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2007年4月の35件の記事

2007年4月29日 (日)

スクープ撮 可搬式Nシステム!?

 犬も歩けば棒に当たる。
 オヤジ散歩してスクープ(?)に当たる。

070429_154302 有酸素散歩の途中、交番の上に妙なものが…。
 重そうな筐体が、三脚らしきものの上にセットされ、斜めに道路を見下ろしていた。
 筐体の正面は、上半分が赤外線ストロボらしき感じ。
 下半分の窓の、中央にカメラのレンズらしきもの。
 その両側に、車両を検知して距離を測るんだろうか、小さな目玉のようなものが…。

 これって、持運び自在の、Nシステム!?
 散歩の往路に携帯電話で撮影し、復路にまた携帯電話で撮影し、いったん帰宅してから自転車で出直してデジカメで撮影(画像は最初の携帯電話のもの)。
 ずっと「パトロール中」で警察官がおらず、尋ねることはできなかったが…。

 Nシステムは最初、道路をまたぐ巨大な門型構造物の上に設置され、その後、F字の鉄柱の上に設置され、さらにその後、浜島望さんが中国地方だかで、信号柱に間借りする形で設置されたものを発見した。

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 今回の交番の上のこれは、持運び自在、可搬式っちゅうことですか?
 とすれば、これは便利だ~!

 でも、なんでこんな場所に…。
 たまたま試験の場所に、ここが選ばれたとか?
 私の散歩コースなのに。

 あるいは、付近で事件があり、通過車両を把握しておく必要が生じたのか。
 もちろん、凶悪犯人を検挙するために、こういうシステムを利用するのは、けっこうと思う。おまわりさん、頑張ってください、と私だって正直思う。
 しかし…。
 秘密裏にどう使われてるのか、犯罪にはおよそ関係のない特定の国民ないしグループを、監視するために設置したのか、蓄えた全国民(つか全車両)の移動情報をどう使うのか、そういったことが一切わからないうえ、情報の管理が非常に不安なところがねぇ…。

 ま、これが本当にNシステムなのか、筐体の下にあるのは本当に三脚なのか、今のところわからないけれども、とりあえず、もしかしたらスクープ撮かもしれないってことで。
 は~、びっくりした~。
 さ、原稿にかかろう。

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北陵クリニック事件・質疑応答勉強会

4月28日(土)

 仮眠のつもりが昼過ぎまで寝てしまい、原稿、あと少し、もう少し、とやってるうちに、空がみるみる黒くなり、どしゃぶりの雷雨。
 小降りになるまで待って出発したら、途中、山手線がストップ。
 そんなこんなで、13時~16時半の「北陵クリニック事件・質疑応答勉強会」、の会場である品川第一地域センター・区民集会所へ、17時すぎに着いたよ! アホか~!

 もちろん、会場にはもう誰もいない。
 しょーがない、帰るか…。
 京急線の新馬場は「Shimbamba」、つまり「しむばむば」と読むらしいことがわかったのが、収穫か。ふふ…。
 ついでにいえば、私が20代の頃、酒気帯びで捕まって(※)、それ以前の累積点数とあわせて60日免停を食らい、停止処分者講習を受けた鮫洲は、新馬場の少し先にあるのね。
 当時、バイクが下半身で、電車やバスの乗り方がよくわからなかった…。

※ 罰金は1万5000円だったよ。宝くじで1万円当たって喜んで酒飲んだ帰りの検挙だったんで(←詳しくはこのリンク先のいちばん下の枠囲みを)、よく覚えてる。

 念のため、Sさんに電話したら、近くで懇親会をやってるとのこと。お~!
 阿部泰雄弁護士ほか懐かしい方々にご挨拶。
 ほんとにもう、交通違反だけで一杯一杯あっぷあっぷなのか、いろんなとこに不義理を重ねてるなぁと…。

 19時すぎ、某誌担当編集者より電話あり。今どこにいるかと。
 げっ! 新宿で打ち合わせの約束だったのを、ころっと忘れてた!
 あわてて懇親会を中座し、新宿へ。
 早めに終えたのに、傘を忘れたことに帰りの電車に乗ってから気づき、戻る…。
 なにやってんだか。
 ま、こんな日もあるよね~。

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2007年4月28日 (土)

2chの投稿で脅迫・威力業務妨害

4月27日(金)15時30分~

 4月は30日までしかないことがわかった!
 …ので今日は終日原稿書きに充てよう。
 …としこしこやってたら某ニュース番組(夕方放送)から電話あり。
 急遽六本木へ出かけることに。お仕事は15時終了。ありがとございます。
 六本木は、霞が関まで日比谷線でたった2駅なのね。
 嗚呼、今日もまた裁判所へ(泣)。

 15時15時30分から、東京地裁・民事刑事12部(細野敦裁判官)515号法廷で、「脅迫・威力業務妨害」の新件。

 私に言わせるとアントニオ・バンデラスにちょと似た細野さんの裁判を、私はいつも402号法廷で傍聴してる。
 しかし515号法廷は、合議の広い法廷…。
 罪名は何やら凶悪そう…。
 でも、開廷表の被告人氏名は、女性かとも思えるもの…。
 どんどん傍聴人が入ってくる…。
 傍聴マニアの興味をひくでしょ、ねぇ。

 被告人は男性だった。在宅(保釈中?)。45歳。無職。太ってる。メガネ。
 弁護人は、セーターみたいなのの上に黒いブレザー。メガネ。

 なんと、池内ひろ美さんを、2ちゃんねるの投稿で脅迫し、池内さんが講座を行う予定だったどこかの文化センターの業務を妨害した、という事件だった。
 毎日新聞が、「<ネット脅迫>掲示板で家族評論家を攻撃 東京の会社員逮捕」と報道してる。
 以下、刑法より。

(脅迫)
第二百二十二条  生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
2  親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者も、前項と同様とする。

(信用毀損及び業務妨害)
第二百三十三条  虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

(威力業務妨害)
第二百三十四条  威力を用いて人の業務を妨害した者も、前条の例による。

 その認否は、こうだった。
「書き込みを行ったのは事実。たいへん申し訳ない。
 しかし、池内さんに危害を加えるつもりはなかった。
 危害を加えることを意味しているとは思わなかった。
 講座を妨害するつもりはなかったし、妨害するものとは思わなかった」
 弁護人の意見は、無罪。
 ええーっ!? つもりはなかった、思わなかった…って。

 何よりびっくりしたのは、検察官の冒陳における、被告人の身上経歴。
 これを聞いたら、他の2ちゃんねらーは、しらーっと退くのではないか…。は~、こういう人物が、「血で染め上げる」とか勇ましいことを書くのか…という印象を私は傍聴席で受けたです。
 ま、この身上経歴の内容は、誰かがどこかに書くんだろう。
 あと、被告人の右肩がえらく下がってるのが印象的だった…。

 弁護人は、甲号証の大半を、全部不同意。
 乙号証の1から9まで全部不同意(任意性と信用性を争う)とするらしい。
 細野さんもだいぶ面食らったようで、期日間整理という形で証拠の整理と争点の整理をやりましょうと、3時35分15時52分閉廷。
 次回期日(公開の期日)は追って指定。

 同じ日、日経新聞にこんなニュース。

ネット掲示板、中傷放置の疑い・管理人を書類送検
 大阪市内の女子中学生を中傷する書き込みをインターネットの掲示板に掲載したまま放置したとして、大阪府警南署は27日までに、掲示板の管理人で大阪市の会社役員の男(26)を名誉棄損ほう助容疑で書類送検した。「この程度では削除する必要はないと思った」と供述している。
 同署によると、ネット掲示板での中傷を巡り、管理人を立件するのは全国でも珍しいという。
 調べによると、男は「学校裏サイト」と呼ばれるネット掲示板を管理。昨年8月下旬、当時私立中学1年だった女子生徒を名指しで「ブス」「うざい」などと中傷する書き込みがあるのを認識しながら、同年11月下旬まで削除せずに放置した疑い。(15:00)

 匿名の掲示板における脅迫、威力業務妨害、名誉毀損、中傷、そして、勢い余って現実世界へ出てきての殺傷事件は、これからエスカレートしていくばかりだろう。
 殺傷事件がいくつも起こってワイドショーなどが連日取り上げるようになったとき、国はばさっと管理の網をかけるのか。

 しかし…。私は思うのだけど、「ネット正義」というのは、「戦争は嫌だよ」ではなく、「あの国をぶっつぶせ! 戦争に反対する非国民をぶっ殺せ!」という方向へばかり盛り上がるってとこ、ない?
 そうだとすると、匿名の脅迫等は国にとって有用、巨大匿名掲示板は非正規戦に有用といえるかも。
 どうなるんだろう…。

 あそうそう、今日は裁判所で、Kさんにばったり遭った。
 小走りでエレベータへ向かう私を、先に乗って開ボタンを押しててくれた女性が、エレベータが動き出してから私に声をかけてきて、「ええっ、Kさん!?」と。
 最初に会ったのは、彼女が学生の頃だったろうか。その後、司法試験に合格したと聞いていたが、いや~、すっかり立派になって…。なんか嬉しい。

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2007年4月27日 (金)

裁判員制度はいらない!大運動

4月26日(木)15時~

 弁護士会館で、「裁判員制度はいらない!大運動」の発足記者会見があった。
 私も呼びかけ人の1人。
 6月29日(金)18時から四谷区民ホールで大集会。みんな来てね。

 『官僚とメディア』(魚住昭・角川oneテーマ21)。
 この、読みやすくてチョー面白く内容濃い本の、「第8章 最高裁が手を染めた『27億円の癒着』」に、タウンミーティングの「ヤラセ」「サクラ」のことが詳しく出てくる。

 冤罪をなくすため司法をどう改革すればいいか、昔からさんざん言われてきたのに、どうにもならず、そうこうするうち自民党が突然「司法改革を!」と言いだし、大金をかけ「ヤラセ」や「サクラ」を使って世論を誘導する、そんなものが国民のためであるはずがない、という言い方は大いにできるよね。

 帰りの電車で、以下の本を読んだ。

狂った裁判官 Book 狂った裁判官

著者:井上 薫
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 こう書かれていたよ。

 被告人も必死でしょうが、裁く裁判官も精神的プレッシャーは大きいのです。読者の皆さんも、少し考えてみてください。「俺はやってない!」と言い続ける被告人の面前で、「犯人は君だ!」と決め付け、刑務所に何年入れという判決を言い渡す光景を。
          (中略)
 真実は一つです。しかし、それを正確につかむのは、やってみると大変むずかしい。神ならぬ身の裁判官がこれをやる制度が、今の裁判制度なのです。今の裁判官は、全員希望して裁判官になった人ばかりです。志願した末の職でもこの苦悩を思えば、何らかの事情で、志願していない人がこの苦労を押し付けられたとしたら、とても耐えられるものではないでしょう。

「いや、俺は耐えられる。頑張る」
 という人もいるだろう。
「汝裁くなかれ」
 と教えられた宗教者もいるだろう。
 誰にも等しく裁きを強制し(国家が強制的に動員し)、逆らう者には罰を科す、それが裁判員制度だ。

裁判員制度はいらない Book 裁判員制度はいらない

著者:高山 俊吉
販売元:講談社
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2007年4月26日 (木)

ストーカー&わいせつ図画陳列&名誉毀損

 色情系を少しは傍聴しておく必要が生じたところに、ちょうど珍しい罪名の事件があり…。

 10時から、東京地裁・刑事2部(神坂尚裁判官)533号法廷で、「ストーカー行為等の規制等に関する法律違反・わいせつ図画陳列・名誉毀損」の新件。
 3つ合体は珍しいよね。

 被告人は身柄(拘置所)。35歳。
 ジーンズに、しゃれた柄か生地の白い長そでTシャツ。髪はごわごわ系ばさばさ。
 体は大きく、かなりがっちり。
 終始、難しそうな(?)顔でうつむいていた。

 ごく簡単に言うと、女性には夫も子もあると知らず(?)、肉体関係を持ち、別れたがあきらめきれず、未練と恨みから、女性の恥部などが写った写真(最後のセックスのときに携帯電話で撮影)が入ったミニSDカードを女性に郵送し、数十枚をプリントして両親宅のポストへ入れ、さらにプリント数十枚を女性宅の玄関前の床に扇形に並べた(これは警戒中の警察官が発見して他人の目には触れなかった)…というもの。
 前科・前歴はないようだった。

 いちばん大事なのは、被告人が二度と被害女性に近寄らないこと、被害女性の不安が消えること。
 刑務所へ入れて刑罰を科しても、大した意味はない。
 というか、前科・前歴なしで、上記のような被害程度では、執行猶予が相当だろう。
 だったら、アパートを引き払わせ、執行猶予判決の言渡し直後、親族が身柄を引き受けて郷里(東京からだいぶ遠い)へ消え去らせてしまうのが、いちばん望ましい。
 その段取りを、弁護人(若めの女性)と神坂さんとで話し合い、次回判決となった。
 ま、簡単に言えば、そんな感じで、11時8分閉廷。
 求刑は懲役1年6月。
 しっかし、この神坂さんて、頭良さそうというか、私は好きだな~。

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 農林水産省・第5食堂で、アジフライとコロッケとミニオムレツの定食(半食)440円。
 日比谷公園のベンチで40分ほど午睡。
 起きると向かいのベンチに、ラブラブのカップルがいた。
 男はサラリーマン風。霞が関の官僚かもしれない。
 女は、カジュアルな格好。ファッション雑誌から抜けてきたようなスタイルの良さ。
 女はずっと男だけを見て、ときどき男の大腿部の内側の奥のほうに手を置いていた。互いの手指を、愛撫するように絡めあったりも。って昼間の日比谷公園でかよっ。
 ストーカーの裁判を傍聴したあとでは、複雑な気分…。

 13時30分から(前の事件が押して13時52分から)、東京地裁・民事44部(鶴岡稔彦・外山勝浩・新城博士裁判官)527号法廷で、「損害賠償」の第2回口頭弁論。
 鶴岡さんて、以前、民事3部で行政事件をやってたのに、へえ!

 原告は、黒木昭雄さん。
 被告は、「北芝健こと■■■■」さん。
 北芝さんについては、野田敬生さんがこんな記事を書いてるのね。

 被告(代理人3人)の準備書面に、だいぶ誤記があり、後日差し替えて提出、原告(代理人1人)が準備書面を陳述、それに対する被告の反論を次回に…ということで5分ほどで閉廷。
 次回は6月7日。

 私は急ぎ、弁護士会館へ…。

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2007年4月25日 (水)

犯罪者で活性化する商店街!?

