浅見牧夫裁判官が八丈島簡裁に
9月6日(木)
こんな台風に/行くかお前は/傍聴へ
と嘆きつつ行き、道路交通法違反幇助・公務執行妨害・道路交通法違反の新件を傍聴したのち、5月31に第1回、7月19日に第2回だった…、
【場 所】 首都高・湾岸線・東行き・羽田空港3-3
【日 時】 2006年8月20日 午後9時16分頃
【装 置】 東京航空計器 オービスⅢLk (ループコイル式で電子式)
【測定値】 131㎞/h 制限速度80㎞/hを51㎞/h超過
【被告人】 40代 会社役員
【弁護人】 国選
【認 否】 「制限100キロと思い込み、オートクルーズを100キロにセットして走っていた。131キロは出していない。機械のほうの計測ミスだろう」
の第3回公判。
東京簡裁・刑事1室2係(後藤征弘裁判官・町井裕明検察官)826号法廷。
15:00~17:00をとってあったので、何をやるのかと思ったが、町井検察官が少し追加の書証(本件当時、落雷はなかったという気象庁への照会と、すでに出しているのと別の日の定期点検成績書)を出し、被告人質問をして終わった。
弁護人(若めの女性)による質問は、当時の速度についてのみ、簡潔に要点を押さえたもので、5分ほどで終わった。
町井さんの質問は、
「オートクルーズはアクセルを踏めば加速するか」
「なぜ制限100キロと思い込んでいたのか」
「当時の天候を具体的に覚えているか」
についてのみ、3分ほどで終わった。
後藤裁判官の質問も、5分足らずで終わった。
制限速度(80キロ)の標識がいくつもあるのに、なぜ100キロと思い込んでしまうのか。
人間の目はあちこち見ていても、意識には必要な情報しか入ってこない。
運転中に最も必要な情報は、他の車の動き、位置関係だ。
すでに100キロと思い込んでいる以上、いくつもある標識のいくつかが目に入ったとしても、意識までは入ってこない、それは十二分に考えられる…とはしかし、有罪判決を書くときには考えもしないんだろうなぁ、と思った。
15時25分閉廷。次回は論告・弁論。
15時30分から地裁のほうで、女性らしき片仮名氏名の道路交通法違反の新件があったが、仕事場にあれこれ溜まってるので、帰ることに…。
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◆ 裁判員制度はいらない!大運動 ◆
今回の台風は、東京島嶼部(とうしょぶ)から東京本土へ上がってきたわけだが、その島嶼部の、八丈島の簡裁に、あの浅見牧夫裁判官がいるんだよねぇ!
本件と同じ羽田空港3-3のオービスⅢLkの事件について、東京簡裁で、オービスはじつはループが測定した速度と中央装置に送られて写真に焼きつけられた速度との照合をしていないという、最も重要な点に気づき、そのことを判決(有罪判決)で言及した(すごいっ!)浅見さんは、その後間もなく移動し、数カ月で武蔵野簡裁からいなくなったと思ったら、八丈島簡裁にいたのだ。
まぁね、私だって、八丈島で十分に生活費を稼げるなら(かつ頻繁な裁判傍聴をヤメるなら)、2年くらい八丈島で暮らしたいと思う。
浅見さんは、なぜ八丈島簡裁へ行ったのか。
1~2週間遊びに行き、聞いてみたい。
いや~、でもな~、霞が関の裁判所から1週間も離れるなんて、考えられないし。
あぁ、いつまで続くのか、こんな日々…。
八丈島は、海も夕陽もきれいなんだろうなぁ。アシタバは自生してるのかなぁ…。
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