逃げたい一心で警察官を引きずり96m走行
6月22日(金)13時15分~
某法律事務所へ寄るつもりで昼過ぎ出かけた…。
のだが、万が一もしかして駐車監視員がらみだったら…。
という思いから逃れられず、裁判所へ。
13時15分から東京地裁・刑事1部(松田道別裁判官。「道別」って珍しいお名前)410号法廷で、道路交通法違反・公務執行妨害の新件。
被告人は20代の男性。保釈中。
ジーンズの左尻のポケットから、京都祇園なんとか神社の御守りがぶらさがっていた。
座ると尻に敷くことになるはず、神社の御守りを、いいのか…。
1階の神棚の上の天井に「雲」と書いた紙を貼るとか、そういうのはもう古いのかな。
同僚らとともに居酒屋とクラブで飲酒した後、ラーメン屋を探すなどしながら普通貨物自動車(軽貨物も道路交通法上は普通貨物)を運転。指定方向外新婚禁止、もとえ指定方向外進行禁止を警察官から見咎められ、「逃げようという一心で」、窓枠等に警察官がしがみついた状態で約96m走り(検察官は「約100m」とも言っていた)、観念して停止し、検挙された、という事件だった。
検査値は0.45mg。
昨年11月に結婚したという妻が情状証人。
立ったままの証言だった。
えりが大きく開いた、だらっと細身の長袖Tシャツの背中に、小さく真っ赤な楓(かえで)か何かの模様があった。おしゃれ。
交通違反歴7回、一般前歴8回だそうだ。
過去に飲酒運転したことはないそうだが、ならばなぜその日だけ飲んだのか、なぜ車で出かけたのか、突っ込みがないまま、求刑は懲役1年6月。
間違いなく執行猶予だろう。
13時57分閉廷。
私は急ぎ次の法廷へ。
人気blogランキング← 6月23日5時40分現在、週間INが590で16位~♪
![]() |
![]() |
改訂新版 なんでこれが交通違反なの!?―警察では教えない126の基礎知識 著者:今井 亮一 |
◆ 裁判員制度はいらない!大運動 ◆
« 平成18年(わ)第182号の「わ」は我々団の「わ」か | トップページ | 交機隊員の速度違反取締り 1回の当番で約7件 »
「交通/飲酒運転」カテゴリの記事
- 山口達也さんの酒気帯び運転(2020.09.26)
- 自転車の酒酔いで36歳女性が検挙(2018.09.14)
- 警察官が飲酒運転を見逃す理由(2018.06.13)
- 距離30センチを飲酒運転して有罪(2017.09.17)
- ガリガリガリクソンさんは公判請求で懲役求刑か(2017.05.12)
最近のコメント