 そんなアホな!? しっ信じられないっ!! という記事がまた…。

駐車監視員制度:県警取り締まり、最重点地域を廃止へ 客足鈍る、地元に理解 /鳥取
 ◇商店側・駐車監視制度導入で市街地客足鈍る、地元の声に理解
 昨年6月の駐車監視員制度導入で、鳥取市の中心市街地から客足が遠のいたとされる問題で、県警は23日、中心市街地を含む最重点地域・路線と重点路線を廃止して、取り締まりを緩和する方針を明らかにした。商店街の要望に県警が応じる形で、今年夏にも実施する考え。商店街側は「中心市街地の活性化に向け、現状を理解してもらった」と喜んでいる。【小島健志】

 と4月24日付け毎日新聞(上掲はその一部。太字は今井)。

 駐車違反は、罰則(刑罰)付きで法律により禁じられた違法行為。犯罪だよ。だから警察が取り締まるんでしょ。
 ペナルティは何種類かあるけど、最悪、罰金だよ。罰金前科1犯、だよ。

「うちんとこの商店街は、犯罪者の皆さんが来てくれないと、困ります。活性化のため、犯罪を(犯罪者を)見逃してください」
 そう言ってるに等しい!
 本当は、こう言わなきゃいけないはず。
「地域の駐車需要を勘案し、迷惑性のない駐車が違反にならないよう、先の通達にしたがって規制を見直してください」

・不要な規制をそのままに、違反(犯罪)を見逃す
・不要な規制は外す

 この2つ、結果的には同じかもしれないが、根本がまったく違うでしょ。
 県警も商店街も、こんなこと報道されて、どういうつもりなのかと、私なんかはくらくらしちゃう。
 交通規則は、きわめつけのザル法だ(←リンク先の下のほう参照)、と私は言ってきたが、こうなるともう、ザル法という範疇を超えて…いやはや、こういうの、刑事法とか立法の世界ではどう定義、評価するんだろう。専門の方、教えて~!

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横浜地裁でレーダ事件 第5回公判

4月24日(火)15時~

 霞っ子クラブのユキさんが、これで傍聴にハマったという事件(東京地裁)、今日が判決だった。そういえば私も06年1月19日、第48回公判を傍聴したっけ。
 あとでユキさんの傍聴記を読ませてもらうことにして…。

Photo_7  私は今日は横浜地裁へ。
 15時から、刑事2部(竹下雄裁判官)401号法廷で、道路交通法違反の第5回公判。
 レーダ式(日本無線のJMA-230)のネズミ捕りによる、31km/h超過
 測定値と違法性と両方争ってる事件。
※ 画像は礼田計さんより。マニア垂涎の貴重な写真。

 日本無線のヨシナガアキオ社員の、反対尋問の続き。
 東京航空計器のモリナリショウジさんと、三菱電機のスガイソウイチさんは、ある意味似てるんだが、ヨシナガさんは、その両氏とちょっと違うタイプか。言葉を選んで慎重に答えようとする。

 ヨシナガ証人が中央の証言台(発言台と呼ぶ裁判官もいるよね)のところに座り、左に弁護人、右に検察官、正面に裁判官、という位置関係。…そして背後に私(笑)。

 弁護人、検察官、裁判官、3人とも若い。
 いや、若いといっても30歳代か40歳前後なんだろう。
 それを若いという私が、すっかりオヤジ? いやーん。

 この尋問で、特筆すべきは、弁護人(主任弁護人)が、非常によく勉強してきてるらしかったこと。
「測定機の機能や測定原理について、法廷でメーカー社員に尋ねて教わってるようではダメじゃん。そんなこと、十分に知ったうえで、尋問しなければ」
 と思うことがよくあるんだが、この弁護人は違ったよねぇ。
 しかも、元気がいい! 声がはっきり大きい!
 検察官から「異議!」と言われても、ばしっと反論するし。

 オービス事件は、純粋に機械装置の作動の信頼性の問題になるわけだが、レーダ事件はそれに加えて、警察官による設置の仕方や、被告人車両の斜行が問題になる。
※ 斜行については、『改訂新版 なんでこれが交通違反なの!?―警察では教えない126の基礎知識』のQ018をご参照ください。

 31㎞/h超過ってことは、ごくわずかな誤差の可能性が認められれば、秋田のオービス事件(32㎞/h超過)と同じ「公訴棄却」という結果になり得る。
※ 超過30㎞/h未満なら、反則手続きを経なければ(反則金納付の機会を与えなければ)ならない。反則手続きを経ずに裁判をやれば、起訴自体が違法とされる。

 もしかしたら…。
 いやいや、そんな簡単なもんではないだろうけど、この事件は要注目だ。
 16時02分閉廷。
 次回5月29日(火)15時から、実況見分調書を作成した警察官の証人尋問。
 次々回6月29日(金)15時から。

 ところで、23日の最高裁のオービス判決
 検察が上告したのに、「被告人から上告の申立てがあったので…」となってることについて、どうなるのか、山下幸夫弁護士に聞いてみた。
 じつは23日、最高裁判決(15時30分)の2時間前、東京地裁・民事43部で、警察官証人の旅費・日当に関する「不当利得返還等」の第4回口頭弁論があり、そのとき山下さんにお会いしてたので、つい気軽に。ってごめんなさい。

 誰が上告したかは、判決の理由そのものではないので、最高裁判決が無効になるとか、そういうことはないと思う、とのこと。
 「更正決定」というものをして、直すことができるんだそうだ。

※ 「不当利得返還等」は、合議体(裁判官3人)で審理することになり、次回は6月8日(金)13時15分。全国の警察官証人出廷に影響する事件だから、最初から合議でおかしくなかったよねぇ。

P1010590  あそうそう、23日、最高裁判決のあと、南門付近で、Fさんにばったり遭った。昔のご相談者で、懐かしいTINの初期メンバーだ。当時とほとんど変わってないのにびっくり。偶然ばったりって、あるんだねぇ。思わず握手しちゃったよぅ。
※ 右の画像は、判決後、被告人にインタビューする報道陣。 

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 秋田放送のニュース
 http://www.akita-abs.co.jp/realtime_akita/asx/07042301.asx
 本件オービスのアップを見ると、「アンテナの左にストロボ、右にカメラ。普通のいわゆるHか」と見えるのだが、引いた絵をよく見てほしい。
 アンテナの左にカメラ、そのさらに左にストロボ、でワンセットになってる。
 どういうわけか、配置が違うんだね。
 カメラのそばに、小さな筐体がある。これがこの最新型(RS-2000B型)の特徴なのだ。
 小さな筐体は何か。またの機会に。

2007年4月24日 (火)

「審理不尽」じゃなくて「立証不尽」では?

 一夜明けて新聞報道を見る。
 原判決破棄・差戻し、の理由(最高裁の言い分)を、各紙こう書いてるのね。

「高裁で検察官の立証が不十分であると考えるなら、オービスに速度のプラス誤差が生じないことを客観的に裏付けるための立証を検察官に促すなど、さらに審理を尽くした上で判断すべきだった」産経新聞

「2審はオービスの速度測定に誤差が生じる具体的な可能性について審理を尽くしておらず、事実を誤認した疑いがある」「オービスの正確さは1審で一応立証されており、不十分だと考えるなら、検察官に追加立証を求めるなどすべきだった」読売新聞

「審理を尽くさず事実を誤認した疑いがある」「プラス誤差は生じないことが一応立証されている」「検察官の立証がなお不十分だと考えるなら、追加立証の請求を促すなど審理を尽くすべきだった」朝日新聞

「2審は審理を尽くさずに事実を誤認した疑いがある」「1審の証拠でオービスの正確性は一応立証されている」「検察側の立証が不十分だと考えるなら、追加立証を促すなどして審理を尽くすべきだった」毎日新聞

「二審判決は審理を尽くしておらず、事実を誤認した疑いがある」秋田魁新報

 たしかに最高裁はそんなふうに言ったのだが、このままだとたいへんな誤解を招くと思われ、私のほうで少し解説しとくです。

 まず、オービスの正確性は「一応立証されている」ってとこ。
 一審(秋田簡裁)、二審(仙台高裁秋田支部)における検察の「立証」は、メーカー(このケースは三菱電機)の取扱説明書などを出したこと、そしてオービスの点検を行った会社の社員に、点検では各部「良」だったと証言させたこと、それだけなのだ。
 そんなもので「一応立証されている」って、あり?
 最高裁が検察に期待する立証責任って、ゆるゆる!
 だから検察も調子にのるのか、そういう立証で有罪にするのを「確立された採証法則」だと上告趣意書でのたまってる。
 4コマ漫画なら、「ずこっ」とか言ってひっくり返っちゃうところ、だと私は思うのだが。

 次に、「二審は審理を尽くさず事実を誤認した」という言い分。
 これ、非常に面白い。
 起訴前から被告人は、「測定値が正しいという、客観的な裏付けとなるデータを出してほしい」と言い続けていた。
 つまり、「審理を尽くしてくれ」と、被告人のほうが言ってたわけだ。
 被告人側の控訴趣意書を見ると、検察立証をめたくそ「促して」るといえる。
 ところが検察は、どうしても裏付けデータを出さなかった。
 そこで二審は、「もぅいーよ、公訴棄却(実質無罪)とするしかないね」としたわけだ。

 被告人側がさんざん立証を促したのに、検察は立証を尽くさず(立証できず)、しょうがないから公訴棄却。非常にわかりやすい話だ。
 それが、最高裁の手にかかると、二審の裁判官らが悪い(誤判をした)かのような形になるって、何なの?

 審理不尽じゃなくて立証不尽…いや、オービスの正確性は立証不可なんだろうと、百何十件かのオービス裁判を傍聴してきて思わざるを得ない。

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2007年4月23日 (月)

オービス最高裁判決 どっちの上告か最高裁は勘違いした!?

 盛り沢山な1日だった。
 06年5月28日から、窃盗と公務執行妨害に罰金刑の選択肢が設けられ、その後、どれくらいが罰金(略式)で処理されたのか、興味津々だったでしょ。
 東京地検管内分の、その件数がわかる、「被疑事件罪名別月表」を開示してもらってきた。
 そのほか、いくつもあるのだが、やっぱ今日のメインは最高裁のオービス判決だわね。

P1010584  15時30分から、最高裁第1小法廷で、3月29日に弁論が行われた仙台高裁秋田支部で公訴棄却判決を食らったオービス事件の、上告審判決!

 15時28分頃に、ウィーンと正面の自動ドアが開いて5人の裁判官が着席してから、撮影。数えた限り5台のTVカメラが来てた。5台かよっ。地裁では、いつも1台なのに。

「主文。原判決を破棄する。本件を仙台高裁に差し戻す」

 ま、それ自体は予想どおりっつーか、こういう事件で弁論を開いて判決を言い渡すからには、それしか普通考えられないわけだが、その理由は何なのか。

「プラス誤差が生じないことは、いちおう立証されており、その裏付けの存在もうかがえる。ところが原審は、検察官に釈明を求めず立証をうながさず…審理を尽くさず事実を誤認した疑いがある…」

 はあ? いちおう立証された? 点検会社の社員が、プラス誤差は出ないとメーカーから聞いている、と言っただけじゃないの?
 その裏付けの存在もうかがえる? 一、二審で被告人は、裏付けデータを求めたのに、検察が出さなかったから、原審は公訴棄却としたんじゃないの?
※ あとで判決書きを読ませてもらったら、「存在がうかがえる」と記された箇所はなかった。不可解。

 ま、この判決書きの評価、および差戻し審の予想、論点などは某番組スタッフ氏にコメントしたし、あとで雑誌でも書かせてもらうとして、ゴメン、みなさん、私、今、とんでもないことに気づきました!
 判決の冒頭は、こうなってるのね。

「上記の者(※今井註:今回の被告人。運転者)に対する道路交通法違反被告事件について、平成18年3月14日仙台高等裁判所秋田支部が言い渡した判決に対し、被告人から上告の申立てがあったので、当裁判所は、次のとおり判決する。主文…」

 ええーっ!? 原判決は公訴棄却(実質無罪)だよ。上告したのは検察でしょ。
 06年9月6日付けの上告趣意書は、仙台高検の検事長・鈴木芳夫さんが書いてるよ?
 5人も裁判官がいて、気づかないか?
 もしかして最高裁は、上告したのが誰か、誤って、判決を出した?
 いや、それは、あり得る話かも。
 オービス測定値が絶対正しいことの客観的裏付けとなるデータ。これは本来、検察官が出すべきもの。が、本件では被告人が求めていた。被告人が求めて、検察官が出さなかった。考えてみりゃ、おかしな話だ。
 最高裁は、どっちが上告したのか、混乱したのかも。
 それとも、
「誤記でした。ごめんね」
 ですむのか、判決をやり直すことになるのか。ええーっ!?

 こういう珍事が起こるところからも、私は、オービス無謬神話の崩壊を予感する。予感したくなる。したい。させて~(笑)。
 いや、冗談じゃなしに、オービスをめぐる裁判は、ここ1~2年、以前とはちょっと様子が違ってきているように感じられるのだ。
 名古屋高裁でも、間もなく、本気の控訴審が始まるし…。

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2007年4月22日 (日)

それでもボクは(すりを)やってない!

