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2007年9月 4日 (火)

名古屋の裁判所で傍聴三昧

9月3日(月)

 男性席と女性席に分れており、空席は残り5つ…と電話予約のとき聞いた。
 げぇ~っ、あの狭い2人掛けに、見知らぬ男と2人、半身を密着させて6時間かよ~っ!
 名古屋への深夜バスの話である。

 ところが、載ってみたらガラガラ。
 空いた席にご自由にどうぞ、ということで、1人掛けで行けた。
 予約しながら、連絡なしに現れない客が多いらしい。

 窓のカーテンは最初から固く閉じられており、東京側の停留所を全部すぎると消灯され、「闇の底に沈む」という言葉が思い浮かぶ。
 約3時間+約1時間、ぐっすり眠り、午前6時前に名古屋駅着。
 今回の旅の目的、11時からの名古屋高裁でのオービス控訴審判決まで、だいぶある。さぁどうする。
 ぶらぶら歩き、柳橋)なんとかいう鮮魚市場の一角の、珈琲ショップでモーニングサービス、400円。ここの珈琲は旨かった。パンもふっくらして旨かった。
 店内のテレビの天気予報で、今日は30度を超え蒸し暑くなると聞き、トイレで半そでシャツに着替える。日曜は涼しかったんだけど、念のため半そでを持ってきてよかった~。

 裁判所まで歩いて20~30分だというので、だいたいの道順を聞き、ぶらぶら歩く。
 途中、別の店でまたモーニングサービス、350円。名古屋はモーニングが名物だというので。
 こっちは珈琲もパンもよくなかったが、野菜サラダとポテサラがついてお得感ばっちり。

 裁判所へは、9時前に着いた。
 ご当地にも傍聴マニアがいるとみえ、開廷表を丹念に見るオジサンが数名いたよ。

 と、どうでもいい話を長々書いた。今回の旅はお仕事なので、肝心の話はお仕事の原稿で詳しく書くとして、以下簡単に。

 要するに、私はこの日、9時45分から15時30分頃まで、名古屋の高裁、地裁、簡裁で、傍聴三昧してきたわけ。
 ワタシ的に話題の「窃盗未遂」の判決も2件傍聴した。偶然、オービス否認事件(知多半島のやつ)の審理も傍聴した。
 「狂犬病予防法違反・過失傷害」という、たぶん相当レアなはずの事件も傍聴した。なんともはや、信じられない事件だった。何が信じられないかって、「こんなのがなぜ公判になったの!?」という感じ。そう聞いて読者諸氏が想像することを、たぶんはるかに超えている。あり得ない公判だったよ。
 これ、「名古屋地方裁判所やじうま傍聴記」の絶坊主さんは傍聴したのかな? 私ゃ夢中になって、傍聴席まで気を配る余裕がなかったよ。
 もし傍聴してないなら、名古屋簡裁1係、安田弘光裁判官が担当の、平成19年(ろ)第24号ですよ。

 肝心のオービス事件(中央道、中津川)の控訴審判決は、開廷表では11時00分~11時10分だった。あらら、10分かいな。
 こりゃもう、メーカーのカタログを読んで、「だからオービスは無謬」で終わりだな。そう思った。
 ところが、なんと!! 言い渡しは11時25分までかかった!!
 そう聞けば、「逆転無罪だったのか!?」と思うでしょ。
 違うんだよね~。弁護人(國田武二郎・佐橋祐策・岩野壽雄弁護士)が、非常に良い弁論をしたので、1つひとつ無理ムリ退けるのに時間がかかったんだよね~。詳細は、別の機会に詳報しよう。
 この判決公判へは、前に名古屋へ来たときお会いした方と、メールを交わしたことがある方(どちらもワタシ的には有名な方)が、傍聴に来てくれた。ありがとございますぅ。

 ほか、図々しいオヤジならではの、見知らぬ方との楽しい勾留もとえ交流もあった。
 あ、そうそう、名古屋高裁・第2刑事部の裁判官は、田中亮一・松岡幹生・水上周・大寄淳さん。
 とくに松岡さんは、大河原宗平さんにそっくり。水上さんも見覚えがある。大寄さんも、お名前に見覚えがある…。
 帰宅後、傍聴データを見たら、松岡さんは東京地裁の刑事13部、水上さんは7部、大寄さんは8部にいたんだね~。3人とも名古屋高裁へ同時期に移動って、へぇ~、そうなんだ~。

 そんで、驚くのは、田中亮一さん。あの人、北陵クリニック事件の、控訴審の裁判長だったんだね~! なるほどぉ~、って感じ。
 北陵クリニック事件の、一審の裁判長は、ああいう道へ進み、二審の裁判長は、名古屋高裁でコレですか。うわぁ…。人生の明暗というかなんというか、あまりにくっきり分れすぎ! そんなことってあるんやね~。ってこの話も詳しくは別の機会に。ごめんね。でもヒント、「北陵 秋田 オービス」で当ブログのブログ内検索をやると、わかるよ。

 名古屋駅へ歩く途中、なんとかいうアーケードの商店街に、歯の木目が良くて鼻緒がおしゃれな下駄(3255円)を見つけ、お~、こういうのは東京じゃなかなか手に入んないぞと、つい買ってしまう。桐は四国で、鼻緒は名古屋、鼻緒のすげは「うちの店」だそうだ。
 名古屋は良いな~。

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