駐車監視員の派遣業がいちばんオイシイ?
愛知県警と大阪府警へ、「確認事務」(つまりニュー駐禁取締り)の委託契約の、入札結果および契約書と仕様書を開示請求したら、そんな文書は不存在と言われた、たしか先々週。
そりゃそうだ。
愛知の06年度の契約書を見ると、契約期間は06年4月1日~07年9月30日、大阪は契約締結日(ぜんぶ06年2月17日?)~07年6月30日、なのだ。
なんでそんなおかしな期間にしたのか、と当ブログでも書いたのに、忘れてたyo、ごめんね。
なんでそんなおかしな期間にしたのか。
次の契約は2年とかになるケースもあるらしい、という情報もたしか入ってきてる。
この種の委託契約のあり方として、おかしなことなのか、それはそっち方面に詳しいだろう方々にそのうち聞いてみるとして、うーん、どうなんだろう、確認事務の委託を受けるためには、必要な人数の駐車監視員を集めるか、集める手配をするかしなければならないし、統括責任者(だいたい警察OBらしい)も集めなきゃならないし、警察署の近くに事務所も設けなきゃいけないし、制服もそろえなきゃならないしで、ま、たいへんだ。
初期投資をまんま入札額に入れたら、2回目の業者に対抗しにくいだろう。
赤字覚悟で応札、契約して、翌年度は契約できなかった、となったらダメージは大きいだろう。
そういう苦労は、契約期間が長いほうが大きくなる、と言えるんだろうか、言えないんだろうか…。
とにかく、結局、特定の業者がずっと契約し続けるってことになりそうな。
あとね、聞えてくるところによると、どうも、必要な人数の駐車監視員の確保がキビシイような。
派遣業者が駐車監視員を募集していたりする。
これは、委託業者(「確認機関」)にとっては相当ありがたいんじゃないか。
バブルの頃、マンションがじゃんじゃん建ってた頃、私は便利屋(ゴリラ便)にスタッフ登録していて、建築・改装・解体の現場へよく仕事に行った。
便利屋の時給は、というか依頼主からいただく額は、原則1時間3000円。
8時間で2万4000円(私の取り分はだいたい1万2000円~1万5000円)。
普通に人を雇うより高いはずなのだが、どうしても必要なときに必要な人間を確実に用意できるのは、便利なのだろう。だから便利屋なわけだ。
今後、委託業者がどう入れ替わっても、入れ替わらなくても、駐車監視員の派遣業者、これが栄えるのかもしれないね。
そうなると、駐車監視員の資質がどうとかで、「駐車監視員派遣業法」とかつくって、派遣業者を警察庁の下に置く、というのは、あり得る線じゃないのかな。
現在、駐車監視員の半数以上は正規社員じゃないとダメとかなってるけど、それを外して、全員、然るべき機関でしっかり講習を受けた派遣に、ということも可能でしょ。
各都道府県に「駐車監視員派遣業協会」ができ、東京に「全日本駐車監視員派遣業協会連合会」なんてものができる、と。
そこが、駐車監視員の資格者講習や、業務開始前の講習、また業務の途中の講習を一手にやり、交通安全協会をしのぐ天下り法人になるとか、あるいは、交通安全協会が「駐車監視員指定講習機関」なんてものに任ぜられるとか。どうなんでしょうね。
「慣れと緩み」
「本日も特に問題なし」
私が妄想にふけってる間も、駐車監視員たちは悩みながら日々仕事しているようだ。
もちろん、悩まない人もいるんだろう。
悩む人がどんどん辞めて、悩まない派遣監視員ばかりに淘汰されていったりして。
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警察庁の「安全・快適な交通の確保」というページで、「規制速度決定の在り方に関する調査研究の平成18年度における調査研究結果について」というのが発表されましたね。
プリントアウトして机にのせる前に、すでに机の山積みの資料を整理できる、サウイフ モノニ ワタシハ ナリタイ…。
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