第2次Nシステム訴訟 第3回期日
5月23日(水)10時~
東京地裁627号法廷で、第2次Nシステム訴訟、の第3回口頭弁論。
その前に、小学館が被告で、原告が、埼玉県本庄市の保険金殺人で死刑判決を受けた被告人と同姓同名の、口頭弁論があった。
原告は不出廷。
「刑事事件の進展を待ちまして…」とか被告代理人が言っていた。
何なんだろう…。
N訴訟のほうは、原告が「準備書面(1)」を陳述。
甲3~7号証を提出。
被告・国が「準備書面(2)」を陳述。
乙5~15号証を提出。
被告の主張・立証は、もうないそうだ。
私としてはちょっと信じられない感じがする。
愛媛県警のNデータ流出は、被告の言葉を借りるなら、
①「その(Nデータの)分析を担当した警察官が」
「上司の許可なく当該データを複写」
できたという、そのことだけでも重大な管理ミスなのに、そのうえさらに、
②「消去すべきであったにもかかわらずこれを消去せず」
ということができてしまい、しかもなんと、
③「漫然と個人的に保管し続け」
るということもできてしまい、あろうことか、
④「ウィニーを導入した個人所有パソコンで取り扱った」
という、もう悶絶しそうなデタラメぶり…。
ところが被告は、「当該警察官」には「懲戒処分」がなされ、「当時の上司」も「厳正な処分」がなされたとしか言わない。被告の主張を見る限り、再発防止のための手は何も打たれてない。
そうして、「通過車両のデータ管理には厳格な管理措置が講じられている」とだけ言い張る。
通達によれば、Nデータを公判の証拠に使ってはならないという秘密ぶり。
ものすごぉく不安。
不安を煽るだけ煽ってオシマイなの? みたいな…。
次回は7月31日16時、536号法廷(ラウンドテーブルの法廷)。
原告側が、憲法を専門とする学者氏の意見書を出す予定。
原告個人の陳述書も出すことになるはず。
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