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2007年6月11日 (月)

大阪で「仁義なき駐禁戦争」勃発!?

 ほほ~! 以下、産経新聞の記事の一部。

アテが外れた大阪府…放置車激減で違反金も減
 駐車取り締まりの新制度に伴って昨年6月に新設されたものの、収入が伸び悩んでいた「放置違反金」の昨年度分が、大阪府の当初予想の3分の2の28億4150万円にとどまったことが9日、分かった。警察署に出頭して反則金を納めず、後に放置違反金を支払うケースが7割と見込んだ警察庁の予想は当たったが、肝心の放置駐車台数が予想以上に激減。当てが外れた格好の府は、補正予算で収入を減額せざるを得なくなった。

070611  大阪府警察の、確認事務(新しい駐禁取締り)の契約は、単価契約になってる。
 たとえば、曽根崎署天満署大淀署の管轄区域の契約は、
  基本委託単価  金33,915円/ユニット・日
  履行期間  2006年6月1日から2007年6月30日
  予定数量  8520ユニット・日
 という形で、近石康宏・大阪府警本部長と財団法人大阪府交通安全協会との間で結ばれてる。
 基本単価に予定数量を掛けると、2億8895万5800円。約3億円。

 こういう契約が、ほか7つある。
 上記安協との契約は、予定数量が最も多い。
 次に予定数量が多いのは、株式会社日経サービスとの契約(南署東署の管轄区域)で、基本単価と掛け算すると、2億6516万4314円
 予定数量がいちばん少ないのは、伸和サービス株式会社との契約(淀川署東淀川署西淀川署の管轄区域)で、掛け算の結果は、9965万1680円

 大阪は、確認事務のほかに、道路交通法51条の15、1項、

 公安委員会は、第五十一条の四に規定する放置違反金に関する事務(確認事務、納付命令、督促及び滞納処分を除く。)の全部又は一部を会社その他の法人に委託することができる。

 この契約もいくつか締結してる。
 たとえば、「放置違反金関係業務」というのが、大阪府契約局長と株式会社榮光社との間で、1億499万8832円で結ばれてる。
 これの契約期間は、06年4月14日から07年3月31日

 ほかにもいろいろ、ニュー駐禁取締りに関して、支出がある。
 そういうのをひっくるめて、昨年度の放置違反金収入(これは反則金や罰金と違って、ぜんぶダイレクトに都道府県に入る)が28億4150円では、赤字になる、ということなのか。あるいは、赤字ではないけれども、黒字の分を府警予算の増額に充てるとか目論見があったのに外れた、ということなのか。

 とすれば、赤字を取り戻すよう、あるいは目論見にあわせるよう、大阪ではこれから、始まるんだろうね、「仁義なき駐禁戦争」が。

 ちなみに、産経の記事に、
「昨年6月~今年3月だけで標章取り付けは約67万件に増えると予想」
 とある。
 「放置違反金関係様式の作成、配送及び封入封かん業務」の契約書を見ると、標章(確認標章。新しい駐禁ステッカー)を取り付けたあと、違反者が正直に出頭しない場合の、放置違反金の仮納付書と弁明通知書を、54万6000件、郵送する予定(とりあえずの予定)だったことがわかる。
 違反者の出頭は3割程度と見込まれていたわけだから、
   約67万件 × 7割 = 約46.9万件
   約67万件 × 8割 = 約53.6万件
 なるほど~。
 どれくらい取り締まって、どれくらいが出頭するか、しっかり「予想」してたんだねぇ。
 それは、ある意味、頼もしいよね。

※ 「違反者が出頭しない場合」のほかに、たとえば違反者が出頭したあとで反則金を納付せずに争い、検察官により「こぉれは処罰するまでもなかろう」と不起訴にされた場合や、出頭したら警察官が「そんなのでステッカーを貼るとは、ひどいね。キップは切らないよ」と許してくれた場合も──信じられないかもしんないけど──法律上は、車の持ち主が、放置違反金の納付命令を受けることになる。←そこが、新制度の一番スゴイとこだと私は思う。

※ あと、多くが放置違反金へ流れれば、そのぶん駐禁の反則金納付額が減る。他の反則行為の違反に対する取り締まりで、その穴埋めができなければ、やはりマズイだろ、という問題もある。だから、上記支出のぶんだけ放置違反金を稼げばいいってもんじゃないのだ。

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