 3月15日の「あぁ情けない ウソばっかり!」で書いた窃盗未遂の否認事件。
 東京簡裁の判決は、懲役1年4月、未決30日算入、執行猶予3年、訴訟費用負担。
 被告人が東京高裁へ控訴したそうだ。
 この事件、映画『それでもボクはやってない』と同様、目撃者が重要なポイントになっているようだ。

 2006年(平成18年)6月23日(金)、
 赤羽駅9時47分発、埼京線、新木場行き電車の、
 最後尾車両の4番目(いちばん後ろ)のドアへ、
 反対側の大宮方面行きホームから、
 男性(当時28歳。白のTシャツに青いジーンズ)が駆込み乗車した。

 その2~3秒後に、その男性を追いかけるように、
「すりだ~!」
 と声が聞こえた。
 駆込み乗車した男性が、後ろを振り返ると、3人の男性(じつは私服刑事)
   ・白またはクリーム色のシャツに、メガネの、太った中年
   ・上下紺のスーツに、メガネ、背は低め(すり捜査は1年目?)
   ・上下紺のスーツ、ネクタイなし、背はかなり高い(同1週間目?)が
「すりだ~!」
 と叫びながら乗ってきた。
 そして刑事の1人が、駆込み乗車した男性に、いきなり手錠をかけた…。
※ 検察官の起訴事実は、駆込み乗車したその新木場行き電車内での、すりの未遂。

 という状況を、ほんの少しでも目撃した方、
「ホームを走る3人組を見たよ」
「その電車に私、乗ってたみたいよ」
「そういえば、あいつがそれらしいことを言ってたよ」
 という方、おいででしたら、私宛てご連絡ください。

 東京簡裁の判決言渡しで、関口裁判官はこう述べていた。
「もしそうなら(被告人が言うような状況が事実あったなら)、近くにいた乗客から抗議の声があがっておかしくない。(目撃者を)あとでインターネットで探したというが、それであるなら、なぜそのとき(逮捕されたとき)声を出さなかったのか。不自然、不合理である…」

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 ところで、警察官もいろいろ。ムチャなことをやる人物もいる。
 かなーり無理な取締りが行われ、容疑は重くて普通は不起訴は困難と思えるのに、運転者はあっさり不起訴となり、その後、偶然たまたま、その警察官が左遷されたのを知った…という、相当程度信用できるご報告をいただいてる。

 今回、被告人(判決によれば「車掌室のそばに乗るのが好き」。鉄道マニア?)を逮捕した警察官の名は「ウチダミツノリ」。
 被告人の主張が本当なら、このウチダミツノリ警察官の扱い事件は、他の警察官に比べて否認が突出して多いとか、もしかしたらそんなことがあるかもしれない。
 もしそうなら、東京簡裁・地裁の法廷へ、よく…といっても年にせいぜい数回だろうと思うけど…証人出廷してるかもしれない。
 オービスのメーカー社員は、すっごくよく証人出廷し、私とはもう顔なじみだ。
 オービス担当の警察官も、メーカー社員ほどではないが、よく証人出廷する。あ~、この人また来たよ、と。

 そんなわけで、傍聴マニア諸君、もしも、ウチダミツノリ警察官が証人出廷した公判を傍聴したことあるなら、また、すりの否認事件を傍聴したことあるなら、それもご連絡いただければ幸いです。

※ 今回のこの記事は、そのまま転載OKですぅ。

※ 07年5月20日追記  その後、情報をいただき(ありがとうございました!)、ウチダミツノリ警察官(警部補)の相勤警察官が現行犯逮捕した事件(やはり電車内でのスリ未遂)について、真っ向争われている裁判を傍聴することができました。レポートはこちらに。

2007年4月21日 (土)

アクセルとブレーキが逆配置だったら

 4月12日に傍聴した、「航空の危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律違反」の判決について、ご自身もグライダー乗りだという読者氏から、メールをいただいた。
 どうも、相当珍しい事件だったらしい。
 今年は、「貨幣損傷等取締法違反」という、裁判官も「珍しい」と述べる事件を傍聴できたし。
 傍聴マニアとしては嬉しいかぎり。
 って、そういう話じゃなくてぇ。

070421  その読者氏から、その事件についての「航空事故調査報告書」を教えてもらった。
 左側の操縦席(操縦桿等の配置は単座式と同じ)に訓練生が座り、右側の操縦席に教官である被告人が座り、うっかり右手でエアブレーキのレバーを引いてしまい、失速して墜落というか地面に激突…の過失責任(つまり過失墜落罪か)を被告人は問われたわけだが、その「付図3」(画像)を見てびっくり!

 操縦桿とエアブレーキレバーが、被告人が言ってたとおり、ほんとに真逆じゃん!
 右ハンドルの車と、左ハンドルの車とで、アクセルとブレーキが逆についてるのと、同じじゃん!

 えっ、待てよ。車も逆なのか?
 と念のため、ベンツとアウディとBMWとジャガーと、そのほかいろんな外車に乗ったことある人に、電話してみた。
「すみませんが、ちょっと教えてください…」
 と尋ねたら、いきなり10数秒間、爆笑されてしまった。
 逆の車なんて、あるわけないよと。

 逆の車を製造販売したら、アクセルとブレーキの踏み違えによる事故が続発し、メーカーは賠償責任を負わされるんでない?

 ところが…。
 グライダー(ダイヤモンド・エアクラフト式HK36TTCスーパー・ディモナ型。動力機付き)は真逆なのである。
 真逆ゆえに、うっかり操作を誤って事故り、機体構造を問題にしたら、裁判所は何と言った?
「思慮を尽くせば誤操作は防げたはず…」
 うわーお!

 ま、裁判所の仕事は基本的に、起訴されてきたものを有罪にする(検察の処罰にお墨付きを与える)ことだから、仕方ないといえば仕方ないのだが…。
 読者氏は言うのだった。
「きっと、関係した裁判官はアビエイター(エィヴィエィター)の世界なんて、何も判ってないし、知りたくもないだろうし、■■さん(被告人)も、裁判の事を何も判ってなかったんだろうな、と、せつなさをかみ締める夜更けです」

 いや~、道路交通の世界だけでなく、空の世界も、
「当人が注意すればいい。注意を怠って事故ったら、当人を処罰すればいい」
 だったの?
 これはもう、ほとんど犯罪に近いんでね?
 と思うのは、どうも私だけのような。寂しいよぅ。

 ちなみに、自動車教習所の教習車はどうなのか、コヤマドライビングスクールに尋ねてみたところ、助手席側にはブレーキだけしかない、アクセルはない、とのことでした~。

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2007年4月20日 (金)

これでは不幸な事故は、いつまでも起こり続けざるを得ない…

4月20日(金)14時30分~

 警察庁へちょっと寄ってから、東京地裁・刑事12部(井口修裁判官?)515号法廷で、4月11日に傍聴した業務上過失致死の第2回公判。

 検察官が訴因を変更し…。
 14時39分~14時54分、被告人の上司を証人尋問。
 14時54分~15時54分、被告人質問。
 論告(求刑は禁錮3年)、弁論、最終陳述で、16時17分閉廷。

 いや~、これは! いやはやなんとも!
 検察官の立場、裁判官の立場、被告人の立場、弁護人の考えが、くっきりハッキリ伝わってきて、あ~、これじゃあ、被害者・遺族と加害者、両方にとって不幸な事故は、いつまでも起こり続けざるを得ないな~、弁護人の考えが事故防止にはいちばん有用なのだが、そんなのは法廷は必要としない、偉そうに書面上の正義を振りかざす検察官は最悪だな~、あ~あ、とため息が出た。

 そのへん、詳しく書いてる暇がない。
 あと1時間か2時間、机に向かう時間があれば、あれとこれが片づくのだが、と後ろ髪引かれつつ裁判所へ出かけ、ということを4日間くり返すと、裁判官じゃないけど、新受と未済(みさい)が既済(きさい)をどんどん上回っていく…。

 そんな忙しいなか、道路交通法専門なのになぜわざわざ業過を傍聴に出かけたのか? それがねぇ、今日のメインはオービス事件だったんだが、手帳のメモミスで…(泣)。

 ともあれ、強く思うのは、新車情報、海外の珍しい情報など、交通社会の最新の話題を提供しつつ、身近な事故を分析して、被害者にも加害者にもならないためには、どうすればいいか、スタジオのタレントさんたちと考える(「加害者をやっつけろ。ギャー」でストレス発散して終わらない)、そんな1時間番組を日曜夜9時あたりに、車のメーカーら、あるいは損保会社らは、なんでやらないのかってこと。

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驚天動地のオービス事件 第3回公判

4月19日(木)15時10分~

 東京簡裁・刑事2室2係・728号法廷で、3月6日に第2回公判を傍聴した「オービス事件 あり得ないデータが漏れた!」の第3回公判。

 前代未聞、空前絶後、驚天動地の第2回公判については、たぶん4月24日発売の『ラジオライフ』6月号に書いた。

 第3回公判は、まずは公判手続きの更新。
 裁判官が、関口政利さんから、石井清弘さんへ交替したのだ。
 公判立会検察官も、田口照子さんから、今井重夫さんへ交替した。
 書記官も交替した。

 そして、検察官が書証を1通、証拠請求。
 定期点検における精度試験の、100台のデータの差し替え分、かな。
 データの項目の並び方も違うらしい。
 そんなの今さら出しても、「なんだ、精度試験の結果は、自由自在につくり直せるんじゃん」でしかないと、私は思うんだが。
 書証は、刑事訴訟法323条2号の業務書面ということで、証拠採用された。
 弁護人は、「信用性を争う」。

 続いて、被告人質問。
 測定値は122㎞/hであることが、ようやくわかった。
 制限速度は50㎞/hだから、72㎞/h超過だ。
 オービスの測定・撮影日時は、05年11月20日午前6時43分頃。
「第1車線(進行方向左側の車線)に、大きな荷物を持った人が歩いていたので、60㎞/hくらいに減速し、第2車線へ移った。その先(宝町ランプ付近)にバイクが止まっていたので、バイクで走行中に荷物を落として拾いに戻ったのだと思う。それから第1車線に戻り、加速した。オービスのストロボには気づかなかった。オービスのところを通過するときの速度は、80㎞/hか90㎞/h…。70㎞/hか80㎞/hで、上限として90㎞/hくらいだろうと思う」
 旨、被告人は述べた。

 オービスのストロボに気づいてないのに、なんでそんなことを覚えているのか。
「首都高のそこを通るのは、静岡へ行くときで、05年11月に静岡へ行ったのは、オービスに撮影されたその日しかなかった」
 旨、被告人。
 こういう主張は、
「人が歩いていたとか、そういう事実があったという証拠が何らないうえ、仮にそういう事実があったとしても、それがオービスに撮影されたその日であるとの証拠も何らない。したがって、上限90㎞/hで運転したことが仮にあったとしても、それは別の日だろう」
 と簡単に蹴られる。
 だから、通行券やETCの記録、静岡で飲食等したならその領収書、会った人物の証言、同乗者の証言(当時、同乗者がいたそうだ)など、裏付けを出さねばならない。
 ところが被告人は、そんなことはまったく考えてないようだった。

 警察からの呼出になかなか応じなかったこと、検察へは一度も出頭しなかったことは、
「単に刑責を逃れたいだけだったのだろう。本当に無実なら、直ちに出頭して積極的に無実を訴え、わかってもらおうとするはずだ」
 と解釈されてしまう。
 当局にとってオービスは無謬であり、積極的に無実を訴えても、無実ゆえに不立件、不起訴ということは(軽自動車の測定値が190㎞/hだとかいうことでもない限り)普通あり得ないのだが、そう解釈されてしまうのだ。
 だから、当時、仕事が忙しかったとか事情があったなら、その事情について、裏付けを出さねばならない。
 突っ込まれそうなこと、悪く解釈されそうなことは、1つひとつ丹念につぶしていかないといけない。そうしてやっと、「果たしてオービスは信頼できるのか」という問題にしっかり向き合うことができるのだ。
 ところが被告人は、そんなこともまったく考えてないようだった。

 …しかし、以上のようなことは、180件ほどのオービス事件を傍聴してきたマニアだから、当たり前のように言えるんであって、被告人を責めるのは酷というものだろう。弁護人についても同様かもしれない。
 もちろん、本当は被告人は静岡へ行った日を勘違いしているか、あるいは、本当に刑責を逃れたく虚偽の弁解を弄しているのかもしれない。
 真実はわからない。
 確かな真実は、いつも言うけれども、オービスの測定値(写真の焼付け値)が信用できるとの客観的な裏付けデータは一切ないという、そのことだけだ。

 次回は6月、同乗者の証人尋問を、できるならやり、結審までいくそうだ…。

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2007年4月19日 (木)

現場仕事の労働者は逮捕されやすい?

4月19日(木)14時30~

 東京地裁・刑事4部(高麗邦彦裁判官※)811号法廷で、道路交通法違反の新件。
※ 「邦」は、偏の部分が「手」のような字。

 被告人は在宅。57歳。植木職人。
 よくとおる大きな声で、はっきりハキハキしゃべる人だった。私は見習わねば。

 07年2月某日15時56分頃、皇居外苑1-1路上での、普通貨物の無免許運転。
 酒気帯びで罰金前科1件(06年3月28日確定)。シートベルトなど違反歴5件。
 これだと、略式による罰金ですんでおかしくないはず。

 なぜ公判請求なのか。
 逮捕され、丸の内署の留置場→拘置所→保釈、というコースを辿ったのだった。
 当初、「アルバイトが急に休んだので」とウソを言ったが、06年9月に上記酒気帯びの件で免許取消処分を受けてから、仕事のため週に5回くらい、常習的に運転していたのだそうだ。ただし起訴事実は2月23日の1件だけ。
 …常習もあるけれども、逮捕・勾留が、公判請求の大きな理由だったんだろう、と私は思う。

 なんで逮捕されたのか。
 現場で何があったのかわからないが、どうも、肉体を動かす方面の現場仕事の人は、ネクタイ締めたサラリーマンに比べ、逮捕されやすいような、そんな気がする。
 従順さとか、そういうところが違うんだろうか、わかんない。

 私は3時10分から別の法廷でオービス事件があり、被告人質問の途中で退廷。

 この無免許は、懲役4月か5月、執行猶予3年か2年だろう。
 高麗さんの捌き方の特徴を私は知らないけど、即日判決でもおかしくない。

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懲役刑だと解雇されるので罰金刑に

4月18日(水)14時30分~

 東京地裁・刑事12部(細野敦裁判官)402号法廷へ舞い戻り、道路交通法違反の新件。

 被告人(在宅)は30代、会社員。
 首都高・湾岸線・東行き・羽田空港3-3付近の、オービスⅢLkによる91㎞/h超過(測定値は171㎞/h)。

 反省について被告人は、標識を見落とした、制限100㎞/hと思っていた、これから標識をしっかり見て…と言うのだが、おいおい、それはおかしいでしょ。
 100㎞/hと思っていても、71㎞/hの超過じゃないの。
 当時の速度については、メーターを見ておらず、体感ではそんなに出してなかったと思う、とのこと。
 どうもおかしい。
 もしかしたら、171㎞/hも出しておらず、しかし弁護人から、測定値を否認しても絶対勝てないうえ、量刑が重くなるぞ(懲役の実刑になるぞ)とか言われ、渋々否認を引っ込めた…のか?

