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2007年3月16日 (金)

「歩行者優先」と誰が言ったのか

3月8日(木)15時~

 

 東京地裁・刑事7部(高橋徹裁判官)511号法廷で、業務上過失致死の判決。

 大阪行きの夜行観光バス(定員56名、12.87トン)で交差点を左折する際、前方注視を怠り、青色信号に従って横断歩道を横断中の歩行者(60歳)に衝突して転倒させ轢過(れきか)、右下肢切断により2時間余りで死亡させた…というもの。
 前科はなく、保険で相応の賠償が為される見込みで、弔意を尽くしている等から、禁錮2年、執行猶予3年、訴訟費用負担。

 また横断歩道での事故だ…残念でならない。

 事故を劇的に、あるいは確実に減らすだろう策は、いくつもある。しかしそれらは、手間もカネもかかる。
 いわゆる縦割り行政のなかでは困難という面もあるだろう。昨日買った『ジュリスト』No.1330なんか読むと気が遠くなる。

 

 そうしてみると、最も簡単・安易なのは、運転者の注意に頼ることだ。
 人間はそもそも不注意な生き物であり、ただ注意に頼るのは愚の骨頂、という点さえ除けば、じつはそれが最も手軽な方策なんだよね。

 しかし、そうであれば、だよ、なぜ、被害者となり得る側の注意を言わないのか。
「信号が青か赤かは関係ない。青でも赤でも、信号があってもなくても、人と車が交差し得る部分で、人対車の事故は起こる。青でも安心するな」
 なぜそう大きく言わないのか。

 言わずに、歩行者優先という認識を植え付けてきたのは、なぜ? そんなことを思ったよぅ。

 

 帰り、女性警察官らによる駐禁取締りを見かけた。

 それにしても素早いね! ミニパトを駐車するや、もう直ちに乗用車1台、スクータ1台のデジカメ撮影にかかったよ。
 スクータは曲がり角付近なので若干ジャマといえるが、乗用車のほうはもうぜんぜん誰の迷惑になるじゃなし。

 携帯端末は使わず、駐車監視員とは違って目標物からの実測もせず、確認標章をデジタルペンで手書き。

 時間差攻撃を仕掛けるように、レッカー車がすべり込み、直ちに乗用車にレーラーをかませ始めた。車両窃盗犯も真っ青の手早さ。

 けど、乗用車のほうは運転者(ご婦人)が戻ってきた。ビニールの買物袋を提げて。
 ところがミニパトとレッカー車は、他の違法駐車車両には目もくれず、移動せよと広報することもなく、風のように去った。職人技やねえ!

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