厳罰化より事故を渋滞を減らすもの
以下、山陽新聞の記事の一部。
カラフル路面表示で事故防止 岡山・大供交差点
青色矢印や赤い囲み
カラフル表示で事故防ぎます―。岡山県内で人身事故が最も多い大供交差点(岡山市大供)に17日、青や赤色の路面表示がお目見えした。ドライバーへの視覚効果を狙っている。
大供交差点での2006年の人身事故は26件で県内ワースト1位。道路が複雑に入り組む上、南北の車線がカーブしていることから「進行方向を見誤りやすい」との声がドライバーから上がっていた。
路面表示のポイントは、車両を正しい車線に誘導するために、目立つ青色の矢印(長さ145センチ)を進行方向に沿い、南北約30メートルにわたってライン状に配置したこと。さらに、交通事故多発地点を示す赤色の区画線(幅1・5メートル)で交差点内を四角に囲み、注意を呼び掛ける看板を5カ所に設けた。
記事中の写真からは、「赤色の区画線」がよけいなんじゃないか、という気もしないではないし、ペイント工事の費用や業者は…ということもあるが、とにかく、これでたぶん事故はだいぶ減るだろうと想像される。
ここ数年かな、もっとかな、ひたすら運転者自身の注意に頼るんじゃなく、心理的に知覚的に物理的に、運転者の注意を喚起する、運転者が注意せざるを得ないよう導く、ペイント等の工夫が見られるようになった。
「法定外表示等の設置指針について」という通達(警察庁交通局交通規制課長)も発出されている。
右の写真は、東京都内、吉祥寺に近い住宅街だ。
一時停止の標識だけ立てて、たまーに待伏せ取締りをやるより、また厳罰化だけ叫ぶより、百万倍も事故防止に役立つだろう。
日々の生活に疲れた人々には、そんな地道なことより、「責任を取らせろ! ぶっ殺せ!」と叫んでるほうがスカッとする、そういう面もあるのかもしれないけど…。
以下は、やはり山陽新聞の記事の一部。
無料開放後、交通量急増の岡南大橋
矢印信号新設など奏功 渋滞緩和 ピーク時の8分の1
信号制御の調整などで朝夕の渋滞が大幅に緩和した岡南大橋周辺=岡山市海岸通
昨年4月の無料開放後に交通量が増加し、朝夕を中心に常態化していた岡南大橋(岡山市海岸通―江並)付近の渋滞が、ピーク時の約八分の一に大幅に緩和された。信号制御の調整や矢印信号の新設などが奏功したとみられる。県警交通部は、水玉ブリッジライン(倉敷市水島川崎通―玉島勇崎)など県内の他の「渋滞の名所」でも順次、見直しを進める考えだ。
簡単に劇的に渋滞を減らす手があるわけだ。
なのに、なぜ渋滞を「常態化」させていたのか…。
ペイント等の工夫も、なぜもっと早く広くやらないのか…。
右の写真は、やはり吉祥寺に近い、井の頭公園の裏手の抜け道だ。
車の運転席からはどう見えるのかしら、という気もするが、少なくとも、路側帯の白線があるだけの黒っぽいアスファルトがずっと続くより、通過速度の低下、事故の減少は期待できるだろう。
ここの管轄は、三鷹警察署かな。
改良前、改良後の、事故発生件数とか聞きに行こうかな。
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