 そんなことより、この裁判は、どこからどこまで妙な展開だった。
 被告人は、執行猶予付きでも懲役刑を受けると会社を解雇される可能性があるので、どうか罰金刑に、と言うのだが…。
 公判請求されてからそんなお願いをしても遅いことはともかく、普通あるはずの情状立証がないし、本当に解雇されるのか不明だし…。
 これ、説明すると長くなるので、いまはヤメとこう。

 とにかく、会社の規則のことで、続行。
 15時26分閉廷。
 本日の傍聴はこれにて打ち止め。

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時速10キロで自転車に気づかず

4月18日(水)13時30分~

 東京地裁・刑事13部(佐藤晋一郎裁判官)802号法廷で、業務上過失致死の新件。
 書記官は、どこがそうなのか、よくわかんないけど、どうも少し、霞っ子クラブの毒人参さんに似てるような。

 被告人は在宅。66歳。
 06年11月18日午後3時40分頃、息子の仕事を手伝うため普通貨物自動車(三菱キャンター)を運転中、新堀2丁目2番先交差点で、右折方向出口の横断歩道を青信号にしたがって左方から右方へ横断する自転車があったのに、道路遠方を望見し、漫然10㎞/hで進行、被害者(88歳)を自転車もろとも転倒させ、脳挫傷の傷害を負わせた。被害者は同月9日午後11時37分、病院で死亡…。

 業過致死の裁判では、たいてい被告人は、「事故以来運転していない」「もう二度と運転しない」と言う。
 被害者の息子の調書には、「できることなら(被告人には)運転してほしくない」とあるそうだ。
 しかしこの被告人は、運転免許の行政処分はまだで、仕事の手伝いのためときどき運転している、免許を取れるようになったら仕事の手伝いのため運転したい、と言うのだった。
 検察官から突っ込まれ、「生きるために仕方ないんです!」と答えるのだった。
 年金はないのだそうだ。

 途中、私の斜め後ろの傍聴人が、鼾(いびき)をかき始め、長く続いた。
 佐藤裁判官が、「真ん中の人…」と壇上から声をかけた。
 鼾かいて居眠りしてる人には、それじゃあ気づかないんでは? と思ったらソク気づいて、「…すみません」と。

 被告人は、ぶつかって初めて被害者に気づいたのだという。
 ぶつかるまでまったく気づかなかったのだという。
 情状証人として証言した息子によれば、被告人(父親)の運転はすごく慎重派で、他の人よりはるかに慎重でスピードも出さないのだという。
 10㎞/hで、前を見て運転して、左方から来る自転車の被害者に、なぜ気づかないのか。
 右折した先の遠方を望見していたから、と調書にあるそうで、被告人も法廷でそう言うのだが…。
 私としては、右折した先に、何か格別注意をひくものでもあったのか? という点が気になるのだけれど、そんな話にはならなかった。

 遺族は、示談のことは第1回公判が終わってから考える、と言っていたそうで、続行。次回、示談の進展が判明してから論告・求刑ということで、14時11分閉廷。

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執行猶予中の同種手口の窃盗

4月18日(水)13時20分~

 農林水産省地下・第5食堂で、スモールカツ定食(半食)400円を食ってから、東京地裁・刑事2室3係(長坂和仁裁判官)728号法廷で、窃盗未遂・窃盗の判決。

 被告人(身柄、拘置所)は、見た感じ、『世界の中心でくだをまく』にすでに出ていたような人物。
 07年1月19日2時33分頃、豊島区巣鴨の、「サンフラワー」(サウナか何か?)で、不正に入手した鍵を使って5024番ロッカーの施錠を解き、物色、しかし執行猶予中であることを思い出して中止。
 その件などで逮捕され、釈放されて間もない同年2月18日17時30分頃、大泉学園町の図書館で、女性が椅子に掛けたショルダーバッグから、現金1025円およびキャッシュカード2点など5000円相当の財布を窃取…。

 執行猶予付き懲役刑を受けた、同種手口の前の窃盗があり、今回その執行猶予が取り消される蓋然性が非常に高いことからと、懲役1年2月、未決算入10日。てことは、求刑は2年 or more だったのか。

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2007年4月18日 (水)

自動二輪と歩行者、お互い信号は赤赤…

4月18日(水)11時~

 東京地裁・刑事12部(細野敦裁判官)402号法廷で、業務上過失致死の新件。

 細野裁判官を、アントニオ・バンデラス似だと私は言ってたが、よくよくしみじみ見ると、それはちょと違うように思う。細野さんは細野さんというキャラを完全に確立していて、傍聴人の1人が勝手にバンデラスをちょと思い出す、そういうことだよね。

 被告人(在宅)は、30代の自動車整備士。
 05年4月6日22時45分頃、制限60㎞/hの道路で自動二輪車を運転中、東雲(しののめ)2丁目7番先交差点で、信号が黄色から赤色に変わったのに気づかず、80㎞/hで直進。交差点出口の横断歩道を左方から右方へ渡る被害者(55歳)を、8.4m先に認め、急制動したが間に合わず衝突、被害者を路上に転倒させ、開放性骨盤骨折、頸椎骨折で即死させた…。

 8.4m先? 急制動も何もないじゃないか!

 距離など考えてない者に、警察は何点何mか特定させ、特定した書面に被疑者(被告人)が署名押印したらもう、それは原則不動のものとして裁判官の判断材料(判決を書くときの理由)になる。
 だから、8.4mが(そして80㎞/hというのも)実際どれほど信頼できるものかは大いに疑問符がつくのだが…。
 目撃者の供述によると、信号は双方、赤赤の状態だったそうだ…。

 こういうのを聞いて、当ブログ読者諸氏はどう思うのだろう。
 あなたが運転者のとき、あなたが歩行者のとき、交通事故の加害者、被害者にならないためには、また、被害が即死という重大なものにならないためには、どうすればいいと思う?

 被害の程度については、「スピード出してると被害が大きくなるから…」と思った方が多いだろう。私もそう思った。
 もちろん、それはそのとおりだろう。
 だが、午後の別の業過致死の法廷で、それだけでは足りないと思える事件を傍聴することになるのだった…。

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第2次Nシステム訴訟 第2回期日

4月18日(水)10時~

 東京地裁・民事24部(矢尾渉・梶智紀・今井勇介裁判官)627号法廷で、第2次Nシステム訴訟、の第2回口頭弁論。
 被告(国)の代理人(7人)が、準備書面を陳述。乙号証を提出。

 乙2号証は、第1次訴訟の東京地裁判決(民事48部)。
 乙3号証は、その東京高裁判決(民事5部)。
 なのだが、
「これだけ出されてもねぇ。何をもとにこう判断したのか、わからないと」
 旨、矢尾裁判官。
 つまり、第1次訴訟の判決を出すなら、その証拠も出しなさいよ、ということか。

 原告のほうも、第1次で出した証拠のうち、使えるものを出そうかと思っているが、双方から同じものが出てもうウザイので、まずは被告が次回、出すことに。
 そして原告は次回、被告準備書面に対する反論を出すことに。
 私はこの被告準備書面を読んで、ますます不安が募り、賠償額を増やしたいと思っちゃうほどだったが、そういう原告陳述書を出すかもしれない。

 それにしても、第1回のとき被告は、何か調査するため2カ月くらい要すると言ってたのに、今回の準備書面も乙号証も、2カ月も要するものとは、どうも考えにくい。
 あれは何だったんだろう…。

 次回は、5月23日(水)10時、627号法廷。

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2007年4月17日 (火)

オービス製造販売者の言い分を鵜呑みにしても、これで有罪は無理だろ!

4月17日(火)15時10分~

 06年12月19日 第1回公判 「またも湾岸東行き羽田のオービス否認事件」。
 07年2月6日 第2回公判 「オービスⅢLk中央装置の操作方法」。

 の第3回公判。
 裁判官は、関口政利さんから、石井清弘さんに交替。
 検察官は、田口照子さんから、今井重夫さんに交替。

 前の「住居侵入・窃盗」がだいぶ長引いた。
 傍聴人多数。阿曽山大噴火さんまでいた。なんで。
 被告人(在宅)は、えらく顔色の悪い、背の高い年配男性。肝硬変だという。
 弁論の一部をちらっと聴いたところによれば、自分とこのマンションで、保管してある各部屋の鍵を悪用、窃盗をくり返したらしい。被害者が防犯ビデオの映像をマスコミに提供し、連日放送されたらしい。へ~、そんなことがあったんだ。私ゃぜんぜん知らなかった。

 15時19分から、東京航空計器の点検担当の2人の社員を証人尋問。
 ムトウケンイチロウさんと、クボサトシさん。
 傍聴席には、森成昭治さんが来てた。
 おなじみの顔ぶれを見ると、私はどうも、親しい戦友のような気がして、にっこりご挨拶しちゃうのだよぅ。

 首都高・湾岸線・羽田のこのオービスは、03年3月24日の設置で、本件の前後の定期点検は、04年7月13日(ムトウさんが担当)と、05年1月27日(クボさんが担当)。
 検察官はムトウさんとクボさんに、まったく同じこと(しかも私はすでに聞き飽きてること)を尋問するもんだから、もぉ~やんなっちゃった。

 しかーし!
 そんななかにも、新しい発見があるんだねえ。
 だからマニアはヤメられない、止まらない(笑)。

 細かなことは、作成中の「オービス裁判の手引」に反映させるとして、今回の感想の中心。
 それは、
「業務で証言しといてその旅費日当を国に請求して受け取るような、えげつない(と私は思うのね)営利企業の社員の証言を、そのまま鵜呑みにしたとしても、おいおい、これでは有罪にできないだろ!」
 ということ。

 そして、もひとつ、この石井清弘裁判官、オービス事件の根幹は、「被告人車両の速度」が「写真に焼きつけられた測定値」でいいのかという点であることに(※)、どういうわけだか、気づいてるように、なんとなく見えた!

 オービス事件を初めて扱う裁判官だから、オービスの根幹を純な目で射抜けたのか。
 私のブログとか、読んでくれてたのか。
 それはわからないが、「おおっ!」という気がしたよ。

※ 定期点検では、写真に焼きつけられた測定値をぜんぜん問題にしてないのだ。そんな定期点検の成績書を測定値の信頼性の立証とすること自体、信じられないでしょ。
 ドライブレコーダとか発達してくると、いずれ、オービス無謬神話は完全に崩壊する可能性がある。後世の人たちは言うのではないか。
「メーカーは営利企業だからしょーがない。検察は役人だからしょーがない。だけど、裁判所は、なんでそんなアホみたいなものをもとに、有罪にし続けてきたの!? どう考えたって信じられない!! あり得ねー!!」
 そのとき、ムトウさん、クボさん、森成さんは、三菱電機の菅井宗一さんも、責任をかぶせられ尻尾切り、生け贄の火あぶりにされる可能性がある。
 自殺しないで、私のとこへ来てね。一杯ご馳走しますから。これはマジっすよ。 

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 4月18日(水)午前10時第2次Nシステム訴訟の第2回口頭弁論でーす!

町井検察官が戻ってきた~!

4月17日(火)14時10分~

 2月20日の「酒気帯び0.4mg バイクのエンジンさえかけてない?」の第2回公判。
 裁判所は、東京簡裁・刑事1室2係、826号法廷。
 裁判官は、横川保廣さんから交替。後藤征弘さんへ。お初!
 検察官は、新江信治さんから交替。なんと町井裕明さんへ。
 町井さんは以前、1室の(私が傍聴した限りでは)主に1係の立会いをやってた。元気になって…かどうか知らないが、戻ってきたのだ!
 こんなブログのタイトルになって、ヤな感じ? 許してね。

 10分前に法廷に入ると、証人を隠すための衝立(ついたて)が。
 道路交通法違反でそんなの見るのは初めて。
 前の事件のを、まだ片付けてない?
 いや、そうじゃなかった。本件の証人のためだった。

 声はハスキーで、しゃんとしたおばさん風。
 午前4時頃、バレーボールの仲間6~7人と歩道を歩いていたら、酒気帯びで自動二輪(スクータ)を運転してきた被告人にからまれ…と証言。
 被告人に対し、暴走族かとの印象を抱いており、顔を見るのも怖いので、衝立、となったらしい。

 この証言を聴く限り、「バイクのエンジンさえかけてない」という被告人の主張はウソっぱちと思えるのだが、しかし、こればっかりは、わからない。

 わからない、と言わざるを得ないのが残念だ。
 警察は、冤罪をデッチ上げたことが発覚したとき、原因を徹底的に究明して発表し、デッチ上げた警察官を刑務所に送り込み、二度とやらないと、それこそ大方の被告人のように誓えばいいのに…。
 検察は、無罪の証拠を隠すとか、いったん起訴したら無理ムリでも有罪にしようと頑張るとか、そんなことヤメればいいのに…。

 15時05分、尋問はまだまだ続くようだったが、私は退廷。
 次の事件があるので。
 別の法廷で15時10分からオービス事件があるのだ。
 オービス無謬神話が崩れる予兆のようなものを、あちこちで感じる私としては、やっぱオービス事件を優先させねばならず…。

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2007年4月16日 (月)

Nシステム照合業務の実施要領

「民営」の刑務所を市民に公開 高い塀や鉄格子なし
 民間企業グループが全国で運営に初めて参加する山口県美祢市の新設刑務所「美祢社会復帰促進センター」が15日、市民に初めて公開された。受刑者に無線タグを付けるなどIT技術を使った監視システムを採用。訪れた約800人は鉄格子なしの居室が連なる収容棟やモニターが並ぶ警備室を興味深そうに見入っていた。

 と4月15日付け朝日新聞(上掲は記事の一部)。
 これ読んで、『プリズナーNo.6』を思い出した年配者、多いんでない?
 あと、首に無線タグをつけられ、脱走すると爆発するとか、そんな映画やマンガもあったよね?
 時代はどんどん、かつてのフィクションに近づくねぇ。
 「美祢社会復帰促進センター」でも、白い巨大な風船「ローヴァー」が、ぼよんぼよんとやってくるのか…。

「話す監視カメラ」マナー違反も対象、導入批判も 英国
 英国中の街角に設置されている犯罪監視カメラ(CCTV)に、路上のマナー違反や犯罪行為に音声で警告する新型の「話す監視カメラ」の投入が進んでいる。犯罪予防への効果が上がるというが、マナー違反にまで目を光らすとあって、市民生活への監視が強まることが懸念されている。

 と、これは16日付け朝日新聞(上掲は記事の一部)。
 あと一歩で、完全に『1984年』のテレスクリーンだ!
 ジョージ・オーウェルさん、あんたはスゴイ。
 作中に出てくる「新語法(ニュースピーク)」にも、感服ですわ。

