フォト
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 浅見牧夫裁判官が八丈島簡裁に | トップページ | トヨタクラウン追尾式用メータの取説 »

2007年9月 8日 (土)

車両の使用制限命令 本邦初の新聞記事か?

 驚きの記事があった。

駐車違反繰り返した車 県内初の運転禁止命令
 同じ車が繰り返し駐車違反に使われたとして、鳥取県公安委員会は五日、鳥取市内の女性(29)に対し、所有する軽乗用車について二十日間の運転禁止を命じた。改正道交法で新たに設けられた制度で、県内での適用は初。
 昨年六月に施行された改正道交法では、実際に違法駐車した違反者が分からない場合に、車の使用者(所有者)に放置違反金を請求する。その上、納付命令を出す場合、違反があった日より前の六カ月間に同じ車について三回の放置違反金納付命令が出されていると、該当車の使用制限が命じられる。
 女性の軽乗用車には運転禁止標章が張り付けられ、期間中は誰も該当車を運転できない。一方、女性は別の車なら運転できる。

 と9月6日付け日本海新聞。
 「運転禁止命令」ではなく、
「(道路交通法第75条の2第2項の規定による)車両の使用制限命令」
 といった細々したことを除き、かつ、私の知識が正しいという、神を畏れぬ前提に立てば、この記事は法的に正しい!
 ややこしい制度が、正しく簡潔にまとめられてる。
 こういう簡潔でわかりやすい説明(報道)は、本邦初では?
 驚きだ。
 新聞・テレビの報道というのは、法的には正しくなくても(間違ってても)、お茶の間の爺ちゃん、婆ちゃんや小中学生が疑問を持たずに読み(聴き)流せるように配慮する面がけっこうある、と私は思っていたので、驚きなのだ。

 しかし…そうすると、日本海新聞のこの記事は、一般運転者諸氏には、かえってわかりにくいのだろうか。
 そんなことないよね?
 うーん、どうなんだろ、交通違反にずっぽり嵌り込んでる私には、判断がつきかねて…。

 ま、それはそれとして…。
 この使用制限命令について、05年3月25日に警察庁交通指導課長が発出した通達「警察庁丁指発第59号」には、「処分の加重、軽減又は免除」という項がある。
 要するに、使用制限命令を受けた前歴も免除歴もなく、「違反があった日より前の六カ月間に同じ車について」(上掲記事中の表現)出されていた放置違反金納付命令の回数が、3回ぴったりで、かつその放置違反金の納付を怠ってない、などの条件を満たせば、使用制限命令は「免除」できることになってる。
 「鳥取市内の女性(29)」は、放置違反金の納付を怠ってたとか、あったんだろうか…。

 あと、同じ通達で、処分執行の際には、
「運転禁止標章のはり付け状況及び対象車両の走行距離計の走行距離数を写真撮影等により記録し、処分期間中及び処分期間終了時に、必要に応じて、運転禁止標章のはり付け状況及び走行距離数に変化がないかどうかの確認ができるようにすること」
 とされてる。
 こうした「確認」などから、使用制限命令に違反したことが発覚すると、3月以下の懲役又は5万円以下の罰金、の対象とされる可能性がある。

 「処分期間終了前に運転禁止標章が破損等され、また、取り除かれた場合」は、2万以下の罰金又は科料だ。

 これらについて、「積極的に捜査し、検挙の措置を講ずること」と、わざわざ書かれているところからすると、現場ではあんまり積極的にやらない類のことなのかもしれない。かも、だよ。

 本来の警察(それは刑事警察だと私は思う)から離れて、利権などのために警察庁のほうはややこしい制度をつくり、それを成り立たせるために現場へあれこれ指示するけれども、それは現場のやり方にそぐわず、あるいは「ンなこと、いちいちやってられるか」であり、現場は現場の考えで適宜やる(必ずしも警察庁に従わない)、ということがあるように思う。

Banner_02_2人気blogランキング← 9月8日11時20分現在、440で25位~♪

改訂新版 なんでこれが交通違反なの!?―警察では教えない126の基礎知識 Book 改訂新版 なんでこれが交通違反なの!?―警察では教えない126の基礎知識

著者:今井 亮一
販売元:草思社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

裁判員制度はいらない!大運動 

« 浅見牧夫裁判官が八丈島簡裁に | トップページ | トヨタクラウン追尾式用メータの取説 »

駐車違反/民間委託後」カテゴリの記事