駐禁取締り民間委託 宮城の契約
宮城県警は、というか宮城県は、素晴らしい。
聞いたところによると、1回情報開示請求があって、審査の結果、全部開示できるとわかったら、その文書はもう、開示請求・開示決定の手続きを経ずに、コピー代1枚10円取るだけで、提供するんだそうだ。
他の自治体も、同じやり方のところ、同じではないが近いやり方のところ、あるのかも(私がはっきりそう認識してないだけかも)しれないが、とりあえず宮城県は素晴らしい。こういうことを決めた当時の知事が偉かったんだろうか。
画像は、その宮城県の、確認事務(新しい駐禁取締り)の、「総合評価落札方式一般競争入札調書」と、「委託契約書の一部」、を重ねたもの。
先日オービス事件を傍聴に仙台へ行ったとき、もらってきたのだ。
直でもらうと、郵送費もかからないし、ホントいいね。
入札は、「キョウワセキュリオン(株)仙台営業所」よりも、「入札金額」は高いけれども「評価点」が高く、「順位」1位の、「日本道路興運(株)」が落札してる。
この会社は、「道路の環境整備(高速道路・一般道路の清掃、維持メンテナンスおよび料金収受業務など)を事業の柱としてスタート」し、あの「日本ハイウェイサービス株式会社」が「関連会社」なんだねぇ。
「(株)コアズ」は、用件を満たさなかったか、どうしたのか、失格となってる。
この契約、2007年4月1日から2009年3月31日までの2年間だ。
こうやって契約期間を長くすると、特定の業者が定着しやすくなり、安定した市場(利権)になっていくんだろうと想像される。
宮城県の場合は1契約だけだが、契約数の多いところは、金額が巨大な契約は大手が独占し、金額が小さい契約にはいろんな小規模業者が群がる…というふうになっていくのかな。
2006年度については、『週刊朝日』に一部ご協力いただいたこともあり、全国の入札結果と契約書が手元にある。いひひ。
宮城県は、やはり「日本道路興運(株)」が、「評価合計点 49.54」で落札してる。
契約金額は、2006年6月1日から2007年3月31日までで、3549万円。
単純に月割りすると、1月約355万円。
2007・2008年度の契約金額を月割りすると、約418万円。2割近く増えてる。
2006年度も2007・2008年度も、管轄区域は同じ。活動ユニット数も同じ。
違うのは、2006年度は、
「あらかじめ十分な数の駐車監視員を職員として確保しておかなければならない」
とあるのが、2007・2008年度は、
「12人以上で、かつ、十分な数の駐車監視員を職員として確保しておかなければならない」
と、「12人以上」という具体的な数字が入ってるとこかな。
増えたぶんは全部ここに吸い込まれた…とは考えにくいような。
制度がスタートした頃、言われていたように、初年度は激安で落札して実績をつくり、翌年度から儲けを出そう、ということなんだろうか…。
今日は、10時から自動車運転過失致死の新件、11時30分から暴行(否認)の判決、13時30分からジャーナリスト・津田哲也さんとサンラ・ワールドの民事訴訟などあったんだが、すっぱりあきらめ、原稿に集中することに。
と言いつつ、天気が良いので、有酸素散歩へ出ようか、いや、土曜に25mプールを28.5往復してきたから、まぁいいか、いやいやそんなことではイカン、運動は本当は毎日やらなきゃ…とぐずぐず悩むなよ(笑)。
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