 時代はどんどん、かつてのフィクションに近づく…。それらフィクションで描かれたのは、人間を人間とみない、嫌~な時代だったが…。

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 というわけで、ですね、第2次Nシステム訴訟(次回弁論期日は4月18日水曜午前10時)の、被告(国)の「準備書面(1)」を読んだ。
 たいへん簡潔でわかりやすく、非常に面白い。

 あわせて、「自動車ナンバー自動読取照合業務実施要領の改正について」という通達が、乙第4号証として出てきた。
 墨塗り部分がだいぶあるものの、へぇ~、ほぉ~、という感じ。
 最後のほうに、
「本業務により判明した事項を、公判に証拠として提出してはならないものとする」
 とある。
 複数の弁護士から、「Nのことは証拠として出てこない」と聞いていたが、なるほど、通達があったんだ~。

 コメントは、今回はこれくらいにしとこう。
「今井の奴、あれを読んで何を書くのか」
 と見張ってる方もおいでと思うけど、ごめんね。

 先日、少しはドラマにも接しておこうと、ビデオを4本も観たもんだから、時間がなくなっちゃって。
→ 何作目かの「ゾンビ」。タイトル忘れた。最悪。1作目を劇場で観たとき、気に入ったんだけど。
→ 『宇宙戦争』。そっそれはないだろ、という特撮だけの映画じゃない? ああいう結末が絶対ダメとは私は言わないが、特撮をあれだけハデにやっといて、あの結末はないだろ、と。
→ 『ラスト・オブ・モヒカン』。格好いいよね~。好きな映画だ。しっかし、たくさん人が殺される…。
→ 『ウエスタン』。昔、劇場で観た。Once upon a time in the West. 綴りあってる? 何度観ても名作だ。何度でも観られる。こういうのを映画っていうんでしょ、ねぇ。

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2007年4月15日 (日)

取締り逃れのバイクが公園を占拠

 「知ら猿」の、「バイクが公園占拠」という記事で知って、読売新聞の、「駐車監視員恐れオートバイが公園占拠、即座撤去できる法令なし…福岡」という記事を読んだ。下掲はその一部。

 改正道交法で駐車監視員制度がスタートした昨年6月以降、福岡市でオートバイ、ミニバイクの大群が公園を占拠、駐輪場と化している。
 監視員制度で道路上の違法駐車対策が強化されたためだ。公園には改正法も及ばず、市の担当者は「想定外の事態。即座に撤去できる法令がなく、一人一人のモラルに頼るしかない」と頭を抱えている。

 バイクを公園に置けば、ニュー駐禁取締りを逃れられる、というわけだ。
 この記事をネタに、これから交通違反バカが、つまんないことを長々語るから、覚悟してね(笑)。

 公園は交通違反的には治外法権なのか。
 んなこたーない。
 自二免許のない人が公園で、自二の運転練習とかすれば、ばっちり無免許運転で捕まるよ。
 なぜなら、道路交通法がいう「道路」には、いわゆる道路のほかに、「一般交通の用に供するその他の場所」が含まれてるからだ(道路交通法2条1項1号)。

 どういう場所が「一般交通の用に供するその他の場所」に当たるか、道路性があるのはどういう場所か、それは、個々のケース毎に裁判官が判断するわけだが、過去の判例を見ると、だいたいこういう場所は道路と解するんだな、という線がわかる。
 不特定多数の人が自由に出入りする公園は、判例的にはもうバッチリ「道路」に含まれる。

 だったら、なぜ、公園内のバイク駐車は、ニュー駐禁取締りの餌食にならないのか。
 それは、公園内には駐車禁止の規制がない(及んでない)からだろう。

 ここで、疑問に感じる方がいるかもしれない。
「歩道だって、駐禁の規制はない。ないのに捕まる。なんでだ!」
 それはねぇ、歩道も車道も「道路の部分」であると、2条1項2号、3号で明確に定められ、そして47条2項に、こういう規定があるからだ。

 車両は、駐車するときは、道路の左側端に沿い、かつ、他の交通の妨害とならないようにしなければならない。

 歩道上の駐車は、左側端に沿わない駐車なので、違反になるのである。

 だったら、公園(「一般交通の用に供するその他の場所」)内での駐車も、左側端に沿わない駐車じゃないかって?
 いや~、それは、そうとうムリな解釈・運用というべきじゃないかな。
 ムリでも何でも、行政側が強行し、みんな疑問に思わないとか泣き寝入りするとかで、定着した形になれば、とりあえずそれでいい…ってこともあるとはいえ、現時点では、やっぱそうとうムリでしょ。

 そうすると、だ。福岡県警としては、公園内に駐禁の標識を、どーんと立てちゃう?
 4条1項前段、を根拠に。

 都道府県公安委員会(以下「公安委員会」という。)は、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、又は交通公害その他の道路の交通に起因する障害を防止するため必要があると認めるときは、政令で定めるところにより、信号機又は道路標識等を設置し、及び管理して、交通整理、歩行者又は車両等の通行の禁止その他の道路における交通の規制をすることができる。

 そぉーれは、どうでしょ。
 いまの段階でそれをやっちゃったら、だーいぶ違和感があり、
「交通規制は何のためにあり、どういう場合にできるんだ!」
 と、広く論議・疑問を呼ぶおそれがあるんでない?
「こうやって考えてみると、従来の規制も、おかしいんじゃないか!」
 となるおそれも、ちらっとあるんでない?

 私が警察官僚なら、公園内の駐車(ニュー駐禁取締り逃れ)が、ほんとにもう目に余るようになり、バイクのスタンドが土にめり込んでバイクが倒れ、子供が下敷きになってケガするとか、ワイドショーなどで盛んに取り上げられ、世間が憤怒・激怒する状態になるのを待ってから、まずは、被害が出た特定の公園内の駐車に対し、ニュー駐禁取締りを行えるよう、条例で手当てする、条例にもとづく公園用の確認標章を新たにつくる、それが定着してから…。
 いや、いちばん良いのは、何もしないことかな。
 バイクや駐車に限らず、特定の事象や団体や国に対する世間の憎悪、これを保っておけば(煽れば)、いろんなことがやりやすくなるから。政(まつりごと)の基本だよね。

 というわけで、福岡だけでなく、全国の公園は今後どうなっていくのか、気にしていこう。

 ちなみに、こういうのって、最初に1人か2人が、公園内の迷惑にならない場所に短時間駐車し、そこまではいいのだが、やがて、迷惑とか一切考えず「他人がやってるんなら俺もアタシも」というバカな奴がどどっと押し寄せ、その何割かは傍若無人な止め方をし…となったりするんじゃない?
 駅前や商店街の、自転車の駐車を観察してると、そうなんだろうなぁ、と思える。

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2007年4月13日 (金)

石原都知事の代理人が都民を嘲笑

 12~14分ほど前に裁判所へ着くよう、電車に乗った。
 …のだが、どこかでトラブルがあったようで、電車がどれも少し遅れた。
 しかし、なんとか1分前には法廷に入れるだろう。
 …と思ったら、霞が関で降りるとき、大柄な白人カップルと日本人のオッサンが出口に立ちふさがり、降りる人並みに逆らって座ろうとするオッサンがいて、私の前の降車客がなかなか降りれない。
 しかーもっ、裁判所の手荷物検査で、上着を脱いで携帯電話をかけモタモタしてるオッサンと、手荷物をX線検査器に通すかどうか警備員に尋ねるオバサンがいて、さらに、あろうことか金属検査のゲートが、いつもは鳴らない私の鍵束に反応してピーと鳴り…。
 エレベータのタイミングは良かったのだが、30秒ほど遅れた。
 法廷に入ると、もう起訴状朗読が始まったところだった。
 ちっきしょう! こんなこともあるよね~。

 10時45分から、東京簡裁・刑事2室3係(長坂和仁裁判官。お初!)728号法廷で、道路交通法違反の新件。

 首都高3号線、駒沢(?)付近のオービスⅢLjによる53㎞/h超過(測定値113㎞/h)。
 被告人(在宅)は従業員百数十人の会社社長。
 測定値については争わないのだが、
   ・制限速度を超える速度で進行
   ・流れ(制限速度以上、測定値未満)を超える速度で進行
   ・測定値の速度で進行
 のうち、そのときどきで被告人がどれのことを言ってるんだか、事実関係がどうもよくわからない。

 なぜ略式に応じなかったのか、については要旨こう答えていた。
「略式だと、最終的な結論が機械的に確定する。人生の中で一生懸命働いてきて、平均よりたぶん多く税金を払い、安全運転を心がけてきた。駐車違反はあるが、事故や速度違反は犯さないよう、注意してきた。『高速道路』で113㎞/hで53㎞/hオーバーというのに、ひっかかるものがある。社会的貢献、当時同乗者が腹痛を訴えていたことなどの情状を酌んでもらえないか。人生の評価をしてもらえないか、というふうなことで…」

 刑事訴訟法248条は、こう定めている。
「犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追を必要としないときは、公訴を提起しないことができる」
 被告人が言うようなこと(性格、年齢、境遇、犯罪の情状)は、当然、勘案されるのだ。
 しかし、交通違反処理においては、それは現実には、「公訴を提起」(つまり起訴)されるまでのことであって、いったん起訴されたら、普通の裁判官は勘案しない。
 相場どおりの金額の罰金刑になる。
 何を交通違反とし、何を取り締まってどうペナルティを与えるか、すべて警察と検察が決めており、裁判所はただのお飾り、または追認機関だと、一般的にはいえると思う。
 もちろん、普通じゃない裁判官だったら勘案すべきものが本件にあったかどうか、わからないけれども。

 直ちに判決。求刑どおり罰金8万円。
 これは首都高の超過50㎞/h台の、相場の金額だ。
 だが、それでも、「ちぇっ、どーでもいいや」と罰金を投げ捨てるより、ずっと良いと思う。
 11時21分閉廷。

 11時30分から、3月28日に傍聴した脅迫の判決。
 懲役1年4月、未決算入20日、訴訟費用不負担。

 農林水産省へ。
 地下に、ローソンが入ったね。
 ああいう、フランチャイズ(だっけ?)でどこもかしこも埋まっていくのは、私は好きじゃないな~。

 第5食堂の鯖味噌煮定食が、450円になってた。
 値上げ前は420円だったように記憶する。
 そんで私は「半食」と言い、40円のバックを受けて380円だった…のだが、今日は50円バックしてくれて400円だった。おかしい。10円玉が切れてたんだろうか…。

 裁判所へ戻り、地下の郵便局で、岐阜県警へ420円郵送。
 30分ほど仮眠。

 13時45分から、東京地裁・民事3部(定塚誠・古田孝夫・工藤哲郎裁判官)606号法廷で、「運転免許取消書処分取消等」請求事件の弁論。
 定塚さんて、初めて聞くような。鶴岡稔彦裁判官は、移動になったのかな?

 被告は東京都。その代理人は4人。
 6枚で1綴りになってる反則キップの写しに混じった書類のことでごちゃごちゃモメ、次回は最終準備書面を陳述して結審することに。
 これ、事件番号が平成18年(行ウ)第131号。だいぶ長く争われてたらしい。

 同じ法廷で、続いて14時から、「運転免許効力停止処分取消」請求事件。
 こっちは本人訴訟。
 被告は東京都で、その代理人は5人。うち1人は弁護士で、どこかでお見かけした顔。
 豪雨の日、普通に走っていたタクシーに大排気量オートバイが激突し、右ハンドルを折って滑走、という事故で、警察官は事実をわかってくれてるんだろうと、調書の内容をよく確認せずにサインしたら、事故の加害者として点数がつき、停止処分を食らったので、それを取り消せという訴訟らしかった。
 当時、目黒署の交通捜査係の係長だったという警察官と、原告本人を尋問。
 なーんだか噛み合わないやり取りだった。
 定塚裁判長が、じつにていねいに根気よく原告をフォロー、サポートするのに比べ、被告代理人のうち、裁判官席にいちばん近い男が、原告に背を向け、いかにも嘲笑という笑いをしばしば浮かべるのが印象的だった。
「ボケてんじゃねーの? どうせ勝てっこないのに、何ごちゃごちゃ言ってんの。ぷぷっ」
 みたいな感じ。
 はは~、なるほど、東京都の代表者は石原慎太郎都知事。
 その代理人だからいいのだ、という選択を今回の都知事選で都民はした…とまで言ったら言いすぎか。でも、近い選択をしたんじゃないの?
 15時32分閉廷。

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2007年4月12日 (木)

オービス予告表示板のお値段

 今日は霞が関へは、傍聴のために来たのではなかった。
 …のだが、裁判所へ入って東京高裁の開廷表をぱらりめくると、数分後の14時30分から、刑事12部(長岡哲次・姉川博之・片山隆夫裁判官)715号法廷で、業務上過失致死傷の第1回。

 一審判決は懲役刑(執行猶予付きかどうか不明だが、懲役刑は懲役刑)で、懲役刑を受けると国家公務員を失職するので罰金刑に、という量刑不当の主張だった。
 とりあえず被害者の傷害の程度を照会することになり、次回期日は追って指定。

 以前、執行猶予付きの懲役刑を受け、宅建業の免許が取り消されること知って仰天、なんとか罰金刑に、という控訴審を傍聴したことがある
 その事件は、『ラジオライフ』でレポートしたとおり、原判決破棄で罰金刑になったが…。

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 15時から、高裁刑事10部(須田贒・小西秀宣・横山泰造裁判官)805号法廷で、「航空の危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律違反」の判決。
 珍しい罪名だ。傍聴マニアが押し寄せるに違いない!
 と思ったが、そうでもなかった。私も含め10人ちょい。

 旅客機内でオヤジが酒飲んで暴れたのか?
 と思ったら、鮮やかなブルーのツナギのオジサンがやってきた。
 なんだ?
 と思ったら、それが被告人(在宅)だった。
 05年12月、鬼怒川で動力機付きのグライダーが墜落した事件だった。

 被告人は、77年に滑空機の操縦資格を得てから1万7500時間くらい飛んでるという人で、事故当時、訓練生とともに複座式(横に並んで座る)に乗っていたのだが、
「操縦士は、刹那刹那に対応できるよう、技術を体で覚え込む。長年慣れ親しんだ単座式の操縦席と、複座式の左側の操縦席は同じ。右側はレバーが逆。複座式の左操縦席では70時間くらい、右操縦席では10時間くらいの経験がある。当日、右操縦席で操縦中、うっかり右手でエアブレーキのレバーを引いてしまい、墜落、地面に激突した。複座式のこの設計は、人間工学に反しており、危険な機体構造が招いた誤操作によるものだ。不可抗力によるというほかない。原審の罰金15万円は重すぎて不当」
 という主張なのだった。
 15万円がどうこうではなく、機体構造のことを問題にしたかったのだろうか。
 須田さんは、
「思慮を尽くせば誤操作は防げたはず。身に付いたというだけでは(事故は)不可避とまでは言えない。操作できると思えたから右操縦席で操縦しようとしたのだ。反省の態度を示すことなく、むしろ他人に転嫁しようとする態度を維持している。そうとう重い、重傷を負ったとしても…」
 と、控訴棄却。

          ★

 それから、本日はこのために来たのだよ、という“イベント”へ。
 マニア的には大満足!
 語ればものすごーく長くなるのだが、私はまだ語らないっ。

 それから、警視庁へ。
 面白いものを見てきた。
 「品川区戸越5丁目1番先 一般国道1号線下り外7箇所」の、「自動速度取締予告表示板設置工事」(工期07年3月16日)を、「東邦ロード(株)」が、税込919万9050円で落札してるんだねぇ。
 8カ所で919万9050円ってことは、1カ所平均約114万9881円。
 へえ~、そうなんだ~。
 どんな予告表示板なんだろう。

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またも青信号で横断中の死亡事故

4月11日(水)

 4時間ほど寝て、10時から東京簡裁・1室3係(竹澤宏之裁判官)826号法廷で、道路交通法違反の新件。

 1室3係は、前は堀内信明さん。←この方については、ブログ検索してみてください。
 堀内さんのときは1室3係は534号法廷だったのに。
 どの係がどの法廷を使うか、年度毎に変えるの?

