またも青信号で横断中の死亡事故
4月11日(水)
4時間ほど寝て、10時から東京簡裁・1室3係(竹澤宏之裁判官)826号法廷で、道路交通法違反の新件。
1室3係は、前は堀内信明さん。←この方については、ブログ検索してみてください。
堀内さんのときは1室3係は534号法廷だったのに。
どの係がどの法廷を使うか、年度毎に変えるの?
被告人は身柄(拘置所)。39歳。私の知人から辿れる人かもしれない。
06年12月に90日の免許停止処分を受け、その際、免許証を提出せず、その後も大型貨物を運転し続け、06年1月、転回禁止で取締りを受け、停止中の免許証を提示して青キップ(反則切符)を切られた。
その場はそれですんだが、警察のほうで違反をコンピュータ入力する際、無免許であることが判明。通常逮捕、という事件。
弁護人による被告人質問、約2分。
検察官による被告人質問、約2分。
裁判官による被告人質問、約5分。
論告1分半。
弁論1分半。
5分休廷して、10時34分判決。
求刑どおり罰金25万円。未決勾留日数中の1日を金5000円に換算して刑に満つるまで算入。
訴訟費用(この場合は国選弁護人費用)は負担させない。
この竹澤裁判官、非常に個性的。
判決言渡しのときの声の張り上げ方、節回しが、それまでの弱々しい感じから一転、なんつーか恐怖を感じさせる。ぞくぞくっとする。こんな裁判官、他にいない!
警察庁へ寄ってから、仮眠しようと日比谷公園へ。
なんと、昨年5月17日に見て感動した、狂言か謡いか詩吟か密法の呪文か、唸る、ギターのあのオジサンがいた!
あそこはオジサンの場所なんだ~。
それを聞きつつ、30分ほど仮眠。
起きて、弁護士会館地下の中華店で担々麺を食しつつ、某週刊誌のインタビューを受ける。
★
14時30分から、東京地裁・刑事12部(井口修裁判官)515号法廷で、業務上過失致死の新件。
東京駅前(工事中)の、100mくらいの大きな交差点へ、何十mか手前で青信号を見て侵入、直進し、横断歩道を青信号で横断し始めた歩行者を直前で発見して急制動したが間に合わず、自車前部を衝突させて転倒させ、頭蓋内損傷で死亡させた…。
検察官は、信号を看過した過失、と言ったが、本当の過失は前方不注意ではないかということになり、次回、検察官が過失の内容を明らかにすることに。
そうか? まだ青信号だと思い込んで進行したなら、まさか歩行者が無防備で出てくるとは想像もせず、発見が遅れても、だいぶ仕方ないのでは?
この事故は、やたら交差点が広く、工事中で運転者の注意を削ぐものが多く、いずれ起こるべき事故だったのではないか。
そうだとしても、いずれ事故が起こるだろうとは想像もせず、したがって手を打つこともせず、事故ったら運転者を責め処罰して終わる、そういうありがちなケースの1つではないのか、これは。と思った。
14時57分閉廷。
私は警視庁へ。
それから裁判所へ戻り、弁護士会館地下で、某氏と密談。
17時半頃までの予定が、16時半で終わる。
18時30分から同じビル内のクレオで大集会。
もちろん参加しますと高山俊吉弁護士(朝、裁判所前の地下鉄出口でそのビラまきをやってた。高山さんはホント精力的に活動するよね。頭が下がるです)に約束していたのだが、2時間待つことができず、えぇいと渋谷・円山町、ゴビンダ事件の現場(付近)へ久しぶりに。満福亭で某女性と酒。
相変わらずここは安くて旨いね~!
円山町のラブホテル街を、ドキドキ探検しつつ、渋谷駅へ歩く…。
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