自動車運転過失致死の初公判を傍聴できず!
さぁ、また忙しくなってきたので、手短にご報告しよう。
トさんから聞いてた「優良運転者区分免許証交付」請求事件の第1回弁論を、あと10分早く出れば傍聴できたのに、なぜか午後と思い込んで傍聴できず…。
まずは10時50分から、東京地裁・刑事12部・423号法廷で、8月20日に第1回を傍聴した無免許の判決。
まったく相場通り、懲役5月、執行猶予3年。ただ、訴訟費用(国選弁護人の費用)を不負担としたのが、ちょっと意外だった。
そういえば、法テラスができてから、国選の費用の基準はどうなったんだっけ。それを明確に知っとかないと、意外もナニもないかもしれない。
ちなみにこの国選は、柔らかなざんばら髪(ちょい茶色)で、鼻が高く、激ヤセ風の若めの女性。交通関係の公判でよく見かける。
続いて11時から、刑事3部(平出喜一裁判官)523号法廷で、名誉毀損・不正アクセス行為の禁止等に関する法律違反の審理。
被告人(拘置所)は、メガネの若めの男で、長めの黒髪がオバサンパーマをあてたよう。
検察官から、追加された形になるという、訴因変更請求。
チャットに卑猥な書き込みをするのが、前からの趣味で、06年11月から07年2月にかけて、恋をしていた勤務先の同僚女性の名前やアドレスを使って、卑猥な書き込み等をし、名誉を毀損、そのアドレスへ送られてくるメールを見ようと、勤務先(すでに被告人は退職)のサーバーコンピュータに不正にアクセスした、のだそうだ。
平出さんは、なぜ(それがマズイことと)わかんなくなっちゃうのか、去年の夏頃からなぜエスカレートしたのか、こりゃマズイって考えればわかるじゃん、としきりに追及してた。
被告人は、前から女性を装って書き込みしており、人がたくさん集まってくると快感である旨述べていた。
「なぜ?」の答は、ネットの匿名性とは人を狂わせて悪魔の部分を引き出すものであるとか、または、人が集まることで何かゲインがあるとか、そんなところではないのだろうか。
求刑は懲役2年。次回判決。
急いで地下の蕎麦食堂で、かけそば大盛り280円。ネギのせ放題。
今週の簡裁と、来週水曜以降の地裁の開廷表をチェックし、さて、13時30分から、地裁・刑事2部・533号法廷で、今日のメインの道路交通法違反・自動車運転過失致死、だ。今日はこのために裁判所へ出張ってきたといっていい。
今年6月12日から、交通人身事故が、業務上過失致死傷罪ではなく、新設の自動車運転過失致死傷罪で扱われることになった。
罰金は同じ「100万円以下」。懲役又は禁錮のほうは「5年以下」から「7年以下」へ引上げられた。
私が毎週、開廷表をチェックしてきた限りでは、東京地裁での自動車運転過失致死傷罪の公判は、初めてのはず。絶対に傍聴しなければ!
ただ、ちょっと時間があく。
13時10分~13時20分、地裁・刑事11部・406号法廷で、強制わいせつ・傷害の判決がある。それを見てから533号法廷へ行こうか。
12時50分頃には406号法廷の前へ行き、ぶらぶらしてたら、あらま、向かいの403号法廷(同じく刑事11部)で、13時10分~13時30分、強制わいせつの判決が入ってるではないか。
しかもっ、事件番号は「平成18年」だ。去年からやってて、言渡しに20分とは、否認に違いない。そしたら、こっちを傍聴せねば、ねぇ。
13時00分頃、403号法廷に入る。
ところが、被告人が来ない! 私はイライラ。13時16分になって、やっと来た。30分からと思ってたそうな。
懲役2年、未決120日算入、執行猶予3年、訴訟費用負担。
クラブのホステスらしい女性を、マンションかホテルかのベッドに押し倒し、唇に接吻し、もって強いてわいせつな行為をした、んだそうだ。
被告人(在宅)は、「恐喝に来たヤクザと被害女性が仕組んだ罠だ」と主張していたんだそうだ。楡井英夫裁判官は、
「ホステスと客の関係でしかない被害女性が、被告人を無実の罪に落とすためにあえて虚偽の供述をしているとは考えがたい」
などと一蹴した。それを聞いて、ほんとに仕組まれたのかも、と思ってしまったよ、真実は知らないけどさ。
しっかし、被告人はなぜ否認し続けたのか。気になるのだが、もう時間がない。
判決理由の朗読を途中に、13時22分頃、私は法廷を出た。
ちょっと法廷を間違え、13時24分、533号法廷へ。5階の南側は、番号通りに法廷が並んでなくて、混乱しやすいのだ。
すると、なんと!! とっくに、ぎっしり満席だった!! 被害者の遺族が、少なくとも5人はいたのだろうか。ほか、若い学生風が目立った。かーっ!! なんてことだ!!
未練たっぷり見回してると、検察官にいちばん近い席の中年男性が、証言か陳述の手続きをするためか、席をたった。
私はささっとそこに座った。ダメ元で。0.1%でも可能性があれば、食いつかねば。
だが、やっぱダメだった。男性が戻ってきた。そこは指定された席だと、私は職員により追い出された。
先週から注目してた自動車運転過失致死を、傍聴できないのか。くっそーっ!
あれが学生さんたちかどうか、定かじゃないが、この際、八つ当たりでもいいから、言っておきたい。
学生諸君、あんたら、5人とか10人とかまとまって傍聴する(席を埋める)のは、ヤメろよ!
「えーっ、こんなのべつに傍聴したいわけじゃないけど、仲間とはぐれると不安だし、ほかにどれ傍聴していいかわかんないし、とりあえずいっしょに居よっと」
つーのが何人か混じってるんだろ? カンベンしてよ、そういうの。
ちなみにこれは、私だけの声じゃない。傍聴マニアはみんなそう言ってるよ。
あと、刑事2部! 新しい法律が施行されて初めての(?)公判を、傍聴席20席の小さい法廷でやるなよっ!
言いたい放題言わせてもらって、あー、ちょっとスッキリした、かな(笑)。
でもねぇ、あの学生さんたち(かどうかわかんないけど)、罪名に注目して傍聴に来たのなら、偉いじゃないか。
13時30分から、地裁・刑事2部・528号法廷で、業務上過失傷害を傍聴。
事故発生は今年3月26日。6月12日以降なら、自動車運転過失傷害になったわけだ。
528号は52席。こっちには、生徒さんの団体がいて、半分ほどを占めていたが、残り半分はガラガラだった。
右折する際、10キロくらいの速度で進行し、出口横断歩道を青信号で横断中の女性(69歳)をハネ、鎖骨骨折、脳挫傷、頭蓋骨骨折、外傷性くも膜下出血で加療3カ月の傷害を負わせたのだという。
被告人(34歳。在宅)は、だれだれの真っ赤なTシャツだった。よりによって、真っ赤、とは…。
「あなたは、スーツとか背広とか持ってないのか」
と検察官が被告人質問で突っ込んでた。
「自分のものがひとつもなく、父とはサイズが合わず…」
と答える被告人のポケットで、携帯電話の着信音がふんじゃかふんじゃか鳴った。
求刑は禁錮10月。弁護人が「執行猶予付きの判決を賜るよう…」と弁論している途中にも、ふんじゃかふんじゃか鳴った。
この弁護人、本記事冒頭の無免許に出てくる女性弁護士だった。どうも、国選を積極的に取ってるような…。
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