 被告人は身柄(拘置所)。39歳。私の知人から辿れる人かもしれない。
 06年12月に90日の免許停止処分を受け、その際、免許証を提出せず、その後も大型貨物を運転し続け、06年1月、転回禁止で取締りを受け、停止中の免許証を提示して青キップ(反則切符)を切られた。
 その場はそれですんだが、警察のほうで違反をコンピュータ入力する際、無免許であることが判明。通常逮捕、という事件。

 弁護人による被告人質問、約2分。
 検察官による被告人質問、約2分。
 裁判官による被告人質問、約5分。
 論告1分半。
 弁論1分半。
 5分休廷して、10時34分判決。
 求刑どおり罰金25万円。未決勾留日数中の1日を金5000円に換算して刑に満つるまで算入。
 訴訟費用(この場合は国選弁護人費用)は負担させない。

 この竹澤裁判官、非常に個性的。
 判決言渡しのときの声の張り上げ方、節回しが、それまでの弱々しい感じから一転、なんつーか恐怖を感じさせる。ぞくぞくっとする。こんな裁判官、他にいない!

P1010565  警察庁へ寄ってから、仮眠しようと日比谷公園へ。
 なんと、昨年5月17日に見て感動した、狂言か謡いか詩吟か密法の呪文か、唸る、ギターのあのオジサンがいた! 
 あそこはオジサンの場所なんだ~。
 それを聞きつつ、30分ほど仮眠。
 起きて、弁護士会館地下の中華店で担々麺を食しつつ、某週刊誌のインタビューを受ける。

          ★

 14時30分から、東京地裁・刑事12部(井口修裁判官)515号法廷で、業務上過失致死の新件。

 東京駅前(工事中)の、100mくらいの大きな交差点へ、何十mか手前で青信号を見て侵入、直進し、横断歩道を青信号で横断し始めた歩行者を直前で発見して急制動したが間に合わず、自車前部を衝突させて転倒させ、頭蓋内損傷で死亡させた…。

 検察官は、信号を看過した過失、と言ったが、本当の過失は前方不注意ではないかということになり、次回、検察官が過失の内容を明らかにすることに。
 そうか? まだ青信号だと思い込んで進行したなら、まさか歩行者が無防備で出てくるとは想像もせず、発見が遅れても、だいぶ仕方ないのでは?
 この事故は、やたら交差点が広く、工事中で運転者の注意を削ぐものが多く、いずれ起こるべき事故だったのではないか。
 そうだとしても、いずれ事故が起こるだろうとは想像もせず、したがって手を打つこともせず、事故ったら運転者を責め処罰して終わる、そういうありがちなケースの1つではないのか、これは。と思った。

P1010567  14時57分閉廷。
 私は警視庁へ。
 それから裁判所へ戻り、弁護士会館地下で、某氏と密談。
 17時半頃までの予定が、16時半で終わる。
 18時30分から同じビル内のクレオで大集会
 もちろん参加しますと高山俊吉弁護士(朝、裁判所前の地下鉄出口でそのビラまきをやってた。高山さんはホント精力的に活動するよね。頭が下がるです)に約束していたのだが、2時間待つことができず、えぇいと渋谷・円山町、ゴビンダ事件の現場(付近)へ久しぶりに。満福亭で某女性と酒。
 相変わらずここは安くて旨いね~!
 円山町のラブホテル街を、ドキドキ探検しつつ、渋谷駅へ歩く…。

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2007年4月11日 (水)

アンラッキーな被害者

4月10日(火)

 締切り原稿がようやく終わったところで、有酸素散歩約1時間。
 途中、裏通りの住宅街に、陶芸レストラン(?)を発見。
 女性警察官による駐禁取締りを目撃。写真撮影。運転者氏に聴き取り。

 午後、裁判所へ本年度初の登庁。
 犯罪の統計は歴年なのに、傍聴マニアが「本年度」とか言うのは如何なものか。だいたい、役人じゃないんだから登庁はないだろ。ぷぷ。

 というわけで、16時から東京簡裁・2室2係(石井清弘裁判官)728号法廷で、今年度初の、道路交通法違反の新件。 

 2室2係は、前は関口政利さん。体の大きな人で、研鑽(けんさん)裁判官のチェックをしてるのを見たことある。
 新しい石井清弘さんが東京簡裁・刑事で研鑽裁判官をやってるとこを、私は見たことない。

 検察官は、今井重夫さんという、新しい人。
 田口照子さん、もう来ないの? 嗚呼、ダイセンジガケダラナヨサ。
 そんで、書記官も新しい人。
 …私だけが古い人。ほっとけ!

 被告人(在宅)は、黒いビロード(?)のブレザーに黒系のズボン。
 会社代表取締役だそうだ。
 制限40㎞/hの、東京大田区…で三菱RS-2000(俗称「H」または「新H」)かと思ったら、違った。
 南馬込1-7付近。JRCの光電式の事件だった。
 測定値84㎞/h(超過44㎞/h)。車両はBMW。
 認否は、「(起訴状記載の事実にどこか間違っているところは)ございません」

 じゃあ何で略式に応じなかったのかというと…。
「主要幹線道路で、横断歩道橋もあり、歩行者が道路面を横断することはなく、道幅は広く直線。実勢速度との開きがあまりにも大きすぎる。当時、他に3人ほど捕まっていて、反省しているのではなく、アンラッキーな被害者という顔をしていた。このように考えている者がいると、裁判官に伝えたくて」

 刑事裁判は意見表明の場ではないとはいえ、略式で済まさなかったのは、まったく真っ当なことと私は思う。
 略式で罰金を払って「ちぇっ、バカ野郎」とか愚痴ってるより、よっぽど良いと思う。

 求刑は、相場どおり罰金8万円。
 直ちに判決。罰金8万円。
 弁護人は、裁判所が職権でつけた国選だそうだが、訴訟費用については言及がなかった。
 ないってことは、負担させないってことなんだよね? 違う?

 東京簡裁と東京地裁の今週の開廷表をチェック。
 今週は忙しくなりそうだ~。
 警察庁へ寄る時間がつくれず、急ぎ帰る。
 あそうそう、農林水産省・職員第1食堂の夕食カレーは、250円から300円に値上げされてた!
 あのカレー、300円だとちょっと躊躇する…。

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2007年4月10日 (火)

怒濤のアクセス ネットは恐ろしい?

 さて、4月下旬発売の雑誌の、連載原稿3本、お知らせでーす。

 『ザッカー』 4月20日発売号   「交通違反の罰金には反則金と違反金とあるんだっけ? 何がどう違うの?」と、「軽微な違反で見逃してもらうためには、どういう対応がお得?」。

 『ドライバー』 4月20日発売号   先日新宿駅構内で目撃した、そして私自身体験した職務質問のレポート。目撃部分の一部はこう。「次の瞬間、2人がすっと動いた。メガネの若い警察官は真っ直ぐに。もう1人の、白い大きなマスクを着けてがっちりした警察官は、離れたルートで。どちらも他の通行人にぶつかることなく、ひゅるひゅるという感じで獲物に到達した。おお~。」。体験部分の一部はこう。「同時に、マスクの警察官が真っ直ぐに、射抜くように私を見た。あちゃ、今度は私が獲物かぁ~!?」。この警察官、なかなかに優秀で頼もしく思えた。  それと、移動オービスに関するびっくりデータ。

 『ラジオライフ』 4月25日発売号   東京航空計器のオービスⅢLkの公判で、前代未聞、空前絶後、驚天動地! あり得ないデータがぽろっと出ちゃった事件の衝撃レポート。

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 ところで、当ブログのアクセス数の話。
 7日(土)、18時台は30だったトータルアクセスが、19時台に7889へどかんと上がった。
 ピークは同21時台で、8416!!!
 8日(日)5時台の773を底に、また増え始め、10時台が3808
 その後、11時台が2096、12時台が741、13時台が284、というふうに激減していき、19時台は66に。

 1日トータルでいうと…。
   6日(金)     615 
   7日(土) 39,287
   8日(日) 29,473
   9日(月)   1,862

 これは、ヤフーのニュースサイト(←このリンク先は、その後のバックナンバーのページだよ)で、「オービス通過後“ねずみ捕り”2段構えで速度違反摘発」の記事のページに、「オービスの取締りは兵庫がダントツ - 今井亮一の交通違反バカ一代(2006年8月21日)」という紹介が載ったせいなんだろうね。

 昨年6月1日の前後、雑誌・ラジオ・テレビ等に出していただきまくってた(変な日本語?)頃だって、そこまでアクセス数は上がらなかった。
 もちろん、テレビ等を見てから「今井亮一」という氏名や、「駐車監視員」などの文言で検索してから当ブログへのリンクをクリックするのと、ヤフーに掲げられてるリンクを直にクリックするのと、の違いは大いにあるんだろうけど、ま~、凄い現象を実体験させてもらいましたよ。ネットは恐ろしい?

 Banner_02_2 人気blogランキング ← これ、アクセス数が激減してから、8位へ、7位へと上がったのも非常に興味深い。機械的な理由なんだろうか。なんにせよ、ありがとございますぅ♪

2007年4月 8日 (日)

大阪独自のオービス、そろそろ更新か?

 締切り原稿を送信し、仮眠もとったところで、「オービス通過したら“ねずみ捕り”…大阪府警が新作戦」という読売新聞の記事について、前回に引き続き、もう少し。

 と言いつつ、ずいぶん長くマニアックに書いたんだが、PCがフリーズ!
 念のためバックアップした(つもりの)ものも、きれいさっぱり消えた!
 もう、めんどくさっ!
 結論だけ、簡単に書くです。

 全国的に、オービスの取締り件数は激減してる。
 が、大阪のデータ(私の手元にあるデータ。来週発売の『フライデー』に載るはず)からは、大阪府警はその流れに抵抗して頑張ってるように見える。
 なぜ?
 大阪に特有の、大きな円錐形のレーダアンテナをつけたオービスがあるでしょ、あれは画像伝送式オービスの走りなんだが、そろそろあれを更新することになり、それで、オービス取締りの実効性がどうとか、大阪府警は言い出した…そういう要素が1つあるように、マニア的には思えるです。

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 この本の、オービスのみに関する目次は以下のとおり。

■020■無人式の自動速度取り締まり機、通称「オービス」とはどういう測定機なのか? ■021■クルマに積んだ「移動オービス」は普通のオービスとどうちがう? ■022■制限速度を何キロオーバーするとオービスに撮影されるのか? ■023■白いフラッシュを浴びた、チカッと赤い光が見えた、あれもオービス? ■024■オービスの一種と思っている人も多い「Nシステム」「Tシステム」とは? ■025■前のクルマと同じ速度だったのに、自分だけ撮影された ! ■026■オービスに撮影されてから呼び出されるまではどのくらいの期間? ■027■撮影されたのにいつまでも呼び出しがこない。どうして? ■028■呼び出しがきたが撮影されたおぼえがない。なにかのまちがいでは? ■029■呼び出しの通知を無視して出頭しないでいるとどうなる? ■030■運転者がべつの人でも、クルマの持ち主が呼び出され罰せられる?  ■031■同乗者が女性だとオービスに映っても呼び出されないってホント? ■032■サングラスや覆面をつけてこれは自分ではないと言い張ったらどうなる? ■033■遠い旅先でオービスに撮られたらそこの警察へ出頭? ■034■暴走車にあおられ怖くてスピードをだした。それでも違反になる?

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 あと、読者氏からメールをいただいてる。
 4月4日の当ブログ記事で、神奈川新聞の「交通違反未出頭者112人を逮捕/神奈川県警」という記事の下に、そのとき、いわゆる反則金保険の広告があったことに、私は言及したのだが、そのことについて読者氏(当ブログの読者氏)から、あの広告(Ads by Google)は機械的につくのだ、つまり神奈川新聞がチョイスしたのではないよというご主旨なのだろう、そういうメールをいただいてる。
 ありがとうございます。

 私もそれは承知なのです。
 8月11日(06年)の記事でも言及してるように、当ブログにも「Ads by Google」で反則金保険の広告がつくことがある(あった)。
 記事の文言から機械的につくんだろうけど、反則金保険に批判的な私の記事やブログにかよ、ありゃりゃ~、と苦笑したりしてる。
 4月4日の私の記事における言及は、神奈川新聞がそうした広告をがしがし制限するのは、それがもし可能としても、問題だろう、という主旨だったんですが、誤解を招いたでしょうか。「簡単に制限できるのにしない神奈川新聞は、けしからん」とかいうふうに。
 ブログ記事は、雑誌や単行本と違って、編集者のチェックが入らない。
 記事をあとから読み返して、編集者がチェックしたら、こんなだらだら長くて意味不明な部分は、ざっくり切られるだろうな、あ~恥ずかしい、という部分もよくある。
 今回ご指摘いただいた部分、誤解を招いたならお許しを。
 主旨は上記のとおりです。
 4月4日のほうに、このように書いたということを追記しておきます。
 今後とも何かありましたらご指摘ください。よろしくね♪

※ 神奈川新聞の当該記事の「Ads by Google」は、現在は違う広告になってる。これは、自動的に変わるんだろうと思う。当ブログの「Ads by Google」も、画面を更新すると変わることがあるし。
 ちなみに、当ブログの場合、時間帯によって「Ads by Google」がつかないこともあるのね。「この時間帯の閲覧者はどうせ少ないだろうから」ということなんだろうね。

大阪府警の「光オービス」って何だ!?

