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2007年5月28日 (月)

殺人 不起訴 嫌疑なし

 原稿がどうも進まなくて、ふと警察庁の犯罪統計資料を見てみた。
 殺人の検挙率は…。
   06年  96.8%
   05年  96.6%
   04年  94.6%
   03年  94.1%
   02年  95.7%
   01年  94.1%
 ずいぶん高い。

 そして、「殺人 不起訴 嫌疑なし」でネット検索してみた。

<<徳島自衛官変死事件>>
http://wilderness.web.infoseek.co.jp/jiken/mikasa/mikasa.htm

<<故・省三氏が神戸市中央区のビル近くの路上で死亡したのは1998年8月31日。警察は「飛び降り自殺」として即決処理したが、この死因について疑問を抱いた遺族の直子さんは、この日から友人らの協力を受けつつ、ほぼ独力で調査を開始した。そして1999年7月、神戸地方検察庁に「罪名殺人、被疑者不詳」で刑事告発した。だが、神戸地検は同年12月、殺人の嫌疑なしとして、不起訴処分とした。>>
http://news.livedoor.com/article/detail/1705329/?rd

 いずれも「被疑者不詳」。不詳だから嫌疑なしってことはないわけで、これらはそもそも殺人と認められないってことなんだろう。
 それでもいちおう「認知」したことになり、こういうのは検挙率を下げることになるんだろうか。

 以下は、刑務所内での話。

<<続く府中の「14―15」は、「病名・病歴」のところを「吐物誤えんによる窒息の疑い。精神総合失調症(統合失調症)」と記載しているのみである。さすがの検察官も司法解剖にまわして、不審死として捜査対象としている。後日、「殺人被疑事件としては不起訴(嫌疑なし)」との記載がある。誰が誰を殺すという疑いを持ったのか、定かではない。>>
http://www.hosaka.gr.jp/toppu/toppu48.html

 「誰が誰を殺すという疑いを持ったのか、定かではない」ってことは、被疑者不詳なんだろうか。
 刑務所内といえば、こんな話も…。

<<55年から57年までの間においては殺人の起訴率が39.3%と極端に低くなっているが,これは,特定の受刑者が刑務所の看守等合計2,249人を殺人未遂罪で告訴し,これらがすべて嫌疑なしとして不起訴処分に付されたという特殊事情があるためである。>>
http://hakusyo1.moj.go.jp/nss/list_body?NSS_BKID=28&NSS_POS=162&NSS_QUERY_ID=8716

<<こうして、最初の年は、この刑務所の職員延べ963人を、次の年は728人を、その翌年は558人を、すべて殺人未遂事件で3年間の服役中に告訴し続けました。 いずれも訴訟の乱用と認められ、裁判までたどり着いた事件は1件もありませんでした。   しかし、この事件の波紋は、検察統計に現れました。 例年、殺人罪の起訴率は、50%から60%が普通でしたが、第1年目の起訴率は35.3%と前年の52.4%から激減し、2年目は38.8%、3年目は42.9%になり、4年目は、この受刑者が出所したために、通常値の53.9%に戻りました。 これは、統計上、殺人も殺人未遂も同じ項目で分類、集計されることと、「嫌疑なし」 が理由で不起訴処分になる事件は、例年おおむね10%でしたのが、それが60%に急増したために全体として起訴率の低下となって現れたのです。>>
http://ksei.exblog.jp/5696279/

 統計を大きく動かすほど、「特定の受刑者」「この受刑者」が告訴って…。
 もしも、こういう告訴も「認知」に数えるなら、検挙率にとってはオイシイはず。
 だって、検挙人員というのは検挙した人数であって、そのあと不起訴になるかどうかは関係ないんだから。

 万が一、嫌疑なしの不起訴になるに決まってる無理ムリの告訴・告発、被害届でも、受理して殺人を1件認知した形にし、被疑者を検挙した形にする、ということをやっているとすれば、100%に近い殺人の検挙率は、じつは虚構だったということになる…。
 うーん、どうなんだろ。 

 本当かどうか(実務としてそんなことが行われてるのかどうか)、以下のような話までネットにはあった。

<<また、おかしな話ですが、死刑を執行すると法律上は殺人行為になります。しかし、刑法の規定で業務上の正当行為は罰せられないことになっていますので、執行担当官に対しては、一応の形式として、検察官により「嫌疑なしにより不起訴」の決定が下されます。>>
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa392899.html

 まさかとは思うが、もしも本当なら、死刑を執行するたびに殺人の検挙率が上がることになる…。

 あ~、もう、原稿に戻ろう。

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