殺人の不起訴606人
5月11日(金)
7日(月)に出すはずだった原稿を、ようやく出したが、予定を30分ほどオーバー。
山手線・高田馬場駅で出口が見つからず迷い、東西線に乗り換えるとまた迷うことが予想されるので、ええい、歩いてしまえと歩いたら、えらく遠かったうえ、途中、腹が減って(昼食とってなかった)、もしも300円くらいのラーメンがあったら食っちゃえ、と歩いて行ったら300円のラーメンがあり…。
そんなこんなで、<<午後6時から日本基督教会館(地下鉄早稲田駅徒歩7分)4階会議室で、「“ニッポン警察は何処へ逝く”連続討論会第25回 刑事裁判が変わる! 報復裁判が始まる?」。講師は山下幸夫弁護士>>に1時間ほど遅れてしまう。
着いたのは山下さんのお話がちょうど終わる頃。
何しに行ったんや! ちうこっちゃ。
内容については、霞っ子クラブのユキさんのレポートを。
飲み会の席で山下さんから、救援連絡センターの山中さん(朝、家宅捜索を受けたという)は、東京高裁・刑事10部の須田贒裁判官に似てると言われ、感嘆。たしかに似てる。
そのうち須田さん、誤認逮捕されたりして。
※ 「贒」の字は、「貝」の上の左側が「臣」で、右側が「忠」。すっごい字だよね。
裁判員にならずに済む10の方法、なーんて記事がそのうち週刊誌に載りそう…。
というヒントを得たのが、今日の収穫かな。
★
ところで、先日気づいた、殺人の嫌疑なし不起訴が異様に多い、ちう話やけど、左の画像が、05年の1年間の全国のデータだ。
殺人は、殺人予備を含め、公判請求が770人で、不起訴が606人。
その不起訴の内容(理由)は、
起訴猶予 27人
嫌疑不十分 114人
嫌疑なし 161人
罪とならず 3人
心神喪失 87人
時効完成 44人
その他 170人
嫌疑なしが161人(約26.6%)? 殺人で?
交通関係業過を除く刑法犯全体(道路交通法違反など特別法犯以外)では、公判請求が8万7772人で、不起訴が12万4184人。
刑法犯全体の不起訴のうち、多いのは起訴猶予で7万7245人、次が「親告罪の告訴・告発・請求の欠如・無効・取消し」という項で5935人。
刑法犯全体の不起訴12万4184人のうち、嫌疑なしは2242人(約1.8%)。
そうしてみると、殺人に限っての嫌疑なし不起訴は、異様に多くない?
日本の検挙率はだいぶ落ちてるけど、殺人など凶悪犯罪の検挙率はまだまだ高い、とか言われてたような気がするが…。
この点について、元警視庁警部補の犀川博正さんは言う。
「日本の治安の怪しさが、この数字に見え隠れしています」
検察に送致したあと、不起訴になろうがどうしようが、その不起訴が起訴猶予だろうが嫌疑なしだろうが、検挙の数字には変わりない、数字競争が好きな警察は…ということか。
日本の治安の怪しさ…。
このこと、今まで誰も問題にしたことがないらしい。
私も今回、初めて気づいた。
どなたか有能なジャーナリストの方、この問題、突っ込んでみたらどう?
私? 私はそんな有能じゃないし(笑)、交通違反で一杯一杯あっぷあっぷだよぅ。
あと、前々から言ってるけど、「人当庁費(じんとうちょうひ)」の問題(空振りかもしれないが、もしかしたらチョービッグなネタ)も、どなたか頼んますよ。
さー、締切り原稿、残り3本か?
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