 異様な爆発的アクセスは急速に収束しつつある。
 8日(日)0時台が4,729、1時台が2,605、2時台が1,558、3時台が1,036、4時台が773…と。

 落ち着いてきたところで、ほんのちょっとだけコメントするね。
 この件は、「オービス通過したら“ねずみ捕り”…大阪府警が新作戦」という読売新聞の記事が詳しい(というか長い)。
 そこに、こうある。

 移動式オービスは、各署が週1回以上は実施している“ねずみ捕り”と呼ばれる小規模取り締まりで使う「光オービス」。違反車両の撮影ができず、警察官を配置してその場で取り締まる必要があるが、レーザー光線を使うためレーダー探知機が反応せず、ドライバーに気づかれにくい。

 この短い部分、どこからどこまで面白い。
 いわゆる「ネズミ捕り」とは、拙著で解説したとおり。

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 大阪府警の各署は、週1回以上実施してたのか。
 ネズミ捕りの実施回数については、これまで私は気にしてこなかった。
 読売が「週1回以上」と書いたのは、誰か警察官が口頭でそう言ったから、かもしれないが、実施回数を本部でカウントしている可能性もある。ふうん。

 ネズミ捕りは、「小規模取り締まり」か?
 測定現認係、記録係、停止係、取調べ係、だけでも最低4人は必要だ。
 いちばん人数が必要な取締り方法だよ。
 読売がいう「規模」は、人数のことではないのか?

 んで、ひっ、「光オービス」!?
 そんなの初めて聞くよぅ!

 いや、待て待て。
 速度取締りのことを、何でもかんでもオービスという人もいる。それは『なんでこれが交通違反なの!?』でも言及したとおりだ。

Photo_6  「速度取締り+光」からは、光電式が連想される。
 「レーザー光」と記事にあるが、日本無線の光電式測定機のパンフレットには「レーザービーム」という語が出てくる。
 光電式のネズミ捕りは、たしかに、「違反車両の撮影ができず、警察官を配置してその場で取り締まる必要がある」。

※ 写真は礼田計さん。最新型の光電式の送受器。

 そうすると、読売の記者氏は、速度違反取締りのことをオービスといい、固定装置を使わず警察官が適宜場所を選んで人力でその場で測定・検挙するものを移動オービスという、と解しちゃったのかな?

 オービスとは、自動速度違反取締り装置・速度違反自動取締り装置のことで、移動オービス(移動式オービス)といえば、測定機(レーダ式と光電式とあり)と連動するカメラをワンボックス車に積んで、任意の場所に駐車して、駐車したまま(光電式の場合は測定センサーのみ車外に設置し)測定・撮影を行い、後日違反者を呼び出して検挙する、そういうものですよ。
 これは私がただ言ってるんじゃなくて、警察の文書でも、そう解されるように書かれてる。ネズミ捕りとは分けて、データが収集されてる。

 それなのに、「移動オービス」「光オービス」と書くから、全国の運転者諸氏が混乱して、当ブログのアクセス数が爆発的に増えたのか…。
 当該記事は、こう続く。

 府警は今年初めから、府北部の国道など数路線で、試験的な取り締まりを約20回実施。短時間にもかかわらず毎回、違反車両が相次ぎ、効果が確認できたことから、今月から府内全域で本格実施することにした。

 オービスの少し先で、ネズミ捕りをやることは、べつにそんな珍しいことでもないんじゃない? 「試験的な取り締まりを約20回実施」って、試験的にやるようなことでは、ないんじゃない?
 と私は思うのだが、大阪府警では、やったことがなかったんだろうか。盲点だったんだろうか。
 あるいは、現場の実情を知らないキャリアが来て、「良いことを考えついた。まずは実験的に実施して、効果を確認したまえ」と号令をかけたとか?
 もしそうなら、現場は、「ンなこと得意げに記者発表すんなよ(または、特定の記者に言うなよ)。俺らが昔からやってたのに」と、関西弁で思ってるかも。

 いや、でも、勝手にそんな想像してないで、「光オービス」というのが本当に開発・運用されてるのか、念のため調べとこう。

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 そんなことより、気になるのは、千葉県のイギリス女性殺害事件についての、黒木昭雄さんのこの記事じゃない?
 警察がどうしてそんなに早く動いたのか、私も不思議に思ってたですよ。

2007年4月 7日 (土)

これでいいのか酒気帯び恐怖処分

酒かす汁2杯食べて 「飲酒運転検挙」の真相
   神戸市教育委員会は2007年3月26日、酒気帯び運転で摘発されていたにもからわらず上司に報告をしなかったなどとして、同市西区の市立小学校に勤務する男性教諭(52)を、停職6ヶ月の懲戒処分にした、と発表した。
   神戸市教育委員会教職員課によると、この教諭は06年9月15日夜、友人の教員宅で食事をし、酒かす汁を2杯食べた。その約2時間後に車で帰宅している途中に検問を受け、呼気1リットル中0.15ミリグラムのアルコールが検出された。道交法違反(酒気帯び運転)容疑で書類送検され、神戸簡裁で罰金20万円の略式命令を受けた。
   しかし、この教諭はこの事実を上司には報告せず、06年10月に外部から勤務校に通報があり発覚。校内調査に対しては摘発の事実を認めなかったが、市教委が事情聴取に乗り出して初めて認めたという。本人は「酒かす汁で処分されるのが納得できなかった」などと話しているという。

 とJ-CASTニュース(上掲記事はその一部)。
 この事件について解説を、とのメールをいただいてる。

 罰金20万円は、普通車で初犯の相場だ。
 略式命令を受けたってことは、酒かす汁2杯で0.15mg出ることに不服はなかったはず。
 誤って略式に応じ、罰金20万円と聞いて驚いたなら、2週間以内に正式裁判を請求できる。
 というか、
「で? 何を飲んだの?」
「はい、夕食のとき酒かす汁を2杯…」
 というものを、そもそも警察は略式のほうの処理へ送らないんじゃないか?

 この報道を読む限りでは、捜査段階では何も言わず、刑事処分をすんなり受けといて、しかし職場のほうの処分のときになって突然、酒かす汁がどうこう言い出したようにみえる。

 …が、こればかりは、わからない。
 職場だけが大事で、そのほかはどうでもいい(または、よくわかんない)というふうな人もいるだろう。
 なんでもかんでもとにかく略式で処理しちまえ、という警察官、検察官もいるだろう。

 私としては、本当に0.15mgだったのか、というところが気になる。
 毎度毎度言ってるが、酒気帯び検査は、20万円、前科1犯、免許の処分、職場の処分など、いくつもの大きな不利益を食らうかどうかの境目の、重要きわまる検査なのに、検査方法について何も知らない運転者に対し、警察官が一方的に1回行うだけ。
 いったん基準値以上が出たら、やり直しはない。

・検知管は冷暗所に保管されていたのか。
・うがいや深呼吸は正しく行われたか。
・ポンプの二度引き、三度引きはなかったか。
・検知管のすり替えはなかったか。
・マークシールは正しく貼られたか。
・印字式の場合、装置は正常だったか。

 等々の問題があるのに、だ~れも言わず、厳罰化ばかりが叫ばれる。
 狂ってるとしか、私には思えない。

 酒かす汁で、0.15mg出るとは、ちょっと考えにくい。
 記事中の「男性教諭」が、本当に0.15mgだったとしたら、ウソをついてるか、特異体質か何かだったか、どっちかってことになる。
 ウソをついて処分を逃れようとしていたなら、とんでもない話だ。
 特異体質だとわかったなら、酒気帯び運転の故意は認められない。過失とさえいえないかもしれない。再審で無罪とすべきだ。

 0.15mgも出るはずがないのに、検査値は0.15mgだったなら、検査機器の製造や保管や検査方法に重大なミスがあったか、警察官が故意にデッチあげたか、どっちかだ。
 同様の冤罪が他にもないか徹底的に調べて然るべき後かたづけをし、二度とないようにしなければならない。

 でも、そんなことは誰も言わないんだよね。そして…。

酒気帯び運転で講師を懲戒免職 千葉市教委
 千葉市教育委員会は三十日、酒気帯び運転をしたとして、同市花見川区の市立中女性講師(25)を懲戒免職、管理監督者の校長(60)を厳重注意処分にした。
 市教委によると、講師は今月二十日午後十時半ごろから二十一日午前一時半ごろにかけて、同市中央区の飲食店で友人と酒を飲み、車内で仮眠を取った後、二十一日午前十一時十分ごろに車を運転して帰宅途中に千葉中央署に摘発され、酒気帯び運転が発覚した。
 講師は学校に報告していなかったが、二十八日に匿名の通報が市教委にあったという。講師は「学校に迷惑をかけるのが怖かった」と話しているという。

 と東京新聞。
 10時30分頃から翌1時30分頃にかけて酒を飲み、車内で仮眠し、11時10分頃に酒気帯びで摘発?
 この事実関係からわかるのは、よほど大量に飲酒したのでなければ、女性講師は、酒気帯び運転にならないよう相当に気をつけたってことでしょ。
 刑事処分のほうは不起訴かもしれない。
 この記事は、発表モノを装って、「千葉の市教委はとんでもねーぞ。恐怖だぞ」と伝えたかったんだろうか、うむぅ…。

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 本日、久々に、25mプールを20往復くらいした。疲れたのなんの。
 あと、本日、当ブログに時計をつけたよ。そんなことを今井ができるとは思わなかったでしょ。ふふ。

Banner_02_2 人気blogランキング ← 7日(土)、20位くらいまで落っこちてたのに、21時30分現在、13位。なんで急に上がったの? とアクセス解析を見たら、びっくり仰天、1817時台のトータルアクセスは50、1918時台は30なのに(いつも土曜日はそんなもんだ)、19時台は7889! 20時台がはっ8089! な~にぃ~っ!? 当ブログ始まって以来の大異変!

 あわててリンク元を見たら、
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/traffic_accident/?1175938754
 ここがトップで1万2568だった。
※4月10日追記  ↑現在表示されるページは当時とはちょっと違うみたい。

 はは~、移動オービスですか~。
 なんと、ちょうど最近、固定式オービスと移動式オービスの検挙件数等について、調べ始めたとこだったのね。
 大阪の所属別のオービス取締り件数を、先日もらったところ。
 そっちの解説はまた後日。
 締切り原稿があと1本あるので…。

2007年4月 6日 (金)

レンタカー業者は放置違反金の弁明をしてないのか?

 こんなニュースがあるよと、警察関係の方が中日新聞の記事(4月5日)を教えてくれた。太字は今井。

交通違反金、220万円肩代わり 愛知レンタカー協
 愛知県レンタカー協会は四日、名古屋市昭和区の県自動車会館で記者会見し、レンタカーで違法駐車をしても反則金を納めない客のためレンタカー業者が反則金の仮払いを強いられるケースが多すぎると訴えた。業者による反則金の“肩代わり”を定めた改正道交法の再改正を求めている。
 協会によると、改正道交法が施行された昨年六月から今年二月末までの九カ月間で、愛知県内だけで百四十六件、計約二百二十万円の反則金を業者が仮払いした。うち五十二件、計約八十万円は業者が客に督促しても未納のまま。全国の業者の仮払額は計約千三百万円に上るという。
 協会の加藤守男会長は「違反者(客)が逃げたままなら交通違反の減点もなく、逃げ得となってしまう」と話している。
 今後、全国のレンタカー協会が同様のアピールをする方針という。

 4日の朝日新聞の記事と同じく、「愛知県レンタカー協会」の発表だけども…。

 朝日の記事では、
「加盟90社が計386件、600万円余の違反金納付命令を受けた」
「命令を受けたうち、すでに146件、200万円余が納付され」
 となってた。
 中日新聞では、
「百四十六件、計約二百二十万円の反則金を業者が仮払いした」
 となってる。

 あ~もう、警察庁の裏広報と噂される(笑)私めが、また解説するですぅ。

 「レンタカー業者が反則金の仮払い」って、お客(違反者)が警察に出頭して青キップを切られ、反則金の仮納付書を業者に送り、なぜか業者が払ってあげたってこと?
 んなわきゃないはず。
 業者がしたのは、放置違反金の仮納付だろう。
 そうでなきゃ、あまりにおかしい。

 しかし、放置違反金の仮納付だとすると、またおかしなことになる。
 放置違反金は、車の持ち主(この場合はレンタカー業者)に対し、まず仮納付書が郵送される。
 業者が仮納付すると、後付で納付命令が為される(警察の掲示板に番号だけ公示される)。
 仮納付しない場合、納付命令が行われ、納付命令書と本納付書が業者に郵送される。

   違反 → 放置違反金を仮納付 → 納付命令
   違反 → 納付命令 → 放置違反金を本納付

 そういう形になってるのだ。
 納付命令処分は、法的に意味のある行為で、それをもとに車両の使用制限命令が為される。
 仮納付すれば、納付命令処分は免れる、というもんではないのだ。

 違反者に対する反則金も、「反則通告」という法律手続きが大事であって、以下のようになってる。

   違反 → 反則金を仮納付 → 反則通告
   違反 → 反則通告 → 反則金を本納付

 すると、だよ。
 朝日の記事は、納付命令を受けたうち、146件、200万円余(の放置違反金)が本納付した、と読める。
 中日の記事は、146件、約220万円の仮納付があった、と読める。
 うーん、本納付も仮納付も、たまたま146件だったんだろうか。
 金額のほうは、若干の差があって、本納付が200万円余、仮納付が約220万円だったんだろうか。うむ~。

 そんなことで悩むのはヤメよう。
 もっと気にしなきゃいけないのは、レンタカー業者は本当に仮納付したのか、ってことだ。

 仮納付書は、弁明通知書といっしょに郵送される。
 業者は、不服があれば、仮納付せず、弁明を行えるのだ。
 たとえば、

 お客様には、法規を守って運転するよう、いつもお願いしております。
 本件駐車違反については、違反をしたはずのお客様は、添付した免許証コピーの方です。そのコピーの方が運転するということで、当社は車両をレンタルしました。
 ですから当社は、その方に対し、出頭して反則金を納付するよう強くお願いしました。
 以上をもって、車両の持ち主としての責任は果たしているものと考えます。
 警察におかれては、違反者責任の追及が第一義とのこと。
 どうぞ、違反者責任を追及してください。
 それをするのがメンドウだからと、レンタカー業者の責任を問う(放置違反金を払わせる)のはカンベンしてください。

 とか。
 業者は(少なくとも146件については)そういう弁明をしてないの?
 全国の業者は、約1300万円も、弁明せずに仮納付したの?
 それって、「客を警察に売る」ような形になるのを、避けたわけ?

