「歩行者優先」と誰が言ったのか
3月8日(木)15時~
東京地裁・刑事7部(高橋徹裁判官)511号法廷で、業務上過失致死の判決。
大阪行きの夜行観光バス(定員56名、12.87トン)で交差点を左折する際、前方注視を怠り、青色信号に従って横断歩道を横断中の歩行者(60歳)に衝突して転倒させ轢過(れきか)、右下肢切断により2時間余りで死亡させた…というもの。
前科はなく、保険で相応の賠償が為される見込みで、弔意を尽くしている等から、禁錮2年、執行猶予3年、訴訟費用負担。
また横断歩道での事故だ…残念でならない。
事故を劇的に、あるいは確実に減らすだろう策は、いくつもある。しかしそれらは、手間もカネもかかる。
いわゆる縦割り行政のなかでは困難という面もあるだろう。昨日買った『ジュリスト』No.1330なんか読むと気が遠くなる。
そうしてみると、最も簡単・安易なのは、運転者の注意に頼ることだ。
人間はそもそも不注意な生き物であり、ただ注意に頼るのは愚の骨頂、という点さえ除けば、じつはそれが最も手軽な方策なんだよね。
しかし、そうであれば、だよ、なぜ、被害者となり得る側の注意を言わないのか。
「信号が青か赤かは関係ない。青でも赤でも、信号があってもなくても、人と車が交差し得る部分で、人対車の事故は起こる。青でも安心するな」
なぜそう大きく言わないのか。
言わずに、歩行者優先という認識を植え付けてきたのは、なぜ? そんなことを思ったよぅ。
帰り、女性警察官らによる駐禁取締りを見かけた。
それにしても素早いね! ミニパトを駐車するや、もう直ちに乗用車1台、スクータ1台のデジカメ撮影にかかったよ。
スクータは曲がり角付近なので若干ジャマといえるが、乗用車のほうはもうぜんぜん誰の迷惑になるじゃなし。
携帯端末は使わず、駐車監視員とは違って目標物からの実測もせず、確認標章をデジタルペンで手書き。
時間差攻撃を仕掛けるように、レッカー車がすべり込み、直ちに乗用車にレーラーをかませ始めた。車両窃盗犯も真っ青の手早さ。
けど、乗用車のほうは運転者(ご婦人)が戻ってきた。ビニールの買物袋を提げて。
ところがミニパトとレッカー車は、他の違法駐車車両には目もくれず、移動せよと広報することもなく、風のように去った。職人技やねえ!
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