認定罪名 監禁幇助・殺人幇助・死体損壊幇助・死体遺棄幇助
6月8日(金)
東京地裁・民事3部(定塚誠・古田孝夫・工藤哲朗裁判官)606号法廷で、運転免許効力停止処分取消と、放置違反金納付命令取消(この事件名は珍しい)を傍聴してから…。
少し遅れて、11時30分からの、東京高裁・刑事11部(池田耕平・飯渕進・金子大作裁判官)715号法廷、「監禁・殺人・死体損壊・死体遺棄(認定罪名 監禁幇助・殺人幇助・死体損壊幇助・死体遺棄幇助)」の審理へ。
開廷表に「認定罪名」って、初めて見たんじゃないかな。
これ、被告人の氏名が非常に珍しくて、一審(東京地裁)のとき、ちらっと傍聴したやつだ。
被告人が、弁護人と並んで弁護人席に座ったとして、けっこう報道された。
そんなの、東京簡裁の道路交通法違反では、ときどきあることなんだが。
以下は、「焼糞日記」の05年5月26日より。
◆地裁420号法廷(合田悦三裁判長。合議)で「監禁等」が10時から17時まであり、被告人の氏名が目を引くものだったので、ちょっと覗いてみる。証言台のところで若い女性が弁護人の問いに答えていた。証人か? いや、そしたら被告人がいない。あの女性が被告人なのだ。仲間(直前に人を殺したらしい)とキャンプ場へバーベキューに行ったら仲間が「なかなかしぶとかったねー」「前に人殺したときも焼き肉食ったんだよねー」と言ってたとか、何やら凄惨な話。
そのときはよくわからなかったが、今回わかった、被告人(在宅)は、すらっとスタイルの良い、若い可愛い女性(たぶん20代の前のほう)で、黒のパンツスーツの下に、ピンクと白の模様の何かを着て、大きく開いた胸に、目立つ金色のネックレスだかペンダントだか、そういうのが輝いてた。
この日は、殺されてバラバラにされた被害者の、母親を証人尋問。
母親は一審の公判(判決は06年3月7日)を、黒田健治検察官によれば「熱心に傍聴」、したのだという。
以下、私の雑な傍聴メモから。
ちなみに証人は終始、悔しさに身悶えして、泣きながら絞るように答える、という感じ。
検察 「被告人から謝罪は?」
証人 「一度もありません」
検察 「手紙も?」
証人 「はい」
検察 「一審判決後も同じですか?」
証人 「はい」
検察 「被告人は一審の法廷では謝罪の言葉を言ったのを、どう感じましたか?」
証人 「本当に反省しているとは、思えません。見せかけだけの反省…自分の情状を良くしようとしているとしか…」
検察 「一審の被告人はどのような態度に見えましたか?」
証人 「私がそばに来ても…傍聴に来てる友達と楽しそうに話したり、廊下を走っているのも見ました。弁護士の助手にでもなったように座り、大きな態度をとって…。とても私は悔しい思いでいました」
検察 「悔しい思いとは、具体的にいうと?」
証人 「今は…今に見ていろ…刑務所へ行けば…大きな態度をとったり、友達と楽しそうにおしゃべりすることは、できなくなるんだ! …と」
検察 「それで、一審の判決が(※求刑懲役10年のところ)懲役3年、執行猶予5年と聞いて?」
証人 「3年と聞いて、実刑だと思ったんですよね。そしたら執行猶予がついてるので…本当に信じられなかったです、悔しかったです!」
検察 「控訴(※検察控訴か?)したと聞いたときは?」
証人 「今度こそ! ■■の無念と私の悔しさを、わかっていただきたい! …思いました。当たり前でしょう!? 今度こそ実刑に!」
検察 「最後に、裁判所に言っておきたいことがあれば」
証人 「あれだけのことをした被告人が、執行猶予に、自由に生活していることは、絶対に許せません! どうか、長い実刑判決という…当たり前の判決を言い渡してもらいたいと…」
その間、被告人は、少し顔を伏せたが、そのほかは普通、のように見えた。もちろん、内心はわからないわけだが。
オカ弁護人 「一審判決の中味について、検察から説明を受けたことはありますか? 正犯ではなく幇助だと」
証人 「はい」
オカ弁護人 「それがどのような理由か、説明を受けたことはありますか?」
証人 「ありません」
シタラ弁護人(ピンクの上着の、快活な感じの女性) 「一審をほとんど傍聴して、意見陳述もなさったんですね?」
証人 「はい」
シタラ弁護人 「ご自身の思いを、一審で陳述にして話されたんですね?」
証人 「はい」
8月8日(水)10時から判決と決め、11時46分閉廷。
被告人は、傍聴席から立ち上がる証人のほうを、ちらっと見たが、すぐにあっち向きになって弁護人のほうを見て、もう傍聴席へは顔を向けなかった…。
被害者・遺族の裁判参加が、どんどん進められてる。
被害者・遺族の涙ながらの言葉を目の前で聞いて、己の罪の重さを思い知る被告人もいるんだろう。だが、その一方で、
「この野郎! 勝手なことを抜かしやがって。おかげで量刑が重くなった。仕返ししてやる!」
となる被告人、または被告人の仲間もいるのでは?
いずれそういう2時間ドラマが放映されるんじゃなかろうか。
タイトルは、『 復 讐 の 連 鎖 』…。
「実話をもとにした作品」にならないことを祈るばかりだ。
◆ 裁判員制度はいらない!大運動 ◆
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