 そして、業者が求めているという「改正道交法の再改正」とは、レンタカーは放置違反金から外してくれ、ということなんだろうか。
 だとすると、違反常習者にとって、レンタカーで違反すれば、放置違反金はないし、警察は違反者を特定できないから反則金を払うハメにもならないし、つまり何のリスクもなく違反し放題、非常に使いやすいことになるのでは?

 私は、そんな「再改正」の要望は通らないだろうと思う。
 もしも、一部業種を優遇するそんな要望が通れば、通した業種は、新たに警察OBを雇用するとか、新たに警察が立ち上げた何とか協会の会費を払うとか、現在の放置違反金の損失以上のカネが出ていくことになるんじゃないか。
 …と、短い記事を見ただけで勝手にごちゃごちゃ想像するマニアでありました(笑)。

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2007年4月 5日 (木)

レンタカー会社の放置違反金

 この記事(4月4日付け朝日新聞。太字は今井)、ひっじょぉ~に興味深い!

駐禁強化でレンタカー業界悲鳴 
 道路交通法の改正で駐車違反をした車の所有者に科せられることになった「放置違反金」をめぐり、愛知県レンタカー協会は4日、改正法施行の昨年6月から今年2月末までに、加盟90社が計386件、600万円余の違反金納付命令を受けたと発表した。車を借りた客が駐車違反の反則金を納めない例が相次いでいるためだ。
 改正法では、駐車違反をした運転者が出頭しなかったり、反則金を納めなかったりした場合、車の所有者に放置違反金の納付が義務づけられる。レンタカーの場合、車の所有者はレンタカー会社になるため、利用者が反則金を納めないと都道府県の公安委員会から納付命令を出される。
 この違反金について、愛知県レンタカー協会は他県の協会に先がけ、実態を調べてまとめた。命令を受けたうち、すでに146件、200万円余が納付され、反則金を肩代わりした形になっている。各社は利用者に同額の支払いを求めているが、再三の請求にも応じない52人には督促状を送付、それでも従わない場合は法的措置も検討するという。
 同県レンタカー協会の加藤守男会長は「5000円で貸して1万円以上の違反金をレンタカー会社が支払うのは不合理だ。業界の死活問題に発展する可能性がある。利用者の責任をはっきりさせる意味でも強硬な姿勢でのぞむ必要がある」と話している。

 386件で600万円余。
 600万円ぴたりなら、1件平均は約1万5544円。

 「反則金を肩代わりした形」というが、正確にはそうじゃない。
 確認標章(ニュー駐禁ステッカー)を取り付けられて知らん顔し、レンタカー会社に放置違反金を払わせた客は、違反点数を免れる。ゴールド免許の客はゴールド免許のままでいられる。
 一方、会社のほうは、ある車両が放置違反金の納付命令を度々受けると、その車両は「使用制限命令」を食らう。
 したがって、客のほうが一方的に得であり、会社のほうが一方的に損なのだ。

P1010064  いや、本論はそこじゃない。

 たとえば、だよ、お客が、レンタルされた車を、夜、パーキングメータ(時間制限駐車区間)に、駐車しようとしたとする。
「ありゃ? 料金がメータに入らない。どゆこと? うーん、駐車しても安全だから白線で囲ってある場所で、料金を受け付けない、てことは、夜間は無料なんだな」
 と思って2時間ほど駐車したとしよう。
 これは、場所によってはバッチリ違反になる。
 どんな標識があれば違反か違反でないか、よほどのマニアでないとわかりにくい場合が少なくない。

 余談だが、そういうパーメを穴場と喜ぶ駐車監視員もいれば、喜ぶ者に(そういう規制のパーメに)不満を感じる駐車監視員もいるという。後者が淘汰されて辞めていくなら、それは哀しいと私は言ってるのだ。

 そんなふうなことで、確認標章を貼られ、納得いかなくて、お客は交番か警察署へ出向いたとしよう。
 そうするとお客は、普通は駐車違反で違反キップを切られる。
 いわゆる青キップと反則金の納付書を交付される。

 それで、だ、お客は納得いかなくて、反則金を納付せず、刑事手続きで争ったとしよう。
 そんなものは、まず間違いなく、検察官により不起訴とされる。

 ところが!! 
 不起訴は、車の持ち主が放置違反金の納付命令を免れる3つの条件に当たらないため、車の持ち主であるレンタカー会社へ、放置違反金の納付命令がいく。
 ここ、「ンなアホな(笑)」と思う人もいるだろうが、道路交通法51条の4、4項はハッキリそう定めているのだ。以下も太字は今井。

 前項の規定による報告を受けた公安委員会は、当該報告に係る車両を放置車両と認めるときは、当該車両の使用者に対し、放置違反金の納付を命ずることができるただし、第一項の規定により当該車両に標章が取り付けられた日の翌日から起算して三十日以内に、当該車両に係る違法駐車行為をした者が当該違法駐車行為について第百二十八条第一項の規定による反則金の納付をした場合又は当該違法駐車行為に係る事件について公訴を提起され、若しくは家庭裁判所の審判に付された場合は、この限りでない

 会社はお客に、
「お客さん、困ります。放置違反金の1万5000円、払ってください」
 と言う。
 あくまでお客が払わないので、会社は民事裁判を起こす?
 そしたら、お客は当然、民事の法廷でこう主張するだろう。

「本件規制は、道路交通法施行令1条の2に違反すると思われ、かつ、実質的な違法性がないので、不起訴とされた。被告(=客つまり違反者)の責任は問えない、または問うのは相当でない、とされたのだ。そのような駐車を理由に被告が金銭の支払を求められるいわれはない!
 原告(=レンタカー会社)は、それでもなお原告への放置違反金納付命令を維持する都道府県と争うべきであって、客を被告とするのはスジ違いだ!」

※ 30日以内に不起訴までイクってことは、普通はない。が、民事訴訟の第1回弁論が開かれる頃には、不起訴の決定が出てることもあるだろう、ということで読んでね。

 そういうメンドウなお客については、レンタカー会社は泣く泣く放置違反金をかぶるのか?
 あるいは、お客が刑事手続きで争ってる事案、不起訴になった事案については、レンタカー会社は都道府県(実質は警察行政)と真っ向から争うのか?

 そんな問題を抱えた、ニュー駐禁取締りの制度なのだ。
 そんな問題が顕出しないためには、ほぼすべての運転者が、
「迷惑性や規制の妥当性なんて考えてもみない。とにかく逃げられたらラッキー、それしか頭にない。メンドウなこと言われたら渋々カネ払うよ」
 というバカ運転者であることと、ごく一部争われても、結果として警察行政に逆らわない判決しか書かない裁判官ばかり、という前提が必要になる…。

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2007年4月 4日 (水)

反則金、罰金を払わないから逮捕ってあり得ね~!

交通違反未出頭者112人を逮捕/神奈川県警
 県警交通指導課は交通違反の反則金や罰金を支払わなかった未出頭者の強制捜査を行い、二日までに道交法違反の疑いで、県内在住の百十二人を逮捕した。

 と神奈川新聞(上掲記事はその一部)。
 またこれだ。いっつも報道はこの調子だ。
 いや、まぁね、しょーがない面あるんだろうけど、警察庁から月50万円で広報を民間委託されている、という噂(笑)の私が、若干解説しとくです。

 反則金の納付は任意。
 任意のカネを納付しないことは、どこへ出頭しようがしまいが、まったく逮捕の理由にならない。

 罰金の納付は義務。
 しかし不納付により「道交法違反の疑い」は生じない。
 道路交通法違反で検挙され、裁判を経て罰金の支払命令(略式命令)または判決を受け、判決が確定したか、略式命令の場合は確定判決と同等の効力をもつかして、初めて罰金の支払の義務が生じるのだ。
 そして、罰金を納付しない場合は、つまり罰金刑(財産刑)を執行できない場合は、(交通違反の場合は通常)5000円を1日に換算した期間、「労役場留置」という形(体刑)で執行されるのだ。
 罰金を払わず、労役場留置からも逃げ回ってる(出頭しない)場合は、身柄をとられることになるけれども、それは「逮捕」じゃない。

 じゃあ、記事にある「逮捕」は何なのか、それは拙著に書いたとおり。

改訂新版 なんでこれが交通違反なの!?―警察では教えない126の基礎知識 Book 改訂新版 なんでこれが交通違反なの!?―警察では教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 それと、「反則金、罰金を払わなかったから逮捕」と読める記事の下に、「もう反則金を払うなっ」という、いわゆる反則金保険の広告が(現時点では)入ってるって、まぁね、直ちに違法といえないものの広告をがしがし制限するのも問題だろうけど、ありゃりゃ~、とは思う。
 反則金保険って、反則金と放置違反金の区別がつかない人が、誤って入ることで、成り立ってるという面もあるようだし。

 さ~、締切り原稿に戻らねば!

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※追記   反則金保険の広告の部分、「神奈川新聞はそんな広告を載せてけしからん」と私が言ってるふうに、誤解を招いたでしょうか。だったらすみません。4月8日の記事の下のほうに、そのことについて書いときました。

2007年4月 3日 (火)

『臨界点』と『霞っ子クラブの裁判傍聴入門』

 ぎりぎりまで原稿を書き、ちょと旅に出てたのね。
 やっぱ小説は、細切れの時間に少しずつ読んでもダメ、一気に読もうと、源泉掛け流しの湯に浸かりながら、部屋(客室)へ戻って一服しながら、一気に読んだ。

臨界点 Book 臨界点

著者:黒木 昭雄
販売元:講談社
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 アマゾンのカスタマーレビューで「ぺろりん "peperontina"」さんが書いてる以外のことを書くなら…。

 黒木昭雄さん、小説なんてチャレンジして大丈夫なの? と失礼ながら不安だったのだが、や~、びっくりしたよぅ!
 人物がよく描けてて、主人公らが「こりゃもう助からんだろ」というところへ追い込まれ、そこからどう脱するか、十分に物語に入れた。
 恥ずかしながら、泣いちゃったし、「おうっ! そこだっ!」と手を打ったりもした。
 この小説は特に、警察官の人間関係等々のディテールが優れてると思えた。
 ここまで書けるのは、黒木さん以外にいないんじゃないか。
 警察マニアの方は必読。

 何より、ここに描かれてる警察の、たぶんまだ誰も知らない(一部宮崎学さんが言ってたかな)警察の裏ガネ、これ、現実のいろんなことと符号するようだけど、マジ?
 あまりにマジすぎて、ものすごくショッキング。凄い警察小説だ。

 ま、エンターテイメントとしては100点とは言えないんだろうけど、そこを差し引いても、十二分に読めると思う、読ませると思う、とにかくいっぺん読んでみてよ。

 今回の旅では続けて、『警察公論』(立花書房)の1月号から4月号まで連載されてた、「徳島県警察本部地域課 広域自動車警ら隊小隊長 職務質問指導員」宇野博幸さんの、
「実戦から伝承へ 治安を守る術としての職務質問」
 と、各号の、
「クローズアップ実務 青年警察官の執行力向上を目指して 職務質問の要領と着眼点」
 を読んだ。
 あとでまとめて読もうと、コピーしてきたのだ。

 職質ってのも、たいへんだね。まったく頭が下がる思いだ。
 しかし、現場がそうやって汗を流して頑張ることで、警察組織のトップが裏ガネをつかむ仕組み…を黒木さんの『臨界点』は描いてるわけだ。
 その仕組みを、現場から崩すことは不可能だろう。
 不可能だから、そんな仕組みが築かれてしまいもするわけだ。
 今年は選挙がたくさんあるらしい。
 どの候補者に投票するか、そういう面からも…。

 あと、もう1冊紹介しとこう。

霞っ子クラブの裁判傍聴入門 Book 霞っ子クラブの裁判傍聴入門

著者:霞っ子クラブ
販売元:宝島社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 これは、裁判所への往復の電車内ですでに読んだ。
 申し分なく、読みやすくて面白い。
 書き手の味がいいんだと思う。
 どういうわけか、ブログのほうより格段に読みやすいのね。
 巻末の、「レア度」が「★★☆」とかで示された「罪状カタログ」は素敵だ。
 「議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律違反」って、そんなのあったとは知らなかったよ。 

 そのなかに出てくる、農林水産省・職員第6食堂、のナポリタン510円の素晴らしさは同感として、裁判所から歩いて行ってその2軒手前にある、私がお気に入りの第5食堂、トさんからの情報によると大幅値上げしたらしい!
 まぁね、これまでが安すぎだったわけだが、なんで「大幅」値上げなのか。
 同省は地下の店舗をいじくってるようで、テナント料が大幅値上げになったのか。
 ともあれ、豚生姜焼き定食や鯖生姜焼き定食たちは何十円値上げされたのか、確認に行かねば。
 場合によっては、私の内なる霞が関昼食戦線に異変が起こるかも!

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※続報   トさんによると、3日は値上げ幅が縮小されていたという。うむ~。以前大幅値下げされたときも、たしか、すぐに値下げ幅が縮小されたように記憶するが…。
 そしてトさんからの連絡は、「東京地裁刑事に20部と21部が」で途切れた。
 彼の身に何が迫ったのであろうか! ←『臨界点』の読後の余韻だ~♪
 まさか、19部までだったところに、20部と21部が増部された!?

 ちなみに、19部の裁判官に、私のPCでは「田正」と表示されるお名前がある。
 これ、後ろのほうの「・」は、編が「糸」で、つくりが「巳」、の文字の角田さんだろうと思われる。
 でも、「角」も変わった文字だったんだろうか。気がつかなかった…。

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