。

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 どうも、実刑=懲役刑と思ってる人が多いようだけど、実刑とは、執行猶予がつかずそのまま執行される刑のこと。
 懲役の実刑、罰金の実刑、懲役の執行猶予、罰金の執行猶予、どちらもある。
 ま、罰金の執行猶予は珍しいので(私は傍聴したことあるよ、うふふ)、実刑といえばほぼすべて懲役刑についてであるため実刑=懲役刑と思い込み、「執行猶予つきの実刑だった」と言う人もいる。
 一口豆知識でした。
 そんなこと解説できるほど私は偉そうなもんでもないのだが(笑)。

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